沼津市議会の一般質問・議案/市の計画 沼津市政アーカイブ

沼津市議会の議事録を市民向けに構造化。
一般質問=議員が問うたこと/議案・議決=議会が決めたこと/市の計画=市が目指していることを、横断して見られます(第1回〜第12回定例会・2023.6–2026.2)。

計画港みなとまちづくり推進計画

産業・経済・雇用

数値目標・施策の各論はAIが公式PDF本文から抽出した参考情報です。数値・名称は原文に基づきますが、抽出漏れや誤りを含む可能性があります。正確な内容は必ず公式PDFをご確認ください。図表・地図は公式PDFでご覧いただけます。

この計画はどんな計画か

沼津港をみんなで力を合わせてつくり、誰もが集う素敵な場所にするための計画です。

市の目標沼津港をもっと魅力的な観光地として発展させることです。地域の人たち、企業、行政が力を合わせて、訪れる人をもっと増やしたいと考えています。

数値目標・成果指標 2件

施策・取り組み

主要施策「玄関口」エリアの整備と機能充実「交流・親水」エリアの新機能導入エリアマネジメント体制の構築周辺地域との連携強化物流機能の外港への移転
個別の事業をすべて見る(60件)
  • エントランス広場の整備
  • コンシェルジュ機能の拡充
  • 船舶券売・待合所の移転集約
  • バス・タクシー乗降場の整備
  • 駐輪場の配置
  • 多目的広場の整備
  • 緑地の創出
  • 親水機能の導入
  • 遊歩道・散策路の配置
  • 第一市場の建替え
  • サイン・案内表示の充実
  • 歩行者安全対策
  • 駐車場情報提供システム
  • 狩野川堤防背後の歩道設置と緑化
  • 展望台の設置検討
  • びゅうお展望室での紹介充実
  • 物流機能の外港集約
  • 塩化カリウムタンクの外港移転
  • 鉄屑取扱施設の西側集約
  • 放置艇の民間マリーナ移動促進
  • 防潮堤の緑化
  • 工業的景観の緩和
  • 潮の音プロムナード活用強化
  • バリアフリー対応係留施設整備
  • 緊急輸送岸壁の耐震化検討
  • 朝市やフリーマーケット開催
  • ビジターバース確保
  • 遊漁船乗降場確保
  • 東物揚場の多目的利用
  • 漁船水揚げ専用施設設置
  • 漁船休憩係留機能確保
  • 新たな親水機能の整備
  • 案内看板・サイン設置
  • スロープ設置・段差解消
  • 可動橋の設置
  • 遊歩道の整備
  • バス乗降場の整備
  • バスターミナル機能充実
  • 大型観光バス待機場整備
  • みなとパーキング利用促進
  • シャトルバス利用促進
  • ウォーキング・サイクリング推進
  • 駐車場情報リアルタイム提供
  • 統一的な景観指針設定
  • 植樹・緑化の推進
  • 新鮮館の建替え整備
  • 観音川の環境改善
  • 防潮堤の整備・改良
  • 放置艇の民間施設移動促進
  • 港内物流機能の外港移転
  • 中心市街地との連携強化
  • 千本松原・千本浜との連携
  • 沼津御用邸との連携強化
  • 狩野川との連携強化
  • 西伊豆方面との海上交流
  • テンダーボート上陸ツアー実施
  • エリアマネジメント体制構築
  • みなとまちづくり推進委員会設立
  • ポータルサイト運営
  • 観光プログラム開発

本編を章ごとに読む

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沼津港みなとまちづくり推進計画 前半部分(~4章) (PDF 5.1MB)

沼津港は平成14年以来、年間145万人以上の来訪者を迎える賑わいの港になりましたが、景観の統一感の欠如や周辺地域への波及が少ないなど新たな課題に直面しています。本計画では、沼津港の食と市場の活気という本質的な魅力を失わずに、県東部・伊豆地域の交通・観光の拠点として活力を広げることを目指しています。そのため、魅力向上・働きがいのある港づくり・周辺地域との連携・安全確保の4つの視点で、複数の事業者が連携する体制を作ります。

背景平成14年の港湾振興ビジョン策定から10年以上経過して港を取り巻く情勢が大きく変化し、統一感のない景観や駅との連続性不足など課題が顕在化したため。

  • 年間来訪者145万人以上で全国知名度、食と市場の活気が原点
  • 賑わいが沼津港に集中し周辺への波及効果が少ないことが主な課題
  • 駿河湾の海産物と地場食材を活かした食文化体験の場を創出
  • 漁業・観光・飲食など多業種が連携して働きがいのある港を実現
  • 県東部・伊豆地域への玄関口として周辺地域への周遊性を確保する
  • 渋滞緩和・安全な歩行動線・津波対策などで誰もが安全に利用できる港

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平成 27 年 12 月 静 岡 県 ~みんなで創り、みんなが集う「ガーデンポート」~ -- 1 of 25 -- -- 2 of 25 -- 「沼津港みなとまちづくり推進計画」の策定に寄せて 沼津港の将来を考える有識者会議は、川勝平太知事からの諮問を受け、沼津港振興基本計画策定委員 会と共に、将来を担う若手の意見も取り入れながら、沼津の様々な資源を宝と捉えて議論してきた。

本 計画では、「食」や「市場の活力」と言った沼津港のこれまでの魅力を最大限に活かすとともに、これま でにない新たな機能も創出して、全体として魅力を高めていくことを目指しており、今後の開発(ハー ド整備)の方針に加え、沼津港全体を一つの地域と捉え、ソフト施策も含めた様々な事項を地域として 運営していくエリアマネジメントの概念を取り入れた組織体制を築くことを提案している。

今後、本計画を指針として、行政、民間を問わず、地域ぐるみで「みんなで創り、みんなが集うガー デンポート」の実現を目指していただきたい。 平成 27 年 12 月 沼津港の将来を考える有識者会議 会長 大村哲夫 はじめに 平成 12 年に、国から「特定地域重要港湾」に選定された沼津港では、平成 14 年 3 月に、食堂街の賑 わいと港が一体となった交流空間の形成を目指すべく、「沼津港港湾振興ビジョン」を策定した。

このビジョンに基づき、展望機能を備えた日本最大規模の大型航路水門「びゅうお」や、活気にあふ れたセリの様子を見学できる水産複合施設「イーノ」、新鮮な魚介を味わうマーケットモール「沼津みな と新鮮館」の整備など、県、市、民間が役割分担し、港の賑わいづくりを進めてきた。この間、背後の 商店街の開発も進み、近年では年間 145 万人以上もの来訪者が訪れ、他港にはない賑わいを見せている。

その一方で、統一感に欠ける景観や、中心市街地等との連続性の欠如、観光客による渋滞の発生など、 課題を残している側面も多く、加えて、ビジョン策定から 10 年以上が経過し、港を取り巻く情勢も大き く変化していることから、新しい時代に適応し、沼津港をより高質な空間へと導くための「新たな将来 像」を定めることとした。

県は、地域を束ね、関係者が一丸となって目指す新しい将来像を定めるためには、客観性を持った高 い知見での議論が必要であると考え、文化、港湾、景観、観光の各分野で高い見識を持つ有識者からな る「沼津港の将来を考える有識者会議(以下、有識者会議)」を組織した。 有識者会議は、現地調査や統計資料等を基に、沼津港が今後 10 年、20 年後に目指すべき将来像を示 し、その将来像を実現するための具体的な方策については、有識者会議から、地元に造詣が深い学識経 験者と県・市からなる「沼津港振興基本計画策定委員会(以下、策定委員会)」へ検討を依頼した。

策定委員会では、地元で活躍する若手代表者の意見等も踏まえて具体的な方策を検討し、新たな計画 の素案として「沼津港みなとまちづくり推進計画(案)」を取りまとめた。 その後実施したパブリックコメントでは、県民から様々な御意見をいただき、最終的に有識者会議で 本計画である「沼津港みなとまちづくり推進計画」が承認された。

ここに、熱心な審議をいただいた有識者会議と策定委員会の委員各位に厚く敬意を表すとともに、策 定委員会で意見を述べていただいた地元の方々はじめ、パブリックコメントで貴重な御意見・御提案を いただいた県民の皆様に感謝申し上げる。 平成 27 年 12 月 静岡県交通基盤部港湾局 -- 3 of 25 -- 目 次 第1章 計画の位置付け・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1.これまでの経緯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2.新たな計画の必要性と位置付け・・・・・・・・・・・・・ 1 3.計画策定の流れ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第2章 現状整理(沼津港の魅力・課題)・・・・・・・・・ 3 1.沼津港の魅力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 2.沼津港の課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 第3章 沼津港の目指す姿・取り組みの視点・・・・・・・ 7 1.沼津港の目指す姿(将来像)・・・・・・・・・・・・・・・ 7 2.将来像を実現するための取り組みの視点・・・・・・・・ 7 3.沼津港みなとまちづくりの推進・・・・・・・・・・・・・ 9 第4章 「場の力」「人の力」と港湾の機能・・・・・・・・ 11 1.「場の力」「人の力」の整理・・・・・・・・・・・・・・・ 11 2.「場」の配置(案)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 3.港湾機能の整理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 4.港湾機能を反映した「場」の配置計画・・・・・・・・・・ 19 第5章 具体計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 1.沼津港みなとまちづくり推進計画(平面図・ロードマップ)・・21 2.広域連携計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39 第6章 リピーター・ファンの獲得・・・・・・・・・・・ 41 第7章 運営体制の充実・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 1.エリアマネジメントとは・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 2.対象エリアの検討(案)・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 3.主なマネジメント項目(案)・・・・・・・・・・・・・・・ 43 4.エリアマネジメント組織の検討(案)・・・・・・・・・・ 44 -- 4 of 25 -- 第8章 将来像の実現に向けて・・・・・・・・・・・・・ 45 巻末資料 諮問文写し 沼津港の将来を考える有識者会議 名簿 沼津港振興基本計画策定委員会 名簿 地元意見発表者 名簿 計画策定の経緯 -- 5 of 25 -- 第1章 計画の位置付け 1.これまでの経緯 静岡県は沼津市と協働し、平成 14 年 3 月に「沼津港港湾振興ビジョン」を策定した。

このビジョンの中で、県の津波対策施設の水門に、市の展望施設を併設する大型航路水門「びゅうお」 や、民間事業者による水産複合施設「イーノ」、マーケットモール「新鮮館」が地域の創意工夫により整 備され、周辺には水族館や飲食店モール等の整備が進み、年間 145 万人以上の来訪者が訪れる他港には ない賑わいが生まれてきた。

2.新たな計画の必要性と位置付け 今後、沼津港の“ここにしかない魅力”を高め、「住んでよし、訪れてよし、働いてよし、商ってよし」 のみなとまちづくりを進めていくためには、個々の事業者が単体で魅力向上を図るのでは限界があり、 また、個々の事業者が目指す方向が異なると魅力を相殺してしまう恐れもある。

そのため、沼津港とそ の周辺地域を一体として捉え、様々な業種の複数の事業者が一つの組織として、共通の理念・目指す将 来像の実現に向けて取り組む「エリアマネジメント」が必要となる。 今回定める計画では、沼津港の果たす役割(基本理念)を明らかにし、10 年後・20 年後の沼津港が目 指す「将来像」を定める。

この将来像を実現するために、各事業主体が担う方策を明らかにするととも に、各事業主体が連携して戦略的な取り組みを行うための組織を提示する。 3.計画策定の流れ 第2章では、計画の根幹となる「基本理念」や「将来像」の背景として、現在の沼津港が有する魅力 と課題を整理する。 第3章では、「基本理念」「将来像」を定め、将来像を実現するための方針、計画策定に当たり重視す べき視点を示す。

第4章では、沼津港の魅力の根源である「場の力」「人の力」を整理するとともに、沼津港が港湾とし て有し、維持すべき港湾機能を明確にする。将来像実現のために、高めるべきもの、不足するものを整 理し、魅力と機能が融合した「場」の配置計画を定める。 第5章では、場の配置計画を基に沼津港の整備や利用の方針をより具体的に示した平面図とロードマ ップ及び周辺との連携の方針を定めた広域連携計画を定める。

第6章では、リピーター・ファンの獲得について言及し、第7章で本計画を確実に実行していくため の運営体制を提案する。 1 -- 6 of 25 -- なお、第2章、第3章については、「沼津港の将来を考える有識者会議」、第4章から第7章について は、「沼津港振興基本計画策定委会」で主に検討したものである。

