計画第4次食育推進計画
この計画はどんな計画か
市民の皆さんが、生涯を通じて健康で豊かな食生活を送れるよう、食に関する知識や習慣を身につけるための市の計画です。
市の目標市民一人ひとりが、生涯にわたって望ましい食生活を身につけることを目指しています。健康な心身と豊かな人間性を育むため、食育に取り組みます。
数値目標・成果指標 14件
- よく噛んで味わって食べる人の割合 80%(基準値70.1%、令和2年度)
- 朝食または夕食を家族と一緒に食べる共食の回数 週10回以上(基準値週8.4回、令和2年度)
- 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の人の割合 80%(基準値56.0%)
- 20歳~60歳代男性の肥満者の割合 22%以下(基準値28.2%)
- 学校給食に地場産物を使用する割合(食材数ベース) 現状維持(基準値44.1%、令和元年度)
- 朝食をほぼ毎日食べている人の割合 増加(基準値78.9%)
- 65歳以上の低栄養傾向(BMI20.0以下)の人の割合 減少(基準値20.3%)
- 1日当たりの野菜類摂取量 350g/日
- 朝食を食べている児童生徒の割合:100%に近づける(現状値95.8%)
- 学校給食における地場産物を使用する割合(金額ベース):現状値より維持・向上(現状値46.0%)
- 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の人の割合:50%(現状値44.3%)
- 1日当たりの野菜類摂取量の平均値:350g(現状値男性297g・女性266g、令和5年度)
- 1日当たりの食塩摂取量の平均値:男性7.5g・女性6.5g(参考値男性10.4g・女性8.7g)
- 朝食または夕食を家族と一緒に食べる「共食」の回数:週11回(現状値週8.0回)
施策・取り組み
個別の事業をすべて見る(51件)
- 妊産婦の望ましい食生活についての普及啓発
- 妊婦やその家族に向けた栄養講座
- 離乳期の栄養に関する情報提供・講座
- 乳幼児に対する基本的な生活習慣の普及啓発
- 乳幼児の望ましい食生活に関する教育・相談
- 規則正しい生活習慣の育成推進
- 食に興味関心を持つための体験活動
- 行事食などの献立による食文化の普及啓発
- 食事のマナーや感謝の気持ちを育むための教育
- 学校給食への地場産物の活用推進
- 地場産物を積極的に使用した献立の作成
- 生産者との交流による地産地消への関心向上
- 栄養教諭・学校栄養職員による食育推進
- 各教科・総合学習における食育指導
- 食育を通じた生活習慣病予防教育
- 広報紙・SNSを通じた食に関する情報発信
- 企業との協働による働く世代向け健康講座
- こどもと共に参加できる栄養講座・料理教室
- 生活習慣病予防のための食に関する知識普及啓発
- 健診結果に基づいた生活習慣病予防の食指導
- 生活習慣病予防のためのオンライン相談
- 高齢期の栄養管理に関する講座
- 口腔栄養教育講座
- 高齢者学級での低栄養予防講座
- 生活習慣病予防につながる食育推進
- 歯と口の健康づくりと食に関する情報提供
- オーラルフレイル予防につながる食育推進
- DXを活用した食に関する情報発信
- 高齢期の栄養管理講座
- 低栄養の予防講座
- 生活習慣病予防食育推進
- ライフステージ別歯と口の健康づくり
- オーラルフレイル予防食育推進
- 健康経営への取組支援
- 地域の団体・グループへの出張講座
- 地域の人材活用促進
- 共食の普及啓発
- 食に関する知識の普及啓発
- 健診結果に基づいた栄養指導
- 歯と口の健康週間での啓発
- 地元の事業者や団体と連携したイベント
- 伝統的な食文化継承のための人材育成支援
- こどもを対象とした伝統食の教育機会提供
- 地産地消促進のためのイベント出展・開催
- 学校給食への地場産物活用推進
- 地場産物を使用した献立の作成
- 農業・漁業・畜産業体験による交流
- 食べ残し削減意識醸成運動
- 食品ロス削減のための普及啓発
- すまいるしょっぷ認定
- 食の安全に関する正しい知識の普及啓発
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各章の内容をAIが市民向けに要約しています(公式PDFの本文に基づく参考情報)。図表・正確な原文は各章のPDFでご確認ください。
第4次沼津市食育推進計画PDF 3.0MB
このテキストは、沼津市が時代の変化に対応して新しい食育推進計画を策定したことを説明しています。食が人の健康と人間性を育む基礎であり、働き盛り世代の朝食欠食や環境問題への対応が必要であることを述べています。計画では胎児期から高齢期まで、すべての人が健康的な食との関わり方を身につけられることを目指しています。
背景働き盛り世代の朝食欠食、食品ロス削減、環境配慮など課題が顕在化し、またコロナ禍による生活習慣変化に対応するため。
- 基本理念は「誰もが望ましい食との関わり方を身につけられるまちぬまづ」
- ライフコースアプローチで胎児期から高齢期まで支援
- デジタル技術を活用した情報発信を強化する
- 計画期間は令和8年度から令和12年度までの5年間
- 沼津市の人口減少、高齢化率33.0%で上昇している
- メタボや高血圧症など健康指標が県平均より高い
AIが抽出した原文を見る(読みづらい場合があります)
-- 1 of 54 -- -- 2 of 54 -- はじめに 食は、生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むための基礎となるものです。 近年では、ライフスタイルの多様化に加え、デジタル化の進展や環境意識の高まりなど、食を 取り巻く環境は大きく変化しており、時代の変化に対応した食育の推進が求められています。
本市では、平成21年3月に食育推進計画を策定し、ライフステージに応じた食育を推進してま いりました。その結果、地産地消の推進や食育体験の充実など一定の成果が得られた一方で、働 き盛り世代の朝食欠食、食品ロスの削減、持続可能な食を支える環境配慮など、取り組むべき課 題も顕在化してきています。
これらを踏まえ、このたび令和8年度から5年間を計画期間とする「第4次沼津市食育推進計 画」を策定いたしました。 本計画では、 「誰もが望ましい食との関わり方を身につけられるまち ぬまづ」を基本理念とし、 新たに胎児期から高齢期までを切れ目なく支援する「ライフコースアプローチ」の視点や、デジ タル技術を活用した情報発信の強化を盛り込みました。
本市は、豊かな自然と農林水産物に恵まれ、優れた食文化が息づくまちです。この恵まれた地 域資源を最大限に活用しながら、市民の皆様、関係機関、団体等と連携・協働し、家庭、学校、 職場、地域など日常の様々な場面を通じて、一人ひとりが「食」を楽しみ、その大切さを実感で きる環境づくりを目指してまいります。
終わりに、本計画の策定にあたり、貴重なご意見をいただきました委員の皆様をはじめ、ご協 力いただきました市民、関係者の皆様に心から感謝申し上げますとともに、計画推進に対して一 層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 令和8年3月 沼津市長 賴重 秀一 -- 3 of 54 -- -- 4 of 54 -- 目次 第1章 計画策定の基本的な考え方 ................................................... 1 第1節 計画策定の趣旨 ............................................................. 1 第2節 計画の位置づけ ............................................................. 2 第3節 計画の期間 ................................................................. 2 第4節 SDGsに対応した計画推進 ................................................. 3 第2章 食育推進を取り巻く環境 ..................................................... 4 第1節 統計からみた本市の現状 ..................................................... 4 第2節 アンケート調査結果の分析 .................................................. 10 第3節 第3次沼津市食育推進計画の評価 ............................................ 23 第4節 食育推進をめぐる今後の課題 ................................................ 24 第3章 計画の基本的な考え方 ...................................................... 25 第1節 基本理念 .................................................................. 25 第2節 基本目標 .................................................................. 