沼津市議会の一般質問・議案/市の計画 沼津市政アーカイブ

沼津市議会の議事録を市民向けに構造化。
一般質問=議員が問うたこと/議案・議決=議会が決めたこと/市の計画=市が目指していることを、横断して見られます(第1回〜第12回定例会・2023.6–2026.2)。

計画観光振興ビジョン

観光・文化・スポーツ

数値目標・施策の各論はAIが公式PDF本文から抽出した参考情報です。数値・名称は原文に基づきますが、抽出漏れや誤りを含む可能性があります。正確な内容は必ず公式PDFをご確認ください。図表・地図は公式PDFでご覧いただけます。

この計画はどんな計画か

沼津市が観光を活性化するための指針・方針をまとめた計画

数値目標・成果指標 20件

施策・取り組み

主要施策地域資源の磨き上げと季節イベントPR強化ローカルマーケットによる市民と観光客の交流強化朝市・ナイトタイムの夜間体験コンテンツ開発食・スポーツ・文化を核とした都市型観光推進SNS・オンライン広告によるデジタルマーケティング近隣市町との広域連携による周遊プロモーション
個別の事業をすべて見る(60件)
  • 季節ごとのイベント(桜・紫陽花・紅葉・冬の富士山等)の PR強化
  • 白隠禅師などの歴史・文化スポットの発掘・発信
  • 高尾山古墳の活用
  • Sea級グルメの展開
  • 沼津港のウォーターフロント開発
  • 遊覧船による駿河湾内クルーズ
  • 沼津のソウルフード(餃子、パン、パスタ)の提供
  • 沼津御用邸記念公園の活用
  • プラサヴェルデの国際会議やライブ開催支援
  • 沼津アルプスのハイキングコース安全対策
  • 香貫山の階段・手すりの保全整備
  • ブランドアジやマダイの養殖と提供
  • 駿河湾での船釣り体験提供
  • マリンレジャーの展開
  • ペスカツーリズモ(漁業×観光)の取組
  • 西浦みかん加工品(ジュース、ワイン)の開発
  • 西浦みかん収穫体験プログラムの開発
  • ラブライブ!サンシャイン‼関連イベントの支援
  • 聖地巡礼と市内観光の組み合わせ周遊企画検討
  • 教育旅行の受け入れ
  • タカアシガニ甲羅の絵付け体験
  • 納涼船体験
  • 戸田深海魚まつりの支援
  • 駿河湾深海生物館の PR
  • 著名な映像作家のミュージアム建設
  • ローカルマーケット等の地域資源を体験できるイベント
  • 地域の伝統文化・行事の PR
  • 観光に関わる有識者・事業者による施策の点検・評価
  • 市民ライターによる情報発信
  • 地域住民による観光ボランティアガイドの育成
  • 出前講座による市民学習機会の拡大
  • イベントでの地域ボランティアの募集
  • 既存の観光情報サイト改良と SEO対策
  • SNSを活用した観光戦略の実施
  • 地元協力者や学生と連携した沼津の魅力発信
  • 駿河湾越しの富士山など写真の活用
  • 近場リゾート、テレワーク等の PR
  • ふるさと納税返礼品と連動した沼津体験の PR
  • 首都圏メディアへの出演
  • 伊豆・箱根・富士山エリアの共同パンフレット活用
  • 近隣自治体との相互観光 PR
  • 地元の協力者や学生と連携した沼津の魅力の発信
  • 「駿河湾越しの富士山」など写真活用
  • ローカルマーケット等のイベント
  • 「近場リゾート」やテレワーク等のPR
  • 沼津観光ポータルを活用した広域観光情報発信
  • 「ゴールデンルート」上の周遊モデルコース作成
  • 富士・箱根・伊豆エリアの共同パンフレット活用
  • Bar文化を活用したナイトタイム魅力発信
  • 地元漁業者等と連携した朝市・漁港体験イベント
  • 富士山ビュースポットやサイクリングコース活用
  • 沼津ならではのご当地グルメやソウルフード発掘
  • 中央公園や狩野川の水辺空間を活用したにぎわい創出
  • 沼津御用邸記念公園と連携したイベント開催
  • プロスポーツを活用したスポーツツーリズム推進
  • 高雄市との観光交流促進協定を活かした相互PR
  • 近隣自治体との合同出展による国際旅行博等PR
  • SNSを活用した台湾向けプロモーション
  • 県や近隣自治体と連携した旅行会社へのセールス
  • 在住外国人による母国SNSでの観光情報提供

