通告に基づき、会派公明党の代表質問を行います。
安心して子どもを産み育てられるまちについて、結婚を望む方への支援について質問いたします。
まず、出会いの機会創出に対する考え方について伺います。
施政方針に、結婚を望む方への支援として、本市も参画する県広域マッチングシステムふじのくに出会いサポートセンターの登録料の負担を軽減することで、さらなる出会いの機会を創出していくとあります。昨年9月定例会で、若者の結婚支援の中で民間のマッチングアプリと比較して行政主体のマッチングシステムには一定の信用性や安心感がある、かつ、民間の結婚相談所は費用がかさみ利用できる人とできない人との格差が生まれる。そのような懸念を背景に、行政が結婚支援にもっと積極的に支援していくべきとの趣旨の質問をさせていただきました。このふじのくに出会いサポートセンターの登録料の負担を軽減する取組は、行政として若者の結婚支援を積極的に支援する姿勢が感じられ、大いに期待するところであります。
そこで質問いたします。
ふじのくに出会いサポートセンターの登録料の負担軽減をすることで、出会いの機会を創出することに至った考え方について伺います。
次に、目的と効果に対する認識について質問いたします。
先ほどの9月定例会の質問の答弁の中で、本市でもふじのくに出会いサポートセンターを通じて成婚に至る方がいることが確認されていますが、この事業の実施によりそのような傾向がさらに増えることが期待されます。今後、何もしなければ少子化は加速度的に進むことが考えられます。人口減少は当たり前と何もせずに、ただ手をこまねいているだけでは日本の将来は危ういものになってしまうかもしれません。私たちに今できることは何かを問われているときなのかもしれないと痛切に感じます。そんな思いを抱く中、沼津市が若者の結婚を後押しすることはとても重要なことだと感じます。若い方が結婚したいという願望をかなえられるように、多くの方に参加していただきたいと思います。
そこで質問いたします。
出会いの機会を創出することの目的とそれにより得られる効果についてどのように認識しているのか伺います。
次に、安心で魅力的なまちづくりについて質問いたします。
施政方針に、保護者を支える子育て支援サービスの充実につきましては、新たに市中心部において、病児・病後児保育事業を実施する保育施設などに対して補助を行うとあります。私の経験から、働きながら子育てをしていると、どうしても子どもの体調不良により仕事を休まざるを得なくなることがあります。特に子どもが保育園に通園し、兄弟姉妹がいることで、さらに風邪などに感染しやすくなるからです。そのたびに仕事を休まなければならず、職場でも肩身の狭い思いをすることが何回もありました。両親などがいて子どもの面倒を見てもらえる環境下にある人は頼れますが、必ずしもそのような環境下にある人ばかりではありません。そのようなときに、子どもを預ける場所があることは子育てをする保護者にとって安心を担保し、仕事と子育ての両立を図ることができると考えます。加えて、市が補助を行うことでそのような保育施設が増加する可能性もあり、相互に相乗効果を生むことが考えられます。
そこで質問いたします。
病児・病後児保育を行う保育施設への補助に対する考え方について伺います。
次に、多様な学習支援体制について質問いたします。
施政方針には、未来を担う人づくりについて、学校や教室に行くことが困難な児童に対して、学校に安心できる居場所をつくるため、各小学校にフリースペースを設置し、多様な学習支援体制を整えていくとあります。令和4年第15回定例会で茨城県つくば市の例を挙げ、学校内の空き教室を利用して子どもたちが自由に過ごせる居場所となるフリースクール的な場所を設置することを提案させていただきました。昨年11月定例会で会派の同僚議員からも質問がありました。今年度、実証実験を行い、効果を得られた上で、来年度、校内にフリースペースが設置されます。これにより不登校対策が一歩前進し、少し光が見えてきたように感じます。このことにより、家から出られない子どもたちが学校のフリースペースに足が向くことを願いたいと思います。フリースペースについては、先ほど市民クラブの代表質問で質問していますので、私からはそのような居場所ができたと知っても家から出られないようなひきこもりの状態にある子どもたちへの支援について、改めてお聞きしたいと思います。教室に行けなくても学校には行ける子どもたちへの支援とそのような場所があってもなお、学校に行けない子どもたちへの支援は両輪で進めることが必要であると考えます。家から外に出られる子どもたちは社会とのつながりが持てますが、家から外に出られない子どもたちは人知れず不安や孤独を感じていると思います。家族も一緒にいる子どもと共に、不安や孤独を感じていると推察いたします。
そこで質問いたします。
そのような児童に対して改めてどのように取り組んでいくのか、児童生徒の学習環境の支援に対する取組について伺います。
次に、学校給食について質問いたします。
まず、物価高騰における質の向上への取組について伺います。
