沼津市議会の一般質問・議案/市の計画 沼津市政アーカイブ

沼津市議会の議事録を市民向けに構造化。
一般質問=議員が問うたこと/議案・議決=議会が決めたこと/市の計画=市が目指していることを、横断して見られます(第1回〜第12回定例会・2023.6–2026.2)。

川口慶 議員

議員川口慶

日本共産党沼津市議団1期原地区

所属委員会: 建設水道危機管理委員会・特別会計企業会計予算決算委員会

登壇 9回 ・ 論点 15件 ・ 質問細目 116件 ・ 代表質問 3回

選挙公報の公約を見る鉄道高架化よりも給食費無償化を!! / 市民の幸せを 真ん中にすえた まちづくり

掲載名: 川口けい / 日本共産党 / 53歳(掲載時)

鉄道高架化事業の見直し

  • 「沼津駅周辺総合整備事業」の沼津市の負担額は、当初の予定より81億円増加し、総額800億円。事業が完成する今から24年後の市の人口は15万人台。市税収入は大幅な減収、事業の借金は増加。市民サービスの劣化が心配です。鉄道高架化事業を見直し、「くらしに希望」が持てる沼津市政を実現します。

誰にもやさしい街に

  • 国保料引き下げと、こどもの「均等割り」を無くします。
  • 高齢の方のバス・タクシー券発行。補聴器購入の補助を実現。
  • 多目的公園の増設と、児童公園に駐車場設置を求めます。

子どもは宝!

  • 小中学校の給食費無償化を実現。
  • 学校の新設・統廃合は保護者・住民の意見を尊重します。
  • 教職員の長時間労働の是正で、ゆとりある教育を求めます。
  • ひとり親世帯への支援の充実。

防災対策の充実!

  • 津波避難タワー増設や避難路、避難所の整備を推進します。
  • 原地域などの常襲浸水地域の治水対策を早期に実現。
  • 災害時に対応できる情報伝達、医療体制、救援体制の整備・拡充を図ります。

1970年生まれ。日本共産党公認。

※ この内容は2023年4月23日執行 沼津市議会議員選挙の選挙公報(沼津市選挙管理委員会発行・画像PDF)をAIが文字起こししたものです。情報提供を目的とした掲載で、候補者間の比較・評価のためではありません。誤読や省略の可能性があるため、正確な内容は沼津市選挙管理委員会の選挙公報(1ページ目・公式サイトのPDF。新しいタブで開きます)↗でご確認ください。

質問一覧(15件)

第1回2023-06-19

質問の全文を読む全2発言

発言 1 / 2

通告に基づきまして、人口減少問題やまちづくりの在り方、財政の見通しなどについて、一般質問させていただきます。

市制100周年を迎える本市において、次の100年を目指すには、人口減少問題は避けては通れないものと考えます。人口減少に対しては、沼津市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンにおいて分析されており、その打開策として、第2期沼津市まち・ひと・しごと創生総合戦略に1、力強い産業を育て魅力ある雇用を創出する。2、沼津への新しい人の流れをつくる。3、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる。4、新しい時代に合った、安全・安心で誰もが暮らしやすい地域をつくる。この4つの基本目標が掲げられております。

市長にお聞きいたします。

第2期沼津市まち・ひと・しごと創生総合戦略がスタートしてから、現時点までの目標の到達や評価など、市長のお考えをお答えください。また、人口推移などの具体的な数字を示して、沼津市の人口問題に対するお考えをお聞かせください。

続きまして、現状における本市のまちづくりの根幹は鉄道高架化を中心とした沼津駅周辺総合整備事業です。この沼津駅周辺総合整備事業を柱として人口減少問題と相対するわけですが、この事業は、2023年秋に新貨物ターミナルの建設に着手し、2028年度以降に高架本体工事に着手する予定で、全ての事業の完成は2046年、今から23年後となっております。工事の計画は示されておりますが、完成後の本市の中心市街地のまちづくりの到達や地域経済の状況、人口増加への内容、本市市税収入への影響、市民生活への影響などについては、具体的な到達内容が示されておりません。南北交通の一体化、踏切の解消、高架下の空き地利用といった抽象的な表現ではなく、事業完成後の本市の姿や成果について、具体的な内容を明確にお答えください。さらに完成まで20年以上かかる沼津駅周辺総合整備事業ですが、完成までの期間、現在よりも、南北交通をはじめ、経済活動や人の交流が制限や不便を強いられることになります。完成までの期間、中心市街地の受けるこうしたダメージについては全く語られておりません。中心市街地のダメージを軽減し、なおかつ活性化していく方策を持ったまちづくりが必要であると考えますが、こういった点について、当局の認識と具体的な内容をお答えください。

次に、人口増加をまちづくりの柱に据えている、近隣では長泉町、そして明石市では、子育て支援策が中心施策であり、実際に人口が増加しております。人口を増加に転ずるには、第2期総合戦略の目標の1、力強い産業を育て、魅力ある雇用を創出する、3、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえることが重要なものと考えます。2013年から2017年の本市の合計特殊出生率の値は1.41で、全国の1.43、静岡県の1.54を下回り、近隣市町の中でも最低の値となっております。人口増加を目指すならば、こうした合計特殊出生率や定住人口を増やしていかなければなりません。本市では、前年度10月から3月まで小中学校の給食費の無償化を行い、若い子育て世代から好評を得たと思います。給食費の無償化は、単に教育にかかる費用の軽減だけではなく、食材の確保、食の安全などで、第一次産業である農業・漁業・畜産業の振興にもつながってまいります。また、食育の観点からも重要な施策であります。給食費の無償化は、まだ近隣市町でも行われていない施策なので、恒常的な給食費の無償化をこの本市が先んじて実施することは、本市への移住促進につながるものと考えます。また、病児保育・訪問保育などの支援、こうした生活に寄り添った施策こそ人口増加に不可欠であると考えます。

そこで伺います。

結婚・出産・子育ての支援策について、認識と具体的な施策について、当局のお考えをお答えください。

続きまして、総合戦略の基本目標4、新しい時代に合った、安全・安心で誰もが暮らしやすい地域をつくるについて、どのような対応を進め、その効果がどうであったかについて質問いたします。本市への移住定住人口を増やすためにも、安全で安心して暮らせる居住空間は重要です。6月に入り、台風第2号により原浮島地区や大岡地区などでは、家屋の浸水被害など、大変な被害を被りました。2年前にも同様な浸水被害があったことは、市長も御承知のことと思います。近年の不安定な気象状況は以前と比べ激変しており、被害の発生が頻発することが予測されます。今、原地区では沼川新放水路が建設中ですが、完成は2032年度、今から9年後となります。10年に1回程度発生すると想定される規模の洪水による家屋浸水被害をおおむね解消するとされていますが、その10年に1度の規模が数年単位で起きている現状があります。放水路が完成すれば大丈夫だからそれまでの期間何もしないというわけにはいきません。国や県とも連携が必要ですが、沼津市として、しっかりとした治水対策・防災対策を講じていただきたいと思います。浸水被害のあった西添の地区では、復興への費用の問題や短期間に2度の浸水被害を受けたトラウマから、心因性の体調不良を訴える方や移住を希望される方たちもおられます。本市では、こうした住民の方たちへどのように寄り添った支援を行っていくのでしょうか。総合戦略の基本目標4の具体的な取組として、総合的な治水対策を掲げています。前回から今回までの2年間、各被害地域でどのような対策が講じられてきたのか。その効果はどうであったのか。また、今後どのような対策を講じていくかについてもお答えください。

また、最近震度5クラスの地震が全国的に頻発しております。本市においても、地震とそれに伴う津波は、大きな脅威となっております。津波被害が予測される地域の避難路や避難所の整備状況はどのようになっているのか、こちらもお答えください。

続きまして、本市の長期財政について伺います。

先ほども述べましたが、本市のまちづくりの柱は、沼津駅周辺総合整備事業であります。しかし、中心市街地の活性化だけでは、人口減少に歯止めがかからないことは、当局から出されている資料からも明らかです。この人口減少に伴い、市税収入の減少が懸念されております。そうした中で、沼津駅周辺総合整備事業や新中間処理施設整備事業をはじめとする老朽化した公共施設の再整備が財政上問題なく実施できるという、沼津市長期財政に関する試算の妥当性について3点質問させていただきます。

1点目。老朽化した公共施設の再整備に関して、今後、市庁舎や市立病院などもその対象に挙がると思いますが、沼津市長期財政に関する試算では、それらも見込んで試算がなされているのかお答えください。

2点目。沼津駅周辺総合整備事業の完成までの期間、中心市街地の経済活動に支障が出ることが予測されます。こうしたマイナス影響を、沼津市長期財政に関する試算では見込んでいるのでしょうか。お答えください。

3点目。30年にわたる長期の事業期間において、民間の経済活動や災害、他市町の動向などにより、試算以上の大幅な人口減少が起こる可能性も否定できません。こうしたリスクは見込んでいるのでしょうか。この点についてもお答えください。

以上で、1回目の質問を終わります。

発言 2 / 2

御答弁ありがとうございました。それを受けて、2回目の質問をいたします。

人口減少に歯止めをかけるためにも重要な施策である沼津駅周辺総合整備事業は既に3事業は終了しております。高架化はされておりませんが、駅の南北の再開発は終わり、基本目標の2、沼津への新しい人の流れをつくる観点で考えますと、駅周辺地域は既にある程度活性化していなくてはなりません。イーラdeは、沼津駅周辺総合整備事業のランドマークとして、先導的な施設と伺っております。そのイーラdeを経営する沼津まちづくり会社の経営はどのようになっているのでしょうか。沼津市は、賃料の減額などで間接的に同社を支援しており、事実上、公費による支援の実態があります。沼津まちづくり会社の財政状況を明らかにした上で、ランドマークとしてイーラdeがその役割を果たせているのか。また、今後の経営戦略をお答えください。これに併せ中心市街地まちづくり戦略として、沼津駅周辺を、人中心の公共空間にするために社会実験が行われてきております。人々の交流を促し、快適な活動空間を創造する重要な実験であると認識しております。交流人口を増やす、そうした社会実験について伺います。駅周辺の昼夜の人口数など、具体的な数字を示しながら、これまでの社会実験の成果と今後の展開について、具体的にお答えください。

最後に、人口減少問題やまちづくりの到達、長期財政など、具体的な数字を持ち、市民に示し、情報を市民と共有しながら市政を運営していくことが重要であると考えます。具体的な数字を持たずに、市政を運営することがあってはなりません。沼津市長期財政に関する試算はあくまでも試算ですので、経済状況や災害などの状況変化が起これば、再び試算され、適正に事業の推進がなされると思いますが、人口減少による市税収入の減少、事業推進による公債費の増大を考えると、市民サービスの低下が懸念されます。事業推進のために、市民へ負担や不便を押しつけることはあってはなりません。こうした懸念に対し、沼津市としてどのようなお考えをお持ちなのか、お答えください。

以上で、私の質問を終わります。

市制100周年を迎えるに当たっての「沼津市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略」に基づく本市のまちづくりの内容とその目指す姿につい

まちづくり・都市基盤

要旨議員は市制100周年を迎える沼津市が、人口減少、駅周辺整備事業による中心市街地の活性化、若い世代への子育て支援、災害対策について具体的な成果と方策を求めた。市は駅周辺整備事業による南北市街地の一体化と経済活性化、企業立地や就職数での成果、婚活イベントと出産子育ての経済支援など切れ目のない施策を実施していると答弁した。

背景沼津市の人口は2020年時点で目標より減少し、合計特殊出生率が全国・県平均より低い状況にある。加えて近年の気象変動により浸水被害が相次いでおり、定住人口確保と安全・安心な居住環境の整備が課題となっている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 本市における人口減少問題の認識と問題に係る政策と評価
  • 地域経済の活性化と中心市街地の活性化を目指す本市のまちづくりの具体的な内容と活性化が図られるとする根拠
  • 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる施策についての認識と具体的な支援策
  • 自然災害への対策をはじめとした安全・安心で誰もが暮らしやすい地域づくりの在り方
市長本市における人口減少問題の認識と問題に係る政策と評価についてお答えいたします。 初めに、第2期沼津市まち・ひと・しごと創生総合戦略の現時点までの目標の達成や評価についてですが、本総合戦略の数値目標のうち、新規に創出した従業者数や年間企業立地…答弁の全文を読む

本市における人口減少問題の認識と問題に係る政策と評価についてお答えいたします。

初めに、第2期沼津市まち・ひと・しごと創生総合戦略の現時点までの目標の達成や評価についてですが、本総合戦略の数値目標のうち、新規に創出した従業者数や年間企業立地件数、沼津しごと応援事業により市内企業に就職した数、保育所入所待機児童数に良化が見られるなど、目標の達成に向け、成果が現れているものと考えております。

次に、本市の人口問題に対する認識についてですが、沼津市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンでは、2020年には19万819人の人口を確保することとしておりましたが、令和3年11月30日に公表された令和2年国勢調査人口等基本集計によりますと、同年10月1日現在における人口は18万9386人となっております。全国的に少子高齢化が進む中で、本市においても、人口の減少傾向が続いておりますが、定住人口の確保は、まちの活力を支える上で重要な課題であると認識しており、今後も、本総合戦略に掲げる諸施策を総合的に推進し、人口減少対策に取り組んでまいります。

残余につきましては、担当部長等から答弁いたします。

沼津駅周辺整備部長本市の目指すまちづくりの具体的な内容と活性化が図られる根拠についてお答えいたします。 沼津駅周辺総合整備事業は、南北市街地を一体化し、沼津駅周辺の回遊性を向上させるほか、新たに生まれる広大な鉄道施設跡地や高架下空間等に、市民の皆様が求める多…答弁の全文を読む

本市の目指すまちづくりの具体的な内容と活性化が図られる根拠についてお答えいたします。

沼津駅周辺総合整備事業は、南北市街地を一体化し、沼津駅周辺の回遊性を向上させるほか、新たに生まれる広大な鉄道施設跡地や高架下空間等に、市民の皆様が求める多様な都市機能を集約することで、利便性が高く、効率的でコンパクトなまちづくりを図ることができます。既に沼津駅周辺においては、鉄道高架を期待した民間による開発の動きが活発化しており、今後新たに整備される街区や高架下においても、さらなる民間投資の促進、それに伴う雇用の創出が期待できます。また、鉄道と交差する3本のガードにつきましては、平たんで広い道路に整備されるほか、土地区画整理事業により、土地が整序され、多くの公園が設置されるなど災害に強い安全・安心な市街地が形成されます。さらに、中心市街地の交通環境の改善により確固たる南北都市軸が形成され、東駿河湾環状道路や都市計画道路沼津南一色線、国道414号静浦バイパス等の郊外において推進されている各種基盤整備と合わせ、県東部地域における強固なネットワークが形成され、観光などの地域資源と結びつくことにより、交流人口の拡大や経済活動の活性化にもつながるものであると考えております。このように、今後の本市のまちづくりにとって、沼津駅周辺総合整備事業は欠くことのできない重要な事業であり、これに合わせ、ソフト的な施策等を官民連携で行うことで、多様な世代が暮らしやすく、訪れる方にも利便性の高い、にぎわいのある中心市街地が形成され、定住人口や交流人口の確保、市域全体の活性化が図られ、税収の増加にもつながるものであります。工事期間中につきましては、騒音や振動、交通規制など、市民生活や経済活動に少なからず御不便をおかけすることになりますが、県や鉄道事業者等、関係機関による工事に関する連絡調整会議を今年度立ち上げ、仮踏切による迂回路の確保や工事期間の短縮を図るなど、工事による影響の低減に努めてまいります。また、本事業は長期にわたることから、その効果を市民の皆様に徐々に感じていただくことが大事なことであると考えております。これまでに、イーラde、プラサヴェルデ、静岡東部拠点第一地区土地区画整理事業などの完了により、その都度、まちのにぎわいや変化を実感していただきましたが、今後も、鉄道高架事業の進捗に合わせた都市計画道路片浜西沢田線などの交差道路や鉄道施設跡地の供用開始などのほか、中心市街地まちづくり戦略における、中期・長期に分けた取組により、市民の皆様が事業効果を段階的に享受できるよう進めてまいります。

政策推進部長若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる支援の認識と具体的な支援策についてお答えします。 結婚・出産・子育ての支援については、若い世代が安心して子供を産み育てることができるよう、経済的な負担の軽減や、出会い・結婚・妊娠・出産・子育ての切…答弁の全文を読む

若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる支援の認識と具体的な支援策についてお答えします。

結婚・出産・子育ての支援については、若い世代が安心して子供を産み育てることができるよう、経済的な負担の軽減や、出会い・結婚・妊娠・出産・子育ての切れ目ない支援の充実を図るなど、若い世代が希望する子育て環境づくりを進めていくことが重要であると認識しております。結婚支援に向けては、婚活イベントの開催や新婚世帯に対する、新生活に係る費用の助成などの施策を実施しております。また、結婚を望む人に、より多くの出会いの機会を提供するため、県が進める出会いサポート事業に参画し、ビッグデータを活用した広域的な結婚支援にも取り組むなど、若い世代の結婚の希望をかなえる施策を展開しております。

市民福祉部長出産・子育て支援の具体的な施策についてお答えします。 初めに、妊娠・出産への支援としましては、不妊や不育症の治療に係る医療費の助成を行うとともに、子育て世代包括支援センターでの、妊娠期からの悩みや心配事への適切な相談指導や的確な情報提供など…答弁の全文を読む

出産・子育て支援の具体的な施策についてお答えします。

初めに、妊娠・出産への支援としましては、不妊や不育症の治療に係る医療費の助成を行うとともに、子育て世代包括支援センターでの、妊娠期からの悩みや心配事への適切な相談指導や的確な情報提供などの支援を行っております。

次に、子育てに関する支援としましては、延長保育や休日保育、病児・病後児保育など多様な保育サービスを充実するとともに、子育て支援センターにおいて親子の遊びや交流の場を創出し、各種イベントや子育て相談を行うなど地域で子育てを支える仕組みづくりを展開しております。また、妊産婦及び18歳未満の子供のいる家庭への訪問型家事支援や子どもの居場所づくりのコーディネートを実施するなど、子供の養育に困っている家庭等をサポートする施策も進めております。

産業振興部長沼津まちづくり株式会社の経営状況についてお答えいたします。 沼津まちづくり株式会社が運営するイーラdeにつきましては、令和元年度以降、新型コロナウイルス感染症の影響による時短営業や外出自粛などにより、直近の令和3年度決算の当期純損失は415…答弁の全文を読む

沼津まちづくり株式会社の経営状況についてお答えいたします。

沼津まちづくり株式会社が運営するイーラdeにつきましては、令和元年度以降、新型コロナウイルス感染症の影響による時短営業や外出自粛などにより、直近の令和3年度決算の当期純損失は4150万8616円と、3期連続の赤字となっております。一方、イーラdeでのレジ客数は、緊急事態宣言が発令された令和2年5月に、コロナ禍前の49%まで落ち込みましたが、コロナ禍の収束に伴い、令和5年3月には97%まで回復し、経営は改善傾向にあると思われます。イーラdeにおいては、周辺商店街等との人流の創出や市外からの来館者も多く見られ、沼津駅周辺地域のランドマークとしての役割を担っており、また、今後の経営戦略については、沼津まちづくり株式会社としては、沼津商工会議所などの支援機関と連携し、積極的なテナント誘致やフロアリニューアルに取り組むほか、周辺商店街等と連携した物産展やイベント開催など、さらなる誘客を進めることとしております。

沼津期財政に関する試算について

行財政・行政運営

要旨議員は、沼津駅周辺総合整備事業(2046年完成)の事業期間中における中心市街地のダメージ軽減策、第2期総合戦略における人口減少対策(給食費無償化など子育て支援)、および市庁舎・市立病院建て替えを含めた総合的な財源確保の見通しについて質問した。市は市庁舎建て替え経費は試算に含めているが市立病院は未検討で、駅周辺事業期間の経済活動は試算に含めず、長期財政試算は『その都度見直しをするといった性格のものではない』と答弁した。

背景沼津市は市制100周年を迎える中で人口減少が深刻な課題であり、全国・県平均を下回る合計特殊出生率(1.41)が指摘されている。また、2046年完成の沼津駅周辺総合整備事業という大型事業と同時進行で、近年激頻する浸水被害への対応が求められている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 沼津駅周辺総合整備事業及び本市の公共施設建て替え等に係る財源確保の今後の見通しとその根拠
財務部長沼津市長期財政に関する試算についてお答えします。 初めに、市庁舎や市立病院の建て替えに係る経費につきましては、令和4年度から令和33年度の30年間の試算期間において、市庁舎に係る建て替え経費は見込んでおりますが、市立病院につきましては、試算…答弁の全文を読む

沼津市長期財政に関する試算についてお答えします。

初めに、市庁舎や市立病院の建て替えに係る経費につきましては、令和4年度から令和33年度の30年間の試算期間において、市庁舎に係る建て替え経費は見込んでおりますが、市立病院につきましては、試算時点において具体化していないことから、見込んでおりません。

次に、沼津駅周辺総合整備事業の期間における経済活動につきましては、工事などによるマイナス要因、民間投資などによるプラス要因ともに見込んでおりません。次に、人口減少による影響につきましては、歳入・歳出ともに見込んでいるところであり、歳出におきましては、沼津市まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進に係る各種施策の経費等を見込み、また、歳入におきましては、沼津市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンで見込む、人口減少による市税収入の減等を見込んでおります。

財務部長沼津市長期財政に関する試算についてお答えします。 財政運営につきましては、歳入面では、国・県の補助制度のほか、余剰資産の売却・貸付けや、ふるさと納税制度の活用等を積極的に進め、特定財源の活用と自主財源の確保を積極的に図ってまいります。また、…答弁の全文を読む

沼津市長期財政に関する試算についてお答えします。

財政運営につきましては、歳入面では、国・県の補助制度のほか、余剰資産の売却・貸付けや、ふるさと納税制度の活用等を積極的に進め、特定財源の活用と自主財源の確保を積極的に図ってまいります。また、歳出面では、事業の効率化などにより、歳出の精査に努め、必要な市民サービスを提供してまいります。なお、沼津市長期財政に関する試算は、大型事業が今後本格化し、市債の償還など、これらの事業の進捗による財政への影響が相当長期にわたることから、財政運営への影響を明らかにするため、その時点における数値を試算し公表したものであり、その都度見直しをするといった性格のものではございません。急激な社会経済状況の変化に対しましては、従来から作成している財政見通しの中で検証を行い、引き続き健全な財政運営に努めてまいります。

第2回2023-09-25

質問の全文を読む全23発言

発言 1 / 23

通告に基づきまして一般質問いたします。

まず、本市の地域振興と交流人口の活用について伺います。

少子高齢化、人口減少の中、本市のまちづくり、地域振興、にぎわいの創出は重要な課題となっております。特に、沼津駅周辺の中心市街地のにぎわいの創出は重要との認識の下、市長をはじめ当局の皆さん一丸となって励んでいらっしゃると思います。しかし、今期の決算を見ますと、沼津駅周辺総合整備事業の先導的役割を担っているイーラdeは、約2,900万円の赤字を計上しております。これで4期連続の赤字ということです。新型コロナウイルス感染症の影響は大きいものと感じますが、これは沼津駅周辺の中心市街地だけではなく、市内全域の商工業をはじめ、あらゆる分野に多大な影響を出しております。しかし、新型コロナ感染症が2類から5類になり、地域経済も回復傾向が見えるようになった今だからこそ、全市的な活性化策を講じていかなければならないと考えます。暮らしに寄り添った市民への支援はもちろんですが、にぎわいの創出には交流人口を活用した地域振興が必要ではないでしょうか。

そこでまず、イーラdeの状況を伺います。

今、本市のまちづくりの柱は沼津駅周辺総合整備事業です。沼津駅周辺地域へ力が集中されているわけですが、新型コロナウイルス感染症の影響があったとはいえ、その成果はどれほど出ているのでしょうか。イーラdeの決算に対する当局の認識をお答えください。

発言 2 / 23

イーラdeの経営を担っているまちづくり会社では、令和2年度にイーラdeのテナント賃料を10%下げていると伺っております。これは利益を削り、赤字幅を広げることにもなりますが、賃料を下げた経緯を御説明ください。

発言 3 / 23

賃料を下げた経緯は分かりました。経営を持続させるための判断ということと理解いたしましたが、先ほども述べましたように、利益を削り赤字幅を広げることにもなります。

ここで確認させてください。

赤字の補填や賃料減額の補填に税金を投入することはありませんね。明確にお答えください。

発言 4 / 23

テナントの賃料の算定には、路線価や地価公示価格なども参考にされると思います。本市の地価公示価格は1991年をピークに下がり続けております。下がっているということは、本市の価値が下がっているとのことだとも考えられます。沼津駅周辺総合整備事業は既に3事業が終了し、ある程度の活性化を見込めるはずですが、地価下落に歯止めをかけておりません。こうしたことも踏まえ、イーラdeの中心市街地のまちづくりに対する貢献を当局ではどのように捉えているのでしょうか。お答えください。

発言 5 / 23

先日、仲見世商店街に民間による再開発の発表がありました。再開発の話は何年も前から出ていたようですが、コロナ明けによる経済活動の回復を見込んで話が進んだのではないでしょうか。コロナ明けによる民間投資の活発化は大いに歓迎するものです。先ほどの答弁にイーラdeは中心市街地における人流の起点となっており、にぎわいの核としての役割を果たしているとありました。人流の起点となっているということですが、決算状況を見ますと駐車場事業に赤字が出ております。駐車場利用者の状況はどうなっているのか詳しく御説明ください。

発言 6 / 23

先ほどの御答弁に、来館者にアンケートを行っているともありました。駐車場利用に関したアンケートの結果はどうなっているのでしょうか。お答えください。

発言 7 / 23

経営上改善の必要がある部分にアンケートを行っていないということは大変問題と考えます。

では、イーラdeの今後の経営改善のお考えをお答えください。

発言 8 / 23

今お答えいただきました経営改善のお考えに駐車場事業に関することが言及されておりませんでした。駐車場事業は赤字を計上している事業であり、経営改善は大変重要となります。駐車場事業に関する経営改善のお考えをお答えください。

発言 9 / 23

質問を続けます。本市活性化のためには、企業誘致や企業支援などによる雇用の確保や、市内居住者を増やしていくことが必要であり、沼津駅周辺の中心市街地だけ活性化しても、沼津全体が活性化するとは思えません。中心市街地への過度な投資により、周辺地域は、道路・上下水道・公共施設などのインフラの新規または再整備が遅れ、廃れていくのではないかという懸念があります。昨年、立命館大学の森裕之教授により、沼津市の財政について議員研修が行われました。議員研修の後、一般の方向けにも同様の内容の講座がありました。その中で、本市は同規模の他市町と比較をしてインフラが老朽化していながら、新規のものをつくり、財政における公債費の割合が高く、特に港湾・学校施設の老朽化は顕著であり、今後の再整備が課題となるとの指摘がありました。沼津といえば港町、港の整備は重要だと考えます。港町沼津という認識は他市町や他県の方はお持ちだと思いますが、市民の中にはこの認識が薄いのではないかと感じることがあります。そうした意味では、10月に開催されるSea級グルメ全国大会は、一つの起爆剤として大変期待をしております。しかし、イベント頼みにならず、平時より港町沼津を推し進めていく必要があると考えます。港整備には県との連携が必要だと思いますが、本市としてどのように認識されているのかお聞きします。

沼津港の整備について、具体的な取組とその評価をお答えください。

発言 10 / 23

年間166万人が訪れているとの答弁がありました。大変な数の方々が沼津港へ来訪されています。本市の地域振興には、沼津港と中心市街地を結び市内を回遊していただく手だてが必要だと考えますが、沼津港に訪れる観光客の市内回遊への取組をお答えください。

発言 11 / 23

先ほどの答弁にまち歩きの促進を図るとありましたが、沼津港と沼津駅を結ぶ交通手段が重要になってくると考えます。沼津駅・沼津港間の交通手段について、利用者の声なども合わせて具体的にお答えください。

発言 12 / 23

沼津港の状況について御答弁いただきました。ありがとうございます。

港まち沼津には、沼津港以外も港があります。それらの港に関しても整備を行っていると思います。どのような取組が行われているのかお答えください。

発言 13 / 23

本年7月、戸田港にぬまづ・へだ海の駅が県内13番目の海の駅として認定されたと伺いました。もともと定期船の係留施設として整備されていた浮き桟橋を活用して、プレジャーボートなどの小型船舶の係留に使用させ、陸からのルートと合わせて海からのルートが新たにできたものであり、戸田地域への誘客における効果に大変期待しております。そこで、海の駅について伺いたいと思います。

海の駅の認定はどのような条件で認定され、今現在どのような管理運営をされているのか。

また、認定によりプレジャーボートなどの係留が増加するものと思いますが、その利用状況、施設の整備状況、そして海の駅に認定されたその効果をどのように認識されているのかお答えください。

発言 14 / 23

本市は、ラブライブ!サンシャイン!!とのコラボレーションで観光地としての知名度が上がり、多くの方が沼津を訪れるなど、成果も出ております。戸田地域がコラボレーションしている漫画ぽんこつポン子は既に完結をし、連載は終了しております。今後本市として、戸田地域のコラボレーションをどのように後押ししていくのかお答えください。

発言 15 / 23

戸田地域に関して、海の駅やコラボレーションなど、観光面に関して御答弁いただきました。戸田漁協のビルも新しくなるなど、民間の力も活発になってきております。港を生かした観光が盛んになる中、本市として戸田地域の振興をどのように認識されているのか。どのような施策が行われているのか具体的にお答えください。

発言 16 / 23

令和3年10月に沼津市戸田地区過疎地域持続的発展計画が策定されたとの答弁がありました。計画がスタートして3年になりますが、計画どおりに戸田地区の地域振興が図られたのか、現時点での成果や評価をお答えください。

発言 17 / 23

戸田地区において一定の成果が出ているとの答弁でしたが、さらなる地域振興を考えるに、戸田港に来訪された観光客などの交流人口を活用した戸田地域振興策が重要だと考えますが、この点についての認識をお答えください。

発言 18 / 23

交流人口の活用が重要との御答弁をいただけたと思います。交流人口を活用した戸田地区の振興というものを考えると、戸田単独の地域振興だけではなく、沼津市街地とのつながりや伊豆各地域とのつながりも大切です。その意味でも、主要地方道である沼津土肥線の整備は必須であると考えます。この沼津土肥線の整備計画及び整備の進捗についてお答えください。

発言 19 / 23

沼津土肥線は県道でありますので、先ほど御答弁いただいたように整備主体は静岡県であります。主要地方道沼津土肥線の整備促進に伴う静岡県への要望活動はどのように行われているのでしょうか。お答えください。

発言 20 / 23

沼津駅周辺の中心市街地は、コロナ禍から立ち直ろうとしていますが、まだまだ厳しい状況で、にぎわいがつくり出せていないのではないでしょうか。また、港に注目してみますと、観光は回復を見せております。この交流人口を活用しない手はありません。港のにぎわいを中心市街地へ招くことは重要だと考えます。沼津市も後援をしているぬまづ港の街BARなどはよい取組ではないでしょうか。港の店舗だけではなく、大手町から本町エリアまでの店舗が参加し、また、シャトルバスも運行されるなど中心市街地と港を結んで活性化が図られております。また、毎月第1土曜日に開催される週末の沼津というイベントも、中心市街地のにぎわいをつくり出しております。本市としても、こうしたイベントと連携することはもちろんですが、沼津駅・沼津港間のバス、タクシー、EVバスの運行や飲食店などの店舗情報、駐車場の情報、宿泊施設情報など、民間では個別になってしまう案内を横断的にトータルで案内をする仕組みが必要ではないでしょうか。それには、沼津観光ポータルのさらなる充実、周知が鍵になると考えます。本市として、交流人口を活用したにぎわいの創出についてどのような認識を持たれているのかお答えをお願いいたします。

発言 21 / 23

沼津観光ポータルの情報発信の強化、ぜひお願いしたいと思います。あわせて、インターネットやSNSが苦手な方のためにも、ゴールデンウィークや夏休みなどの期間限定でパンフレットなども作成をして配布するなど、こういった取組も検討していただけたらと思います。

では、次の質問に移ります。

10月から始まりますインボイス制度への本市の対応について質問いたします。

インボイス制度は、担税力の弱い課税売上額1,000万円以下の事業者にとって、税負担や経理業務負担の増加などにより、事業の継続が難しくなる可能性があります。本市の商工業に多大な影響が出るものと懸念されております。本市の商工業を下支えするためにも、民間任せにするのではなく行政としても対応が必要であると考えます。そこで、本市としての対応方法などお考えをお聞かせください。

発言 22 / 23

インボイス制度により、免税事業者は取引排除される懸念があります。前期2月議会において、当時の日本共産党岡田議員が、特別会計企業会計予算決算委員会で、インボイス導入後でも免税事業者はこれまでと同じように取引ができるか、水道部に質問をいたしました。水道部では、総務省通達で、これまでと同じように取引ができ、差別はしないとの答弁がありました。インボイス制度の導入時期が迫る中、再度確認いたします。