25 第3節 施策体系 .................................................................. 26 第4章 施策の展開 ................................................................ 27 基本目標1 こどもに関わる食育の推進 .............................................. 27 基本目標2 成人期における食育の推進 .............................................. 29 基本目標3 高齢期における食育の推進 .............................................. 31 基本目標4 地域における食育の推進 ................................................ 32 基本目標5 食文化と地産地消 ...................................................... 34 基本目標6 環境に配慮した食育と食の安全 .......................................... 36 第5章 計画の推進と評価 .......................................................... 37 1 計画の推進体制 ................................................................ 37 2 評価指標一覧 .................................................................. 38 3 計画の進捗管理 ................................................................ 38 第6章 参考資料 .................................................................. 39 1 沼津市食育推進計画の策定体制 .................................................. 39 2 沼津市民健康増進会議条例 ...................................................... 40 3 沼津市民健康増進会議委員名簿 .................................................. 41 4 沼津市食育推進計画策定懇話会設置要綱 .......................................... 42 5 沼津市食育推進計画策定懇話会委員名簿 .......................................... 43 6 沼津市食育推進計画策定委員会設置要綱 .......................................... 44 -- 5 of 54 -- -- 6 of 54 -- 1 第1章 計画策定の基本的な考え方 第1節 計画策定の趣旨 食育について、平成17年に食育に対する基本理念を定めた「食育基本法」が施行され、翌年に 「食育推進基本計画」が策定されました。
令和3年に策定された「第4次食育推進基本計画」で は、「生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進」「持続可能な食を支える食育の推進」「『新た な日常』やデジタル化に対応した食育の推進」を特に取り組むべき重点事項としています。 本市では平成21年に「沼津市食育推進計画」を、平成26年に「第2次沼津市食育推進計画」を、 令和3年に「誰もが望ましい食との関わり方を身につけられるまち ぬまづ」を基本理念に「第 3次沼津市食育推進計画」を策定し、本市の海、山、川などの自然豊かな食に恵まれた風土を生 かした取組を推進してきました。
「第3次沼津市食育推進計画」の計画期間では、新型コロナウイルス感染症拡大により、働き 方の多様化、外出の自粛、身体活動量の低下、人とのふれあいの減少など、様々な環境で大きな 変化がありました。食や健康に関しては、教育機関や職場での黙食の実施、外食の自粛、孤食の 増加などがみられ、在宅時間が増えることで生活習慣の変化や身体活動量の低下による心身の健 康への影響が懸念され、食育の重要性が高まってきています。
この度、 「第3次沼津市食育推進計画」が令和8年3月に計画期間を満了することから、これま で推進してきた取組を見直すとともに、身体と精神の両面の健康を維持・向上させ、豊かな人間 性を育てる食育活動の推進をより効果的に遂行していくために、「第4次沼津市食育推進計画」 を策定することとしました。
<国・県・市の食育推進計画策定状況> 令和 3年度 令和 4年度 令和 5年度 令和 6年度 令和 7年度 令和 8年度 令和 9年度 令和 10年度 令和 11年度 令和 12年度 令和 13年度 国 県 市 第4次食育推進基本計画 第5次食育推進基本計画 第6次 (予定) 第3次静岡県食育推進計画 第4次静岡県食育推進計画(令和17年度まで) 第4次沼津市食育推進計画 第5次 (予定) 第3次沼津市食育推進計画 -- 7 of 54 -- 2 第2節 計画の位置づけ 本計画は、 「食育基本法」第18条に基づき、本市が目指す健康づくり施策の基本的な方向性を示 す「第3次沼津市健康増進計画」の個別実施計画として、最上位計画である「第5次沼津市総合 計画」及びその他の関連する計画との調整や整合性を図りながら策定します。
第3節 計画の期間 本計画の期間は、令和8年度から令和12年度までの5か年とします。 ただし、国や県の行政施策の動向や社会情勢の変化に即し、必要に応じて見直しを行います。 国 食育基本法 第5次食育推進基本計画 県 第4次静岡県食育推進計画 沼 津 市 教 育 基 本 構 想 沼 津 市 こ ど も 計 画 沼 津 市 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 沼 津 市 地 域 福 祉 計 画 沼 津 市 国 民 健 康 保 険 特 定 健 康 診 査 等 実 施 計 画 沼 津 市 国 民 健 康 保 険 デ ー タ ヘ ル ス 計 画 沼 津 市 歯 科 口 腔 保 健 計 画 関連 整合 第5次沼津市総合計画 第4次沼津市食育推進計画 調整 第3次沼津市健康増進計画 整合 -- 8 of 54 -- 3 第4節 SDGsに対応した計画推進 SDGs Sustainable Development Goals持持続可能な開発目標)とは、平成27年9月の国連 サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で示された、令和12年を期限 とする国際目標です。
SDGsの目指す「誰一人として取り残さない社会の実現」、目標2.飢餓を終わらせ、食料安 全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する、目標4.すべての人々への包摂的か つ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する、目標12.持続可能な生産と消費の 形態を確保するなどは、「沼津市食育推進計画」の方向性と共通しています。
本計画では食育にSDGsの視点を加え、計画の推進によって市民の心身の健康に寄与するこ とや持続可能な社会づくりに取り組みます。 -- 9 of 54 -- 4 第2章 食育推進を取り巻く環境 第1節 統計からみた本市の現状 (1)地勢 本市は、県東部地域、駿河湾の湾奥に位置しており、温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれ ています。
市域の北部は、愛鷹山麓の丘陵地が広がり、中央部の平地へと続いています。南部 は、香貫山から達磨山にかけて急峻な峰々が連なるとともに、変化に富んだ美しい海岸線が形 成されています。 産業面においては、恵まれた立地条件を活かし、県東部地域の商都として発展するとともに、 豊かな自然や温暖な気候により育まれるお茶やみかんなどの農業、駿河湾の豊富な水産資源を 背景とした水産業やあじの干物などの水産加工業、様々な地域資源を活かした観光業、多様な 形態の中小企業に支えられる工業などがあり、産業がバランスよく発展してきました。
(2)人口と世帯数の推移 本市の総人口では、令和7年に184,156人となっており、令和3年以降減少し続けています。 年齢3区分別人口割合でみると、令和3年から令和7年までに0~14歳、15~64歳、65歳以上 とも減少傾向にありますが、高齢者の減少幅を総人口の減少幅が上回るため、高齢化率は上昇 しています。