策定委員会では、沼津港を舞台に活躍 している様々な分野の地元若手関係者の意見を聞く機会を設けており、具体的な取り組みの検討に当た っては、彼らの意見も参考にしている。 策定フロー 第2章 現況整理(魅力・課題) 1.沼津港の目指す姿 2.取組の視点 3.“みなとまちづくり”の推進 1・「場の力」「人の力」の整理 2・場の配置(案) 3・港湾機能の整理 4・場の配置計画 1・沼津港みなとまちづくり推進計画 ( 平面図・ロードマップ) 2・広域連携計画 第7章 運営体制の充実 (エリアマネジメント) 第3章 第4章 第5章 (沼津港の将来を考える有識者会議) (沼津港振興基本計画策定委員会) (地元意見の反映) 第6章 リピーター・ ファンの獲得 2 -- 7 of 25 -- 第2章 現況整理(沼津港の魅力・課題) 新たな計画を作成するに当たり、現在の沼津港の状況を整理する。

1.沼津港の魅力 沼津港や沼津港周辺地域の魅力を最大限に活かすため、ここでは、現在の沼津港および周辺地域が有 する魅力を整理し、新たな将来像に導くための検討材料とする。 【地理】 【景観】 【歴史・文化】 【観光】 【食】 【活気】 ・首都圏との近接性 ・沼津駅からのアクセス ・豊富な自然資源(富士山・愛鷹山・狩野川・千本松原・沼津アルプス・伊豆半島ジオパーク 等) ・重みのある周辺の歴史・文化資源 ・古くから皇族・文化人に愛された風土 ・昭和初期以来の港湾としての歴史 ・「沼津港」の全国的な知名度 ・飲食店や水族館等、民間活力による集客力 ・食のブランド力 ・全国一の生産量を誇る「あじの干物」 ・駿河湾の特色を生かした深海魚の活用 ・市場・漁港の活気ある風景 ・本物の食を求めて行列のできる飲食店街 ・水面越しに望む愛鷹山・富士山と千本松原のひと際優れた景観 ・狩野川河口から広がる駿河湾と伊豆西海岸の眺望 ・びゅうおからみるパノラマ風景 3 -- 8 of 25 -- 【沼津港の主な魅力と代表写真】 ・首都圏との近接性 ・沼津駅からのアクセス ・周辺の歴史・文化資源 ・伊豆半島ジオパーク ・豊富な自然・景観資源(富士山・愛鷹山・千本松原・狩野川等) 水族館・飲食店モール 商店・飲食店街の活気 市場の活気 干物等「食」の魅力 内港から望む富士山 戸田 びゅうお(ライトアップ) 千本松原越しの富士山 深海魚料理 我入道の渡し 干物 4 -- 9 of 25 -- 2.沼津港の課題 多くの魅力を有し、地域随一の賑わいを創出している沼津港であるが、数々の課題がある事も事実で ある。

ここでは、解決すべき課題を整理する。 【利用】 【動線】 【景観】 【情報提供】 【防災】 【管理・その他】 ・にぎわいが沼津港に集中し、周辺への波及効果が少ない。 ・利用が昼間の観光客に集中し地元客や夜間の利用が少ない。 ・市場関連車両と観光客の混在。 ・定期航路の廃止。 ・内港に残る物流機能。

・海洋レジャー拠点としての利用が少ない。 ・内港西側を歩く人が少なく、回遊性が生まれていない。(航路を渡れる「びゅうお」の未活用。) ・第 1 番線を無秩序に横断する観光客が危険。交通渋滞の原因ともなっている。 ・沼津駅方面の市街地との連続性が不足。 ・千本松原や、御用邸方面への連続性が不足。

(潮の音プロムナードの活用不足。) ・沼津港から西伊豆方面への連続性が不足。(海上・陸上) ・沼津港全体として、景観的な統一感がない。(建築物の色彩等) ・富士山、狩野川、千本松原、観音川、内港水面等、数多い視点場の未活用。 ・老朽化した建築物等による良好な景観の阻害。 ・千本松原へ続く潮の音プロムナードから見える外港の鉄くず等による景観の阻害。

・堤防による狩野川河口、伊豆西海岸への眺望の遮蔽。 ・周辺及び県東部伊豆地域の観光情報提供施設の不足。 ・沼津港から歩いて行ける施設へいざなう仕組みが不足。 ・一般利用客向け駐車場情報の不足。 ・休日等ピーク時の駐車場不足と渋滞。 ・放置艇の存在。 ・津波防災に関する総合的な情報提供が不足。

・津波防災施設の整備・改良が必要。 ・防災拠点港湾としての機能強化(緊急輸送岸壁等の適正な利用)が必要。 5 -- 10 of 25 -- 【沼津港の主な課題と代表写真】 路上駐車する観光バス 内港に残る物流機能 駅方面からの見通しを遮る 入口の建物 狩野川方向の眺望を遮る 堤防と無秩序な駐車 老朽化した案内看板 車と人で混雑する一番線 利:昼間に集中した利用 (一部で夜間利用も進む) 動:千本松原との連続性の不足 利:水産物流と観光の(過度な)混在 景:狩野川方向の眺望阻害 動:市街地との連続性の不足 全体に関すること 利:周辺への波及利用が少ない 情:港内案内情報機能の不足 情:防災情報の不足 景:全体的な統一感の不足 景:視点場の未活用 管:放置艇の存在 利⑤:内港に残る物流機能 景:外港の鉄くず 歩行者等動線関連 凡例 動:港内の回遊性(特に内港西側)の不足 動:第1番線の混雑(歩行者の安全確保) 情:周辺への案内情報機能の不足 動:西伊豆方面への海上ネットワークの維持 景:老朽施設等の存在 利:定期航路の廃止 動:御用邸方面との連続性の不足 管:緊急輸送岸壁の適正利用 管:駐車場不足と渋滞 6 -- 11 of 25 -- 第3章 沼津港の目指す姿・取り組みの視点 計画策定に当たり、第 2 章で整理した「魅力」「課題」をふまえて、各事業者の共通の目標・指針とな る「目指す姿(将来像)」と「取り組みの視点」を定める。

1.沼津港の目指す姿(将来像) 【解説】 伊豆半島の付け根に位置し、県東部の海上交通の拠点、水産流通の拠点としての歴史がある沼津港で あるが、近年は、背後の食堂街を中心に観光港化が進んでいる。この食堂街は、沼津港で活動する漁師 や市場関係者に安くて新鮮な食事を提供していたものが、地域住民に浸透し、更には地の味を求める観 光客に知れ渡り、徐々に観光資源化されたものである。

つまり、現在の沼津港の魅力の原点は、漁師や 市場関係者の活力、彼らに食事を提供する食堂等の活気にあり、その魅力を求めて訪れる観光客により、 賑わいが成り立っている。 また、駿河湾、富士山、千本松原等の沼津港を取り巻く環境や景観も、古くから人々を魅了し、沼津 港やその周辺の魅力を高めてきたものであることは言うまでもない。

この沼津港が培ってきた港としての本質的な魅力を見失うことなく、長きにわたって、関係者が元気 に働き、地域の人が憩い、訪れる人が楽しむ場となること、そして、陸・海の交通の拠点として、人、 物、情報が地域をつなぎ、近年元気のない周辺地域に活力を波及させることが、沼津港の果たすべき役 割であり、その役割を果たしている姿が、将来像となる。

2.将来像を実現するための取り組みの視点 【解説】 将来像を実現するために、本計画は上記 4 つの取り組みの視点を定めた。ここでは、各視点に基づき 実施する取り組みを例示する。(取り組みの例は、第5章の「具体計画」に反映させる。) 沼津港が現在有する「食」や「景観」等の魅力を向上させ、最大限に活用することはもちろん、新し い魅力を創出することで、来訪者を飽きさせず、リピーターを生む取り組みを行う。

【取り組みの例】 ・ 駿河湾の豊富な海産物を駆使した沼津独自の本物志向・健康志向の食文化を体験できる場とする 沼津港は、美しい駿河湾と富士山の眺望、港らしい風情とが調和した「高質な水辺空間」という類ま れな魅力を持つ公共空間として、長期に亘り魅力を発揮し、また、陸と海をつなぐ要所として、地域 の人々、訪れる人々が憩うとともに、沼津市はもとより県東部・伊豆地域の活力の源となっている。

(1)魅力(食文化・風景・歴史)の向上と新たな魅力の創出により来訪者へ多様な楽しみを提供する。 〇魅力(食文化・風景・歴史)の向上と新たな魅力の創出により来訪者へ多様な楽しみを提供する。 〇活力あふれる働きがいのある港にする。 〇県東部、伊豆地域の「玄関口」として、訪れた人を迎え入れ、周辺地域へいざなう仕組みを充実させる。

〇誰もが安全・安心に利用できる港にする。 7 -- 12 of 25 -- ・ 海産物に加えて地場の良質な食材(野菜・肉等)を活かした世界各地の料理等、多様な食文化を味わい、学べる 場とする ・ 歴史ある漁港の核となる市場を維持し、市場で活躍する人たちが醸し出す風景を将来に亘り確保する ・ 沼津港をとりまく優れた自然景観を借景に、自然と調和した統一感のある景観を形成するとともに、多数のビュ ーポイントを築く 沼津港は、県東部の水産流通拠点であるとともに、日本有数のサバの水揚げ基地でもある。

沼津港が 本来持つ漁港としての機能を失うことなく、水産業、飲食業、観光業等、様々な業種が連携し、若い世 代が沼津港を舞台に活躍できるような機会を創出することにより、新たな雇用や地域への波及効果も期 待できる。 【取り組みの例】 ・ 現在の漁業・市場・飲食店街等の賑わい、活力の維持・発展を図る ・ 港で生業を営む人々が様々な活動を企画し、実行できる場と機会を創出する ・ 関係する多様な業種が交流できる場を設け、アイデアを持ち寄り、連携して取り組む仕組みを用意する 旧来より県東部の交通の要所であった沼津において、沼津港は海と陸の両面から、「玄関口」として担 う役割が大きい。

特に海上交通は港の持つ最も重要な機能の一つであり、県東部、伊豆地域の人流の「核」 「ハブ」として、来訪者を沼津港に迎え入れるだけではなく、周辺地域へと案内する取り組みを行う。 【取り組みの例】 ・ 陸上交通、海上交通の結節点としての機能・施設を充実させる ・ 海洋レジャーの拠点としての利用を促進する ・ 周辺地域の魅力を結び付け、沼津港と周辺地域との周遊性を確保する ・ 来訪者を迎え入れ、港内や周辺地域へいざなうコンシェルジュ機能の充実を図る 防災対策による安全・安心に加え、渋滞の緩和・解消、適切な歩行者動線の確保、案内表示の充実等 による利用上の安全や効率性の向上により、関係者、来訪者のストレスを取り除く取り組みを行う。

【取り組みの例】 ・ 物流機能は外港に集約し、観光利用との混在を解消する ・ 路面表示やサインを充実させ、安全な歩行者動線を確保する ・ パーク&ライド方式等の推進により、渋滞を緩和・解消する ・ 地震・津波対策をより充実させる (2)活力あふれる働きがいのある港にする。 (3)県東部、伊豆地域の「玄関口」として、訪れた人を迎え入れ、周辺地域へいざなう仕組みを 充実させる。

(4)誰もが安全・安心に利用できる港にする。 8 -- 13 of 25 -- 3.沼津港みなとまちづくりの推進 平成 14 年の「沼津港港湾振興ビジョン」は、主に沼津港周辺の施設整備について、官民の役割分担を 定めたものであるが、今後は、施設整備のみならず、将来像に向けて沼津港を一体的に運営していく体 制づくりが重要である。

「港」だけでなく、周辺の「まち」とも連携し、港とまちの魅力を高め、地域ぐ るみで課題を解決し、将来像の実現を目指す体制を構築する。 また、賑わい創出の方向性として、ともすれば地域住民の心を遠ざけ、地域との結びつきを希薄にし てしまう観光に特化した開発ではなく、地域の人が日頃から通い、地域の人と観光客がともに楽しむた めに、関係者が皆で手入れする「地域の庭園」のような空間の創出を目指す。