本市として、水道部も含め、全ての部で免税事業者と変わらず取引をしていくのかお答えください。

発言 23 / 23

インボイス制度導入後も取引排除はしないとの答弁をいただきました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。免税事業者との取引には、仕入れ税額控除が受けられなくなります。こうしたことにより、取引排除だけではなく、消費税相当額の値引きの強要なども心配されております。こうした点についても伺いたいのですが、本市として消費税の扱いをどうされるのかについてお答えをいただき、私の質問を終わりたいと思います。

本市の地域振興と交流人口の活用について

観光・文化・スポーツ

要旨議員は、沼津駅周辺中心市街地のまちづくりを担うイーラdeが4期連続赤字(令和4年度約2,900万円)を計上していることについて、経営状況と改善策を質問した。市は、コロナの継続的な影響による赤字を認めつつ、来客数・売上の回復傾向を報告し、さらなる誘客と売上向上への取組を答弁した。

背景少子高齢化・人口減少の中で沼津市全体のにぎわい創出が課題となっており、沼津駅周辺総合整備事業に集中投資される一方で、市の地価は1991年をピークに下落し続けている。コロナ対策の5類移行により経済の回復が見え始めた時点での質問である。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • イーラdeの経営状況と中心市街地の振興
  • 沼津港を代表とする港湾の整備や観光事業地域振興策
  • 交流人口を活用したまちのにぎわいの創出
産業振興部長イーラdeを経営している沼津まちづくり会社の令和4年度の決算についてお答えします。 令和4年度は、来客数、売上金額ともに回復傾向にありますが、当期純損失が2900万2980円と、コロナ禍の影響により、令和元年度から4期連続の純損失計上となっ…答弁の全文を読む

イーラdeを経営している沼津まちづくり会社の令和4年度の決算についてお答えします。

令和4年度は、来客数、売上金額ともに回復傾向にありますが、当期純損失が2900万2980円と、コロナ禍の影響により、令和元年度から4期連続の純損失計上となっております。緊急事態宣言が発令された令和2年度の5752万9645円の純損失を底に、令和3年度は4150万8616円の純損失と回復傾向にありますが、さらなる誘客の確保と売上金額の上昇に努めていく必要があるものと考えております。

本市のインボイス制度への対応について

産業・経済・雇用

要旨議員は、4期連続赤字(約2,900万円)のイーラdeの経営状況とテナント賃料減額の是非、駐車場事業の赤字改善、および中心市街地への過度な投資が周辺地域やインフラ老朽化に与える影響を問いました。市側の答弁部分がテキストに含まれていないため、市の回答内容は不明です。

背景コロナ禍から経済活動が回復しつつある中、沼津市の地価が1991年をピークに下落し続けており、同時に市内インフラが老朽化しているにもかかわらず、沼津駅周辺の中心市街地整備に投資が集中していることへの懸念から、全市的な活性化と財政バランスの見直しを求める背景があります。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

答弁の自動特定が難しかったため、ここでは表示していません。市側の答弁は会議録原文でご確認ください。

第3回2023-12-05

質問の全文を読む全12発言

発言 1 / 12

通告に基づきまして一般質問いたします。

沼津市の最大の問題は、人口減少です。人口問題を解決していくには、本市が魅力あるまちにならなくてはなりません。こうした観点で、6月議会では総合的な取組、9月議会では観光の取組を質問してまいりました。魅力あるまちとは立派な建物があるということではなく、住民サービスが充実して住みやすい、暮らしやすいまちと言えるのではないでしょうか。今回は子育て支援と雇用の安定確保について質問いたします。

本市の人口は減り続けています。転入者が超過傾向にあるとはいえ、人口を増やしていく、もしくは維持していくには、有効な施策や市長をはじめ職員の皆さん、そして私たち議員も不断の努力が必要です。定住人口を増やしている他市町の成功事例を見ますと、子育て支援と雇用の安定確保に関する施策は大変有効であり、また必要不可欠になっています。本市における子育て支援、また、安定した雇用に向けての支援の現状はどのようになっているのか。まずは本市で行われている子育て支援に対する認識について質問いたします。

子育て世代は働く世代でもあります。生産年齢人口と言われるこの世代に支持されるまちにならなくてはなりません。保護者が子育てをしながら安心して働くために本市としてはどのような取組が行われているのか、いろいろな施策が行われていると思いますが、具体的な数字を示しながら、その成果や課題など子育て支援に対する全般的な認識をお答えください。

発言 2 / 12

子育て支援に対する全般的な認識を伺いました。今、本市は子供が減っている状況にあり出生率が県内35市町中31位と低いこと、保育所や放課後児童クラブなど保護者が安心して子供を預けられる体制づくりなど、御答弁いただきました。今後、利用拡大など支援の充実を行っていただきたいと思います。期待しております。昔は向こう3軒両隣などといって、御近所で冠婚葬祭から子育てまでお互いに助け合い、暮らし合ってきました。現在も自治会、隣組などはありますが、昔ほどの付き合いは薄れているのではないでしょうか。最近では、育児や家事の担い手が1人になっている状況があり、ワンオペ育児とも呼ばれています。女性に負担が過剰にのしかかっている場合が多く、1人で助けも相談もできず、苦しまれています。子育てに関わる費用の支援はとても大切ですが、それだけではなく、ベビーシッターのような実働を伴った支援の充実も求められていると考えます。昔ながらのコミュニティの復活が望まれますが、こうした互助の取組への支援はどのようになっているのでしょうか。現在本市では、互助の取組として会員制で行われているファミリーサポートセンターがあります。この事業の運営の状況をお答えください。

発言 3 / 12

こうした互助の事業は、本市としても今後支援をし拡大していかなければならないと考えます。利用拡大など、今後の展開についてどのように取り組まれるのかお答えください。

発言 4 / 12

保護者が子供を安心して預けられ、仕事に従事できることは大変重要です。最初の答弁でも保育所や放課後児童クラブについても触れられていました。多世代交流の居場所づくりなども含め、多様な預かり施策を進めていただきたいと思います。

質問を続けます。

本市における子育て支援事業の状況を伺ってまいりましたが、雇用の安定、就労支援について伺います。就労に関しても経済的な負担軽減以外の施策について伺います。

本市では、ハローワークとは別に、市内企業に就職したい方のために沼津しごと応援サイトぬまjobを運営していますが、運営状況を詳しくお答えください。

発言 5 / 12

それでは、ぬまjob以外の取組はどのように行われているのでしょうか、実績などを具体的にお答えください。

発言 6 / 12

子育て世代が安心して子育てに取り組むには、経済的に不安がなく、生活ができるような環境がなければなりません。子供の貧困などは保護者の雇用問題と密接に関わっています。今後も伴走型支援を積極的に進めていただきたいと思います。

質問を続けます。

先頃、本市において、小中学校給食費の無償化を求める沼津の会による学校給食費無償化を求める署名が行われ、8,119筆集まり本市に提出されました。この数は、春に静岡市で行われた学校給食費無償化を求める署名の数に近いと思いますが、本市と静岡市の人口数などを考えると、市民の皆さんの関心の高さや切実な願いが込められた署名だと思います。学校給食費の無償化は子育て支援策として大変有効だと思いますが、この提出された署名8,119筆に対し、本市としてどのような認識をお持ちかお答えください。

発言 7 / 12

署名に込められた市民の皆さんの思いについてお聞きしたのですが、学校給食に対する食の安全性への思いや、無償化に対する意見等については十分承知しているとの答弁でした。市民の皆さんの思いにきちんと寄り添っていただいていないように感じます。8,119筆という重みをしっかりと受け止めていただきたいと思います。無償化実施についても併せて御答弁いただきましたが、学校給食法を根拠とし、本市としては実施をしない。国がこの法令等を整理すべきとのことでした。学校給食法は、食を通じた子供の心身の健全な発達を目的とし、食育の推進をうたっています。学校給食は教育の一環として実施されている食育です。憲法第26条では、義務教育はこれを無償とすると定めています。また、2018年の国会での当時の文科相の答弁では、学校給食法では、給食費を市が補助することを禁止する意図はないという答弁をされています。そして何より、本市は前年度半年間、無償化したではありませんか。本市自ら無償化した実績がある以上、実施をしない根拠を学校給食法第11条に求めることはできないものと考えます。市民の皆さんの思いをしっかりと受け止め、実施に向けて国や県への働きかけも含め、積極的に手だてを講じていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

署名には、安全な食材の確保、地産地消といった要請もあります。千葉県のいすみ市や木更津市では、有機農法による給食食材の生産という取組があり、給食だけではなく地域のブランド食材として押し出しもされ、地場産業の振興がなされております。特に木更津市では、都心に近いながら豊かな自然環境がある地理的な優位性を生かし、人と自然が調和した持続可能な未来をつくるとし、市がオーガニックなまちづくりを掲げ、農家や店舗だけではなく賛同する個人や団体、企業ともつながり、様々な地域活動も行われています。このように自治体が生産者と一体となって地産地消を進めることは本市の農林水産業の振興につながり、地域経済の活性化や雇用の創出に貢献すると考えます。本市における地産地消の取組をお答えください。

発言 8 / 12

給食に地場の農産物を使うことは、生産者の安定的な収入の確保につながります。また、本市としても、新たな農産物や農法など生産者と一体的に取り組み農産物のブランド化を進めることは、とても重要であると考えます。生産者と一体的に進める農業政策についての認識をお答えください。

発言 9 / 12

現在、ブランド化された農産物に沼津茶、西浦ミカン、ブランド米するがの極などがあります。また、沼津ねがた白ネギなども今後のブランド化が望まれます。こうしたブランド食材を生産する農家やブランド食材を使用したメニューを提供する店舗をブランド食材認定者として押し出し、市外の方へアピールしていくことも重要な施策となります。ブランド食材の認定制度の取組への認識をお答えください。

発言 10 / 12

学校給食費無償化は、教育費の負担軽減や食育といった子育て支援の側面だけではなく、それに伴う安全な食材の生産、地産地消は、本市における農業・漁業・畜産業などの振興にもつながるとともに、地域経済の活性化にもなります。多方面にわたり有効な施策であります。学校給食費無償化は、今全国的な流れになっており、今年度小中学校ともに無償、あるいは無償化実施予定の自治体は491自治体、小学校のみが14自治体、中学校のみが17自治体という調査結果があります。県内では小山町、御前崎市、西伊豆町、河津町の4つの自治体で無償となっています。本市でも昨年度、半年間限定でしたが、無償化した実績があります。近隣の市町が取り組む前に本市が先んじて取り組めば、本市へ移住しようとする子育て世帯を増やすことにもつながります。生産年齢人口が増え市税収入が増えれば、高齢の方々の支援も充実させることができます。子供たちの未来は本市の未来でもあります。ぜひとも学校給食費無償化実施に向け前向きに御検討いただくことを強く訴えます。

次の質問に移ります。

先ほど、学校給食費の無償化とそれに伴う地産地消は、農業などの振興や移住者を募ることができ、人口問題の解決にもつながっていくとお話しさせていただきました。そういった観点で本市における農業従事者の促進、就農支援の状況について質問いたします。

今、日本の食料自給は深刻な危機に直面しています。低い米の価格に苦しむ農家、搾れば搾るほど赤字になる酪農家、こうした状況に自然災害や物価の高騰などもあり、生産者は悲鳴を上げています。日本の食料自給率はカロリーベースで38%、実に6割もの食料を海外に依存しています。また、後継者不足などもあり、この10年で農業者は3割減り、東京都に匹敵する農地が失われています。本市でも耕作放棄地が深刻な問題です。本市における耕作放棄地についてどのような対策が取られているのかお答えください。

発言 11 / 12

耕作放棄地に関して害虫被害の話も伺うことがあります。耕作放棄地解消のためにも新規就農者を増やしていくことが急務ではないでしょうか。就農への支援を強めることで移住者を募ることもでき、人口増加や食料自給率の向上、空き家対策、耕作放棄地解消など多方面の問題解決につながっていきます。そのような状況を踏まえ、本市の就農支援の現状と認識を伺います。

新規就農者へのサポートについてお答えください。

発言 12 / 12

今後も地産地消の取組や新規就農者に寄り添った支援をどうぞよろしくお願いいたします。

子育て支援や雇用の安定は、人口問題の解決など多方面に効果がある施策です。これらの施策の実施は魅力あるまちづくりであり、こうした生活に寄り添った施策を一生懸命に行う自治体が、今後市民から選ばれる自治体であると考えます。本市は今年で市制100周年を迎えました。次の100年を迎えるには、市民から選ばれる魅力あるまちにならなくてはなりません。

最後に、本市の子育て支援と雇用の安定における認識を伺い、私の質問を終わります。

本市の魅力創出と人口問題の解決に向けた子育て支援と雇用の安定確保について

子育て・教育

要旨議員が人口減少の解決に向けて子育て支援と雇用の安定確保の充実を求めたのに対し、市は出生率が県内31位という課題を認識し、保育定員拡充、こども医療費無償化、ファミリーサポートセンター事業の拡大、協力会員確保に取り組むと答弁した。

背景沼津市の人口が減り続けており、県内でも合計特殊出生率が31位と低い状況にある。他市町の成功事例から、子育て支援と安定した雇用が定住人口増加に有効とされる中、育児負担の集中やワンオペ育児が課題となり、学校給食費無償化を求める署名が8,119筆集まるなど、市民の子育て支援ニーズが高まっている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 子育て支援について評価
  • 「ファミリーサポートセンター」の取組
  • 就労支援について
  • 「沼津しごと応援サイト ぬまjob」の取組
  • ぬまjob以外の取組
  • 学校給食費無償化について
  • 要請署名への認識
  • 地産地消の取組
  • 就農支援の取組
  • 本市の魅力創出と人口問題の解決に向けた子育て支援と雇用の安定確保についての認識
福祉事務所長子育て支援全般の認識と評価についてお答えします。 本市における出生数は減少傾向が続いており、近年は未就学児の年齢別人口が1,000人を割り込んでいる状況であります。県の市町別少子化関係指標におきましても、本市の平成25年から平成29年までの…答弁の全文を読む

子育て支援全般の認識と評価についてお答えします。

本市における出生数は減少傾向が続いており、近年は未就学児の年齢別人口が1,000人を割り込んでいる状況であります。県の市町別少子化関係指標におきましても、本市の平成25年から平成29年までの合計特殊出生率は1.41であり、県内35市町中31位という状況になっております。このように子供が少ない状況ではありますが、共働き世帯等の増加により、保育所や放課後児童クラブ等の利用を希望する数は増加傾向であり、働きながら安心して子育てができる環境づくりの拡充が必要であると考えております。そのため、民間保育施設の認定こども園化や保育士確保のための処遇改善を支援する等、保育定員の拡充や保育体制の充実を図っております。また、放課後児童クラブにおいても待機児童が慢性的に発生している小学校ではクラブの新設を行っており、これらを通じ、待機児童の解消を図っているところであります。子育てに関わる費用の支援といたしましては、こども医療費助成制度を拡充し、ゼロ歳から18歳までの通院や入院に係る医療費を無料とするこども医療費の無償化を実施する等、子育て世帯の負担軽減にも取り組んでおります。

福祉事務所長ファミリーサポートセンター事業の取組についてお答えします。 ファミリーサポートセンター事業は、子育て中の保護者を会員として、児童の送迎や預かり等の援助を受けることを希望する者と支援を行いたい者との相互援助活動を行う事業であります。沼津駅南口…答弁の全文を読む

ファミリーサポートセンター事業の取組についてお答えします。

ファミリーサポートセンター事業は、子育て中の保護者を会員として、児童の送迎や預かり等の援助を受けることを希望する者と支援を行いたい者との相互援助活動を行う事業であります。沼津駅南口にある沼津っ子ふれあいセンター内に事務局を置き、令和5年10月現在で、子育てを応援してほしいおねがい会員345人、子育てを応援したいまかせて会員192人で活動を行っております。令和5年度の活動件数は10月末時点で1,021件と、昨年度1年間の総活動件数1,084件に迫る状況です。また、令和4年度からひとり親家庭等の児童扶養手当受給者を対象にファミリーサポートセンター利用料を助成し、経済的負担の軽減を図っております。

福祉事務所長ファミリーサポートセンター事業の今後の展望についてお答えします。 今後、応援してほしい依頼件数は増えていくものと考えられますが、引き受ける協力会員がいなければ活動が成り立たなくなることから、市ホームページ等でファミリーサポートセンターの活動…答弁の全文を読む

ファミリーサポートセンター事業の今後の展望についてお答えします。

今後、応援してほしい依頼件数は増えていくものと考えられますが、引き受ける協力会員がいなければ活動が成り立たなくなることから、市ホームページ等でファミリーサポートセンターの活動を周知し、協力会員の確保とともに、さらなる利用拡大に向けて取り組んでまいります。

福祉事務所長子育て支援と雇用の安定における認識についてお答えします。 子育て支援については、子育て世代がより安心して子育てに取り組むことができるように、子育て支援策を充実させることにより、経済的な不安がなく、将来展望を持って生活できるような環境を整えて…答弁の全文を読む

子育て支援と雇用の安定における認識についてお答えします。

子育て支援については、子育て世代がより安心して子育てに取り組むことができるように、子育て支援策を充実させることにより、経済的な不安がなく、将来展望を持って生活できるような環境を整えていくことで、出生率の増につなげるなど人口問題を解決する一助になるものと考えております。そのため、今後におきましても、子育て環境の充実と雇用の安定が相乗効果を発揮できるように取り組んでまいります。

第5回2024-06-13

質問の全文を読む全1発言

発言 1

通告に基づきまして、本市における農業政策について質問いたします。

今、日本の農業は危機的状況を迎えております。農林水産省により昨年8月に出されました令和4年度の食料需給表によりますと、昭和40年度ではカロリーベースで73%であった食料自給率が、令和4年度では38%まで落ち込んでおり食料の約6割を輸入に頼っている状態になっています。また、肥料や種子、家畜飼料なども輸入頼みであり、これらも含めると食糧自給率はさらに下がるものと考えられております。2022年に始まったロシアのウクライナ侵略によって、ウクライナからの食料輸出がストップする事態もあり、世界的に食糧不足が心配され、小麦・米・トウモロコシ・大豆などの価格が高騰しております。日本においては、小麦・トウモロコシ・大豆などの穀物の主要輸入元は、アメリカ・カナダ・ブラジル・オーストラリアが占めており、直接的な影響はないように思われますが、戦争が長期化することで、ウクライナやロシアからの穀物輸入に依存をする北アフリカや中近東などの国々と穀物の取り合いになるので、やはり食糧不足、価格高騰の影響は受けざるを得ないのではないでしょうか。また、日本はエネルギーも輸入に頼っています。先頃、資源エネルギー庁から発表されました令和5年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2024)によりますと、2022年におけるエネルギー自給率は12.6%となっております。エネルギーに関しても、戦争が影を落とし、世界各国エネルギー政策の見直しを迫られております。こうした食料・エネルギーの高騰は、円安も相まって、輸入に依存をするこの日本に重くのしかかっており、今こそ農業とエネルギー政策を見直し、食料自給率を上げ、再生可能エネルギーを利用する暮らしに移行するときなのではないでしょうか。仮に、気候変動による不作、戦争による輸出停止などがあれば、輸入頼みの日本の食料安全保障は危機を迎えることになります。そうした懸念がある中、5月29日に成立をした農業政策の憲法と言われる食料・農業・農村基本法の改正法では、目標としてきた食料自給率の向上を二の次にし、農業者の減少・高齢化・後継者不足に関しては、農業の大規模化・効率化をうたい、輸入拡大路線も変更がありません。また、南海トラフ地震が予測される中、食料の確保・備蓄なども懸念されるところであります。世界情勢の悪化、法律の改正、災害への備え、人口減少、高齢化、経営の悪化など、日本の農業を取り巻く環境は厳しさを増しております。食料安全保障を考えるならば、輸入だけではなく、国内生産や農業従事者の増加を目指すことが必須になるのではないでしょうか。こうした農業の問題を世界のこと、国のこととするのではなく、本市としても、きちんと向き合ってどう対処していくのかが今問われております。令和6年度の施政方針の中にも、農林水産業の振興、一次産業を基幹産業として維持・持続させるための取組を行っていくとあります。

以上を踏まえ、本市の農政への認識と今後の展開について、大きく6つの点について伺ってまいります。

まず第1点目、今、本市ではまちづくりの指針となり、本市が目指すまちづくりの方向性やそれを実現するための施策などを定める最上位の計画として、第5次沼津市総合計画があり、それを基に様々な施策を展開して市民の生活向上を目指していると思います。第5次沼津市総合計画の中で、農林水産業の振興をうたっております。経営の安定化や担い手づくり、地場産品の六次産業化などを課題とし、数々の取組が行われてきていることと思います。

そこで、まずこの第5次沼津市総合計画での本市における農業政策に対する基本的な考えをお答えください。

そして、第5次沼津市総合計画は令和3年度からスタートし、今年度で4年目を迎えております。この間、行われてきました取組の具体的な内容とその成果をお答えください。さらに、そこから見えてきた本市における農業政策の課題を伺います。

第2点目として、本市において主要農産物といえば、お茶とミカンは有名ですが、米や野菜の収穫量も県内では決して少ないわけではありません。統計を見てみますと、近年減少してきた米の収穫量が増加傾向にあります。また、野菜は種類によっては県内順位上位のものもあります。稲作に関しては、毎年作成されてきました沼津市農業再生協議会水田収益力強化ビジョンというものがあります。このビジョンで示されてきたことは、作付が行われなくなった飼料用米の再生産、飼料用米のブランド米への転換、高収入な畑作化の推進、現在作付がない、麦・そばなどの農業従事者の育成、後継者不足や耕作放棄地への対応、こうしたことが課題として挙げられております。この間、これら課題解決のため様々な取組が行われてきていると考えますが、沼津市農業再生協議会水田収益力強化ビジョンで取り組まれてきた具体的な施策はどのようなものなのか伺います。また、その取組がどのような成果を上げているのか。そして、今後の課題も併せてお答えください。

続いて、3点目の質問です。

沼津市農業再生協議会水田収益力強化ビジョンで、主食用米に関して、付加価値と需要が高いとされる地域ブランド米、するがの極への転換を進めるという取組があります。農産物に付加価値をつけるにはどうしたらよいのか。いろいろな点が考えられますが、まず、農作物の栄養が豊富であるという点が挙げられると思います。六次産業化も必要でしょう。また、取り組まれてきているブランド化、これは大変重要であると考えます。ブランド化というものは、単にその品種を作付するだけでは成し遂げることはできません。継続した品質管理や基準の徹底などがしっかりと維持されることで消費者からの信頼を勝ち取り続けること。これによってのみ成し遂げられるものであり、だからこそ価値があるものであると考えます。こうした点を考えるに、付加価値として最重要な点は安全性にあるのではないでしょうか。安全な農作物というと農薬を使わない有機農法などを思い浮かべます。日本は他国と比べ農薬を多く使用していると言われています。今回改正をされた食料・農業・農村基本法でも有機農法の推進について言及されています。

こうした点を踏まえ、本市で生産されている農作物の安全性についての考え方を伺っていきたいと思います。

まずは、本市として、農作物の安全性についての認識をお答えください。

また、先ほど触れました農薬などの化学薬品は大変心配されるところです。今、私たちの生活は化学薬品まみれになっています。残留農薬の問題だけではなく食品添加物なども大変心配されております。また、人体に有害という点では、マイクロプラスチックや放射性物質なども懸念されるところです。さらに、最近水に関しては、PFASの有機フッ素化合物、こうした問題も噴き出しております。農産物の安全性を考えるに、そもそも大前提として耕作地の土壌の安全性、そして川などから水を入れる際の水の安全性、こうした点も考慮する必要があると考えます。本市としての耕作土壌や用水の水質の安全性についての認識をお答えください。

そして、現在世界的に地球温暖化と言われ温室効果ガスの削減が叫ばれております。温暖化による気候変動により本市でも水害が頻発するなど、大変な問題になっております。そこで、農業と環境という点について少し考えたいと思います。水田は保水力で水害の抑制効果があるとされ、田んぼダムなどとも言われております。昨年は、建設水道委員会でも視察が行われ、学ばせていただきました。また、CO₂の吸収など、大気の調節機能もあります。逆に、温室効果ガスであるメタンを排出するということもありますが、これについては、伝統的に行われてきている中干しという作業をしっかりと行うことで、メタンの発生を抑制できることが分かっています。また、水田や農業生産が継続的に行われることによって、多様な生物が生息することができ、そこに豊かな生態系が保たれます。さらには、地域の伝統行事、伝統文化などとも結びついており、農業というものは、単純に経済活動ということで、割り切れるものではないと考えます。このような点から、農業が及ぼす環境や生態系への影響について本市の認識を伺います。

この3点目の質問では、農作物の安全性という観点で本市の考えをお聞きしておりますが、JAにおいても安全性への取組は行われております。その一つに、JAでは収穫物に対する残留農薬検査を行っていると伺っております。農薬に限らず、安全性というと放射性物質や化学物質など懸念材料を挙げれば切りがありませんが、安全の確保は必要なことであると考えます。本市として、収穫物への検査についてどのように考えられるのかその認識をお答えください。

続きまして、4点目の質問です。

農業の担い手育成についてはどうでしょうか。少子高齢化の中、後継者不足が深刻です。耕作放棄地の増加などにもつながり、解決しなければならない課題となっております。後継者不足になる最大の要因は、農業で食べていけないという採算性が悪い点です。農業を始める際、ある程度の資金の用意や準備をしなければなりません。農地の確保や水利権の獲得、農業機械の導入、苗や種子の仕入れ代金、農薬や肥料代、燃料費や水道光熱費、さらには作物を収穫するまでは一定期間を必要としますので、その間の生活費、そして収入を得るための販路の確保も必要です。こうした資金や労力が必要となる一方で、それに見合う収入がないのが現状です。また、せっかく農作物を作っても、規格に合わないものは市場に出回ることなく廃棄されるということも伺いました。全くもったいないことです。後継者不足の解決には、公による価格保障、所得補償が必要であると考えますが、本市として、農作物の価格保障、所得補償への認識、そして現在行っている具体的な支援策をお答えください。

取り組まれてきています支援策の中に沼津市先端農業推進事業補助金、沼津市スマート農業導入支援事業補助金があります。先端農業推進事業は、先端技術を活用した農業の力による地域の活性化を実現するため、市内で先端科学技術の実証実験や先端農業による地域農業の生産性向上などを進める取組とされ、スマート農業導入支援事業は、本市農業における農業生産性の向上、農業経営の安定と効率化及び農業者の担い手確保を図るため、スマート農業技術の導入に係る費用に対し補助金を交付する事業とされております。沼津市先端農業推進事業補助金は既に終了しておりますが、これらの制度は、農業の大規模化、効率化、新たな担い手づくりを図っていくものと理解しております。国の方針にも沿ったものでありますが、これにより中小の農業者や高齢の農業者は切り捨てられるのではないか。そういった懸念があります。ただ補助金制度を用意するのではなく、導入に対し相談できる体制は整備されているのでしょうか。沼津市スマート農業導入支援事業の周知についてお答えください。

本市として、農業の振興に向けていろいろな取組や経営支援など行われておりますが、それらはJAと協力しながら進められていると思います。実際どのような協力がなされているのか、JAとの協力体制の内容を伺いたいと思います。また、今後どのように協力体制を展開していくのか。この点も併せてお答えください。

5点目です。JAとの協力体制を伺いました。本市として、農地が適正に利用されているのか調査などを行うため、農業委員と農地利用最適化推進委員を募集して協力をいただいていると承知しております。委員の皆さんには報酬も支払われております。実際にどのような活動をされておられるのか伺いたいと思います。まずは農業委員の役割をお答えください。

次に、農地利用最適化推進委員の役割、そして、その活動の成果を具体的にお答えください。

最後に6点目です。今回の質問で、冒頭より農業を取り巻く環境が悪化して危機的状況を迎えていることを述べてまいりました。こうした危機を乗り越え、未来へつないでいくには、本市が主体的に生産者の皆さんと手を取り合い、農業を支えていかなければならないと考えます。

最後に、本市の今後の農業政策の認識を伺い、私の質問を終わります。

本市の農業政策について

産業・経済・雇用

要旨議員は食料自給率の低下や農業従事者の高齢化・後継者不足を背景に、第5次総合計画における農業政策の取組・成果・課題、水田収益力強化ビジョンの進捗、農作物の安全性、担い手育成・経営支援策について質問した。市は、ミカン優良品種転換・ブランド米「するがの極」の生産拡大・スマート農業導入支援など成果を示しつつ、農業従事者の高齢化・後継者不足・耕作放棄地増加・気候変動を今後の課題として認識していると答弁した。

背景ロシアのウクライナ侵略による食料・エネルギー価格高騰と円安が輸入依存の日本の食料安全保障を脅かす中、食料・農業・農村基本法の改正でも自給率向上が後退したとされており、地域レベルでの農業政策の再点検が求められていた。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 第5次沼津市総合計画における本市の農業政策について
  • 農業政策に対する基本的な考え
  • 取組の成果
  • 今後の課題
  • 沼津市農業再生協議会水田収益力強化ビジョンについて
  • 取り組まれてきた施策の内容
  • 取組の成果
  • 今後の課題
  • 農作物の安全性について
  • 農作物の安全性の認識
  • 耕作土壌や用水の水質の安全性の認識
  • 農業が及ぼす環境や生態系への影響の認識
  • 収穫物の検査の認識
  • 農業の担い手育成や経営支援について
  • 本市として農産物の価格保証・所得補償への認識と具体的な支援策
  • 沼津市スマート農業導入支援事業の周知
  • JAとの協力体制の内容
  • JAとの協力体制の今後の展開
  • 農業委員と農地利用最適化推進委員について
  • 農業委員の役割
  • 農地最適化推進委員の役割
  • 活動の具体的な成果
  • 本市の今後の農業政策の認識
市長本市の農業政策についてお答えします。 第5次沼津市総合計画でお示ししておりますが、農業の振興や経営の安定化、地域産業としての確立に向けて産業の基盤整備、後継者の確保と担い手育成、新技術の導入や六次産業化の促進、地産地消の推進、特産品開発とブ…答弁の全文を読む

本市の農業政策についてお答えします。

第5次沼津市総合計画でお示ししておりますが、農業の振興や経営の安定化、地域産業としての確立に向けて産業の基盤整備、後継者の確保と担い手育成、新技術の導入や六次産業化の促進、地産地消の推進、特産品開発とブランド化の推進、この基本的な5つの主な取組により、農業政策を推進しております。これまでの取組の具体的な内容については、本市の基幹作物であるミカンの優良品種への転換や茶樹の改良等への補助を行うほか、JAふじ伊豆等とで組織します、ブランド米推進協議会によるするがの極の生産・普及拡大やスマート農業によるドローンを活用したミカン園地への防除などに取り組んでおります。また、新規就農者への資金交付や農業機械購入への補助を行うとともに、荒廃農地の再生・集積促進などを実施しております。地産地消については、JAふじ伊豆と連携し、沼津茶応援大使でありますアスルクラロ沼津の皆さんや、燦々ぬまづ大使でもあります藤木由貴さんにも御参画いただき、沼津茶愛飲運動による沼津茶の普及・消費拡大に取り組むほか、農業の生産現場の見学や収穫・加工体験を行う食育体験ツアーや、地元食材をテーマとした高校生メニューコンテストを実施しております。こうした取組により、ミカンの優良品種の生産拡大をはじめ、茶園の集積による茶業経営の効率化、するがの極の収穫量の増大、子どもたちの地産地消への理解が深められたものと考えております。このような成果が出ている一方、議員からも御指摘いただきましたように、全国的にも農業を取り巻く状況は厳しく、本市においても、農業従事者の高齢化であったり、後継者不足による従事者数の減、耕作放棄地の増加、気候変動による農作物や産地への影響などの課題を抱えているものと認識しております。

残余につきましては、担当部長から答弁いたさせます。

産業振興部長水田収益力強化ビジョンについてお答えします。 本市では、水田収益力強化ビジョンに基づき、JA、県東部農林事務所、近隣市町等で構成するブランド米推進協議会を令和元年に立ち上げ、ブランド米であるするがの極の生産及び販売の拡大に取り組んでおります…答弁の全文を読む

水田収益力強化ビジョンについてお答えします。

本市では、水田収益力強化ビジョンに基づき、JA、県東部農林事務所、近隣市町等で構成するブランド米推進協議会を令和元年に立ち上げ、ブランド米であるするがの極の生産及び販売の拡大に取り組んでおります。それにより、本市におけるするがの極の収穫量については、令和2年度の52.2トンから令和5年度は126.9トンと約75トンの増加、生産者数については、27人から47人へと20人の増加、栽培面積については、13ヘクタールから34.4ヘクタールへと約21ヘクタールの増加となっております。このように、収穫量、生産者数及び栽培面積は着実に増加しておりますが、今後さらに生産・販売の拡大を図っていくためには、するがの極は全国的にはまだまだ知名度が低いことから、ブランド米としての知名度の向上や、多くの米栽培農家へのきめ細かく規定された栽培マニュアルに準じた耕作技術の普及などが課題であると考えております。