また、本市の総人口は減少しているものの、世帯数は増加しています。このことから、単独 世帯や核家族が増加していると推察されます。 【沼津市総人口】 資料:沼津市住民基本台帳(各年10月1日現在) 19,200 18,703 17,980 17,341 16,649 111,341 110,248 109,070 107,847 106,669 61,269 61,145 61,130 61,012 60,838 191,810 190,096 188,180 186,200 184,156 31.9 32.2 32.5 32.8 33.0 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 0人 50,000人 100,000人 150,000人 200,000人 250,000人 300,000人 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年 0~14歳 15~64歳 65歳以上 高齢化率 -- 10 of 54 -- 5 【世帯数と平均世帯人員の推移】 資料:沼津市住民基本台帳(各年10月1日現在) 92,895 93,502 93,762 94,214 94,442 2.1 2.0 2.0 2.0 1.9 0.0人 0.5人 1.0人 1.5人 2.0人 2.5人 3.0人 0世帯 20,000世帯 40,000世帯 60,000世帯 80,000世帯 100,000世帯 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年 世帯数 平均世帯人員 -- 11 of 54 -- 6 (3)特定健康診査有所見状況 標準化該当比※1では、男性は、すべて県より高い数値となっています。
女性は、「糖尿病有 病者」を除き県より高い数値となっています。 特に「メタボ該当者」「メタボ予備群」「肥満者※2」「高血圧症有病者」では、男女とも統計的 に有意に高い数値となっています。 【男性】 【女性】 ※1 標準化該当比は、特定健康診査での有所見率を年齢調整した上で比較を可能にするための 数値です。
上記は静岡県を基準となる集団として、静岡県全体の結果を100とした場合の沼 津市の結果を算出したものとなります。100を超えるものについては静岡県全体よりも高 いことを示します。 ※2 特定健康診査結果での肥満は、次のいずれかに該当する人 ア持BMI25以上で腹囲男性85.0cm以上、女性90.0cm以上 イ持BMIのみ25以上 ウ持腹囲のみ男性85.0cm以上、女性90.0cm以上 資料:静岡県特定健診・特定保健指導に係る健診等データ報告書(令和4年度) メタボ 該当者 メタボ 予備群 肥満者 高血圧症 有病者 脂質異常 症有病者 糖尿病 有病者 1,462 1,083 4,279 5,792 8,477 1,025 110.2 130.9 112.2 104.0 101.4 94.3 0 20 40 60 80 100 120 140 160 0人 2,000人 4,000人 6,000人 8,000人 10,000人 12,000人 14,000人 16,000人 該当者数 該当比 メタボ 該当者 メタボ 予備群 肥満者 高血圧症 有病者 脂質異常 症有病者 糖尿病 有病者 4,815 3,200 9,769 8,007 9,964 2,519 107.9 114.5 110.1 102.4 102.3 104.4 0 20 40 60 80 100 120 0人 2,000人 4,000人 6,000人 8,000人 10,000人 12,000人 14,000人 16,000人 該当者数 該当比 -- 12 of 54 -- 7 (4)児童生徒の状況 児童生徒の体格※では、全体でみると「ふつう」が87.0%と最も高く、次いで「肥満」が10.4%、 「やせ」が2.6%となっています。
「肥満」の割合は、小学校4年生、中学校1年生ともに11.1% となっています。一方、 「やせ」の割合では小学校4年生は1.8%ですが、中学校1年生では4.1% となっており、中学生のやせの割合が高くなっています。 【児童生徒の体格】 ※以下の算定式により得られた数値の+20%以上を「肥満」、-20%以下を「やせ」とした。
肥満度= 実測体重-身長別標準体重)÷身長別標準体重×100 資料:令和6年度学校保健統計資料「すこやか」(沼津市学校保健会) 児童生徒の朝食の摂取状況では、全体でみると「食べた」が95.8%で、ほとんどの児童生徒 が朝食を食べています。小学生と中学生では、「食べなかった」が、小学生3.5%、中学生5.2% で、中学生の朝食の欠食がわずかに高くなっています。
【児童生徒の朝食の摂取状況】 資料:令和6年度静岡県教育委員会朝食摂取状況調査(沼津市分データ) 全 体 (n=11,126) 小学校4年生 (n= 7,167) 中学校1年生 (n= 3,959) 2.6 1.8 4.1 87.0 87.1 84.8 10.4 11.1 11.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% やせ ふつう 肥満 全 体 (n=10,453) 小学生 (n= 6,780) 中学生 (n= 3,673) 95.8 96.4 94.7 4.1 3.5 5.2 0% 20% 40% 60% 80% 100% 食べた 食べなかった -- 13 of 54 -- 8 (5)学校給食における地場産物使用状況 学校給食に地場産物を使用する割合は、食材数ベースでは約4割で推移し、金額ベースでは 令和5年度で52.9%、令和6年度は46.0%と4割~5割となっています。
また、本市の特産品 をはじめ、沼津市産の食材を学校給食に活用しています。 【学校給食に地場産物を使用する割合(食材数ベース)】 資料:沼津市学校給食取組実績 【学校給食 地産地消の取組実績】 食品名 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度 令和6年度 米 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 大中寺芋 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 玉ねぎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ プチヴェール ○ ○ ○ ○ ○ ○ ほうれん草 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 枝豆 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 小松菜 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 白ねぎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ カリフローレ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 緑茶・抹茶 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 寿太郎みかん ○ ○ ○ ○ ○ ○ トマト ○ ○ きゅうり ○ 資料:沼津市農業振興推進協議会・沼津市学校給食取組実績 44.1 41.3 40.7 40.8 39.1 41.8 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度 令和6年度 沼津市小中学校平均 -- 14 of 54 -- 9 (6)1日当たりの野菜類摂取量(国・県との比較) 1日当たりの野菜類摂取量の平均値は、男性297g/日、女性266g/日であり、女性では県よ りも低くなっています。
男女ともに、生活習慣病予防のための目標量である350g/日には満た ない状況です。 【男性】 【女性】 資料:市:健康寿命延伸のための市町別生活習慣等のモニタリング研究(令和6年度) (静岡県健康福祉部健康政策課) 県:令和4年県民健康基礎調査報告書(静岡県健康福祉部) 国:令和5年国民健康・栄養調査報告(厚生労働省) CHコラム1 野菜摂取量の目標量は「350g/日」 1日当たりの野菜摂取目標量である「350g/日」は「健康日本21」で示されています。
では、この数値はどのように決められたのでしょうか。 資料によると、カリウムや食物繊維、ビタミンCなどの栄養素について、摂取量と食品 摂取量との関連を分析した結果、これらの栄養素は野菜からの摂取割合が高いことが明 らかになりました。このため、これらの栄養素を十分に摂取するために必要な量として、 目標量「1日350g」が設定されています。
カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出し、高血圧の予防に役立つとされていま す。食物繊維は、腸内環境を整え、便秘の予防や血糖値の急激な上昇を抑える働きがあり ます。また、ビタミンCは、抗酸化作用を持ち、免疫機能を維持します。 参考持健康日本21 栄養・食生活) 厚生労働省e-ヘルスネット 297 288.0 262.2 230g 250g 270g 290g 310g 330g 350g 沼津市 静岡県 全国 266 282.6 250.6 230g 250g 270g 290g 310g 330g 350g 沼津市 静岡県 全国 -- 15 of 54 -- 10 第2節 アンケート調査結果の分析 (1)令和6年度第51回市民意識調査 「第4次沼津市食育推進計画」の策定にあたり、市民の食への意識や食生活の状況を把握す るため、「令和6年度第51回市民意識調査」を実施しました。
以下に抜粋を掲載します。 【アンケート調査の概要】 調査対象 満18歳以上の市民 抽出方法 住民基本台帳データより等間隔無作為抽出 調査方法 郵送及びインターネットによる回答 調査期間 令和6年6月18日 火)~7月5日 金) 発送数 2,150人 男1,075人・女1,075人) 配達不能数持5人 【回収結果】 回収数 1,041票 うち、インターネットによる回答 282票) 回収率 48.5% 【注意事項】 1.結果は百分率で表示しました。