そこで、本計画を「沼津港みなとまちづくり推進計画」と名付け、地域の「庭園」のような「みなと」、 すなわち“ガーデンポート”をキーワードとしたキャッチフレーズを設け、“みなとまちづくり”を推進 することとする。 沼津港みなとまちづくり推進計画 キャッチフレーズ みんなで創り、みんなが集う「ガーデンポート」 9 -- 14 of 25 -- 沼津港みなとまちづくり推進計画の概要 沼津港は、美しい駿河湾と富士山の眺望、港らしい風情とが調和した「高質な水辺空間」という類まれな魅力を持つ公共空間として、 長期に亘り魅力を発揮し、また、陸と海をつなぐ要所として、地域の人々、訪れる人々が憩うとともに、沼津市はもとより県東部・伊豆 地域の活力の源となっている。

■魅力(食文化・風景・歴史)の向上と新たな魅力の創出により来訪者へ多様な楽しみを提供する。(訪れてよし) ■活力あふれる働きがいのある港にする。(働いてよし、商ってよし) ■県東部、伊豆地域の「玄関口」として、訪れた人を迎え入れ、周辺地域へいざなう仕組みを充実させる。(住んでよし、訪れてよし) ■誰もが安全・安心に利用できる港にする。

(働いてよし) 目指す姿 (将来像) ●沼津港の賑わいを街中や周辺地域へ波及させる。 ●海洋レジャーの提供や人と海をつなぐ海上交通拠点としての役割を果たす。 ●物流機能を外港へ移転し、地域の庭として内港を上質な空間へ。 ●街中、港内、千本松原、御用邸方面への周遊性を向上させ、地域の 一体的な魅力を創出する。

●沼津港から西伊豆方面へ海路を活かして人々をいざなう。 ●富士山、千本松原などの借景とともに、統一感のある空間・景観コーディ ネートを行う。 ●津波等から港湾利用者・来訪者を守る。 ●防災拠点港湾としての機能強化を図る。 ●安心して港を利用できるようにする。(交通安全、防犯など) ●適正な水域利用のルールを作る。

●沼津駅からのアクセス ●ジオパークや海浜などの豊富な自然資源 ●重みある周辺の歴史・文化資源 ●古くから皇族・文化人に愛された風土 ●昭和初期以来の港湾としての歴史 ●「沼津港」の全国的な知名度 ●民間活力による集客力 ●食のブランド力 ●全国一の生産量を誇る「あじの干物」 ●駿河湾の特色を生かした深海魚の活用 ●市場・漁港の活気ある風景 ●本物の食を求め行列のできる飲食店街 ●水面越しに望む愛鷹山・富士山・千本松原の ひと際優れた景観 ●駿河湾と伊豆西海岸の眺望 ●「びゅうお」からみるパノラマ風景 今ある魅力を更に高める! 今ある課題を皆で解決! 地理 景観 歴史・ 文化 観光 食 活気 利用する 繋ぐ・誘う 風景・景観 を楽しむ 知らせる・ 導く ルールを 守る “エリアマネジメント”により、地域ぐるみで“みなとまちづくり”の運営を行う。

災害から 守る ●沼津港に周辺エリアをはじめ、県東部・伊豆地域のコンシェルジュ機能を 持たせる。 「沼津港みなとまちづくり推進計画」 ~みんなで創り、みんなが集う「ガーデンポート」~ 取り組み の視点 港とまちの魅力を更に高め、地域ぐるみで課題を解決し、将来像の実現を目指す“みなとまちづくり”。

10 -- 15 of 25 -- 第4章「場の力」「人の力」と港湾の機能 第2章で整理した、沼津港の魅力は、沼津港が持つ「場の力」「人の力」によって創出されたものであ る。本章では、将来像を実現すため、沼津港が持つ「場の力」「人の力」、沼津港に足りない「場の力」「人 の力」を整理するとともに、沼津港が港湾として維持すべき港湾機能を明確にし、魅力と機能の整合・ 融合を図る。

1.「場の力」「人の力」の整理 第2章で示した「将来像を実現するための方針」により具体的な方策を検討するに当たり、重点的に 取り組むべき「場」を設定する必要がある。ここでは、開発余地のある内港地区を中心に沼津港が持つ 「場の力」「人の力」を整理し、各「力」が沼津港の「どこ」で発揮されているのか、どこでどのような 「力」が足りていないのかを検討した。

「場の力」「人の力」の配置イメージ 【解説】  飲食店街周辺 「沼津ブランド」の干物や、新鮮な海産物、駿河湾ならではの深海魚等、全国的な知名度を誇る沼津 港の「食」の持つ力は非常に強い。しかし、寿司や和食に偏った飲食店が多様性に欠けることや、値段 の設定、渋滞や混雑等により、他の観光地にも見られるよう地元住民が足を運ばない場所となっている ことは否めない。

富士山の景観 千本松原の借景 沼津アルプスの景観 愛鷹山の景観 首都圏との近接性 陸上交通アクセスの整備 沼津駅との近接性 中心市街地との連続性 伊豆地域との近接性 箱根との近接性 富士山との近接性 船 (漁船以外) のある風景 漁港らしい風景 (市場+漁船) 水面に映える景観 海上交通アクセスの存在 漁船のある風景 狩野川の景観 隣接する狩野川 沼津港で水揚げされる多様な海産物 地場の食材を使った食事(寿司・和食) 食堂街が賑わう風景 駿河湾ならではの深海魚 日本一の生産量を誇るあじの干物 全国から市場に集まる多様な海産物 リーズナブルな食事 沼津の食材 伊豆の食材 県東部の食材 食材を活かした多様な食事(フレンチ・イタリアン・中華等) びゅうおのある風景 びゅうおから眺める風景 船上からの景観 伊豆西海岸の景観 駿河湾の景観 駿河湾との近接性 漁港として培った歴史 市場の営みを感じる風景 市場施設のある風景 県東部随一の水産流通拠点 せり場を見通せる市場 最新鋭の市場(高度衛生管理) 市場の活気 港の活気を支える漁業者や市場関係者 食材を活かす料理人 コンシェルジュ ブランド開発能力 食の拠点として のブランド力 玄関の機能 「場の力」が特に弱い 新たな力の展開が必要 更に高めるべき力 補うべき力 凡例 人の力 「場の力」が弱い 「場の力」が弱い 朝日・夕日に映える景観 ライトアップされた夜景 一周まわれる内港 沼津港全体に 関わるもの 商店街のおもてなしの力 沼津港に導く観光ガイド 港を活用するホテル旅館組合などの観光業者 魅力の情報発信力 沼津港や街中を舞台に活躍する若い力 地元の人や来訪者の交流を作り出す企画力 「沼津港BAR」や「水産祭」等のイベント企画力 「場」を限定 しないもの 「食」が強い 「市場」が強い 「玄関」が必要 「親水」が必要 北側 飲食店街周辺 市場周辺 水面 西側 11 -- 16 of 25 --  北側 沼津駅方面からの沼津港の入口にあたる部分であり、「玄関口」「総合案内」としての「力」が望まれ る。

現在は、建物や看板が統一感無く立ち並び、周辺との連続性を遮断している。  西側 倉庫やタンクが設置され、人を惹き付ける「力」を有していない部分。背後の観音川や松林、水面と の一体利用も含めた新しい「力」の展開が必要。新たな力の展開には、未来を築く若い世代の「人の力」 が望まれる。

 市場周辺 県内では焼津漁港に次ぐ水揚げを誇り、市場は県東部の水産流通拠点として活気を見せている。市場 の雰囲気を味わうために沼津港を訪れる観光客も多く、最も沼津港らしいと言える市場の「力」は非常 に強い。  水面 定期航路の廃止もあり、海上交通の拠点としての「力」が低下しているが、遊覧船や夏季の臨時船の 運航は続いている。

漁船が見える風景は漁港的な雰囲気を醸し出しているほか、水面越しに見える富士 山など、景観を構成する重要な要素ともなっており、そのポテンシャルは高い。人と海、人と水をつな ぐ、「親水」の力もほしい。  全体 沼津港から見る朝日に照らされた富士山、夕日が沈む駿河湾、ライトアップされたびゅうおや市場等、 時間や場所ごとに多様な風景を楽しむことができる「力」を有す。

びゅうおの展望廊下を通って内港を一周歩いて回ることのできる周遊性は魅力が高いものの、活用し きれていない。 数々のイベントを実施する「人の力」も強いが、若い世代の力や一体感、周辺との連携により、更な る高みを目指したい。 12 -- 17 of 25 -- 2.「場」の配置(案) 「場の力」を最大限に発揮するためには、各「場」単体の力のみならず、「場」と「場」の「整合性」・ 「一体性」・「連続性」を確保し、相乗効果を得る必要がある。

前項の「場の力」の整理により、新たな計画で位置付ける『「場」の配置(案)』を検討した。 「場」の配置とつながり・連携のイメージ 「整合性」:力の強い「場」は、大きく変化させることなく、更に力の向上を図る。 「一体性」:沼津港全体としてのまとまり、一体感を創出する。 「連続性」:場と場のつながり、周遊性を大事にする。

各「場」の役割と「場の配置」(案)は以下のとおりである。 「玄関口」の場 沼津港の玄関として、来る人を心地よく受入れ、沼津港内を案内し、沼津港周辺へ送り出す「総合 案内」(コンシェルジュ)となる。 「憩いと交流」の場 今の沼津港にはない、人々が憩い、交流できる場所と機会を創出する。

13 -- 18 of 25 -- 「食文化と賑わい」の場 現在の賑わいを絶やすことなく、単なる「食事」から、多様な食による「食文化」を体感し学ぶ場 へ昇華させる。 「魚市場の活力」の場 水産業の活性化の象徴、沼津港らしい活力のある場として、これまで以上に魅力を高める。 「親水」の場 訪れた人々が、水面に映える風景や漁船のある風景を楽しみ、海に触れ、親しみを感じることがで きる。

周辺との連携と回遊性 周辺地域と連携し、地域との連続性を確保するとともに、沼津港内での回遊性を活かすことで、場 と場のつながりや一体感を創出する。 美しい風景 沼津港内や沼津港周辺に数ある視点場(ViewPoint)を十分に活用するとともに、統一感のある良 好な景観を形成する。

「場」の配置(案) 物流・産業 千本松原との連携 西伊豆地域との海上 交通ネットワーク View Point! 狩野川との連携 食文化と賑わい 魚市場の活力 玄関口 憩いと交流 親水 中心市街地等との連携 View Point! View Point! View Point! View Point! View Point! View Point! 回遊性 御用邸等との連携 14 -- 19 of 25 -- 3.港湾機能の整理 ここまで、「場の力」「人の力」を中心に整理してきたが、沼津港が港湾として維持すべき機能は当然 確保しなくてはならない。

また、沼津港は県の定める防災拠点港湾であり、防災の観点からも重要な港 であることを忘れてはならない。 現在の係留施設等の利用状況等を整理した上で、将来を見据えた利用の再編を検討する。 (1)係留施設 (ア)現状と課題 各係留施設の現在の利用状況と課題は以下のとおりである。(課題は下線部) 【内港】 北物揚場 :過去定期船が運行。

現在は、遊覧船、チャーター船等の旅客船を中心に利用。 東物揚場 :市場への漁船の水揚げを想定して整備されたが、現在、市場は主に陸送品を扱っている ため水揚げはほとんどない。放置艇あり。 南物揚場 :INO への漁船の水揚げ。 西物揚場 :半分は漁船の休憩係留に利用。放置艇あり。塩化カリウムタンクへの荷役あり(外港へ の移転が望まれる)。

【外港】 北1・2号岸壁 :金属屑、砂利・砕石等の荷役。 東1・2号岸壁 :金属屑の荷役。 西物揚場 東物揚場 北物揚場 南物揚場 西岸壁(-5.5) 北1号岸壁(-7.5) 東2号岸壁(-7.5) 東1号岸壁(-7.5) 2号ドルフィン 北2号岸壁(-5.5) 南1号岸壁 南2号岸壁 南物揚場 我入道物揚場 (外港) (内港) INO 15 -- 20 of 25 -- 南1・2号岸壁、南物揚場:大型漁船の水揚げ。

西岸壁 :放置艇あり。 2 号ドルフィン:化学薬品等の荷役。 西防波堤 :自主管理組合による乗合釣り船が暫定係留。 【狩野川】 我入道物揚場 :漁船の休憩係留(荒天時は内港に避難) (イ)再編の方針 県は「静岡県プレジャーボートの係留保管の適正化等に関する条例」第 14 条第1項の規定に基づき、 放置艇問題の解消及び公共水域の秩序ある利用を図るため、沼津地域の水域を対象とした「沼津地域水 域利用推進調整会議」を設置している。