次に、農作物の安全性についてお答えします。

消費者の食の安全・安心への関心の高まりとともに、農作物に対しても高い安全性が求められており、安全な農作物をつくる上で耕作土壌や用水について、人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持することが望ましい基準として、環境基本法で規定する環境基準が満たされるなどの安全性が確保される必要があると認識しております。また、議員御指摘のとおり、農業は多面的な機能を有しており、例えば、洪水を防ぐ働き、土砂崩れや土砂の流出を防ぐ働き、地下水を涵養する働き、生物のすみかとなる働きなど、農作物の生産にとどまらず、環境や生態系に対し大きな影響を与えております。収穫物の検査についてですが、JAふじ伊豆では、農作物の残留農薬検査や土壌分析を行っており、本市ではこうした検査に対し補助を行うことで、農作物の安全性の確保に努めているところです。

次に、農業の担い手育成や経営支援についてお答えします。

農業経営は、農業者自らの判断と責任において行われているところですが、自然災害による収量減や価格低下など生産者の経営努力だけでは対応が難しい状況になった場合、収入減少を補填する全国農業共済組合連合会の農業経営収入保険制度が設けられており、市では掛金の一部を補助することにより、農業者の経営を支援しております。また、本年度から開始したスマート農業導入支援事業の周知については、ホームページやチラシに加え、スマート農業への理解を深めるための講演会を予定するとともに問合せがあった際には、事業内容や申請方法等を丁寧に説明しております。これまでの問合せの中で、高齢の農業者から作業負担の軽減につながるので導入を検討したいという声を多くいただいており、高齢の農業者からも事業への大きな期待を感じているところであります。JAとの協力体制については、農業施策の展開において生産者と一体となった取組が重要なことから、JAからいただく生産者の意見を集約した要望書やJAの担当者と共に行う日々の現地調査等の結果を踏まえ、生産者に寄り添った事業立案に努めてまいりました。その結果、JAとの協調助成により、農業機械を購入する際の農業機械購入支援事業や有害鳥獣の農地への侵入を防ぐ柵等の設置に係る有害鳥獣防護柵等設置事業などを実施しております。さらに本年度からJAとの協調助成を拡充し、環境への負荷を軽減した農業を推進し、持続可能な農業を目指す資源循環型農業推進事業を開始したところです。今後、JAと市がそれぞれのツールにより収集した最新情報を共有するなど一層の連携強化を図り、現場第一に、生産者と一体となったタイムリーな施策の展開を図ってまいります。

次に、農業委員と農地利用最適化推進委員についてお答えします。

農業委員は農業委員会等に関する法律に基づく農業委員会の構成員であり、市長が議会の同意を得て任命するもので、農地法に基づく農地の賃借・売買、農地転用許可等について審議判断や現地調査等の役割を担っております。農地利用最適化推進委員は、同法に基づき農業委員会から委嘱される者であり、農業委員と連携し、効率よく農地利用がなされるよう現地調査等の役割を担っております。農地法に基づき、農地利用最適化推進委員による現地調査の報告等を踏まえ、農業委員会が許可した農地転用等の件数は令和5年度で82件となっており、農地利用の効率化につながる農地集積については21.2ヘクタール、遊休農地の解消面積については7.7ヘクタールとなっております。

次に、今後の農業政策の認識についてお答えします。

農業の基盤整備をはじめ、後継者の確保や担い手の育成、特産品開発やブランド化の推進など、JAと連携し様々な施策の推進を図っているところですが、農業を取り巻く昨今の状況は非常に厳しく、農業従事者の高齢化、後継者不足による従事者の減、耕作放棄地の増加等の課題を抱えております。特に、農業従事者の高齢化や後継者不足による従事者数の減は喫緊の課題であり、その課題解決においては、ロボット技術やICT等の先端技術を活用したスマート農業が効果的なことから、本年度から開始したスマート農業導入支援事業により農作業の省力化・軽労化、品質及び生産性の向上を図ってまいります。耕作放棄地については、耕作放棄地を借り受け耕作を再開する者へ助成する荒廃農地再生・集積促進事業や、意欲ある農業者へ耕作地を集約する農地中間管理事業、さらには、傾斜地など耕作条件が厳しい中山間地域における農業生産活動を支援する中山間地域等直接支払事業の実施などにより、耕作放棄地発生の抑制に努めております。今後においても、JA、県東部農林事務所などの関係団体等と連携を強化し、ブランド米をはじめ、本市の基幹作物のミカン・茶の振興や農業経営の安定化などに取り組むことにより、本市農業の地域産業としての確立を目指してまいります。

第6回2024-09-25

質問の全文を読む全2発言

発言 1 / 2

通告に基づきまして、本市西部地域のまちづくりについて質問いたします。

まちづくりというと、本市では沼津駅周辺総合整備事業が中心施策であり、沼津駅周辺の中心市街地活性化事業に注力しています。先日、静岡県から発表されました地価調査結果によりますと、商業地域は16年ぶりに地価が上昇に転じております。本市の状況を見てみますと、沼津駅周辺は残念ながら下落が続いております。本市で地価が上昇または横ばいの地域は、沼津駅の北側や岡宮周辺の住宅地となっております。7月18日に行われました令和6年度静岡県市町議会議員研修会において、経済ジャーナリストの渋谷和宏氏により、「激変する2024年の日本経済、コロナ後に輝く地域・リーダーの条件」というテーマで講演が行われました。その講演の中では、第二次世界大戦後の第一次ベビーブームに生まれた世代、いわゆる団塊の世代が2012年から仕事を退職する時期となり、活動の拠点が職場から居住地へ移り、それに伴い、消費行動も郊外へ移ってきている。そして、こうしたシニア世代の行動が若者世代にも影響を与えている。コロナが明けたことにより地域活性化のチャンスが来ている。こうしたお話がありました。本市としても、こうしたチャンスをつかみ、中心市街地だけではなく、郊外を置いてけぼりにせず、整備していかなければならないのではないでしょうか。また、少子高齢化や人口減少が叫ばれる中、今後のまちづくりにおいて、コンパクトシティーという考えもあります。核となる拠点地域の整備は大変重要であります。今、本市西部地域では、新貨物ターミナルの工事が進んでもおります。述べてまいりました点を踏まえ、本市西部地域の今後の拠点整備やまちづくりをどのように考えておられるのか、4点にわたって伺ってまいります。

まず1点目です。

市長は、令和6年第4回定例会において、先輩議員の代表質問に対して、本市西部地域は物流の拠点として発展する可能性を大いに秘めた地域である。また、最先端農業が進む地域でもあり、先端農業の振興は物流の需要にも直結することから農業と物流が調和をするまちづくりを進めていくと答弁されております。また、沼津市のマスタープランとして、第5次沼津市総合計画があります。その基本構想の中で、本市西部地域を産業集積検討区域とされてもおります。今後、先進技術を用いた農業の振興と物流の拠点として、本市西部地域を発展させていく方針が示されたと認識いたしております。また、第5次沼津市総合計画の中で、西部地域は、自然と歴史文化を基にした地域づくりが掲げられております。先端農業と物流の拠点という方針と自然と歴史文化の活用という2つの方針は両立するものなのか、それとも相反するものなのか、現時点ではよく分かりません。また、現在西部地域は、農業や地元の商工業などの事業者への活性化の施策が取られていると思いますが、物流業がこれに加わると地域の産業構造が変化します。また、新たな雇用の創出などプラスの面の期待はありますが、逆に現在あるものが壊される懸念もあります。こうした点を明確にするために、まずは西部地域の物流拠点化の基本的な考えを伺います。

そして、物流拠点化という中で、新貨物ターミナルの位置づけはどのようなものなのでしょうか。新貨物ターミナルは特に重要な位置を占めていると考えます。しかし、単純に新貨物ターミナルの整備をもって物流拠点化したというものでもないと思います。物流倉庫やロジスティックセンターの誘致なども考えておられるはずです。

そこで、伺います。

西部地域の物流の発展において、新貨物ターミナルの位置づけをどのように考えておられるのかお答えください。

続きまして、2点目です。

狩野川西部浄化センター付近を産業集積地としていくとの考えが第5次沼津市総合計画の基本構想にあります。1点目でも述べましたが、物流拠点というのは単に新貨物ターミナルの稼働を示しているのか、それとも、物流倉庫やロジスティックセンターを誘致していくのか。こうした点は大変疑問であります。物流拠点化していくとなると、物流倉庫やロジスティックセンターなどの企業の誘致は必須であると考えます。物流企業の誘致をどのようにされておられるのか。その取組を伺います。

物流倉庫やロジスティックセンターを誘致するためには広大な土地が必要となってきます。西部地域でそのスペースとなると国道1号バイパス北側が挙げられるのではないでしょうか。しかし、その場所はほとんどが農地となっております。農業振興の観点から、誘致場所としてはふさわしくはないと考えます。今現在、誘致場所をどの辺りに想定されているのでしょうか。また、物流倉庫やロジスティックセンターを設置するとなると市街化区域、市街化調整区域などの別をはじめ、農地法に基づく農地転用の地目の変更など手続が必要ですし、何より西部地域は農業振興地域であるので今ある方針と相反することにもなります。こうした点を踏まえ、土地利用についての認識をお答えください。

続いて、3点目です。

物流拠点化していくためのインフラとして、道路整備は欠かせないものと思います。第5次沼津市総合計画で本市西部地域を農業集積検討区域と位置づけている点においても、東駿河湾環状道路は重要であると考えます。新貨物ターミナルやロジスティックセンターなどが稼働したとして、そこに集積する物品の搬入・搬出には、トラックなどの運搬車が活躍します。物流拠点としてその能力を発揮するには、物品の集積場所と幹線道路がスムーズにつながれていなければなりません。本市西部地域は、東西のアクセスは国道1号バイパス、旧国道1号、東名、新東名という重要な道路が既に整備されておりますが、それら主要幹線道路へアクセスするための道路整備はどうなっているのでしょうか。道路整備の取組を伺います。

4点目です。

西部地域は農業振興地域でもあります。物流倉庫、ロジスティックセンターの誘致のために、農地が潰されることはあってはなりません。農業を守り振興していくことは、食料安全保障の観点からも大変重要な取組となります。今の食料自給率の問題や後継者不足など、就農者が減る現実を切り捨てるのではなく、支援を充実していかなければ、日本の未来は危ういものになってしまいます。前回、令和6年第5回定例会では、本市の農業政策について質問させていただきました。本市西部地域は先端農業推進の地域です。2022年には世界初となるホウレンソウの次世代型植物工場が稼働し始めました。国の政策として、こうした植物工場のような先端技術を使った工場型の農業が推進されておりますが、実際に人口減少していく将来において、植物工場は効果的であるのでしょうか。実際に、西部地域の植物工場が稼働をしてどのような効果があったのか、お答えください。

先端技術を使った工場型の農業が一定の効果があったとして、現状の課題を踏まえ今後さらに増やしていくのかどうなのか。市長も先端農業の振興は物流の需要にも直結すると述べられております。西部地域の物流拠点化において先端農業たる植物工場を重要施設として位置づけられているものと考えます。本市の今後の植物工場の誘致の方針を伺い、1回目の質問を終わります。

発言 2 / 2

2回目の質問です。1回目に答弁いただいた内容について3点質問をいたします。

まず1点目として、広域物流ネットワークについて伺います。

1回目の答弁で田子の浦港との連携というお話がありました。海上輸送の拠点である田子の浦港との連携は非常に重要であると考えます。物流の拠点というものが本市西部地域だけで完結するのではなく、近隣市町と広域的な連携をすることで、今後の発展が大変期待できると考えます。静岡県や富士市などとの連絡会において、新貨物ターミナルの進捗についての情報共有や、田子の浦港の利用についての意見交換が行われているとのことですが、広域物流ネットワークの在り方や連携への本市の考えと、どのような話合いがなされているのか、具体的にお答えください。

2点目。道路整備に関してです。

東名、新東名、国1バイパスなどへのアクセスを考えると、東駿河湾環状道路の整備がまず最優先ということになろうかと思います。しかし、東駿河湾環状道路は現在、沼津岡宮インターチェンジから愛鷹インターチェンジまでは事業化していますが、愛鷹インターチェンジから原インターチェンジまでの整備には時間を要することから、強く要望活動を実施しているとの答弁でした。東駿河湾環状道路の整備が重要というのであれば、早期の事業化を目指さなければなりません。今現在、事業化に向けてどのような取組がなされているのか伺います。

3点目、農業政策についてです。

今後の植物工場の誘致に関して、植物工場が農業振興においては有効ではあるが、昨今の物価高騰によるコスト増加が問題であり、今後の誘致にはいろいろと検討が必要である。また、既存の農業もしっかりと取り組んでいくという答弁だったと承知いたしました。農業振興において、農家の高齢化、後継者不足による耕作放棄地の拡大は問題です。これらを解消するために、農地所有者と意欲ある農業者を結びつける農地集積は有効な手段であると考えます。本市で行われている農地集積の取組は、具体的にどのようなものなのか伺います。

最後に市長、例えば、新貨物ターミナルが稼働した東駿河湾環状道路が開通したから、本市西部地域が物流拠点として発展します。こういった言葉だけでは、市民には伝わりません。今回のことだけではなく、市民が思い描ける将来像を示し、合意形成を図りながら、市政を進めていただきたいと思います。市民の皆さんが沼津市で暮らしてよかったと思える、明るい未来への展望が持てる、そういったまちづくりをお願いして、私の質問を終わります。

本市西部地域のまちづくりについて

まちづくり・都市基盤

要旨議員は沼津市西部地域を物流・先端農業の拠点として発展させる具体的な方針(新貨物ターミナルの位置づけ、物流企業誘致の取組、土地利用の考え方など)を問いただした。市は、西部地域を鉄道・海上・道路輸送が連携する広域物流拠点と位置づけ、市街化調整区域の立地要件緩和や富士市・静岡県との連携を通じて企業誘致に取り組んでいると答えた。

背景沼津駅周辺の地価下落が続く一方、西部地域では新貨物ターミナル建設が進み、団塊世代の郊外移住・消費シフトを背景に郊外地域のまちづくりが課題となっている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 新貨物ターミナルの建設に向けて
  • 物流拠点への基本的な認識
  • 物流企業誘致への認識
  • 企業誘致の取組
  • 土地利用についての認識
  • 道路整備への認識
  • 農業への認識
  • 植物工場の効果
  • 同様施設の誘致への認識
市長物流拠点への基本的な認識についてお答えします。 本市西部地域は、議員も御案内のとおり、例えば興国寺城であったり、白隠禅師に代表される歴史・文化資源や千本松原、沼川、浮島といった豊かな自然資源を有するとともに、県のふじのくにフロンティア推進エ…答弁の全文を読む

物流拠点への基本的な認識についてお答えします。

本市西部地域は、議員も御案内のとおり、例えば興国寺城であったり、白隠禅師に代表される歴史・文化資源や千本松原、沼川、浮島といった豊かな自然資源を有するとともに、県のふじのくにフロンティア推進エリアに認定された先端科学技術を活用した農業イノベーション創出エリアであります。加えて、交通環境につきましては、国道1号や東名、新東名スマートインターチェンジ、今後整備が見込まれます、先ほども御指摘いただきました東駿河湾環状道路など、広域の道路交通の結節点となることから、高いポテンシャルを有した地域であると考えています。さらに、鉄道施設本体工事の第1弾として、昨年10月に念願の着手を迎えた新貨物ターミナルの建設や近接する富士市東部の田子の浦港との連携による海上輸送など、多様な輸送手段による物流ネットワークが形成されることとなります。このことにつきましては、近年、静岡県東部地域における広域的な物流拠点となる地域といたしまして、富士市長と共通の認識をしているところであります。このことは、富士市長とのやり取りの中で、例えば富士市の東部、沼津市の西部地域におけます共通する課題が多岐にわたってあります。このようなことを両市でともに解決していくという両市の取組に通ずるところであります。このため、第5次沼津市総合計画においては、本市西部地域のうち、交通基盤整備による利便性の向上等により企業活動の可能性が広がる区域について、土地特性や自然環境との調和に配慮しつつ、産業や交流人口を受け止める機能の導入可能性を検討するなど、効果的な土地利用を図っていくため、産業集積検討区域として位置づけさせていただいております。現在、県の施設でございますAOI-PARCや、次世代植物工場など、最先端農業の振興が進んできておりますが、新貨物ターミナルの建設に伴い、さらに物流拠点となる可能性を秘めたエリアであることから、大規模物流業誘致に向けて、市街地調整区域における立地要件を緩和したところであります。今後におきましても、物流が農業と調和するまちづくりに向けて、適切な土地利用が促進されるよう取組を進めてまいりたいと考えております。

次に新貨物ターミナルの位置づけについてお答えします。

新貨物ターミナルは、鉄道高架事業に伴う現貨物駅機能を移転するものでありますが、長距離かつ大量輸送を担う鉄道輸送の拠点が当地に移転することで、鉄道・海上・自動車輸送が相互に連携した物流拠点として重要な役割を果たす施設になることに加え、物流の効率化、環境負荷の低減を図るモーダルシフトの促進及び周辺地域の発展に資する施設になるものと捉えさせていただいております。

残余につきましては、担当部長から答弁いたします。

産業振興部長企業誘致の取組についてお答えします。 西部地域におきましては、新貨物ターミナルや東駿河湾環状道路の整備が見込まれていることに加え、海上輸送の拠点である田子の浦港と近接していることから、様々な物流手段に対応できる広域的な物流拠点としてのポテン…答弁の全文を読む

企業誘致の取組についてお答えします。

西部地域におきましては、新貨物ターミナルや東駿河湾環状道路の整備が見込まれていることに加え、海上輸送の拠点である田子の浦港と近接していることから、様々な物流手段に対応できる広域的な物流拠点としてのポテンシャルが高く、物流事業者をはじめとした企業の進出が期待される地域であると考えております。こうした中、企業訪問や産業関連イベントへの参加など、様々な機会において、交通利便性をはじめとする物流拠点としてのポテンシャルの高さを積極的にPRするとともに、物流事業者等の進出を促すことができるよう、事業者の意向を踏まえながら土地利用についての検討を行うなど企業誘致に向けて取り組んでいるところであります。また、広域的な物流ネットワークの構築に向け、静岡県や富士市等との連絡会などを通し、新貨物ターミナルの進捗についての情報共有や田子の浦港の利用についての意見交換を行うなど連携強化も図っているところであります。

次に、企業誘致場所の想定と土地利用の認識についてお答えします。

新貨物ターミナル予定地の国道1号北側は東駿河湾環状道路の結節点ともなっており、西部地域においても特に交通利便性が高い区域となることが見込まれ、また、一団の土地が広がっていることから、企業進出の可能性が高い地区であると想定しております。また、土地利用に当たっては、当該地区は市街化調整区域となっており、農地として利用されている箇所も多いことから、周辺環境への配慮をはじめ、事業用地の必要性と農業振興とのバランスを考慮し、適切な土地利用を図っていく必要があると考えております。

続きまして、植物工場の効果についてお答えします。

本植物工場については、農業団地構想を掲げた民間事業者により、静岡県のふじのくにフロンティア推進エリアに認定された本市西部地区の農地に令和4年5月に国の補助金等を活用し整備されたもので、温度等の生育環境が制御された完全閉鎖型人工光利用により、野菜の生産が行われております。そのため、高温や大雨などの気候変動の影響を受けることなく、高品質で計画的な野菜の生産が可能なことから生産性の向上や産地の強化、工場建設に伴う荒廃農地の解消や新たな雇用創出などの効果があったものと認識しております。

次に、同様な施設の誘致への認識についてお答えします。

当該植物工場については、多くの電力を使用することから、電気代の高騰などの社会情勢の変化を大きく受けるという課題があるものの、生産性の向上や荒廃農地の解消といった農業振興において有効な施策であると認識しております。植物工場誘致に関しましては、事業者の意向を踏まえ必要な支援を実施するとともに、農業委員会等と連携し、工場立地を荒廃農地へ誘導するなど、周辺環境に配慮した適切な土地利用を図るとともに、優良農地を中心とした持続可能な農業振興施策を総合的に展開してまいります。

第7回2024-12-03

質問の全文を読む全12発言

発言 1 / 12

通告に基づきまして一般質問いたします。

まず、書店業支援について質問いたします。

11月3日は文化の日であります。1946年、昭和21年に日本国憲法が公布された日でもあり、日本国憲法が自由と平和を愛し、文化を進めることをうたっていることから文化の日とされております。少子高齢化、人口減少時代に入り文化の担い手づくりやその継承が危ぶまれております。また、情報発信の多様化などにより産業構造も変化してきております。こうした中、地域の文化拠点としての役割を担ってきた書店が減少し続けております。公益社団法人全国出版協会出版科学研究所による調査では、2003年には2万880店舗あった書店は2023年には1万918店舗まで減少しており、20年間でほぼ半減という状況です。本市においても老舗書店の閉店や規模の縮小などが起こっております。一般財団法人出版文化産業振興財団による調査では、地域に書店がない自治体は全体の約27.7%に上り、また書店がないか1件しかない自治体は約47.4%にも及んでおります。こうした状況を鑑み、令和6年3月に経済産業省は、書店は文化の発信拠点であり、多様な考え方を維持し、国力にも影響を与え得る極めて重要な社会の資産であるとの認識の下、書店振興プロジェクトチームを設置し、書店活性化のための課題を整理しております。そして10月4日には、関係者から指摘された書店活性化のための課題(案)というものが公表され、11月4日までパブリックコメントも行われました。今後、書店振興政策の検討が本格化されていくものと考えます。近隣自治体を見てみますと、お隣の長泉町では日本出版販売株式会社と本を起点としたまちづくりに関する包括連携協定を本年2月に締結しております。本屋がないまちで本を起点に、より豊かなコミュニティをつくることを目標とされております。下土狩駅周辺で開催された社会実験、駅前リビングでは、本を柱ににぎわいを創出することを目的に、本から広がる学び・芸術・食など様々な文化的アクティビティのあふれる交流拠点を設け大変好評であったとのことです。また10月には静岡県も参加をして、クレマチスの丘でブックフェアが行われております。本や雑貨の販売や海外へ絵本を届けるワークショップ、三島野菜の販売、伊豆文学にちなんだ展示やトークショー、音楽コンサートなどその催しは多岐にわたります。こうした行政での取組もありますが、民間では大手のチェーン書店が減る中、個人が経営をする小規模な本屋、独立系書店とも呼ばれますが、こうした小規模店舗の書店は増えております。オーナーのセレクトで勝負をしたり、絵本など専門店化、ブックカフェ、また民営の図書館などもあり多様な広がりを見せています。本市においても、こうした書店の開店が報告されております。書籍を購入する際に、インターネットを利用したネット書店や、紙ではなく電子書籍を購入する機会が増えておりますが、リアルな書店での本選び、本との出会いは楽しいものであります。また電子ではなく、紙の本でなければならない書籍もあります。児童書などは子どもたちの情操教育を考える上でも、電子ではなく紙の絵本が望まれます。皆さんもお子さんが寝る際、絵本を読み聞かせた経験があるのではないでしょうか。書店での本との出会いやページをめくり読む行為、こうしたリアルな体験は心を育むものです。繰り返しになりますが経済産業省では、書店は文化の発信拠点であり多様な考え方を維持し、国力にも影響を与え得る極めて重要な社会の資産であるとの認識を示しております。書店は本市の文化の発信拠点として、またにぎわいの創出にもつながる重要な業種であると考えます。本市の文化の維持と発展のためにも既存の書店への経営支援、これから書店を開業しようとする方への起業支援などが必要ではないでしょうか。本市としての書店業支援への認識を伺います。

発言 2 / 12

続いて、シビックプライドの醸成について質問をいたします。

先ほど書店は文化の発信拠点と述べてまいりましたが、市民の皆さんがお住まいの地域で行う文化活動というのは、シビックプライドの醸成につながるものと考えます。シビックプライドというのは単に郷土愛を指すものではなく、住んでいる地域の一員として、地域発展に貢献していこうとする意思でもあると考えます。シビックプライドの醸成には、自治体として制度の整備や政策が必要になります。また、シビックプライドの醸成を考える上で、培った文化を次世代へ継承していくことは大変重要であると考えます。少子高齢化の流れの中、今地域では子ども会がなくなり老人会や婦人会もなくなり、コロナ禍によって地域の行事がなくなるなど地域コミュニティが壊れてきています。こうした中、次世代を担う子どもたちはどのように過ごしているのでしょうか。子どもたちの地域での取組はシビックプライドの醸成につながってまいります。今学校では、コミュニティ・スクールが設置され、保護者や地域の住民の方々が学校運営に参加する機会があります。学校と地域の連携・協働が行われる中で、子どもたちの地域学習というのはどのように行われているのでしょうか。地域学習の状況をお答えください。

発言 3 / 12

先ほどの質問に関連して、子どもたちの成長や社会参加の在り方として、学校と地域の連携・協働は大変重要であると考えます。今後も推進していただきたいと思います。

さて、学校とは別に、今多くの地域では子ども会がなくなって地域活動は下火となっております。子ども会活動は青少年の健全育成を目的に行われておりますが、その活動は子どもたちのシビックプライドの醸成に寄与するものでもあります。子ども会が減少する中でも、沼津市子ども会育成連絡協議会、沼子連の活動は続けられており、その活動は大変重要であると捉えております。砂の造形や子どもの遊び王国などの行事が行われており、先日は原地区で網引きもあったと伺っております。私も子ども会会長の経験もあり、その当時は妻が役員として沼子連に参加してイベントの運営に携わってきました。子ども会の数が減っていることは大変残念でなりませんが、今沼子連の活動はどのようになっているのでしょうか。行事や参加人数など具体的な例を挙げて、沼子連の活動状況をお答えください。

発言 4 / 12

本市としても御答弁いただいた活動などを支援していると思いますが、支援の内容や沼子連の活動に対する本市としての認識を伺います。

発言 5 / 12

子どもたちのシビックプライドの醸成につながる取組として、学校での地域学習と沼子連による子ども会活動について伺ってまいりましたが、広く市民の皆さんのシビックプライドの醸成も重要な取組であると考えます。行政は住民参加型のイベントやプロジェクトを支援するための枠組みを整え、市民の皆さんが自分たちのアイデアや活動を実現できる環境整備をしていく必要があります。住民参加型のイベントとして、先日原地区では原地区コミュニティ文化祭が開催されました。賴重市長も御臨席をされ、小中学生をはじめ市民の皆さんの手芸などの作品や書画、写真、踊りや太鼓の披露などもあり盛大に開催されました。また、近隣市町においては小山町で、小山町よしもとふるさと劇団の公演がありました。これは地元を愛する方とよしもとの芸人がコラボレーションして一緒に劇を行うもので、今回で7回を数えるものです。よしもとに関しては沼津駅南口のラクーンに劇場もあります。本市としても市民とのコラボレーションは望まれるものと思います。書籍の関係では12月8日に市立図書館では、小中学生によるビブリオバトルが開かれます。市内の小中学生による白熱した本の紹介合戦です。こうした市民の皆さんが参加され、つくり上げていく文化事業はシビックプライド醸成に寄与し、本市としても目指すところであると考えます。少子高齢化、地域のコミュニティの衰退、こうした状況でのシビックプライドの醸成の在り方など当局はどのように認識をされているのでしょうか。シビックプライドの醸成は、それ用に用意されたイベントによってのみ達成されるものではありません。自分がコミュニティを構成する一員であると実感することが大切です。各自治会が定期的に開催をしているお祭りや清掃活動、学校での奉仕作業、沼子連の子ども会活動など、多世代が身近な地域行事に参加することも重要であると考えます。シビックプライドの醸成は、本市に活力を与える人づくりであります。本市として、シビックプライドの醸成のこれまでの取組の評価をお答えください。

発言 6 / 12

これまでの取組での課題や問題の打開についてはどのように考えられるのでしょうか。今後の取組の認識を伺います。

発言 7 / 12

質問を続けます。

学校給食についてであります。

学校給食は子どもたちにとって成長を助けるだけではなく、食育という教育の一環でもあります。学校給食はただの食事ではなく学びであり、非常に重要な意味があります。今日本は飽食の時代と言われますが、国内の食料自給率は38%と低く、輸入頼みの状況は、食の安全保障、食材の確保という点では不安定さがあります。そうした中、最近米不足という問題がありました。日本の米づくりは、地理的特徴を生かして生産され、日本の食文化を育むとともに水田の美しい景観や伝統文化を生み出してきました。米の自給率はほぼ100%と言われ、供給過多のため減反政策が取られてきた背景があります。今回の米不足とそれに伴う米価の高騰。こうした状況は学校給食へどのような影響を与えたのでしょうか。米不足への対応はどのようなものだったのかお答えください。

発言 8 / 12

次に、給食の費用について、本市では今年度、保護者からの給食費は価格を据え置き、物価高騰分を市が負担するという予算になっております。先ほどの米不足に代表される食材の物理的な確保、また物価高騰による食材の費用的な確保、担当されている方は大変な御苦労があると思います。しかし、冒頭で述べたように学校給食は子どもたちの成長を助け、また学びの一環でもあります。給食の質は保たれなければなりません。目まぐるしく変わる状況の中で給食の質の低下の有無はどうなのでしょうか。学校給食の質の状況をお答えください。

発言 9 / 12

次に、先ほど来述べておりますが厳しい状況の中、現場で御苦労されている栄養士・調理員の方たちの状況はどうでしょうか。栄養士・調理員の人手不足という話も聞こえてきます。1人の栄養士の方が複数の学校を担当されたり、調理員の方も配置人数がぎりぎりで病欠などの場合、他校に応援を頼んだりと、そのやりくりでも苦労が絶えないと伺っております。現在の人材確保の状況をお答えください。

発言 10 / 12

次に、10月に行われました衆院選以降、103万円の壁を引き上げるということが話題になっております。国民の懐を温める、こうした話は進めていかなければなりませんが、逆に厚生労働省では106万円の壁、130万円の壁を撤廃しようと話を進めています。令和6年度の国民負担率は45.1%、財政赤字も含めた潜在的な国民負担率は50.9%となる見込みです。これに、物価高騰が国民の家計を襲っています。低所得の方は就学援助により給食費は請求されませんが、就学援助となる、そのボーダーのすぐ上の世帯は大変苦しい思いをされています。今年度、給食費の金額が据置きとなっていますが、滞納せざるを得ない御家庭も多いのではないでしょうか。ここ数年の給食費の滞納の状況や収納率向上への取組はどのようなものか伺いたいと思います。

まず、給食費の滞納状況をお答えください。

発言 11 / 12

収納率向上への取組をお答えください。

発言 12 / 12

最後の質問です。

給食を取り巻く現状を伺ってまいりました。市当局の仕事は市民生活の応援です。給食は費用や食材の質など市民が安心できるようにしていかなければならないと考えます。昨年には、小中学校給食費の無償化を求める沼津の会による署名活動が行われ、8,119筆の署名が市に提出されております。署名には、給食費の無償化とともに安全な食材の確保、地産地消や国や県への働きかけなど、こうした要望も出されておりました。昨年質問をした答弁では、学校給食法を根拠として本市としては実施をしない。国がこの法令などを整理するべきとのことでした。署名提出から1年がたちましたが、市として給食費の無償化への考えに変化があったのでしょうか。給食費の無償化は全国的にも取り組む自治体が増えております。本年6月に文部科学省が小中学校などの学校給食に関する全国調査の結果を公表しています。2023年9月の時点ですが、給食費無償化を実施している自治体は722自治体。このうち小中学生全員を対象に無償化している自治体は全自治体の約3割に当たる547自治体に上りました。本市が近隣自治体に先んじて無償化に取り組むことにより、人口増加を見込むこともできます。また、安全な食材の確保、地産地消で本市の一次産業の後押しもできます。さらに言えば、本市は令和4年度半年間無償化したではありませんか。先ほども述べたように、今小中学校とも給食費無償化に取り組んでいる自治体は全体の約3割、小学校のみというような一部実施の自治体を含めると約4割もの自治体が給食費無償化に取り組んでおります。本市としても近隣市町の牽引役として給食費無償化でもその力を発揮し、さすがは沼津という姿勢を示すべきではないでしょうか。本市としての学校給食無償化の考えを伺い、私の質問を終わります。

書店業支援について

産業・経済・雇用

要旨議員は、全国的な書店数の半減や地域の老舗書店の閉店・縮小を踏まえ、沼津市として既存書店への経営支援や新規開業者への起業支援を行う考えがあるか市の認識を問うた。市側の答弁は記録に含まれていない。

背景2003年から2023年の20年間で全国の書店数が約半減し、書店のない自治体が約27.7%に上る中、経済産業省が書店振興プロジェクトチームを設置するなど国レベルでの政策検討が本格化している。沼津市でも老舗書店の閉店や縮小が起きており、地域の文化拠点の喪失が課題となっている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 書店業支援への認識

答弁の自動特定が難しかったため、ここでは表示していません。市側の答弁は会議録原文でご確認ください。

シビックプライドの醸成についての地域学習の状況

子育て・教育

要旨議員は、地域コミュニティの衰退が進む中でシビックプライド醸成につながる子ども会活動の状況を問い、市は球技大会・砂の造形大会・子どもの遊び王国・クラブキッズ事業などの主催事業と参加実績を説明した。