数表の百分率は少数点以下第2位を四捨五入しました。 その結果、個々の比率の合計が100%にならないことがあります。 2.複数の回答をすることができる質問の場合は、回答数の合計を割った比率であり、そ の値は100%を超えます。 3.無回答及び無効回答を、あわせて無回答と表示しています。
-- 16 of 54 -- 11 ①食育への関心 問持あなたは「食育」に関心がありますか。 回答は1つ) 食育への関心については、 「関心がある」が29.1%、 「どちらかといえ 関心がある」が43.7% で、全体の72.8%が食育に『関心がある』状況です。 年代別でみると、「関心がある」「どちらかといえ 関心がある」人の割合が60代で64.8%と なっており、他の年代に比べてやや低くなっています。
全 体 (n=1,041) 男性 (n=435) 女性 (n=587) 20代以下 (n= 88) 30代 (n= 85) 40代 (n=142) 50代 (n=228) 60代 (n=233) 70代以上 (n=259) 29.1 23.7 33.0 26.1 35.3 33.8 23.7 24.0 35.1 43.7 40.9 46.0 43.2 41.2 40.8 48.2 40.8 45.2 18.3 23.9 14.5 17.0 16.5 16.9 20.6 24.5 12.7 6.9 9.7 4.8 13.6 7.1 7.7 6.6 7.3 3.9 1.9 1.8 1.7 0.7 0.9 3.4 3.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% 関心がある どちらかといえば関心がある どちらかといえば関心がない 関心がない 無回答 -- 17 of 54 -- 12 ②普段の食生活の中で特に力を入れたいこと 問持あなたは普段の食生活の中で、特に力を入れたいことは何ですか。
回答はいくつでも) 普段の食生活の中で特に力を入れたいことでは、「栄養バランスのとれた食生活を実践した い」が67.1%と最も高く、次いで「食べ残しや食品の廃棄を削減したい」が56.5%、「規則正し い食生活を実践したい」が51.0%となっています。 栄養バランスのとれた食生活を実践 したい 食べ残しや食品の廃棄を削減したい 規則正しい食生活を実践したい おいしさや楽しさなどの食の豊かさを 大切にしたい 食品の安全性について理解したい 地場産物を購入したい 家族や友人との食卓を囲む機会を増やし たい 食文化(地域性や季節感のある食事)を 取り入れたい 生産者の顔が見える食品を購入したい その他 特にない 無回答 67.1 56.5 51.0 47.9 42.6 39.8 35.2 32.6 18.3 1.0 4.6 1.2 0% 20% 40% 60% 80% 全体(n=1,041) CHコラム2 栄養バランスのとれた食事とは 栄養バランスのとれた食事とは、身体の成長や維持に必要な 栄養素である、炭水化物、たんぱく質、脂質に加え、ビタミンや ミネラル、食物繊維などを偏りなく摂取できる食事を指します。
1回の食事の目安は「主食持主菜持副菜=3持1持2」とされて おり、主食はエネルギー源、主菜は筋肉や体の材料、副菜は体の 調子を整える役割を担う栄養素を多く含みます。この比率を意 識することで、必要な栄養素をバランスよく摂取することがで きます。 -- 18 of 54 -- 13 ③よく噛んで味わって食べている人の割合・噛んで食べる時の状態 よく噛んで味わって食べている人の割合では、「食べている」人が全体の36.2%、「どちらか といえ 食べている」人が46.8%で、全体の83.0%がよく噛んで食べている状況です。
一方で、 40~60代は若い世代に比べて、低い傾向がみられます。 また、噛んで食べる時の状態について、 「何でも噛んで食べることができる」と回答した人が 81.9%となっています。年代別では、60代以上に、「一部噛めない食べ物がある」と「噛めない 食べ物が多い」人が高くなっています。
問持あなたは普段の食生活において、よく噛んで味わって食べていますか。 回答は1つ) 問持あなたの噛んで食べる時の状態について、あてはまるものを教えてください。 回答は1つ) 全 体 (n=1,041) 男性 (n=435) 女性 (n=587) 20代以下 (n= 88) 30代 (n= 85) 40代 (n=142) 50代 (n=228) 60代 (n=233) 70代以上 (n=259) 36.2 32.9 38.8 47.7 40.0 35.2 32.0 34.3 37.5 46.8 44.4 48.2 43.2 48.2 45.1 48.2 42.5 50.6 14.8 19.3 11.8 8.0 10.6 16.9 17.5 20.6 10.0 1.3 2.8 0.2 1.1 1.2 2.1 1.8 1.3 0.4 0.9 0.7 1.0 0.7 0.4 1.3 1.5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 食べている どちらかといえば食べている どちらかといえば食べていない 食べていない 無回答 全 体 (n=1,041) 20代以下 (n= 88) 30代 (n= 85) 40代 (n=142) 50代 (n=228) 60代 (n=233) 70代以上 (n=259) 81.9 92.0 94.1 91.5 86.8 79.4 67.2 14.4 6.8 5.9 8.5 9.6 14.2 27.4 1.4 0.4 2.6 3.1 2.2 1.1 3.1 3.9 2.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 何でも噛んで食べることができる 一部噛めない食べ物がある 噛めない食べ物が多い 噛んで食べることはできない 無回答 -- 19 of 54 -- 14 ④産地や生産者を意識して選んでいる人の割合 問持あなたは日頃から産地や生産者を意識して農水産物・食品を選んでいますか。
回答は1つ) 産地や生産者を意識して選んでいる人の割合は、「いつも意識して選んでいる」が23.3%、 「時々意識して選んでいる」が47.6%で、合計70.9%となり、約7割の人が日頃から産地や生 産者を意識して農水産物・食品を選んでいることがわかります。 性別にみると女性は、「いつも意識して選んでいる」「時々意識して選んでいる」と回答した 人が男性に比べて高くなっています。
年代別にみると、20代以下と30代で「いつも意識して選んでいる」「時々意識して選んでい る」と回答した人が他の年代に比べて低く、若い年代ほど産地や生産者を意識して農水産物・ 食品を選んでいる人が低くなっています。 全 体 (n=1,041) 男性 (n=435) 女性 (n=587) 20代以下 (n= 88) 30代 (n= 85) 40代 (n=142) 50代 (n=228) 60代 (n=233) 70代以上 (n=259) 23.3 16.3 28.6 11.4 10.6 23.9 20.2 24.5 33.6 47.6 43.7 50.1 36.4 37.6 46.5 54.8 50.6 45.6 22.9 30.6 17.4 37.5 43.5 22.5 18.9 19.3 18.1 5.4 8.7 2.9 14.8 8.2 6.3 5.7 4.3 1.2 0.9 0.7 1.0 0.7 0.4 1.3 1.5 0% 20% 40% 60% 80% 100% いつも意識して選んでいる 時々意識して選んでいる あまり意識して選んでいない 全く意識して選んでいない 無回答 -- 20 of 54 -- 15 ⑤本人や家族の中で農業・漁業・畜産業の体験に参加したことがある人の割合 問持これまで、あなた又はあなたの家族の中で、田植え、野菜の収穫、潮干狩り、地引網、 家畜の世話など農業・漁業・畜産業の体験に参加したことのある人はいますか。
回答は1つ) 本人や家族の中で農業・漁業・畜産業の体験に参加したことがあると回答した人は、69.5% で約7割となっています。 CHコラム3 生産者と消費者の交流機会 本市では、収穫体験や農地見学など、 生産者と消費者が直接交流できる機会 を設けています。本取組を通じて、作物 の生育過程や生産現場への理解を深 め、食への関心と感謝の気持ちを育む とともに、地元食材の魅力を伝え、地産 地消の推進を図ります。
全 体 (n=1,041) 男性 (n=435) 女性 (n=587) 69.5 68.0 70.7 29.4 31.0 27.9 1.2 0.9 1.4 0% 20% 40% 60% 80% 100% いる いない 無回答 -- 21 of 54 -- 16 (2)令和6年度沼津市民の健康に関するアンケート 「第3次沼津市食育推進計画」の評価と「第4次沼津市食育推進計画」の策定の資料とする ため、「令和6年度沼津市民の健康に関するアンケート」を実施しました。
【アンケート調査の概要】 調査対象 18歳~74歳の市民 令和6年8月1日時点) 抽出方法 住民基本台帳データより等間隔無作為抽出 調査方法 郵送及びインターネットによる回答 調査期間 令和6年8月30日 金)~令和6年9月13日 金) 発送数 1,900票 【回収結果】 回収数 698票 うち、インターネットによる回答 200票) 回収率 36.7% 【注意事項】 1.比率はすべて百分率で表し、小数点以下第2位を四捨五入して算出しました。