調整会議で承認された「沼津地域水域利用推進計画」(平成 23 年 3 月)では、内港西物揚場を係留保管区域、外港西防波堤を暫定係留保管区域とし、それ以外を船舶 等放置等禁止区域に指定し、プレジャートや放置艇を整理する方針を示している。 本計画では、上記方針に基づく放置艇の整理に加え、貨物船、旅客船、遊覧船、漁船等、各船舶の利 用実態を踏まえた係留施設の利用再編の方針を以下のとおりとした。

<全体> ・ 「沼津地域水域利用推進計画」に基づき、放置艇・プレジャーボートは、民間マリーナや静浦漁港 の馬込陸上保管施設等への移動を促す。 <旅客船・遊覧船等> ・ 定期旅客船は廃止となったものの、遊覧船やチャーター便の運航は継続しており、西伊豆との海上 交通による連携は、本計画の重要な要素である。

西伊豆の海の玄関口として、定期航路復活やビジ ター利用を求める声も多い。一般利用客の乗降を考慮し、北物揚場や東物揚場に海上交通機能を集 約する。 <漁船> ・ 係留保管区域となる西物揚場を休憩係留用とする。我入道漁協をはじめ、沼津市内の各漁協の正組 合員数や保有漁船数は、減少傾向にあることから、隻数は現在の許可隻数を目安とする。

・ 水揚げ利用は市場や漁舎前面(小型漁船:内港東物揚場、内港南物揚場、大型漁船:外港南物揚場、 外港南 1・2 号岸壁)で行う。 <遊漁船> ・ 暫定係留保管区域となる外港西防波堤への暫定係留を適正に管理する。 ・ 利用客の利便性を考慮し、内港の海上交通機能の一部に、遊漁船の乗降場を位置付ける。

・ 防波堤への保管係留については将来的には、民間マリーナ等への移動を促す。 <貨物船> ・ 観光と物流の混在を避けるため、内港で一部利用のある塩化カリウムタンクは外港に移転し、荷役 は 2 号ドルフィンを利用する。 ・ 防災および景観の観点から、鉄屑の取扱いを西岸壁、北 1 号岸壁等に集約する。

(防災については、 次節で詳細に記述。) 16 -- 21 of 25 -- (2)防災関連施設 (ア)現状と課題 防災関連施設の状況と課題は以下のとおりである。(課題は下線部) ・ 外港東1号岸壁と外港西岸壁が緊急輸送岸壁であるが、西岸壁には放置艇あり。 ・ 緊急荷捌施設用地の明確な利用ルールがなく、緊急時の使用に支障を及ぼす恐れがある。

・ 緊急輸送路の外港入り口部分(外港荷さばき地(A))で鉄屑を取り扱っているが、恒常的な積置 きがあり、津波被害による鉄屑の飛散で緊急輸送路の遮断が危惧される。 ・ 東 1 号岸壁は、これまでの想定を超える第 4 次地震被害想定の大規模地震に対しては耐震性が不足 していることが判明した。

(イ)再編の方針 ・ 確実な防災機能確保のため、鉄屑の取扱い施設を西側に集約し、緊急輸送路の遮断を未然に防ぐほ か、緊急荷捌施設用地を東1号、2号岸壁の背後に変更する。 ・ 荷さばき地における貨物の仮置き期間の制限等、利用ルールを港湾関係者と調整し明確化する。 ・ 第4次地震被害想定の大規模地震に対応した耐震強化岸壁として、東2号岸壁の改良、またはその 他の岸壁の耐震化を検討する。

外港荷さばき地(A) A=1,638 m 2 外港荷さばき地(C) A=3,465 m 2 外港荷さばき地(E) A=4,233 m 2 外港野積場(B) A=4,869m 2 外港西荷さばき地 A=893 m 2 緊急輸送岸壁 緊急輸送路 緊急荷捌施設用地 外港荷さばき地(D) A=1,813 m 2 外港荷さばき地(F) A=2,302 m 2 外港荷さばき地(B) A=1,377 m 2 【参考】 第4次地震被害想定による 外港荷さばき地付近の浸水深 レベル1:約2m レベル2:約4.5m 放置艇移動 金属くず等取扱い 機能の集約 緊急輸送用 荷捌き地の見直し 確実な 緊急輸送ルートの確保 新たな地震想定に対応した 耐震強化岸壁の検討 ※東2号岸壁は候補のひとつ 地震・津波による緊急輸送路への 金属くず流出の危険性排除 (機能の移転) 17 -- 22 of 25 -- (3)その他施設 港内には、上屋、倉庫等、建築物も存在するが、係留施設の利用方針等も鑑み、以下のとおり方針を 整理する。

・ 内港の塩化カリウムタンク、倉庫等の物流機能は外港に移転する。 ・ 個別に建てられ老朽化も進んでいる北物揚場背後の船舶待合所、物販所等は、機能集約する。 ・ その他、老朽施設や未利用施設は所有者と調整の上、撤去・移設を検討し、機能の効率化を図る。 (4)港湾の利用・防災をふまえた機能再編(案) 係留施設の利用、防災上の観点から、沼津港の機能再編(案)を以下に示す。

「防災」 :緊急輸送岸壁、緊急荷捌施設用地、緊急輸送路の適正な利用 「物流・産業」 :物流機能の集約と維持 「係留(外)」 :沼津港で操業する乗合釣り船の暫定係留許可・適正管理と将来的な移動 「海上交通」 :チャーター船、臨時船、遊覧船、乗合釣り船、ビジター船の発着場として利用 「市場・水揚げ」 :外港は大型漁船の水揚げ、内港は小型漁船の水揚げ利用 「係留(内)」 :許可漁船の係留 航路 物流・産業 防災 係留(外) 係留(内) 海上交通 市場・水揚げ 航路 『防災』 ・緊急輸送岸壁、緊急荷捌用地、緊急輸送路 『物流・産業』 ・金属くず、砂利・砕石等の荷役、荷捌き、保管 『係留(外)』 ・沼津港で操業する乗合釣り船等の暫定係留 ・段階的に民間マリーナ等へ移動 『係留(内)』 ・漁協所属の漁船の係留 ・漁港的景観の重要な構成要素 『海上交通』 ・チャーター船、臨時船、遊覧船、乗合 釣り船(乗降)、ビジター船の発着場 ・定期航路復活も視野 『市場・水揚げ』 ・外港は大型漁船の水揚げ ・内港は小型漁船の水揚げ 18 -- 23 of 25 -- 4.港湾機能を反映した「場」の配置計画 本章で検討した、主に陸域に主眼を置いた「場の配置(案)」と、水域の利用が重要な「港湾機能」は、 別々のものではなく、一定の関連性がある。

例えば係留施設は背後の利用と密接な関係性があり、 「市場」 と「水揚げ」は一対のセットとなる。一方、漁船の休憩係留は、背後利用との関連性は低いものの、沼 津港の重要な魅力でもある「漁港の雰囲気」を醸し出す重要な要素ともなる。 『「場」の配置(案)』と、『港湾の利用・防災をふまえた機能再編(案)』の整合を図り、本計画の骨 子となる『場の配置計画』をここに示す。

「場」の配置計画 「場の配置(案)」で整理した『「憩いと交流」の場』、『「親水」の場』は、沼津港に必要な新たな機能 として、地域からの期待も大きい。漁船の係留隻数や海上交通機能の必要範囲を考慮し、内港北物揚場、 西物揚場の一部で、両機能を一体的に有する空間として「交流・親水の場」を位置付ける。

港湾の機能再編を考慮した各「場」の役割は次のとおりである。 ( 下線部 は、2.場の配置」(案)からの変更箇所) 物流・産業 係留 新たな機能 「交流・親水」 市場・水揚げ 人と人 陸と海 千本松原と港 人と食 食材と食事 富士山と港 人と海 漁業と観光 狩野川と港 沼津港と西伊豆 地域と港 回遊性 つながり・関連性の例 『玄関口』 ・陸海の交通の結節点 ・海から陸から人を受け入れ送り出す「玄関口」 ・「場」と「人」をつなぎ、各「場」へいざなう「総合案内」 新たな機能『交流・親水』 ・沼津港を次のステージに導くため、内港に 生み出した空間 ・水域とセットで活用し、“沼津港らしい”新た な魅力を創出する 『食文化と賑わい』 ・現在までに築き上げた「食」の魅力を活かしつつ、 新たな取組を展開し、リピーター・ファンを獲得する 人と深海魚 『物流・産業』 ・防災の観点から、金属くずの取扱い機能を集約 ・景観へ配慮(工業的景観を和らげる工夫) ex.緑化、隠す工夫、PB陸上保管場の活用等 ・大型バスの臨時待機場としても活用 海上交通 沼津港と駿河湾 『魚市場の活力』 ・市場の活気や水揚げの風景 沼津港らしさを醸し出す 19 -- 24 of 25 -- 周辺との連携と回遊性 「玄関口」の場:沼津港の陸上交通・海上交通両面の玄関 として、来る人を心地よく受入れ、沼津港内を案内し、沼 津港周辺へ送り出す「総合案内」 (コンシェルジュ)となる。

「場」と「場」、「地域」と「港」を結ぶ結節点となる。 「交流・親水」の場:『「憩いと交流」の場』と『「親水」の場』の融合。今 の沼津港にはない、人々が憩い、交流できる場所と機会を創出する。水面 を一体的に活用することで、人と海のつながりを体感させる。漁船が係留 されている風景は、人々に郷愁の念を抱かせる。

「食文化と賑わい」の場:現在の賑わいを絶や すことなく、単なる「食事」から、多様な食に よる「食文化」を体感し学ぶ場へ昇華させる。市場から仕入れた新鮮な魚介 類に加え、地域特産の野菜や肉、加工品も取り入れ、地産地消や六次産業化 の推進を狙う。 「魚市場の活力」の場:水産業の活性化の象徴、沼津港らしい活力のあ る場として、これまで以上に魅力を高める。

市場の活気、漁船からの水 揚げ風景は、沼津港の漁港らしさを際立たせ、観光客を魅了する。 周辺との連携と回遊性:周辺地域と連携し、地域との連続 性を確保するとともに、沼津港内での回遊性を活かすこと で、場と場のつながり、一体感を創出する。 物流・産業:物流機能、防災機能を維持するとともに、景観へも配慮する。

美しい風景:沼津港内や沼津港周辺に数 ある視点場を十分に活用するとともに、 統一感のある良好な景観を形成する。 玄関口 魚市場の活力 物流・産業 美しい風景 交流・親水 食文化と 賑わい 20 -- 25 of 25 --

沼津港みなとまちづくり推進計画 後半部分(5章~) (PDF 8.2MB)

沼津港をより使いやすく、訪れやすい場にするために、港のエリアごとに具体的な整備計画を示しています。バス乗降場の配置、歩行者の動きやすさ、景観への配慮など、実現に向けた詳細な方針をまとめています。

背景前章の場の配置計画をさらに具体化し、港内の各エリアの整備方針と実現に向けたロードマップを示すため。

  • 玄関口にエントランス広場と総合案内を整備し、見通しを確保する
  • 西側に緑地と新たな親水機能を導入し、交流拠点として活用
  • 第一市場を建替えて「見せる市場」に再整備、食文化を発信
  • 全長28.5メートルの旅客船が回頭可能な係留施設を整備
  • 大型バス乗降場は内港北側、待機場は外港に配置して分離
  • 案内看板を充実させ、バリアフリー化で港全体の回遊性向上

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第5章 具体計画 本章では、前章で整理した場の配置計画を基に、“みなとまちづくり”を推進するため取り組むべき内 容を具体化した計画平面図、行動計画となるロードマップの案を作成するとともに、沼津港周辺との連 携のため取り組むべき事項を整理した、「広域連携計画」を示す。 1.沼津港みなとまちづくり推進計画(平面図・ロードマップ) 「場の配置計画」をより具体化するため、人の流れや場と場の連続性にも留意しつつ、各場で必要な機 能や施設、景観等に関する留意事項、既存施設への対応等を整理する。

その上で、沼津港の利用や整備の 方向性を示した計画平面図および関係者毎の短・中・長期の行動計画となるロードマップにまとめる。 (1)「玄関口」の検討 「玄関口」の場と位置付けた内港北側は、沼津港に訪れる人を心地よく迎え入れ、送り出す“おもて なし”機能の創出が求められる。来訪者動線の主な起点となるため、動線の検討においても重要な箇所 である。