御案内のとおり、学校給食は学校給食法により食材の購入費は保護者が負担することになっています。近年は物価高騰の影響を受け食材も値上がりしており、学校給食の提供も苦慮されていることと思います。そのような中、沼津市ではこれまで賄材料費の高騰分を公費負担として、保護者負担分は据え置かれてきました。児童生徒の成長期に欠かせない栄養バランスを考慮された給食の提供において、質の確保ということは大変重要なことだと考えています。保護者から給食のメニューを見ると少し物足りなさを感じるといった声もあり、物価高騰が続く中での対応が急務であると感じます。
そこで質問いたします。
物価高騰における質の向上への取組について伺います。
次に、本市独自の支援に対する考え方について質問いたします。
今年の4月から公立小学校の児童を対象に保護者が負担してきた給食費を国の支援によって軽減し、子育て世帯の経済的負担を和らげることを目的とした制度として給食の無償化が実施されます。あわせて自治体間で生じてきた給食費負担の差を是正し、どこに住んでいても、一定の教育環境を確保することが狙いとされています。公明党としても、学校給食の無償化の実現に向けて取り組んできましたが、国の支援により、ようやく給食の無償化が実現します。ただ、この制度は学校給食費を全て公費で賄う完全な無償化を前提とするものではありません。自治体の財政や給食の質に配慮しつつ、保護者負担の抜本的な軽減を図る取組である点が制度の前提となります。児童1人当たりの月額5,200円が基準とされ、この金額は令和5年の実態調査における平均給食費に近年の物価動向を加味して設定されています。年々上がり続ける食材を購入して作られる給食の値段が基準額の5,200円では、なかなか質を確保した給食の提供は難しいと推察します。そのような中、本市では小学校においては、4月から国補助基準額の超過分を追加支援し、実質無償化が実現すると聞いています。保護者からは喜びの声が聞こえてきそうです。また中学校においては、公費負担を増額し、保護者負担分は据え置かれるとのことです。また、会派公明党としても市長要望に際して何回も要望しており、その声に応えていただけたことに深く敬意を表したいと思います。
そこで質問いたします。
学校給食における本市独自の支援に対する考え方について伺います。
次に、ひとり親家庭の自立支援について質問いたします。
まず、自立支援と生活の安定に対する取組と目的について伺います。
来年度、ひとり親家庭の親を対象に就職に役立つ資格取得に要する経費や修業中の生活費を補助するなど、ひとり親の自立を支援し、生活の安定と向上を図ることが示されています。現在、先ほどの支援として主に自立支援訓練給付金と高等職業訓練促進給付金があります。自立支援訓練給付金とは、ひとり親家庭の親が就職に有利な資格取得を目指し、指定された教育訓練講座を修了した場合に、受講費用の最大85%が支給される制度です。また、高等職業訓練促進給付金とは、ひとり親家庭の方が就職の際に有利となる資格の取得を目指して、養成機関で就業する期間の生活費を支援する制度です。これらは、ひとり親になることで仕事をしながら子育てする生活の不安を解決する一助になる施策だと思います。また、専門的な職業への就職を促進する作用もあります。
そこで質問いたします。
これらの支援はひとり親の方たちの生活の安定には必要不可欠であると認識していますが、ひとり親支援に関する市の取組内容とその目的について伺います。
次に、養育費の取決め等に対する支援の内容と目的について質問いたします。
両親の離婚は少なからず子どもに深刻な影響を与え、子どもの養育の在り方についても多様化していると言われます。ただ、両親の離婚が子どもに影響を与えると分かっていても、離婚を選択しなければならない状況もあり、家庭によっては離婚したほうがお互いによい影響をもたらす場合もあります。問題は親権を持つ親の経済状況ではないかと思います。これまで、離婚時に養育費について取決めがない場合、合意できるまで養育費を請求できませんでしたが、今年の4月から離婚時に取決めがなくても子ども1人当たり月額2万円を請求することが可能になると聞いています。離婚した友人・知人などから養育費を最初はもらっていたが、いつの間にか途絶えてしまったという声はよく聞きます。養育費は、本来は子どもが経済的に自立するまで支払われるものですが、全国ひとり親世帯等調査によると、養育費の不払いがひとり親世帯の困窮を招いていることが分かっています。そのような状況を背景に、公明党は離婚時に養育費の取決めがなくても請求できる法定養育費の創設に向けて取り組んできました。
そこで質問いたします。
国の法改正も行われる中、市においても離婚の際の養育費の取決め等の支援が行われますが、支援の内容と目的について伺います。
次に、こども誰でも通園制度について質問いたします。
この制度は、親の就労を問わず生後6か月から2歳の未就園児を対象に、保育施設を一定時間利用できる制度で、2025年度に制度化されたと認識しています。保育施設を利用するには、原則共働き家庭や親が病気などの場合に限られてきましたが、この制度により家庭とは異なる生育環境で同世代の子どもと関わる機会に恵まれ、健やかな成長につながることが期待されます。また、この年齢期の子育ては親にとっては大変労力を要する期間で、親の精神的な支えが必要な時期でもあります。この制度により、子育ての負担を軽減し社会全体で子育てをしていく機運が醸成されることに期待したいと思います。
