未来の風の代表質問を行います。
基本的な考え方、⑴暮らしやすいまちへ。施政方針の第1章基本的な考え方の4つの視点のうち、第1の視点、暮らしやすいまちへについての質問です。
1つ目の質問で市長が述べているのは、定住人口の確保の諸施策とその意味だけです。もう少し具体的に言います。自然動態による人口減少を食い止めるため、出生数の減少傾向を止めることと、健康長寿の推進。もう一つの人口減少の要因である社会動態、すなわち転出と転入のバランスをプラスにすることについては、子育て世帯への切れ目のない支援充実、移住施策の推進、まちなか公共空間の整備を挙げています。これらの政策により定住人口を確保し、沼津に住みたい、住み続けたいと思えるまちづくりを推進すると述べています。しかし、定住人口の確保だけで暮らしやすいまちが実現するのだろうかという素朴な疑問があります。市民が暮らしやすいまちを実現することは、全国どこの自治体の市長さんにも求められる究極的な仕事、市政の最重要課題であるとも言えると思います。施政方針の冒頭では、賴重市長が考える暮らしやすいまちとはどういうものなのか。その実現を目指して令和6年度は何をするのか。市長のまちづくりの理念、ポリシーをしっかりと市民に示す場所ではないのでしょうか。この点について、明確な説明を求めます。
続いて、4つの視点のうちの第4です。安全・安心のもとで暮らせるまちへについて質問いたします。
安全・安心のまちは、やはりこれも地方自治体に求められる最重要課題であり、基本的には暮らしやすいまちと同根であり、今現在このまちで生活している市民の安全・安心が確保されて初めて、暮らしやすいまちが実現するものです。この項で市長は、令和6年度の政策として、災害対応にICTを導入、消費者安全確保のための協議会設置を挙げて、安全・安心のまちを実現すると述べています。もちろんこの2つも、安全・安心のまちに寄与する、貢献する施策であると私は思います。しかし、施政方針で4つの視点を大事に政策を進めていくとおっしゃるのでしたら、2つの施策だけを述べて、これにより安全・安心のまちを実現する推進するというのは、あまりにも寂しいと私は感じました。市民が抱いている不安をいかにして解消し、安全・安心なまちを実現するのか。市長はこれについて施政方針で、その見識を明確に述べなければいけないのではないでしょうか。市内の至るところで道路のペンキがはげている。センターライン、横断歩道や停止線が消えかかっていて危険である。道路がそこらじゅうぼこぼこで、運転に大変気を使う。横断歩道橋がさびだらけでみすぼらしい。安心して使えるものではない。児童や高齢者の安全確保のため、歩道や側溝の蓋を整備してほしい。大雨のたびに家屋の浸水被害や道路冠水があって、何とかならないのかなどなど、私は、市議会議員として、非常に多岐にわたり、様々な市民の訴えを聞かせていただいております。施政方針では、これら一つ一つにこうします、ああしますと答え切れないんです。しかし、こうした沼津市内、市民の皆様がたくさん持っている不安・不満に対して、賴重市長がどのように認識して、令和6年度にどうやって対応していくのか、自らの言葉でお話をいただきたいと思います。
もう一つ重要な問題がありました。路線バスの運行ダイヤが減ってしまっている。郊外で暮らす御高齢の皆さんの将来への不安、これも同じ項目の中の訴えです。市長は、このような市民の声を聞いているのだろうか。そんな疑問すら感じました。重要な視点の4つ目に、安全・安心のもとで暮らせるまち、重要な視点でおっしゃられるのでしたら、賴重市長にまずその見識を述べていただきたいと思います。ここでは、道路、河川の維持管理、防災インフラの整備・維持などについて、市長がどのようにお考えなのか、ぜひともお聞かせいただきたいと思います。
次に、新年度の主な取組についてお聞きしてまいります。
まず1点目、沼津駅周辺総合整備事業です。
施政方針の冒頭で市長は、沼津駅周辺総合整備事業について、まちづくりの中核をなす事業であると述べています。