そのた め、比率の合計が100%にならないことがあります。 2.回答は各質問の回答者数 n)を基数とした百分率 %)で示しています。 3.1つの質問に2つ以上答えられる“複数回答可能”の場合は、回答比率の合計が100% を超える場合があります。 4.一部のグラフにおいて、回答者がいない項目は数値の掲載を省略しています。
5.クロス集計のグラフにおいては、表側の「無回答」は表示していません。ただし、全 体の件数には含めているので各項目分析事項の件数の合計が、全体の件数と一致しな い場合があります。 -- 22 of 54 -- 17 ①成人の朝食の摂取状況 問持朝食を週に何回食べますか。 成人の朝食の摂取状況では、全体でみると「ほとんど毎日」が78.5%と最も高くなっていま すが、性年代別でみると、男性の20代以下~40代、女性の20代以下で、「週に2~3日」「ほと んどない」の割合が高くなっており、若い世代に朝食を欠食する傾向が目立ちます。
全 体 (n=698) ≪男性≫ 全体 (n=319) 20代以下 (n= 20) 30代 (n= 31) 40代 (n= 46) 50代 (n= 57) 60代 (n= 97) 70代以上 (n= 65) ≪女性≫ 全体 (n=370) 20代以下 (n= 28) 30代 (n= 29) 40代 (n= 53) 50代 (n= 95) 60代 (n=101) 70代以上 (n= 64) 78.5 76.8 70.0 54.8 50.0 77.2 89.7 89.2 80.0 60.7 55.2 83.0 80.0 86.1 87.5 5.9 5.3 5.0 9.7 13.0 3.5 2.1 4.6 6.2 14.3 24.1 1.9 7.4 4.0 7.0 8.2 20.0 6.5 19.6 8.8 5.2 1.5 6.2 21.4 10.3 9.4 2.1 5.9 1.6 6.4 8.8 5.0 29.0 15.2 10.5 3.1 1.5 4.6 3.6 3.4 5.7 7.4 2.0 4.7 2.1 0.9 2.2 3.1 3.0 6.9 3.2 2.0 6.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% ほとんど毎日 週に4~5日 週に2~3日 ほとんどない 無回答 -- 23 of 54 -- 18 ②共食について 問持朝食または夕食を家族と一緒に食べることは、どのくらいありますか。
それぞれ1つずつ○) 朝食または夕食を家族と一緒に食べる頻度では、朝食の全体でみると「ほとんど毎日」が 41.3%、夕食の全体でみると「ほとんど毎日」が60.2%となっています。年代別でみると、家 族との共食の頻度は若い世代で低い傾向がみられます。 【朝食を家族と一緒に食べる頻度】 全 体 (n=698) 男性 (n=319) 女性 (n=370) 20代以下 (n= 48) 30代 (n= 60) 40代 (n=100) 50代 (n=156) 60代 (n=198) 70代以上 (n=130) 41.3 32.9 48.1 27.1 20.0 38.0 34.0 47.0 58.5 3.7 3.8 3.8 4.2 11.7 4.0 4.5 2.5 0.8 11.9 16.3 8.1 4.2 15.0 14.0 12.2 13.1 8.5 7.4 7.8 7.0 8.3 8.3 10.0 9.6 7.1 3.1 33.5 37.6 30.3 56.3 41.7 33.0 37.2 29.3 24.6 2.1 1.6 2.7 3.3 1.0 2.6 1.0 4.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% ほとんど毎日 週に4~5日 週に2~3日 週に1日程度 ほとんどしない(ひとり暮らしも含む) 無回答 -- 24 of 54 -- 19 【夕食を家族と一緒に食べる頻度】 CHコラム4 共食について みんなで一緒に食卓を囲んで、共に食べることを「共食 きょうしょく)」と言いま す。
こどもがいる家庭では、食事のマナーや栄養のバランス、食文化の大切さを伝える 良い機会となります。また、共食は、家族や周囲の人とのコミュニケーションを深める など、多くの良い効果があります。 1.自分が健康だと感じていることと関係しています。 2.健康な食生活と関係しています。 3.規則正しい食生活と関係しています。
4.生活リズムと関係しています。 共食をすることは、 農林水産省ホームページ 「誰かと一緒に食べていますか?」 共食には、一緒に料理を作ったり、会話を楽しむことも含まれます。 全 体 (n=698) 男性 (n=319) 女性 (n=370) 20代以下 (n= 48) 30代 (n= 60) 40代 (n=100) 50代 (n=156) 60代 (n=198) 70代以上 (n=130) 60.2 53.6 65.9 45.8 45.0 54.0 53.8 69.2 70.8 9.0 9.4 8.6 8.3 16.7 10.0 13.5 5.1 6.2 9.6 10.7 8.4 12.5 11.7 18.0 11.5 6.6 3.1 2.6 3.8 1.6 3.3 5.0 3.8 2.0 0.8 16.3 20.7 13.0 31.3 20.0 12.0 14.1 17.2 14.6 2.3 1.9 2.4 2.1 3.3 1.0 3.2 4.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% ほとんど毎日 週に4~5日 週に2~3日 週に1日程度 ほとんどしない(ひとり暮らしも含む) 無回答 -- 25 of 54 -- 20 ③週に1日2回以上主食・主菜・副菜を3つそろえて食べる頻度 問持主食 ごはん、パン、麺など)・主菜 肉・魚・卵・大豆製品などを使ったメインの料理)・ 副菜 野菜・きのこ・いも・海藻などを使った小鉢・小皿の料理)を3つそろえて食べ ることが1日に2回以上あるのは、週に何日ありますか。
○は1つ) 週に1日2回以上主食・主菜・副菜を3つそろえて食べる頻度では、 「ほとんど毎日」が44.3% と最も高くなっており、大きな男女差はみられませんが、年代別でみると「週2〜3日くらい」 「ほとんどない」を合わせた割合が、若い世代ほど高くなっており、栄養バランスの整った食 事を摂っていない傾向がみられます。
全 体 (n=698) 男性 (n=319) 女性 (n=370) 20代以下 (n= 48) 30代 (n= 60) 40代 (n=100) 50代 (n=156) 60代 (n=198) 70代以上 (n=130) 44.3 41.1 47.0 33.3 28.3 38.0 37.8 49.0 60.0 19.8 18.2 21.4 10.4 20.0 22.0 23.1 18.2 20.8 20.1 21.9 18.1 33.3 20.0 24.0 24.4 16.2 13.1 14.9 17.6 13.0 22.9 30.0 14.0 13.5 16.7 5.4 1.0 1.3 0.5 1.7 2.0 1.3 0.8 0% 20% 40% 60% 80% 100% ほとんど毎日 週4~5日くらい 週2~3日くらい ほとんどない 無回答 -- 26 of 54 -- 21 ④成人のBMI※ 成人のBMIでは、全体でみると「ふつう」が65.2%と最も高く、次いで「肥満」が26.5%、 「やせ」が7.4%となっています。
性年代別でみると、男性では、40代と50代が4割を超えて 「肥満」であり、男性全体の34.8%と比較して高くなっています。女性では、30代の27.6%と、 70代以上の25.0%が「肥満」で、女性全体と比較して特に高くなっています。一方で、女性の 30代と40代では他の年代と比べて「やせ」の割合が高くなっています。
※BMIとは、身長と体重により算出される成人の肥満度を表す体格指数 BMI=体重 ㎏)÷身長 m)÷身長 m) 全 体 (n=698) ≪男性≫ 全体 (n=319) 20代以下 (n= 20) 30代 (n= 31) 40代 (n= 46) 50代 (n= 57) 60代 (n= 97) 70代以上 (n= 65) ≪女性≫ 全体 (n=370) 20代以下 (n= 28) 30代 (n= 29) 40代 (n= 53) 50代 (n= 95) 60代 (n=101) 70代以上 (n= 64) 7.4 2.8 10.0 3.2 2.1 6.2 11.6 10.7 17.2 18.9 6.3 11.9 10.9 65.2 62.4 60.0 64.5 54.3 52.6 70.1 63.1 68.1 82.1 55.2 62.3 77.9 65.3 62.5 26.5 34.8 30.0 32.3 45.7 47.4 27.8 30.8 19.5 7.1 27.6 18.9 15.8 20.8 25.0 0.9 0.8 2.0 1.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% やせ(18.5未満) ふつう(18.5以上25.0未満) 肥満(25.0以上) 無回答 -- 27 of 54 -- 22 ⑤65歳以上の低栄養傾向(BMI20.0以下)の割合 65歳以上の高齢者では、全体の20.0%に「低栄養傾向 BMI20.0以下)」がみられます。
特 に、女性のほうが男性と比べて割合が高くなっています。 CHコラム5 BMI(適正体重・やせ・肥満)について 目標とするBMIの範囲は表の とおりです。この範囲は、総死亡率 の低減に加え、主な生活習慣病の 有病率、医療費、高齢者及び労働者 の身体機能低下との関連を考慮 し、設定されています。
