沼津市議会の一般質問・議案/市の計画 沼津市政アーカイブ

沼津市議会の議事録を市民向けに構造化。
一般質問=議員が問うたこと/議案・議決=議会が決めたこと/市の計画=市が目指していることを、横断して見られます(第1回〜第12回定例会・2023.6–2026.2)。

井原三千雄 議員

議員井原三千雄

志政会2期西熊堂地区

所属委員会: 総務経済委員会・特別会計企業会計予算決算委員会

登壇 6回 ・ 論点 10件 ・ 質問細目 42件

選挙公報の公約を見る再興!そして、輝け沼津!! / いつもキラッと輝いていたい!!私たちのまち ぬまづ

掲載名: 井原みちお

政策力で市行政を動かす

  • 政策が実現される過程と押さえ所を熟知。
  • 副市長として4年間行政・議会の意思決定の中枢を経験。

行動力で地域の声を伝える

  • 誰にも負けない金岡への思い入れとフットワークの良さ。
  • 頼重市政に金岡地区の声を伝える架け橋として活動。

実行力として確実に貢献

  • 行政での長い経験で行政組織と機能に精通。
  • 建設、都市計画、産業、危機管理と幅広い業務に従事した経験。

元副市長。行政と議会で48年間まちづくりに従事と記載。

※ この内容は2023年4月23日執行 沼津市議会議員選挙の選挙公報(沼津市選挙管理委員会発行・画像PDF)をAIが文字起こししたものです。情報提供を目的とした掲載で、候補者間の比較・評価のためではありません。誤読や省略の可能性があるため、正確な内容は沼津市選挙管理委員会の選挙公報(2ページ目・公式サイトのPDF。新しいタブで開きます)↗でご確認ください。

質問一覧(10件)

第1回2023-06-19

質問の全文を読む全2発言

発言 1 / 2

通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。

都市計画法は、都市の健全な発展と秩序ある整備を図るため、都市施設の整備、市街地の開発などに関するルールを定めたもので、日本の都市は、この法律に基づき都市計画マスタープランを定めて土地利用がなされています。現行の都市計画法は昭和43年に成立していますが、この都市計画法の母体となった法律は、大正8年に成立した法案とのことです。大正12年の市制施行以来、当分の間、沼津市の土地利用・都市計画は、この法案の下で進められたものと思いますが、先人の皆様の御努力で県東部における拠点都市沼津、商都沼津の陣容や町並みが営々と形づくられてきました。このまちづくり100年の過程や手法は、自然発生的に出来た集落に、市が道路や河川などの都市施設だけを整備したものや、戦災復興・区画整理・宅地造成などの面的整備で都市計画の手法が駆使されてきたものなど様々な形があります。こうした中、都心部では新沼津市としてスタートして以来様々な試みが重ねられ、県東部の拠点都市としての核となるまちづくりが進められてきましたが、いよいよ鉄道高架を中心とした沼津駅周辺総合整備事業が本格的に動き出しました。一方、半世紀ほど前に、いわゆるニュータウンとして誕生した金岡地区北部を中心とした、住環境を最も重視した用途地域となっている第一種低層住居専用地域では、緑濃い閑静な住宅地として50年の歴史を築いてきましたが、施設の老朽化と住む人の高齢化が新たな課題となりつつあります。そこで、さらなるまちづくりの進展に向けて、新たなスタートに際し、2つの地域の土地利用の用途を定める用途地域の見直しや都市施設の改善について今後どうしていこうとしているのか、順次質問をさせていただきます。

初めに、私は、今後の沼津市の土地利用は、高齢化と人口減少を基本に据えていかなければならないと考えております。もちろん、住宅系だけの見直しで済むものではありません。道路や河川などのインフラ整備、産業振興、にぎわい拠点の整備などを踏まえ、総合的かつ全体的な発展を目指していくべきと思いますが、沼津市の土地利用の現状と今後の在り方についての認識・お考えをお聞きします。

次に、都心部、特に駅周辺における用途地域の見直しについてお伺いします。

100周年を祝う記念事業が、祝祭イベントを中心にめじろ押しに計画されていますが、この沼津市制100周年を期するように、長年の懸案だった鉄道高架事業がいよいよ動き出し、再開発など民間の動きも活発化していきます。この事業は、まさに100周年を記念する歴史に残る一大事業、一大イベントとして捉えるべきものと思います。にぎわいと活力にあふれる活動空間の整備や、質が高く暮らしやすい空間の確保などが今後求められてまいります。沼津駅周辺総合整備事業と併せて取り組むべき施策の方向を示すまちづくり戦略も策定されていますが、車両基地跡地周辺などの土地利用も含め、中心市街地全体の用途地域の見直しなどが必要であると思いますが、お考えをお聞きします。

次に、第5次沼津市総合計画では、基本構想の目指す都市の形で、本市の都市拠点である沼津駅周辺とそれぞれの拠点とを公共交通や道路のネットワークで結び、相互に連携・補完しながら、全体で都市を維持していくコンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりを進めることを規定しています。中心市街地ばかりでなく、沼津市全体の一体的な発展を目指したまちづくりの考え方でもありますが、やはりこれから考えていかなければならないのは、都市施設はもちろんですが、拠点を結ぶネットワークであります。中でも、ますます深刻化する高齢化や環境保全などの課題に対して公共交通の見直しは大きな意義を持つものであり、とりわけバス路線の再編など公共交通機関であるバス交通の活性化は極めて重要です。沼津市のバス事業者は3社ということで、鉄道高架事業の進捗に合わせて十分な検討や検証がなされるべきであると思われますが、お考えをお聞きします。

さて、今までは中心市街について質問をさせていただきました。次は、周辺部、約50年ほど前にまちづくりが始まったいわゆる沼津のニュータウンと呼ばれる地域の用途地域の見直しと都市施設について質問をさせていただきます。

初めに、規模は全く違いますが、沼津市と同じ頃に整備が始まり、近年、同じような課題が浮かび上がっている全国他地域の事例について、これからの沼津市全体のまちづくりの参考になると思いますので、紹介をさせていただきます。昭和30年代から40年代にかけて、東京や大阪など大都市の急激で深刻な住宅不足を解消することを目的に大規模団地が造成されました。当時は人気が高く、入居することさえままならず、抽選会などの様子もテレビをはじめ、マスコミで大きな話題となって紹介されました。こうしたニュータウンとして整備された大多数の大規模団地が、近年、ニュータウンではなくオールドタウンと呼ばれ、社会問題化しています。それは、入居開始後50年以上が経過し、住宅などの建物の老朽化と、そこに住み、生活する住民の高齢化がほぼ同時に一斉に進み、その結果全体が老朽化し、人口減少問題と相まって多くの課題が取り上げられ、様々な取組が検討されています。このうち複数の団地が集まっている中で日本一と言われる多摩ニュータウンでは、整備が長期にわたったこと、また途中、量から質へのコンセプトの変更など他の団地とは違った道を歩むとともに、再生に向けた新たな取組が始まっていると聞いております。多摩ニュータウンでは、計画の当初は他のニュータウンと同じく、東京の急激な人口の受皿として整備が始まりました。しかし、オイルショック以降は、東京への人口流入が落ち着き、整備のコンセプトが量から質へと変わり、画一的な団地だけではなく、タウンハウスや戸建て住宅など多様な住宅が建設されるようになりました。また、基本方針として、自然環境と調和した良好な居住環境を備えた住環境の充実と、教育・文化・業務・商業の機能を備えた活力ある新市街地の形成を図るものとしています。また景観も重視され、日本有数の公園都市としても名もはせるようになっています。計画区域は東西約15キロメートル、南北約5キロメートルで4市にまたがり、開発期間は、昭和41年から平成18年の約40年間に及んでおります。この間、18次に及ぶ都市計画の変更を重ね、様々な手法を駆使し、段階的に整備が進められ、現在では人口は、令和3年、2021年の住民基本台帳人口で22万4000人に達しているとのことです。しかしながら、早い時期に整備された地域では、建物の経年劣化による団地の老朽化が進み、住戸面積が狭いことから必然的に高齢者が集まってくるということです。また、定住性を重視して建てられた戸建て住宅などでは、老夫婦や独居老人が住み続け、大き過ぎる住宅規模を持て余しているというケースも見られるようです。急激な高齢化が顕著となっている地域もあり、全体的には高齢化率は25.7%ということであります。多摩ニュータウンの人口は間もなく2025年頃にピークを迎え、2050年には高齢化率は35%に達すると推計されています。建築物も同時期に集中して建てられたため一気に経年劣化し、民間レベルでは分譲マンションの建て替え、行政では都営住宅の建て替え、住み替え支援といった取組が進められ、東京都は世代交代の偏りの解消、子育て世代の生活利便性の向上、高齢者の移動円滑化、職住近接への転換などを課題として掲げ、再生に取り組んでいるとのことです。また、横浜市では東京のベッドタウンとして整備が進められてきたためだと思いますが、市街化区域の約4割が第一種低層住居専用地域であるなど、土地利用で近年様々な政策課題が発生してきているとのことです。都心部での国際文化都市横浜としての魅力をさらに高めていくためのまちづくりと合わせて、郊外での建物の老朽化、居住者の高齢化、生活を支えるサービスや移動手段などの課題に対応して、全市的な用途地域の見直しに着手し、今年の6月30日から市の素案を公開、市内16会場で説明会を開催し、公聴会などの法定手続を経て、令和6年度前半に都市計画変更の告示を行う予定と聞いております。事例紹介が長くなりましたが、規模では多摩ニュータウンに及ぶべくもありませんが、同じ頃、沼津市では現在の駿河台地区をはじめ金岡地区北部地域において、昭和40年頃から増加を続ける人口の受皿として、幾つかの郊外型のニュータウンが造成されています。最初の西熊堂地区、現在の駿河台自治会一帯は、沼津市では2番目の組合施行による区画整理だったと記憶しておりますが、金岡地区北部のニュータウンは、用途地域が住環境を重視した第一種低層住居専用地域となっていること。金岡地区は、江戸時代から根方街道沿いに愛鷹山麓の尾根筋に南北に長い集落が形成され、集落ごとに区画整理などの事業が行われたこと。旧集落と新たに造成されたニュータウンの境ぐらいに、昭和39年、東海道新幹線が開通していたことなどから、先ほど紹介した事例と同じく、ニュータウンでは老朽化と高齢化が根本的な原因となっていますが、50年ほどを経た今、都市施設と相まって様々な課題が顕在化してきています。そこで、金岡北部地域の土地利用と都市施設の中でも交通施設について、先ほどの多摩地域と横浜の2つの事例を踏まえ、幾つかの質問をさせていただきます。

まず1点目は、用途地域の問題です。

当時、第一種低層住居専用地域として用途地域を定め、13種類の用途地域の中で最も厳しい規制により、住環境を重視した環境整備が行われてきました。当初は、隣地や畑などが近くにあり、まずは農家の次男、三男の居住が始まり、駅北の東芝機械・明電舎・リコーなどに勤務する若い社員の皆様が移り住み、マイカーを持ち、非常に快適な住環境でしたが、50年以上を経た今、道路や水路などのインフラや住宅、建物の老朽化とともに、商店や診療所、飲食店などの生活支援施設が地域外に少ない。歩行圏内に日用品店舗がない。住まいの身近なエリアで働く場所がない。高齢者が家に籠ってしまうなどの声を聞くようになりました。成熟社会を迎えた今、居住者の高齢化をはじめ、交通手段も不足する中、生活上の支障や今後の空き家・空き地の増加が懸念されています。

そこで1点目の質問ですが、高齢化によるこれからの動向に対応し、持続可能な地域づくりを目指し、地域の活力を生み出していくためにも、用途地域を見直していく必要があると思いますが、いかがでしょうか。お考えをお聞きします。

次はバスの問題です。

マイカーがあれば、この金岡北部地域は買物等生活には非常に便利な地域だと思いますが、高齢などにより免許証やマイカーを持たない人には、バスが重要な交通手段となります。幸い駿河台地区は定期バスの路線がありますが、このバスの現在の運行状況と利用状況についての認識をお聞かせください。また、住民の皆さんからは減便への心配の声を聞きますが、現況を教えてください。また逆に、増便やデマンドバスなどの運行などについて要望があると聞きます。公共交通の常でありますが、需要と供給のバランスという問題もあります。この地域だけの問題にとどまらず、高齢者の独居世帯、老夫婦だけの世帯は、高齢化の進行とともに、ますます増加すると思われます。新たな地域公共交通について、お考えをお聞かせください。

次は、ボトルネックの問題です。

旧大字の西熊堂・東熊堂・東沢田・西沢田などにおいて、道路幅や線形など道路構造の違いから、既存集落とニュータウンの道路の境でボトルネックとなっており、現在でも朝夕の通勤時は、相当な混雑、渋滞が発生しています。令和8年には、沼津南一色線が片側2車線で暫定供用されると聞いております。非常にありがたいことだと考えております。しかし、沼津南一色線、国道1号の本線に出入りする車両等が増加することはもちろんですが、このボトルネックで混雑に大いに拍車がかかることが予想されます。既存集落を広げてボトルネックを解消することはすぐには無理な話だと思いますが、交通規制なども含めてどのように対応されていこうとしているのか、お考えをお聞きします。また、金岡北部地域は江戸時代から南北に集落・村が形成されてきたことから、尾根筋で道路が分断され、現在の自治会など東西に横つなぎする道路があまりありません。このボトルネックの解消に関連して、既存住宅地とニュータウンの間ぐらいの位置に、今ある現道を少しずつ結んで地域を横つなぎする横断道路ができないものかと常々考えていましたが、南北の主要道路と連結すれば避難路としての活用も期待できます。可能性、考え方について教えてください。

以上で、1回目の質問を終了します。

発言 2 / 2

御答弁ありがとうございました。

さて、金岡北部地域につきましては、4年前にも用途地域の変更について質問させていただきました。金岡地区の住宅地は増加傾向にあり、空き家も少ないことから、この用途地域を維持することにより良好な住環境を保全すべきと考えているとの御答弁をいただきました。あれから4年が経過しました。サラリーマンにとって一般的にこの4年間という数字は、当時五十五、六歳の働き盛りで、部課長などを務めていた人が定年を迎える時期となります。まだまだ若い人たちも当地域には多く見受けられますが、時代も高齢化も早く進みます。沼津市の人口減少を見ても分かるように、全体的に人口や住宅は減少傾向にあります。金岡西部地区、金岡中部地区の第一種住居専用地域に限っては、この4年間でどうなっているのでしょうか。用途地域など土地利用の変更は、早めの対応が求められると思います。場合によれば、横浜市のような全市的な対応も必要かもしれません。現在の状況はどうなっているのかお聞きします。また、その調査方法はどうしているのか教えてください。

以上で、私の質問を終了いたします。

市制100周年を迎えた本市の土地利用と都市施設について

まちづくり・都市基盤

要旨議員は市制100周年を機に、高齢化と人口減少に対応した土地利用の見直しと、駅周辺整備に併せたバス路線再編および周辺地域の都市施設改善を求めた。市は都市計画マスタープランと立地適正化計画に基づき、駅周辺整備と並行したバス路線再編と用途地域見直しを検討する方針を示した。

背景市制100周年に合わせて鉄道高架事業が本格化する一方で、約50年前に造成されたニュータウン地域では施設老朽化と住民高齢化が進展しており、全国の同様の大規模団地でも同じ課題が浮かび上がっていることから。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 本市の土地利用の現状とこれからの在り方につ
  • 中心市街地の土地利用と都市施設の見直しについて
  • 中心市街地の用途地域の見直し
  • 公共交通、特にバス路線の再編
  • 金岡北部地域の用途地域の見直しと都市施設の改善について
  • 用途地域の見直し
  • 路線バスの増便、デマンドバス等地域公共交通の運行
  • ボトルネックの解決
市長市制100周年を迎えた本市の土地利用の現状と今後の在り方についてお答えいたします。 本市は、海・山・川の豊かな自然の恵みのものと地形や地盤などの土地条件に応じて、市街地や農地等の整備・形成が進み、今の都市の姿が形づくられてまいりました。土地…答弁の全文を読む

市制100周年を迎えた本市の土地利用の現状と今後の在り方についてお答えいたします。

本市は、海・山・川の豊かな自然の恵みのものと地形や地盤などの土地条件に応じて、市街地や農地等の整備・形成が進み、今の都市の姿が形づくられてまいりました。土地利用の現状につきましては、沼津市都市計画マスタープランにおいて、1、にぎわいと活力にあふれる県東部地域の広域拠点都市の形成、2、より安全で、より快適な市街地の形成、3、自然と共生する土地利用の3つを基本方針に掲げ、自然的土地利用や都市的土地利用を図る区域、新たな交通基盤を生かした産業立地を検討する地区などの区分も設ける中で、その実現に向けた整備や機能誘導を図っております。土地利用の在り方の見直しにつきましては、平成29年に人口減少や新東名高速道路などの基盤整備、東日本大震災を踏まえた自然災害への対応など、社会経済の変化に対応していくためにマスタープランを改定したほか、平成31年には、マスタープランの高度化版と言われる立地適正化計画を策定し、持続可能なコンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりを目指し、人口密度を維持して生活に必要なサービス等を確保する居住誘導区域と、沼津駅周辺など医療や福祉・子育て・商業等の機能を拠点に集約していく都市機能誘導区域を定め、土地利用の誘導を図っております。今後につきましても、引き続きコンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりを推進していくとともに、社会情勢等の変化を捉えながら、マスタープラン等の見直しも検討する中で対応してまいります。

残余につきましては、担当部長から答弁いたします。

都市計画部長中心市街地の土地利用と都市施設の見直しについてお答えします。 初めに、中心市街地の用途地域の見直しについてですが、現在、沼津駅周辺総合整備事業の進展と合わせ、中心市街地を人中心の空間へと再編していくために、中心市街地まちづくり戦略を策定し、…答弁の全文を読む

中心市街地の土地利用と都市施設の見直しについてお答えします。

初めに、中心市街地の用途地域の見直しについてですが、現在、沼津駅周辺総合整備事業の進展と合わせ、中心市街地を人中心の空間へと再編していくために、中心市街地まちづくり戦略を策定し、まちづくりを進めております。まちづくり戦略では、4つの戦略のうち戦略2で、拠点機能の立地促進を定め、新たに生まれる鉄道施設跡地、とりわけ中心市街地に近接している車両基地跡地については、市役所や広域的な医療施設など、公共公益施設の立地可能性を検討することとなっております。今後、静岡東部拠点第二地区土地区画整理事業における仮換地指定作業も進む中で、公共公益施設の配置可能エリアも定まってくることから、当該事業の進捗、市民ニーズなども見極めながら、誘導機能を検討する中で既存の用途地域の変更の必要性について検討してまいります。また、戦略3のまちなか居住の促進と市街地環境の向上においては、まちのにぎわい形成に資する都市機能を含む集合住宅の立地促進などを掲げ、優良建築物等整備事業による民間建物整備支援も本年度から開始したところであります。まちなかの商業地域における建て替えが想定されておりますが、昨年度に都市空間デザインガイドラインを策定し、官民一体となって統一的なデザインの下、空間づくりを進めていくためにも地区計画等による必要な意匠や用途等の規制の必要性についても合わせて検討してまいります。