(ア)必要な機能・施設 ・ バス・タクシー乗降場(陸上交通) ・ 船舶の券売所・待合所(海上交通) ・ 船舶の乗降場 ・ 総合案内(コンシェルジュ)※沼津港内に限らず、周辺地域の情報を提供 ・ 街中との連携促進のための駐輪場 (イ)留意すべき点 ・ 駅方面から来た際に、海や船が見える見通しの確保 ・ 南側から見たときの景観を損ねない施設(富士山の借景) (ウ)配置・整備の考え方 ・ 道路と港の結節点となる東側は「エントランス広場」を整備する。

(見通し確保のため、エントラ ンス広場には建築物は設置しない。) ・ 地域の情報を集約し、来訪者を周辺地域へいざなうコンシェルジュ機能の拡充を図る。(新鮮館) ・ 陸上交通と海上交通の連絡を円滑にするため、船舶の券売所・待合室を移転、集約する。 ・ バス・タクシーの乗降場を北側背後道路(県道沼津港線)沿いに整備する。

(富士山の借景に配慮 し、背後に停車したバスを植樹等により隠す。) ・ 物揚場直背後は東西の移動を円滑にするため、通路兼多目的広場とする。 ・ 多目的広場は、朝市やフリーマーケット、軽トラ市等、地域のイベントに活用できるよう計画する。 ・ 「玄関口」として一体的に利用できるよう通路、サイン等を配置する。

・ 特に西側への人の流れを創出するため、西付近の案内表示を充実させる。 ・ 自転車利用促進のため、駐輪場をバス・タクシー乗降場付近に配置する。 21 -- 1 of 31 -- (エ)既存施設・占用物件等への対応 ・ エントランス広場部の看板・占用物件等は、見通し確保のため、撤去する。

・ 船舶の券売・待合所や漁協施設は民間施設(新鮮館、第一市場等)に統合する。 ・ トイレは移転を検討する。 ・ 大型バス駐車場は、外港へ待機場を設けることで対応する。 「玄関口」 配置イメージ 「玄関口」 人の流れイメージ 見通しの確保 植樹等により、バスを隠す工夫 船舶乗降場 総合案内の拡充 船舶券売・待合所 富士山の借景へ配慮 駐輪場 水族館等 食事・お土産 親水・周遊等 親水・周遊等 千本松原 牧水記念館等 中心市街地 御用邸等 食事・お土産・ 遊覧・西伊豆 徒歩(駅方面や周辺駐車場から) バス等で来た人 バス等で来た人 人の流れ 外からの流入 総合案内の拡充 船舶券売・待合所 船舶乗降場 遊覧・西伊豆 東西の往来 自転車で来た人 案内の 充実 22 -- 2 of 31 -- (2)「交流・親水」の検討 「交流・親水」の場と位置付けた西側では、現在の沼津港に足りない魅力を創出するため、新たな機 能を導入する。

導入する機能の内容や施設の配置計画は以下により定める。 (ア)必要な機能・施設 ・ 人々が憩い、交流できる空間(緑地、休憩施設、店舗等) ・ 交流拠点としての価値を高める新たな親水機能 ・ びゅうおや港口公園へ導く遊歩道や散策路 ・ 管理用道路 ・ 漁船の休憩係留 (イ)留意すべき点 <全体> ・ 「新たな機能」による魅力は、既存の飲食店街と競合しないよう配慮 ・ 東側から眺める緑地背後の松林の借景への配慮 ・ 南側から眺める水面越しの富士山の借景への配慮 <緑地> ・ 港口公園との連絡と一体的な利用 ・ 南北の人の流れを生む通路の確保 ・ 観音川の活用 <親水機能> ・ 「玄関口」の多目的広場や緑地内施設と一体的に利用できるよう配慮 ・ 景観(高質な水辺空間の保全)、防災(びゅうお閉鎖時の遊水能力)の観点から、埋め立てや閉め きりは不可 (ウ)配置・整備の考え方 ・ 緑地は、多目的広場と明確に区分する必要はなく、連続的に利用できるように計画する。

(多目的 広場も合わせて一体的な空間とする。) ・ 観音川の活用も意識した管理用道路、遊歩道、休憩施設等を計画する。 ・ 管理用道路は車止めで管理し、通常時は遊歩道として開放する。(関係車両以外進入禁止) ・ 親水機能や導入施設の詳細は、地域で活躍する若者や民間企業も含めた自由な発想による提案を 募る。

参考例を、次ページ下段に示す。 (エ)既存施設・占用物件等への対応 ・ 既存タンクや倉庫(民間所有)等の物流機能は外港へ移転する。 ・ 許可漁船以外の放置艇は、民間マリーナ等への移動を促す。 23 -- 3 of 31 -- 「交流・親水」配置と人の流れイメージ 漁船の係留 緑地 新たな 親水 機能 びゅうおとの往来 一体的な利用 一体的な利用 松林の借景 へ配慮 南北の往来 南北の往来 観音川 を活用 緑地内に 休憩施設、 店舗等を設置 対岸との往来 多目的広場との連続性 千本松原への案内 港口公園 【動線の考え方】 ・周辺との一体的な利用 ・管理用道路は車止めで管理 ・観音川の活用を意識した遊歩道、散策路の配置 富士山の 借景へ配慮 内容 具体例 親水機能との連携の例 沼津の食材を使用し、世界の食 文化を味わい学ぶことができる レストラン、フードコート、バー、食の博物館、 八百屋(地場産野菜の販売)・・・ 生簀(獲った魚をその場で調理) 沼津の漁業・水産業を学び、体験 し、楽しむことができる 干物体験施設、料理教室、釣具店、漁具を 使ったクラフトショップ、多目的ホール・・・ 生簀、釣り施設(釣り教室、釣具レンタル) 沼津や伊豆の自然を体験し、楽し むことができる アウトドアショップ、ダイビングショップ・・・ カヌー・カヤック体験、ダイビング教室(西 伊豆のダイビングスポットへ船で移動) 沼津の歴史や文化に触れ、学び、 楽しむことができる 書店併設カフェ、小型の図書館、読書ス ペース・・・ 海上デッキ(ソファやパラソルの設置) 誰もが気軽に憩い、休憩すること ができる 屋根付き無料スペース(自由使用できる テーブル・椅子の設置)、喫茶店・・・ 噴水、子供が遊べる親水デッキ(遊具、魚 の餌やり) (参考)【緑地内導入施設の例と親水機能との連携】 単独の施設に限らず、上記のような機能が複合的に同居する長屋風建築物、あるいは、仮設店舗や屋台による店舗群も考え られる。

千本松原に溶け込み、港の水面に映え、観音川のせせらぎを感じられる構造とする。外構に“沼津垣”を使用する等、 沼津の伝統文化、地域資源を活用し、内装は和洋折衷の“和モダン”を演出する等、幅広い世代に受け入れられる施設とする。 24 -- 4 of 31 -- (3)「食文化と賑わい」の検討 「食文化と賑わい」の場と位置付けた東側は、既に整備がほぼ完了している場所であるため、配置計 画が大きく変わることは無いが、第一市場の建替えが必要となっている。

そのほか、案内の充実や歩行 者の安全対策が必要である。 (ア)必要な機能・施設 <新鮮館> ・ コンシェルジュ機能の拡充 <第一市場> ・ 来訪者に漁港を感じさせる「見せる市場」 ・ 漁⇒水揚げ⇒調理⇒食事の一連の流れを一つの「食文化」として学び体験させる機能 <飲食店街> ・ 賑わいの維持 ・ 店舗の多様化 ・ 地元客の獲得 <全体> ・ サインの充実 ・ 歩行者の安全対策(歩道、歩行者通行帯、横断歩道等) ・ 港内駐車場情報(空車・満車)の提供と周辺駐車場への案内 (イ)留意すべき点 ・ 港への眺望や背後と港の連続性の確保に配慮した建築物 ・ みなとパーキングからの歩行者の動線を意識した案内と安全対策の充実 (ウ)配置・整備の考え方 ・ 一番線の歩行者安全対策として、歩行者の通行帯を明確にし、横断歩道を設置する。

・ 駐車場付近への総合案内板の設置等、サインの充実を図る。 ・ 飲食店街は現在の雑多な雰囲気を残しつつ、街並みの景観を改善する。 ・ 第一市場や新鮮館は、水辺との連続性や港の眺望を十分考慮した建替え計画とする。 ・ 漁協、市場等、関係者の連携による「食文化」の拠点化を図る。(第一市場建替え後の利用) (エ)既存施設・占用物件等への対応 ・ 第一市場の建替えは、水面の見通しに配慮した構造とする。

・ 建築物の改装、改築の際は景観に係る統一ルールに配慮する。 ・ 設置者毎に異なる案内板・サインの内容やデザインを統合する。 25 -- 5 of 31 -- 「食文化と賑わい」施設と人の流れイメージ 駐車場からの 案内充実 駐車場からの 案内充実 狩野川河岸 我入道の渡し等 への案内 びゅうお・対岸等 への案内 飲食店街 ・現在の活気や雑多な雰囲気は 残しつつ、街並みを整理 ・店舗のジャンルの多様化 ・地元の人にも来てもらう工夫 第一市場(建替) ・見せる市場 (漁港らしい雰囲気) ・食文化の象徴 (獲ってから食べるまでをその場で体感) 新鮮館デッキから 船の発着風景を見せる 新鮮館 ・コンシェルジュ機能の拡充 ・第一市場との連携による展望回廊 (将来建替時に検討) 漁船の係留 水族館・飲食店街 ・随一の集客力、企画力を 更に活かす。

みなとパーキング 新鮮館前の 人の流れ創出 港に入る前の港内駐車場情報提供 と周辺駐車場利用の促進 26 -- 6 of 31 -- (4)「魚市場の活力」の検討 「魚市場の活力」の場と位置付けた南側も、既に整備がほぼ完了している場所ではあるため、配置計 画が大きく変わることは無いが、駐車場利用ルールの明確化や、快適な歩行空間の創出が必要である。

(ア)必要な機能・施設 <第一市場> ※再掲 ・ 来訪者に漁港を感じさせる「見せる市場」 ・ 漁⇒水揚げ⇒調理⇒食事の一連の流れを一つの「食文化」として学び体験させる機能 <INO> ・ 水産流通拠点としての活力維持 ・ せり見学ツアー等、観光利用の更なる促進 <外港漁舎> ・ 漁獲量の維持 ・ 水揚げ風景を見せる工夫(びゅうおから見える) <その他> ・ 狩野川の眺望を活かす工夫 ・ 狩野川堤防背後の快適な歩行空間 (イ)留意すべき点 ・ INO からびゅうおへの歩行者動線の明確化 ・ 歩行者が狩野川堤防背後部分へ歩きたくなるような工夫 (ウ)配置・整備の考え方 ・ 漁協、飲食店街等、関係者の連携による「食文化」の拠点化を図る。

(第一市場建替え後の利用) ・ びゅうおの展望室を活用し、沼津港や沼津の水産業の紹介を充実させる。 ・ びゅうお展望室での周辺案内を充実させる。 ・ 狩野川堤防背後には、歩道を設置し、植樹や緑化を図る。 ・ 狩野川河口から西伊豆方面を見渡せる展望台の設置を検討する。 ・ 「我入道の渡し」への案内・サインを充実させる。

(エ)既存施設・占用物件等への対応 ・ INO 背後駐車場は、市場稼働時間外については一般車駐車場として利活用する。 ・ 一般車両の駐車ルールを明確化する。(狩野川堤防背後の駐車禁止の徹底) ・ 未利用施設・老朽施設は撤去・移設を検討し、市場機能の強化・効率化を図る。 ・ 建築物の改装、改築の際は景観に係る統一ルールに配慮する。

27 -- 7 of 31 -- 「魚市場の活力」施設と人の流れイメージ びゅうおから 大型漁船の水揚げを 見せる工夫 狩野川の眺望を活用 ・展望台等検討 歩行者動線の 明確化 狩野川河岸 我入道の渡し等 への案内 水面越しの富士山 の借景を活用 富士山・松林等の 借景を活用 びゅうお内の展示や案内の工夫 市場関連施設の機能強化・効率化 ・老朽施設等の撤去・移設 ・道路線形の改良 INO駐車場 ・市場稼働時間外の一般車駐車場 ・狩野川堤防背後は駐車禁止を徹底 28 -- 8 of 31 -- (5)「外港地区」の検討 「外港地区」については、物流機能の集約と防災機能の維持の観点による再編(案)を第4章3(2) で示しているが、景観への配慮等も含めて、ここで改めて整理する。