そこで質問いたします。
こども誰でも通園制度が本格実施されることとなりますが、本市の取組内容と同制度の目的について伺います。
次に、モデル事業実施により期待される効果について質問いたします。
御案内のとおり、本市はこども誰でも通園制度の制度化に伴い、2年間、同事業のモデル事業に手挙げし、近隣市町に先んじて事業を展開してきました。実際に取り組んだことで分かったこともあると思います。
そこで質問いたします。
モデル事業実施による効果に対する認識について伺います。
次に、本格的な事業実施により期待される効果について質問いたします。
4月から同制度が本格的に実施されます。モデル事業で得られた実績を基に、利用ニーズに対する受皿を確保しながら本格実施に向けて事業展開をしていくことになります。
そこで質問いたします。
事業実施により期待される効果に対する認識について伺います。
次に、笑顔があふれ健康で心豊かに暮らせるまちについて、重層的支援体制について質問いたします。
施政方針には、地域住民の複雑化・複合化したニーズに対する包括的な支援を行うと示されています。改めて、重層的支援体制整備事業とは地域住民が抱える複雑な課題に対し、市区町村が包括的な支援体制を構築する事業です。御案内のとおり、2021年4月に施行された社会福祉法の改正に伴い創設され、相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に行います。本市では、今年度できるところから重層的支援体制整備事業が行われていると認識していますが、実際に取り組んでみて支援の在り方や課題などについて、見えてきた部分もあるかと思います。
そこで質問いたします。
包括的な支援を行うための体制とはどのようなものと市は認識しているのか。また、その具体的な取組について伺います。
次に、地域全体で支え合う福祉活動について質問いたします。
施政方針に、重層的な支援に取り組むことで地域全体で支え合う福祉活動を推進していくとあります。今最も不足していると言われている地域コミュニティ、いわゆる地域の方々とのつながりですが、そのつながりを持ち、困ったときは助け合うことが改めて大切だと感じます。また、不安や悩み等ちょっとした相談事ができる場や地域との交流、人間関係を築くことが求められているとも感じます。加えて、高齢者や障がいのある人やひきこもりなどを抱えた方たちの日常生活を地域の身近な方々で支え合ったり、助け合ったりすることで、地域共生社会を築くことだと認識しています。
そこで質問いたします。
地域全体で支え合う福祉活動とはどのようなものと市は認識しているのか。また、その具体的な取組について伺います。
次に、市立病院の安定経営について質問いたします。
これまで市立病院は三次救急として、いわゆる最後のとりでとして、市民の安心と安全を担うために、静岡県東部地区、とりわけ駿東田方圏域の基幹病院として地域医療を支えてきました。市立病院の経営については、数年前から経営が厳しい状況が続いていたと認識しており、昨年、私たち議員も市立病院の安定経営のために地域医療体制の強化に係る研究会を立ち上げて勉強会を行ってきました。市立病院の経営をどうしたら安定的に維持できるのか共に考え、医療提供体制強化に向けた要望書も提出させていただきました。施政方針に、市立病院の安定経営につきましては、経営強化プラン及び昨年11月に策定した経営改善実行計画に基づき、収入増加・確保対策などを進めると示されています。経営強化プランは令和6年2月に策定され、既に取組が進められているところです。経営改善実行計画は、令和7年からの6年間で新たに設けられた病院事業債(経営改善推進事業)を活用し、また、プラン以上に強力かつ迅速に経営改善の取組を進め、経営状況の健全化を図ることを目的にしていると認識しています。
そこで質問いたします。
経営強化プラン及び経営改善実行計画に基づき、収入増加・確保対策を行うとありますが、どのように進めていくのか市の見解を伺います。
次に、関係機関への多面的な働きかけへの取組について質問いたします。
施政方針に、国や県をはじめとする関係機関に対し、安定した医療提供体制の維持に向けた働きかけを行うなど多面的な取組に努めるとあります。総務省の発表によると、自治体が運営する全国678の公立病院事業全体の経常収支は過去最大の3,952億円の赤字で、赤字となった病院の割合も過去最大の83.3%となったことが分かっています。職員給与費の増加や材料費の高騰により医業収支が悪化している現状です。もはや市単体の問題ではなく、周辺地域との連携や県、国に対しての要望活動などを強化していくことが迫られていると認識しております。今年度議会としても、議長、副議長が市長と共に国への要望活動に同行していることは既に承知のとおりです。
そこで質問いたします。
国や県をはじめとする関係機関に対し、安定した医療提供体制の維持に向けた働きかけを行うなど多面的な取組に努めるとのことですが、今年度の取組を踏まえ、どのように行っていくのか市の見解を伺います。
以上で1回目の質問を終わります。