次に、公共交通、特にバス路線の再編についてですが、コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりを推進していく上で、公共交通の維持・確保は重要であり、とりわけ、路線バスについては運転免許証を持たない学生や高齢者にとっては身近な移動手段であり、環境負荷への低減を図る上でも重要な移動手段であると認識しております。今後、沼津駅周辺総合整備事業の進展により、南北の市街地が一体化されるとともに、都市計画道路や高架側道が整備されることで、中心市街地とその周辺地域は快適な街路空間で行き来が可能となります。このため、バス路線の再編や新たなモビリティーを活用した移動手段の充実を図り、中心市街地と各地域拠点とのネットワークを強化し、市民や来訪者の利便性の向上に努めてまいります。

次に、金岡北部地域の用途地域の見直しと都市施設の改善についてお答えします。

初めに、用途地域の見直しについてですが、金岡北部地域は、昭和40年代に組合施行による土地区画整理事業が行われ、第一種低層住居専用地域として戸建て住宅による良好な住環境の整備がなされ、地域内には南北に都市計画道路西熊堂線や東熊堂線がおおむね整備されている状況であります。その後、平成14年には岡宮北土地区画整理事業の施行に伴い、都市計画道路の沿線に沿道利用が可能となる用途地域を張りつけ、地区計画を定めるなど、基盤整備と合わせたきめ細やかな土地利用計画を定めております。用途地域につきましては、地域の特性に応じた良好な都市環境を形成することを目的に、都市計画法に規定する手続を経て定めており、その変更に当たりましては、都市計画マスタープランに定める将来像との整合や土地利用の動向、都市基盤の整備状況などを踏まえて見直すべきものと考えており、現状においては当該地域の用途地域を見直す予定はございません。

次に、路線バスの増便、デマンドバス等地域公共交通の運行についてですが、現在の駿河台地区の路線バスの運行状況は、地区の北部に愛鷹運動公園や東部運転免許センターがあることから、平成29年度からバス事業者が1日3往復に運行を拡充し、維持してきましたが、利用者は少なく運行の継続は大変厳しい状況にあると伺っております。また、バス事業者からは、物流業界における労働環境改善の動きにより、運転手の労働時間を削減していく必要があることから、運転手不足が一層深刻化しており、全市的に早朝や最終便を中心に減便せざるを得ない状況と伺っております。このため、市としましては、重複路線の解消や等間隔ダイヤへの調整など運行の効率化に取り組むとともに、運転手の確保に向けた取組をバス事業者と一緒になって検討しております。また、新たな地域公共交通としましては、大岡地区で実証運行を実施したタクシーを活用した移動サービスについて、他地域での展開を視野に入れ、住民団体への支援を進めていきたいと考えております。

建設部長金岡北部地区のボトルネックとなっている道路への対応についてお答えします。 豊町や高尾台を通る都市計画道路東熊堂線及び高砂町や駿河台を通る都市計画道路西熊堂線は、現在整備を進めている都市計画道路沼津南一色線に接続することから、令和8年度の暫定…答弁の全文を読む

金岡北部地区のボトルネックとなっている道路への対応についてお答えします。

豊町や高尾台を通る都市計画道路東熊堂線及び高砂町や駿河台を通る都市計画道路西熊堂線は、現在整備を進めている都市計画道路沼津南一色線に接続することから、令和8年度の暫定供用開始により、ボトルネックによる渋滞は解消されると考えております。また、暫定供用開始に伴い交通車両が沿線地域の生活道路へ流入することが想定されることから、地域内道路の安全を確保するため、道路標識や路面標示などによる安全対策について警察や地元自治会の御意見を伺いながら、引き続き進めてまいります。

次に、現道の部分的な横つなぎについてですが、丘陵部の地形上、急な斜面地への道路建設や橋梁の架設が必要な箇所もあることから、早急な対応は難しいと考えていますが、周辺の利用状況を勘案しつつ、利便性の向上に向け、地元自治会や関係機関と協議を行ってまいります。

第2回2023-09-25

質問の全文を読む全2発言

発言 1 / 2

通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。

7月1日の市制記念日を中心に実施されてきた一連の沼津市制100周年記念事業もほぼ半分が終了するということです。記念事業は、沼津の魅力を再認識し、誇り高い沼津を次の100年に継承する第一歩を踏み出すという基本理念の下、先人たちへの感謝と敬意、誇りと愛着、市民との協働、次の100年への新たな一歩を基本的考え方としてスタートしています。いわゆる従来のものも含め、イベントを中心に、沼津市制100周年記念事業という統一テーマでくくり、シビックプライドのさらなる醸成を目指して取り組んでこられたものですが、丸3年続いたコロナ禍からの解放という次第に明るさを増していく社会情勢を背景に、各所に提出されたポスターやのぼり、商店街などにはためくフラッグ等の下で、中心市街地・プラサヴェルデ・新体育館・中央公園・御用邸記念公園をはじめ、市内各地・各所で開催された記念事業は、途中、市民の皆様による新たなイベント事業や市民活動を生み出し、その趣旨は、市民の皆様にも浸透してきたものと私は思います。まだ事業期間としては半分が経過したところですが、新年度は、まさに次の100年への第一歩です。成果など、この記念事業について御認識をお伺いいたします。

次に、イベントといえば毎年思うことがあります。それは沼津夏まつりです。これほどの人たちがどこから集まってくるのかと思うほどの大きなにぎわいです。沼津夏まつりは、観光目的というよりも、どちらかといえば沼津市のコミュニティ祭りです。なぜかと考えたとき、それは沼津市の道路、交通施設、狩野川、中心市街地などの人が集まる装置のキャパシティ、包容力の大きさであり、非日常を演出する露店と商店街であり、そしてまさに沼津人のプライドだと思うのです。今年はラブライブ!サンシャイン!!の関係でしょうか、パレードの日、沿道に若い方々の姿が目につきました。このにぎわいを日々のにぎわいにつなげていくことが中心市街地の活性化であり、県東部地域の拠点都市として沼津市が進むべき道だと思います。6月議会で私は、長年の懸案であった鉄道高架事業が本年度スタートするが、市制100周年を記念する歴史に残る一大事業、一大イベントと捉えるべきものと述べさせていただきました。そして、中心市街地の土地利用と都市施設の見直しについて質問をさせていただきましたが、いよいよ具体的になってきたこの鉄道高架事業です。この上はさらに明確で、沼津の特性と魅力あふれるコンセプトがつくられ、公民連携の下、地区計画をはじめ多様な都市計画手法の導入により、早急に中心市街地の具体的なまちづくりが進展するよう大きな期待を抱かずにはいられません。さて私は、沼津市の中心市街地の活性化に向けて取り組む事業は、この鉄道高架を中心とした公共事業、民間を主体とした再開発事業、そして人々の活動の舞台ともなる商店街の振興、この3本の柱が基本となるべきものと常々考えております。そこで本日は、2本目の再開発事業と3本目の商店街振興について質問をさせていただきます。

鉄道高架事業の本格着手とともに、中心市街地では現在、様々な再開発事業が検討されているようですが、本日は動き出した2つの事業について質問させていただきます。

1つ目は、町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業です。いわゆるアーケード名店街は、昭和29年、アーケードを持つ防火建築体として誕生し、当時は各地の商店街からの視察が引きも切らず、まさに全国に商都沼津をアピールした商店街です。平成18年頃から新しいまちづくりに向けて検討を開始し、平成22年、準備組合が設立され、以降、関係者の御努力によりまして、途中、地区の再編を何回か繰り返し、第一地区が本年3月に事業計画認可を得てスタートしています。沼津市では、3つ目の第一種市街地再開発事業ということですが、その後の進捗状況についてお聞きします。

続きまして、8月8日に大手町五丁目第一地区の事業者提案素案に関する説明会が開催されました。沼津駅に近接する再開発ということで、多くの市民は久々の明るい話題として受け止めたものと思います。提案では土地利用の方針として、中心市街地のにぎわい形成に資する都市機能の集積や土地の高度利用を進め、複合的な市街地の形成を図り、良好な都市環境を創出するといった内容でありましたが、まずこの事業に対する市としての認識を伺います。

次に、私が考える3本目の柱、商店街の振興についてお伺いします。

沼津市の100年のまちづくりの歴史の中で、県東部の広域拠点都市及び県東部の商都という2つの顔がつくられてきました。特に中心市街地のまちづくりは、商店街の発展とともにあったと言っても過言ではありません。沼津市の中心市街地の産業は、今後も商業の発展を中心に歩むと思います。しかし、最低それは小売商業だけではないはずです。それはもっと広く第三次産業であり、商業・観光業・飲食業などの集積である核となる商店街の存在は今後も極めて重要です。商店街、そして商業者の活動がなければ、訪れる人にとって潤いや発見、感動もなく、人中心のまちづくり、歩いて楽しいまちづくりを標榜する、沼津市中心市街地まちづくり戦略は絵に描いた餅になってしまいます。そこで市は、商店街活動については再開発事業と同じく促進・支援という立場でありますが、この商店街を維持・活性化していくため、今後、商店街振興をどうしていくのか、商店街の活動支援についてお考えをお聞きします。

続きまして、現代社会が作り出した現代病であり、社会に与える影響が大きい依存症について質問をさせていただきます。

依存症はアルコールや薬物依存症が代表的ですが、大きく分けて、特定の物質に精神的な依存が生じるタイプと、特定の行動にはまっていき止めることができなくなってしまうタイプがあるとのことです。物質に関わるものとしては、アルコール依存症・薬物依存症などが挙げられます。特定の行動では、ギャンブル依存症・買物依存症・ゲーム依存症・性依存症などで、DV・ストーカーなどもこの範疇に入るようです。また、多様で複雑化する現代の社会においては、これらの複合型や新たなタイプの出現、低年齢化が課題となりつつあるようです。依存症は、人間の脳の中にある物質が重要な役割を果たしており、特定の物質や行動を続けることで、脳からの要求を自分では気がつかないうちにコントロールできなくなり、行動など日常生活に様々な支障が生じていることであって、よく言われる、心が弱いから依存症になってしまったということではないとのことです。また依存症は、孤独の病気とか否認の病気とも言われ、自ら問題を認めないなど本人が病気と認識するには困難で、病状がどんどんエスカレートしてしまうケースが多く見られるようです。初期の段階では自身の健康や人との付き合い、経済損失など個人の病気で収まっていますが、長く続くと自分を制御することができなくなり、通常の生活が困難となって、家庭・職場・地域などで社会的な問題が発生してきます。こうなってきますと、医療など患者本人や家庭の力だけではどうにもならない状況になってしまいます。そこで我が国では、国・県が医療対策を中心に依存症への取組を行っていますが、私は、かねてより住民に一番身近な存在である市町村がもっと積極的に関わるべきだと考えてきました。このことについて御認識をまず伺います。

さて、ある学者は、依存症は我が国で最も多い病気の一つということを述べられています。依存症のうちアルコール依存症の患者数は推計で100万人以上と最も多く、予備軍を含めると2,500万人に上るということです。このうち治療を受けている人は5万人で僅か5%、沼津市では推計100人弱ということになろうかと思いますが、地域社会へ及ぼす影響も極めて大きいと思われるこのアルコール依存症の対策について質問を続けさせていただきます。我が国では、平成25年に議員立法により、アルコール健康障害対策基本法が制定され、アルコール依存症など飲酒の影響による本人の心身の健康障害対策にとどまらず、アルコール健康障害を有し、または有していた人たちとその家族が、日常生活及び社会生活を円滑に営むことができるよう支援することを定めています。そして、この基本法に基づき基本計画が策定され、関係省庁・団体・事業者等における取組が展開されるとともに、都道府県においてアルコール健康障害対策推進計画がそれぞれ策定され、地域の実情に即した対策が実施されています。アルコールは適量であれば健康被害はありません。しかし、飲酒を大量に継続すると脳の仕組みが変化し、頭痛・不眠・肝機能障害などの体の症状が現れてきます。そしてさらに進行すると、死に至るような体の危機状況にとどまらず、飲酒が原因の遅刻・欠勤に始まり、暴言・暴力による犯罪など精神面や行動面に変化が現れ、人間関係のトラブル、家族関係の破綻、飲酒運転など、様々な社会問題を引き起こすことになります。ちなみに、飲酒運転検挙者の4割はアルコール依存症の疑いがあるとのデータもあるようです。こうしたことの繰り返しから社会的に孤立し、そのことがさらなる問題行動を引き起こし、精神面、行動面と合わせて悪循環に陥るとともに、地域社会にまで大きな影響を及ぼすこととなります。また、この病、親が甘やかして育てたからとか気が弱いからなどとの世間の誤解や偏見が根強くあり、家族がアルコール依存症ということは隠したい。また、本人が自分で認めようとしない。否認の病気ということもあり病気の自覚がなく、家族や友人は病院へ連れて行くことすらできない場合が多々あります。また、病院など専門医療機関も非常に少なく、さらに、一般の病気のように、血液検査や映像などで病気の種類や進行具合が分かる病気ではないため、家族など市民にとっては本人以上に心身が衰弱してしまうケースや、一家離散にまで至る事例もたくさんあるようです。基本法第1条には、アルコール健康障害は本人の健康の問題であるのみならず、その家族への深刻な影響や重大な社会問題を生じさせる危険性が高いことに鑑み、アルコール健康障害対策を総合的かつ計画的に推進するという目的が掲げられています。そこで、この目的を達成し、1人でもかわいそうな家族や隣人をなくし、さらに実のあるものとするため、住民に一番身近な存在である基礎自治体である市町村が、患者や家族への相談など啓蒙活動、生活支援、社会復帰など、アルコール依存症の対策について積極的に取り組む必要があると私は思います。近年、市のホームページで依存症についての紹介・対応・相談などを掲載するところも増えてきているようですが、アルコール依存症の患者のみでなく、病気予防やその家族、本人の生活支援などの拡充とともに、広く相談機能などを強化すべきと思いますが、いかがでしょうか。現時点での考え方をお聞きします。

また、アルコール依存症の治療は補助的に薬物療法がありますが、治療の中心となるのは、アルコール健康障害を有し、または有していた方々及びその家族などが集まる断酒会などの自助グループに参加することが、現在のところ最良の治療のようです。さらにこの病は再発しやすいのが特徴で、こうした自助グループへの継続的な参加も併せて求められるようです。幸い沼津市には公益社団法人静岡県断酒会に属する沼津断酒会があります。現在、沼津市、裾野市の在住者を中心に32名が入会し、会員同士の回復体験などを話す集団療法としての例会の開催をはじめ、断酒への啓蒙や酒害相談などが主な活動となりますが、会の存在、活動があまり知られていないのが現状と思います。組織的にはしっかりした団体でありますが、例会場のあっせんなど必要な行政の支援もさることながら、市としても、国・県の専門機関を交えた研究会の開催など、自助グループとの交流を積極的に行っていくとともに、市民への病気の認知度や理解をさらに深めていくためのアルコール依存症の啓蒙活動を一緒に行うなど、行政機関や専門医療機関、さらには企業や各種団体との連携は極めて必要と考えます。こうした自助グループへの必要な支援並びに国・県をはじめとした関連団体との連携の強化についてのお考えをお聞きします。

これで1回目の質問を終了させていただきます。

発言 2 / 2

アルコール依存症について御丁寧な御答弁をいただきました。ありがとうございます。

ある専門家は、依存症は直すことは難しい。しかし、回復することができる病気だ。本人が家庭や仕事、趣味など、酒よりも大事にしたいもののために時間を使うといった状態をつくり出せるようになることが回復像の一つとして考えられる。そして、病院や自助グループ、依存症のことを理解してくれる家族、隣人、社会など、周囲のサポートを得ながら回復に向かっていくことが望ましいとおっしゃっています。患者本人を含め、アルコール依存症で泣く人々を少しでも減らすため、一番身近な存在である市が、まずは広報や相談活動に取り組んでいくことが重要と思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

続きまして、中心市街地の活性化です。

駅周辺で現在、様々な再開発事業の計画が検討されていると聞いております。これから鉄道高架などの事業が進んでいきますと、公共用地も含め、開発可能地が生まれてくると思います。中心市街地は、周辺部での工場立地などに比べて用地の確保がさらに大変だと思いますが、目的を持った人々が集まる食やアミューズメントなどの大型商業施設の中心市街地への誘致など、私は、来年度からURが駅南口で始める実験広場に大きな期待を持っておりますが、これからこうしたにぎわいづくりの積極策も検討していく必要があると考えております。こうした中、このほど沼津市では、中心市街地まちづくり戦略と連動して土地の共同化を行い、良好な市街地環境を創出する優良建築物等整備事業の運用を開始されましたことは、こうした積極策の表れの一つであり、今後のまちづくりに大いに期待するところであります。そこで、町方町・通横町第一種市街地再開発事業の第一地区以外の区域の今後の取組並びに大手町五丁目第一地区の再開発への対応と支援について、スケジュールも含めて沼津市のお考えをお聞きします。

最後に、商店街振興ですが、鉄道高架事業の本格着手、新体育館の開設、再開発事業の発展、市制100周年など、新たなまちづくりやにぎわいづくりの進展とともに、中心市街地の商業にとってビジネスチャンスは大きく増大していると思います。こうした沼津市の中心市街地の進展を商店街の皆様はどう捉えているのか。そして、先ほど商店街振興事業について御答弁をいただきましたが、これらの支援事業に対する商店街の受入れや対応、取組をお聞きして、私の質問を終了させていただきます。

沼津市制100周年記念事業について

行財政・行政運営

要旨議員は市制100周年記念事業の成果と、中心市街地活性化に向けた再開発事業・商店街振興について市の見解を問った。市は記念事業による官民一体の祝賀ムード醸成や来場者増加、子供たちの郷土愛深化などの成果を答弁した。

背景市制100周年という歴史的な節目を迎え、同時期に鉄道高架事業が本格化する中で、中心市街地のまちづくりが新たな段階を迎えており、再開発事業と商店街振興をいかに進めるかが課題となっている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 新たな100年に向けた記念事業の成果等についての認識
市長新たな100年に向けた記念事業の成果等の認識についてお答えいたします。 本市では、本年7月1日に市制100周年という大きな節目を迎えるに当たり、記念ロゴマーク及びキャッチフレーズの制作をはじめ、モザイクアートボードの制作、市制記念日までのカ…答弁の全文を読む

新たな100年に向けた記念事業の成果等の認識についてお答えいたします。

本市では、本年7月1日に市制100周年という大きな節目を迎えるに当たり、記念ロゴマーク及びキャッチフレーズの制作をはじめ、モザイクアートボードの制作、市制記念日までのカウントダウンや都市装飾などにおいて、市内外の沼津を愛する多くの方々に御参画いただき、官民一体となって祝賀ムードの醸成や認知拡大に取り組んでまいりました。7月に開催しました市制100周年記念イベントをはじめ、記念パレードも行われました沼津夏まつりや、大相撲沼津場所などの各種記念事業では、市内外から多くの来場者が訪れるなど、まちに大きなにぎわいを創出し、沼津の魅力を多くの方々に実感していただくことができました。また、本市の成り立ちを振り返る記念誌の発行や写真展、本市を代表する作家や偉人などを紹介する企画を通して、本市発展の礎となった先人たちへ感謝し、敬意を払う機会を創出してまいりました。さらに、小中学生を対象に好きな沼津市の物・人・風景及び次の100年に残したい沼津市の風景をテーマに、絵画コンテストを開催し、沼津愛があふれる作品が多数寄せられたことから、次の100年の担い手である子供たちの郷土に対する思いが深まったものと考えております。今後におきましても、第14回みなとオアシスSea級グルメ全国大会in沼津、沼津市芸術祭や沼津産業フェアなど様々な分野のイベント等を開催する予定であり、市民の皆様とともに市制100周年記念事業に取り組んでまいりたいと考えております。市制100周年に当たり、多くの市民をはじめ、関係する皆様とともに記念事業に取り組むことは、誇り高い沼津を次世代に継承するとともに、未来に向けたまちづくりにつながるものであり、次の100年に向けた大きな一歩になるものと考えております。