(ア)必要な機能・施設 ・ 砂利、砕石、金属屑、化学薬品等の物流機能 ・ 内港の物流機能の受入 ・ 緊急輸送岸壁、緊急物資荷さばき所、緊急輸送路等の防災施設 ・ 大型観光バスの臨時待機場 ・ マリーナ(プレジャーボート陸上保管場) ・ 遊漁船の暫定係留 (イ)留意すべき点 ・ びゅうおや潮の音プロムナードから見える工業的景観の緩和・改善 ・ 潮の音プロムナードの連続性の確保 (ウ)配置・整備の考え方 ・ 防災機能を考慮した利用再編を図る。

・ 内港からの物流機能移転に対応した施設の改良を図る。(タンク、ドルフィン) ・ 防潮堤は、改良に合わせて緑化を実施する。 ・ 潮の音プロムナードを活用した千本松原・千本浜への連絡を強化する。 ・ 植樹やフェンスにより、野積み場、荷さばき地の金属屑等を隠し、工業的景観を緩和する。

・ 大型観光バスの待機場を確保する。(内港地区で運用している大型バス駐車場以上の台数を確保) ・ 港口公園と潮の音プロムナードの連続性を向上するため、歩道を改良し、横断歩道を設置する。 (エ)既存施設・占用物件等への対応 ・ 建築物の塗り替え、建替えの際には、景観に配慮した配色とする。

・ 西岸壁に係留する放置艇は民間マリーナ等への移動を促す。 ・ 西防波堤の遊漁船の係留は暫定的な措置として認め、段階的に民間マリーナ等への移動を促す。 29 -- 9 of 31 -- 「外港地区」の利用再編と人の流れイメージ 港口公園 の活用 内港へ の案内 びゅうおを使った 航路横断促進 潮の音プロムナードによる 千本松原への案内 潮の音プロムナードの 連続性向上 ・歩道改良 ・横断歩道 防潮堤の改良に 合わせた緑化 大型観光バスの 臨時待機場の確保 びゅうおから 見える景観への配慮 潮の音プロムナードから 見える景観への配慮 千本松原・千本浜の景観活用 港と千本松原・千本浜 の連絡 金属屑等 倉庫・保管等 化学薬品等 ・内港物流機能移転への対応 (タンク・ドルフィン) 防災 その他貨物 遊漁船の暫定係留 は段階的に解消 30 -- 10 of 31 -- (6)内港水域の検討 内港水域については、第4章4で整理したとおり、背後の利用との関連性、これまでの利用、将来的 な利用をふまえて、利用船舶の隻数や係留位置を整理する。

(ア)必要な機能・施設 ・ 海上交通に対応したバリアフリーの係留施設 ・ 市場前面での水揚げ ・ 交流促進に資する親水機能 ・ 漁船の休憩係留機能 ・ 航路・泊地 (イ)留意すべき点 ・ 最大船型となる旅客船の船回し円(回頭円)を確保 ・ 旅客船・遊覧船利用者(主に団体客)の円滑な移動を考慮 ・ 第一市場前面は、遊漁船の乗降、ビジター利用等も含め、時間軸も考慮した多目的利用を検討 (ウ)配置・整備の考え方】 <海上交通> ・ 過去に定期船、現在はチャーター船として運航する旅客船、沼津港および近隣で運行する遊覧船 等を考慮し、全長 28.5mの旅客船が回頭・接岸可能なバリアフリー対応の係留施設を整備する。

・ みなとオアシスとして、西伊豆等との海上交流の活性を目指し、ビジターバース数隻分を確保する。 ・ 沼津港で営業する乗合釣り船(遊漁船)が複数存在する実態から、遊漁船の乗降場を確保する。 ・ 東物揚場(新鮮館前面、第一市場前面)は使用箇所を限定しない多目的使用とし、状況に応じて 上記機能を運営できる仕組みを構築する。

<漁船の水揚げ> ・ INO 前面は、水揚げ専用とする。 <漁船の休憩係留> ・ 現在の内港の係留許可隻数(漁船 18 隻)を維持する。 <親水機能> ・ 陸との一体的な新たな親水機能を検討し、交流拠点としての価値を高める。 (エ)既存施設・占用物件等への対応 ・ 放置艇は民間マリーナ等への移動を促す。

31 -- 11 of 31 -- 内港水域利用イメージ 旅客船・遊覧船利用者の動線の一例 新たな 親水機能 ビジター等 多目的利用 遊漁船 乗降り場 遊覧船 旅客船 (2隻) 緑地 漁船の休憩係留 (18隻) 回頭円 直径28.5×3=85.5m ・東物揚場は多目的利用 ・係留位置もフレキシブルに対応 ・状況に応じた対応ができるルール作り 船利用 券売・待合所 ツアーバス等から 直接発着場へ ツアーバス等から 券売所へ 券売所・ 待合室から発着場へ 船へ 発着場入口 32 -- 12 of 31 -- (7)歩行者動線の検討 効果的な案内看板やサインの設置により、沼津港内だけでなく、周辺施設へも歩行者を誘導する。

動 線が交わる要所で重点的に取り組むほか、全体を見渡すことのできるびゅうお展望室内での展示等も工 夫する。各所での歩行空間の整備にあたっては、スロープの設置、段差の解消等、バリアフリー化を推 進する。また、回遊性をより向上させるため、将来計画として内港への可動橋等の設置も考えられる。

市が所有し、市民が借地している港口公園と内港に挟まれた区域については、内港と港口公園を行き 来できる遊歩道等として、部分的に解放することを将来的な課題とする。 主な歩行者動線 (8)バス・一般自動車対策の検討 現在の沼津港において最も重要な課題の一つである休日・多客期の渋滞、駐車場不足対策として、以 下の方策を実施する。

・ 公共交通機関の利用促進 ・ 沼津駅周辺等の駐車場からのシャトルバスの利用(パーク&ライド)促進 ・ ウォーキングやサイクリング等、スローな移動促進 (ア)バス 多くのツアー客を運ぶ大型観光バスについては、内港北側に整備するバス乗降場で乗り降りさせ、 外港のバス待機場にて待機する。

バス乗降場には、タクシー乗降場を併設するほか、路線バスや東京 からの直通高速バス等のバス停も設置し、「バスターミナル機能」を充実させる。 沼津駅方面 千本松原・千本浜方面 若山牧水 記念館 牧水記念館等 我入道の渡し 主な歩行者動線 沼津御用邸方面 ○効果的な案内看板・サイン等の設置 【重点取組箇所】 ・動線の交わるエントランス広場、多目的広場西側、みなとパーキング付近 ・全体を見渡せる「びゅうお」内 ○バリアフリー化の推進 将来計画 33 -- 13 of 31 -- バス待機場・バス乗降場を利用したバスの経路 (イ)一般車両 一般車両については、整備済みの「みなとパーキング」及び各店舗の専用駐車場等を利用するが、 連携した案内・誘導により港内の渋滞を緩和する。

また、周辺駐車場の利用を促し、港内への流入交 通量を低減する。リアルタイムな駐車場情報の提供が必要となる。 一般車両の経路 沼津駅方面 千本松原・千本浜方面 若山牧水 記念館 牧水記念館等 我入道の渡し 主な歩行者動線 大型バス経路(乗客あり) 大型バス経路(乗客なし) 大型観光バス待機場 ・駐車可能台数○台 路線バス・シャトルバス等経路 沼津御用邸方面 ○駅周辺等の駐車場利用によるパーク&ライド推進 ○バス・:タクシー乗降場の整備 〇ツアーバスの待機場確保 沼津駅方面 千本松原・千本浜方面 若山牧水 記念館 牧水記念館等 我入道の渡し 主な歩行者動線 主な一般車両経路 みなとパーキング 各店舗等 専用駐車場 INO駐車場 狩野川堤防背後は駐車禁止を徹底 新鮮館 駐車場 沼津御用邸方面 ○駅周辺等の駐車場利用によるパーク&ライド推進 ○港内駐車場の空き状況を情報提供 ○周辺駐車場への案内促進 ○港内駐車場使用ルールの明確化 ○効率的な誘導方法の確立 34 -- 14 of 31 -- (9)景観の検討 沼津港では、富士山、千本松原、狩野川等の自然を借景とした様々な視点場からの優れた景観・風景 が形成されているが、活用しきれていない部分も多く、改善すべき点も多い。

沼津港周辺は沼津市の「沼津市景観計画(H25.12 改訂)」で「景観形成重点地区」に指定されており、 計画に定める景観形成方針に基づき、沼津港内での統一的な指針を設け、建築物や構造物の改築、新設 の際は、豊富な借景を利用した景観設計を行う。また、できる限り多くの植樹や緑化を検討する。

地域ぐるみで沼津港の景観を守り、創り、育てる協力体制を構築し、その素晴らしさを多くの人に紹 介する取り組みを行う。 沼津港内の主な景観・風景への配慮事項 市場越しに水面・漁船 が見える工夫 富士山・松林の借景活用 千本松原・千本浜の借景活用 狩野川の眺望活用 松林の借景への配慮 富士山の借景への配慮 見通しの確保 びゅうおから見える 景観への配慮 (工業的景観の緩和) びゅうおから 大型漁船の水揚げを みせる工夫 水面越しの富士山の 借景活用 船の見える風景 見通しを遮る建築物 船の行き交う風景 ピロティ―構造の市場 水面越しの富士山 狩野川河口越しに見える西伊豆 大型漁船の水揚げ 外港の工業的景観 INO展望スペースから見る松林 松林前の倉庫・タンク 富士山・愛鷹山前の建築物 潮の音プロムナードから見る千本松原と富士山 潮の音プロムナードから 見える景観への配慮 (工業的景観の緩和) 35 -- 15 of 31 -- (10)計画平面図・ロードマップ (1)~(9)までに検討した各場の施設配置等の考え方をもとに、沼津港の利用や整備の方向性を 示した整備利用計画として、「沼津港みなとまちづくり推進計画平面図(案)」を作成した(次頁参照)。

平面図の主なコンセプトを以下に示す。 ○アクセスの向上(主にまちなか) “まちなか”との連携を強化することで、沼津港のにぎわいを周辺に波及させる。多様な移動手段の 提供は、港内の渋滞を緩和させる効果もあり。まちなかの魅力向上が重要なポイントとなる。 ○おもてなし機能の創出(内港北側) 入り口部分を“エントランス広場”と位置付け、新鮮館のコンシェルジュ機能を拡充する。

陸上交通 と海上交通の結節点ともなる。多目的広場は、地域イベント等に活用し、地域の人が愛着を持って利 用し、楽しめる空間とする。 ○新たな魅力の創出(内港西側) 現在は魅力に欠ける内港西側を地域の交流拠点とする。親水機能との一体的な利用により、魅力の更 なる向上を図る。 ○港内交通の円滑化・渋滞の緩和(全体) 大型観光バスの駐車場を外港に設けるほか、駐車ルールの明確化、駐車場情報の提供等の取り組みで、 港内の交通の流れを円滑化し、多客時の渋滞を緩和する。

○歩行者の安全対策(一番線を中心に全体) 歩行者と車が混在する危険な状態を解消し、安心して歩行できる空間とする。 ○回遊性の創出(内港全体) 内港を歩いて一周できるコンパクトな港の利点を活かす。将来計画として、港湾機能・管理に支障を 及ぼさないことを前提として、回遊性をより向上する可動橋等の設置も考えられる。

○歩行動線の改善(全体) 十分な活用が図られていない“潮の音プロムナード”や“我入道の渡し”への案内を充実させるほか、 歩道の設置や改良、バリアフリー化、植樹等により、歩行空間のグレードアップを図る。 ○景観の改善(全体) 統一的なルールに基づく景観設計を行い、素晴らしい景観を守り、創り、育てる。

○防災機能の強化(外港) 防災拠点港湾としての機能を十分果たすよう、機能改善を図る。 また、各取り組みの県・市・民間の役割分担を内容別に整理し、短期(5 年以内)、中期(5 年から 10 年)、長期(10 年以上)での行動目標を示した「沼津港みなとまちづくり推進ロードマップ(案)」を作 成した(38 頁参照)。