また、BM Iの上限は全年齢で24.9、下限は 総死亡率などを踏まえて年齢ごと に設定されています。 年齢(歳) 目標とするBMI(㎏/㎡) 18~49 18.5~24.9 50~64 20.0~24.9 65~74 21.5~24.9 75 以上 21.5~24.9 目標とするBMIの範囲 参考:日本人の食事摂取基準2025 全 体 (n=225) 男性 (n=115) 女性 (n=109) 20.0 11.3 29.4 79.1 88.7 68.8 0.9 1.8 0% 20% 40% 60% 80% 100% BMI20.0以下 BMI20.1以上 無回答 -- 28 of 54 -- 23 第3節 第3次沼津市食育推進計画の評価 目標値、基準値に対する現状値の比較の表し方 ◎持目標値を達成 ○持目標値には達しないが改善傾向 △持変化なし ×持基準値より悪化 指標 基準値 (令和元年度) 現状値 (令和6年度) 目標値 達成状況 学校給食における地場産物を使用する 割合(食材数ベース) 44.1% 41.8% 現状維持 × よく噛んで味わって食べる人の割合 70.1% 令和2年度) 83.0% 80% ◎ 朝食をほぼ毎日食べている人の割合 78.9% 78.5% 増加 × 朝食または夕食を家族と一緒に食べる 共食の回数 週8.4回 令和2年度) 週8.0回 週10回以上 × 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が 1日2回以上の日がほぼ毎日の人の割合 56.0% 44.3% 80% × 20歳~60歳代男性の肥満者の割合 28.2% 36.7% 22%以下 × 65歳以上の低栄養傾向(BMI20.0以 下)の人の割合 20.3% 20.0% 減少 ◎ 上記指標の7項目のうち、2項目で目標値を達成しました。
朝食をほぼ毎日食べている人の割合と、共食の回数は、わずかな減少だったものの、主食・ 主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の人の割合は、基準値と比較す ると10%以上減少しており、20歳~60歳代男性の肥満者の割合は8.5ポイント増加となりまし た。食についての望ましい習慣やバランスのよい食事の摂り方などに課題があります。
-- 29 of 54 -- 24 第4節 食育推進をめぐる今後の課題 「第3次沼津市食育推進計画」の進捗状況からみえた課題より「第4次沼津市食育推進計画」 で取り組む必要があるものを4つにまとめました。 【望ましい食習慣の習得】 ●「第3次沼津市食育推進計画」では「誰もが望ましい食との関わり方を身につけられる まち ぬまづ ~健康な心と体を保ち、豊かな人間性を育てる~」を理念に食育を推進 してきました。
「第4次沼津市食育推進計画」でも、継続し深化させ、より一層食育推進 に努めます。健康寿命の延伸には、望ましい生活習慣や食習慣を身につけることが重要 です。幼少期や学童期では成長や今後の人生につながること、成人期では生活習慣病の 予防、高齢期ではフレイル予防、低栄養の防止など、各年代にあった食育の推進を行う ことが健康寿命の延伸につながります。
望ましい生活習慣や食習慣を習得できるよう、 家庭や教育機関と連携した取組や情報提供に取り組みます。 ●令和6年度第51回市民意識調査の結果で食育に関心がある人は徐々に増えてきている ことがわかります 令和2年度69.1%⇒令和6年度72.8%)。食育の推進の取組は各年代 にあわせて推進する必要があるため、 「第4次沼津市食育推進計画」では、こども、成人、 高齢者とライフステージにあった取組を推進していくことが重要です。
【地産地消や環境面への配慮】 ●地産地消への関心が高まっており、その背景には、食の安全や健康志向、環境問題への 意識の高まりがあります。地域の食材を活かした食文化の学習、継承を推進することが、 本市への愛着を深める一手になります。また、沼津市生産の食材であれ 、物流コスト 軽減によるCO2削減にもつなげることができ、環境にも優しい取組が可能です。
また、 新鮮で安全な食材の入手、地域経済の活性化などにもつなげることができます。今後も 教育機関との連携、農林漁業者との連携を推進し、地産地消や食品ロス削減、環境への 配慮に努めることが重要です。 ●「第3次沼津市食育推進計画」の各施策の達成状況では、「計画以上の達成」が13.8%、 「計画どおり達成」が77.6%となっています。
また、今後の方向性として、全取組計画 数60件のうち、「第4次沼津市食育推進計画」でも「継続」が89.7%となっています。取 組の方向性については、国や県の動向を把握しながら、現状の取組を踏襲し、推進・深 化を図ります。 -- 30 of 54 -- 25 第3章 計画の基本的な考え方 第1節 基本理念 食は生きるために欠かせないものです。
望ましい生活習慣や食習慣を身につけることによって、 生活習慣病の予防や重症化予防となり、健康寿命の延伸を図ることができます。生活習慣や食習 慣の習得は、幼少期から高齢期まで生涯を通じて取り組むことが重要であり、年齢にあった施策、 家庭や教育機関の教育、行政の施策や地域活動などを通じた食育が必要です。
また、持続可能な社会の実現に向け、食の循環や環境保全、食品ロス削減、地産地消など、事 業所や地域との連携や協働を通じて、仕組みづくりをしていくことを推進します。さらに食育の 施策を通じて、食文化の継承や食を大切にする気持ち、感謝する心などを学び、豊かな人間性を 育むことを推進します。
本計画においては、 「第3次沼津市食育推進計画」までの流れを継承しつつ、市民一人ひとりが 食への関心を高め、食に関して信頼できる情報に基づき適切に選択する力を身につけることを目 指します。また、生涯にわたり心身ともに健康に生活し、豊かな人間性を育むことができるまち を目指していく趣旨のもと、「第3次沼津市食育推進計画」を踏襲し、下記の通り基本理念を定 め、計画を推進します。
誰もが望ましい食との関わり方を 身につけられるまち ぬまづ ~健康な心と体を保ち、豊かな人間性を育てる~ 第2節 基本目標 基本理念を達成するために次の6つの目標を掲げ、現状分析をもとに課題を整理し、それぞれ の対策となる取組を進めます。 1.こどもに関わる食育の推進 2.成人期における食育の推進 3.高齢期における食育の推進 4.地域における食育の推進 5.食文化と地産地消 6.環境に配慮した食育と食の安全 -- 31 of 54 -- 26 第3節 施策体系 ≪基本目標≫ ≪施策≫ 1.こどもに関わる食育の推進 妊娠期・離乳期の食育の推進 就学前のこどもに対する食育の推進 学校給食等における食育の推進 望ましい食生活の実践の啓発 2.成人期における食育の推進 若い世代に関わる食育の推進 生活習慣病の予防・改善 3.高齢期における食育の推進 フレイルと生活習慣病の予防 歯と口を通じた食育の推進 4.地域における食育の推進 様々な主体と連携した食育の推進 地域を通じた共食の推進 健康寿命の延伸に向けた食育の推進 歯と口を通じた食育の推進 5.食文化と地産地消 食文化継承のための活動への支援 食文化についての学習機会の提供 地産地消の推進 生産者等との連携による食育の推進 6.環境に配慮した食育と食の安全 食品ロス削減に向けた取組の推進 食の安全の確保 ≪ 基 本 理 念 ≫ 誰 も が 望 ま し い 食 と の 関 わ り 方 を 身 に つ け ら れ る ま ち ぬ ま づ ~ 健 康 な 心 と 体 を 保 ち 、 豊 か な 人 間 性 を 育 て る ~ -- 32 of 54 -- 27 第4章 施策の展開 基本目標1 こどもに関わる食育の推進 <現状と課題> 食べることは生きるための基本であり、こどもの健やかな心と身体の発達に欠かせないもので す。
栄養の偏り、朝食の欠食、肥満、思春期におけるやせなど、こどもの食に関する問題は多様 化・複雑化しており、生涯にわたる健康への影響が懸念されます。 また、ライフスタイルの多様化により食卓で家族そろって食事をする機会も減少している状況 がみられます。こどもの望ましい食習慣の習得に、より一層取り組むことが重要です。
<施策の方向性> 食を通じて、親子や家族との関わり、仲間や地域との関わりを深め、こどもの健やかな心と身 体の発達を促すことをねらいとし、健全な食習慣を習得するための食育を推進します。 ●妊娠期・離乳期の食育の推進 妊娠期・離乳期においては、母子の健康を確保するために適切な食習慣の確立を図ることが重 要です。
妊娠・出産、産後の母親の健康回復やこどもの望ましい食生活の習得ができるよう施策 の実施に努めます。 ●就学前のこどもに対する食育の推進 こどもの成長や発達の段階に応じて、健康な生活を基本とし、望ましい食習慣を定着させると ともに、食に関する体験を積み重ねていくことができるよう、教育機関や関係機関と連携し食育 を推進します。
●学校給食等における食育の推進 こどもに対する食育については、家庭を中心とし、学校においても積極的に取り組んでいくこ とが重要です。沼津産をはじめとする地場産物を活用した給食による地産地消の推進や調理実習 などの実践を通して、食への関心を高め、教育機関と連携した食育を推進します。
●望ましい食生活の実践の啓発 健全な食生活の習慣化が将来の生活習慣病の予防や健康寿命の延伸において重要であること を認識する必要があります。食育月間や食育の日などを活用し、食育に対する理解を深めるため の情報発信や、食についての望ましい習慣を学びながら食を楽しむ機会を提供します。