残余につきましては、担当部長から答弁いたします。

中心市街地の活性化について

まちづくり・都市基盤

要旨議員は、中心市街地活性化に向けて鉄道高架事業に加えて民間による再開発事業と商店街振興の3本柱が重要であると主張し、進行中の町方町・通横町第一地区と大手町五丁目第一地区の再開発事業の進捗と支援策を質問した。市は両地区の事業計画認可と今後のスケジュール、商店街への個店支援・活動支援・人流創出の3視点による取組を答弁した。

背景沼津市は市制100周年の節目を迎え、鉄道高架事業の本格始動を機に中心市街地の活性化が急務となっている。コロナ禍からの社会回復やイベント動員の復活を背景に、商店街の衰退に対応するため、日常的なにぎわい創出が求められている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 市街地再開発事業について
  • 町方町・通横町第一地区
  • 大手町五丁目第一地区
  • 商店街振興事業について
都市計画部長中心市街地の活性化について、最初に、町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業の進捗状況についてお答えします。 本年3月に静岡県から事業計画の認可を得て、現在、本年度末の権利変換計画の認可を目標に地元の再開発組合が鋭意取り組んでおります。…答弁の全文を読む

中心市街地の活性化について、最初に、町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業の進捗状況についてお答えします。

本年3月に静岡県から事業計画の認可を得て、現在、本年度末の権利変換計画の認可を目標に地元の再開発組合が鋭意取り組んでおります。権利変換計画認可を得た後のスケジュールとしましては、令和6年度中に既存建物の解体工事及び施設の建設工事に着手し、事業完了は令和10年度を予定しています。また、本年度は当該事業と併せまして、アーケード名店街周辺の道路の美装化や景観整備を進めていきたいと考えており、地元の皆さんに主体的に関わっていただこうと参加を呼びかけ、市主催のデザインワークショップを開催しています。この中で、アーケード名店街で商業を行っていくことはもちろん、快適に生活していくためにどのような整備が必要かを考え、さらには将来の景観イメージを情報共有し、本年度末には意見集約を図り、周辺道路を含む町並み環境の整備方針としてまとめていく予定です。本市としましては、引き続き再開発事業における支援及び周辺整備を推進してまいります。

次に、大手町五丁目第一地区の再開発事業における市の認識についてお答えいたします。

大手町五丁目第一地区市街地再開発準備組合の皆さんが、中心市街地のにぎわい創出に寄与する市街地再開発の事業化に向けて活発に取り組んでいることが報道でも大きく取り上げられています。当該地区は沼津駅南口に位置し、仲見世商店街と大手町商店街の2つの商店街に接していることから、今後の中心市街地再生の方向性を左右する重要な街区であると考えており、鉄道高架事業が本格的に進展する中で、民間主導のまちづくりとして注視しているところです。市制100周年の節目に地元組合が主体的に、積極的にまちづくりに関わり、商業の活性化、本市の魅力や価値向上に寄与する、まちの再生に貢献していただいているものと認識し、大いに期待しているところであります。

産業振興部長商店街振興についてお答えします。 中心市街地における人中心のまちづくり、歩いて楽しいまちづくりにおいて、商店街及び商業者の活動は大きな役割を担っており、市といたしましては、商店街及び商業者への支援として、個店の魅力向上、商店街の活動支援、人…答弁の全文を読む

商店街振興についてお答えします。

中心市街地における人中心のまちづくり、歩いて楽しいまちづくりにおいて、商店街及び商業者の活動は大きな役割を担っており、市といたしましては、商店街及び商業者への支援として、個店の魅力向上、商店街の活動支援、人流の創出の3つの視点による取組を進めております。まず、個店の魅力向上については、各個店の稼ぐ力の強化を図るため、まちなか商業リブランディング推進事業において、専門家や市民サポーターと連携した新サービスの創出や新商品の開発をはじめ、キャッシュレス決済やインターネット販売など消費者ニーズに対応したサービスの提供に係る支援を行っております。

次に、商店街の活動支援については、商店街内店舗の余剰スペースを活用したチャレンジショップの整備をはじめ、AIカメラ導入による来客層分析によるマーケティング戦略の構築、アーケードや街路灯をはじめとする共用施設の設置・改修など、各商店街のニーズに応じた支援に取り組んでおります。人流の創出については、街頭紙芝居大会や沼津バルなど、商店街と連携した集客イベントの開催やイルミネーションの装飾による商店街の環境整備を支援するなど、コロナ禍で落ち込んだ来街者の回復に取り組んでいます。今後も、中心市街地の商店街及び商業者の実態やニーズを踏まえながら、沼津市商店街連盟などの関係団体等と連携し、商店街の魅力の創出や集客力及び回遊性の向上を図り、さらなる商店街振興を図ってまいります。

都市計画部長町方町・通横町第一種市街地再開発事業の第一地区以外の区域での取組及び大手町五丁目第一地区に対する対応と支援についてお答えします。 現在、市街地再開発事業を進めております町方町・通横町第一地区以外の街区につきましては、地区が再編され、本年度、…答弁の全文を読む

町方町・通横町第一種市街地再開発事業の第一地区以外の区域での取組及び大手町五丁目第一地区に対する対応と支援についてお答えします。

現在、市街地再開発事業を進めております町方町・通横町第一地区以外の街区につきましては、地区が再編され、本年度、一部の街区で準備組合が設立されました。引き続き機運の醸成に努め、開発相談や事業手法の助言などの支援を行ってまいります。また、大手町五丁目第一地区につきましては、地元組合が都市計画提案制度に基づいて、近日中にも本市へ都市計画提案書を提出する予定であると聞いています。提出されました際には、提案の内容を確認の上、精査してまいりたいと考えております。

本市の依存症対策について

医療・健康

要旨議員がアルコール依存症対策と自助グループとの連携強化について質問し、市は啓発活動や相談支援の実施と、今後の自助グループとの連携検討を答弁した。

背景アルコール依存症が進行すると本人の身体・精神に深刻な影響を及ぼし、家族や地域社会にも悪影響を及ぼすことが課題として認識されている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 依存症に対する認識
  • アルコール依存症への本市の取組
  • アルコール依存症自助グループとの連携強化と支援
市民福祉部長依存症に対する認識についてお答えします。 各市町においては、ギャンブルやアルコールなどの依存症に関する法律等に基づき、国・県と連携して啓発活動や相談支援等を行うこととなっております。本市といたしましては、依存症にならないための予防啓発の取組…答弁の全文を読む

依存症に対する認識についてお答えします。

各市町においては、ギャンブルやアルコールなどの依存症に関する法律等に基づき、国・県と連携して啓発活動や相談支援等を行うこととなっております。本市といたしましては、依存症にならないための予防啓発の取組や、早期かつ気軽に相談できる窓口において保健師等による保健指導や生活指導を行うとともに、保健所等の専門相談窓口や適切な医療機関等につなげる取組が重要であると考えております。

次に、アルコール依存症への本市の取組についてお答えします。

本市では、第2次沼津市健康増進計画に基づき、アルコールによる健康被害の減少に向けた具体的な取組として、各種講座やイベント、広報紙等を通じて適正飲酒量やアルコールの害についての周知・啓発活動を実施しているところであります。また、市ホームページにはアルコール依存症セルフチェックシートを記載し、依存症の可能性がある方に専門の相談先を紹介しているほか、各種相談機関をまとめたパンフレットの作成や、保健センターにおいて本人及び家族からの窓口・電話での相談も随時受け付けております。アルコール依存症は、進行すると本人の身体にとどまらず、精神面への深刻な影響を生じさせるおそれがあり、とりわけ家族や地域社会に及ぼす影響も懸念されております。本市といたしましては、今後もアルコール依存症に関する取組のさらなる周知を図るとともに、県が設置する精神科医師や専門相談員による依存相談窓口と連携した相談支援に取り組んでまいります。

次に、アルコール依存症自助グループとの連携強化と支援についてお答えします。

本市では、アルコールの害の啓発や予防を目的とした事業を実施している沼津断酒会に対し、その活動を支援するため、補助金を交付しているところであります。今後、国・県などの関係団体に加え、アルコール依存症自助グループとの連携についても検討してまいります。

第3回2023-12-04

質問の全文を読む全2発言

発言 1 / 2

通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。

昭和30年代末、沼津市で大規模な石油コンビナート進出計画を住民運動で阻止した石油コンビナート反対闘争がありました。これは沼津市だけでなく、三島市、清水町も舞台となっていますが、当時、国の高度経済成長政策ともなっていた大プロジェクトを、住民の反対で阻止した初めての例となっています。当時、沼津市民は経済よりも環境を選択した。あるいは殿様ストだなどとほかの自治体から言われたようですが、2市1町に及ぶ巨大プロジェクトから環境は保全され、ひいては地域の発展・繁栄は守られたと、ほとんどの市民が評価していたと私は思います。そして昭和48年、沼津市環境保全基本条例が制定されています。全ての市民が生命の安全と健全な心身を保持し、快適な生活を営むことができる良好な環境は、自然環境及び人間の活動の調和があって、初めてもたらされるものである、に始まるこの条例は、廃棄物の処理、駿河湾や狩野川の浄化、千本松原や愛鷹山の緑地保全などの広く環境問題に対応するため制定されています。一方、国においては、それから約20年後の平成5年に国・地方公共団体・事業者・国民の責務、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築、国際的協調による地球環境保全の積極的推進、環境基本計画や環境基準の策定などを規定した環境基本法が制定されています。当時の国の環境行政は公害対策が中心であったということですが、沼津市環境保全基本条例は、総合的な環境保全を目的とした条例として先進的であり、画期的なものだったと思います。そして昭和50年4月には、全国に先駆けてごみ分別収集がスタートしています。ごみを燃えるごみ、埋め立てごみ、資源ごみに分けて収集するこの沼津方式は、全国自治体のごみ処理の基本となりました。これは、もともとは埋立場の反対運動がきっかけとなり、ごみも分ければ資源になるということに着目し、初めは行政の職員の発想で始められましたが、石油コンビナート反対闘争など環境を大事にするという沼津の市民性が、ごみの分別収集を生み出すことになったと思います。まさに市民の皆様の理解、協力がなければ絶対になし得られなかったことであります。そして、昭和51年10月に新ごみ焼却場が完成し、47年を経て今、また新たな施設の建設工事が始まっています。前置きが長くなりましたが、質問に入らせていただきます。

初めに、先ほど昭和48年に制定された沼津市環境保全基本条例の紹介をさせていただきましたが、現在は、令和3年3月に策定された第2次沼津市環境基本計画の下で、脱炭素社会をはじめ6つの社会・環境目標が設定されて、本市の環境行政が進められています。

そこで、1問目の質問ですが、本市では環境保全の取組の中で廃棄物処理について、どのような位置づけ、考え方で取り組んでいるのかお伺いします。

次に、基本計画では計画の実行を確かなものとするため、毎年進行管理を行っているとのことですが、令和7年度の計画の中間見直しを控え、現時点での達成状況について認識をお伺いいたします。

また、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、沼津市一般廃棄物処理基本計画が策定されています。同計画は、ごみ処理基本計画と生活排水処理計画の2つで構成され、環境基本計画と同じく、令和7年度を中間目標年次、令和12年度を計画目標年次として、それぞれの数値目標を定めていますが、環境基本計画を受けての本計画の位置づけ並びにそれぞれの数値目標の達成状況と評価について教えてください。

さて、環境基本計画では、廃棄物対策に関するものとしては、環境目標3の資源が循環するまちで、課題やこれからの取組を定めています。このうち新中間処理施設の整備、不法投棄対策、ごみ収集について順次質問させていただきます。なお、4番目に記載されている漂着ごみ対策につきましては、私は令和3年11月議会の一般質問で、特に千本浜の漂着ごみについて提案させていただいております。また、同僚議員が昨年来2回質問をされていますので、またの機会に質問をさせていただきます。

それでは初めに、新中間処理施設の整備について伺います。

新中間処理施設の整備につきましては、平成4年頃から候補地の検討を始め、準備作業に着手して以来、現在までに30年余りが経過しています。この間、平成26年3月に基本構想、翌27年の7月に基本計画、そして令和4年3月に基本設計の策定など準備が進められてきました。そして、9月議会で敷地造成工事に係る工事請負契約が議決され、いよいよ現場が動き始めることとなりました。

そこで1点目、まず稼働までの今後の大まかなスケジュールを教えてください。

次に、新しい施設では売電などが検討されていると聞いていますが、余熱利用の新たな取組、また市民学習や防災などへの対応など、検討中の付加される新たな機能を教えてください。

次に、法改正による熱源利用プラスチックごみの処理方法の見直しによる施設規模の変更に伴う2回目の生活環境影響評価書の縦覧並びにこのほど公表したPFI事業の事業者募集に伴う実施方針並びに要求水準書(案)に関する質問・意見の受付が終えたばかりであることは承知しておりますが、留意されている大気など周辺環境の保全対策についてお考えをお聞かせください。

最後に、中間処理施設は市民生活に欠かすことができない重要な施設であるにもかかわらず、現在のところ市民の認知度はそれほど高くないと言わざるを得ません。ここで今まで私が質問してきたことをはじめ、この新中間処理施設については早急に広く全市民が知る必要があります。現場も動き出したことであります。今後どのように市民への周知を図っていくのかお聞かせください。

次に、不法投棄対策について伺います。

山間部や海岸沿いに不法投棄と思われるごみが捨てられています。中には、引っ越しの際出たものと思われる冷蔵庫、洗濯機などの家電製品やベッド、ソファーなども見かけることがありますが、一時期に比べてかなり少なくなっているのではという印象もあります。市としても様々な方策を取られていると思いますが、現時点での不法投棄の現状と取組、そして課題や問題点についてお伺いをいたします。

次に、不法投棄の多いところは、人・車があまり立ち寄らないところ、道路に沿った急傾斜地、林地や草地であることが多いと思います。また、不在地主も多く、不法投棄されたごみを土地の所有者が除去するというのは困難な事例もあろうかと思います。ごみがごみを呼び、大きなごみ捨場になってしまう前に早めの対応が望まれますが、今後の取組についてお考えをお聞かせください。

続きまして、ごみ収集について伺います。

私たちは市民として、家庭などでのごみの収集、ごみステーションへの排出など、何らかの形で廃棄物処理に関わっています。私もその1人として質問させていただきます。本市ではいち早くごみの分別収集をスタートさせ、廃棄物の循環処理を推進してきました。ここでほぼ半世紀が経過しようとする今、また、新たに中間処理施設の建設を控えて、現在の分別収集をどのように考えているのか、まず認識をお伺いいたします。

次に、分別収集の分類、収集回数など、市民の意見はどんなものがあるのでしょうか。また、今まで行ってきたごみの分別で見直したこと及び市民の皆様がごみをより手軽に処理できるように改善した点などを教えてください。

ここで私がごみを排出する一市民として3点の質問をさせていただきます。

1点目は、地区によって違いがあるかもしれませんが、埋め立てごみの1類と3類の分別が徹底されていないように思います。収集後の担当者の仕分作業の軽減、ひいては経費の削減につながると思います。どうなっているのでしょうか。

2点目は、ベッドのマットレス、ソファーなどは解体してステーションに出すことになっていますが、市民への負担が大きいと思うのですが、いかがでしょうか。

3点目は、不要となった家具など粗大ごみを排出することが困難な家庭への対応です。現在、高齢者や障がいをお持ちの方のみの世帯を対象に、高齢者・障がい者世帯粗大ごみ収集を行っていると聞いております。そこで、高齢社会を背景として粗大ごみの収集における現状と今後の取組をお伺いいたします。

最後に、分別収集の先進自治体としての経験と実績を踏まえて、今回の法改正による熱源利用プラスチックごみの処理方法の見直し、さらには市民の負担、環境への負荷をさらに軽減する、より優れた収集方法について、新中間処理施設の整備に併せて検討し、第2分別収集ともいうべき新たな収集方法をこの沼津から発信できればと思いますが、いかがでしょうか。他の先進事例の研究など、今まで行ってきた検討と併せて伺います。

以上で、1回目の質問を終了いたします。

発言 2 / 2

御答弁をいただきました。

2問目は、先ほどの御答弁を踏まえまして、本市の環境と廃棄物処理の歴史を改めて確認しつつ、これからの取組についてお聞きします。

市制施行の約30年前になろうかと思いますけれども、明治26年、この沼津に御用邸が造営されています。御用邸はかつて、沼津をはじめ、横浜、神戸、熱海、日光などに造営され、現存する御用邸では那須、葉山、下田の3か所となっています。御用邸とは天皇、皇后をはじめ、皇族が静養を兼ねて避暑、避寒に訪れる別荘で、交通や治安なども含め環境がすばらしいことが極めて重要なことだったと思います。こうしたことから沼津が選ばれたと思いますが、当時、沼津は現在の軽井沢のように保養地として別荘が多数立地し、御用邸の造営は保養地沼津の名をさらに高めたということです。また、鉄道や道路などの整備も進み、都市機能や利便性も向上するなど沼津市の発展に大きく寄与し、御用邸の造営で沼津の近代は始まったと言っても過言ではないと思います。こうしたことは、他に誇るべき沼津の風土のすばらしさが基本となっており、沼津の誇りの象徴であると思います。そして、人類の発展と地球環境の保全にまで踏み込んだ先進的な沼津市環境保全基本条例は、ごみの分別収集の基本となるなど、その資産は脈々と引き継がれ、沼津市の魅力あるまちづくりに反映されています。私たちのまち沼津市は、まさに循環型社会への嚆矢となったとも言えるごみの分別収集を、理論ではなく市民の皆様とともに、全国に先駆けて実践したごみ処理先進都市であります。また先ほど、昭和48年の環境保全条例の制定からごみ分別収集、そして昭和51年10月の新ごみ焼却場完成までの経過を述べさせていただきました。時間軸だけ見れば順調ですが、当時、清掃工場で焼却処理していたのは、日量120トンだけ。これ以外の日量350トンの粗大ごみは、金岡地区の山麓へ埋立処分されていたと聞いております。それが、昭和47年8月、突然年内いっぱいでの埋立場使用打切りの反対陳情を受けたわけですが、ここから始まった、まさにこの5年間は、行政と住民の皆様が共に取り組んだいわゆるごみ戦争の収拾と新たな循環型社会への挑戦の歴史であったと私は思います。行政では、この年、11月には対策本部を設置し、急遽ごみ減量運動の推進や新たな清掃プラント建設の整備計画を打ち出しました。それから、建設予定地の下香貫地区との折衝に丸1年余り、さらに周辺地区との交渉にまた多大な努力と時間を要したと聞いております。そして昭和50年1月、現清掃プラントの着工式にこぎ着けたということであります。一方、こうした新施設の整備計画とともに収集するごみを減らす取組も進めている中で、現場職員からごみの分別収集が提案され、まずは市民の協力をお願いするために説明会がスタートしております。職員は、昭和49年4月から各ステーションごとのごみ種類調査を行うとともに、収集から埋立場までのごみ処理の過程を納めた8ミリやスライドを作成して個別の説明会に臨み、昭和50年3月までに200余りの自治会を回ったと聞いております。そしてこの間、市民の理解や協力を得ながら試行を重ね、分別収集の区域を少しずつ広げ、昭和50年4月に全市での本格スタートにこぎ着けたということであります。それから数年間、新たになった新中間処理施設とあわせて、この沼津方式の分別収集に全国からの自治体職員、市民団体の施設が連日、引きも切らなかったと聞いております。一般廃棄物のごみ処理は市町村の固有事務であります。行政は家庭などから出る一般廃棄物に対して万全の処理責任を負っています。間もなく半世紀となりますが、全国に先駆けたごみ分別収集は、行政・市民が共に手を携えて切り開いてきた協働のまちづくりのシンボルでもあります。今後、行政といたしましても、こうしたプライドと気概を持って、さらに円滑で意義あるごみ処理システムの構築並びに新中間処理施設の早急な整備に鋭意努めていただきたいと願うものであります。