今後は、第7章で示す運営体制のもと、本案をブラッシュアップし、沼津港の“み なとまちづくり”を推進していく。 36 -- 16 of 31 -- 車止め INO 可動橋②(跳ね橋等) 車止め 植樹による外港の 工業的景観の緩和 フェンス・植樹等 荷さばき地・野積み場を隠す工夫 鉄屑等取扱い箇所の集約 タンク ・塗り替え時、景観に配慮 内港物流機能 の移転候補地 港口公園 内港のタンク機能 を外港へ移転 港八十三番地 飲食店街 みなと パーキング 渋滞の解消 ・駐車ルールの確立 ・各駐車場の連携 ・利用者への情報提供 ・適切な誘導 主な歩行者動線 (凡 例) 現在の雰囲気を残した 新たな市場へ建替え 歩行者の安全対策 ・横断歩道設置 ・歩行者帯の明確化 旅客船 遊覧船等 (多目的利用) 新たな 親水機能 浮桟橋 (バリアフリー対応) 乗合 釣り船 ビジター等 (多目的利用) ※波浪状況により 旅客船も可 観音川の 環境改善 水族館 沼津垣:沼津に伝わる伝統的な竹垣(沼津の宝100選) 憩い・交流施設のイメージ 例:「和モダン」なオープンカフェ(沼津垣など地域資源を使用) ・観光バスの一時待機場整備 ・バス・タクシーターミナルの整備 浮桟橋のイメージ 例:天王洲運河 場の配置イメージ 新鮮館入口部 ・コンシェルジュ機能の拡充 歩行動線の改善 回遊性の創出 おもてなし機能の創出 防災機能の強化 水上レストランのイメージ 例:天王洲・寺田倉庫 港内回遊ルート 憩い・交流 の空間 港内交通の円滑化 アクセスの向上 魅力のある移動 ・多様な移動方法の提供 御用邸、伊豆方面への 移動手段の充実 魅力のある移動のイメージ 例:クラシックバスの運行 ・沼津駅周辺や街中駐車場の利用促進 ・沼津駅前の案内やサインの充実 ・街中や経路の魅力向上 ・駐車場情報の提供 多目的広場 賑わう港のオープンスペースのイメージ 例:長崎港・出島ワーフ 新たな魅力の創出 内港・港口公園と 千本松原の連絡強化 狩野川・我入道の渡し との連絡強化 内港と港口公園 の連絡強化 西伊豆等との 海上連絡強化 【将来計画】 ・緊急荷捌き用地、 緊急輸送路等の見直し ・鉄屑は西に移転 ・積置き禁止 上屋・倉庫 ・塗り替え・改築時、景観に配慮 景観の改善 ・長期積置き禁止 ・効率的な利用 沼津港みなとまちづくり推進計画平面図(案) 37 -- 17 of 31 -- 場 所 内 容 細 目 県 市 民間 案内・サインの設置 等 継続して取り組む 街中の商店街等との連携による魅力向上 情報提供の試行(案内看板・SNS等の活用) 継続して取り組む シャトルバス、ベロタクシー、レンタサイクル等の試行 継続して取り組む 地域の勉強会、誘導実験等を積み重ね、 PDCAサイクルにより、継続して取り組む 運用ルールを定める 警察協議・設置 路肩の改良 等 既存施設撤去 整備 既存施設撤去 段階的整備(施設撤去状況による) 既存施設撤去 整備 整備 既存施設移転 整備 各種手続き等 整備 運営 改修・修景 等 水質改善 等 コンシェルジュ機能の拡充 等 市場建替え・物販等の編入 既存施設撤去 整備 既存施設撤去 整備 整備 整備 整備 各種手続き等 整備 運営 各種手続き等 整備 運営 状況に応じ整備 状況に応じ整備 住民調整を経て整備 整備 整備(改良箇所) 段階的に整備(改良不要箇所) 整備 関係者協議調整 整備(既存施設の改良) 施設改良(ドルフィン配管等) 各施設の塗り替え時等の段階的対応 段階的に整備 段階的な解消 継続して管理徹底 解消 継続して管理徹底 ガイドライン等の策定 継続して取り組む 全関係者による取り組み エリアマネジメントによる取り組み ◎:事業主体として取組を牽引 【役割分担の考え方】 ○:事業主体を補助・協力 県・・・県管理港湾施設の基盤整備、機能集約、管理の徹底 等 ※:秩序ある開発への指導・助言 市・・・まちなか等臨港地区外に係る方策、地域振興に係る方策 等 民・・・民間施設の補修、商業利用を伴う新規施設整備、一般客駐車場対応 等 可動橋②整備 ※ ◎ 長期(10年以上) まちなか アクセスの向上 内港 外港 沼津港 全体 管理・運営 景観対応 機能再編 施設整備 回遊性創出 水域活用 係留施設整備 沼津駅前の案内やサインの充実 街中や経路の魅力向上 駐車場情報の提供 多様な移動方法の提供 駐車ルールの確立 各駐車場の連携 飲食店街 渋滞緩和・解消 一番線の歩行者安全対策 南側整備 東側整備 西側整備 (憩い・交流の空間) 北側整備 防潮堤整備 歩道整備・植栽 展望台整備 短期( ~5年程度) 中期(5年~10年程度) 駐輪場整備 基盤整備(緑地・通路・遊歩道等) 上物整備・運営 観音川の環境改善 新鮮館入口機能集約 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ 違法駐車対策 景観設計・コーディネート 駐車場情報提供 適切な誘導 横断歩道設置 歩行者帯の明確化・安全対策 エントランス広場整備 多目的広場整備 ◎ ◎ ◎ ※ ◎ ◎ ◎ ※ 耐震強化岸壁の整備 ◎ 美化活動 沼津港及び周辺地域の振興 ○ 観光バス待機場整備 鉄屑等取扱い箇所の集約 内港物流機能の移転 タンク・上屋等の塗り替え フェンス設置・植樹等 放置艇対策 新たな親水機能 桟橋兼親水施設 可動橋①整備 遊歩道 防潮堤改良 防潮堤緑化 第一市場建替え 道路線形改良 浮桟橋整備 バス・タクシーターミナル整備 ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ※ ※ ※ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ・施設整備 ・各種手続き ・重点的な取り組み ・継続的な取り組み ・運営・運用 (凡 例) 複数主体 県主体 市主体 民間主体 県主体 市主体 民間主体 沼津港みなとまちづくり推進ロードマップ(案) 38 -- 18 of 31 -- 2.広域連携計画 沼津港の将来像を実現するためには、沼津港内の取り組みだけでなく、中心市街地、県東部地域、伊 豆地域等との連携が必要不可欠である。

ここでは、沼津港を取り巻く周辺地域も含めて、関係者が取り 組むべき広域連携の在り方として検討した、「広域連携計画」を示す。 これは、沼津港が海の玄関口として、また観光交流拠点として、広域的視点も含め、周辺地域との結 びつきを強め、沼津港が県東部・伊豆地域の発展の核となるような具体案を示すものである。

広域連携案の主な視点・コンセプトを以下に示す。 ① 沼津駅から港までの街との連携強化 沼津駅、中心市街地の商業施設との連携利用の促進や公共サインの早期充実により、沼津港と周 辺エリアの相互の魅力向上と利用促進を図る。 ② 狩野川を挟んで沿岸に広がる自然や文化施設との連携強化 千本松原、狩野川、沼津アルプスや御用邸など、沼津港周辺の自然や、文化・歴史施設等との連 携を強化し、潮の音プロムナードや我入道の渡しの利用を促進するなど、沼津港の来訪者を周辺施 設へいざなう。

③ 伊豆、さらには世界へとつながる海の連携強化 海上交通拠点としての沼津港の機能拡充を図りつつ、西伊豆方面との広域連携や湾内周遊、ビジ ターの誘致、イベントの開催など船舶を用いた観光利用促進を図る。また、沼津港沖にクルーズ船 を停泊しテンダーボートによる艀輸送で上陸してもらうツアープランの創設や、清水港等に入港し た大型クルーズ船から小型旅客船への乗り換え輸送による連携で、外国人も含めたクルーズ観光客 を誘致する。

④ 港内の交通負荷低減と周辺への賑わい波及 鉄道利用や自家用車の街中駐車場の利用などによるパークアンドライドや徒歩・自転車利用の推 進により、港内への自家用車流入量を抑制し、沼津港周辺のピーク時の交通負荷を軽減する。①② の施策と連動して、乗換や移動をストレスではなく、楽しみに感じさせる工夫を講じる。

39 -- 19 of 31 -- 【全体】 ・自転車・徒歩等による多様な移動モードへの対応 ・公共サインの充実 (例 自転車専用レーン整備、レンタサイクル推進、 まちあるきマップのPR 等) ・千本松原、千本浜との連携 (例 潮の音プロムナードの利用促進、 千本浜と港の連動イベント開催 等) ・中心市街地との連携 (例 JR利用の促進、 沼津駅から港へのいざない、駅周 辺駐車場の利用促進、シャトルバスの拡充、ベロタクシー 等多様な移動、街と港の連動イベント開催 等) 港内交通負荷の軽減 賑わいの広がり 徒歩・バス・自転車等による移動促進 相乗効果 相乗効果 至・清水 ・大型クルーズ船との連携による外国人観光客の誘致 (例 清水港からのチャーター便運航、沼津港沖に停泊 しテンダーボートによる艀輸送での上陸 等) 周辺との連携の効果 ・西伊豆方面との連携による観光利用促進 (例 西伊豆地域の観光業との連携によるチャーター便の運航、ビジター利用促進、 海から眺めるジオパークツアー、船にまつわるイベント開催 等) ・沼津御用邸等との連携 (例 我入道の渡しや潮の音 プロムナードの利用促進 等) 至・大瀬崎、戸田、土肥 等 至・静浦、西浦 等 沼津港 沼津駅 中心市街地 沼津アルプス 香貫山 千本松原 千本浜 若山牧水 記念館 ・狩野川との連携 (例 川と港の連動イベント開催 等) 牛臥海岸 芹沢光治良 記念館 沼津御用邸 ・香貫山、沼津アルプスとの連携 (例 港と街と山をつなぐハイキングツアー 等) 沼津港みなとまちづくり 広域連携計画(案) 40 -- 20 of 31 -- 第6章 リピーター・ファンの獲得 各種アンケート調査結果によれば、沼津港への来訪者は、県外客の利用が約 65%、県内客の利用が約 35%となっている。

また県外客の中でも、特に関東圏の東京、神奈川、埼玉県の利用者は県外客の約 70% を占めるとともにリピート率の高い傾向を示している。 県内客の利用は約 35%あるが、その内、富士地域および沼津市に近接する市町は県内客の約 70%を占 めるとともにこの地域は、1 回目の訪問より 6 回以上のリピート率が高い地域でもある。

少子高齢化、人口減少が進み、多くの観光地では、来訪者が減少傾向を示している中にあって沼津港 では来訪者が増加傾向を示しているが、将来にわたって持続的に発展を続けるためには、これらの主要 な来訪者のリピート率を高めるとともに、特に沼津港近郊に居住する地域の人々には積極的に沼津港に 通う「ディープリピーター」「ファン」にまでなってもらう必要がある。

本計画では、地域の人が日頃から通い、地域の人と観光客がともに楽しむために、関係者が皆で手入 れする「地域の庭園」のような空間の創出を目指し、“ガーデンポート”をキーワードとした“みなとま ちづくり”を推進することとした。 「庭園」というのは所有者自らが、手入れし、見て安らぎ、遊んで楽しみ、時には客人を招いて、安 らぎや楽しみを共有する空間である。

つまり、沼津港を地域の人々の「庭園」と捉え、地域による地域 のための活動やイベントを展開することで、地域の人々は「ファン」と化して沼津港に通い、客人とし て迎え入れられた観光客は、地域の人々との楽しみの共有を求め「リピーター」と化すのである。 外国人 観光客 ライト・リピーター ディープ・リピーター(ファン) 関東圏 居住者 ● 食堂街や新鮮館での食事、ショッピング(団体客は殆どこの行動だけ) ● 時間的に余裕のある人は、水族館やびゅうおへ回遊 ● 水産祭りなどイベント参加 ● 既にリピーターを獲得している食堂街や市場の魅力を「+α」で高める取組 ● 地元の発想で、地元の人が通いたくなるような、新たな魅力を創出 「+α」の例  周辺情報の提供 ◆西伊豆との連携 ◆多様な「食」への展開 等 ● 地元住民がディープリピーター、ファン化。