背景少子高齢化やコロナ禍により子ども会・老人会・地域行事が消滅しつつあり、次世代への文化継承と地域コミュニティの維持が課題となっている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 沼津市子ども会育成連絡協議会の活動
  • これまでの活動状況
  • 沼津市子ども会育成連絡協議会の活動に対する本市の認識
  • シビックプライド醸成の取組
  • これまでの取組への評価
  • 今後の取組
教育次長沼津市子ども会育成連絡協議会の活動についてお答えいたします。 主催事業としましては、子ども同士の親睦や助け合いの心を育む球技大会や砂の造形大会を開催しております。また、ボーイスカウトやガールスカウト、スポーツ少年団、PTA連絡協議会などの青…答弁の全文を読む

沼津市子ども会育成連絡協議会の活動についてお答えいたします。

主催事業としましては、子ども同士の親睦や助け合いの心を育む球技大会や砂の造形大会を開催しております。また、ボーイスカウトやガールスカウト、スポーツ少年団、PTA連絡協議会などの青少年健全育成に資する団体とともに、屋外で親子が遊びを通して改めて遊びの楽しさを知る子どもの遊び王国in沼津を開催しております。このほか、小学5・6年生を対象にクラブキッズ事業を年4回開催し、地引き網やしゃぎり体験など地域の活動を学びながら、社会性やリーダーとしての資質を養っております。参加状況としましては、これから実施する球技大会は昨年度9チーム128人、今年度実施した砂の造形大会は6チーム83人、子どもの遊び王国in沼津は約5,600人、現在実施中のクラブキッズ事業は、昨年度延べ31人が参加しました。

学校給食について

子育て・教育

要旨議員は、米不足の給食への影響、給食の質・栄養士や調理員の人員確保・給食費の収納状況を問うとともに、給食費無償化に対する市の認識を質した。市側の答弁は本資料に含まれていないため、回答内容は確認できない。

背景通告質問項目に「米不足への対応」「給食費の滞納状況」「給食費無償化への認識」が明示されており、給食の安定供給と保護者の費用負担をめぐる課題が質問の背景にある。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 米不足への対応
  • 給食の質の状況
  • 栄養士・調理員など人員確保の状況
  • 給食費の状況
  • 給食費の滞納状況
  • 給食費の収納率向上の取組
  • 給食費無償化への認識

答弁の自動特定が難しかったため、ここでは表示していません。市側の答弁は会議録原文でご確認ください。

第9回2025-06-17

質問の全文を読む全19発言

発言 1 / 19

通告に基づき質問いたします。

30年以内に80%程度の確率で発生することが懸念されております南海トラフ巨大地震。この巨大地震への備えは喫緊の課題となっております。内閣府南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループから、最新の知見を踏まえた津波高や震度分布などの地震モデル、それに伴う被害想定が、本年3月に発表されました。ここでまとめられた新しい被害想定によると、死者数は最大で約29万8000人、建物の全壊焼失棟数は235万棟。ともに前回の被害想定からは減少しておりますが、津波による建物への被害は増加しております。経済的損失は資産等への被害と経済活動への影響を合わせますと、約270兆3000億円に上り、前回被害想定より約56兆1000億円増加しております。今回の被害想定の中で注目したいのが、災害関連死の想定が盛り込まれたことです。災害関連死というのは、災害による直接の被害で亡くなるのではなく、災害で負った怪我の悪化や避難所でのストレスや感染症などで死亡することを指します。東日本大震災や能登半島地震などでの災害関連死者数を基に、2万6000人から5万2000人に上ると推計されています。避難者数も1,230万人と、前回より280万人増加する想定が出されました。こうしたことからも、本市として、地震後の市民の避難生活をどう支えていくのかが問われております。今回新たに出された内容を基に、国・県・市、各レベルでの避難計画等が見直されることと思います。まずは、本市として、今回出されました地震モデルに対してどのように受け止められておられるのか。新たな地震モデルに対する本市の認識を伺います。

発言 2 / 19

静岡県から出される被害想定を基に、計画の見直しや体制づくりを進めていくとの答弁をいただきました。地震は今起こっても不思議はありません。県や本市の見直しを地震は待ってくれるわけではありません。早急に対応を進めていかなければなりませんが、本市として、現時点における避難計画等の見直しなど、今後に向けた取組をお聞かせください。

発言 3 / 19

南海トラフ巨大地震は、神奈川県から鹿児島県に至るまで、広域的災害になることが予想されます。発災した場合、すぐには市外からの十分な支援というものは期待できないのではないでしょうか。本市独自に十分な備えが必要と考えます。また、静岡県には世界一危険な原発と言われる浜岡原発があります。浜岡原発が南海トラフ巨大地震に耐えられるのか心配されます。福島第一原発のような事故が起きた場合、環境総合研究所による放射性物質の飛散状況を分析した三次元拡散解析の試算では、本市にも放射性物質が降り注ぐことになります。こうした事態に対する対応や避難計画などが、現状、本市にはありません。しかし、こうした状況も想定されるわけです。市民の命を守るため、南海トラフ巨大地震におけるあらゆる事態を想定して、国や県などと共同して、備えを万全にしていただきたいと思います。本市では、昨年3月に沼津市地震・津波対策アクションプランを改定しております。その内容には、平成26年に策定された、前回の沼津市地震・津波対策アクションプランの進捗と成果という項目があります。取り組まれてきました100の対策アクションプランについて、進捗に遅れがあり、特に今後も継続して対策が必要なアクションとして挙げられていた項目について、今後どのように取り組まれていくのか。発表から1年たちました。対策が促進されていることと思います。また今回、国から新たな被害想定も出されました。今回のアクションプランの減災目標は、市民の命を第一に考えていくことを、引き続きの目標と定め、人的被害の最小化が大きく挙げられております。今回は5つの柱、94のアクションプランが挙げられております。本市として取り組まれている沼津市地震・津波対策アクションプランの内容やその進捗などについて質問をしてまいります。

まず、柱1、地域危険度に応じた対策についてです。

アクションプランNo.1、地域特性に応じた避難場所の整備、津波避難困難地区への避難場所創出は、前回のアクションプランでは遅れが指摘されており、新アクションプランでは、短期目標として、早期に達成を目指しているアクションになります。津波避難困難地域とはどういった場所でどこなのか、詳細を伺います。

発言 4 / 19

具体的な地域は分かりました。ありがとうございます。

では、どのように避難場所をつくるのか、取組の状況をお答えください。

発言 5 / 19

迅速な避難を促す効果的な避難誘導として、アクションプランNo.7、津波避難施設の夜間視認性の確保が挙げられております。津波避難タワーだけではなく、津波避難路の夜間照明なども必要になりますが、津波避難タワー及び津波避難路への夜間照明の設置状況はどうなっているのでしょうか。

発言 6 / 19

津波避難路整備に関して、整備完了後は維持管理を自治会に任せるようになっておりますが、発災時にきちんと機能するのか、本市としても、維持管理状況を把握しておく必要があると考えます。津波避難路の維持管理状況は把握されているのでしょうか。

発言 7 / 19

避難路の維持管理は、避難路周辺の土砂や樹木の問題、照明器具の不具合など、自治会任せでは解決が難しい状況もあろうかと思います。正しく維持管理できるよう、市からどのような支援が行われているのでしょうか。先ほどの答弁で、維持管理状況を把握されているとのことですが、自治会等による避難路の維持管理に対する本市の対応状況をお答えください。

発言 8 / 19

続きまして、柱2、津波からの緊急避難、避難時間の確保について質問いたします。

No.8、沿岸地域の地形等を踏まえた海岸堤防等の整備の検討。地区協議会(7地区)における静岡方式による津波対策の方針決定及び公表とあります。地区協議会(7地区)における静岡方式による津波対策とは具体的にどういうことなのか。目標指標における静岡方式の内容を伺います。

発言 9 / 19

同じく地区協議会(7地区)とはどこなのか、こちらもお答えください。

発言 10 / 19

遅れが指摘をされておりましたNo.11、家庭内の地震対策の促進、これについてはどうでしょうか。家具の固定を促進していくとのことですが、家庭内のことですから、全戸訪問して確認・指導することは難しいと思います。啓発活動が主になるかとは思いますが、どのような取組が進められているのか、取組の内容を伺います。

発言 11 / 19

質問を続けます。

柱3、減災に向けた備えについてです。

防災意識の啓発が遅れているとの指摘が出ていました。対策方針Dとして、迅速な避難行動を促す知識・情報周知、防災意識の啓発、こうした点は早急に進めていただきたいと思います。今回、減災への備えの項目に、新たに富士山火山防災対策の強化が盛り込まれております。富士山の噴火が南海トラフ巨大地震と連動して起きる可能性は以前から指摘されておりました。具体的にどのような被害が想定されているのか。なぜ今回のアクションプランに入れられたのか、伺いたいと思います。富士山火山及び火山防災対策への認識をお答えください。

発言 12 / 19

先ほどの答弁で、本市においても、溶岩流や火山灰の被害が想定されるとのことでした。地震に関しては知識も経験もあり、対応可能と思いますが、火山噴火への対応ということに関しては、未経験な災害であり、対応が困難な状況が多々あると考えます。減災に向けての本市の体制強化も必要ですが、市民への周知も重要なものと考えます。富士山火山防災対策への取組と進捗の状況はどのようになっているのでしょうか、伺います。

発言 13 / 19

減災に向けた備えとして、本市の緊急物資備蓄品整備なども遅れが指摘されておりました。今の整備状況はどうでしょうか。災害時の避難所にはTKBが必要と言われます。TKB、Tはトイレ、Kはキッチン、食事のことです。Bはベッドを表します。このTKBの整備は、災害関連死にもつながることなので、非常に重要であります。第8回定例会で非常用トイレの質問をしておりますので、今回は食事とベッドについて質問いたします。

食事に関しては、家庭での食料・水の備蓄を市民に呼びかけていくとされていますが、本市としても、避難所等での非常食・水の備蓄は重要なものになります。本市における食料・水の備蓄の状況をお答えください。

発言 14 / 19

続きまして、ベッドの備蓄状況はどうでしょうか。

避難所での雑魚寝では、床から舞うほこりを吸い込みやすくなりますし、寒さも問題になります。こうしたことで体調を崩す方が多いことは、これまでも指摘をされております。感染症を防ぎ、災害関連死をなくすためには、簡易ベッドの整備も重要であります。段ボールベッドなど、避難所における簡易ベッドの備蓄・整備への認識を伺います。

発言 15 / 19

先ほど、災害関連死を防ぐ上でも、簡易ベッドの整備は重要な避難所の環境整備であると認識しているとの答弁がありましたが、簡易ベッドの整備状況が、各避難所に20基ほどの配備では、まだまだ十分ではないと考えます。今後ぜひとも備蓄の拡充をお願いしたいと思います。

柱4、まちの防災力強化に関しては、災害時に機能する防災拠点やインフラ整備に遅れが指摘をされておりました。避難路や緊急輸送路、インフラの耐震化などは早急に進めていただきたいと思います。

柱5、迅速な復旧・復興について質問をいたします。

前回のアクションプランの反省として、災害時要援護者の避難支援個別計画書の整備、福祉避難所の充足を進めていくとあります。避難行動要支援者の支援体制の強化は非常に重要であります。自分1人で避難が難しい方への支援が遅れていることは大変憂慮されます。避難困難な方たちを自治会任せにしていては、この問題は解決はしません。本市としても、災害時要援護者の把握や避難受入れ施設の選定など、自治会や民生委員の力も借りながら、平時より重層的な避難支援計画を整備しなければならないと考えます。重層的な避難支援計画の整備に対する本市の認識を伺います。

発言 16 / 19

今の答弁を伺い、やはり重層的な取組が重要であると感じました。

では、避難支援個別計画の整備に係る具体的な取組を伺います。

発言 17 / 19

福祉避難所の充足という点はどうでしょうか。避難者を受け入れてくださる施設は、基本的には、ふだんからの利用者が優先であり、備蓄品もその方たちのためのものであると思います。避難者向けの備蓄品の拡充などが必要ではないでしょうか。また、災害時に避難者を受け入れるには、職員自体が被災者である場合があるにもかかわらず、大勢の職員が必要であると思います。避難者を受け入れていただく施設への支援策が必要であると考えます。福祉避難所に対する支援策を伺いたいと思います。

発言 18 / 19

今回新たに挙げられたNo.88、遺体の適切な対応体制の整備について質問いたします。

遺体安置所に関しては、第4回定例会において、2番議員が質問をしております。現在の静岡県第4次地震被害想定では南海トラフ巨大地震が発生した場合、本市では最大1万3000人の死者が想定されています。遺体安置所は御遺体の保護と尊厳を確保しつつ、身元の確認や諸手続の準備を始めることなど、残された御家族のサポートをも担う多種多様な役割が求められます。遺体の安置場所として指定をされていました市民体育館・勤労者体育センターは現在はありません。新たな安置場所の指定や対応体制の確立が必要であります。2番議員が質問をした第4回定例会からは1年以上たっております。また、このアクションプランの予定では、本年度中に完了することになっておりますが、現在の取組状況はいかがでしょうか。具体的な取組をお答えください。

発言 19 / 19

最後の質問です。

災害時、高齢の方たちが安全に避難できるのかということが大きな懸念事項です。今、本市では、災害情報に関して、防災アプリの導入など、デジタル化が進められております。高齢の方にとって、デジタル機器を駆使した災害情報の取得ということはなかなか難しいのではないでしょうか。災害情報取得の遅れは命に関わる場合があります。こうした指摘や質問は、この間、多くの同僚議員からも出されております。それだけ重要なことであると私は認識をしておりますし、市長はじめ当局の皆様にも同様に認識していただきたいことであります。高齢者への情報発信、避難誘導等避難に向けた支援の取組を伺い、私の質問を終わります。

南海トラフ巨大地震への本市の備え

防災・減災

要旨議員が国の新たな南海トラフ巨大地震被害想定(2024年3月発表)に基づき、市の防災対策の現状と今後の取組を質問し、市は二次的被害(災害関連死や長期避難)への対応の重要性を認識した上で、県の詳細想定を基に計画見直しを進め、各具体的対策(津波避難施設の照明設置、遺体収容施設の整備等)の進捗状況を答弁した。

背景国が新たな南海トラフ巨大地震被害想定を発表し災害関連死や長期避難といった二次的被害が新たに盛り込まれたこと、および沼津市の前回のアクションプランで進捗に遅れがあった項目が継続して対策が必要とされていることから。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 被害想定の見直しについて
  • 新たな地震モデルに対する本市の認識ど、今後に向けた取組
  • 沼津市地震・津波アクションプランの内容や進捗について
  • 地域特性に応じた避難場所の整備
  • ア 津波避難困難地域の詳細
  • イ 取組の状況
  • 津波避難施設の夜間視認性の確保
  • ア 津波避難タワー及び津波避難路への夜間照明の設置状況
  • イ 津波避難路の維持管理状況
  • ウ 自治会等による維持管理に対する対応状況
  • 沿岸地域の地形等を踏まえた海岸堤防等の整備の検討
  • ア 目標指標における「静岡方式」の内容
  • イ 目標指標における「地区協議会(7地区)」の内容
  • 家庭内の地震対策の促進
  • ア 取組の内容
  • 富士山火山防災対策の強化
  • ア 富士山噴火及び火山防災対策への認識
  • イ 富士山火山防災対策への取組と進捗状況
  • 緊急物資の備蓄促進
  • ア 本市における食料・水の備蓄状況
  • イ 簡易ベッドの備蓄・整備に対する認識
  • 避難行動要支援者の支援体制の強化
  • ア 重層的な避難支援計画の整備に対する認識
  • イ 避難支援個別計画の整備に係る具体的な取組
  • ウ 福祉避難所に対する支援策
  • 遺体の適切な対応体制の整備
  • ア 具体的な取組
  • 高齢者の避難支援について
  • 高齢者への情報発信や避難誘導等、避難に向けた支援
市長国の新たな南海トラフ巨大地震被害想定に係る本市の認識についてお答えします。 本年3月に国が公表した新たな被害想定は、最新の科学的知見や社会情勢の変化等を踏まえ、津波、建物被害、人的被害、さらには経済的損失など、多角的な視点から被害の規模を再…答弁の全文を読む

国の新たな南海トラフ巨大地震被害想定に係る本市の認識についてお答えします。

本年3月に国が公表した新たな被害想定は、最新の科学的知見や社会情勢の変化等を踏まえ、津波、建物被害、人的被害、さらには経済的損失など、多角的な視点から被害の規模を再評価したもので、今回の見直しでは、川口議員からも御指摘いただきましたように、特に災害関連死や長期避難の影響といった災害発生後の二次的な被害にも焦点が当てられており、被災者支援や避難所運営等への対応の重要性が改めて示されたものと認識しております。国の想定では、広域的な防災対策を検討する目的で行われたものであり、本市における具体的な防災対策の検討に当たっては、より地域の実情を反映させた詳細なデータから策定する静岡県の地震被害想定を基に、計画の見直しや体制づくりを進める必要性があるものと考えております。

危機管理監お答えします。 津波避難タワーへの照明設置については、戸田は既に設置済みであり、未設置の内浦重須及び西浦木負についても、今年度中の設置を予定しております。 次に、津波避難路への照明設置についてですが、主に地元による整備が行われており、市は工…答弁の全文を読む

お答えします。

津波避難タワーへの照明設置については、戸田は既に設置済みであり、未設置の内浦重須及び西浦木負についても、今年度中の設置を予定しております。

次に、津波避難路への照明設置についてですが、主に地元による整備が行われており、市は工事の相談を受けながら、設置費の補助を行い、地域の取組の支援を行っております。今後も地元と協議を重ねながら、手すりや階段の整備を進め、安全な避難環境の確保に取り組んでまいります。

福祉事務所長遺体の適切な対応を行うための体制整備についてお答えします。 遺体収容施設につきましては、予定していた施設の除却等を踏まえ、施設の耐震性や周辺の交通事情といった諸条件等を考慮し、関係部署とも調整の上で、改めて施設の選定を行ってまいりたいと考え…答弁の全文を読む

遺体の適切な対応を行うための体制整備についてお答えします。

遺体収容施設につきましては、予定していた施設の除却等を踏まえ、施設の耐震性や周辺の交通事情といった諸条件等を考慮し、関係部署とも調整の上で、改めて施設の選定を行ってまいりたいと考えております。また、遺体収容施設の運営に必要なマニュアルの見直しにも着手したところであり、大規模災害発生時に速やかな開設と円滑な運営ができるよう、実践的な内容へと修正作業を行っているところであります。引き続き、関係機関等と連携の上、来る災害に備え、万全を期していきたいと考えております。

第10回2025-09-25

質問の全文を読む全2発言

発言 1 / 2

通告に基づき質問をいたします。

まず、本市における道路等のインフラの整備・維持管理についてです。

今、道路・橋梁・トンネルなど、私たちの生活を支えている社会インフラは老朽化が問題となっております。これらの多くは、高度経済成長期に整備されたものであり、完成から50年以上が経過をしています。経年や環境の影響で劣化が進み、人命を失う重大事故に発展したケースもあります。2012年には、山梨県大月市笹子町の中央自動車道上り線、笹子トンネルで、天井のコンクリート板が約138メートルにわたって落下し、9名が亡くなる痛ましい事故が発生しております。この事故により、老朽化した社会資本の危険性や更新・改修工事の重要性が広く認識されるようになりました。本市においても、今定例会に限らず、道路の欠損などにより通行車両が損傷する事案で損害賠償の議案が出ることがあります。国土交通省では、2020年に今後20年間で建設後50年以上経過をする社会資本の割合を算出しています。道路・橋梁では、2020年3月時点で約30%、2030年3月で約55%、2040年3月では約75%と老朽化が進むことが予測されています。また、国土交通省では、インフラの維持費についても試算を行っており、インフラのトラブルが起きてから対応する事後保全とトラブル発生前に予防措置を講ずる予防保全では、その費用に約2倍の開きがあり、インフラの維持管理において、予防保全に力を入れていくことが今後の方針として出されています。本市においても、市内の道路などの老朽化が問題になっており、インフラの維持管理に力を入れていることと思います。まずは、道路等の維持管理に対する認識、その考えや方針を伺いたいと思います。

次に、実際に道路などの維持管理はどのように行われているのでしょうか。老朽化が進んでいるので、補修や更新件数も増加していることと思います。そして費用に関しても昨今の物価高騰の影響があるのではないでしょうか。また、予防保全の考えで維持管理を行うとすると、道路などは良い状態で保たれ、費用も抑えられることとなりますが、その分点検・診断・措置・記録といったメンテナンスサイクルの機会が増えていると思います。これに対応する人員の確保も問題になってきます。年間の補修・更新件数や維持管理費用の推移など、具体的な数字や指標を示していただきながら維持管理状況をお答えいただきたいと思います。

次に、道路等の維持管理が今後重要であることを述べてまいりました。本市にある全ての道路が最高の状態で維持されることは理想ですが、それを実現することは非常に困難であります。補修場所の優先順位づけや効率的な補修の実施など、現実的には取捨選択が必要であることも理解できます。また、今後人口減少していく中での維持管理は、さらなる困難が待ち受けているのではないでしょうか。人口減少により道路の利用者が減り、使われなくなるインフラが増える一方で、税収減少に伴う財源不足や維持管理業務の担い手である技術系職員の不足、さらには老朽化による維持管理コストの増加など、こうした課題を抱えたままインフラの総量を維持していかなくてはなりません。2023年、NHKでは、全国自治体のトップを対象に、老朽インフラをどうしますかというアンケートを取っています。賴重市長も回答されたのではないでしょうか。そのアンケートでは、老朽インフラの維持のための予算に不安がある自治体は、非常に不安があるが50.7%、やや不安があるが42.5%で、トータルで不安があると答えた自治体は93.2%に上っています。また、予算不足などで補修できない橋やトンネルなどについては、一部廃止することもやむを得ないとの問いに対しては、約4割の自治体がそう思うと回答しています。老朽化したインフラの維持管理が全国的にも課題となっている現実があります。こうした点も踏まえ、今後本市はどのように道路等のインフラを維持管理していくのでしょうか。今後の維持管理の取組を伺いたいと思います。

既存の道路等の維持管理について質問してまいりましたが、新規の道路建設についても伺っていきたいと思います。道路の建設は、アクセスの向上などにより、地域経済の活性化や雇用の創出、防災力の強化などのメリットがある反面、巨額の建設費用が必要となり、人口減少社会においては、費用対効果をしっかりと検証していかなければなりません。また、道路建設に伴う環境への影響や建設後の維持管理など課題もあります。昨年9月に行われました第6回定例会において、私が行った本市西部地区における物流拠点化に関連した道路整備の質問に対して、東駿河湾環状道路の整備が重要であるとの答弁がありました。本市西部地区に限らず、東駿河湾環状道路の本市への影響をどのように認識しておられるのか伺います。

また、東駿河湾環状道路の西区間は、平成27年に沼津岡宮インターチェンジから(仮称)愛鷹インターチェンジが事業化され、今年で10年がたちます。また、(仮称)愛鷹インターチェンジから(仮称)原インターチェンジまでは、いまだ事業化はされておりません。今、建設や計画の進捗はどのようになっているのでしょうか。今現在の西区間の整備状況を伺います。

次に、東駿河湾環状道路に接続する広域道路として、伊豆湘南道路という構想があります。先日の広報ぬまづ8月15日号に伊豆湘南道路に関するアンケート調査の案内が掲載されておりました。この伊豆湘南道路は、神奈川県西部と静岡県東部を結ぶ道路構想で、今回のアンケートは計画の具体化に向けた検討を進めるために行われます。しかし、市民の皆さんはこの伊豆湘南道路についてあまり認識がないのではないでしょうか。まずは、この第三の東名とも称される道路構想がどのようなものなのか、伊豆湘南道路の概要を伺います。

次に、伊豆湘南道路ができることにより、本市へどのような影響があると認識されておられるのかお答えください。

この伊豆湘南道路は計画を具体化していこうという段階のようですが、本市は伊豆湘南道路建設促進期成同盟会に入っており、毎年会費も支出されております。伊豆湘南道路建設促進期成同盟会のこの間の活動はどのようなものであったのか伺います。

そして、この道路の構想が持ち上がってから既に長い年月がたっております。地震や富士山噴火などの避難ルートとしても期待されているようですが、計画は進んでいくのでしょうか。建設に向けての今後の取組をお答えください。

続きまして、デマンド型交通等、地域交通についての質問をいたします。

今、少子高齢化・人口減少により地域交通は危機的な状況になっています。路線バス事業者は利用者の減少により経営が厳しく、路線や本数が減少しています。本市としても支援を行い、公共交通の維持に努めているのではないでしょうか。また、高齢者の免許非保有者は年々増加し、公共交通がなくなると生活ができなくなる懸念があります。高齢者の移動手段の確保は地域の喫緊の課題となっています。高齢者は買物や通院などの移動の際、路線バスだと重い荷物を抱えて、バス停まで徒歩での移動やその間の熱中症の危険など身体的につらい面があります。また、ドア・ツー・ドアでタクシーを利用すると費用面で厳しい状況があります。そうした解決方法として、デマンド型交通など、新しい公共交通の形が注目を浴びています。1例として、デマンド型交通とは、DRTデマンドレスポンシブトランスポート、需要応答型交通システムと呼ばれ、路線バスとタクシーの中間的な位置づけをされています。事前予約により、利用者に応じて運行をし、時刻や経路の組合せにより、多様な運行形態がある交通方式です。縮小する公共交通機関の代替として、全国各地で導入が進められております。このように、地域交通は環境の変化やニーズが多様化しており、いかに対応をしていくのかが問われていると考えますが、本市としては、地域交通をどのように捉えておられるのか、現状認識をお答えください。

次に、デマンド型交通に関しては、過去、大岡地区で実証実験が行われました。また、愛鷹地区でも地域交通の新たな試みが行われています。本市としても、こうした試みの状況や成果など把握されていることと思います。これまで行われてきておりますデマンド型交通などの地域交通の取組を本市はどのように認識されているのか伺いたいと思います。

次に、既存の公共交通では市民のニーズに合わなくなってきている現実があり、新たな地域交通の模索が行われてきていることを述べてまいりました。高齢者をはじめ、移動手段に困難を抱えている方の問題を解決するためには、本市として、新たな地域交通の導入が必要ではないでしょうか。新たな地域交通の例として、デマンド型交通を挙げましたが、これにもメリット・デメリットがあり、単純にデマンド型交通を導入すれば移動の問題が解決するものでもありません。こうした新しい地域交通の導入に当たっては、地域の移動需要や利用者の利便性を考え、必要とされる交通サービスの形というものを把握しなければなりません。本市単独ではなく、交通事業者や自治会などと協力していくことで、持続可能な地域交通が可能になると考えます。本市として、デマンド型交通等、新しい地域交通導入に対する認識を伺い、1回目の質問を終わります。

発言 2 / 2

道路の維持管理について2回目の質問をさせていただきます。

今後の人口減少社会において、道路等の維持管理には予防保全を進めていかなければなりません。1回目の答弁では、道路施設の老朽化が進む中、予防保全の観点から、計画的かつ効率的な維持管理を行う必要があり、限られた財源や人員を有効活用しながら、持続可能な道路管理の実現を目指すと述べられました。予防保全の観点から、効率的にメンテナンスサイクルを行うためには、新たな手だてが必要になるのではないでしょうか。本市では、道路の状況を調べるに当たり、振動による検知システムを導入していると聞いています。昨年、建設水道委員会では、ドライブレコーダーの映像からAIを用いて、道路の破損箇所を検知をする道路点検システムというものを視察いたしました。また、橋梁などの状態を調べるには、ドローンの活用も考えられると思います。こうした新技術の導入・活用は財源や人員を考えるに当たり、今後必須になってくるものと考えますが、本市としてどのように認識されておられるのか伺います。

また、限られた財源や人員を有効活用しながらと答弁いただいた部分についてですが、人口減少していく中で、税収減少に伴う財源不足や維持管理業務の担い手である技術系職員の不足が起こり得ることを1回目の質問でも指摘させていただきました。特に人員の部分、今全国的にも、技術系職員の不足が叫ばれており、募集をかけても応募がないというような事態もあるようです。人員の不足についての国土交通省の調査では、市区町村における土木部門の職員数の減少割合は約13%であり、市区町村全体の職員数の減少割合より倍近く大きいとの分析がなされております。この分析は、道路に限られたものではありませんが、社会インフラの予防保全を進めていく上で技術系職員の確保・育成は今後の重要な取組と位置づけられると思います。

そこで、質問をいたします。

本市における技術系職員の確保や育成の状況はどのようになっているのでしょうか。お答えください。

もう1点。地域交通について2回目の質問をいたします。

1回目で、本市として、デマンド型交通等、新しい地域交通の導入に対する認識を伺いましたが、新たな交通手段として有効なものとは認識しているという答弁でした。しかし、導入に対しては、あまり積極的でないお答えであったと感じています。これまで行われてきている新しい地域交通の取組も把握されておられるのに、これでは移動手段に問題を抱えている市民の困難を解決することはできません。以前、高齢の女性から伺ったお話では、買物の際、スーパーまで行きはミューバスで行くが、帰りはミューバスの時間が合わず、荷物も重たいのでタクシーで帰る。買物のたびに、交通費がかかるのでとても大変だとのことでした。こうした市民の苦難を市長はどのようにお感じでしょうか。また、今、Mobility as a Servise、MaaSという仕組みが注目されています。公共交通機関やタクシー、交通系のシェアリングサービスなど、様々な移動手段をスマートフォンのアプリを通じて、利用者が移動ルートや乗換え情報の取得、チケットの予約、支払いまでを一括で行えるサービスです。この仕組みは地域の交通問題の解決だけではなく、交通以外のサービスと連携することで、商業振興・観光振興など地域の課題解決にも寄与するものと期待されています。今、デマンド型交通をはじめとして、多様な交通サービスが全国的に広がっています。今年度、第2次沼津市地域公共交通計画の策定を行うとの答弁もありました。地域交通こそ官民連携が生かせる分野でもあります。ぜひ、官民連携でプロジェクトチームをつくり、新たな地域交通の導入に向けて動き出していただきたい。強く要望いたしたいと思います。最後に、新しい地域交通導入への市長のお考えを伺い、私の質問を終わります。

本市における道路等のインフラ整備・維持管理

まちづくり・都市基盤

要旨議員は、老朽化が進む道路・橋梁等の維持管理の現状・費用推移・今後の方針、および東駿河湾環状道路西区間の整備状況と本市への影響を質問した。市は、予防保全に基づく計画的管理を方針とし、令和6年度の補修件数は2,695件・費用約10.5億円で増加傾向にあること、東駿河湾環状道路西区間は用地買収が約7割進み本市西部の物流拠点化等に寄与すると期待されると答弁した。

背景2012年の笹子トンネル崩落事故を契機に老朽インフラへの対応が全国課題となり、国土交通省の試算では2040年までに道路・橋梁の約75%が建設後50年超となることが示されており、沼津市でも補修件数・費用の増加や技術系職員不足・財源制約が顕在化していた。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 道路等の維持管理について
  • 道路等の維持管理に対する認識
  • 今後の維持管理の取組
  • 東駿河湾環状道路について
  • 東駿河湾環状道路の本市への影響
  • 西区間の整備状況
  • 伊豆湘南道路について
  • 伊豆湘南道路の概要
  • 伊豆湘南道路の本市への影響
  • 伊豆湘南道路建設促進期成同盟会の活動
  • 今後の取組
建設部長本市における道路等のインフラの整備・維持管理についてお答えします。 初めに、道路等の維持管理に対する考えや方針については、道路は地域の住民の生活や活動、また経済の基盤となる重要な社会インフラであり、その安全性の確保と機能の維持は、最も重要な…答弁の全文を読む

本市における道路等のインフラの整備・維持管理についてお答えします。

初めに、道路等の維持管理に対する考えや方針については、道路は地域の住民の生活や活動、また経済の基盤となる重要な社会インフラであり、その安全性の確保と機能の維持は、最も重要な使命であると認識しております。維持管理の方針としては、道路施設の老朽化が進む中、予防保全の観点から、計画的かつ効率的な維持管理を行う必要があります。限られた財源や人員を有効活用しながら、持続可能な道路管理の実現を目指しています。

次に、道路等の維持管理状況についてお答えします。

本市では、高度経済成長期に整備された道路や橋梁等が経年化していることから、幹線道路等や橋梁について、それぞれ予防保全に取り組んでいます。舗装維持管理につきましては、舗装維持管理計画に基づき実施しています。この計画では路面の凹凸やひび割れの程度、交通量、周辺環境などを総合的に勘案しながら、緊急性の高い路線を優先的に選定し、効率的な補修の実施と費用の平準化を図り、大規模な更新を未然に防ぐ予防保全に取り組んでおります。また、主要な道路施設である橋梁の維持管理につきましては、橋梁長寿命化修繕計画に基づいて、定期的な点検・診断を行い、予防保全により施設の機能が喪失する前に補修を行い、橋梁の長寿命化を図っています。また、その他一般道路は日々のパトロールや自治会からの要望、LINE通報システム、KANAMETO等からの情報を基に、早急に補修、清掃を実施するなど、安心・安全な道路環境の維持に努めております。このような中、令和6年度における直営分を含む補修数は2,695件で、令和5年度に対して、前年度比で8.0%増加しました。費用にしましては約10億5000万円で、前年度に比べ6.3%の増となっております。近年は、物価高騰等に加え、地域の高齢化に伴う要望の増加も要因となり、補修件数、費用ともに増加傾向にあります。こうした現状を踏まえ、予防保全による効率的な補修の実施と費用の平準化を図るなど計画的に取り組んでおります。