最後に、このことについての認識とこれからの取組をお伺いいたしまして、私の質問を終了させていただきます。

本市の環境保全政策と廃棄物処理について

環境・エネルギー

要旨議員は沼津市の先進的な環境保全政策の歴史を踏まえ、現在の環境基本計画における廃棄物処理の位置づけ、計画達成状況、新中間処理施設の整備スケジュール・機能、不法投棄対策について質問した。市は環境負荷の少ない循環型社会の実現を目指した取組を説明し、計画目標を達成していること、新施設では令和11年度稼働開始を目指し発電・売電、防災拠点機能、環境学習機能などを整備する方針を答弁した。

背景沼津市は1960年代末の石油コンビナート反対闘争や昭和48年の環境保全基本条例制定、昭和50年のごみ分別収集など先進的な環境施策の歴史を持つ。現在、新中間処理施設の敷地造成工事が着手され、その整備と環境基本計画の進捗状況を確認する必要がある。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 環境保全と廃棄物処理
  • 沼津市環境基本計画
生活環境部長本市の環境保全政策と廃棄物処理についてお答えします。 まず、環境保全の取組における廃棄物処理の位置づけにつきましては、第2次沼津市環境基本計画において、市、市民、事業者、滞在者の協働の下、環境負荷の少ない循環型社会の実現を目指すものと位置づ…答弁の全文を読む一括回答

※ この答弁は複数の質問への一括回答に含まれます(この論点と1対1で対応するものではありません)。

本市の環境保全政策と廃棄物処理についてお答えします。

まず、環境保全の取組における廃棄物処理の位置づけにつきましては、第2次沼津市環境基本計画において、市、市民、事業者、滞在者の協働の下、環境負荷の少ない循環型社会の実現を目指すものと位置づけられており、具体的には、製品等の循環的な利用の促進及び適正な処理を行うため、分別収集を行い、ごみの発生抑制、再使用、資源化などに取り組んでおります。

次に、環境基本計画の現時点における達成状況の認識につきましては、環境目標3、資源が循環するまちの中で、環境指標に対する数値目標を定めております。指標となる家庭系ごみの1人1日当たりの排出量は、令和4年度末時点で、令和7年度の中間目標の536.7グラムに対して4.7グラム、事業系ごみの年間排出量は2万874トンに対して1,602トン、それぞれ下回っております。計画最終年度の令和12年度に向け、引き続きごみの排出量の削減に向け取り組んでまいります。一般廃棄物処理基本計画の位置づけにつきましては、環境基本計画の下位計画として一般廃棄物処理の方向を示すものとしております。また、数値目標の達成状況と評価につきましては環境基本計画と同じ数値目標を定めており、先ほど御説明したとおり、令和7年度の中間目標を達成していることから、本計画の成果が上がっているものと認識をしております。

次に、廃棄物処理の取組についてお答えします。

まず、新中間処理施設の整備についてですが、今後のスケジュールにつきましては、本年度から敷地造成工事を実施し、令和6年度に事業者選定、令和7年度に選定事業者による実施設計を経て、令和8年度建設工事に着手し、令和11年度中の稼働開始を目指しております。

次に、新施設に付加される新たな機能につきましては、焼却施設で可燃ごみを焼却した際に生じる余熱を用いて発電を行い、設備を稼働するための電力を賄うとともに、余剰電力については、売電や他の公共施設への供給などに係る検討を進めております。また、耐震性・耐水性や非常用電源の確保、十分な水や薬剤の備蓄などにより、施設の強靱化や災害に備えた対策、さらには地域防災拠点機能の整備を図るとともに、見学者用の設備や多目的スペースを設置するなど、環境学習や市民活動の場としての機能も併せて整備する計画としております。

次に、周辺環境の保全対策につきましては、大気質や騒音、振動などにおいて、現清掃プラントに適用している規制値や、現行の法規制値よりも厳しい公害防止基準値を採用することで、公害を発生させない、より安全・安心な施設を整備してまいります。

次に、市民への周知につきましては、これまで事業の進捗状況等について市ホームページに掲載するほか、市内の近隣自治会に対し組回覧や説明会を実施するとともに、本年5月には、沼津市及び清水町の住民等を対象に新施設の概要等に関する説明会を2回開催するなど、周知・啓発に努めてきたところであります。本年度、敷地造成工事に着手することにより事業の進捗が目に見える形で現れていくことから、市民の皆様に事業への御理解をさらに深めていただけるよう、広報ぬまづや市ホームページに特集記事を掲載するなど、今後も時宜を捉えた周知の取組を積極的に進めてまいります。

次に、不法投棄対策についてお答えします。

まず、不法投棄の現状ですが、本市が収集・処理を行っている不法投棄ごみの処分量は、過去5年間において年間10トン前後を推移しております。取組としては、クリーンセンター収集課に環境美化班を設置し、不法投棄禁止看板の設置や市の所有地に不法投棄された廃棄物の回収を行うほか、悪質な場合は沼津警察署へ通報するなどの対応を行っております。また、県や関係機関、団体と不法投棄防止統一パトロールを実施するほか、愛鷹地区連合自治会と監視パトロール等を行っております。さらに、年末ごみ不法投棄防止運動として、昼夜の不法投棄監視パトロール、市広報車による広報や自治会による不法投棄防止を呼びかける町内放送の依頼など、不法投棄防止の周知・啓発活動に取り組んでおります。また、令和5年3月には、県や関係団体との共同による不法投棄物の撤去を実施しております。

次に、問題点や課題ですが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第5条において、土地の占有者や管理者は、土地または建物の清潔を保つように努めなければならないと規定されております。このことから、民間の土地に不法投棄がされ、投棄した者が不明の場合には、その土地の占有者や管理者等が自らの責任で廃棄物の撤去を行うこととなりますが、処理がされず放置されているケースも見受けられます。今後の取組については、引き続き不法投棄監視パトロールを実施するほか、沼津警察署などの関係機関と連携し、不法投棄がされない環境づくりに取り組むとともに、民間の土地所有者等に対して、所有地の定期的な確認や雑草等を刈り清潔に保つなど、不法投棄がされない適正な土地の管理について周知・啓発を行ってまいります。

次に、現在の分別収集に係る認識についてお答えします。

本市では、昭和50年に全国に先駆け、燃やすごみ、埋め立てごみ、資源の3区分に分別収集する沼津方式を開始し、現在は、プラスチック製容器包装を加えた4区分による分別収集を行っております。ごみの分別収集は、資源循環により環境負荷の低減を図る観点から必要不可欠であると認識をしており、これまでの市民や自治会の皆様の御理解、御協力のたまものであると考えております。

次に、分別収集に関する市民の意見と分別の見直し及び改善した点についてお答えします。

素材が混在している製品において分別が分かりにくいという意見が寄せられています。このため、複合素材の製品も分別することで排出できるように改め、昨年全面改定したごみの分別・減量ガイドブックでは、出し方のポイントを明示するなど内容をより分かりやすく刷新いたしました。また、小型家電のうち携帯電話など10品目を対象として、地区センターなどに設置した回収ボックスで回収を行っており、市民の皆様の利便性の向上を図っております。

次に、埋め立てごみ1類と3類に係る分別の徹底についてお答えします。

埋め立てごみは、1類の瀬戸物、ガラス、ゴム製品類、2類の焼却粗大ごみ、3類の熱源利用プラスチックごみの3種類に区分し、同じ集積場所に排出していただいており、収集の際に種類を確認しながら積込み作業を行っております。作業効率の改善のためにも、市民の皆様には、ごみの分別・減量ガイドブックで御確認いただき、適正な排出を行っていただけるよう周知・啓発に努めてまいります。

次に、解体を要するごみの排出についてお答えします。

スプリングが入っているマットレスやソファーなどは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条の3に基づき、市町村において適正な処理ができない処理困難物に指定されています。本市におきましても、そのまま収集し適正に処理することは困難であることから、解体し、分別した上でごみ集積場所への排出をお願いしており、市民の皆様に御負担をおかけしております。また、解体と分別が困難な場合は、販売店等へ御相談いただくか処理可能な専門業者へ処理を依頼していただくよう御案内をしております。

次に、粗大ごみの収集における現状と今後の取組についてお答えします。

高齢者・障がい者世帯の粗大ごみ収集については、70歳以上のみの高齢者の世帯または家事援助を受けている障がい者のみの世帯で、粗大ごみの排出が困難な世帯を対象に、本人による電話での事前申込みを受け、職員が申込み者の自宅に赴き直接収集を行っており、年々増加傾向となっております。今後さらに粗大ごみの排出が困難な世帯の増加が想定されることから、収集業務に対応する人員体制の強化等を図り、市民の皆様の利便性の向上に努めてまいります。

次に、新たな収集方法についてお答えします。

熱源利用プラスチックごみについては、これまでのごみ分別方法が定着していることから、分別方法の大きな変更を行いませんが、その他プラスチック資源ごみとして回収し、熱源利用から水平リサイクルに変更を予定しております。また、新施設の稼働に向け、処理品目の追加や分別ルールの見直しを行うなど、環境負荷の低減と市民の負担軽減の実現に向けた取組を進めてまいります。

廃棄物処理の取組について

環境・エネルギー

要旨議員は沼津市の環境保全の伝統を踏まえ、環境基本計画下での廃棄物処理の位置づけ、新中間処理施設整備、不法投棄対策について質問し、市は廃棄物処理を循環型社会実現の重要施策と位置づけ、令和11年度の施設稼働予定と多機能化を答弁した。

背景沼津市は1970年代の石油コンビナート反対闘争と1975年の先駆的ごみ分別収集の環境重視の歴史を持ち、1976年設置の焼却施設が47年経過する中で新たな中間処理施設の建設工事が進められている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 新中間処理施設の整備
  • 不法投棄対策
  • ごみ収集
生活環境部長本市の環境保全政策と廃棄物処理についてお答えします。 まず、環境保全の取組における廃棄物処理の位置づけにつきましては、第2次沼津市環境基本計画において、市、市民、事業者、滞在者の協働の下、環境負荷の少ない循環型社会の実現を目指すものと位置づ…答弁の全文を読む一括回答

※ この答弁は複数の質問への一括回答に含まれます(この論点と1対1で対応するものではありません)。

本市の環境保全政策と廃棄物処理についてお答えします。

まず、環境保全の取組における廃棄物処理の位置づけにつきましては、第2次沼津市環境基本計画において、市、市民、事業者、滞在者の協働の下、環境負荷の少ない循環型社会の実現を目指すものと位置づけられており、具体的には、製品等の循環的な利用の促進及び適正な処理を行うため、分別収集を行い、ごみの発生抑制、再使用、資源化などに取り組んでおります。

次に、環境基本計画の現時点における達成状況の認識につきましては、環境目標3、資源が循環するまちの中で、環境指標に対する数値目標を定めております。指標となる家庭系ごみの1人1日当たりの排出量は、令和4年度末時点で、令和7年度の中間目標の536.7グラムに対して4.7グラム、事業系ごみの年間排出量は2万874トンに対して1,602トン、それぞれ下回っております。計画最終年度の令和12年度に向け、引き続きごみの排出量の削減に向け取り組んでまいります。一般廃棄物処理基本計画の位置づけにつきましては、環境基本計画の下位計画として一般廃棄物処理の方向を示すものとしております。また、数値目標の達成状況と評価につきましては環境基本計画と同じ数値目標を定めており、先ほど御説明したとおり、令和7年度の中間目標を達成していることから、本計画の成果が上がっているものと認識をしております。

次に、廃棄物処理の取組についてお答えします。

まず、新中間処理施設の整備についてですが、今後のスケジュールにつきましては、本年度から敷地造成工事を実施し、令和6年度に事業者選定、令和7年度に選定事業者による実施設計を経て、令和8年度建設工事に着手し、令和11年度中の稼働開始を目指しております。

次に、新施設に付加される新たな機能につきましては、焼却施設で可燃ごみを焼却した際に生じる余熱を用いて発電を行い、設備を稼働するための電力を賄うとともに、余剰電力については、売電や他の公共施設への供給などに係る検討を進めております。また、耐震性・耐水性や非常用電源の確保、十分な水や薬剤の備蓄などにより、施設の強靱化や災害に備えた対策、さらには地域防災拠点機能の整備を図るとともに、見学者用の設備や多目的スペースを設置するなど、環境学習や市民活動の場としての機能も併せて整備する計画としております。

次に、周辺環境の保全対策につきましては、大気質や騒音、振動などにおいて、現清掃プラントに適用している規制値や、現行の法規制値よりも厳しい公害防止基準値を採用することで、公害を発生させない、より安全・安心な施設を整備してまいります。

次に、市民への周知につきましては、これまで事業の進捗状況等について市ホームページに掲載するほか、市内の近隣自治会に対し組回覧や説明会を実施するとともに、本年5月には、沼津市及び清水町の住民等を対象に新施設の概要等に関する説明会を2回開催するなど、周知・啓発に努めてきたところであります。本年度、敷地造成工事に着手することにより事業の進捗が目に見える形で現れていくことから、市民の皆様に事業への御理解をさらに深めていただけるよう、広報ぬまづや市ホームページに特集記事を掲載するなど、今後も時宜を捉えた周知の取組を積極的に進めてまいります。

次に、不法投棄対策についてお答えします。

まず、不法投棄の現状ですが、本市が収集・処理を行っている不法投棄ごみの処分量は、過去5年間において年間10トン前後を推移しております。取組としては、クリーンセンター収集課に環境美化班を設置し、不法投棄禁止看板の設置や市の所有地に不法投棄された廃棄物の回収を行うほか、悪質な場合は沼津警察署へ通報するなどの対応を行っております。また、県や関係機関、団体と不法投棄防止統一パトロールを実施するほか、愛鷹地区連合自治会と監視パトロール等を行っております。さらに、年末ごみ不法投棄防止運動として、昼夜の不法投棄監視パトロール、市広報車による広報や自治会による不法投棄防止を呼びかける町内放送の依頼など、不法投棄防止の周知・啓発活動に取り組んでおります。また、令和5年3月には、県や関係団体との共同による不法投棄物の撤去を実施しております。

次に、問題点や課題ですが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第5条において、土地の占有者や管理者は、土地または建物の清潔を保つように努めなければならないと規定されております。このことから、民間の土地に不法投棄がされ、投棄した者が不明の場合には、その土地の占有者や管理者等が自らの責任で廃棄物の撤去を行うこととなりますが、処理がされず放置されているケースも見受けられます。今後の取組については、引き続き不法投棄監視パトロールを実施するほか、沼津警察署などの関係機関と連携し、不法投棄がされない環境づくりに取り組むとともに、民間の土地所有者等に対して、所有地の定期的な確認や雑草等を刈り清潔に保つなど、不法投棄がされない適正な土地の管理について周知・啓発を行ってまいります。

次に、現在の分別収集に係る認識についてお答えします。

本市では、昭和50年に全国に先駆け、燃やすごみ、埋め立てごみ、資源の3区分に分別収集する沼津方式を開始し、現在は、プラスチック製容器包装を加えた4区分による分別収集を行っております。ごみの分別収集は、資源循環により環境負荷の低減を図る観点から必要不可欠であると認識をしており、これまでの市民や自治会の皆様の御理解、御協力のたまものであると考えております。

次に、分別収集に関する市民の意見と分別の見直し及び改善した点についてお答えします。

素材が混在している製品において分別が分かりにくいという意見が寄せられています。このため、複合素材の製品も分別することで排出できるように改め、昨年全面改定したごみの分別・減量ガイドブックでは、出し方のポイントを明示するなど内容をより分かりやすく刷新いたしました。また、小型家電のうち携帯電話など10品目を対象として、地区センターなどに設置した回収ボックスで回収を行っており、市民の皆様の利便性の向上を図っております。

次に、埋め立てごみ1類と3類に係る分別の徹底についてお答えします。

埋め立てごみは、1類の瀬戸物、ガラス、ゴム製品類、2類の焼却粗大ごみ、3類の熱源利用プラスチックごみの3種類に区分し、同じ集積場所に排出していただいており、収集の際に種類を確認しながら積込み作業を行っております。作業効率の改善のためにも、市民の皆様には、ごみの分別・減量ガイドブックで御確認いただき、適正な排出を行っていただけるよう周知・啓発に努めてまいります。

次に、解体を要するごみの排出についてお答えします。

スプリングが入っているマットレスやソファーなどは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条の3に基づき、市町村において適正な処理ができない処理困難物に指定されています。本市におきましても、そのまま収集し適正に処理することは困難であることから、解体し、分別した上でごみ集積場所への排出をお願いしており、市民の皆様に御負担をおかけしております。また、解体と分別が困難な場合は、販売店等へ御相談いただくか処理可能な専門業者へ処理を依頼していただくよう御案内をしております。

次に、粗大ごみの収集における現状と今後の取組についてお答えします。

高齢者・障がい者世帯の粗大ごみ収集については、70歳以上のみの高齢者の世帯または家事援助を受けている障がい者のみの世帯で、粗大ごみの排出が困難な世帯を対象に、本人による電話での事前申込みを受け、職員が申込み者の自宅に赴き直接収集を行っており、年々増加傾向となっております。今後さらに粗大ごみの排出が困難な世帯の増加が想定されることから、収集業務に対応する人員体制の強化等を図り、市民の皆様の利便性の向上に努めてまいります。

次に、新たな収集方法についてお答えします。

熱源利用プラスチックごみについては、これまでのごみ分別方法が定着していることから、分別方法の大きな変更を行いませんが、その他プラスチック資源ごみとして回収し、熱源利用から水平リサイクルに変更を予定しております。また、新施設の稼働に向け、処理品目の追加や分別ルールの見直しを行うなど、環境負荷の低減と市民の負担軽減の実現に向けた取組を進めてまいります。