-- 33 of 54 -- 28 <取組の概要> 施策 取組概要 担当課 妊娠期・離乳期の 食育の推進 妊産婦の望ましい食生活についての普及啓発を実施 します。 健康づくり課 妊婦やその家族に向けた栄養講座を実施します。 離乳期の栄養に関する情報提供・講座を実施します。 就学前のこどもに 対する食育の推進 乳幼児に対する基本的な生活習慣の普及啓発を実施 します。
健康づくり課 こども未来創造課 乳幼児の望ましい食生活に関する教育・相談を実施 します。 規則正しい生活習慣 早寝・早起き・朝ごはん)の 育成を推進します。 食に興味関心を持つための体験活動の充実を図ります。 こども未来創造課 水産海浜課 行事食などの献立による食文化の普及啓発を実施します。
こども未来創造課 おたよりやこどもを通じて保護者への食に関する情報を 提供します。 食事のマナーや感謝の気持ちを育むための教育を 実施します。 学校給食等における 食育の推進 学校給食への沼津産をはじめとする地場産物の活用を 推進します。 農林農地課 沼津産をはじめとする地場産物を積極的に使用した 献立を作成します。
学校施設課 生産者との交流による地産地消への関心を高めるための 取組を実施します。 学校施設課 農林農地課 水産海浜課 栄養教諭や学校栄養職員を中心とした食育を推進します。 学校施設課 家庭科をはじめとする各教科や総合学習などの授業にお ける食育指導を実施します。 行事食などの献立による食文化の普及啓発を実施します。
食育を通じた生活習慣病などの予防に関する教育を 実施します。 おたよりやこどもを通じて保護者への食に関する情報を 提供します。 望ましい食生活の実践 の啓発 食育月間や食育の日を通じて、望ましい食生活の実践を 推進します。 こども未来創造課 学校施設課 健康づくり課 妊娠期からの食習慣づくりを支援し、望ましい食生活の 定着を図ります。
離乳期から乳幼児期にかけての発達段階に応じた食事の 実践を推進します。 DXを活用し、ウェブサイトやSNS、ICT教材など による効果的な情報発信を図ります。 -- 34 of 54 -- 29 基本目標2 成人期における食育の推進 <現状と課題> 単身世帯や働く女性の増加、様々な勤務形態や残業の増加などライフスタイルの多様化が進み、 外食・中食を利用する人や間食・夜食を摂る人が増えています。
また、朝食を欠食する人及び栄 養バランスが整っている食事を摂取していない人の割合は若い世代で高くなっています。 生活習慣病は食事の偏りや生活リズムの乱れ、ストレス、運動不足などが原因で引き起こされ る病気で、糖尿病や高血圧、脂質異常症、循環器病 脳血管疾患他)などがあげられます。
また、 女性のやせは、骨粗しょう症や将来のフレイルにつながります。健康寿命の延伸のためには、成 人期から健康を心がけた生活リズムや知識を身につけることが重要です。 <施策の方向性> 成人期は、学生や社会人、特に働き盛りの世代が含まれ、就職、結婚、子育てなどにより、生 活に変化が現れるため、食に関する知識や技術を身につけ、健康的な生活を実践することが重要 な時期です。
ライフスタイルの変化により、望ましい生活リズムや食習慣を実践するのが難しい 状況になる人も多くいます。生活リズムの乱れが生活習慣病の発症につながるリスクとなるなど、 食や健康に対する意識醸成を推進していくことが重要です。生活リズム・食習慣の調整や生活習 慣病の予防について普及啓発を図ります。
●若い世代に関わる食育の推進 成人期の食育は自分自身や家族の健康を守るために欠かせないものです。食事の質が心身の健 康につながるために、栄養バランスのよい食や食材の選び方を理解することは重要なことです。 若い世代は未来のこどもたちを育てる世代でもあるため、次世代の親になるという視点を持ち、 健全な食習慣の習得を推進します。
日々の食事を通して、健康で豊かな生活を築くための知識と 習慣を身につけることができるよう、食育の理解促進を図ります。 ●生活習慣病の予防・改善 生活習慣病 糖尿病、高血圧、脂質異常症など)は、食生活の乱れや運動不足、過度の飲酒や 喫煙などが原因で発症する病気です。これらの生活習慣を改善するためには、食育を通じて、食 事のバランス、栄養の知識、調理技術などを習得し、健康的な食生活を実践することが不可欠で す。
-- 35 of 54 -- 30 <取組の概要> 施策 取組概要 担当課 若い世代に関わる 食育の推進 広報紙、SNSなどを通じて、成人期向けの食に 関する情報発信を実施します。 健康づくり課 働く世代に向けた、企業との協働による健康講座を 実施します。 健康づくり課 親世代に向けた、こどもと共に参加できる栄養講座や料 理教室を提供し、家庭での食習慣の改善を支援します。
健康づくり課 生活習慣病の予防・ 改善 生活習慣病予防のため、食に関わる正しい知識の 普及啓発を実施します。 健康づくり課 健診結果に基づいた生活習慣病予防のための食に 関する指導やオンライン相談を実施します。 健康づくり課 CHコラム6 成人期の生活習慣病予防 生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、発症や進行 に関与する疾患群です。
主な生活習慣病として、がん 悪性新生物)、心疾患 狭心症や 心筋梗塞など)、脳血管疾患 脳梗塞やくも膜下出血など)などが挙げられます。初期の 生活習慣病は自覚症状がないことが多いため、気づかないうちに病気が進行してしまう おそれがあります。 本市では、生活習慣病予防や早期発見・早期治療に つなげるため、特定健診・特定保健指導を実施して います。
また、保健センターでは、骨密度測定や体組 成測定、栄養相談を随時実施しています(要予約)。 -- 36 of 54 -- 31 基本目標3 高齢期における食育の推進 <現状と課題> 本市では、高齢化の進行に伴い、特に一人暮らしをはじめ世帯人数が少ないことから「食への 関心の低下」「食事の不規則化」「偏った栄養」などの課題が顕在化しています。
これらにより、 成人期からの生活習慣病に加えて、低栄養やフレイルのリスクが高まり、健康寿命の延伸に向け た支援の強化が求められています。 <施策の方向性> 高齢期では身体機能や口腔機能の低下を防ぐために、保健専門職などと協働し、高齢者の体力 や口腔機能の維持、栄養指導の実施などを行い、食育を推進していく必要があります。
また、フ レイルや生活習慣病予防のため、口腔栄養・運動・社会参加を軸とした啓発を展開し、市民講座 や広報紙、地域イベントでの取組を通じて、市民全体への関心と行動を促します。 ●フレイルと生活習慣病の予防 高齢期におけるフレイルや生活習慣病予防のため、管理栄養士、保健専門職などと協働し、口 腔栄養・運動・社会参加を軸とした啓発を展開し、心身共に健康な状態の維持向上に取り組みま す。
●歯と口を通じた食育の推進 口腔機能を維持し、生涯にわたり自分の歯で食べるために、歯科口腔分野と連携した取組を通 じて、そしゃくやえん下機能の維持向上と食育の推進を図ります。 <取組の概要> 施策 取組概要 担当課 フレイルと 生活習慣病の予防 高齢期の栄養管理に関する講座や口腔栄養教育講座 を実施します。
長寿福祉課 高齢者学級 万年青大学・寿大学)にて、低栄養の 予防講座を実施します。 生涯学習課 生活習慣病予防につながる食育を推進します。 健康づくり課 歯と口を通じた食育 の推進 各ライフステージに応じた歯と口の健康づくりと 食に関する情報を提供します。 健康づくり課 長寿福祉課 オーラルフレイル予防につながる食育を推進します。
健康づくり課 -- 37 of 54 -- 32 基本目標4 地域における食育の推進 <現状と課題> 核家族化や少子高齢化、地域コミュニティの希薄化、ライフスタイルの多様化などにより、家 庭や地域での食文化の継承や共食の機会は減少傾向にあります。また、栄養バランスの偏り、食 習慣の乱れ、孤食の増加などの課題もみられます。
このため、生産者と消費者との距離を縮め、生産現場や地場産物への理解や関心を高めていく 必要があります。また、学校や地域、家庭など様々な場で食育を継続し、地域全体で食に対する 関心や理解の向上を図ることが重要です。 <施策の方向性> 地域全体で食育の重要性を再認識することが必要です。
家庭・学校・地域・行政・生産者など が一体となって、次世代への食文化の継承、健全な食習慣の形成、持続可能な食環境づくりを行 い、地域に広く食育を普及させ、健康寿命の延伸を目指します。 ●様々な主体と連携した食育の推進 学校や地域組織だけでなく、生産者や民間団体、ボランティア、事業者など多方面の主体が計 画的に関与し、食育活動を推進します。
●地域を通じた共食の推進 地域で行われる多様な活動やイベントを活用し、健康的な生活習慣の形成につながる共食の機 会を広く促進します。 ●健康寿命の延伸に向けた食育の推進 生活習慣病やフレイルの予防に向け、他計画の施策とも連携し、正しい知識の周知と栄養指導 を推進します。 ●歯と口を通じた食育の推進 生涯にわたり自分の歯で食べる喜びを維持できるよう、歯と口の健康を守る取組を通じて、そ しゃくやえん下機能の維持向上と食育の推進を図ります。
-- 38 of 54 -- 33 <取組の概要> 施策 取組概要 担当課 様々な主体と 連携した食育の推進 事業所などとの連携による健康経営への取組を支援 します。 健康づくり課 地域の団体・グループへの出張講座を実施します。 専門的知識を有する地域の人材活用を促進します。 生涯学習課 地域を通じた共食の 推進 地区組織活動やイベントなどにおいて共食の普及啓 発を実施します。