次に、今後の維持管理の取組についてお答えします。

本市では、これまでも道路の管理について大きく2つの計画に基づいて計画的な維持管理を行ってまいりましたが、今後も引き続き予防保全に取り組み、費用の平準化・効率化を図るなど安心・安全な道路環境の維持に努めてまいります。また、新工法・新技術の導入について調査研究するとともに、施設の集約化等も時々の道路環境の変化や社会情勢などを踏まえながら検討し、柔軟に対応してまいります。

次に、東駿河湾環状道路についてお答えします。

本道路の本市への影響につきましては、まず、本道路は平成26年に沼津岡宮インターチェンジから函南塚本インターチェンジまでが開通し、伊豆地域への利便性が大きく向上しました。今後、沼津岡宮インターチェンジから国道1号とつながる、(仮称)原インターチェンジまでの西区間7.9キロメートルが整備されますと、本市西部地域においては、現在整備が進められております新貨物ターミナルや富士市の田子の浦港と連携を図ることで、本市西部地域の物流拠点化も期待されます。また、本市を含む東駿河湾広域都市圏においては、大きな交通課題である国道1号の慢性的な渋滞の解消や災害に強い緊急輸送ネットワークの構築が図られ、富士市も含め、県東部、伊豆地域の発展に大きく寄与するものと考えております。

次に、西区間の整備状況について、沼津岡宮インターチェンジから(仮称)愛鷹インターチェンジまでの2.6キロメートル区間について、事業主体であります国土交通省からは、令和6年度までに用地買収が約7割進み、取得した用地の埋蔵文化財調査を約4割実施した。また、今年度は沼津岡宮インターチェンジの設計を行っていると伺っております。

次に、(仮称)愛鷹インターチェンジから西進5.3キロメートル区間について、本市では、事業化を強力に後押しするため、事業着手後、速やかに用地買収が進められるよう令和元年度から地籍調査を実施しております。今年8月には、法務局に成果を提出しており、令和7年度中には全ての調査が完了する予定でございます。本道路の整備促進に関しては、沿線の3市3町と期成同盟会を構成し、毎年国土交通省等へ要望活動を行っております。今年度は8月18日に要望活動を行いました。また、期成同盟会とは別に富士市や沼津商工会議所、沼津市商工会、地元連合自治会の方々と10月17日に国土交通省等へ要望する予定であります。今後も期成同盟会だけでなく、関係する皆様とともに、様々な機会を捉えて国等に対し、早期事業化に向け要望活動に取り組んでまいります。

次に、伊豆湘南道路についてお答えします。

最初に、本道路の概要でございますが、本道路は静岡県東部地域と神奈川県西部地域を箱根の南回りにつなぐ道路構想であります。具体的には、東駿河湾環状道路の(仮称)函南インターチェンジと、神奈川県の西湘バイパス小田原インターチェンジを結ぶ構想となっております。日本を代表する観光地の箱根・伊豆と湘南を結ぶ国道1号や国道135号などの既存道路は、観光客による慢性的な渋滞に加え、高潮や崖崩れなどの自然災害による通行止めが頻繁に発生するほか、急な坂道やカーブによる交通事故が多発するなど、脆弱な道路環境であり、沿岸部は高規格道路のミッシングリンクとなっております。本道路はこれら周辺地域の課題を抜本的に解消し、東名・新東名高速道路や東駿河湾環状道路を含む伊豆縦貫自動車道、小田原厚木道路、西湘バイパスと一体となって、強靱な広域道路ネットワークを実現するものであります。

次に、本道路の本市への影響についてであります。

本道路は、沼津岡宮インターチェンジのある東駿河湾環状道路に接続し、本市と熱海市、小田原市をはじめとした湘南地域が直結しますので、平時には円滑な人・モノ・情報の移動を支え、生産性の向上や産業振興が図られるほか、観光の促進など地域経済の活性化に大きく寄与するものと考えられます。また、南海トラフ巨大地震や特に富士山噴火などの大規模災害の発生時には、救急救命や支援物資の運搬を支え、人々の命と暮らしを守る機能を広域的に担うことも期待されており、本道路の整備効果は大きいものと認識しております。

次に、本道路の建設促進同盟会の活動でございますが、期成同盟会は本市を含む静岡県内6市3町、神奈川県内1市3町の13の市町と各市町議会や関連市町の商工会議所、観光協会などで構成し、国土交通省等への継続的な要望活動や事業のPR活動を行っております。

次に、今後の取組につきましては、現在、会員である13市町において、本道路に関するアンケート調査を実施しており、今後、調査分析を行うほか、会員市町と連携し、計画の周知やPR活動など、広報活動に努めてまいります。今後も期成同盟会の要望活動に継続的に参加し、国や関係機関に対し、早期事業化に向けて取り組んでまいります。

市長本市における技術に係る職員の確保と育成についてお答えいたします。 人口減少・少子高齢化が進行する中において、議員御指摘のとおり、インフラ施設を適切に維持管理・更新していくためには、その担い手となる土木・建築をはじめとした技術職員の確保と育成…答弁の全文を読む

本市における技術に係る職員の確保と育成についてお答えいたします。

人口減少・少子高齢化が進行する中において、議員御指摘のとおり、インフラ施設を適切に維持管理・更新していくためには、その担い手となる土木・建築をはじめとした技術職員の確保と育成が、私自身建築を学んでいた者という立場もございますから、大変重要であると認識しております。本市では、令和4年度に、人事課に加え、技術職員を中心とした部局横断的な職員採用改革プロジェクトチームを発足し、技術職員の確保と育成に全庁的に取り組んでおります。人材の確保につきましては、採用パンフレットやポスター、名刺の作成によって、プロジェクトチームの結束力を高め、大学や短大、高校などの学校訪問の際に、それらを活用し、学生へのPRやアプローチを円滑に行ったほか、学生の就職活動の動向を把握できたことから、技術職員採用試験の日程や試験科目などの見直しを行い、受験しやすい環境を整えてまいりました。その結果、採用試験の状況といたしましては、応募倍率が活動前と比較して3倍となり、採用者数も増加し、令和6年度は12名を採用しております。この取組は先進事例として、マスコミでも紹介され、他の自治体でも取り入れられるなど、近年の全国的な技術者不足という中で成果を上げているものと考えております。また、人材の育成につきましては、国・県等が主催する研修等に職員を派遣し、技術職員に求められるスキルの向上やキャリア形成の支援に注力して取り組んでおります。今後も効果的な採用活動と積極的な人材育成に取り組み、必要な人材の確保・維持に努めてまいります。

残余につきましては、担当部長から答弁いたします。

建設部長本市における道路保全を進めていく中での新技術の活用・導入についての認識についてお答えします。 維持管理件数が年々増加する傾向にある中で、新技術の活用や導入は、点検や修繕工事の効率化を図ることができることから、大変有効であると認識しております…答弁の全文を読む

本市における道路保全を進めていく中での新技術の活用・導入についての認識についてお答えします。

維持管理件数が年々増加する傾向にある中で、新技術の活用や導入は、点検や修繕工事の効率化を図ることができることから、大変有効であると認識しております。既に導入済みの道路パトロール支援システムにおいては、振動を検知する機能を活用することで舗装の点検・調査の精度を高めております。今後は、損傷箇所の特定を映像からAIを用いて検知するシステムにつきましても、その有効性について確認をしながら進めていきたいと考えております。また、橋梁等の構造物の点検におきましても、AI技術を活用した画像診断などの新技術の導入により、業務の効率化や高度化を進めていきたいと考えております。これら振動を検知する機能に加え、今後、AIを活用した画像診断などの新技術の導入に向け、国・県の動向や他市町などの先進事例を踏まえながら調査研究してまいりたいと考えております。

デマンド型交通等の地域交通について

まちづくり・都市基盤

要旨議員は、路線バスの廃止・減便が続く中での本市の地域交通の現状認識、大岡・愛鷹赤坂地区でのデマンド型交通の取組評価、および新たな地域交通導入への考えを問い、市は戸田・西浦地区でデマンド型乗り合いタクシーを自主運行しており、地域住民の意見を聞きながら既存交通の維持と新たな交通手段の両面から公共交通の充実を進めると答えた。

背景路線バスの廃止・減便が相次ぐ中、市内の一部地域では住民主導のデマンド型交通の実証実験が行われてきたが、運行経費の負担や運営体制に課題が残っており、持続可能な地域交通の仕組みづくりが求められている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 本市の地域交通への現状認識
  • これまで行われてきているデマンド型交通等の地域交通の取組に対する認識
  • 新しい地域交通導入に対する認識
都市計画部長本市の地域交通への現状認識についてお答えします。 近年、路線バスの廃止や減便が相次いでおりますが、本市では路線バスの運行経費の補助や地域の実情に合わせた運行形態の導入などを進め、高齢者をはじめとする市民の皆様が安心して快適に生活できるよう、…答弁の全文を読む

本市の地域交通への現状認識についてお答えします。

近年、路線バスの廃止や減便が相次いでおりますが、本市では路線バスの運行経費の補助や地域の実情に合わせた運行形態の導入などを進め、高齢者をはじめとする市民の皆様が安心して快適に生活できるよう、移動手段の維持確保に努めております。バス事業者が撤退した戸田地区や運行を縮小した西浦地区の路線につきましては、住民の日常生活に必要な交通手段を確保するため、市が運行主体となり、デマンド型乗り合いタクシーの運行を実施しております。デマンド型乗り合いタクシーにつきましては、予約により運行するため、地域の実情に合った利便性の高い移動サービスですが、一方で、車両の待機や回送が必要となることもあるため、路線バスに比べ、運行コストが高額となる課題もあると認識しております。

次に、これまで行われてきているデマンド型交通等の地域交通の取組に対する認識についてお答えします。

大岡地区では、令和3年度に大岡地区連合自治会が地域内の交通手段としてデマンド型乗り合いタクシーの実証実験を実施しました。結果としましては、平均乗車人数など目標を上回る成果を上げたものの、運行経費の負担などについて課題もあったと伺っております。また、愛鷹赤坂地区では、令和6年度に愛鷹地区社会福祉協議会が住民同士の助け合いによる移動支援に取り組んでおります。こちらも、利用者は自力で買物や好きなことを楽しめたなどの成果があった一方、費用負担や運営体制に課題もあったと伺っております。どちらも地域住民の皆様による取組として、課題があったものの、路線バスの利用減少による減便などに対し、一定の効果が見られたものと認識しております。

次に、新しい地域交通導入に対する認識についてお答えします。

地域住民の公共交通へのニーズは、通勤や通学、通院、買物など多様化しており、これに対応するため、デマンド型交通や公共ライドシェアなどは、新たな交通手段として有効なものと認識しております。今年度、第2次沼津市地域公共交通計画を策定する中で、市内6か所において、地区ごとの公共交通の状況やこれまでの市の取組等について説明したほか、日常の移動を取り巻く現状や課題について、地域の皆様から御意見を伺ってまいりました。新しい地域交通の導入に当たっては、各地域の御理解・御協力が必要なことから、地域の皆様の声にさらに耳を傾け、地域と連携し取り組んでまいります。

都市計画部長新しい地域交通の導入への考えについてお答えします。 公共交通につきましては、本市において、これまで路線バスの維持確保を第一に考え、バス事業者への補助や利用者増加に向けての取組を続けてまいりました。令和6年度には、バス事業者への補助を3路線か…答弁の全文を読む

新しい地域交通の導入への考えについてお答えします。

公共交通につきましては、本市において、これまで路線バスの維持確保を第一に考え、バス事業者への補助や利用者増加に向けての取組を続けてまいりました。令和6年度には、バス事業者への補助を3路線から8路線に増やしたほか、先ほど御答弁しましたとおり、戸田や西浦地区ではデマンド型乗り合いタクシーを自主運行しております。このほか、小学生や高齢者向けのバス乗り方教室の開催などバス利用者増加に向けた取組も併せて進めております。そのような中、市民の生活を充実させるためには、新たな地域交通の活用も選択肢の一つであると考えております。今後も、市民や有識者等で構成する沼津市地域公共交通協議会において、引き続き意見を伺いながら、既存の交通維持と新たな地域交通の双方から、よりよい地域公共交通の構築を進めてまいります。

第11回2025-12-02

質問の全文を読む全1発言

発言 1

通告に基づき質問いたします。

昨年第7回定例会において、私は書店業支援の質問をいたしました。これは、人口減少社会において、文化の発信拠点とされてきた書店が減少し続けている状況を危惧しているからです。また、地域コミュニティが壊れている状況もあり、文化の担い手やその継承が危ぶまれてもおります。2003年には2万880店舗あった書店は、2023年には1万918店舗まで減少しており、20年間でほぼ半減という状況です。本市においても、老舗書店の閉店や規模の縮小などが起こっております。本年8月には、北高島町にありました売場が200坪ある書店が閉店をしております。一般財団法人出版文化産業振興財団による2024年11月時点の調査では、書店のない自治体は全国で493自治体に上り、全国のおよそ28%の自治体には書店が1軒も存在しない状態になっています。書店の経営が厳しくなっている理由は、その利益構造にあります。本は基本的には返品ができる委託販売制を取っていますが、その分、粗利が2割程度しかなく、典型的な薄利多売の商売です。これに読書人口の減少、電子書籍やネット書店の登場などで販売数が減少となり、経営が立ち行かなくなっているのが現状です。書店は、地域住民にとって、多様な作品に触れることのできる重要な文化拠点であり、これがなくなることにより、市民の読書活動を取り巻く環境の悪化が懸念されます。こうした状況を鑑み、令和6年3月に経済産業省では、書店は文化の発信拠点であり、多様な考え方を維持し、国力にも影響を与え得る極めて重要な社会の資産であるとの認識の下、書店振興プロジェクトチームを設置し、書店活性化のために動き出しました。本年6月には、書店活性化プランがまとめられ、公表されております。今回取りまとめられた書店活性化プランは、書店活性化の課題の中で、書店特有の課題として挙げられた29の課題について、1、読書人口の減少や書店の魅力向上に関する課題。2、地域における書店と図書館・自治体との連携の在り方。3、業界慣行における課題。4、経営における効率化・省力化に関する課題。5、新規開店やキャッシュレス決済に関する課題の5つに分類し、政府が単独または民間と協力して取り組む施策を整理したものであります。この書店活性化プランに整理された施策を推進することで、読書文化や文字・活字文化を振興し、出版業界全体のバリューチェーンにおける構造調整などを進めつつ、地域の文化拠点たるまちの書店の活性化を図っていくことが重要になると述べられております。国では、引き続き各省連携により、プランを継続的に見直し、必要な課題の整理や本プランのメニューの調整を行い、取組を進めていくそうです。書店業は本市の文化の発信拠点として、また、にぎわいの創出にもつながる重要な業種であると考えます。本市の文化の維持と発展のためにも、既存の書店への経営支援、また、これから書店を開業しようとする方への企業支援などが必要ではないでしょうか。本市の書店の現状と課題、そして書店活性化プランを踏まえた今後の対応についての認識を伺います。

続いて、市立図書館における読書活動推進の意義と取組について伺ってまいります。

読書というのは、子どもの情操教育だけではなく、人の価値観の形成、人格形成・思想形成など、その人の人生に関わる行為と言えます。また、昨今、電子書籍の登場により、スマホなどでも読めるようになり、読書形態も多様になってきております。しかし、やはり紙のよさというものもあります。装丁の美しさ、紙の手触り、手の感覚は記憶に結びつきます。地図など電子に置き換わってしまった分野もありますが、絵本などは紙でなければならない分野ではないでしょうか。読書活動推進、読書人口の拡大は、本市の芸術文化の振興にも寄与する重要な取組であると考えます。こうした取組は、書店だけではなく、図書館の位置づけは重要ではないでしょうか。本市沼津市立図書館でも、読書活動推進のため、日頃からいろいろな取組をされておられると思います。沼津市立図書館の運営方針の中には、地域の情報拠点として、読書や研究活動、勉学などに快適で良好な環境を提供すること。また、生涯学習活動の支援などにも言及されております。

そこで質問いたします。

市立図書館では、広く市民へ読書活動推進をしていく意義をどのように認識され、これまで取組をされておられるのか伺います。

次です。読書活動推進、読書人口を拡大していく上で、書店と図書館は近しい関係にあると考えます。書店は蔵書数は少ないですが、最新の話題作など新刊を中心に読書を提供しています。図書館は圧倒的な蔵書数により、貴重な文献や絶版作品など多様な読書を提供しています。書店と図書館が連携することで、より読書活動推進、読書人口の拡大につながるのではないでしょうか。作家の作品展、サイン会、読書会、絵本の読み聞かせ、ビブリオバトルなど、イベントの共同開催・相互開催なども考えられます。書店活性化プランの中にも、地域における書店と図書館・自治体との連携の在り方が語られております。本市として、市立図書館と書店の連携をどのように考えておられるのか伺います。

次です。広く市民への読書活動推進、読書人口の拡大をしていく中で、少子高齢化・人口減少は読書にも影響を与えています。今、地域の状況を見ると、コミュニティが壊れている状態があります。こども会がなくなり、老人会がなくなる状況になっています。壊れているコミュニティの代替として、子ども、高齢者に限らず、多世代が交流できる居場所やイベントなどが必要ではないでしょうか。読書を通じて、こうした状況を改善できないか。読書を通じて、本市の文化振興に結びつけていくことができないか。読書を通じて、まちづくりに生かすことができないか。こうしたことを日々考えております。午前中には、19番議員による地域共生社会の実現という非常に重要な質問もありました。今、全国を見ると、本を活用したまちづくりを行っている自治体があります。北海道の恵庭市では、本と出会い、人と出会い、つながりひろがる、読書のまち、恵庭市をスローガンに読書のまちづくりが行われております。その基本方針には、生涯各期に応じた読書活動の推進と環境づくり、市民との協働による読書活動の推進、図書館サービスの充実と適切な環境の整備を掲げ、図書館を活用して施策を展開しています。市民との協働、地域ぐるみの取組としては、一部を紹介しますと、恵庭まちじゅう図書館。これはお店やオフィスなどの協力を得て、訪れた人との本を通じた会話を楽しむ交流型の私設図書館になります。本のリサイクル市。これは市民から不要な本を提供いただき、開催するボランティアによる古本市です。これの収益で図書館に本を寄贈していただく事業だそうです。コミュニティガーデン事業。これは市民と一緒に図書館の庭を整備する事業で、整備後は、青空の下、読書やティーパーティーを楽しむそうです。こうした読書を通じて、人と人のつながりを深め、多世代交流、世代を超えたコミュニティづくり、まちづくりが行われております。近隣の事例では、長泉町が日本出版販売株式会社と本を起点としたまちづくりに関する包括連携協定を締結しております。本屋がないまちで、本を起点に、より豊かなコミュニティをつくることを目標として、本を活用したまちづくりが行われております。また、三島市でも、絵本のまち三島として、絵本に出会えるまちあるきマップを作成して、三島市ゆかりの絵本作家、児童文学者、絵本スポット、まちかど絵本箱の設置場所などを紹介しています。まちかど絵本箱というのは、三島市内の飲食店・事務所・郵便局などに設置された絵本スペースのことです。幾つかの事例を紹介しましたが、本市として、本を活用したまちづくりについて、どのように認識されているのか伺いたいと思います。

続いて、2つ目の項目、小規模事業者の支援について伺ってまいります。

現在、人口減少による人手不足や後継者不足、物価高騰による仕入価格の上昇に加え、令和5年度からインボイス制度が施行されたことなどにより、市内中小企業が多様な経営課題に直面しています。中小企業は、日本経済の根幹であり中小企業憲章では、社会の主役として地域社会と住民生活に貢献する存在とされています。企業の99.7%を占め、働く人の3人に2人が働いている雇用の担い手でもあります。地域の持続的発展が大きな課題となっている中で、地域に根を下ろし、ものづくりやサービスでの需要に応え、雇用を生み出している中小企業の役割はますます大きくなっています。しかし、帝国データバンクによる倒産集計2025年上半期によれば、12年ぶりに5,000件を超えた倒産企業の大半が中小企業でした。中小企業が元気になってこそ、地域が元気になり、ひいては日本経済の未来にも道が開けます。中小企業を地域経済の主役、日本経済の根幹に位置づけ、それにふさわしい支援策を抜本的に強めなければならないと考えます。そこで、本市の事業者のうち、令和6年度に倒産・休廃業した事業者の状況、また、新たに起業・創業した事業者の状況について、数値情報や要因、また、行われている事業者支援の状況について伺います。

続いて、本年7月の参議院選挙では、消費税の減税や廃止という公約を掲げた政党が多数ありました。消費税は消費者にとって逆進性が高い税金で、生活に重くのしかかっています。また、消費税は、事業者にとっては売上げに課税されるので、赤字でも納めなくてはならない税金であり、経営に多大な影響を与えます。令和5年10月からインボイス制度が施行され、2年がたとうとしています。現在は経過措置期間でありますが、経営に影響が出ているのではないでしょうか。インボイス制度は、担税力が弱いとされていた売上げ1,000万円以下の免税事業者を課税事業者として納税を迫るものです。インボイス制度により課税事業者となった小規模事業者は、商品やサービスの売上げに応じて消費税を納めることとなりますが、小規模事業者にとって、価格競争や事業の下請などで、商品やサービスの価格が生活や事業維持にとって、ぎりぎりの価格設定になっている実情があります。この状態から、消費税の納付を義務づけられることによって、経営が悪化し、事業を継続できず、廃業をせざるを得なくなる小規模事業者が出てくることが考えられます。また、免税事業者のままでいることも可能ですが、その場合、取引先からインボイスの登録を迫られることになります。それは、取引先は仕入税額控除ができず、免税事業者の消費税を負担しなければならなくなるからです。これにより、小規模事業者が取引を停止され、仕事自体がなくなることや取引額から消費税分の引下げを要求される可能性があります。インボイス制度の導入に当たっては、取引先からインボイスの登録状況確認が殺到するなど、多くの小規模事業者が対応を余儀なくされています。本市として、市内事業者のインボイス制度の対応状況について、どのように認識をされているのか伺います。

インボイス制度が実施されてから、初めて1年分の消費税申告となった2024年分は、3か月分だけで済んだ2023年分と比べ、納税額が4倍となりました。価格転嫁ができず、経営悪化に拍車がかかる状況で、消費税を納めるために借金をする事業者もあったと伺っております。2割特例、8割控除という負担軽減の経過措置がありますが、2026年9月までで廃止や縮小となるので、経営の悪化や取引排除など、事業維持が困難になる事業者が出てくるのではないでしょうか。2割特例は、インボイス登録によって消費税の課税事業者になる小規模事業者の負担を軽減する措置で、売上げに係る消費税の2割を納めればよいという仕組みで、事務負担も軽度で済みます。2割特例が2026年10月で廃止されれば、簡易課税制度を選択した事業者は、業種によって違いはありますが、消費税の負担が1.5倍から3倍に増えてしまいます。8割控除は課税事業者がインボイスを発行できない免税事業者と取引をした場合でも、支払った額の8割分の消費税額を仕入税額控除ができる措置です。2026年10月1日から5割に引き下げられ、2029年10月1日には廃止されます。インボイス制度を考えるフリーランスの会が本年3月に行った1万人アンケート調査では、4事業者のうち1事業者以上が、免税事業者との取引を経過措置の引下げの段階で見直し、または取引をしないと答えています。本年9月に公表された日本商工会議所並びに東京商工会議所による中小企業におけるインボイス制度等に関する実態調査では、インボイス制度導入後も免税事業者から仕入れ等を行う本則課税事業者は43.7%です。今後、免税事業者との取引価格や仕入先の見直しを行うとした本則課税事業者は42.3%、他方、価格を維持したまま取引を継続する本則課税事業者は21.5%にとどまります。制度の導入により、45.8%の事業者がコストの増加を、73.4%の事業者が事務負担の増加を感じているという結果でした。このアンケートの結果から、課税事業者は、経過措置の終了や縮小を契機に仕入価格引下げや取引停止を検討しています。これでは、小規模事業者は事業が継続できません。インボイス制度のような事業維持が困難になる税制は必要ありません。今、経過措置の延長を求める声、インボイス制度廃止を求める声が大きく広がっています。本市としても、こうした事業者の状況把握に努め、事業者の支援に取り組む必要があると考えますが、インボイス制度の対応に係る事業者支援の状況について伺い、私の質問を終わります。

読書活動推進について

産業・経済・雇用

要旨議員は、全国的な書店数の激減と沼津市内でも大型書店が閉店している状況を踏まえ、書店への経営・開業支援の方針や市立図書館の読書活動推進の取組・書店との連携について問い質した。市は、商工会議所と連携した相談体制や独自の開業支援資金制度を整えており、図書館でもおはなし会やビブリオバトル等を実施しつつ地元書店との連携を継続していく方針を示した。

背景全国の書店数は20年間でほぼ半減し、全国28%の自治体に書店がゼロとなる中、沼津市でも2024年8月に200坪の老舗大型書店が閉店するなど地域の文化拠点が失われつつあり、経済産業省も2024年6月に書店活性化プランを公表するなど官民挙げた対応が求められている状況にある。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 書店業支援の認識
  • 書店業の現状と課題
  • 市立図書館の取組
  • 市立図書館における読書活動推進の意義と取組
  • 書店業と市立図書館との連携への考え
  • 本を活用したまちづくりの認識
市長書店業支援の認識についてお答えいたします。 まず、本市の書店業の現状と課題についてですが、残念なことでありますが、本年8月末に駅北の大型書店が惜しまれつつ閉店したことにより、現在、大型書店が2店、小規模な独立系書店等が3店という状況になって…答弁の全文を読む

書店業支援の認識についてお答えいたします。

まず、本市の書店業の現状と課題についてですが、残念なことでありますが、本年8月末に駅北の大型書店が惜しまれつつ閉店したことにより、現在、大型書店が2店、小規模な独立系書店等が3店という状況になっています。関係者の方々からは、大型書店の経営は広い売場スペースとこれに見合った従業員の確保が必要となり、電子書籍が普及する現在において、通常の書籍販売の利益だけではこの形態の維持が難しく、新たなビジネスモデルの構築が必要とのお話を伺っているところであります。一方、小規模な書店等については、令和に入り、市として大変力を入れておりますリノベーションまちづくり事業により、地元のクラフトビールを飲みながら、本を選べる店舗として、リバーブックスという店舗が開店いたしました。こちらは個性豊かな本との出会いや店主との交流を楽しむ場として、沼津市が舞台となっております、ラブライブ!サンシャイン!!などのファンの皆様方をはじめとした多くの方に市内外からお越しいただいて、そのような方々を引きつけていただいている状況であります。また、洋菓子店を改装し、ケーキが買える本屋さんをコンセプトに開店いたしました、MARUSAN×B house cakeでは、実際に書店を経営されていたノウハウをしっかりと活用しながら、児童書から大人向けまでの幅広い本を取りそろえ、親子連れを中心として、誰もが気軽に本を手に取り、読書と日常を結びつける空間として、幅広い世代の方々に親しまれている状況でございます。さらに、沼津駅北口にありました、沼津信用金庫さんの跡地を活用した、ぬましんCOMPASSの中に、みんなの図書館がオープンいたしましたが、従来の書店とは異なる形で、本に触れ・読む・楽しむ場がつくられるなど、民間主導による新たな形態の書店設置が進んでいるところであり、今後社会ニーズに対応した様々な書店の展開を期待しているところであります。

次に、本年6月に経済産業省が公表した書店活性化プランを踏まえた対応についてお答えします。

本プランにおきましては、読書人口の減少や書店の魅力向上といった課題解決に向け、販路開拓や新分野展開への補助のほか、出版社と書店間における様々な業界慣行を見直す研究会の開催などが示され、書店の活性化に向けた検討を進めることとしております。市といたしましては、こうした動きを踏まえ、沼津商工会議所に設置されております沼津地域中小企業支援センターを中心とした相談・支援体制を整えるとともに、書店開業時の支援といたしまして、本市独自の開業パワーアップ支援資金等の利子補給制度を用意しているところであります。地域にとって、書店は多様な作品に触れることができ、読書文化や活字文化の振興に資する重要な拠点であることから、今後につきましては、引き続き国の動向を注視しつつ、沼津商工会議所などの支援機関と連携し、各事業者の皆様に寄り添い、それぞれが必要とする支援の実施に努めてまいります。

残余につきましては、担当部長から答弁いたします。

教育次長市立図書館における読書活動推進の意義と取組についてお答えします。 意義につきましては、幼少期から本に親しみ、生涯にわたって読書を楽しむ習慣の形成を支援するとともに、地域における文化の振興に寄与することであると認識しております。取組といたしま…答弁の全文を読む

市立図書館における読書活動推進の意義と取組についてお答えします。

意義につきましては、幼少期から本に親しみ、生涯にわたって読書を楽しむ習慣の形成を支援するとともに、地域における文化の振興に寄与することであると認識しております。取組といたしましては、生涯学習の拠点として市民の主体的な学びを支援していくため、幅広いジャンルの図書を整備するとともに、幼児向けのおはなし会や小中学生・大人を対象としたビブリオバトル、読書に関連した講座等を開催しております。また、図書館に足を運びたくなるような企画展や各フロアのコーナー展示にも力を入れており、市民にとって身近で魅力ある図書館を目指しております。

次に、書店業と図書館の連携についてお答えします。

書店と図書館は、主たる目的や運営形態は異なるものの、相互の協力・連携により本に親しむ機会が拡大し、より一層の読書文化の醸成に資するものと認識しております。これまでも地元書店からおすすめの本や話題の本を購入するほか、民間主催の絵本を楽しむイベントに地元書店や読み聞かせ団体等とともに出展し、絵本の展示や図書館で開催した企画展の出張展示を行うなど、取組を行ってまいりました。今後も、書店や民間団体と連携しながら、読書活動推進に取り組んでまいります。

次に、本を活用したまちづくりの認識についてお答えします。

読書活動の推進は、人と人とのつながりを深め、世代間の交流を促進し、にぎわいのあるまちづくりに寄与する側面もあるものと認識しております。全国においては、本を活用したまちづくりに取り組む自治体もあることから、先進事例を参考に調査研究を進めてまいります。

小規模事業者の支援について

産業・経済・雇用

要旨議員は市内小規模事業者の倒産・休廃業の現状、およびインボイス制度への対応状況と支援策を問い、市は令和6年度の倒産が19件・起業が80件であること、インボイス登録率はBtoB78.6%・BtoC24.6%と取引形態で大きく差があること、商工会議所等と連携した専門家派遣や資金調達支援を実施していると答えた。

背景人件費・原材料費の高騰や販売不振により市内事業者の倒産・休廃業が増加傾向にある中、2023年10月に導入されたインボイス制度が小規模事業者の経費増加や経営負担をさらに深刻化させているという地域課題を背景に質問が行われた。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 事業者の現状や支援の状況
  • 事業者のインボイス制度対応状況
  • インボイス制度に対応する事業者支援の状況
産業振興部長事業者の現状や支援の状況についてお答えいたします。 東京商工リサーチによると、令和6年度に倒産した市内事業者の数は19件と、前年度の15件から4件増加しており、その要因としては、販売不振によるものです。また休廃業については、市内の正確な統計…答弁の全文を読む

事業者の現状や支援の状況についてお答えいたします。

東京商工リサーチによると、令和6年度に倒産した市内事業者の数は19件と、前年度の15件から4件増加しており、その要因としては、販売不振によるものです。また休廃業については、市内の正確な統計はありませんが、同じく東京商工リサーチによると、令和6年度における国内の休廃業事業所数は、倒産数の約6倍となっていることから、本市も同様の傾向にあると認識しております。休廃業の主な要因としては、人件費や原材料費の価格高騰により、将来的な資金繰りの見通しが立たないということが挙げられております。

次に、令和6年度に起業・創業した市内事業者数は80件と、前年度の91件から減少しているものの、令和3年度以降は年間75件を超える高い水準となっております。本市の創業機運が高い要因といたしましては、沼津商工会議所などの支援機関と連携し、個々に寄り添ったビジネスプランや資金計画の作成など、実践的な支援に努めてきたこと、市の開業パワーアップ支援利子補給制度による開業時の資金調達支援に取り組んできたこと、また、開業後の支援として、沼津地域中小企業支援センターを通じ、多様な相談に専門家が親身になって対応してきたことなど、市と支援機関とが一体となった取組を重ねてきたことによるものと認識をしております。

次に、インボイス制度に係る市内事業者の対応状況については、データがございませんので、全国の状況についてお答えいたします。

本年9月に発表された日本商工会議所の中小企業におけるインボイス制度等に関する実態調査によりますと、制度導入前の免税事業者のうち、BtoB(企業間取引)を行う事業者のインボイス登録状況は78.6%であるのに対し、BtoC(一般消費者取引)を行う事業者は24.6%にとどまっており、事業者の取引形態により50%以上の差があり、本市も同様の傾向にあるものと考えております。