市長新中間処理施設の整備と、ごみの分別収集の見直し・改善についてお答えします。 近年、地球温暖化の進行や、プラスチックによる海洋汚染など多くの環境問題が深刻化し、世界レベルでの対策が急務となっております。これら地球環境問題と廃棄物の適正処理は切…答弁の全文を読む

新中間処理施設の整備と、ごみの分別収集の見直し・改善についてお答えします。

近年、地球温暖化の進行や、プラスチックによる海洋汚染など多くの環境問題が深刻化し、世界レベルでの対策が急務となっております。これら地球環境問題と廃棄物の適正処理は切り離すことのできない密接な関係にあることは明らかであり、本市においても、循環型社会のさらなる発展に向け取り組んでおります。新中間処理施設の整備につきましては、本施設は安定した市民生活に決して欠くことのできない大変重要な施設であります。このため、最新のごみ処理技術を導入し、環境負荷の低減を図り、余熱を用いた発電設備や防災・環境学習等に係る新たな機能を設けるなど、全国に誇れる環境に優しく、安全・安心で市民に開かれた施設整備を目指してまいります。今後も引き続き、近隣自治会をはじめ市民の皆様に対し、施設の安全性や新たな機能、事業の進捗などの周知を努めるとともに、清水町との連携を図り、事業の着実な推進に向けて取り組んでまいります。また、ごみの分別収集につきましては、環境負荷の低減と市民の負担軽減の両立を図る中で、時代の要請に応じた適切な分別収集と再資源化に向けて、市民や事業者の皆様に協力をいただきながら、一体となって取り組んでまいります。

第5回2024-06-12

質問の全文を読む全1発言

発言 1

通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。

沼津市の人口は、住民基本台帳で1995年、平成7年の21万7856人をピークに減少し、本年の4月末では18万6676人となり、令和3年に策定された沼津市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンでは、2060年に14万3000人程度の人口確保を想定しています。人口減少が地方のまち・生活に与える影響として、国土交通省は、1、生活関連サービスの縮小、2、税収減による行政サービス水準の低下、3、地域公共交通の撤退・縮小、4、空き家、空き店舗、工場跡地、耕作放棄地等の増加、5、地域コミュニティの低下などを挙げています。人口減少への考え方はいろいろあると思いますが、近隣に比べて比較的早く人口減少が始まった本市では、平成13年策定の第3次沼津市総合計画で人口減少に歯止めをかけ、定住人口を確保するための取組を図っていく。あわせて、交流人口の拡大を目指していくという、人口に関する考え方を明示しています。2月議会の代表質問で先輩議員から人口の問題について多くの質問がありましたが、第5次沼津市総合計画にもあるとおり本市の活力を維持していくには、可能な限り今後の人口減少を抑制していくことが極めて重要であると思います。まず、このことについて改めて認識を伺います。

さて、横浜市のまちづくりは、東京のベッドタウンとしての機能を担うことでスタートしたと思いますが、令和3年に全市的な用途地域の見直しに着手しています。この見直しは、市街化区域の4割は住環境を最も重視した第一種低層住居専用地域に指定され、商業施設の出店の制限など、住民の高齢化に対応しにくくなった住宅地を、住むためだけの場所から住み、働き、楽しみ、交流する場所への転換をもくろんだものと聞いておりますが、この3月の都市計画審議会で可決されています。私は、この376万人の人口を有する政令市の取組に興味が湧きましたが、横浜市18の区のうち、11番目の人口を持つ金沢区が、現在の人口と2050年の将来人口が、私たちの沼津市とほぼ同数であることに大きな関心を持ちました。それは、金沢区が自然や歴史資産をはじめ、アウトレット、八景島シーパラダイスなど、観光・商業資産を多く保有していること。横浜市立大学、関東学院大学の総合大学2校の立地。活力ある臨海工業地域。品川から横須賀市浦賀を結ぶ京浜急行と新交通システム、横浜シーサイドラインなど、都市施設が充実し魅力的で豊かで便利なこの金沢区の人口がなぜ減少率が高いのか、納得できませんでした。そこで、区を訪問し人口減対策について現状と考え方を聞いてまいりました。区では、2017年に金沢臨海部産業活性化プランを策定し、埋立てから40年を経過した1,200社以上の中小企業が集積する臨海工業地域660ヘクタールの再開発を中心に、新たなまちづくりを進めており、人口減対策の観点から見れば、ここで働く3万5000人の従業者の定住促進と2つの大学に通う1万6000人のまちづくりへの参画と区内への就職・定住を図っていきたいという取組が、人口減少対応策の大きな柱となっているようでした。私は、普通人口とは夜間人口でもあり、単に人口の多寡や一時期を捉えた増減でまちの特性、住みよさ、発展性を図ることはできないということも改めて理解・認識することができました。関係人口や活動人口を定義される方もいらっしゃいますが、私は、交流人口も含めて、人口の確保はまちの活動や活力を維持していく上で極めて重要であり、それはまちづくりとの連動だと思います。行き着くところは、社会動態では転出を抑制し転入を促進するということに尽きると思います。このまちづくりの中で、定住人口確保への取組は、住民の定住促進と移住促進の二面で進められるべきものと考えます。定住促進では、そこに住む人々が住む喜びを感じられるよう、質の高いまちづくりを進めていくことであり、まさにそれは日々のまちづくりと一体のものであります。もう一つの移住促進とは、企業誘致、子育て支援策の充実など今足りていない政策の実施、あるいは、新たに人を引き寄せ、このまちに住まわせる、まちの魅力づくりとともに、それをアピールしていく取組となるシティプロモーションの戦略だと思います。

そこで、沼津市の人口減少に対応した移住促進への取組について、総合戦略の4つの基本目標などの中から順次質問をさせていただきます。

1点目、沼津市の大きな課題として生産年齢人口の減少があります。本市の総人口のピークは平成7年でしたが、生産年齢人口のピークは平成2年の15万2700人でした。当時、総人口に占める15歳以上64歳未満の生産年齢人口の割合は、県内市部でトップクラスの70.6%でしたが、以降減少傾向をたどり、令和2年には総人口の56.7%、10万7423人となっています。ピーク時と比較すると4万5277人、13.9%の減少であり、総人口の減少数2万8470人を大きく上回っています。この労働ばかりでなく、出生数に大きな影響を及ぼし、経済・社会の中核的な担い手である生産年齢人口の減少は今後も続くものと思われます。新たな企業の進出による雇用の創出は、2月に開所式が行われた世界的な半導体製造大手のTSMC熊本工場が立地された菊陽町を見れば明らかです。立地に伴い、人や物が集まり、地域経済が活性化され、生産年齢人口をはじめ、定住人口の増大が始まっています。企業誘致に当たっては、また、地域特性に応じた優良企業を誘致するには、本市が持つ強みを積極的にアピールし、効果的な企業誘致に結びつけていくことが必要です。そこで質問ですが、企業誘致における本市の強みをどのように認識しているのでしょうか。また、将来、本市の発展を支える若い方々の雇用機会の創出も含め、現在取り組んでいる内容について教えてください。

2点目は、沼津市の移住促進のシティプロモーションとも言える、移住・定住ポータルサイトぬまづ暮らしについてお聞きします。

このほどリニューアルされ、さらに分かりやすいサイトになったと思いますが、本市が一番売り込みたいことは何でしょうか。また、多くの支援制度が用意されています。これら支援制度の中で、移住した方が最も利用した制度は何でしょうか。また、数え上げるのは難しいと思いますが、その制度を利用して本市へ移住された方はどのくらいいるのか教えてください。

次に、3点目、子育て支援です。

近隣自治体に比べ劣っていると言われている沼津市ですが、こども医療費助成、保育所の待機児童ゼロ、来年度からの民間委託を準備している放課後児童クラブなど、私は、子育て支援の分野では、総合的に沼津市は劣っているとは思いません。むしろ本市は、公立における小中・中高一貫教育、言語教育、ICT教育などのほか、私立を含め、特色ある高校が多く立地し多様な学びのニーズに応えられる環境が整っていることから、こうした強みを生かし福祉と教育との連携をさらに推進、アピールして近隣との差別化を図り、移住促進に結びつけていくべきと思いますがいかがでしょうか、お考えをお聞きします。

4点目は、土地利用の見直しです。

私は昨年の6月定例会で、中心市街地と金岡北部地域の用途地域の見直しについて質問をさせていただきました。総合戦略の基本目標の4では、新しい時代に合った、安全・安心で誰もが暮らしやすい地域をつくるが掲げられ、生活環境や居住環境の整備、地域活動、新たなまちづくりへの取組が示されています。用途地域は、良好な都市環境を形成するため、土地の使い方や建物の建て方にルールを設ける、言わばまちづくりの基本となるものです。市制施行から100年、用途地域の指定から50年が経過しています。時代に対応し、安全・安心で暮らしやすい地域づくりに向けて、用途地域など総合的な土地利用の見直しが必要と思いますが、お考えをお聞きします。

次に、5点目ですが、政策立案や推進の基本ともなる社会動態分析などの移住定住調査の実施です。

かつて沼津の市民や企業は、地価・家賃の低い近隣へ流れていった。また、近いところでは、地震や津波が心配だとか本市を住む場、働く場として敬遠する動きがありました。さらに、新幹線がとまらなかったから、若い人たちが働く場がなく、大学へ行ってそのまま帰ってこないとか、本市の人口減少を嘆く声ばかりが聞こえてきました。今、沼津の目指すまちづくりは着々と進んでいます。本市は階段の踊り場から一歩足を踏み出したと思います。着実な一歩一歩を踏み固めていく、そのためのしっかりとした基礎調査が必要です。お考えをお聞かせください。

さて、かねて住民が住む都市を選ぶ時代が来るということが言われました。人口減少社会は、このことをいよいよ実感することになると思えてなりません。だからこそ、これからの地方自治体の職員の存在・取組は極めて重要となると考えております。

そこで、最後に職員の人材育成についてお伺いします。

私は、市の職員がプライドを持って仕事をしている。そういう姿を見て、そこに住む人々も、住み、住まうことに誇りと喜びを感じるものだと思います。2月10日、淡島ホテルでラブライブ!サンシャイン!!ファンの皆様のための移住相談会が開催されました。これは京都出身のラブライブファンで、現在、沼津市役所に勤める職員の企画により開催されたと聞いておりますが、当日は15組21名もの方々が参加されたとのことです。まちづくりの、しかも、移住定住の分野にアニメが関わっているのは前代未聞とも言うべきと思いますが、定住までさせてしまうというのは驚きです。このラブライブ!の企画担当者など8名が初めて沼津市役所を訪れたのは、アニメ放映の1年半前の平成26年の秋だったと聞いております。その際のお話では、舞台は海辺のまちという設定が決まっていて、首都圏近郊でロケハンが行われていたようです。前作ラブライブ!は東京のど真ん中、神田明神でしたので、2作目は自然がある場所、海を舞台にしたとのことでした。東京近郊の幾つかの候補地から沼津を選んだ理由は、沼津の駅前の印象が都会だったからだそうです。東京から見ると、箱根から西は未知の地域なので非常にインパクトがあったとおっしゃっていたとのことです。主人公たちの学校は海が見える高台のため、高校生の活動エリアを考えると、自然だけではなく都会的な要素が必要であり、沼津は若者が暮らす際の多様性がコンパクトな範囲に詰まっているというような趣旨のお話だったということでした。9人のメンバーの家は、沼津ならではの場所が選ばれ、高級ホテル、老舗旅館、ダイビングショップ、沼津港周辺や山際のお寺、川沿いのマンション等が住む家として描かれたとのことです。どうでしょうか、まさにロケーション、登場人物をはじめ、そのまま沼津市の移住定住のプロモーションビデオになるような組立てだと思います。その後、何回かの打合せがあり、制作者側の地域への注文に2人の職員が応対しています。制作側が一番気にしていたことは、ファンへの対応ということで、かつて他市を舞台にした作品で、市と鉄道会社が先に大々的にPRを行ってしまい、ファンが興ざめして失敗した事例があり、しばらくは表立った活動を控えてくれとの要望があったとのことです。その後もファンが一番嫌うものは情報漏えいであり、情報統制に苦労し、市長や市職員にまで気を遣ったとのことです。こうした落下傘的な地域番組は放映が終わればブームは消えてしまうのが常ですが、この2人の職員は終わらせませんでした。当然、市側のディレクターとも言える課長の存在は大きいのですが、ロケハン、撮影交渉、アフターフォローにまで綿密に関わっています。また、民間企業とのコラボ、ふるさと納税、燦々ぬまづ大使、キャラクターの誕生日を祝う市の企画など、制作側の了解を得て地域づくりへの種まきも怠らず、長浜、三浦、中心市街地、沼津市と多くの人々の共感の輪が広がっていったものと私は思います。このアニメブームのまちづくりへの生かし方は、行政と作品・番組ではなくて、地域とファンそして作品という構図です。市・行政はまさに調整役で、行政は今まであまり経験したことのない役回りだったわけですが、その支え・核となったものは、彼らの誠実さが築いていった信頼関係だったと私は思っています。あれから間もなく10年、聖地巡礼はまだ続いています。スピンオフ作品も誕生し、市民の生活にまだ深く関わってきています。最近、愛知県の都市が誘致のノウハウを聞きに来たとも聞いていますが、このほか、沼津市の職員が先進行政として取り組んできた事業や政策はたくさんあり、全国に先駆けたごみの分別収集、公共施設への太陽熱発電の導入、リノベなどが挙げられます。沼津市の職員は若手・中堅・ベテランも一生懸命元気に頑張っていると思います。最近、若手職員によるプロジェクトチームの活躍とか、市役所改革とかが話題になっています。改革は結構ですが、私は職員には、まずはもっと本務で頑張ってほしいと思います。また、管理職の皆さんも使命感と専門性を持って、自らの知識と経験を大いに活用していただきたいと思います。職員の元気に仕事に取り組む姿、姿勢を見て、住民は自分の住むまちに誇りを感じ、住んでよかったと思うものだと考えております。3月末、アメリカの研究機関が、今年生まれた子が60歳になる頃、全ての国の出生率が現在の人口を維持できない水準まで低下し、世界全体で人口が減少するということを発表しました。また、この4月には、日本の人口戦略会議が子どもを産む中心の年代となる20歳から39歳の女性が半数以下となる自治体は消滅の可能性があると想定し、2020年から50年の30年間で全国自治体の40%を超える744の自治体が該当すると発表しました。本市は幸い消滅可能性都市には入っておりません。今、地方自治体で今まで経験したことのない人口減少社会への対応が始まっています。今後さらに、従来の価値観を覆すほどの大きな変化となることも予想されます。まさに住民が住む都市を選ぶ時代の中、まちづくりの最前線で取り組むのは、やはり市の職員です。市長のますますのリーダーシップの下、まずは職員が住む人たちと手を携えて、私たちの沼津市をよりすばらしいまちにしていくことを強く望むものであります。

最後に、職員の人材育成の基本となり、大きな役割を果たす職員研修、人事異動につきまして、方針など基本的な考え方についてお聞きして、私の質問を終わりにいたします。

人口減少に対応したまちづくりについて

まちづくり・都市基盤

要旨議員は沼津市の人口減少(1995年ピーク約21.8万人→2024年約18.7万人)を踏まえ、移住促進策・ポータルサイトの成果・子育て支援・土地利用見直し・職員人材育成等を問うた。市は人口減少抑制の重要性を認め、移住・就業支援金の利用増加(R1の1件→R5の30件70人)や立地適正化計画によるコンパクトシティ推進など総合的な施策を展開していると答えた。

背景沼津市では1995年以降人口が継続的に減少し、2060年には14.3万人程度まで落ち込む見通しであり、生産年齢人口の減少や行政サービス水準の低下が現実の課題となっているため、まちづくりと連動した定住・移住促進策の実効性が問われた。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 人口減少に対する認識
  • 移住促進の取組
  • 移住・定住ポータルサイトの運用と成果
  • 福祉と教育が連携した特色ある子育て支援
  • 安全で暮らしやすい地域づくりへの土地利用の見直し
  • 移住定住基礎調査の実施
  • 本市職員の人材育成
  • 職員研修の取組
  • 人事異動の考え方
政策推進部長人口減少に対する認識についてお答えします。 人口の減少は、居住環境の維持や労働力の確保が難しくなるとともに、地域経済の縮小、税収の減少など社会経済や市民生活全体に対して影響を及ぼすものと考えております。このため、将来にわたって本市の活力を維…答弁の全文を読む

人口減少に対する認識についてお答えします。

人口の減少は、居住環境の維持や労働力の確保が難しくなるとともに、地域経済の縮小、税収の減少など社会経済や市民生活全体に対して影響を及ぼすものと考えております。このため、将来にわたって本市の活力を維持していくためには、可能な限り今後の人口減少を抑制していくことが必要であると考えております。人口減少対策については、定住人口の確保に向けて、若者世代が安心して子育てしやすい環境の整備や都市的魅力や利便性を向上させ、子どもから高齢者までのあらゆる人々が暮らしやすいまちづくりを推進していくことが重要であると考えております。また、観光客や本市に通勤・通学する方等が増えることで、市内の消費拡大が図られるとともに、地域社会の活性化やにぎわい創出にもつながることから、交流人口の拡大という視点も踏まえ、総合的な施策を推進していくことが人口減少の抑制につながるものと考えております。

移住・定住ポータルサイトの運用と成果についてお答えします。

本市が移住先として選ばれるためには、移住希望者のニーズを捉え、効果的に情報発信することが重要であると考えております。そのため本市では、移住・定住ポータルサイトぬまづ暮らしを開設しており、昨年度には、住居や仕事といった相談が多い事項をトップページに掲載するなどのリニューアルを行い、常にアップデートにも努めております。また本市では、市内無料タクシー案内や移住交通費補助などの移住支援を実施しており、中でも令和元年度から開始した移住・就業支援金の利用状況については、令和元年度は1件1人、令和2年度は1件3人、令和3年度は6件7人、令和4年度は13件31人、令和5年度は30件70人で、合計51件112人と多くの方が本支援金を利用し移住されております。このように、本支援金の利用者は年度ごとに増え続けており、今後もより多くの方に本市を移住先として選んでいただけるよう、様々な支援を行ってまいります。

移住定住基礎調査の実施についてお答えします。

現在、市役所市民課及び市民窓口事務所において、転出者と転入者に対してウェブアンケートの案内をし、調査を実施しております。転出者の調査項目である本市の生活でよかった点については、買物の利便性や自然環境などが挙げられていることから、ぬまづ暮らしの魅力として移住希望者に対し積極的なPRに努めてまいります。転入者調査では、本市への転入理由や情報収集の方法を把握し分析することで、今後の取組に生かしてまいります。アンケート調査を行うことにより、効果的に施策を展開するための基礎的な情報が収集できることから、今後とも、転出者・転入者に対する調査を実施してまいりたいと考えております。

福祉事務所長福祉と教育が連携した特色ある子育て支援についてお答えします。 福祉と教育との連携につきましては、幼稚園・保育所・小学校の関係者から構成される協議会において合同研修会を開催し、子どもが円滑に小学校生活を送れるよう幼児教育と小学校教育の接続に関…答弁の全文を読む