健康づくり課 健康寿命の延伸に 向けた食育の推進 生活習慣病予防のため、食に関わる正しい知識の 普及啓発を実施します。 再掲) 健康づくり課 健診結果に基づいた生活習慣病予防のための栄養 指導を実施します。 高齢期の栄養管理に関する講座や口腔栄養教育講座 を実施します。 再掲) 長寿福祉課 歯と口を通じた食育 の推進 歯と口の健康週間やいい歯の日にあわせて、よく噛ん で味わって食べることの普及啓発を実施します。
健康づくり課 各ライフステージに応じた歯と口の健康づくりと 食に関する情報を提供します。 再掲) 健康づくり課 長寿福祉課 CHコラム7 フレイルを予防するための取組 フレイルとは、加齢に伴い心身の機能や社会的なつながりが低下した状態のことで、 健康な状態と要介護状態の中間段階を指します。
放置すると要介護状態になる可能性が ありますが、早期に適切な取組を行うことで、進行を防ぎ、健康な状態に戻ることがで きます。フレイル予防には、適切な栄養摂取と口腔機能の維持が重要です。 本市では、地域ボランティア の方と保健師、栄養士、歯科衛 生士等の専門職が連携し、地域 の身近な場において、健康づく りやフレイル予防の講座を開催 しています。
-- 39 of 54 -- 34 基本目標5 食文化と地産地消 <現状と課題> 「第3次沼津市食育推進計画」では、学校給食における地産地消を推進し、沼津市産・静岡県 産食材の活用を進めてきました。また、地場産物を集めたイベントなどを通じて、地場食材の利 用促進に取り組んでいます。
課題としては、生産者と需要者のマッチングや流通を改善し、地産地消を推進する必要があり ます。また、ライフスタイルや価値観の多様化により、伝統的な食文化 和食や郷土料理)を作 らない・知らないなどがあり、改めて知る機会、体験活動への参加機会を設ける必要があります。 <施策の方向性> 核家族化の進行や地域社会のつながりの希薄化が進む中、食の外部化や多様化が拡大していま す。
こうした状況に対応するため、地域固有の食文化を保護し、次世代へ確実に継承します。特 に、農水産業に関する体験活動や地産地消の実践は、生産現場への関心や理解を深めるだけでな く、食を通じて地域や社会全体への理解を促進するうえで重要です。このため、食に関わる生産 者との連携を一層強化し、市民が地域の食文化や地場産物に触れる機会を拡充し、地産地消の推 進を図ります。
●食文化継承のための活動への支援 多様な主体 地域団体、事業者、教育機関など)と連携し、地域の伝統食や行事食、郷土料理 などの普及啓発活動を支援するとともに、継承に必要な人材の育成を推進します。 ●食文化についての学習機会の提供 若い世代を中心に、教育現場や地域の学習プログラム、イベントなどを通じて、伝統的な食文 化に触れる機会を設け、郷土料理や行事食への理解を深め、次世代へ継承していく機会を提供し ます。
●地産地消の推進 地場産物を直接活用するイベントの開催、学校給食への導入などで、日常生活の中で地産地消 を実践する機会を拡大します。消費の仕組みを整備し、地域の農業・水産業・畜産業などの活性 化を後押しします。 ●生産者等との連携による食育の推進 生産現場での体験活動を磨き、消費者が実際に食を育てる現場に立ち会う機会を増やします。
これにより食材に対する理解や関心を深め、本市ならではの地産地消を支える基盤づくりを図り ます。 -- 40 of 54 -- 35 <取組の概要> 施策 取組概要 担当課 食文化継承のための 活動への支援 地元の事業者や団体と連携したイベントなどによる 食文化の普及啓発を実施します。
商工振興課 水産海浜課 農林農地課 伝統的な食文化継承のための人材育成を支援します。 農林農地課 食文化についての 学習機会の提供 こどもを対象とした伝統食の教育機会を提供します。 農林農地課 水産海浜課 行事食などの献立による食文化の普及啓発を実施 します。 再掲) 学校施設課 こども未来創造課 地産地消の推進 地場産物を集めた地産地消促進のためのイベントへ の出展や開催を図ります。
農林農地課 水産海浜課 学校給食への沼津産をはじめとする地場産物の活用 を推進します。 再掲) 農林農地課 沼津産をはじめとする地場産物を積極的に使用した 献立を作成します。 再掲) 学校施設課 生産者等との連携 による食育の推進 農業・漁業・畜産業の体験などによる生産者と消費者 の交流の場を提供します。
学校施設課 水産海浜課 農林農地課 CHコラム8 学校での地産地消の取組事例 本市では、月1回「ふるさと給食の日」を実施し、児童生徒が地域の産物や自然、産業等 に関する理解を深めるとともに、地元の食文化や伝統料理に親しむ機会を提供しています。 写真の給食には沼津産の『小松菜』と『大中寺芋』が使われています。
大中寺芋は昔から 愛鷹山麓で栽培されてきた伝統野菜で、煮崩れしにくく、ホクホクとした食感が特徴です。 大きく育つと赤ちゃんの頭くらいの大きさになります。こどもたちは、ふるさとの恵みに感 謝しながら、地元の食材に親しんでいます。 -- 41 of 54 -- 36 基本目標6 環境に配慮した食育と食の安全 <現状と課題> 我が国では食糧及び飼料の多くを輸入に頼る一方で、食品ロスは国全体で依然として多く、環 境負荷が深刻です。
本市においても、市民の資源循環への関心は高く、令和6年度第51回市民意 識調査では、「普段の食生活の中で特に力を入れたいこと」として、「食べ残しや食品の廃棄を削 減したい」と回答した人が56.5%に上り、食品ロス問題への関心度も高い状況となっています。 このような市民の関心の高さを背景に、「もったいない」という食べ物を大切にする意識をさ らに醸成し、食品ロスの削減を推進していくことが不可欠です。
併せて、地域農林漁業の活性化 や地場産物の利用促進も、環境と調和したまちづくりに向けた重要な取組として継続する必要が あります。 <施策の方向性> 食品の生産から流通・消費に至るまでの過程は、温室効果ガスの排出や資源消費などの自然環 境への負荷だけでなく、貧困や食料格差といった社会的課題とも深く関わっています。
本市では、 これらの課題を踏まえ、食品ロス削減を重要な施策として位置づけます。市民一人ひとりが「も ったいない」の意識を持ち、家庭や事業所での廃棄を減らす行動を促進するとともに、安全・安 心な食の確保を推進し、持続可能で豊かな食生活の実現を図ります。 ●食品ロス削減に向けた取組の推進 我が国では、年間約464万トン 令和5年度推計)の食品ロスが発生しており、その内訳は家庭 から約233万トン、事業者から約231万トンとなっています。
市民だけでなく、事業者などに対し ても、食品ロス削減の重要性についての普及啓発を推進します。 ●食の安全の確保 食中毒などによる健康への悪影響を防ぐため、自ら身を守る正しい知識と必要な情報を得られ る環境を整え、「食の安全」の確保に向けた情報提供を推進します。 <取組の概要> 施策 取組概要 担当課 食品ロス削減に 向けた取組の推進 食べ残し削減意識を醸成する運動を実施します。
クリーンセンター 管理課 食品ロスを削減するための普及啓発を実施します。 食品ロスの削減などを実施している事業所を「すまい るしょっぷ」として認定します。 食の安全の確保 食に関する正しい知識や必要な情報についての普及 啓発を実施します。 健康づくり課 -- 42 of 54 -- 37 第5章 計画の推進と評価 1 計画の推進体制 (1)計画の周知 今回、策定した「第4次沼津市食育推進計画」の内容を広く市民に周知・啓発するため、広報 やホームページなどを通じて計画の内容を公表します。
また、食に関する各事業やイベントなど の機会を通じて、本計画で示す市の方針や今後の取組などについてのPRを図ります。 (2)推進体制 目的の実現に向けて、市民一人ひとりが食についての意識を高め、市民・家庭を中心に保育所 園)・認定こども園・幼稚園・学校、地域・関係団体、行政がそれぞれ主体的に取り組むととも に、連携や協働を図ることが必要です。
そして、これらが一体となった取組ができるように推進 します。 保育所(園)・ 認定こども園・ 幼稚園・学校 市民・家庭 地域・関係団体 行政 -- 43 of 54 -- 38 2 評価指標一覧 食育を推進し、施策を展開するうえで、成果や達成度を客観的な指標により評価できるように、 目標値を設定します。
現状値は、現在把握している直近値とし、令和12年度の目標値を、関係す る計画の指標との整合性を図って設定します。 指標 現状値 (令和6年度) 目標値 備考 (①数値の根拠 ②目標値の設定根拠) 朝食を食べている児童生徒の割合 95.8% 100%に 近づける ① 静岡県教育委員会朝食摂取状況調査 ② 第4次静岡県食育推進計画 学校給食における地場産物を使用する 割合(金額ベース) 46.0% 現状値より 維持・向上 ① 学校給食栄養報告 ② 第4次静岡県食育推進計画 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が 1日2回以上の日がほぼ毎日の人の割合 44.3% 50% ① 沼津市民の健康に関するアンケート ② 第4次静岡県食育推進計画 1日当たりの野菜類摂取量の平均値 男性 297g 女性 266g (令和5年度) 350g ① 健康寿命延伸のための市町別 生活習慣等のモニタリング研究 (静岡県健康福祉部健康政策課) ② 第4次静岡県食育推進計画 1日当たりの食塩摂取量の平均値 男性 10.4g 女性 8.7g (参考値) 男性 7.5g 女性 6.5g ① 国民健康・栄養調査(静岡県分) ② 第4次静岡県食育推進計画 朝食または夕食を家族と一緒に食べる 「共食」の回数 週8.0回 週11回 ① 沼津市民の健康に関するアンケート ② 第4次食育推進基本計画 BMI18.5未満の20