次に、本市のインボイス制度の対応に係る事業者支援の状況についてお答えします。

本市では、沼津商工会議所などの支援機関と連携し、確定申告の事前指導や新たに制度導入を検討している事業者への専門家派遣など、個々のニーズに対応した支援を実施しております。そのような中、事業者からは経過措置であります2割特例の適用期限後の負担増への不安をはじめ、既存システムの改修費や経理事務の増加による人件費、税理士への顧問料などの経費の増加を懸念する声が寄せられております。こうした声に対し、市といたしましては、ぬまづビジネスサポート連絡会で情報を共有し、案件ごとに各支援機関が個々に対応するとともに、システム改修等の経費に関する相談については、小口資金利子補給制度等による資金調達支援を実施しているところです。今後におきましても、こうした取組を通じ事業者に寄り添い、インボイス制度への円滑な移行に努めてまいります。

代表質問(会派代表として登壇)

以下は会派を代表して行った代表質問です。個人の一般質問とは異なり、会派として作成・調整した質問です。要旨・背景・答弁は一般質問と同じ形式で掲載しています。

第4回2024-02-29日本共産党を代表

質問の全文を読む全2発言

発言 1 / 2

私は、日本共産党沼津市議団を代表いたしまして、令和6年度施政方針に基づき質問をいたします。

まず、1月1日に起きました能登半島地震により犠牲に遭われた方々に、心から哀悼の意を表します。また、苛酷な避難生活を強いられている被災者の方々に対し、お見舞い申し上げるとともに、一日も早い生活、なりわいの再建、被災地の復興をお祈り申し上げます。今回発生いたしました巨大地震による災害は、本市にとっても他人事ではありません。市長は、令和6年度施政方針の基本的な考え方の4つ目の視点、安全・安心のもとで暮らせるまちの中で、大規模な自然災害への対応力の強化をうたわれ、新年度の主な取組の柱7、安全・安心のまちの中で、その取組を明らかにされております。今回の能登半島地震では、土砂崩れによる道路の寸断などにより、被災地が孤立化して救援の手が届かない集落が出るなど、支援救援体制が課題となりました。本市におきましても、三浦地域、戸田地域などは同様の状況になる懸念があります。こうした大規模災害で人命を守るには行政が力を発揮するだけではなく、市民の皆さんにも協働を呼びかけ連携していかなければならないと考えます。

そこで、質問いたします。

第1に、被災された方々の支援として避難所の整備は大変重要なものと考えます。現在の避難所の整備状況はどうなっているのか伺いたいと思います。

今、避難所というと学校を指定していると思いますが、体育館は寒かったり、プライベートが保たれないなど、ストレスがかかります。また、衛生面も問題があり、避難生活中に心身の負担による病気の発症が原因で亡くなってしまう災害関連死も問題となります。また、避難生活が長期間にわたると学校の授業を再開できないなどの問題も出てまいります。では、発想を変えて、最初から避難所をつくることはできないのでしょうか。平時は児童館や高齢の方が集える地域コミュニティの場として使用し、非常時は避難所として使用する。こうした施設はつくれないものでしょうか。地域のコミュニティ、避難所ということであるならば、地区センターがその任を負うのかもしれません。新年度の主な取組の柱1の中に西浦地区センター、愛鷹地区センターの再整備がうたわれております。また、第四小学校、大岡中学校の校舎の建て替えの話も出ております。地区センターや学校に最初から避難所としての機能は盛り込めないのか。こうした発想や今までの災害の教訓を生かすという点を踏まえていただき、避難所の整備をどのように考えておられるのか、市長に伺います。

第2に、柱7、安全・安心のまちの中で、内水ハザードマップの作成に向けた浸水解析を実施するとあるように、激甚化、頻発化する風水害や30年以内に70%から80%の確率で発生すると言われている南海トラフ地震に対応し、市民の安全を確保する避難計画は重要なものであります。また、こうした避難計画を作成しても市民の皆さんに周知し、実際に災害が起きた際には活用していただけなければ、市民の安全は守れません。市民の安全を守るには各自治会との連携が必須であると考えますが、避難計画の作成と自治会との連携という点で市長の考えを伺います。

第3に、災害情報を迅速に市民の皆さんに伝えるため新たに災害情報共有システムを構築するともあります。ICTなどのデジタル技術を活用しての情報発信の強化は、これからの時代大変重要なものと考えます。しかし、全ての市民の皆さんがデジタル技術に明るく、すぐさま活用できるわけではありません。特に高齢の方は、災害情報を得ることが難しいと考えます。また、災害時は停電する可能性があり、デジタル技術が役に立たないことが懸念されます。市長はこうした点をどのように考えられ、災害情報共有システムに反映されるのか。また、デジタル一辺倒では高齢者の安全を守れないのではないのか。高齢者を置いてけぼりにしない情報発信についてのお考えをお答えください。

続きまして、まちづくりについて質問させていただきます。

市長は、基本的な考えの1つ目の視点で、まちの活力や発展を支える定住人口の確保、出生率の減少傾向に歯止めをかける。また、2つ目の視点で、にぎわいの創出や地域経済の活性化、3つ目の視点では、産業を元気にとうたわれております。そして、それらを実現するために多様な取組を提案されているわけですが、その中でとりわけ力を入れられている取組は、沼津駅周辺総合整備事業であります。今年度には原地区で、新貨物ターミナルの工事が始まり、来年度には新車両基地の工事が開始されようとしています。計画では、令和8年度から高架本体工事が始まり、沼津駅周辺総合整備事業全てが完成するのは今から18年後となっております。本市は、この事業をまちづくりの中心に据え活性化を目指しているわけですが、長期間にわたる事業であり、また巨額の事業費がかかっております。失敗は許されません。市のホームページによると、その事業効果について鉄道高架事業をはじめとする沼津駅周辺総合整備事業は様々な効果を創出します。南北市街地の一体化や交通環境の劇的な改善により、まちの利便性や回遊性が向上します。また、踏切が除去されることで安全・安心なまちづくりが推進され、生活環境の向上につながります。さらに、鉄道跡地の新たな利活用により民間投資が誘発され、多様なライフスタイルに対応する都市機能の導入が期待でき、中心市街地の活性化や雇用の創出、人口拡大につながり、地域経済の好循環が生まれるなど様々な効果が期待されますとあります。様々な効果が期待されるとありますが、その効果の具体的な指標などは示されておりません。約20年先を正確に見通すことは難しいとは思いますが、計画段階で目標となる指標というものは設定されてしかるべきだと考えます。南北交通に問題があるならば、どのくらい物流や交通量が滞っており、鉄道高架でどのくらい改善され、その経済効果がどのくらいで、そのため市税がどのくらい増え、市民サービスがどのくらい向上するので、この事業は効果があるのです、とならなければ事業効果があるとは言えません。この、どのくらいが大切なのです。きちんと指標を示し、説得力を持って本市の将来像を語ることが市長の責務であります。しかし、そのようには語られておりません。効果が不確かな事業に巨額の税金をつぎ込むのではなく、福祉、教育をはじめとする市民サービスにこそ税金をつぎ込めば、基本的な考えの中で市長が目指されている人口の増加やまちのにぎわいなどが達成できるのではないでしょうか。人口が増えれば民間投資も活性化します。そうすれば市税も増え、新たな施策を展開でき、より住みやすいまちになる高循環が生まれます。鉄道高架事業でこうした好循環が生まれるのでしょうか。生まれるとおっしゃるならば、事業の目標を明確にし、到達点を具体的に示し、鉄道高架事業による本市の将来像を語っていただきたいと思います。市長の答弁を求めます。

質問を続けます。

本市では、スポーツによるまちづくりも取り組まれております。とりわけフェンシングには力を注いでいるわけですが、フェンシングのまち沼津がどのように取り組まれているのか伺いたいと思います。

全国大会や合宿、会議など催されておりますが、イベント的なことだけでは、まちづくりとは言えません。選手の育成は行われておりますが、市内のスポーツジムへ支援をするだけではなく、学校での部活動や体育の授業に取り入れることも必要ではないでしょうか。スマートフェンシングなら取り入れることが可能であると考えます。また、指導者の育成も必要です。さらに、使用する道具をつくる企業を誘致し、地場産業とするなど経済的に根づかせることも必要です。今現在、フェンシングの用具は輸入頼みで、国内での製作は難しい事情があるようですが、将来的に競技人口が増えることで、こうした展望も望めます。立派な体育館もできました。世界的にフェンシングの聖地といえば沼津となるような高い目標を掲げ、20年、30年と長期間かけ、じっくりと取り組んでこそまちづくりと言えるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。フェンシングのまち沼津の現状と目標をお答えください。

フェンシングに限らず市民の皆さんにスポーツを推奨していくことは、大変よいことだと思います。また、スポーツは高齢の方にとっては体力の向上だけではなく、コミュニケーションの場となり、心身の健康維持に重要なものと考えます。市長も施政方針の柱の6、笑顔があふれ健康で心豊かに暮らせるまちの中で、スポーツの推進をうたわれております。本市としても、いろいろな施策や支援が行われていると思いますが、より拡充していくことも必要であると考えます。例えば、グラウンドゴルフは高齢の方に大変人気と伺っておりますが、グラウンドの整備など大がかりなものは老人会などの自治会レベルでは難しい面もあるので、行政の助けが必要ではないでしょうか。

そこで質問いたします。

本市における高齢の方の健康づくりの支援はどのように行っていくのでしょうか。市長のお考えを伺います。

続きまして、広報アドバイザー導入について伺います。

市長は、柱1、自分らしいライフスタイルを実現できるまちの中で、広報アドバイザーの導入をうたわれております。外部の最新の知見を取り入れることが大変重要であり、広報力の強化は市民の皆さんにとっても歓迎するところであると考えますが、裏を返せば職員独自の広報力が弱いと見ることもできます。職員の皆さんは、日頃の業務や研修などによりアイデアを得ることができますし、他市町の先進事例など新しい知見を得ることもできます。自ら発信力の強化に取り組むことができる環境にある中で、アイデアの外部委託ということにはいささか疑問を感じます。広報アドバイザー導入の経緯と職員の育成について、市長の認識を伺います。

市長、今の日本は、コロナ禍から立ち直りつつあるものの、物価の高騰、賃金が上がらない、非正規雇用による雇用の不安、増税や保険料の増額など、国民・市民の生活は厳しさを増しております。失われた30年とも言われ、コストカット型経済に対し反省と転換が求められています。こうしたコストカット型経済の失敗は政府も認めるところであります。市長は職員人件費をコストと見るのでしょうか。それとも必要経費と見るのでしょうか。職員人件費をコストとみなすなら、職場はブラック化し、住民福祉は停滞します。必要経費とするならば、職場に仕事量に応じて適正な人員が配置され、住民福祉は向上するものと考えます。市長にとりまして、職員の皆さんは共に住民福祉の向上を目指す仲間であると思います。

そこで質問いたします。

今回の施政方針の中で、行財政運営において組織改正がうたわれております。市民生活の向上につながる組織改正であると思いますので、特に子育て支援と社会福祉について伺ってまいります。

まず、子育て支援についてですが、柱7、安心して子どもを産み育てられるまちで、こども家庭センターを開設して、妊産婦や子供、子育て家庭に対する支援をより充実させていくことがうたわれております。こども家庭センターは児童福祉法の改正に基づいて、包括的な子育て家庭の支援体制を構築していくものと理解しておりますが、本市として支援の内容や支援の範囲など、どのように認識されているのでしょうか。ヤングケアラーの問題は、こども家庭センター単独での取扱いは難しく、介護などの関係部署との連携が必要であると考えます。また、児童虐待や非行児童への対応もされると思います。多様な子育て支援に対応し、今よりもその支援を強化していくことは大変意義があるものと考えます。こども家庭センターの設置について、本市ではその必要性をどのように認識されているのかお答えください。

次に、施政方針では、こども家庭センターの開設を含め、現在ある、子育て支援課とこども家庭課を統合し、こども未来創造課を新設するとあります。現在、業務の効率化や支援サービスの充実を目指し、子育て支援課とこども家庭課の2つの課で対応していると思いますが、統合して1つの課にすることでのメリット・デメリットをどのように認識されているのでしょうか。組織としては巨大なものになります。運営上問題が出ることも考えられます。もし統合することでデメリットがあるのでしたら、その解消をどのように考えられているのか。こども未来創造課のメリット・デメリットへの認識をお答えください。

このように、来年度から子育てに関して新たな試みが始まります。一元的に対応ができ、さらなる支援サービスの充実が見込まれますが、新しい試みに対してその目標と指標をどのように認識されているのか、お答えください。

続きまして、福祉について質問いたします。

市長は、行財政運営の中で、福祉業務における包括的支援を強化するため、社会福祉課の福祉企画企画室を廃止し、福祉企画課を新設するとあります。また、来年度の組織改正の中で、社会福祉課の生活保護係に第3係を増設するともしています。多様な福祉のニーズや生活困窮への支援強化を目指しての組織改正であると推察いたしますが、組織改正の必要性への認識をお答えください。

また、包括的支援の強化という点で、包括的というのはどの範囲まで対応されるのか、どういった点を強化していくのか。包括的支援の具体的な内容と組織改正の目標を伺い、私の1回目の質問を終わります。

発言 2 / 2

2回目の質問をいたします。

先ほどまちづくりについて鉄道高架事業による本市の将来像という点で質問をさせていただきましたが、いただいた答弁では、事業効果の具体的な根拠となる指標は示されませんでした。鉄道高架事業は、第5次沼津市総合計画において定めている様々な指標の向上に資するものということですが、第5次沼津市総合計画は、今から6年後の2030年度、令和12年までの計画であり、高架事業終了後の本市のありようを示したものではありません。工事中の事業が第5次沼津市総合計画の指標の向上に資するかは分かりませんが、鉄道高架事業自体がどのように市民の役に立つのか根拠を示せないということでよろしいのでしょうか。本市は事業効果の根拠となる指標を持たずに、この事業に巨額の税金をつぎ込んでいると考えると、非常に危うさを感じます。市長には想像や希望的観測ではなく、具体的な指標を示し、説得力を持って市民に事業効果を語っていただきたいと思います。市長、沼津駅周辺の中心市街地の活性化をシンプルに考えてみますと、お買物や飲食などで市民の皆さんが集い、にぎわっている状態だと思います。今、OPEN NUMAZUで休憩所が設けられていたり、イベントを行っておりますが、それだけでお客が来るわけではありません。中心市街地へ買物に行こうという動機づけができる店舗がなければなりません。ららぽーとがにぎわっているのは、魅力的な店舗とお買物のしやすさがその理由です。中心市街地に店舗の誘致や駐車場の整備、沼津を堪能できるような様々な仕掛けを施すことで、お買物が楽しめる、散策が楽しめる、中心市街地へ出かけようという動機づけができます。鉄道高架事業でこの動機づけができるのか疑問を感じます。鉄道高架事業がなくても、現在の状態でも、こうした取組を推進していくことで、中心市街地の活性化は望めるのではないでしょうか。事業効果の到達の指標を示さず、巨大事業に猛進していることに不安を感じている市民感情を市長はどのように認識しておられるのでしょうか。今の社会経済情勢を勘案するならば、鉄道高架事業よりも福祉・教育などにもっと力を入れることのほうが本市全体の活性化につながると考えます。市長には、市民の不安を払拭するために、鉄道高架事業が住民福祉の向上や民間投資の活発化など、本市の活性化にどのようにつながるのか、事業効果の根拠を明確に示していただきたいと考えます。市長は以上をどのようにお考えになられるのかお答えいただき、日本共産党沼津市議団を代表しての私の質問を終わります。

令和6年度の主な取組について沼津市議団

まちづくり・都市基盤

要旨会派は能登半島地震を踏まえ、避難所の平時のコミュニティ機能と災害機能の一体化、避難計画と自治会との連携強化、デジタル一辺倒でない高齢者への情報発信などの防災体制充実を問った。市は避難所機能の強化、実行性の高い避難計画の推進、同報無線等多元的な情報伝達手段の活用、鉄道高架事業やフェンシング推進によるまちづくりで対応すると答弁した。

背景令和6年1月の能登半島地震で土砂崩れによる道路寸断や避難所問題など災害対応の課題が顕在化したため。本市も三浦・戸田地域などで同様の孤立化が懸念され、南海トラフ地震への切迫性が高い(30年以内に70~80%の確率)中で、防災体制の充実が急務となっている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 避難所の整備1番
  • 避難計画の作成と自治会との連携川 口 慶
  • 災害情報共有システムの構築
  • まちづくりについて
  • 鉄道高架事業による本市の将来像
  • スポーツを活用したまちづくり
  • ア フェンシングのまち沼津の現状と目標
  • イ 高齢者の健康づくりに対する支援
  • 広報アドバイザーの活用について
  • 広報アドバイザー導入の経緯と職員の育成に対する認識と取組
市長予想される巨大地震や激甚化する風水害への備えについてお答えします。 まず、避難所につきましては、現在本市において、学校施設や地区センターなど公共施設の49か所を避難所として位置づけており、災害の種別や規模、発災の場所に応じ、安全な避難所を指…答弁の全文を読む一括回答

※ この答弁は複数の質問への一括回答に含まれます(この論点と1対1で対応するものではありません)。

予想される巨大地震や激甚化する風水害への備えについてお答えします。

まず、避難所につきましては、現在本市において、学校施設や地区センターなど公共施設の49か所を避難所として位置づけており、災害の種別や規模、発災の場所に応じ、安全な避難所を指定し開設する計画となっています。避難所の大半は、災害時に数多くの避難者を受け入れることが可能となる学校施設であり、教育施設としての機能を維持しつつ、災害時に備え、資機材の整備により避難所としての環境整備に取り組んでおります。なお、今後の公共施設の整備に当たっては、避難所に指定しております愛鷹地区センター及び西浦地区センターについて双方の施設が消防施設の合築となることから、災害対応力の向上に加え、避難所としての利活用も踏まえた施設計画となるよう、機能強化にも努めてまいります。

次に、避難計画の作成と自治会との連携についてお答えします。

本市では、地域防災計画に基づき、災害の種別・規模に応じ、避難情報の発令や避難所開設などの体制整備に努めております。昨今、南海トラフ巨大地震の発生の切迫性が激甚化・頻発化する風水害に備えて自治体が作成する避難計画と地域の実情に見合った個別の避難計画の連携により、人的・物的被害の最小化に努めることが重要であると認識しております。このため、本市の地震・津波や風水害時の避難計画に加え、住民一人一人が自らの意思で計画的な避難行動が取れるよう、風水害時における個別計画となるマイ・タイムラインや、地震・津波に対応したわたしの避難計画の普及や作成支援を進めております。今後も各自治会と連携し、両計画のさらなる周知に努めるとともに、より実行性の高い計画となるよう、訓練結果に基づき必要な見直しを図ってまいります。

次に、災害情報共有システムの構築についてお答えします。

本システムは、デジタル技術を活用し、災害時に備え気象情報・被害状況・避難所運営等を地図情報を基に一元化し、災害対応の進捗管理が可能となるほか、危機情報を市ホームページ上に自動集約し、迅速に情報発信できる機能を有しております。スマートフォンやタブレット端末の普及により情報格差が生じている現状を踏まえ、議員からも御指摘いただいたように、デジタル機器に不慣れな高齢者等に対する情報発信についても十分配慮しなければならないと考えております。このため、情報弱者を災害弱者とさせないよう、同報無線や自動架電システムなどの様々な情報伝達手段を活用し、市民全体に情報が届く体制構築に引き続き取り組んでまいります。

次に、鉄道高架事業による本市の将来像についてお答えいたします。

第5次沼津市総合計画における10年後の主要指標として、定住人口の社会動態や観光交流客数、中心市街地歩行者数、事業所数の増加や交通事故発生件数の減少を掲げております。沼津駅周辺総合整備事業は、南北市街地を一体化し、沼津駅周辺の回遊性を向上させるほか、新たに生まれる広大な鉄道施設跡地や高架下空間等に市民の皆様方が求める多様な都市機能を集約することで、利便性が高く、効率的でコンパクトなまちづくりを図ることができるほか、民間の商業施設や企業の進出が期待できます。また、御指摘いただいたように踏切が13か所撤去されるほか、道路環境も改善され多くの公園が設置されるなど、災害に強い安全・安心な住環境の創出が図られます。さらに、中心市街地の交通の円滑化とともに、郊外で整備を進めている幹線道路とのネットワークが構築されることで、広域アクセスの優れた都市構造が形成され、観光などの地域資源との結びつきがより強固なものになります。

以上のようなことから、本事業により、多様な世代が暮らしやすく、訪れる方にも利便性の高い環境を整えることで、定住人口や交流人口の確保、にぎわいの創出、安全・安心のまちづくりが図られ、第5次沼津市総合計画において定めている様々な指標の向上に資するものであります。

次に、フェンシングのまちづくりの現状と今後の目標についてお答えさせていただきます。

平成31年2月の日本フェンシング協会との全国初の包括連携協定締結をきっかけに始まったフェンシングのまち沼津推進事業、官民連携の協議会であるフェンシングのまち沼津推進協議会の実施主体として、様々な取組を進めてきているところであります。令和3年6月には、まちなかにフェンシングの拠点施設でありますF3BASEを開設し、シンボルフェンサーの育成と日本代表や首都圏にある大学の合宿を受け入れるとともに、柔らかい剣を使ってフェンシングの疑似体験ができる、先ほども御紹介いただきましたスマートフェンシングの体験会や学校訪問を実施するなど、競技者・支援者の拡大を図っているところであります。新年度には競技人口の増加に伴い、指導者の確保が急務となっているため市内企業に指導者資格を持つ人材確保を働きかける取組を進めてまいります。また、昨年9月には、国内最高峰の大会である全日本選手権大会を香陵アリーナで開催することができ、地元企業に所属する選手の活躍もあって、大いに盛り上がったところであります。大会期間中、選手、関係者、観客を含め1,000人以上の方が本市を訪れたことにより、宿泊、飲食業を中心とした経済の活性化にも大きく寄与したものであります。先ほど議員から、フェンシングの聖地化をしたらどうだというようなお話もいただいたところでございますが、今後におきましても、沼津からオリンピアンを輩出する。そして、スポーツツーリズムの推進による交流人口のさらなる拡大を目指してまいります。

次に、高齢者の健康づくりに対する支援についてお答えします。

高齢者が健康に人生を生き生きと過ごすためには、生涯の中で、介護を必要とする期間をできる限り短くすることが重要であります。自身の健康状態の維持や要介護状態の手前として位置づけられているフレイルを予防・改善するため、持続性のある運動習慣を身につけていただくことは、健康寿命を延ばすことにつながるものと考えております。また、スポーツを通して他者との交流機会が増えることは、社会的な孤立や引きこもりを予防し、心身ともによい効果をもたらすものと考えております。このため、市では介護予防・日常生活支援総合事業において、高齢者向け体操教室やボッチャ教室、ノルディック・ウオーキング教室など、体力や身体の状況に合わせて参加できる各種講座を開催しております。また、沼津市老人クラブ連合会等が主催する各種シニア向けスポーツ大会の開催支援や、後援なども行っております。今後も引き続き、スポーツを活用した高齢者の健康づくりに対する支援を行ってまいります。

次に、広報アドバイザー導入の経緯と職員の育成に対する認識と取組についてお答えします。

初めに、広報アドバイザー導入の経緯についてですが、本市では、市政に関する情報や市の魅力などを分かりやすく的確にお届けするため、様々な広報媒体を活用し、効果的な情報発信に努めているところであります。しかしながら、広報の手法や技術などにおいて、近年の情報技術の発展や広報媒体の多様化に応じた広報を行っていく必要があります。このため、広報アドバイザーを導入し専門的な見地からのアドバイスを受けることで、より効果的に情報を届ける広報の実現を図るものであります。

次に、職員の育成に対する認識と取組についてでございますが、本市では、これまでも各部署に置く広報連絡主任や広報推進員を対象とした研修を行うなど、職員のスキル向上に取り組んでおります。さらに新年度においては、広報アドバイザーによる研修や広報業務に対するアドバイスを通じ、職員が最新の広報手法や技術を吸収するとともに、情報発信に対する意識を高めてまいります。こうした取組によって職員の育成が図られ、本市全体の広報力強化につながるものと考えております。

次に、子育て支援についてお答えします。

核家族化や地域社会の変容等により、妊産婦や子供、子育て家庭に関する相談支援は複雑化・多様化し、長期化しているところであります。そのため、妊産婦や子供を対象とした相談支援につきましては、これまで以上に切れ目なく一体的に対応する体制となるこども家庭センターを開設することは、本市といたしましても、妊産婦や子供、子育て家庭のさらなる支援の充実が図られるものであり、必要性の高いものであると考えております。

次に、こども未来創造化のメリット・デメリット及び新たな試みの目標と指標についてお答えいたします。

こども未来創造課を新設することにより、子供と子育てに関する支援を1つの課に統合し、市民の皆様にとって担当部署が分かりやすくなるほか、係間の業務の連携も一層図られるものと考えております。一方で、所属人数及び出先機関が増えることから、全体を管理する所属長の的確な指揮管理能力が現在よりも求められることになりますが、係間や出先機関との連携・情報共有を強化し、職場での風通しをよくするなど、効率的に業務が行える職場環境となるよう努めてまいります。こども未来創造課とこども家庭センターの設置による担当部署の一体化及び相談窓口の一本化により、子育て支援のさらなる充実を図り、市民の皆様に、子育ての相談がしやすくなったと実感していただけるよう取組を進めてまいります。また、新設するこども未来創造課におきましては、本市の子供、若者及び子育てに関する施策を統合的・一体的に進めるため、沼津市こども計画を策定することといたしております。現状、組織改正に伴う新たな指標の設定は予定しておりませんが、相談窓口の一本化やこども計画の策定などが沼津の子育てに関する施策の充実につながり、第5次沼津市総合計画の指標であります、子育てしやすい環境にあると感じている市民の割合にプラスの影響を与えることができるものと考えております。

次に、福祉業務における包括的支援強化についてお答えいたします。

初めに、組織改正の必要性に対する認識につきましては、本市ではこれまで、高齢者、障がい者、子供等に係る専門的な相談支援を充実させる体制を整えてまいりました。このような中、地域社会の変化や人々の意識の変化により、孤立、孤独、ひきこもり、生活困窮などの課題が増加するとともに、それぞれの相談ケースが抱える課題が複雑化・複合化しております。今後、多様な支援ニーズへの対応が求められることから、これらに対応するため、組織改正を行うものであります。

次に、包括的支援の具体的な内容と目標についてお答えします。

具体的な内容といたしましては、社会的孤立やダブルケア、いわゆる8050問題など複合的な課題を有するケースに対応するため、高齢者、障がい者、子供等の分野別の相談窓口に連携推進員を配置し、各分野が連携した包括的な相談支援を強化してまいります。市民の誰もがニーズに合った支援を受けることができる体制を充実させ、地域共生社会の実現を目指してまいります。

市長鉄道高架事業の事業効果についてお答えさせていただきます。 本市の中心市街地にある3本のアンダー道路は、日常的な交通渋滞の発生に伴う緊急車両の通行支障、交通事故、歩道が狭隘で勾配がきついため、自転車の押し歩き、集中豪雨による通行止めなど、市民…答弁の全文を読む

鉄道高架事業の事業効果についてお答えさせていただきます。

本市の中心市街地にある3本のアンダー道路は、日常的な交通渋滞の発生に伴う緊急車両の通行支障、交通事故、歩道が狭隘で勾配がきついため、自転車の押し歩き、集中豪雨による通行止めなど、市民生活や経済活動に大きな影響を与えております。また、駅周辺の踏切では、通勤・通学時間帯の交通渋滞のほか、死亡事故を含め多数の踏切事故の発生など、交通課題を抱えております。さらに車両基地や貨物駅などの広大な鉄道施設によって南北市街地が分断され、回遊性や利便性が図られないことで、南北市街地の一体的な発展が阻害されているなどの課題があります。鉄道高架事業をはじめとする沼津駅周辺総合整備事業は、このような都市構造を抜本的に改善し、本市の様々な課題を一挙に解決します。現在の3本のアンダー道路は全て平らで4車線かつ両側に広い歩道のある道路になり、交通渋滞や冠水等による通行止めの解消、緊急車両のスムーズな運行、バリアフリーで歩行者や自転車に優しい、安全・安心な交通環境に改善されます。また、貨物駅と車両基地が郊外に移転することで、沼津駅付近の鉄道幅は80メートルから50メートルにスリム化され、新たな道路や通路が設置されることで、南北市街地が一体化し回遊性や利便性が向上いたします。新たに生まれる鉄道跡地は、土地利用の転換がなされ、そこに公共施設や市民が求める多様な都市機能を導入することで、民間投資の促進により、新たな雇用やにぎわいが創出され、地域経済の発展にもつながります。さらに中心市街地においては、南北市街地の一体化、交通環境の劇的な改善により公共空間をヒト中心で都市的魅力にあふれた空間へ再編することが可能となります。これらのことから、鉄道高架化をした場合としない場合においては、まちづくりの効果の差は明らかであると考えます。以上のように、沼津駅周辺総合整備事業の効果は、住民福祉の増進や中心市街地の活性化などにつながるものであり、本市の将来の発展を支える都市基盤整備事業であります。

行財政運営について

行財政・行政運営

要旨日本共産党会派は、能登半島地震の教訓から避難所整備の平時との両立、高齢者への災害情報伝達など大規模災害対応の課題を指摘し、市は49か所の避難所整備と複数の情報伝達手段の活用、沼津駅周辺整備事業による定住人口確保で応答した。

背景2024年1月の能登半島地震で道路寸断による孤立や支援体制の課題が露呈し、本市の大規模災害対応強化が急務となった。また、南海トラフ地震の切迫性と定住人口減少・出生率低下という課題への対応が求められている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 市民生活の向上について
  • 子育て支援
  • ア こども家庭センター設置の必要性に対する認識
  • イ こども未来創造課のメリット・デメリット
  • ウ 新たな試みの目標と指標
  • 福祉業務における包括的支援強化
  • ア 組織改正の必要性に対する認識
  • イ 包括的支援の具体的な内容と目標
市長予想される巨大地震や激甚化する風水害への備えについてお答えします。 まず、避難所につきましては、現在本市において、学校施設や地区センターなど公共施設の49か所を避難所として位置づけており、災害の種別や規模、発災の場所に応じ、安全な避難所を指…答弁の全文を読む一括回答

※ この答弁は複数の質問への一括回答に含まれます(この論点と1対1で対応するものではありません)。

予想される巨大地震や激甚化する風水害への備えについてお答えします。

まず、避難所につきましては、現在本市において、学校施設や地区センターなど公共施設の49か所を避難所として位置づけており、災害の種別や規模、発災の場所に応じ、安全な避難所を指定し開設する計画となっています。避難所の大半は、災害時に数多くの避難者を受け入れることが可能となる学校施設であり、教育施設としての機能を維持しつつ、災害時に備え、資機材の整備により避難所としての環境整備に取り組んでおります。なお、今後の公共施設の整備に当たっては、避難所に指定しております愛鷹地区センター及び西浦地区センターについて双方の施設が消防施設の合築となることから、災害対応力の向上に加え、避難所としての利活用も踏まえた施設計画となるよう、機能強化にも努めてまいります。

次に、避難計画の作成と自治会との連携についてお答えします。

本市では、地域防災計画に基づき、災害の種別・規模に応じ、避難情報の発令や避難所開設などの体制整備に努めております。昨今、南海トラフ巨大地震の発生の切迫性が激甚化・頻発化する風水害に備えて自治体が作成する避難計画と地域の実情に見合った個別の避難計画の連携により、人的・物的被害の最小化に努めることが重要であると認識しております。このため、本市の地震・津波や風水害時の避難計画に加え、住民一人一人が自らの意思で計画的な避難行動が取れるよう、風水害時における個別計画となるマイ・タイムラインや、地震・津波に対応したわたしの避難計画の普及や作成支援を進めております。今後も各自治会と連携し、両計画のさらなる周知に努めるとともに、より実行性の高い計画となるよう、訓練結果に基づき必要な見直しを図ってまいります。

次に、災害情報共有システムの構築についてお答えします。

本システムは、デジタル技術を活用し、災害時に備え気象情報・被害状況・避難所運営等を地図情報を基に一元化し、災害対応の進捗管理が可能となるほか、危機情報を市ホームページ上に自動集約し、迅速に情報発信できる機能を有しております。スマートフォンやタブレット端末の普及により情報格差が生じている現状を踏まえ、議員からも御指摘いただいたように、デジタル機器に不慣れな高齢者等に対する情報発信についても十分配慮しなければならないと考えております。このため、情報弱者を災害弱者とさせないよう、同報無線や自動架電システムなどの様々な情報伝達手段を活用し、市民全体に情報が届く体制構築に引き続き取り組んでまいります。