福祉と教育が連携した特色ある子育て支援についてお答えします。

福祉と教育との連携につきましては、幼稚園・保育所・小学校の関係者から構成される協議会において合同研修会を開催し、子どもが円滑に小学校生活を送れるよう幼児教育と小学校教育の接続に関するカリキュラムの充実に向けて取り組んでいるところです。また、市内全校区での小中一貫教育の推進や、県東部で唯一の公立中高一貫校となる市立沼津高校の開校などにより、個別最適な学びを一貫して提供する環境を整えております。さらに、子育て世帯の不安解消や子どもの社会性を育むことを目的に、国が令和8年度からの制度化を目指す、こども誰でも通園制度について、近隣市町に先駆けて今年度からモデル運用を実施しております。今後におきましても、公立保育所等に電子黒板と書画カメラを導入し、ICTを活用した遠隔地との連携授業を計画するなど、小学校生活の準備期における保育・教育の質の向上に向けた本市ならではの取組を推進してまいります。

都市計画部長安全で暮らしやすい地域づくりへの土地利用の見直しについてお答えします。 用途地域につきましては、無秩序な開発を防ぎ、良好な住環境の確保や都市機能の増進、土地利用の効率化を図り、市全体の健全な発展を目指すため、それぞれの地域にふさわしい建物の…答弁の全文を読む

安全で暮らしやすい地域づくりへの土地利用の見直しについてお答えします。

用途地域につきましては、無秩序な開発を防ぎ、良好な住環境の確保や都市機能の増進、土地利用の効率化を図り、市全体の健全な発展を目指すため、それぞれの地域にふさわしい建物の用途、容積、形態などの守るべき最低限のルールを定めるものであります。これまでも本市では、用途地域の見直しを行ってきており、令和元年度に新東名高速道路の開通や東名及び新東名高速道路におけるスマートインターチェンジの設置に伴い交通利便性が向上し、産業的土地利用に適した愛鷹地区の一部について、工業団地の形成を目的に用途地域の見直しを行ってまいりました。また、今後の人口減少・少子高齢化を見据え、市民の暮らしを守り、市全体の活力を高めるため、沼津市都市計画マスタープランの高度化版である沼津市立地適正化計画を平成30年度に策定いたしました。その中で、持続可能なコンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりを目指し、人口密度を維持して生活に必要なサービス等を確保する居住誘導区域と、沼津駅周辺など医療や福祉、子育て、商業等の機能を拠点に集約していく都市機能誘導区域を定め、効率的かつ効果的で、次世代にわたり安全で快適な市民生活を持続的に送ることができるまちづくりを推進しているところであります。用途地域など土地利用を適切に見直すことは、新たな土地利用が可能となり、地域経済の活性化や人口減少、高齢化社会への対応など様々な効果を発現する可能性があることから、時代の変化や市民ニーズなどを見極めながら必要に応じて見直しを検討してまいります。

総務部長職員研修の取組についてお答えします。 職員研修は、自己啓発、職場研修及び職員研修所研修の3つの方法で実施しております。初めに、自己啓発については、公務能率の向上または職務遂行に関連する知識・技能等の習得のため、職員が自らの意思で通信教育講座…答弁の全文を読む

職員研修の取組についてお答えします。

職員研修は、自己啓発、職場研修及び職員研修所研修の3つの方法で実施しております。初めに、自己啓発については、公務能率の向上または職務遂行に関連する知識・技能等の習得のため、職員が自らの意思で通信教育講座を受講するとともに自主的にグループを構成し、市政に関するテーマについて研究活動を行っております。また、職場研修については、国民健康保険課における国民健康保険及び後期高齢者医療保険の制度を学ぶ研修や、資産税課における課税事務に係る研修など、所管する業務遂行に必要な知識・技能等の習得のため、各所属で実施しております。さらに、職員研修所研修については、新任課長や新任係長などの階層に応じた基本的な知識・技能等を習得するための研修及び法制執務や不当要求への対応などの専門的な知識を身につける研修を実施するとともに、高度で専門的な知識・技能等の習得を目的として、自治大学校や市町村職員中央研修所など外部の専門機関へ職員を派遣しております。

次に、人事異動の考え方についてお答えします。

職員は様々な部署で幅広い経験を重ねることにより、行政課題を大局的に判断できる能力や多様化する市民ニーズを的確に捉え、市民の立場で考え行動できる能力が育成されるものと考えております。このため、人事異動の際は、新規採用後の10年間に、福祉・税・産業振興など、異なる分野の部署を3か所程度経験し、その後も数年で新たな業務を経験できるように配慮しております。今後も、時代の潮流を踏まえつつ、幅広い視野を持って、様々な行政課題に対応できる職員の育成に資するよう、効果的な職員研修及び人事異動を実施してまいります。

第6回2024-09-24

質問の全文を読む全2発言

発言 1 / 2

通告に基づき一般質問をさせていただきます。

一般国道414号は、伊豆半島の南端の下田市を起点として伊豆市、伊豆の国市を経由し沼津市に至る、伊豆半島を貫く幹線道路であります。このうち、沼津市の静浦バイパスの第1期工区の暫定2車線が昨年3月供用開始となりました。これは供用開始と併せて大平地区が沼津市域の中で直接道路でつながったということですが、このことは、基本構想に掲げるコンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりをさらに進め、これからの大平地区や沼津市のまちづくりに大きな意義を持つものと思います。また同時に、隣接する伊豆地域をはじめ、東京圏における他地域との長い交流の歴史やさらに未来へのまちづくりの動きに連動して、新たな交流が始まる契機となるものと思います。さて、大平地区が文献に登場するのは、1490年の伺事記録と言われています。ここでは、足利十代将軍が大平・徳倉・日守の三箇郷を室町幕府の関係者である布施梅千代丸に安堵すると書いてあるとのことです。それぞれ現在の沼津市大平、清水町徳倉、函南町日守ですが、この三箇郷は、江戸時代の文書にまで続けて登場しているようで、当時はほぼ一体だったのではと興味深いものを感じます。大平は、いわゆる沼津アルプスの東に開けた、狩野川の氾濫原の平地に田畑が広がり、住宅や寺などの集落は山裾に立地するという地形となっています。また、大平には、大平年代記という鎌倉時代から明治初めまでの出来事が書かれた、全国的にも有名な文書をはじめ、村の歴史を記した幾つかの文書が残っているようです。これらによりますと、4年に1度は狩野川が氾濫し、一度に3尺も田畑に泥が堆積する。逆に雨が降らなければ、水不足に陥るということもあり、稲作を中心とした農業の技術革新の歴史はそのまま狩野川との戦いであり、それはまちづくりの歴史にもつながることだと思います。また、戦国時代、沼津は駿河・甲斐・相模の3大勢力の拮抗する位置にあったとのことです。中でもこの大平地区は、伊豆と合わせて相模の北条氏との接点にあり、大平の人々は戦乱に巻き込まれることも多々あったと思われます。私の一般質問は、沼津市の東端に位置し、戦国時代、交通・経済の要衝であり、戦略拠点だったこの大平地区の歴史を踏まえ、新たなステージの下で、治水対策などをはじめとしたまちづくりの課題をどう整理し、沼津市をはじめ、伊豆地域や関東方面などとの新たな交流にどう生かしていくのか、当局の考え方をお聞きしていきます。

初めに、治水対策の推進です。

治水対策は、大平地区が抱える最も大きく重要な課題です。このことにつきましては、昨年の6月議会でも特に、令和元年東日本台風と同規模の洪水に対して、床上浸水をおおむね解消することを目指す沼津市(大平地区)水災害対策プランの具体的対応策と進捗状況について質問がありましたので、ここではプランについてはお聞きしませんが、その後、排水ポンプ車などを導入し、既に大平に3回出動したようです。災害は待ったなしです。とにかく一日でも早いプランの進捗をお願いするものです。そこで初めに、県事業として紹介された静浦バイパス高架下への雨水貯留施設について、今後の参考にもなるかと思います。その概要についてお聞きします。

次に、国の事業となりますが、狩野川の護岸整備計画はどうなっているのでしょうか。大平に関係する主なものについて教えてください。また、地元から新たなポンプ場ができるまで、現在の湛水防除事業で設置したポンプ4台を洪水が予想されるときは早めに稼働したらどうかとの意見があるようですが、どう対応されているのか教えてください。

最後に、治水対策として、河川ダムなど公共で整備すること以外に、個人・企業などがそれぞれ独自に雨水浸透施設や雨水貯留施設を設置していくことは、減災対策の一つとして大きな効果をもたらすものと考えます。こうしたことから本市には雨水浸透・貯留施設設置費補助金がありますが、大平地区の利用状況について教えてください。また、そのほか指導とか誘導も含めて、個人・事業所の雨水・排水対策についてお考えの政策等があれば教えてください。

続いて、市街化区域編入と農業振興です。

大平地区は現在全域が市街化調整区域です。市街化調整区域とは、農地や緑地を守るため、原則として住宅や商業施設などは建てられません。しかし、既成市街地に連続していることなど、一定の条件が見込まれれば、将来も含めて市街化区域編入は全く不可能ではないと聞いております。静浦バイパスの暫定開通で、既成市街地である下香貫地区と大平はトンネルでつながった。また、狩野川の堤防整備、大平江川の改修も進んでいるので、大平の市街化がこれから始まるのではないかとの声をアルプストンネルの開通時から聞くようになりました。私も様々な方に会って聞いてみましたが、いろいろな考え方があるようです。大平地域の市街化区域編入についての市の基本的な考え方をお聞きします。また、鎌倉時代後半に越前朝倉から土着した人々により始まったと聞いていますが、大平の農業は、狩野川の水と闘い、戦乱をかいくぐり、大平のまちづくりとともに、営々と築き上げてきた稲作中心の農業です。市街化区域編入とは裏腹の関係にありますが、大平地区のこれからの農業振興をどうしていくのか、お聞きいたします。

続いて、国道414号静浦バイパスの今後の展開についてお聞きします。

本事業は、伊豆中央道の長岡北インターチェンジから本市の下香貫交差点まで静岡県が事業主体となって事業を進めていただいております。このうち沼津市分、口野まで約5.1キロメートルが事業化されており、うち第1期工区2.5キロメートルが大平まで昨年3月に暫定供用開始されたところです。沼津市中心部から、また大平から伊豆地域へ直結する道路として大いにその効果が期待されます。計画では道路は再びトンネルとなり、暫定2車線で整備すると承知しております。今後の区間は、有料道路方式の導入なども計画されているようですが、今後のスケジュールについてお聞かせください。また、この静浦バイパス計画延長のうち、大平地区での地上部は僅かです。ストロー現象が起きないように、地元農産物の販売や観光案内を目的とした道の駅なども検討されるべきと考えられますが、民間活力の導入も併せてお考えをお聞かせください。さらに、清水町にとって、狩野川に架かる3つ目の橋となる狩野川第3架橋がいよいよ本年度、橋梁の詳細設計等を行っていると聞いております。これは静岡県が実施するもので、三島市長伏と清水町徳倉を結び、横山トンネルから沼津港に至る県道下土狩徳倉沼津港線にアクセスすることとなります。この大平地区とは近接する位置にあります。この橋梁整備のスケジュール並びに大平地区、沼津市に及ぼす効果をどう考えているのか教えてください。

今まで、大平地区のインフラなどの課題と整備についてお聞きしてきました。新排水機場が完成する令和8年度以降も引き続き治水対策は重要ですが、全体的には、大平の伝統や文化を引き継ぎ生かす、魅力あるまちづくりに向けた住民の皆様の今までの活動や取組もまた新たなステージを迎えることになると思います。沼津からの富士山を写した写真はいろいろありますが、私は菜の花畑を前景に周辺の小さな山々を従え、右に裾野を広げて愛鷹山の後ろに立つ、大平から見る富士山が好きです。三方を山で囲まれ、水田があり、石仏がたたずむ大平の風景は、江戸時代、どこにでもあった農村の風景だったんだろうなと、ある学芸員の方が言った言葉が耳に残っています。都市景観は、そのまちの持つ文化の発露だと言いますが、鎌倉時代から本格的に稲作が行われ、ある程度の囲まれた区域の中で、生活・信仰・行事など、様々な農村文化が培われ、大平の独特の景観が生まれました。そして、後世の人々もこうした文化を敬い、継承してきました。中でも、先人の願いや希望が込められた石仏群は代表的なもので、大平郷土史研究会をはじめ、多くの皆様の手により保存・周知活動が進められ、本年4月に教育委員会が大平地区の文化財まちあるきマップを編集・発行しています。さて、2024年の訪日客数はコロナ前を超え、3,477万人に達し、消費額の7兆円を超えると予想されています。こうしたインバウンドにとどまらず、観光は改めて経済、雇用、地域振興など、地域を活性化させるものとして期待されていますが、観光の概念は時代とともに変遷し、かつてのサイトシーイング中心のものから、現在では、日常生活では体験できない文化や自然に対する余暇行動的なものまでを広く観光と呼ぶようになっていると言われています。こうした中で、大平地区に隣接する伊豆の国市は、従来の温泉中心の観光から韮山時代劇場の大駐車場の一角に、来年7月から建設予定の文化財展示施設を観光拠点に据え、市内史跡の周遊をはじめ、文化財など歴史資産を観光政策の前面に押し出すとともに、サイクリングルートの整備など、健康づくりと一体となった観光を目指していくと聞いています。また、伊豆市では、温泉と食、自然の豊かさを活用したヘルスツーリズムを新たな観光政策の柱に掲げ、伊豆は一つというテーマの下、観光プロモーションや道路改良など、伊豆地域が連携してリブランディングに取り組むことを提案されています。一方、大平地区をはじめ、沼津市はこうした観光の概念の変遷を受けて、新たな観光需要に対応できる十分な地域資源を有するものと私は考えております。確かに従来の観光の概念では、大平の今ある地域資源だけでの観光の誘客は難しいと思いますが、伊豆市、伊豆の国市との観光連携など、大平の新たな地域活性化の道を開いていくことは重要なことだと思います。大平に東海バス沼津営業所があります。ここでバスタ新宿との直通バスを平成22年から運行しています。平日3往復、土休日6往復の運行ですが、観光・買物等でかなり利用者が増えているようです。中には、沼津アルプスを歩くのか、伊豆を巡るのか、リュックを背負った中高年の方々もかなり利用されているようで、今後、東京からの伊豆の新たな玄関として、大いに利用されていくものと思います。大平地区のインフラ整備の課題が徐々に解決され、まちづくりの方向が明らかになっていく中で、今まで石仏巡りの観光情報しかなかったこの地域が、中伊豆地域の観光振興の一端を担っていく可能性は極めて大きなものがあると思われます。当然のことながら、駐車場、トイレ、道標・案内板など、受入れ施設の整備は重要であり、併せて観光資源の発掘やブラッシュアップなどを積み重ねていけば、新たなにぎわいづくり、ひいては伊豆観光の再興に大きく寄与すると考えます。大平のこれからのにぎわいづくりについてお考えをお聞きします。

さて、各地域の魅力ある観光資源を広域連携によりネットワークし、観光宣伝や観光事業を展開する広域観光連携の意義は誰もが認めるところと思います。私もこの取組の一つとして、美しい伊豆創造センターが設置され、伊豆地域の観光の要として活動しているのは承知をしております。これは極めて、これはこれで重要な組織だと思いますが、観光ルートの設定や共同イベント、キャンペーンの実施など、スポット的な取組にスピーディーに対応できる、言わば3自治体程度の小回りが利く、実践的な組織も必要と思います。これからの広域観光連携についてお考えをお聞きします。

次に、大平地区は戦国時代、伊豆と合わせて、相模の北条氏の勢力下にあったと聞いております。この北条氏いわゆる後北条氏の祖北条早雲は、沼津の興国寺城で大名になって、まずは韮山城に討ち入り、伊豆・相模を平定し、最後は韮山城で没しています。平成13年10月、沼津市は当時の韮山町と小田原市に呼びかけて、北条早雲史跡活用研究会を立ち上げました。これは沼津市の興国寺城跡が国の史跡に指定されたのを機に、早雲の領民に対しての善政、55歳で戦国大名になったという高齢化社会の見本のような生き様を紹介するとともに、早雲ゆかりの地としてアピールし、地域の活性化を図ることを目指したものです。また、北条早雲の生涯を描いた司馬遼太郎の箱根の坂のNHKの大河ドラマ化をもくろみ、シンポジウムや陳情なども実施しています。大河ドラマについては、御承知のとおり鎌倉幕府で執権を務めた北条氏に先を越されてしまいましたが、現在は小田原市が会長となって、北条五代観光推進協議会と名称を変え、12市2町の行政や観光協会が参加し、観光宣伝やキャンペーンなど、関東圏を中心に広域観光事業を実施しています。もう一つは、長野県上田市との物産交流があります。上田市自体は特産品のリンゴやみそなどの販売促進や観光振興で国内の幾つかの都市と交流を進めています。沼津市との交流の歴史も古く、イベントでの交流もかなり頻繁に行われていました。最近、ふるさとチョイスを見ていて上田市を開いたところ、特集記事として、長野県上田市・静岡県沼津市、休日に楽しむ海と山の幸がありました。朝食、昼食、夕食、食後のデザートのそれぞれに両市の物産の組合せが提案され、写真と説明がありました。例えば、朝食では、信州みそとだし汁の削り節の組合せが写真とともに紹介されていて、素材を厳選し丁寧につくられた節からだし汁を取った上質なおみそ汁で朝食をと、こういったキャプションには驚嘆いたしました。聞いたところ、沼津市と共同で実施しているということでした。物産や観光振興にとって、たとえ小さくとも、こうした試みを積み重ねていくことが重要と思います。先ほどは横の近接地での広域観光連携でしたが、これは防災協定のように遠隔地型の都市連携となるものと思います。物産や観光など、同じ目的を持つ遠隔の地域が連携・協働して取り組むことで、さらなる地域の力や魅力を引き出すことができると考えるものであります。そこで、こうした遠隔地とのこれからの観光連携についてのお考えをお聞きします。

私は、大平地区の歴史を思い起こし、山と集落に囲まれ、田畑が広がる景観を目の当たりにしたとき、なぜか、戦国時代の甲斐国や相模国への郷愁やロマンを大きく感じます。また、大平のまちづくりの進展は、大平を顕在化させ、沼津全体にかつての交流を呼び覚ます契機となるものとも考えております。

以上で、1回目の質問を終了いたします。

発言 2 / 2

大平の新たなにぎわいと観光づくりにつきまして、2回目の質問をさせていただきます。

誰もが自分が住む場所で誇りに思うことがあります。そうしたことが外から人を引き寄せる。そして、それが大きくなってくると観光となってくるのだと思います。大平ではそれが石仏などに代表される古くから伝承されてきた農村の民俗であると思います。石仏だけでにぎわいを生み出すことは難しいと私も承知しております。大平を中心に近隣には戦国時代の古城もたくさん残っております。何よりも、このことに誇りを持つ地元の高校生や郷土史研究会の皆様の活動もあります。御答弁で、大平のにぎわいや観光づくりについてお考えはよく分かりました。しかし、地域の特性を生かした、もっと具体的でもっと早急な取組が求められております。まずは、こうした皆様と一緒になって御意見を聞いたり、宝探しなど、地域資源の発掘に着手するべきと思いますが、いかがでしょうか。

以上、伝統芸能や道祖神など、昔からの文化を守り継承しつつ、新たなステージを迎える大平地区のまちづくりの課題への対応や取組、さらに関わりが深まる伊豆との新たな交流など、これからの地域づくり、そして沼津市の広域観光連携について、提案や質問をさせていただきました。