しかし、この事業は、皆さん御存じのとおり完了は20年後、いやもっと長い30年後になると想像できます。先ほどもありました将来的に市長がこの事業によって、どのような理想的なまちを描いているのか教えていただきたい。先ほどのお答えでは、駅中心の約5キロメートル四方のエリアがどのように変わっていくのか。市長が明確にお答えいただいたので、ある程度想像はできました。しかし、私が聞いているのは鉄道高架事業にこれだけの時間と税金をかけるのですから、沼津駅周辺総合整備事業が完了したときに沼津市全体がどのようにすばらしいまちになっているのか。これをぜひともお聞かせいただきたいと思っております。まちづくりの中核的な事業として、これから沼津市は20年、30年、ここに労力とお金を集中的に使う。これが中核的な事業ということになります。であるならば、駅中心に2キロ、3キロ半径のまちがこんなにすばらしくなりますだけでは済まされないんですよ。すばらしいまちを中心につくる。それは分かります。しかし、そのことで沼津市全体、郊外までがどのようにすばらしいまちになるのか。それを明確に市長の言葉で市民に伝えるべきではないでしょうか。以上が、沼津駅周辺総合整備事業の①です。
②については、施政方針では市長の就任以来6年間ずっと掲げている誇り高い元気なまち、そして、それを実現するために、4つの視点を述べていらっしゃるわけです。私がお聞きしたいのは、鉄道高架事業が、この4つの視点、今の沼津市にとって一番重要で喫緊な課題だと思っています。鉄道高架事業によってどうやって解決し、市長が描く理想のまち、誇り高い元気なまちにつなげていくのか。その点について明確にお答え願いたいと思います。
次に、2番の⑵の道路改良工事についてですが、これは他の会派の代表質問でございましたので、削除したいと思います。
⑶公共交通ネットワークの形成です。
これは、先ほども申し上げたとおり2040年問題等により、郊外に暮らす高齢者や通勤・通学、市民の足の確保が大変厳しくなっている。この状況は、当然、市長も議員の皆さんも御存じだと思います。郊外に居住し生活する高齢者や未成年者、すなわち自動車に乗らない、乗れない人々にとっては切実な問題です。病院や日々の買物、通学など、生活にストレートに影響を及ぼす公共交通の未来が見えません。市民の将来不安の第一ではないでしょうか。市長の公共交通の現状認識と対応、将来に向けてのお考えについてお聞きします。
⑷スマート農業の促進。これについても多くの会派代表の方が質問をされているので、私のほうでは割愛させていただきます。
次に、⑸新規就農者の確保についてです。
施政方針には、農業における省力化と軽労化、きつい仕事を少しでも楽にすることと解釈しました。これらを目的にするスマート農業を促進することで、新規就農者の確保を図るとあります。現状の農作業が今より軽くて楽になれば新規就農者の確保の一助になることは、私も否定しません。しかし、若い人たちが、なりわいとして農業を選択していないのが、今の沼津市の現状なんです。これだけははっきり申し上げておきます。その一番の理由は、沼津市の農業が若い人たちに魅力がないからなんです。魅力とは、人が生きるために一番大切な食べ物を自らの手で作っているんだと。そんな食べ物を作ることの喜び、そして、それを仕事として作ることで、自分や自分の家族の生活を支える対価がしっかりといただけること。農業の魅力はここにあると私は感じています。農業を取り巻く問題として従事者の高齢化、耕作面積の減少、有害鳥獣問題など、多角的に大きな問題がたくさんあります。しかし、何よりも農産物の価格低迷が障壁となって新規就農者の減少につながっていると私は考えています。沼津市の新規就農者が極めて少ない現状と原因を市長はどのように認識されているのかお聞きします。あわせて、農産物の価格低迷、農家が、先ほど申し上げました家族の生活を支えるに足りる収入、再生産、来年もこの作物を作る。そのためには蓄えがなければできないわけです。再生産ができるような農産物の価格の維持、それらのことについて市長がどのような政策をお持ちなのかお聞きします。
次に、学校給食について質問をします。