次に、鉄道高架事業による本市の将来像についてお答えいたします。

第5次沼津市総合計画における10年後の主要指標として、定住人口の社会動態や観光交流客数、中心市街地歩行者数、事業所数の増加や交通事故発生件数の減少を掲げております。沼津駅周辺総合整備事業は、南北市街地を一体化し、沼津駅周辺の回遊性を向上させるほか、新たに生まれる広大な鉄道施設跡地や高架下空間等に市民の皆様方が求める多様な都市機能を集約することで、利便性が高く、効率的でコンパクトなまちづくりを図ることができるほか、民間の商業施設や企業の進出が期待できます。また、御指摘いただいたように踏切が13か所撤去されるほか、道路環境も改善され多くの公園が設置されるなど、災害に強い安全・安心な住環境の創出が図られます。さらに、中心市街地の交通の円滑化とともに、郊外で整備を進めている幹線道路とのネットワークが構築されることで、広域アクセスの優れた都市構造が形成され、観光などの地域資源との結びつきがより強固なものになります。

以上のようなことから、本事業により、多様な世代が暮らしやすく、訪れる方にも利便性の高い環境を整えることで、定住人口や交流人口の確保、にぎわいの創出、安全・安心のまちづくりが図られ、第5次沼津市総合計画において定めている様々な指標の向上に資するものであります。

次に、フェンシングのまちづくりの現状と今後の目標についてお答えさせていただきます。

平成31年2月の日本フェンシング協会との全国初の包括連携協定締結をきっかけに始まったフェンシングのまち沼津推進事業、官民連携の協議会であるフェンシングのまち沼津推進協議会の実施主体として、様々な取組を進めてきているところであります。令和3年6月には、まちなかにフェンシングの拠点施設でありますF3BASEを開設し、シンボルフェンサーの育成と日本代表や首都圏にある大学の合宿を受け入れるとともに、柔らかい剣を使ってフェンシングの疑似体験ができる、先ほども御紹介いただきましたスマートフェンシングの体験会や学校訪問を実施するなど、競技者・支援者の拡大を図っているところであります。新年度には競技人口の増加に伴い、指導者の確保が急務となっているため市内企業に指導者資格を持つ人材確保を働きかける取組を進めてまいります。また、昨年9月には、国内最高峰の大会である全日本選手権大会を香陵アリーナで開催することができ、地元企業に所属する選手の活躍もあって、大いに盛り上がったところであります。大会期間中、選手、関係者、観客を含め1,000人以上の方が本市を訪れたことにより、宿泊、飲食業を中心とした経済の活性化にも大きく寄与したものであります。先ほど議員から、フェンシングの聖地化をしたらどうだというようなお話もいただいたところでございますが、今後におきましても、沼津からオリンピアンを輩出する。そして、スポーツツーリズムの推進による交流人口のさらなる拡大を目指してまいります。

次に、高齢者の健康づくりに対する支援についてお答えします。

高齢者が健康に人生を生き生きと過ごすためには、生涯の中で、介護を必要とする期間をできる限り短くすることが重要であります。自身の健康状態の維持や要介護状態の手前として位置づけられているフレイルを予防・改善するため、持続性のある運動習慣を身につけていただくことは、健康寿命を延ばすことにつながるものと考えております。また、スポーツを通して他者との交流機会が増えることは、社会的な孤立や引きこもりを予防し、心身ともによい効果をもたらすものと考えております。このため、市では介護予防・日常生活支援総合事業において、高齢者向け体操教室やボッチャ教室、ノルディック・ウオーキング教室など、体力や身体の状況に合わせて参加できる各種講座を開催しております。また、沼津市老人クラブ連合会等が主催する各種シニア向けスポーツ大会の開催支援や、後援なども行っております。今後も引き続き、スポーツを活用した高齢者の健康づくりに対する支援を行ってまいります。

次に、広報アドバイザー導入の経緯と職員の育成に対する認識と取組についてお答えします。

初めに、広報アドバイザー導入の経緯についてですが、本市では、市政に関する情報や市の魅力などを分かりやすく的確にお届けするため、様々な広報媒体を活用し、効果的な情報発信に努めているところであります。しかしながら、広報の手法や技術などにおいて、近年の情報技術の発展や広報媒体の多様化に応じた広報を行っていく必要があります。このため、広報アドバイザーを導入し専門的な見地からのアドバイスを受けることで、より効果的に情報を届ける広報の実現を図るものであります。

次に、職員の育成に対する認識と取組についてでございますが、本市では、これまでも各部署に置く広報連絡主任や広報推進員を対象とした研修を行うなど、職員のスキル向上に取り組んでおります。さらに新年度においては、広報アドバイザーによる研修や広報業務に対するアドバイスを通じ、職員が最新の広報手法や技術を吸収するとともに、情報発信に対する意識を高めてまいります。こうした取組によって職員の育成が図られ、本市全体の広報力強化につながるものと考えております。

次に、子育て支援についてお答えします。

核家族化や地域社会の変容等により、妊産婦や子供、子育て家庭に関する相談支援は複雑化・多様化し、長期化しているところであります。そのため、妊産婦や子供を対象とした相談支援につきましては、これまで以上に切れ目なく一体的に対応する体制となるこども家庭センターを開設することは、本市といたしましても、妊産婦や子供、子育て家庭のさらなる支援の充実が図られるものであり、必要性の高いものであると考えております。

次に、こども未来創造化のメリット・デメリット及び新たな試みの目標と指標についてお答えいたします。

こども未来創造課を新設することにより、子供と子育てに関する支援を1つの課に統合し、市民の皆様にとって担当部署が分かりやすくなるほか、係間の業務の連携も一層図られるものと考えております。一方で、所属人数及び出先機関が増えることから、全体を管理する所属長の的確な指揮管理能力が現在よりも求められることになりますが、係間や出先機関との連携・情報共有を強化し、職場での風通しをよくするなど、効率的に業務が行える職場環境となるよう努めてまいります。こども未来創造課とこども家庭センターの設置による担当部署の一体化及び相談窓口の一本化により、子育て支援のさらなる充実を図り、市民の皆様に、子育ての相談がしやすくなったと実感していただけるよう取組を進めてまいります。また、新設するこども未来創造課におきましては、本市の子供、若者及び子育てに関する施策を統合的・一体的に進めるため、沼津市こども計画を策定することといたしております。現状、組織改正に伴う新たな指標の設定は予定しておりませんが、相談窓口の一本化やこども計画の策定などが沼津の子育てに関する施策の充実につながり、第5次沼津市総合計画の指標であります、子育てしやすい環境にあると感じている市民の割合にプラスの影響を与えることができるものと考えております。

次に、福祉業務における包括的支援強化についてお答えいたします。

初めに、組織改正の必要性に対する認識につきましては、本市ではこれまで、高齢者、障がい者、子供等に係る専門的な相談支援を充実させる体制を整えてまいりました。このような中、地域社会の変化や人々の意識の変化により、孤立、孤独、ひきこもり、生活困窮などの課題が増加するとともに、それぞれの相談ケースが抱える課題が複雑化・複合化しております。今後、多様な支援ニーズへの対応が求められることから、これらに対応するため、組織改正を行うものであります。

次に、包括的支援の具体的な内容と目標についてお答えします。

具体的な内容といたしましては、社会的孤立やダブルケア、いわゆる8050問題など複合的な課題を有するケースに対応するため、高齢者、障がい者、子供等の分野別の相談窓口に連携推進員を配置し、各分野が連携した包括的な相談支援を強化してまいります。市民の誰もがニーズに合った支援を受けることができる体制を充実させ、地域共生社会の実現を目指してまいります。

第8回2025-02-27日本共産党を代表

質問の全文を読む全1発言

発言 1

私は日本共産党沼津市議団を代表して、令和7年度施政方針に基づき、本市取組の方針や考えについて質問をいたします。

本市の最大の問題は、人口減少にあります。令和7年1月末の本市の人口は、18万5494人となっております。令和6年4月末時点での人口は、18万6846人でしたので、年度当初と比べ1352人の減少であります。このうち、日本人と外国人の人口を同じく4月と1月において比べてみると、日本人は18万1509人から17万9782人へ1,727人減少しており、これに対し、外国の方は5,337人から5,712人へ375人増加となっております。日本人だけの人口規模を考えると、約60年前、昭和40年あたりまで本市の人口は減少していることになります。将来的には、さらに人口が減少することが予測されており、それにより市税収入も減り、多様な施策が展開できない状況も危惧されます。住民サービスが低下するような事態は本市の活力低下にもつながり、あってはなりません。こうした問題は全国的なものではありますが、兵庫県明石市のように子育て支援策などで人口増加に成功した事例もあります。人口を増やす、または維持をしていくためには、2つの取組が必要です。それは、移住・定住の促進と出生率向上だと私は考えます。また、この2つの取組を成功させるためには、現役世代への支援は大変重要なものとなります。

最初の質問です。

移住・定住の促進をしていく上で、沼津の魅力発信はもとより、暮らしやすさなども移住希望者にアピールしていかなければなりません。令和7年度の取組において、人口増加に向けた移住・定住の促進はどのように行われるのでしょうか。伺います。

次に、出生率向上に向けた取組はいかがでしょうか。

令和5年の本市の出生数は827人と1,000人を下回っております。静岡県の少子化の現状に関する説明資料によると、令和5年の静岡県の合計特殊出生率は1.25、全国では1.20となっております。平成30年から令和4年の本市の合計特殊出生率は1.33となっており、減少傾向にあります。近隣の市町と比較をしますと、富士市1.41、清水町1.35、長泉町1.67となっており、近隣市町と本市の合計特殊出生率の値は、近隣市町と比べ、本市の合計特殊出生率の値は低くなっております。沼津市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンでは、2035年の目標として、合計特殊出生率を2.07まで上げ、以後2060年までこの水準を維持するとしています。合計特殊出生率が減少傾向にある中、この目標を達成するための取組が求められているわけですが、令和7年度は有効な施策展開がなされているのでしょうか。また、出生率向上に向けた取組が他市町と比べ充実していることも必要です。産前産後の支援や教育に係る費用の無償化や軽減など、他市町にない本市独自の取組も必要と考えます。今後、給食費の無償化はぜひとも取り組んでいただきたいと思います。本市独自の先進的取組を行い、その取組を発信することによって、若い世代の移住・定住の動機づけにつなげていくことが重要であると考えます。令和7年度の出生率向上への取組と他市町との差別化という点についてお答えください。

次に、移住・定住の促進、出生率の向上、これらを成功させ人口を増やしていくには、現役世代に対する支援というのは大変重要であると考えます。各市町、子育て支援や高齢者支援は力を入れて取組を行いますが、現役世代に対してはそれほど力が入っていないのではないでしょうか。現役世代とは、生産年齢人口です。国内の生産活動を中心となって支えている人口のことであり、労働力の中核として経済に活力を生み出す存在であり、社会保障を支えています。定義としては15歳から64歳までを指しますが、この世代が力を発揮し活躍することで本市に活力が生まれます。本市に住み、働き、産み育てていく人たちを増やしていくには、現役世代への支援を充実させなければなりません。その支援は、生活や雇用の安定、安心できる出産・育児、住みやすい環境インフラの整備など、幅広い分野にわたるものであり、部や課をまたいだ横断的な取組が必要と考えます。横断的な支援体制はすぐには構築することは難しいですが、将来に向けて考えていただきたいと思います。

そこで伺います。

令和7年度の現役世代への支援施策にはどのようなものがあるのかお答えください。

次に、施政方針の柱2、ヒト中心で都市的魅力にあふれるまちの内容について質問いたします。

まず、先ほど述べたように、人口減少は市税収入に影響を与え、施策展開を困難にさせる懸念があります。また、昨今の物価高騰は人件費や資機材費など大幅なコスト増加を招いております。さらには、今後、本市は老朽化していく公共インフラや施設の維持・更新に多くのリソースを割いていかなければなりません。こうした中で、本市は沼津駅周辺総合整備事業を展開しています。新規の巨大建設事業は人口減少が進むと本市の財政を圧迫し、公共インフラの維持・更新を悪化させ、住民サービスの低下を招くことが懸念されます。沼津駅周辺総合整備事業に係る事業費の定期的な試算の更新、また、事業計画の適切な見直しが必要であると考えますが、こうした点について当局はどのように認識されているのでしょうか。沼津駅周辺総合整備事業の税収減やコスト増加に対する本市の認識を伺います。

続いて、町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業、大手町五丁目第一地区第一種市街地再開発事業について伺います。

今、本市沼津駅南口に2つの再開発が進んでいます。中心市街地の活性化につながるものと大いに期待を寄せるものではありますが、近隣の店舗に対して相乗効果を生むことができるのか。また、逆に競合してしまい悪影響を及ぼすのか。また、沼津港を訪れる市外の観光客を中心市街地へ誘客できるような魅力あふれる施設になるのか、現段階では不透明な部分もあります。人口減少が進む中、2つの再開発が移住・定住の促進や地域経済の活性化につながるのか。再開発事業の狙いや目的、そして本市商業に与える影響についてどのように認識されているのか伺います。

続いて、柱3、力強い産業を牽引するまちの内容についての質問です。

本市の産業を考えるに、今、危機的状況にあるのは、農林水産業ではないでしょうか。私は本市の農業に関して、昨年6月の第5回定例会で質問させていただいておりますが、令和7年度はどのような支援を考えられているのか伺っていきたいと思います。

日本の食料自給率は、先進諸国最低の38%に落ち込んでおります。肥料・飼料・種子なども大半を海外に依存しているので、実質の食料自給率は10%ぐらいまで下がるとの指摘もあります。近年の世界的な食糧危機が警告するように、食料の海外依存の危うさは明らかではないでしょうか。一方、国内農業の生産基盤は脆弱化しております。農業従事者はこの20年間で半減し、70歳以上が57%に達しています。高齢化に伴い従事者の減少、後継者不足など問題が山積しております。さらに、物価高騰によるコスト増加などにより、生業としての生計維持が難しくなっていることや気候危機が原因と見られるカメムシなどの害虫による果樹や野菜への被害も発生しております。このままでは国内の食料生産自体が危うくなる懸念があります。こうした諸問題を解決していかなければなりません。これは国策として考えるべきではありますが、日本の農業を守るためには、所得の保障、生産物の価格の保障などを行う必要があります。本市として、水産業には出漁補償などを行っておりますが、農業への支援はどのように考えられているのでしょうか。こうした農業を取り巻く状況を踏まえ、まずは令和7年度の農業に従事されている方たちへの支援策について伺います。

次に、後継者不足についてです。

少子高齢化社会の中で、後継者不足が深刻です。営農をやめる方が増えています。これは農業基盤の衰退を招いているだけではなく、耕作放棄地などの新たな問題も起こしています。新規就農者を増やしていかなければなりません。しかし、農業を始める際、資金の用意や機材の準備をしなければなりません。農地の確保や水利権の獲得、農業機械の購入、苗や種子の仕入れ代金、農薬や肥料代、燃料費や水道光熱費、さらには、作物を収穫するまでは一定の期間を必要としますので、その間の生活費、そして収入を得るための販路の確保も必要です。また、営農方法などを学ぶ機会も必要です。こうした資金や労力が必要となる一方で、それに見合う収入がないのが現状です。本市として新規就農者への支援はどうされるのでしょうか。新規就農者を獲得することは、移住・定住の促進にもつながります。私は行政の重要な仕事の中にマッチングというものが挙げられると考えております。農林農地課としては、現就農者と新規就農者を結びつけることや、他の部や課の協力を仰ぎながら、新規就農者がスムーズに営農できるよう環境整備を行っていただきたいと思います。

そこで質問です。

令和7年度の新規就農者に対する支援策、新規就農者確保の取組を伺います。

続いて、水産業について伺います。

市長は令和7年度の施政方針の中で、水産業に対して、本市の内浦・西浦漁港を活用してマリンレジャー、宿泊、飲食等の多様な海関連の事業を展開して、水産業従事者等の所得・雇用の維持向上やにぎわい創出に寄与する海業を実施するための推進計画を策定していくと述べられています。水産業支援として、出漁支援などを行われていることは認識しておりますが、魚を捕る漁業ではなく、観光業関連と思われる海業に水産業従事者の所得や雇用を求めることはどういうことなのか伺います。今の本市水産業の現状と海業とはどういったものなのか。また、海業が本市水産業にどのように寄与するものなのか、お答えください。

質問を続けます。

施政方針の柱5、安心して産み育てられるまちについてです。

この中で市長は、安心して産み育てるための支援として、本市の地域資源を活用した出会いの機会を創出する婚活イベントの開催を挙げております。本市では、以前より沼津の出逢い応援課を設置して、ボードゲームを活用したイベントなど、市民へ出会いの場を提供してきました。まずは、今までの取組状況の結果とその評価について、どのように認識されているのか伺います。

次に、令和7年度について伺っていきますが、今、世論の中には、結婚をして子どもを産むという日本の古い価値観を国や自治体が押しつけるべきではない。個人の価値観に関することに公権力が介入すべきではないといった意見も聞かれます。こうした事業が本市を笑顔あふれ健康で心豊かに暮らせるまちにするための選択肢の一つとして出会い応援を行っていただいているならばよいのですが、子どもを産み育てるという少子化対策として婚活イベントを行うことについては、違和感を持つ方もおられると思います。行政が主導するということの中に女性に対し、子どもを産み育てることを押しつける古い家父長制のような価値観を押しつけることはあってはなりません。

そこで伺います。

新たに開催をする婚活イベントの目的と事業の概要についてお答えください。

続けます。柱6、笑顔があふれ健康で心豊かに暮らせるまちについてです。

この中で、市長は、誰もが暮らしやすいまちづくりとして、障がいのある方が安心して生活するための各種障がい福祉、保健医療サービスの充実や生活困窮等に関する相談支援に加え、様々な福祉分野の制度のはざまで対象とならない世帯が抱える複合化した生活課題を包括的に受け止めるため、支援が行き届かない方々に積極的な働きかけを行い、サポートするなど、課題解決に向けた重層的な支援に取り組んでまいりますと述べられております。この重層的支援体制整備事業について3点伺いたいと思います。この事業は、社会福祉法の改正により行われるものです。これまでの福祉制度や政策と実際に求められている支援ニーズとの間にギャップがあり、今までの制度では取り残される世帯等があることが問題となり、今回この事業を行うことで、問題解決を図るということではありますが、この事業は任意事業だと認識しております。当局としては、現状どういった問題があり、この重層的支援体制整備事業でどう解決していこうと考え、取組を行われるのでしょうか。

まず1点目として、本市の現在の相談支援事業の現状と課題についてお答えください。

次に2点目、重層的支援体制整備事業が目指す全体像と具体的体制についてですが、これは先ほど9番議員の質問と重なるので割愛いたします。

3点目です。重層的支援体制整備事業について、事業を充実させるためには支援を受ける側だけではなく、支援をする側であるケア労働者に対しての支援も必須であると考えます。重層的支援体制整備事業について、厚生労働省のホームページには、この事業は全ての人々のための仕組みでもあると記載されております。他市町の先進的な事例を見てみますと、愛知県稲沢市では、誰一人取り残さない包括的な支援体制をつくりたい。誰一人には現場の支援者、市役所職員、各種相談員等も含まれていますと紹介されていました。市長は昨日の12番議員への答弁の中でも、誰一人残さない新たな支援体制の確立に取り組んでまいりますと述べられております。制度のはざまで困っているのは、現場の支援者も同じです。支援される人だけではなく、支援する人のための事業でもあり、一方向の閉じた取組にせず双方向でみんなが助けてと言える社会にしていくことがこの重層的支援体制整備事業をより豊かにするポイントではないでしょうか。現場の支援者、とりわけケア労働者の処遇改善は、重層的支援体制に関わる人々の安心・安全の上で、喫緊の課題です。新しい事業を始めるに当たって、ケア労働者に対する支援についてはどのようにお考えなのか伺います。

続いて、柱7、安全・安心のまちについてであります。その中の防災資機材整備事業について伺います。

事業の説明文では、静岡県第4次地震被害想定による避難者数を踏まえ、能登半島地震において必要性が再認識されたトイレ処理セットや毛布など、避難生活に必要となる資機材を整備するとあります。ここで言われているトイレ処理セットとはどのようなものを想定されているのでしょうか。先ほどトイレに関して20番議員より質問がありましたが、私たちはこの感染症対策として、このトイレについてお話を伺いたいと思います。

過去の災害の避難所におけるトイレ事情については、ここではるると申し上げることはいたしませんが、惨たんたる状況であったことは皆さん御承知のことと思います。今までの避難所のトイレ事情を踏まえ、昨年12月には、内閣府による避難所におけるトイレの確保・管理ガイドラインが改定されました。このガイドラインでは、避難所生活を支援する行政が取り組むべき事項のうち、トイレの確保と管理に関して指針が示されており、本ガイドラインに沿って適切な仕組みを整えることが求められております。トイレは日常生活でも、避難所のような非日常な場所でも重要な設備で水が使えない劣悪なトイレ環境や1回の排せつごとに便袋を処理するような対応では、ノロウイルスなどの感染症のおそれが大きくなり、集団で生活することを余儀なくされる避難所の衛生環境を悪くしてしまいます。このような衛生環境下において、熱圧着により排せつ物を密封し、臭いや菌を閉じ込める簡易式トイレが感染防止に役立ったと聞き及んでおります。水や食料より我慢できないのがトイレであります。集団の場においては、安全で衛生的に使える災害用トイレの対策が感染症の予防、拡大抑止につながります。そして何より災害関連死を防ぐための重要な対策でもあることを理解しなければなりません。防災リュック等に備蓄をする個人用と避難所などで集団を想定して備蓄・整備する災害用トイレでは、物がおのずと違ってくるはずです。災害時の感染症対策の観点から、トイレ整備に対する認識について伺います。

続きまして、行財政運営について3点質問してまいります。

まず1点目は、市債についてであります。

令和7年度の市債の額は約9億円の増額となっており、市債残高も公債費も増加しております。市債の償還期間は、一般会計で主に15年から20年程度、企業会計では主に10年から40年の期間で返済するとされています。償還の財源は、一般会計は主に税、企業会計は受益者負担により、主に使用料などをもって返済するとされています。市債残高や公債費は、その時々で増減があるものとは認識しておりますが、長期間にわたり、市民の負担になることは間違いがありません。市債残高を見ると令和6年度末1282億66万7000円、令和7年度末1321億3446万8000円となっております。この市債残高はともに令和7年1月30日時点の見込み数値ではありますが、令和6年度末の市債残高の金額は、さほどずれるとは思われないので、この額を単純に令和7年1月末の人口18万5494人で割ってみると、1人当たり約69万円強の負担を背負っていることになります。単純に人数で割っただけなので、これには収入のない乳幼児や子どもも含まれております。また、沼津市に生まれる赤ん坊は、この負担を生まれながらに背負わされることにもなります。今、人口は減少しています。市債残高は増額となっています。今後もこの傾向が続くならば、背負わされる金額も加速度的に増えていきます。こうした点は、単に本市の財政状況だけではなく、移住・定住の促進や出生率の向上といった点についても、好ましくない影響を与えるのではないでしょうか。先日、埼玉県八潮市で起こりました道路陥没事故は、下水道管の老朽化に起因するものと思われます。この陥没事故を受け、本市でも50年以上経過している下水道管の緊急点検が行われ、異常箇所は発見されず、一安心でした。能登半島地震では、水道管の耐震化が課題となりました。また、道路の維持管理も市民生活を支える上で重要です。今後、このような公共インフラの維持に力を注がなければなりません。令和7年度には、地区センター整備事業や学校校舎整備事業、市民文化センター施設整備事業なども予定されております。また、先々市立病院の建て替え、市役所庁舎の建て替えの必要性もあります。今後はこうした建設事業が増え、それに伴い、市債の活用も増加していくことが予想されます。さらには激甚化・頻発化する風水害や甚大な被害が想定される南海トラフ巨大地震への備えは、ますます重要になってきています。こうした市民生活に直結をしたインフラ整備の優先順位が高まる中、本市は鉄道高架事業に多大なリソースを割くことになります。市債、市債残高の増加、それに伴う公債費の増加は、人口減少に伴う市税収入の減少を考えると住民サービス低下の懸念があります。長く述べてまいりましたが、こうした点を踏まえ、本市として市債への認識をお答えください。

続いて、2点目の質問です。

市立病院の体制について質問いたします。

今議会に提出されている補正予算、当初予算を拝見すると、一般会計から病院事業会計へ繰り出される金額は、今までにない規模になっております。本年度補正予算では14億円の追加、来年度当初予算では24億円を計上しております。市立病院の経営状況が懸念されます。市民に対し安全・安心な医療を提供するためには、早急な経営改善に加え、市立病院の体制強化が求められます。体制強化の根本となる医師について、県東部地域は慢性的な医師不足と言われる中、市立病院における令和7年度の医師確保の状況と取組について伺います。

行財政運営について、3点目の質問です。

執務環境改善事業について伺います。

昭和41年にこの市役所庁舎が建てられてから、行政の業務の内容や量、仕事の進め方、そしてツールなども大きく変化してきました。かつては、業務改善に向けた取組として、快適な職場環境や業務の効率化を図るため、片づけ5S活動を実施したこともあると聞いております。今回の執務環境改善事業は、デジタル化の進展に伴う働き方の変化に合わせて行う事業とのことですが、この働き方の変化もフロアや各課によって大きな違いがあるのではないでしょうか。また、職員の家族構成や家庭環境によっても、その職員の働きやすい職場環境は違ってくると思います。真に働きやすい職場にするためには、時代の変化に合わせ、快適な職場環境に調節していくことが必要です。働きやすさということをどのように捉え、改善をしていこうというのか当局の方向性を伺い、日本共産党沼津市議団の代表質問を終わります。

令和7年度の主な取組について沼津市議団

産業・経済・雇用

要旨日本共産党市議団は、昭和40年レベルまで減少した人口危機に対し、移住・定住促進と出生率向上、現役世代支援の必要性を指摘し、令和7年度の具体的施策を質問した。市は、オンライン相談・アニメ活用の移住施策、保育料半額化や不妊治療助成による子育て支援、奨学金返還・住宅取得補助による現役世代支援などを展開すると答弁した。

背景沼津市は日本人口が年度で1,700人以上減少し、合計特殊出生率が1.33と近隣市(富士市1.41、長泉町1.67)より低く、市税収入減少と施策展開困難への危機感がある。人口減少が全国課題だが、明石市などの成功事例がある一方で本市は対策が不十分と指摘されている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 移住・定住への取組1番
  • 出生率に対する認識川 口 慶 ア 出生率を高める取組
  • イ 他市町との差別化
  • 現役世代への支援
  • 柱2 ヒト中心で都市的魅力にあふれるまちについて
  • 沼津駅周辺総合整備事業のコスト増加に対する認識
  • 町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業、大手町五丁目第一地区第一種市街地再開発事業の本市への影響
  • 柱3 力強い産業を牽引するまちについて
  • 農業振興
  • ア 農業者支援
  • イ 新規就農者支援
  • 水産業振興
  • ア 海業
  • 柱5 安心して子どもを産み育てられるまちについて
  • 婚活イベントの開催について
  • ア 現在の取組状況の結果と評価
  • イ 新規に婚活イベントを開催する目的と事業の概要
  • 柱6 笑顔があふれ健康で心豊かに暮らせるまちについて
  • 重層的支援体制整備事業について
  • ア 現在の相談支援事業の現状と課題
  • イ 本整備事業が目指す全体像と具体的体制
  • ウ ケア労働者に対する支援
  • 柱7 安全・安心のまちについて
  • 防災資機材整備事業
  • ア 災害時の感染症対策の観点からのトイレ整備
市長移住・定住への取組についてお答えいたします。 定住人口の確保は、まちの活力を支える上で重要な課題であると認識しております。このため本市では、豊かな自然と都市的魅力を生かしたぬまづ暮らしをPRし、様々な移住・定住施策を積極的に推進してまいりま…答弁の全文を読む

移住・定住への取組についてお答えいたします。

定住人口の確保は、まちの活力を支える上で重要な課題であると認識しております。このため本市では、豊かな自然と都市的魅力を生かしたぬまづ暮らしをPRし、様々な移住・定住施策を積極的に推進してまいりました。その結果、近年では、静岡県発表の移住者数において上位に位置するなど、多くの方が本市を移住先として選んでいただいております。新年度におきましては、移住相談に対し、対面・電話・メール・オンライン等により、きめ細かく対応していくほか、アニメなど本市独自の魅力的なコンテンツを活用した相談会の開催や、地域おこし協力隊によるオンライン移住相談等も行ってまいりたいと考えております。また、本市の移住施策に賛同し、支援を行っていただいています民間団体等からなるぬまづ暮らしオススメ隊と連携をさせていただき、移住希望者のお試し移住に対して補助を行うほか、市職員と市内を巡るタクシー案内を実施することで、本市の雰囲気や日常を移住希望者に感じていただき、移住の後押しとなるよう取り組んでまいります。さらに、本市への移住者が安心して末永く暮らせるよう、市職員も加わる移住者同士のミーティングを開催し、情報交換や移住後の不安解消のためのネットワーク構築などに取り組み、移住後も本市に住み続けていただけるよう努めてまいります。

次に、出生率に対する認識についてお答えいたします。

初めに、出生率を高める取組についてでございますが、全国的な傾向と同様、本市における出生率や子育て世帯数は減少傾向となっております。この傾向に歯止めをかけるため、婚活支援や不妊・不育症治療費に対する助成、産前・産後サポート、待機児童の解消などに取り組むとともに、新たに2人以上子どもがいる世帯の保育料を一律半額とし、さらに休日の一時預かりサービスを拡充するなど、出会いから子育て期にわたり切れ目のない支援を充実させ、安心して子どもを産み育てられる環境の整備を推進してまいります。

次に、他市町との差別化を御指摘いただいたところでございますが、この件についてですが、本市においては、公立・民間を含めた子育て支援センターの充実、多数を占める民間施設による多様な幼児教育・保育の提供、18歳以下の子ども医療費の無償化など、他市町に誇れる本市ならではの子育てしやすい環境が挙げられるほか、地域総がかりによる沼津らしい教育などが強みであると考えております。引き続き若者世代に向けた取組を広く周知するとともに、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる子育て環境づくりを推進し、出生率の低下に歯止めをかけてまいります。

次に、現役世代への支援についてお答えいたします。

市民の生活環境や地域経済を維持し、将来にわたりまちの活力を保つためには、現役世代である生産年齢人口の確保が重要であると考えております。そのため市内に就職する学生等の奨学金返還の支援、東京圏から県内企業に就職する大学生等の移転費の支援、婚姻を機に同居を始める際にかかる住宅の取得や賃借に係る費用等を補助するほか、若年層の地元企業への就労支援やスタートアップ等の起業創業の支援、働く場の創出となる企業誘致・定着の促進などに取り組みます。今後も現役世代に対して継続して支援することで、より多くの方が本市を選び、暮らし続けていけるよう努めてまいります。

次に、産業振興についてお答えいたします。

初めに、農業者支援についてでございますが、議員も御案内のとおり、農は国の基と言われるところでございますが、全国の傾向と同様に、本市の農業を取り巻く状況は非常に厳しく、農業者の支援は農業振興を図る上で重要であると認識しております。農業者の具体的な支援につきましては、自然災害などの際の収入減少を補填する農業経営収入保険への加入の負担を軽減する農業経営収入保険加入促進事業をはじめ、有害鳥獣対策の柵等の設置を支援します有害鳥獣防護柵等設置事業や、環境に優しい農業資材等の使用を支援いたします資源循環型農業推進事業、さらには茶樹改良を支援する茶園集積推進事業などを実施しているところであります。このような農業者支援の展開におきましては、日々現地調査等の結果を踏まえ、引き続き、農業者のニーズの把握に努めるなど、農業者に寄り添った支援を実施してまいります。

次に、新規就農者支援についてお答えいたします。

新規就農者への支援といたしましては、これまでも青年等就農計画の認定を受けた新規就農者が農業用施設等を導入する際に補助を行う経営発展支援事業であったり、新規就農者への経営安定化支援として、最長3年間資金を支給する経営開始資金などを実施してまいりました。今後においても、JAや関係団体等と連携を強化し、新規就農者が必要とする効果的な支援を実施してまいります。また、喫緊の課題である新規就農者確保につきましては、先ほど8番議員にお答えしたとおり、新農業人フェアへの出展により、本市農業従事者の確保に努めてまいります。今後においては、これまでの新規就農者支援を継続するとともに、新規就農者の確保にも取り組むことで、農業振興を図ってまいります。

次に、海業についてお答えいたします。

近年水産資源の減少、コストの高騰、高齢化による担い手不足、魚食離れなど、水産業を取り巻く環境が一段と厳しさを増しており、本市のみならず全国的に従来の漁業だけで水産業の維持・発展を図っていくことは非常に困難な状況であります。このような中、国といたしましては、漁港が含まれる地域の多様な地域資源の価値や魅力に着目し、多角的に海関連の事業を展開することによって、地域所得の向上とにぎわい創出を図る海業を令和4年の閣議決定で水産基本計画及び漁港漁場整備長期計画に盛り込むとともに、令和5年に漁港漁場整備法の改正も行ってきたところであります。5番議員に答弁させていただきましたが、この海業を首都圏からの交流人口が見込まれ、穏やかで豊かな海等の地域資源を有する本市南部地域の内浦・西浦漁港区域で展開することにより、本市の水産業の維持・発展やにぎわいの創出に寄与するものと考えております。