これで私の質問を終わります。

伊豆との新たな交流に向けて

観光・文化・スポーツ

要旨議員は、国道414号静浦バイパス開通を契機に、大平地区の治水対策(雨水貯留施設・護岸整備・排水ポンプ運用・補助金活用)と市街化区域編入の可能性について当局の考えを質した。市は、堤防かさ上げ事業の新規採択・貯留施設の整備完了・ポンプ早期稼働体制の整備を報告し、市街化区域編入については都市計画マスタープランで「新たな都市的土地利用の可能性を検討する地区」と位置づけつつも、優良農地の保全と治水上の制約を踏まえスプロール防止に留意する方針を示した。

背景大平地区は市街化調整区域で狩野川の氾濫が繰り返されてきた常襲浸水地域であり、令和5年3月の静浦バイパス第1期工区暫定供用により沼津市中心部と初めて直接道路でつながったことで、まちづくりの新たな可能性と治水対策の早急な推進を求める地域の声が高まっている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 大平地区のまちづくりについて
  • 治水対策の推進
  • 国道 414号静浦バイパスなどの今後の展開
  • 伊豆との新たな交流の始まり
建設部長治水対策の推進についてお答えいたします。 国道414号静浦バイパス整備に伴う雨水貯留施設の概要ですが、静浦バイパスは、令和5年3月に大平から下香貫までの第1期工区が暫定供用されました。この工事に併せ、道路用地内に2,200平方メートル、貯水…答弁の全文を読む

治水対策の推進についてお答えいたします。

国道414号静浦バイパス整備に伴う雨水貯留施設の概要ですが、静浦バイパスは、令和5年3月に大平から下香貫までの第1期工区が暫定供用されました。この工事に併せ、道路用地内に2,200平方メートル、貯水容量約1,300立方メートルの雨水貯留施設が令和4年12月に設置されました。この施設により、バイパス及び周辺道路に降った雨水を一時的に貯留し、大平江川への流出を抑制することで浸水対策としての機能を果たしています。

次に、狩野川護岸整備計画についてですが、大平地区の狩野川左岸堤防をより高く、強く、安全性の高いものにするため、市長自ら地元関係者と連携して国土交通省へ強く要望活動を行ってきました。その結果、今年度から国土交通省の直轄事業として新規に事業採択されました。具体的な事業内容としては、延長約200メートルにわたり、約60センチメートルの堤防のかさ上げと腹付け盛土による計画堤防断面を確保し、洪水に強い堤防にするものです。今年度は用地調査に着手すると予定を伺っております。

次に、湛水防除事業で設置した大平徳倉排水機場の対応についてお答えします。

排水ポンプの稼働については、本来、水田の湛水被害発生のおそれがある場合、国と取り交わした操作規程により、排水先の狩野川の水位と大平江川の流下状況を考慮してポンプを稼働させているものです。しかし、昨今の異常気象により局地的な豪雨が頻発しているため、大雨洪水警報が発令される前でも、大雨が予想される場合には、職員が排水機場で待機し、直ちにポンプを稼働できる体制を整えています。先月の台風10号の際には、進路予測が困難でしたが、突発的な水位上昇に備え、事前に排水機場に待機し、遅滞なくポンプを稼働させました。

次に、大平地区の雨水浸透・貯留施設設置費補助金の利用状況についてですが、この補助金は、平成28年度に創設され、これまでに大平地区では雨水浸透ますなど3件の補助金交付実績があります。

次に、個人や事業所の雨水・排水対策についてですが、開発行為や土地利用事業においては、公共事業・民間事業を問わず、調整池や浸透型施設の設置に関して指導を行っているところであります。また、常襲浸水地域であることから、ハザードマップによる水害リスクの情報提供を行うほか、開発許可が不要な場合でも窓口等で相談された際には、補助金の説明をするとともに、技術基準に準じた雨水抑制施設の設置をお願いしています。

次に、国道414号静浦バイパスなどの今後の展開についてお答えします。

国道414号静浦バイパスは、静岡県において第2期工区であります、沼津市大平から伊豆の国市南江間までの区間について、令和5年度から事業着手、現在は測量、予備設計等を実施しております。令和7年度には、この設計に基づいた都市計画決定の変更を予定しており、令和10年以降の工事着手、令和19年度の暫定2車線での供用開始を目指していると伺っています。

次に、狩野川第三架橋の整備スケジュール及び大平地区、沼津市に及ぼす効果についてお答えします。

狩野川第三架橋は香貫大橋、徳倉橋、新城橋に交通が集中することで、県道原木沼津線をはじめとした周辺道路において慢性的に発生している交通渋滞など、様々な交通問題の対策として県が整備を進めている道路橋です。令和3年度から事業着手し、用地測量や詳細設計等を実施し、今年度から用地交渉に入る予定と伺っています。整備効果としては、沼津市内を含め周辺道路等における慢性的な交通渋滞の緩和、また、歩行者や自転車の輻輳等による交通事故発生の懸念などが解消されるものです。また、大平地区におきましては、国道414号静浦バイパスの第2期工区が完成することで、これまでの東西方向だけではなく、南北方向においても、近隣市町とのアクセス性が飛躍的に向上することから、交流人口の大幅な増加も期待できます。

都市計画部長大平地区の市街化区域編入についてお答えします。 大平地区においては、国道414号静浦バイパスの開通により、中心市街地からの交通利便性が向上したほか、治水対策も着々と進み、安全・安心で住みやすいまちづくりが進捗しております。また、第2次沼津市…答弁の全文を読む

大平地区の市街化区域編入についてお答えします。

大平地区においては、国道414号静浦バイパスの開通により、中心市街地からの交通利便性が向上したほか、治水対策も着々と進み、安全・安心で住みやすいまちづくりが進捗しております。また、第2次沼津市都市計画マスタープランにおいて、新たな都市的土地利用の可能性を検討する地区と位置づけているほか、市街化調整区域における土地利用の方針においては、周辺地域への生活利便サービスを提供できる沿道サービス施設や観光・地域振興施設などの土地利用を検討するとの方針を示しております。一方で、その沿道には優良な農地が一面に広がり、豊かな自然景観を有するとともに、治水対策上の重要な役割を担っていることから、災害防止等の観点を踏まえ、土地利用に当たっては、スプロールの誘発や自然環境の破壊を招くことのないよう、市街化区域編入については慎重に考える必要があると認識しております。

産業振興部長今後の大平地区の農業振興についてお答えします。 令和元年からの10年間を計画期間とする農業振興の総合的な計画である沼津市農業振興地域整備計画において、本地区は狩野川流域の平たんな水田地帯であり、国道414号静浦バイパスの事業完了後も地域に残…答弁の全文を読む

今後の大平地区の農業振興についてお答えします。

令和元年からの10年間を計画期間とする農業振興の総合的な計画である沼津市農業振興地域整備計画において、本地区は狩野川流域の平たんな水田地帯であり、国道414号静浦バイパスの事業完了後も地域に残る集団的農地において、水稲の安定生産を行っていくとの方向が示されております。本地区は良質な水稲はもとより、タマネギやプチヴェール等の野菜も広く栽培され、本市の農業を支える重要な産地となっております。農業を取り巻く厳しい環境の中、意欲ある多くの農業者がブランド米であるするがの極や多様な野菜の生産拡大に取り組んでおり、本市といたしましては、JA等と連携し、担い手の育成強化や農地の集積・集約、スマート農業による省力化等に取り組むことで、本地区の農業振興を図ってまいります。

次に、伊豆との新たな交流の始まりについてお答えします。

大平地区は沼津アルプスの山々と狩野川に囲まれた平野にのどかな田園風景が広がり、富士山の景観や、それらの自然を生かしたハイキングやサイクリング、戦国時代に建立された石神、石仏群など、魅力ある観光資源を有しています。また、国道414号静浦バイパス沼津アルプストンネルの開通による交通利便性の向上に加え、大平地区から新宿まで高速バスも運転されていることから、首都圏や海外から本市や伊豆地域への玄関口としての役割が期待されます。今後、道路などのインフラ整備の進展やそれに伴う人の動きやまちの変化に合わせ、大平地区の観光資源の情報発信や、磨き上げに取り組むとともに、沼津港、沼津御用邸記念公園等の市内の観光スポットや伊豆の国市の文化財等の近隣の観光資源との連携も進め、大平地区のさらなる魅力づくり、周遊観光の促進を図ってまいります。

産業振興部長大平地区の地域資源の発掘についてお答えします。 市民一人一人が沼津の魅力を再発見し、沼津をより好きになり、誇らしく思うことで、ぬまづの宝が輝きを増し、観光につながるものと考えております。そのような中、大平地区において昨年度、文化財の周知と活…答弁の全文を読む

大平地区の地域資源の発掘についてお答えします。

市民一人一人が沼津の魅力を再発見し、沼津をより好きになり、誇らしく思うことで、ぬまづの宝が輝きを増し、観光につながるものと考えております。そのような中、大平地区において昨年度、文化財の周知と活用を目的に、地元の意見も取り入れながら、文化財まちあるきマップ大平編を作成しており、その周知と活用によるまち歩きの促進、地域資源の発掘に努めております。また、市の民間支援まちづくりファンド事業を活用し、大平中学校在学時から石仏について学習してきた地区の高校生が、大平郷土史研究会と連携し、石仏をモチーフとしたトランプやカレンダーを作成し、高校生ならではの視点で石仏をPRしました。市といたしましても、こうした地域の自主的な取組を観光ポータル等で広く発信、支援するとともに、地区の皆様や関係団体と連携を図り、地域資源の発掘や磨き上げに取り組んでまいります。

広域観光連携について

観光・文化・スポーツ

要旨議員は静浦バイパス開通を契機とした近接地(伊豆地域等)および遠隔地との広域観光連携の取り組みについて問い、市は伊豆半島自治体とのサイクルツーリズムや庭園ツーリズム、山梨・長野・葛飾区・台湾など遠隔地との観光・物産交流を目的・テーマ別に推進していると答えた。

背景一般国道414号静浦バイパスの暫定供用開始により大平地区が市街地と直結され、伊豆地域や関東方面との新たな交流促進が課題として浮上したことが質問の背景にある。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 近接地型と遠隔地型
市長広域観光連携についてお答えします。 本市では、美しい伊豆創造センターに加盟し、伊豆半島の観光・地域振興、ジオパークの発展に取り組むほか、狩野川流域の伊豆市及び伊豆の国市との連携によるサイクリングコースかのいちの活用や、富士市等との連携による…答弁の全文を読む

広域観光連携についてお答えします。

本市では、美しい伊豆創造センターに加盟し、伊豆半島の観光・地域振興、ジオパークの発展に取り組むほか、狩野川流域の伊豆市及び伊豆の国市との連携によるサイクリングコースかのいちの活用や、富士市等との連携によるサイクルツアーなどのサイクルツーリズム、さらに、富士・箱根・伊豆皇室ゆかりの庭園ツーリズムの推進など、目的や規模に応じて最適な相手と連携し広域連携による魅力向上、誘客促進を図っております。また、遠隔自治体との連携につきましては、山梨県の南アルプス市、また、議員からも御指摘がありましたが、長野県上田市と観光や物産を通じた交流を深めているほか、本年度は、映画男はつらいよのロケ地としてつながりのあります、東京都葛飾区の寅さんサミット2024への出展やインバウンド拡大に向けた台湾との総合交流の促進に取り組んでおります。広域観光連携は、知名度の向上、発信力の強化、周遊観光の促進など、多くのメリットをもたらすことから、今後も積極的に目的やテーマに応じた様々な連携による取組を進めてまいります。こうした取組の積み重ねにより、各自治体の観光資源や多様な魅力を活用し、沼津の魅力と掛け合わせることで、幅広い交流人口の拡大につなげてまいります。

残余につきましては、担当部長から答弁いたします。

第7回2024-12-02

質問の全文を読む全2発言

発言 1 / 2

通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。

本市は、沼津駅周辺総合整備事業の事業実施を見据えて、平成30年に中心市街地まちづくり戦略の策定に着手しています。これは、沼津市総合計画、沼津市都市計画マスタープラン、沼津市中心市街地まちづくり計画などを踏まえて、沼津駅周辺総合整備事業の本格的な展開と並行し、中心市街地をヒト中心の魅力ある空間に整備するために取り組むべき施策の方向性を取りまとめたものであり、私は、中心市街地のまちづくりを進めるビジョンだと理解していますが、令和2年3月に策定・公表されています。この戦略は、短期・中期・長期と段階的な取組の必要性を提起しています。間もなく5年目、中期の初年度となります。4つの戦略について、現在までの取組についての御認識を教えてください。

私は、中心市街地のまちづくりに関連して、今まで幾つかの質問をさせていただいております。令和元年の11月議会では、中心市街地・狩野川・文化センターと連携した新市民体育館の整備について。令和4年6月議会では、中心市街地の拠点としての中央公園の整備について。令和5年9月議会では、市街地再開発事業と商店街振興事業についてなどですが、この間、沼津駅周辺総合整備事業、中でも鉄道高架事業の本格着手を控え、関連事業が進行しつつあり、民間事業も合わせまして、様々な活性化への鼓動を感じています。私の今議会の一般質問の表題は、中心市街地のにぎわいとまちづくりです。もちろん、まちづくりは行政だけが行うものではありません。行政・市民をはじめ、多くの皆様の多様な関わりの中でつくられてきた私たちのまち、100年都市沼津。これからも行政と民間の連携を第一に据え、沼津市のまちづくりが取り組むべき施策の方向性を示した中心市街地まちづくり戦略を踏まえつつ、コンベンションとにぎわいづくり、回遊性を高める新たなにぎわい拠点づくりについて、その考え方や取組をお聞きします。

初めに、コンベンション施設の整備と活用です。

駅北の当時の国鉄清算事業団用地に沼津駅周辺総合整備事業の先導的実験施設として整備した仮設の多目的展示施設の後、平成14年に展示施設キラメッセぬまづがオープンしました。そして、平成26年には、展示場に加えて、会議室、ホテルから成る本格的なコンベンションセンター、プラサヴェルデがグランドオープンしています。一方、駅南では昭和57年に沼津市民文化センターがオープンし、ホール・会議室を持つ沼津市民の文化の殿堂として親しまれてきました。そして、その隣に昨年、新総合体育館が香陵アリーナとしてオープンしました。ここは市民スポーツのみならず、トップアスリートの大会なども開催できる1,022の固定席を備えたアリーナなどを持ち、スポーツだけでなく、広くコンベンションの利用ができる施設となっています。プラサヴェルデと違ってホテルは敷地内にはありませんが、少し足を伸ばせば確保することができますので、文化センターと合わせて、全体をコンベンションセンターと呼んでもいいのではないかと思います。この駅南・駅北の2つの施設で行われるコンベンションは、もちろん地域の人々の交流や発表など、活動の場でありますが、多種多様なコンベンションが開催され、沼津市への交流人口・関係人口の増加をもたらし、全国的に本市を積極的にPRし、にぎわいづくりに大きく貢献していると認識しています。しかし、大事なことは、本市への集客をもたらし、経済効果や観光振興などの様々な波及効果です。ただし、これも何もせず、待っているだけでは成果は得られません。そこで質問ですが、この2つの施設でのそれぞれの回遊性向上や商店街など地域での取組がどうなっているか伺います。

さて、にぎわいとは人が集まることですが、何をもってにぎわいというか、その定義は難しいようです。私は、目的を持って人がそこに集まることと考えています。いわゆる、烏合の衆を集めるものではないと思うのです。その代表的なイベントが11月、沼津市で2つ開催されました。11月10日から15日までの6日間、プラサヴェルデを中心に開催された第35回太陽光発電国際会議と、11月2日から3日の2日間、中心市街地で開催されたよさこい東海道です。第35回太陽光発電国際会議は、東京工業大学の山田教授を中心に誘致活動が行われ、静岡県東部地域コンベンションビューローとJNTO(日本政府観光局)が連携・支援したとのことで、令和3年の国際諮問委員会において第35回国際会議の会場についてプレゼンと投票が行われ、タイのチェンマイやアラブ首長国連邦のドバイなどとの競合の結果、沼津市に決定したと聞いております。日本の学会の実績や貢献、沼津市の魅力が評価され誘致成功に至ったと聞いておりますが、私としては、富士山、そしてプラサヴェルデというすばらしいコンベンションセンターの存在が大きな理由の一つだったと思います。主催は、第35回太陽光発電国際会議組織委員会。開催の趣旨は、太陽光発電に関して広く議論、討論する場を提供することにより、学術の発展を促し、豊かな社会の実現に貢献するということで、世界から参加37か国、参加者数930名、会場使用言語は英語ということで、まさに一級の国際コンベンションが私たちの沼津市で開催されたわけであります。プラサヴェルデでは日頃様々な会議も行われていますが、国際ということでは、平成19年に開催された第39回技能五輪国際大会に次ぐ大きな規模ということになろうかと思います。さて、会議は国際学術会議でもあり、コンベンション自体、内容・規模ともすばらしいものですが、地域ぐるみでおもてなしイベントを開催したぬまづみなと商店街をはじめ、高校生や地域団体が、沼津の魅力をアピールする多くの取組を行ったとのことです。日頃、プラサヴェルデでのコンベンションは、関係者だけが知っていて、建物の外を歩いてる人には何が行われているのか分からないということに何か物足りなさを感じていますが、一つの大きな改善策であり、取組になるものと思われます。これらの取組の内容や成果について教えてください。

次に、よさこい東海道です。

現在は沼津秋祭りよさこい東海道2024という名称になっています。前身は、平成9年に商業者の皆様により始まった沼津ワールドダンスフェスタです。その後、よさこい沼津まつり、よさこい東海道と名称を変え、あわせて、イベントの規模も内容も大きくなり、高知のよさこい系列のイベントでは全国でも有数のイベントに成長しました。主催は実行委員会で、商店街連盟を主体とした若手商業者が中心となって企画・運営に当たってきました。しかし、平成30年の第22回大会を最後に令和元年に実行委員会は解散し、よさこい東海道は幕を閉じました。当時の実行委員会解散の理由は、1点目は、商店街振興という当初の目的が希薄化し、組織の主体となって開催すべき商店街に現環境下では今以上の協力を望むことができない。2点目は、現在の実行委員会を組織するメンバーでよさこい東海道を管理・運営することは、事故防止や安全管理等の面で限界。現組織を解消して、原点から考え直すべきとの理由でした。しかしその後も、翌年の令和元年、沼津のチームの代表者など、沼津からよさこいの火を消すな、この沼津のよさこい東海道を終わりにしたくないという方々が集まって、よさこい東海道振興会を結成。当初は中心市街地から会場を沼津港に移して開催をしています。その後、途中コロナで2回中止を余儀なくされていますが、公的資金や人材、スタッフの支援もない中で、資金はクラウドファンディングで、人はボランティアでということで、本年も立派に開催をされました。ありがたい限りでございます。本年は、本家の高知をはじめ、北海道、東京、京都などから参加チームが35チーム、1,500人、観客も1万7000人が集まったということです。よさこい東海道の最後の大会である平成30年が45チーム、2,600人ということでしたので、振興会をはじめ関係者のおかげで、勢いを取り戻しつつあるということでしょうか。さて、なぜこの沼津大会が人気があるのでしょうか。関係者は車道を踊り抜ける流し踊りがあるからだと言います。まちは劇場・通りは舞台という言葉があります。私はすばらしい言葉だと思いますが、ふだんは車が走る道路で踊る、非日常の世界は大きな魅力です。また、風景・食・ホスピタリティーなど、沼津というまちの魅力も大いにあると思います。私も若い頃、市役所チームとして1回参加したことがあります。懐かしく感傷に浸りながら、今、イベントとして駅北・駅南両方を会場に使うのはこのイベントだけになってしまったなんて考えながら、かなり長い時間見ていました。踊り・衣装・音楽・参加者の表情など、まさに感動の一言です。やはりこのイベントを沼津からなくしてはいけないと多くの方々が思ったことでしょう。また、躍動感あふれるこのイベントが生み出す中心街の光景は、中心市街地まちづくり戦略が描き、目指すものでもあり、特に戦略1を体現するものであると思います。余計なお世話ですが、予算があれば会場の看板などの装飾関係やチームを紹介するアナウンスなど、演出にもう少し手をかければ、さらにすばらしいイベントになると感じました。まさに沼津市を代表する、そして、象徴するイベントに成長したこのよさこい東海道。民間活力の活用云々ということだけでは論じることはできないものと思いますが、今後、市としてどうしていくのかお考えをお聞きします。