学校給食は、そもそも教育委員会の所管事務ですが、ここでは農業振興の観点、施政方針で言えば、視点3の産業が元気なまちへの観点から質問しますので、ぜひとも賴重市長にお答え願いたいと思います。
前の項で私は、沼津市において新規就農者が極めて少ない現状の理由の第一は、農業に魅力がないからだと申し上げました。学校給食における地産地消の推進、沼津市の農業の魅力を引き上げる大きな施策になると私は考えています。地産地消の推進は、沼津市においても第3次沼津市食育推進計画に明確に位置づけられ、地産地消を進めることをずっと沼津市は続けております。推進計画にはこのように書かれています。第3章、食をめぐる沼津市の現状、第4項、地産地消についての冒頭、学校給食に地場産物を使用する割合(食材数ベース)として、地場産物を使用する割合では、平成30年度を除き45%前後を推移していますが、全国の平均と比べるといずれの年度も高い割合となっており、地場産物の利用に積極的であることが分かります。市長、この表現について、私は前回も申し上げた。この表現はいいかげんにやめるべきなんです。これを読めば、沼津市の学校給食は地産地消が進んでいるんだと勘違いしてみんな安心します。いつまでも食材ベースのデータを用いてはいけません。農林水産省の食育推進施策では、令和元年から生産者や学校給食関係者の努力を適切に反映することを目的に、これまでの食材数ベースの算出方法を金額ベースに変更しています。沼津市においても地産地消の現状と目標をしっかりと把握するために、私が今まで何度か提案をした重量ベース、もしくは農水省が現在行っている金額ベースに変更すべきです。
そこで、まず1つ目の質問ですが、学校給食の地場産物導入について、令和6年度、市長はどのように考えを持ち、どのような取組をするのかお聞きします。
2つ目、学校給食に地場産物を積極的に導入することにより、生産者の意欲の増進、ひいては市場価格の維持・安定にも効果的だと考えますが、この点についてどう考えますか。
3つ目、学校給食への地場産物導入からさらに一歩前進して、有機農産物の学校給食の導入に積極的な自治体が全国に増えています。背景には、有機農業を中心にした国のみどりの食料システム戦略があります。地方自治体もこれに応えて、まずは学校給食で有機農産物の導入を図るというものです。有機農業の推進について市長はどのようにお考えかお聞きします。
次に、⑺ゼロカーボンシティNUMAZU2050です。
令和4年3月、賴重市長がゼロカーボンシティNUMAZU2050を表明し2年が経過しました。この取組のこれまでの進捗について、どのように総括するのかお聞きします。
また、施政方針にはゼロカーボンシティNUMAZU2050の実現に向けた取組をさらに加速化させるとありますが、新年度に実施する事業がどのようなものかお聞きします。
⑻新中間処理施設整備です。
施政方針では、新中間処理施設整備について、排ガス等において高い環境負荷低減効果を有する施設と述べていらっしゃいますが、具体的にどのようなものかお聞きします。
私は、新中間処理施設整備について度々議会において質問をしています。沼津市は現在稼働中のごみ焼却場を建設するに当たり、地元住民と二度とこの場所には建設しませんから、この場所に建設させてくださいという覚書を取り交わして建設の同意をもらったという経緯があります。昭和49年11月のことです。約50年前に結ばれた契約を、幾ら時間が経過したからといって、自分たちの都合で一方的に破棄して事業を進めることに、私は、沼津市を愛する市民の1人として我慢ができません。沼津市に対して信頼や誇りは持てません。誇り高い元気な沼津の実現を信条とする賴重市長は、この件についてどう考えるのか、是非ともこの場でお聞きしたいと思います。
次に、行財政運営についてです。
施政方針の第3章行財政運営について、令和6年度一般会計当初予算額は、対前年78億7000万円の増となっています。一方、一般財源総額はほぼ横ばいの状態にあります。歳出総額879億6000万円、過去最大となった当初予算における財源確保の状況についてお聞きします。
1回目の質問を終わります。