その魅力を求める地元志向の観光客も取りこむ。 ● 「地元」と「観光」の融合で、複合的な魅力が生まれる。「沼津港」「沼津」の本物の魅力が磨かれる。 ● 地元住民が港に通うようになることで、観光客をターゲットとしていた食堂街等も、地元志向が高くなる。 関東以外 の県外 沼津近郊 居住者 県内 居住者 関東圏 居住者 団体 観光客 従来の魅力による集客 従来の魅力と「+α」による集客 沼津近郊 居住者 県内 居住者 新たな魅力による集客 外国人 観光客 関東以外 の県外 団体 観光客 複合的な魅力による集客 関東圏 居住者 沼津近郊 居住者 外国人 観光客 関東以外 の県外 団体 観光客 県内 居住者 ● 沼津港を拠点とした地域の人々による様々な活動 ● 周辺商店街等との連携 STEP UP! STEP UP! 41 -- 21 of 31 -- 第7章 運営体制の充実 沼津港の“みなとまちづくり”を確実に推進し、リピーター・ファンを獲得するためには、沼津港を 市民や港湾関係者等地域の共有財産と捉えた「エリアマネジメント」が効果的であり、これを運営する には、県・市をはじめ沼津港に関わる民間関係者等からなる運営組織体制の充実が求められる。

1.エリアマネジメントとは エリアマネジメントとは、一定の広がりを持った特定のエリアを地域の共有財産として捉え、その上 で、継続的な視点で開発から地域管理までを一貫して行うことである。 沼津港周辺エリアをマネジメントする組織体制を構築することで、地域や民間の主体性・創意工夫・ 活力を発揮させ、継続的にエリア全体の魅力を高め、「住んでよし、訪れてよし、働いてよし、商ってよ し」の“みなとまちづくり”を推進することを目指す。

そのためには、水産業関係者、港湾関係者、観光業者、民間事業者、周辺住民等が“エリアマネジメ ント”の概念を共有し、連携・協調した体制を築いた上で、県や沼津市の協力のもと、主体的に地域を 開発・管理・運営することが必要である。 2.対象エリアの検討(案) エリアマネジメントの対象は内港と外港、内港と外港に挟まれた港口公園や民地などに加え、一体的 な利用が行われている食堂街を含んだ範囲を想定する。

(区域設定については、後述するエリアマネジメ ント組織とも関連することから今後、組織体制の構築とともに詳細な区域確定を行っていく。) エリアマネジメントの対象範囲(案) 内港 外港 港口公園 みなとパーキング 港八十三番地 INO 42 -- 22 of 31 -- 3.主なマネジメント項目(案) エリアマネジメントを行う主な項目として、例えば下記のような事項が考えられる。

新たな開発・整備に関する事項 ・ エリア内で行われる新たな開発や整備に関する調整事項 観光客など来訪者の「おもてなし」に関する事項 ・ コンシェルジュを行うための様々な地域情報(食や自然、歴史、交通、周辺施設、その時々の旬の 情報、津波避難ビル情報等)の集約整理 ・ ポータルサイトの運営を通じたエリア全体の情報提供 ・ 新たな観光プログラムの開発と運営(見る・学ぶ・味わう、食と健康、ジオパーク、風光明媚な漁 村との連携等) ・ 沼津港を活用した着地型観光の提案 新たな賑わい創造や地域活性化に関する事項 ・ 「水産祭り」や「沼津港 BAR」等の既存イベントに加え、新たなイベントの企画運営 ・ 沼津港の強みである「食」の魅力を高め、沼津港が地域の台所となるような取り組み ・ 沼津港独自の食文化を際立たせ、協力して PR する体制づくり ・ 中心市街地や狩野川等周辺地域との連携促進 ・ 新たな力となる若手や、経験豊富な人材を受け入れる体制づくりと支援 景観形成に関する事項 ・ 富士山や千本松原等を借景とした優れた景観を楽しめる視点場の指定と整備 ・ 漁港や市場の風景を取り入れた沼津港らしい景観を形成するためのガイドライン作り(沼津市景観 計画との連携) ・ 指針に基づく施設整備や、事業者への指導 地域の維持管理に関する事項 ・ エリア内の維持管理や安全対策に関する事項の取り決めや指導 ・ 案内板などの施設の内容更新、老朽化損傷などへの対応 ・ 清掃活動等エリアの美化、清潔感維持に関連する活動 組織運営に関する事項、運営資金獲得に関する事項 ・ エリアマネジメントの目標や手法設定、運営規約などを構成員に周知徹底させる活動 ・ 運営資金の獲得も視野に入れた、安定したマネジメント体制の確立(中長期) (会費制、観光プログラムや視察団受け入れ等の独自の事業展開、沼津港グッズの開発販売等) 43 -- 23 of 31 -- 4.エリアマネジメント組織の検討(案) 現在、沼津港では平成 14 年に策定された「沼津港港湾振興ビジョン」を推進するため、沼津市長を委 員長とする「沼津港港湾振興ビジョン推進委員会」が組織されている。

今回、新たなビジョンとなる「沼津港みなとまちづくり推進計画」については、この既存組織を「意 思決定機関 沼津みなとまちづくり推進委員会(仮称)」として発展的に見直すとともに、「作業機関」 として目的や施策に応じた各部会を設置し、地域の才能ある人材をワーキングスタッフとして活用しつ つ、一般市民や来訪者の有益な意見やアドバイザー等の指導を受けながら、エリアマネジメントを推進 していく。

以下はエリアマネジメントの実施体制の素案である。 エリアマネジメント組織体制の概要(素案) 【主な検討事項】 ハード整備に関すること ・施設の概要 ・整備手法・役割分担 等 ソフト施策に関すること ・全体PR・プロモーション ・イベント企画 等 沼津港みなとまちづくり 「賑わい」検討部会 沼津港みなとまちづくり推進委員会(仮称) 市民、来訪者、外部団体、専門家、学識経験者、アドバイザー 等 エリアマネジメント実施体制イメージ(素案) 【意思決定】 【取り組みの詳細検討・提案】 【主な検討事項】 ・市の景観計画をベースと したガイドライン作成 ・新規施設の意匠審査 ・塗り替え時の色彩の検討 ・視点場の保全 等 沼津港みなとまちづくり 「景観」検討部会 【主な検討事項】 ・水域・陸域利用のルール作り ・駐車場の誘導・運営方針 ・美化活動 ・コンシェルジュの運営方針 ・憩い・交流施設の運営方針 ・親水施設の運営方針 等 沼津港みなとまちづくり 「運営」検討部会 報告 連携・情報交換 意見・助言(必要に応じ、メンバーとして参画) 現行の「沼津港港湾振興ビジョン推進委員会・幹事会」を再編(「まちづく り」の観点から構成員を増強)。

行政、関連団体の実務担当幹部で組織。 各検討部会を統括する役割。 テーマ別に取り組みの詳細を検討する部会。行政、関連団体の実務担当者をベースに、外部 も含めて幅広い意見を受入れられる体制とし、必要に応じて専門家等をメンバーに加える。特 に「賑わい」に関しては、行政が補助・助言的な役割を担い、地元主導となることが望ましい。

各検討部会 指示・指導 その他、 燦々ぬまづ推進委員会・ぬまづプロデュース課・ミズベリングかのがわ会議・西 伊豆地域の観光協会・周辺の商店街等、周辺で活動する既存組織との連携も検討 【企画】 【デザイン】 【管理・運営】 【目的】 ○個々の取り組みが、中長期的にも地域全体にとって貢献するものであること。

○地域全体の取り組みが、個々にとっても好意的若しくは許容可能なものであること。 ○これらの取り組みの重要性を皆で共有し、地域全体の価値を維持・向上させるため、地域ぐるみ の仕組みを作り、運営していくこと。 44 -- 24 of 31 -- 第8章 将来像の実現に向けて 本計画で定めた将来像を実現するため、今後は、以下の点に留意し取り組んでいく。

【組織体制の早期確立】 本計画を推進する実施主体は、地元関係者を中心とした新たな組織「沼津港みなとまちづくり推進委 員会(仮称)」(以下、検討組織)である。検討組織は、沼津港に関わり、沼津港を大切に思うあらゆる 業種や立場の関係者が参画することが必要となる。また、客観的な立場で意見を述べ、判断することが できる外部委員の存在も重要である。

様々な課題を皆で議論し、皆で解決する体制を早期に立ち上げることとし、具体的な事項を詳細に検 討することになる部会では、将来を担う若手を積極的に登用する等、新しい発想も大切にし、皆が「働 きがいのある港」を目指す。 【組織体制の成熟】 検討組織の立ち上げ初期段階においては、行政による先導が必要不可欠である。

特に、地域の振興に 関わる地元沼津市が担う役割は大きい。基盤整備を行う県は、国の支援も視野に事業推進のための財源 確保に努めるとともに、港湾管理者として秩序ある開発や適正な利用を指導・助言する。また、県・市 が協力して美しい風景の創造・保全に努める。 基盤整備が進み、各施設を運営していく段階では、地域関係者が主体となって沼津港全体のマネジメ ントの方針を決定し、行政はそれを支援していく。

地域の結束を高めるため、部会等での活動を通じて 地域を牽引するリーダーを育てる必要がある。 【計画の深化と情勢の変化に対応した柔軟な見直し】 本計画では開発や利活用の方針を示しているが、今後実施していく詳細な設計や、具体的な利活用に ついては、検討組織で議論し決定していくこととなる。

検討組織で優先的に取り組むべき方策を定めながら事業を進め、事業の進捗状況や情勢の変化によっ ては、その時点における短期的な視点、長期的な視点の両面から柔軟に方針転換を図っていく。 45 -- 25 of 31 -- 巻末資料 -- 26 of 31 -- -- 27 of 31 -- 分 野 氏 名 役 職 港 湾 ○大村 哲夫 静岡県地方港湾審議会委員長 (一般財団法人みなと総合研究財団顧問) 文 化 林 茂樹 元静岡県教育委員会委員長 沼津牧水会理事長 景 観 斎藤 潮 東京工業大学大学院社会理工学研究科教授 観 光 竹内 健蔵 東京女子大学現代教養学部国際社会学科教授 分 野 氏 名 役 職 学 識 経 験 者 学び 交流 ○木苗 直秀 前静岡県立大学学長 静岡県教育長 都市計画 高見沢 実 横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授 中心市街地再生懇話会座長 景観 港湾 東 惠子 東海大学海洋学部教授 賑わい 観光 大久保 あかね 常葉大学富士キャンパス経営学部教授 行 政 難波 喬司 静岡県副知事 井原 三千雄 沼津市副市長 沼津港の将来を考える有識者会議 沼津港振興基本計画策定委員会 ○:会長 ○:委員長 氏名 金子 綾さん 所属 ㈲ブレインチャイルド 氏名 小松 浩二さん 所属 REFS代表 氏名 小森 裕之さん 所属 沼津グランドホテル専務取締役 氏名 佐藤 慎一郎さん 所属 佐政水産株式会社専務取締役 第2回沼津港振興基本計画策定委員会・意見発表者 -- 28 of 31 -- 計画策定の経緯 平成 26 年 11 月 26 日 第1回 沼津港の将来を考える有識者会議 平成 26 年 12 月 1 日 第1回 沼津港振興基本計画策定委員会 平成 27 年 1 月 14 日 第2回 沼津港振興基本計画策定委員会 平成 27 年 2 月 5 日 第2回 沼津港の将来を考える有識者会議 平成 27 年 2 月 17 日 第3回 沼津港振興基本計画策定委員会 平成 27 年 9 月 3 日 第4回 沼津港振興基本計画策定委員会 平成 27 年 9 月 25 日~10 月 26 日 パブリックコメント 平成 27 年 12 月 2 日 第3回 沼津港の将来を考える有識者会議 有識者会議 策定委員会 第1回有識者会議(H26.11.26) ・新ビジョンの基本理念・将来像の提示 第 1 回策定委員会(H26.12.1) ・基本理念、将来像の確認 第 2 回有識者会議(H27.2.5) ・新ビジョンの基本理念・将来像の確定 第 2 回策定委員会(H27.1.14) ・地元意見聴取、将来像の整理 第 3 回有識者会議(H27.12.2) ・「沼津港みなとまちづくり推進計画」(案) 知事への答申 計画公表 第 3 回策定委員会(H27.2.17) ・具体的方策検討に向けての整理 第 4 回策定委員会(H27.9.3) ・具体的方策案の作成 パブリックコメント (H27.9.25~10.26) -- 29 of 31 -- -- 30 of 31 -- 担当:静岡県交通基盤部港湾局港湾企画課 〒420-8601 静岡市葵区追手町 9-6 Tel 054-221-2614 Fax 054-221-2389 E-mail:kouwan_kikaku@pref.shizuoka.lg.jp 沼津港みなとまちづくり推進計画 ~みんなで創り、みんなが集う「ガーデンポート」~ -- 31 of 31 --

公式資料(PDF)

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