次に、回遊性を高める新たなにぎわい拠点づくりについて伺います。

初めに、このほど発表された沼津狩野川かわまちづくり計画です。上土町、市場町周辺を狩野川と連携させ、新たなにぎわいを創造するということで、沼津商工会議所、沼津市商店街連盟、地元商店街、沼津観光協会、沼津河川国道事務所と沼津市で構成する協議会が提案した沼津狩野川かわまちづくり計画を国土交通省が登録したというものであります。対象エリアは都市計画マスタープランで、健康・文化・交流ゾーンとして提案された地域を連携する結節点となる狩野川かいわいであります。ここは、市民文化センター、香陵アリーナから香貫公園、中央公園を経由し、中心市街地商店街にアクセスするルートの枢要をなす水辺の文化空間でもあります。私も、香陵アリーナの建設に関連して、中央公園の整備など、その在り方についてお聞きしてきたところでありますが、この計画の推進により、どうしても狩野川で止まってしまっていた中心市街地からの歩行者軸が延長され、健康・文化・交流ゾーンの実現に拍車がかかるものと大きな期待を抱いております。中央公園の再整備も新年度に工事着手の運びと聞いております。この沼津狩野川かわまちづくり計画について、現在考えられている整備の概要やにぎわいづくりへの期待などについて教えてください。

次に、駅北ですが、9月初め、新聞紙上に、イオンがイシバシプラザ跡地に2027年春にイオンタウンの開業を目指して調整中との記事が掲載されました。イトーヨーカドーをキーテナントとしたイシバシプラザの閉店から3年、イオンタウンの出店を期待する声は大きく高まっています。周辺の商店街でも沼津駅北の活性化に向けた取組が始まっているようです。ただ、商業機能だけでは、2キロメートルほどの至近の距離にあるららぽーと沼津との競合は避けられないと思います。この事業の概要、周辺地域をはじめ、行政におかれましては、どのような期待をお持ちか、そして今後どのような取組を展開していくのか、商業及びまちづくりの観点からお聞きして、私の1回目の質問とさせていただきます。

発言 2 / 2

2回目の質問をさせていただきます。

沼津市中心市街地まちづくり戦略は、沼津駅周辺総合整備事業と併せて取り組むべき施策の方向性として4つの戦略を提案しています。先ほど市長から御答弁をいただきましたが、このうちの戦略1はヒト中心の公共空間の創出としていますが、このヒト中心ということが、沼津市のまちづくり戦略のテーマとなっていると思います。では、その人とは、そして主人公とは誰かということですが、私は、中心市街地のにぎわいとまちづくりを担う人、それは商業者をはじめとする住民・来街者など、にぎわいの核となる中心市街地で活動する人々だと思います。中でも、商業者の存在は極めて重要です。もう45年ほど前になります。ある商店の経営者が、農家は畑に肥やしをやるが、今の商人は肥やしをやらないという意味だったと思いますが、今の環境に甘んじ努力を怠っている商業者に警鐘を鳴らす意見を新聞に投稿されていました。その方は、防火建築のアーケード名店街の建設計画にも携わっていた老舗の商店主さんでした。当時、商都沼津が喧伝され、まだまだ沼津の商店街が非常に元気な時代だったことから、この言葉が私の頭から離れないで残っています。今、アーケード名店街では、再開発ビルの建設が始まりました。行政の中心市街地での商業政策というものは、商店街振興に限られてしまいます。またそれは推進ではなく、誰かにやってもらう促進ということで展開していかざるを得ません。高齢化など、商店街でも世代交代が進んでいますが、商業者の皆様は、沼津の中心市街地に何を求めているのでしょうか。もちろん、これからは小売商業だけでは難しいと思いますが、中心市街地まちづくり戦略は、大きなビジネスチャンスをもたらしてくれると思います。今後、中心市街地の商業は、まちづくりと一体となった取組が求められていると思いますが、このことについてのお考えをお聞きします。

中心市街地では、いよいよアーケード名店街での再開発ビルの建設工事が始まるとともに、大手町五丁目第一地区再開発事業の都市計画決定などをはじめ、民間での再開発事業に向けた機運が高まってきています。こうした事業は、鉄道高架をはじめとした沼津駅周辺総合整備事業の波及効果により生まれてきているものと確信しています。そこで、中心市街地まちづくり戦略についての質問ですが、沼津駅周辺総合整備事業については、昨年10月の貨物ターミナルに続いて11月21日には新車両基地の起工式が静岡県知事の出席の下挙行されました。鉄道高架本体も令和8年からいよいよ着工の運びと聞いております。近年、私は鉄道高架など、中心市街地の新たなまちづくりを行っている地方の都市を訪れる機会が増えてまいりました。いずれも魅力と活力が感じられ、若さとにぎわい豊かなまちばかりでありました。これらのまちに共通して言えることは、人を集めるまちであること。したがって、高層住宅や業務施設などの近代的な建築物はあるのですが、それ以上に感じたことは、歴史や立地環境を生かすとともに、本市の中心市街地まちづくり戦略の基本理念ともなっている、人が歩いて回遊し、居心地よく過ごせる都市空間を実現したまちが多かったということでした。この上は、鉄道高架事業をはじめとした沼津駅周辺総合整備事業の一日でも早い完了を望むものですが、これらの事業のビジョンともなる中心市街地まちづくり戦略の特にテーマとなっているヒト中心の公共空間の創出ということについて今後の取組をお伺いいたしまして、質問を終了させていただきます。

本市の中心市街地のにぎわいとまちづくりについて

まちづくり・都市基盤

要旨議員は、中心市街地まちづくり戦略の4つの戦略における進捗、プラサヴェルデ・香陵アリーナ等のコンベンション施設が中心市街地の回遊性や経済波及効果にどう貢献しているかを質問した。市は、OPEN NUMAZUによる歩行者増加や民間再開発の活発化、コンベンション来場者の商店街誘導施策など、官民連携による着実な取組状況を答弁した。

背景沼津駅周辺総合整備事業(鉄道高架事業)の本格着手を控え、平成30年に策定に着手した中心市街地まちづくり戦略が令和2年に公表されてから5年目・中期初年度を迎えるタイミングで、これまでの取組の成果と今後の方向性を確認する必要が生じていた。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 沼津市中心市街地まちづくり戦略の取組
  • コンベンション施設の整備と活用
  • 国際会議等の開催による波及効果
  • よさこい東海道沼津秋祭りとの連携
  • 回遊性を高める新たなにぎわい拠点づくり
  • 沼津狩野川かわまちづくり計画
  • イオンタウンとの連携
市長中心市街地まちづくり戦略の現在までの取組についての認識についてお答えいたします。 中心市街地まちづくり戦略では、沼津駅周辺総合整備事業の本格展開を好機と捉え、駅周辺をヒト中心の魅力ある場所へと再生するため、4つの戦略によりまちづくりを進めて…答弁の全文を読む

中心市街地まちづくり戦略の現在までの取組についての認識についてお答えいたします。

中心市街地まちづくり戦略では、沼津駅周辺総合整備事業の本格展開を好機と捉え、駅周辺をヒト中心の魅力ある場所へと再生するため、4つの戦略によりまちづくりを進めております。1つ目の戦略であるヒト中心の公共空間の創出では、まちなかの公共空間を活用して、歩きたくなる、過ごしたくなるまちなかをつくり出す取組として、令和4年度からOPNE NUMAZUを毎年開催しております。人が集まる中央公園やイーラde、仲見世商店街などの拠点をつなぎ、点から線へ、線から面へ、魅力的な風景がまちの広範囲に広がり、人の流れを生み出すことで沼津駅周辺エリア全体のにぎわいの創出を目指しております。昨年度の取組では、仲見世商店街の歩行者通行量は、通常時と比べ、OPEN NUMAZU開催中においては約1.5倍に、滞在者数についても約2.2倍に増加するといった結果が得られております。また、このような取組を受け、仲見世商店街では、OPEN NUMAZU開催時に用いた机や椅子などの什器を通年活用するなど、地域主体による活動の広がりも見られております。2つ目の戦略である拠点機能の立地促進では、鉄道高架事業により新たに生まれる土地の有効活用に向け、貨物駅跡地について防災機能を有した公園を計画し、まちづくり戦略会議の検討や、地元住民、中高生、子育て世代などの皆様などとワークショップを開催するなど、多様な世代の方から意見を伺いながら、11月に基本計画を策定したところでございます。また、高架下の利用につきましては、有識者を含めた沼津駅舎・駅前広場等デザイン検討会議を設置させていただき、駅舎・駅前広場・高架下が一体となった、本市の玄関口にふさわしい、質の高い空間とするための検討を進めております。3つ目の戦略であるまちなか居住の促進と市街地環境の向上については、今年度から町方町・通横町第一地区再開発事業の工事が始まるなど、民間事業者によるまちなか居住空間の整備が活発化しております。また、中心市街地で増加する空き家・空きビル・空き地などの遊休不動産を活用する取組としてリノベーションまちづくりを推進しており、現在までに79件の新たな利活用が図られております。4つ目の戦略である周辺地域資源との連携については、歩行者・自転車ネットワークのミッシングリンクとなっている狩野川左岸の黒瀬橋にアンダーパスを整備するとともに、永代橋から港大橋までの狩野川右岸堤防上の道路には照明の整備が完了しているところでございます。現在は、香貫山登山道のアクセス道となる内膳堀の歩道空間整備に向けた設計を実施しており、地域資源を快適なネットワークで接続することで、回遊性の向上を図っております。以上のように官民連携し、様々な施策を展開することで、着実にヒト中心の魅力ある中心市街地のまちづくりが進んでいるものと認識しております。

残余につきましては、担当部長から答弁いたします。

産業振興部長コンベンション施設の整備と活用についてお答えします。 本市では、コンベンション施設の整備と活用を通じた交流人口・関係人口の増加を図っており、プラサヴェルデにおきましては、各種コンベンションの開催により、令和5年度では年間約51万人が来場し、…答弁の全文を読む

コンベンション施設の整備と活用についてお答えします。

本市では、コンベンション施設の整備と活用を通じた交流人口・関係人口の増加を図っており、プラサヴェルデにおきましては、各種コンベンションの開催により、令和5年度では年間約51万人が来場し、市内での宿泊や近隣商店街での飲食、物品購入等の利用につながっています。また、香陵アリーナにおきましては、ぬまづプロスポーツ応援キャンペーンとして、試合当日に沼津駅周辺の有料駐車場利用者や1,000円以上の飲食等をされた方を対象に、抽せんでチームオリジナルグッズをプレゼントしており、試合観戦者を中心市街地の商店街等へ誘導することで、地域経済への波及効果を生み出しております。さらに、官民連携組織であるフェンシングのまち沼津推進協議会と連携して、新たに、Salut!NUMAZUフェンシングのまち沼津ウェルカムキャンペーンとして、大会や合宿で沼津を訪れる選手などに、市内対象店舗の割引やサービスが受けられる共通クーポンを提供することで、本市全体の活性化に取り組んでおります。こうした取組を市公式ホームページやSNSなどを通じて広く周知することで、さらに多くの来訪者を呼び込み、コンベンション施設と駅周辺の回遊性を向上させ、中心市街地のにぎわい創出や地域経済の活性化を図ってまいります。

次に、第35回太陽光発電国際会議における取組についてお答えします。

第35回太陽光発電国際会議については、海外都市との激しい競合の中、主催者である太陽光発電国際会議組織委員会に対し、本市の魅力紹介や、様々なサポートメニューを提案するなど、積極的な誘致活動を行った末に、去る令和4年1月に本市での開催が決定いたしました。当会議は、本年11月10日から15日までの6日間、プラサヴェルデ全館を使用し、太陽光発電技術の学術的進歩等をテーマに研究発表などが行われ、国内外の研究者や技術者延べ約5,000人もの方が参加し、近年本市で開催された国際会議としては、最大規模のものとなりました。国内外から多くの参加者が訪れる国際会議は、本市をPRする絶好のチャンスであるため、開催決定以降、本市のPR方法、参加者のおもてなしの仕方などについて、静岡県東部地域コンベンションビューロー、沼津観光協会、駅前の商店街等と協力体制をつくってまいりました。こうした各団体との協議の中で出されたアイデアを基に、会場周辺及び南北駅前を横断幕の掲出等により歓迎ムードを高めるとともに、会場内での本市物産品の展示販売や観光地を紹介するブースの設置、さらには、外国人への対応として、英語等での職員による案内や多言語化表記の飲食店マップを配布いたしました。また、ぬまづみなと商店街では、遊覧クルーズや着物の着つけ体験等を楽しめるイベントを開催するとともに、港やまちなかの多数の飲食店では、趣向を凝らしたおもてなしメニューを提供するなど、官民一体となった中心市街地や沼津港の回遊を促進する取組を実施いたしました。今回の官民連携による様々な取組について参加者から、料理がおいしかった、歓迎ムードを感じた、沼津の人の温かさに触れたなどのお褒めの言葉をいただき、沼津に来てよかった、沼津にまた来たいと思っていただけるおもてなしができたものと捉えております。あわせて、今回得られた中心市街地及び沼津港の回遊性向上の成果を踏まえ、本取組を大規模な国際会議を開催する際のモデルとして、今後のコンベンションの誘致やおもてなし等に活用していきたいと考えております。

次に、よさこい東海道沼津秋祭りについてお答えします。

中心市街地のにぎわいづくりを目的として、商店街連盟主体で始まった沼津のよさこいは、現在はよさこいチーム関係者を中心に組織されたよさこい東海道振興会が担い手となり、民間主体の自走化したイベントとして開催されています。よさこいの本場である高知をはじめ、全国各地から参加する踊り子とその演技を楽しむ多くの観客でにぎわうよさこい東海道は、本市の交流人口・関係人口の増加に寄与するイベントであると認識しております。そのような中、今年の沼津秋祭りよさこい東海道2024において、本市といたしましては、広報ぬまづでのイベント告知や交通資機材の貸与といった支援を実施いたしました。今後においても、自走化したイベントとして継続した取組につながるよう、主催者の御意見も伺いながら、会場となる地元の商店街や商工会議所等の協力団体と歩調を合わせ、必要な支援を実施してまいります。

次に、沼津狩野川かわまちづくり計画についてお答えします。

本計画は、これまで沼津上土町周辺狩野川河川空間利用調整協議会が取り組んできた、狩野川右岸のかのがわ風のテラスでの活動を土台に、あゆみ橋で結ばれた狩野川の両岸に位置する上土町及び市場町周辺の地域を対象として、水辺の空間とまちなかとの融合を図り、新たなにぎわいを創出することを目的としています。具体的には、ハード整備として、国土交通省沼津河川国道事務所において狩野川左岸における親水護岸や管理用通路を整備するほか、市において中央公園と狩野川右岸を結ぶらせん階段を改修することなどが盛り込まれています。またソフト面では、沼津上土町周辺狩野川河川空間利用調整協議会が主体となり、両岸一体のアウトドアアクティビティーの推進や、周遊性のあるサイクリング・ウオーキングイベントなどを実施し、中央公園と右岸及び左岸の連携を強化していくこととしています。本市といたしましては、本計画に基づく関係機関や民間の取組により川とまちのそれぞれの空間が調和した、より魅力的なまちづくりを推進することで、まちなかのさらなるにぎわいの創出につながることを期待しております。

政策推進部長イオンタウンとの連携についてお答えします。 初めに、事業の概要についてですが、建物は2階建てで、スーパーマーケットやドラッグストアをはじめ、地域住民に身近な施設としての開業を予定していると伺っております。 次に、周辺商店街や本市の考え方につ…答弁の全文を読む

イオンタウンとの連携についてお答えします。

初めに、事業の概要についてですが、建物は2階建てで、スーパーマーケットやドラッグストアをはじめ、地域住民に身近な施設としての開業を予定していると伺っております。

次に、周辺商店街や本市の考え方についてですが、周辺商店街からは、イオン側と今後の連携について協議していきたい旨の意向が示されており、イオンタウンへの期待は大きいものと考えております。また、本市といたしましても、イシバシプラザの跡地について利用の方向性が示され、買物等の利便性の向上や新たなにぎわいの創出が図られることに大きな期待を寄せているところであります。沼津駅南口において市街地再開発事業が進む中、沼津駅北口へのイオンタウンの出店を見据え、沼津駅の南北の回遊性が大きく向上する鉄道高架化をはじめとする沼津駅周辺の総合的なまちづくりを推進し、さらなる中心市街地の活性化を図ってまいります。

都市計画部長中心市街地まちづくり戦略におけるヒト中心の公共空間の創出の今後の取組についてお答えします。 鉄道高架事業を核とする沼津駅周辺総合整備事業は、完成までに長い期間を要することから、市民にまちの更新を段階的に享受していただくために、中期のまちの姿…答弁の全文を読む

中心市街地まちづくり戦略におけるヒト中心の公共空間の創出の今後の取組についてお答えします。

鉄道高架事業を核とする沼津駅周辺総合整備事業は、完成までに長い期間を要することから、市民にまちの更新を段階的に享受していただくために、中期のまちの姿の実現に向けた取組を進めてまいります。沼津駅南口交差点におきましては、これまでのOPEN NUMAZUの取組による交通への影響や、人のにぎわい創出等の効果を踏まえながら、今年度、交差点東側の南北地上横断化を行います。これにより、駅から人の流れをまちなかへとつなげる新たな歩行者動線が生まれ、回遊性の向上が図られます。加えて、駅前広場の暫定整備、駅周辺街路の車線減少・歩行者空間の拡大等を行うことにより、居心地のよい多様な活動にも対応できる空間づくりを進め、まちのにぎわい創出を図ってまいります。また、意欲のある市民や事業者の皆様がその空間を主体的に活用し、まちのにぎわいづくりに携わる人を増やしながら、つくるだけではなく、使うことでにぎわいが連鎖する中心市街地を目指し、ハード・ソフトの両面からまちの魅力向上に向け取り組んでまいります。