次に、市債への認識についてお答えいたします。

御案内のとおり市債は、公共施設の整備等による利益を享受する将来の世代との負担の公平性を確保することなどを目的として、事業の財源として活用しております。令和7年度当初予算案では、総合的治水対策整備事業であったり、地区センター整備事業、学校施設整備事業の進捗などにより、約9億円の増となっております。今後につきましても、我々沼津市においては、県東部拠点都市として、将来にわたり必要な都市基盤整備を着実に進めていく中において、交付税措置があり実質的な負担軽減となる有利な市債を活用するとともに、市債残高や実質公債費比率などの財政指標を注視しつつ、引き続き必要な財源として市債を有効活用してまいります。

次に、執務環境改善事業についてお答えいたします。

部署間連携の強化につながるフロアなど執務環境の改善により、職員の皆さんの働きやすさを実現していくことは、業務効率の向上につながるものであり、市民ニーズや行政課題が多様化する中において、限られた職員数で行政運営を進める上で有効な手段であると考えております。このことから、業務効率の高いレイアウトや部署間の横断的な連携が図りやすいフロアなど、働きやすく、生産性が向上する職場の在り方を職員が議論し、その結果を特定の部署で試験的に具現化するパイロットオフィスの導入に向けた検討を行います。また、令和6年度に引き続き、不要な文書の処分や既存文書の共有化・電子化を全庁で徹底して行い、事務改善につながる空間の創出に取り組んでまいります。これら取組を通じて、職員自身が職場を見直し、働きやすく、生産効果の高い執務環境の実現により、市民サービスの向上に努めてまいります。

残余につきましては、担当部長等から答弁いたします。

沼津駅周辺整備部長沼津駅周辺総合整備事業のコスト増加に対する認識についてお答えします。 人口減少社会におけるまちづくりにおいては、子どもから高齢者まで多様な世代が生活しやすい環境を整備し、効率的な都市経営が可能となるコンパクトなまちづくりを進めていくことが重…答弁の全文を読む

沼津駅周辺総合整備事業のコスト増加に対する認識についてお答えします。

人口減少社会におけるまちづくりにおいては、子どもから高齢者まで多様な世代が生活しやすい環境を整備し、効率的な都市経営が可能となるコンパクトなまちづくりを進めていくことが重要であると考えております。沼津駅周辺総合整備事業では、鉄道による分断が解消され、鉄道跡地や高架下を活用し、多様な都市機能を集約することで、回遊性や利便性が格段と向上し、コンパクトで魅力あるまちづくりが可能となります。また、中心市街地の交通環境が改善し、広い地域から沼津港などの地域資源へのアクセスが良好になるとともに、無秩序な土地が整序され、延焼防止や緊急車両の通行がスムーズになるなど、安全・安心で強靱な市街地の形成につながり、市域全体の経済活動が活性化されることで都市の価値が高まり、持続可能なまちづくりに資する事業であります。今後も社会情勢を踏まえ、国・県の補助金をはじめ、必要な財源の確保に努めるとともに、DXを活用した業務の効率化や新技術の導入等によるコストの縮減や工期の短縮などにより、事業の早期完成に努めてまいります。

都市計画部長町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業及び大手町五丁目第一地区第一種市街地再開発事業の本市への影響についてお答えします。 現在、中心市街地で地元組合による第一種市街地再開発事業が進んでいる町方町・通横町第一地区と大手町五丁目第一地区の…答弁の全文を読む

町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業及び大手町五丁目第一地区第一種市街地再開発事業の本市への影響についてお答えします。

現在、中心市街地で地元組合による第一種市街地再開発事業が進んでいる町方町・通横町第一地区と大手町五丁目第一地区の両地区は、市の中核をなす商店街として栄えてきた地区でありますが、耐震性や耐火性の不足する建物が密集しているなど都市防災の面で課題を抱えております。市街地再開発事業では、建物の共同化・耐震化による都市防災機能の改善に加えて、土地の高度利用に伴う広場や公開空地などの整備による市街地環境の向上が図られ、ヒト中心で都市的魅力にあふれるまちづくりを進める本市において、重要な事業であると認識しております。また、いずれも低層階は商業施設、上層階には住宅が計画され、地元組合では新たな居住者を主に市外から呼び込む計画としていることから、本市の居住人口増加につながるものと考えております。商業に与える影響につきましては、まちなかの居住人口増加に加えて、既存商店街の個性を生かした新しい店舗や快適でくつろぎのある歩きたくなる歩行空間の創出などにより、まちなかの歩行者数の増加も見込まれ、新たな商業需要の創出や周辺エリアにおける経済活動の誘発など、周辺商店街における集客力増加などの波及効果も期待されます。市としましては、この市街地再開発事業が本市の中心市街地が持つエリア価値の向上、そして、さらなる民間開発への連鎖を誘発する事業になるものと考えております。

政策推進部長婚活イベントの開催についてお答えします。 初めに、現在の取組状況の結果と評価についてですが、近年、多様な価値観が広く認められる社会の中で結婚を取り巻く環境や家族像も変化しております。このような状況において、結婚は一人一人の自由意思に基づくも…答弁の全文を読む

婚活イベントの開催についてお答えします。

初めに、現在の取組状況の結果と評価についてですが、近年、多様な価値観が広く認められる社会の中で結婚を取り巻く環境や家族像も変化しております。このような状況において、結婚は一人一人の自由意思に基づくものでありますが、我が国では結婚と出産に強い相関関係があることから、婚活支援は人口減少対策としての効果があるものと考えております。このことから、結婚を希望する方にその実現に向けた支援をすることは重要であると考えており、現在結婚につながる出会いイベントや自分磨きセミナー等を年4回程度開催しております。イベントには企画段階から市公認婚活サポーターである縁結び隊の意見を取り入れ、当日は運営や交際に関する相談に携わっていただくなど、参加者を手厚くフォローできる環境を提供しております。さらに参加者同士の連絡先交換を伴うマッチングでは、多くの交換実績を上げており、異性と出会う機会が少ない方々に対し、その機会を提供できているものと考えております。

次に、新規に婚活イベントを開催する目的と事業の概要についてですが、結婚を希望する方々の幅広いニーズに応えるため、新たに民間事業者の専門的なノウハウを取り入れながら、豊かな自然環境やアニメ、スポーツなどの魅力あるコンテンツを活用した婚活イベントを開催し、より多くの方に出会いの場を提供することで、結婚を希望する方への支援に取り組んでまいります。

福祉事務所長重層的支援体制整備事業についてお答えします。 初めに、現在の相談支援事業の現状と課題についてですが、本市では、高齢者が住み慣れた地域で生活が維持できるよう、地域の総合的な相談窓口として、市役所を含む11か所に地域包括支援センターを設置してい…答弁の全文を読む

重層的支援体制整備事業についてお答えします。

初めに、現在の相談支援事業の現状と課題についてですが、本市では、高齢者が住み慣れた地域で生活が維持できるよう、地域の総合的な相談窓口として、市役所を含む11か所に地域包括支援センターを設置しているほか、地域で生活する障がいのある人及びその家族等の相談に応じる障がい者相談窓口、様々な事情で経済的に困っている人の相談窓口等、各課に専門的な相談窓口を設置し、課題解決に向けた支援を行っております。しかしながら、近年、8050問題やひきこもり、育児と介護のダブルケアといった複雑・複合化した課題を抱える個人等の相談に対して、各課が実施している既存の相談支援などのサービスでは対応が難しかったり、相談サービス自体を受けるに至っていない事案が発生しているといった課題があります。

次に、ケア労働者に対する支援についてですが、本事業で取り組む多機関協働事業は単独の支援機関では対応できないような複雑・複合化した課題に対して、ニーズに対応する支援機関が集まり、連携しながら課題を分析し、支援の方向性や方法の検討、役割分担など調整して、計画的に支援を実施していく事業です。この事業により、相談を受けた支援窓口だけで支援を抱えるのではなく、関係する支援機関が連携して対応を行うことから、支援を実施する側の負担軽減にもなり、支援者であるケア労働者の支援にもつながっていくものと認識しております。

危機管理監災害時の感染症対策の観点からのトイレ整備についてお答えします。 避難所においては、不特定多数の避難者がトイレを共有することによる伝染病の感染リスクが懸念されているため、災害時のトイレの衛生管理は、避難所開設時から優先的に取り組む必要があると…答弁の全文を読む

災害時の感染症対策の観点からのトイレ整備についてお答えします。

避難所においては、不特定多数の避難者がトイレを共有することによる伝染病の感染リスクが懸念されているため、災害時のトイレの衛生管理は、避難所開設時から優先的に取り組む必要があると認識しております。本市としましては、自主防災組織と協力しながら、防災訓練や出前講座など、様々な機会を通じて災害時におけるトイレ環境の重要性や清潔な環境を維持することで、感染症を抑制することができること。また、適切なトイレの設置方法や使用方法について、積極的に周知・啓発に努めてまいりました。今後につきましては、引き続き、適切なトイレ利用について意識啓発を行うとともに、衛生管理がしやすい新しいトイレ機器の導入についても、他市町の事例を参考に調査研究を行い、災害時における感染リスクの低減に努めてまいります。

行財政運営について

行財政・行政運営

要旨議員は人口減少対策として移住・定住促進と出生率向上、現役世代への支援充実が必要と指摘し、令和7年度の施策を質問した。市側は市立病院の医師確保について、来年度4名増の78名を見込み、呼吸器内科など主要診療科での増員と医師確保の取組を答弁した。

背景沼津市の人口が年度当初から1,352人減少し、特に日本人人口が減少する一方で、合計特殊出生率が近隣市町より低く、市税収入減少による施策展開の困難化が懸念されている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 市債への認識
  • 市立病院の体制
  • 執務環境改善事業
病院事務局長市立病院の体制についてお答えします。 初めに、当院における来年度の医師確保の状況についてですが、来年度当初の医師数は、本年度当初より4名増の78名を見込んでおります。このうち医師が増員となる診療科は、患者数の多い呼吸器内科や整形外科などのほ…答弁の全文を読む

市立病院の体制についてお答えします。

初めに、当院における来年度の医師確保の状況についてですが、来年度当初の医師数は、本年度当初より4名増の78名を見込んでおります。このうち医師が増員となる診療科は、患者数の多い呼吸器内科や整形外科などのほか、安定的な手術提供体制の維持に寄与する麻酔科であり、当院の収益確保につながるものと考えております。一方、減員となる診療科は、循環器内科、心臓血管外科、呼吸器外科であります。

次に、今後の医師確保の取組についてですが、医師就業支度金や麻酔科医確保で実績のある寄附講座の活用に加え、これまで医師派遣について実績のない大学医局へも積極的な訪問などを行ってまいります。

第12回2026-02-26日本共産党を代表

質問の全文を読む全1発言

発言 1

日本共産党沼津市議団として、令和8年度施政方針に基づき、本市の取組について質問いたします。

沼津市の最大の問題は人口減少です。人口減少社会において、どのようなまちづくりを行っていくのかは、非常に重要な課題となっております。人口を大幅に増やすということは、既に難しい状況にあり、人口を維持もしくは減少するペースをどれだけ抑えていくのかが今問われています。また、人口が減少した状態を基に本市の将来像を考え、今から備えていくことも必要ではないでしょうか。減少した人口に即した施策を行えているのか、経済規模が縮小した状態での施策、まちづくりの在り方とはどのようなものなのか、市長にはそうした視点を持って市政に取り組んでいただきたいと思います。令和7年度の本市の人口は、直近1月末で18万3510人。このうち日本人の人口は17万7371人、外国人は6,139人です。前年同月末の人口は18万5494人、このうち日本人は17万9782人、外国人は5,712人でした。この1年間で本市の人口の増減を見てみると、全体では1,984人の減少、このうち日本人の人口の比較では2,411人の減少、外国人は427人の増加という状況になっております。ここ数年の人口の推移を見ると、外国人人口は増えていますが、日本人人口は大幅に減少をしています。将来的には、さらに人口が減少することが予測されております。それにより市税収入も減り、多様な施策が展開できない状況も危惧されます。住民サービスが低下するような事態は、本市の活力低下にもつながり、あってはなりません。こうした問題は全国的なものでもありますが、令和8年度本市がどのような認識を持って施策に取り組まれていくのか伺ってまいりたいと思います。人口を維持していくに当たり、移住・定住の促進、出産や子育て支援は大変重要なものになっています。また、これらの取組を成功させるためには、現役世代への支援も重要なものです。

最初の質問です。

移住・定住を促進していく上で、沼津の魅力発信はもとより、暮らしやすさなども移住希望者にアピールしていかなくてはなりません。令和8年度の行財政運営において、組織横断的シティプロモーションを推進するため、広報課と政策企画課の移住定住推進室を廃止し、ぬまづプロモーション課プロモーション戦略室が新設されますが、新たに組織改編するのは、これまでの組織体制では取組を進めていくに当たり、不足があると判断をされたのだと思います。これまでの取組に対する効果と評価をどのように認識されているのか伺います。

施政方針の柱4、地域の宝を活かすまちで語られている移住・定住の考えでは、観光プロモーションの意味合いが強い印象を受けます。そうした取組も重要ですが、市外からの移住者にとって必要なものに雇用や住居の確保が挙げられます。住居などは空き家対策と組み合わせた施策展開が求められますし、また福祉サービスの充実で、セカンドライフを迎えた方が心配なく本市で暮らしていただける環境づくりも必要です。本市の魅力発信だけではなく、本市に住むための取組や住んでからの取組の充実こそが必要と考えますが、本市の認識を伺います。

次です。移住・定住を推進していく中で、冒頭述べたように、今、沼津市には外国籍の方が増加しています。外国籍の方の受入れを本市はどのように認識されているのでしょうか。言葉の壁や生活スタイルの違い、子育ての環境など本市での生活に苦労をする場面も多いと推察されます。一口に多文化共生といっても、いろいろな取組が考えられます。本市のルールを守っていただくことも快適に暮らしていただくために必要ですし、我々側も外国文化を理解する必要があります。令和8年度はお互いを理解し合う施策展開がなされているのでしょうか。また、今、インターネットをはじめ、外国籍の方を対象に差別や分断をあおるような言論が多く存在します。その多くは、事実と異なった内容や間違った認識を基にした印象操作というような内容になっています。こうした言論に対して、正しい内容の発信はもちろん、差別や分断を容認しない毅然とした態度表明は重要です。本市として、外国籍の方をどのように認識されておられるのか。また、外国籍の子どもたちへの対応を含め、本市の中での位置づけやその対応の状況を伺います。

次の質問です。

人口減少に対応する取組では、移住・定住と同時に出産・子育て支援の位置づけは重要です。本市でも様々な取組をされておられると承知をしておりますが、子育てというと近隣市町である長泉町の取組が有名になっております。しかし、本市では子どもの医療費無償化をはじめ、来年度からは小学校の学校給食無償化も取り組まれるなど、子育て支援策は他市町に決して引けは取らないとの自負も当局にはあると思います。さらなる取組の充実や他市町を先駆けての取組など、安心して子どもを産み育てられるまち沼津を打ち出す施策展開が必要ではないでしょうか。本市独自の取組や取組の押し出し方などをどのように認識されているのか伺いたいと思います。

次です。今、地域を見ると子ども会がなくなるなど、地域コミュニティが衰退しています。昔ながらの交流が希薄になり、地域での子どもたちの学びや成長、社会性を育むことが困難になっていると感じます。地域で子どもを育てることが困難になっている中、学校での教育がますます重要になってくると考えます。教育委員会では学校と地域で子どもたちの学びや成長を支えるために、コミュニティ・スクールを設置しています。コミュニティ・スクールは地域の声を生かし、地域との協働で学校運営を地域とともにある学校へ転換する施策であると認識しています。このコミュニティ・スクールにより、特色ある学校運営ができているのでしょうか。現在までのコミュニティ・スクールの運営状況や設置の成果を伺います。

移住・定住、出産・子育ての主役は生産年齢人口である現役世代になります。現役世代は労働力の中核として、経済に活力を生み出し、社会保障を支えています。定義としては15歳から64歳までを指しますが、この世代が力を発揮し活躍することで本市に活力が生まれます。本市に住み、働き、生み、育てていく人たちを増やしていくには、現役世代への支援を充実させなければなりません。その支援は生活や雇用の安定、安心できる出産・育児、住みやすい環境インフラの整備など、本市を選んでいただくためにも快適な暮らしを提供しなくてはなりません。また、給付金などをはじめ、税金や社会保険料の軽減など、可処分所得を増やすような支援も重要であると考えます。令和8年度、本市は現役世代へどのような支援を行っていくのか伺いたいと思います。

質問を続けます。昭和の高度経済成長期は、道路をはじめとする社会インフラや公共施設などの建設事業に力を入れることで、住民サービスの向上や地域経済の活性化、また雇用の確保などが行われてきました。しかし、時代は変わり、人口減少社会においては、社会インフラや公共施設などの建設事業に注力することは、維持管理コストが増大して、住民サービスが低下をするおそれがあります。少子高齢化の人口減少社会では建設事業に代わって、地域経済の活性化や雇用の確保などは、社会保障・社会福祉が担っていくものと考えます。社会保障は経済成長と社会の安定に寄与し、雇用を創出するとされています。医療・介護・子育てなどの福祉サービスを充実させていくことで、本市は選ばれる自治体となるのではないでしょうか。今後、社会インフラや公共施設などは新規建設よりも今あるものをいかに維持・更新していくかが問われていると考えます。人口減少社会におけるまちづくりでは、コンパクトシティという考え方は重要であります。これは、都市機能の集約・効率化などを促します。将来を見据え、人口が減少した状態に合わせて、今から少しずつ都市機能を集約・効率化していくことが求められると考えますが、本市としてコンパクトシティへの認識と令和8年度の取組を伺います。

続けます。本市の中心施策として、沼津駅周辺総合整備事業が進められてきていますが、令和8年度には鉄道高架本体工事が着手されます。令和8年度の予算のあらましを確認すると、沼津駅周辺総合整備事業は鉄道高架事業をはじめ、鉄道施設移転事業、静岡東部拠点土地区画整理事業、道路新設改良事業などが挙げられ、その予算は31億7360万円とされています。昨今の物価高騰の影響を受けて、事業費の高騰が懸念されますが、令和8年度の事業費だけではなく、公表されている事業完成までの事業費自体も示されている金額より増大しているのではないかと危惧いたします。また、人口減少社会において、現計画の内容が人口規模や財政状況に対して過大なものになっているのではないか、人口減少による財源の縮小、建設に係る市債の償還など、将来に多大な負担を押しつけることになるのではないか、こうした点も心配されます。鉄道高架本体工事の主体は静岡県ではありますが、静岡県の財政は危機的状況にあり、昨年10月には令和8年度の当初予算が640億円の財源不足だと発表されております。沼津市の財政は今のところ問題ないとされていますが、静岡県の状況もあり、このまま事業を進めてしまっては財政状況が悪化するかもしれません。そして、1番の心配は医療・介護・子育てなど、福祉サービスにかけるべき予算が削られてしまうのではないかという点です。

以上のことから、沼津駅周辺総合整備事業の費用対効果の検証や事業費の再試算が必要であると考えます。これらを本市独自で行うこと、また静岡県にも事業の費用対効果の検証や事業費の再試算を促すことを求めたいと思います。本市の認識をお答えください。

次です。中心市街地まちづくり戦略は沼津駅周辺総合整備事業による南北交通の環境変化に合わせ、沼津駅周辺の中心市街地に新たな公共空間をつくり出す事業であり、沼津駅周辺を車中心からヒト中心の場に変え、多くの市民や来街者が交流し、住まい、回遊する都市の顔として再構築することが目的とされています。こうした新たな公共空間ができることは魅力的ですが、それが中心市街地に集う目的となり得るかは疑問を感じます。にぎわいをつくり出すには、高架下に生まれる新たな土地の活用やまちなか居住をいかに進めるかにかかっていると考えますが現段階では具体的には見通すことができません。中心市街地ににぎわいをつくり出し、新たな公共空間の活用を成功させるためには、市役所庁舎や市立病院なども沼津駅周辺中心市街地に移転させるなどコンパクトシティ、都市機能の集約も同時に考えなければなりません。昨年は沼津駅南口交差点の地上横断化が行われました。こうして進められている中心市街地まちづくり戦略ですが、その事業効果をどう計っていくのか、取組の成否を計る指標などがあるのか、事業効果及びその評価に対する認識を伺います。

令和8年度より、第2次沼津市地域公共交通計画がスタートします。バス路線の維持は大変重要ですが、本市郊外部はそれだけでは十分な手当てができているとは言えず、別な方法での市民の足の確保を考える必要があります。第2次沼津市地域公共交通計画の中に、地域主体による外出支援体制の構築に向けた施策パッケージの提供というものがあります。今回こうした取組が盛り込まれたことは、日頃外出に困難を抱えている市民にとって、とても心強いものです。しかし、単純にパッケージ化された施策を提供して終わりでは問題を解決することはできません。交通不便地域における移動の実態や需要の把握、地域住民との協働を具体的にどう進めていくのか、本市の認識を伺い私の質問を終わります。

令和8年度の主な取組について沼津市議団

まちづくり・都市基盤

要旨会派は人口減少を沼津市最大の課題として、移住・定住促進や子育て支援、外国籍の方への多文化共生対応の充実を求めた。市は、移住者数の増加実績と仕事・住居などの総合的なサポート、外国籍の方への生活支援・相互理解の取組、子育てしやすいまちの施策展開を述べた。

背景沼津市は直近1年間で約2000人の人口減少(日本人は2411人減、外国人は427人増)を経験し、将来の市税収入や住民サービスの低下を懸念している。定住人口の確保と減少ペースの抑制が、地域の活力維持のため急務となっている。

※ 要旨・背景は、議員の質問発言と市の答弁をもとにAIが要約したものです(ごく一部にAIの補足を含む場合があります)

  • 移住・定住への取組1番 ア これまでの取組の効果と評価川 口 慶 イ 今後の取組
  • ウ 外国籍の方への対応
  • 出産・子育て支援
  • ア 本市の強みを活かした取組
  • イ 地域での取組
  • 現役世代に対する支援
  • コンパクトシティに対する認識
  • 鉄道高架化事業に対する認識
  • 中心市街地まちづくり戦略における事業効果及び評価に対する認識
  • 地域公共交通に対する考え
市長日本共産党沼津市議団、川口慶議員の代表質問にお答えします。 人口減少社会におけるまちづくりについてお答えします。 初めに、これまでの取組の効果と評価についてですが、定住人口の確保は、まちの活力を支える上で重要な課題であると認識しております。…答弁の全文を読む

日本共産党沼津市議団、川口慶議員の代表質問にお答えします。

人口減少社会におけるまちづくりについてお答えします。

初めに、これまでの取組の効果と評価についてですが、定住人口の確保は、まちの活力を支える上で重要な課題であると認識しております。本市では豊かな自然と都市的魅力を兼ね備えたぬまづ暮らしを広く発信するとともに、移住・定住施策を推進してまいりました。具体的には、移住希望者が住環境を実際に確認できるお試し移住補助金の新設や移住に要した交通費を補助する移住者支援交通費補助金の対象拡大など、移住希望者のニーズに即した支援を実施しております。その結果、静岡県発表の移住者数は、令和4年度は253人、令和5年度は378人、令和6年度は386人と増加しており、県内の順位は常に3位以内となるなど移住先として多くの方に選ばれております。また、移住後の定住支援といたしましては、市職員も参加する移住者交流会を開催し、情報交換の場を提供するとともに、移住後の悩みの解消にも努めております。参加者は交流会後にLINEグループに登録するなど、継続的な情報交換のネットワークが形成されており、実施したアンケートでも参加者の満足度は高い結果となっております。今後も本市の魅力発信と定住支援を実施し、さらなる移住者の確保と定住推進に努めてまいります。

次に、今後の取組についてですが、移住希望者からの相談は仕事と住居に関するものが多く寄せられています。このため、移住に関する支援を行っているぬまづ暮らしオススメ隊の皆様と連携し、移住希望者の仕事探しや住居探しをサポートするとともに、仕事面では沼津しごと応援サイトぬまjobや沼津市キャリアデザイン相談センターなどを紹介し、移住後の暮らしの安定を図っております。また、ぬまづ暮らしオススメ隊の中には、空き家を賃貸住宅として貸し出し、一定期間経過後に入居者のマイホームとなるプランを提供する事業者もあり、空き家を生かした住まいのマッチングも推進しております。なお、セカンドライフを迎えた後のお住まいなどの御心配につきましては、必要に応じて本市の長寿福祉施策を御紹介するなど、不安の解消に努めてまいります。

外国籍の方への対応についてお答えいたします。

本市では、地域に暮らす在住外国人を含む全ての人が、国籍や文化等の違いなどにかかわらず、お互いの人権を尊重し、個性を認め合いながら安心して暮らすことができるよう差別なく一人一人を大切にする、多文化共生のまちづくりを進めることが重要であると考えております。在住外国人への対応といたしましては、外国人相談窓口や日本語教室の運営等、様々な支援を行っておりますが、特に近年、外国にルーツを持つ子どもの皆さんが増加していることから、親子を対象とした日本語教室を運営するほか、小中学校におけるボランティアによる日本語支援など、教育委員会と連携した取組も進めております。また、在住外国人に地域のルールや日本の習慣などを正しく理解していただくことにより、よりよい共生社会が実現できるものと考えております。このため、ごみの出し方をはじめとした地域のルールなどを、本市に編入する外国人に案内する沼津市生活ガイドブックをより視覚的にも分かりやすいものに本年1月にリニューアルしました。あわせて、転入手続の待ち時間を利用しまして、出入国在留管理庁の生活オリエンテーション動画の視聴を促すなどの取組も進めております。また、このような取組を日本人住民の皆様方に知っていただくことが相互理解につながることから、これらの取組を広報ぬまづに特集記事として掲載し、広く市民への周知を図るとともに、在住外国人と隣人として接する機会の多い自治会の方々を対象に、本市の取組に係る講座を本年2月に開催したところであります。新年度においては、在住外国人への支援や周知を継続するとともに、外国の文化及び日本文化を紹介する多文化共生イベントを開催することにより、在住外国人と日本人住民が互いに地域の仲間として捉えるための取組を引き続き進めてまいります。

次に、本市の強みを生かした取組についてお答えします。

本市ではこれまで保育料の第2子半額、第3子以降無償化をはじめ、こども誰でも通園制度の実施、本市独自の1万円を上乗せした物価高騰対応子育て応援手当の支給など、積極的に子育て支援施策の充実に取り組んでまいりました。また、新年度からは、県東部地域では先進的な取組内容といたしまして、放課後児童クラブ指導料の第2子以降半額や養育費の履行確保のための保証契約締結費用に対する支援を実施する予定であります。子育てしやすいまち沼津の発信につきましては、沼津市子育てポータルサイトや市公式SNSでの発信を実施しているところであります。また、子育てイベントなども開催させていただいていますが、私自ら絵本の読み聞かせを実施させていただいており、さらに私もSNSを活用させていただいていますので、そのような取組の中において市の取組を発信するなど、様々な媒体や機会を活用し、幅広く市内外に向けて情報発信を行っております。新年度はこれらに加え、民間事業者との連携協定による情報誌への子育て施策の掲載であったり、本市に愛着を持つ市民等による市民目線での発信を実施し、本市での子育ての魅力をより多くの方々に伝えてまいります。

残余につきましては、教育長等から答弁いたします。

都市計画部長コンパクトシティに対する認識についてお答えします。 本市では、人口減少や少子高齢化の中でも、市民の暮らしを守り、本市全体の活力を高め、持続的に発展していくためには、都市機能や居住の適正な誘導を図ることが必要であると考え、平成31年3月に沼津…答弁の全文を読む

コンパクトシティに対する認識についてお答えします。

本市では、人口減少や少子高齢化の中でも、市民の暮らしを守り、本市全体の活力を高め、持続的に発展していくためには、都市機能や居住の適正な誘導を図ることが必要であると考え、平成31年3月に沼津市立地適正化計画を策定し、各種取組を進めております。そのような中、まちなか居住を促進するため、組合による市街地再開発事業への支援を行うとともに、空き店舗や空きスペースの活用に向け、アドバイザーの派遣や居住トライアルの実施など、まちの再生に努めてまいりました。令和8年度においては、大手町三丁目七番地区において、優良建築物等整備事業の第1号案件として、中心市街地における高齢者向け住宅の供給、地域医療の維持を目的とした民間再開発に対し、事業費の一部を補助金として支援してまいります。また、将来の都市像の実現に向け、地域にとって望ましい公共交通ネットワークの形成を目指すため、これまでの取組の結果や課題について協議した内容を踏まえ、第2次沼津市地域公共交通計画を策定し、引き続き地域公共交通の確保、維持、改善を図ってまいります。

次に、中心市街地まちづくり戦略における事業効果及び評価に対する認識についてお答えします。

本市では、西武百貨店本館跡地や中央公園、三枚橋錦町線などの公共空間の利活用を通じ、中心市街地におけるヒト中心のまちづくりを段階的に進めております。これらのポテンシャルの高い箇所を整備するとともに、それらを結ぶ動線を段階的に整備することで、点から線、線から面へと広がるまちづくりを目指しております。事業効果につきましては、昨年の沼津駅南口交差点の地上横断化の実現により、平日・休日ともに駅前を南北に移動した歩行者数は整備前の約1.5倍に増加しており、そのうち約8割の方が横断歩道を利用し、新たな動線として御認識いただいております。また休日において、さんさん通りを南進し、仲見世商店街を北進する新たな回遊性が生まれていることが歩行者通行量調査により確認できました。今後、西武百貨店本館跡地や中央公園の整備が来年度完了することにより、さらなる変化が現れてくるものと考えております。また、リノベーションまちづくりの推進により、既存の商店街やまちなかの遊休地に新たなまちづくりプレーヤーが参入し、これまでに82件のリノベーションが行われるなど、まちの活性化が進んでおります。さらに公共空間を活用した民間主導によるイベント開催などの動きも見られ、官民によるにぎわいの創出へもつながってきております。これらの動きから着実に回遊性向上やにぎわいの創出に効果が現れていると認識しておりますが、本戦略に基づく取組は長期にわたり、様々な取組を重ねながら進めていくものであることから、施策の進捗状況に併せ中心市街地における歩行者通行量やまちなか居住者数の変化を注視しながら、今後もこれらの取組を通じて、ヒト中心のまちづくりを着実に推進してまいります。

次に、地域公共交通に対する考えについてお答えします。

公共交通は市民生活を支える重要な移動手段であることから、路線バスの運行経費の補助や地域の実情に合わせた運行形態の導入など市民の皆様が安心して快適に生活できるよう、移動手段の確保に努めてまいりました。一方で、運転士不足等による路線バスの減便や廃止などにより、一部地域において公共交通サービスが十分に行き届きにくくなっていることも認識しております。今年度策定している第2次沼津市地域公共交通計画において、交通不便地域における公共交通の役割として、新たに地域主体による持続可能な外出支援体制の構築に向けた施策パッケージの提供をプロジェクトとして位置づけております。これは、地域協議会の運営支援や活動に合う人材の育成、運行に向けて必要な有識者の派遣、必要に応じた財政的支援などを想定しております。地域の公共交通につきましては、それぞれの地域ごとにニーズや課題が異なることから、地域協議会の場などにおいて地域の皆様との連携を密にしながら、地域の実情に合わせた公共交通体制の構築に向け取り組んでまいります。

沼津駅周辺整備部長次に、鉄道高架化事業に対する認識についてお答えします。 本市では、今後の人口減少社会を見据え、効率的な都市経営が可能となるコンパクトなまちづくりを進めており、その中核をなすのが鉄道高架事業であります。鉄道高架事業により南北市街地が一体化する…答弁の全文を読む

次に、鉄道高架化事業に対する認識についてお答えします。

本市では、今後の人口減少社会を見据え、効率的な都市経営が可能となるコンパクトなまちづくりを進めており、その中核をなすのが鉄道高架事業であります。鉄道高架事業により南北市街地が一体化することで回遊性が向上するほか、生み出される鉄道施設跡地を活用し、多様な都市機能を導入することが可能となり、民間投資による開発などが活発化されるなど、拠点性や利便性が向上し、都市的魅力が高まり、雇用の促進や定住人口の確保が図られます。また、交通環境の改善により、東名・新東名高速道路から沼津港など、豊かな地域資源へのアクセス性が飛躍的に高まり、交流人口が拡大することで、経済活動が活発化し、本市の魅力・価値が高まり、ひいては税収増にもつながるものと考えております。このように本市の魅力と価値を高める鉄道高架事業は、人口減少社会においても有効な都市基盤整備であり、過大なものではありません。また、鉄道高架は将来に引き継ぐ重要な都市基盤であり、交通渋滞の緩和、防災機能の強化、地域経済・交流の活性化など、長期にわたり市民に便益をもたらすものであるため、市債につきましては、世代間の公平な負担という観点から、将来世代にもお願いするものであります。事業の費用対効果の検証や事業費の試算につきましては、事業主体であります静岡県におきまして、公共事業再評価制度に基づき、5年ごとに実施しており、近年の社会経済情勢の変化を踏まえた検証が行われるものと考えております。