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沼津市観光振興ビジョンPDF 9.7MB

この部分は、沼津市が観光振興ビジョンを改定する背景となる国内外の観光動向と、沼津市の人口・観光の現状を説明しています。訪日外国人旅行者が増加する一方で、沼津市は人口減少が進み、前回のビジョンで掲げた目標の多くが達成できていない状況が述べられています。

背景観光を取り巻く環境(観光スタイルの多様化、ICT進展、インバウンド増加など)が急速に変化し、前回改定から約5年が経過したため、新たなビジョン改定が必要になった。

  • 訪日外国人旅行者数は2024年に過去最高の3,687万人に達した
  • 沼津市の人口は1995年比で30年間に15%(約33,000人)減少
  • 前回ビジョンの9項目の数値目標のうち達成見込みは1項目のみ
  • 沼津市は伊豆半島の玄関口として観光交流の核となる拠点都市を目指す
  • 静岡県観光基本計画では伊豆半島が県宿泊客の6割を占める重要地域と位置付け
  • 前回ビジョンで外国人宿泊客数を30,213人から100,000人へ増加させることを目標に設定

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-- 1 of 40 -- 1 -- 2 of 40 -- 2 目次 第1章 改定の背景 ...............................................................................................................3 第2章 計画期間、点検・評価 ..................................................................................................4 第3章 観光などの現状 .........................................................................................................5 1. 国の状況 ...................................................................................................................5 2. 静岡県の状況.............................................................................................................6 第4章 本市観光における分析 ................................................................................................7 1. 人口推計 ...................................................................................................................7 2. 本市の状況 ................................................................................................................8 3. 観光交流客数の推移 ...................................................................................................9 4. 人流データ .............................................................................................................. 11 5. 外国人宿泊客数の推移 ..............................................................................................13 6. 観光振興ビジョン改定懇話会メンバーによる本市の分析 .................................................17 7. エリア別の本市の魅力の分析 ......................................................................................19 (1) 西部・北部エリア .................................................................................................. 20 (2) 中心部エリア ...................................................................................................... 20 (3) 三浦エリア ......................................................................................................... 20 (4) 戸田エリア ......................................................................................................... 20 8. 本市観光の特徴(強み・弱み) .......................................................................................21 第5章 観光振興ビジョンの方向性 ....................................................................................... 22 1. 目標 ...................................................................................................................... 22 2. 基本方針 ................................................................................................................ 22 3. 誘客の主なターゲット ............................................................................................... 23 4. 観光振興ビジョン改定後の数値目標 ........................................................................... 23 第6章 目標を具現化する4つの柱 ....................................................................................... 24 第7章 目標達成に向けた基本方針および具体的な施策 .......................................................... 26 参考資料 ......................................................................................................................... 38 1. 観光振興ビジョン改定懇話会委員名簿 (2025 年 10 月 28 日現在) ............................ 38 2. 観光振興ビジョン改定懇話会開催およびパブリックコメントの実施 .................................. 38 (1)観光振興ビジョン改定懇話会................................................................................... 38 (2)パブリックコメントの実施 ....................................................................................... 38 -- 3 of 40 -- 3 わが国において観光は、21 世紀における重要な政策の柱として明確に位置付けられており、急速に 成長するアジアをはじめ、世界の観光需要を取り込むことにより、地域活性化や雇用機会の増大などの 効果も期待されます。

国は、2003 年の「ビジット・ジャパン事業」を開始して以来、数多くの観光に関する計画を策定し、 ビザ緩和など、これまでにない大胆な取組を実施してきました。その結果、訪日外国人旅行者数は大幅 に増加しています。一方で国内旅行は、団体旅行から個人旅行へのシフトに加え、日帰り旅行やテーマ・ 目的を明確にした旅行や体験型観光の人気が高まっています。

このような中、本市は 2006 年3月に「沼津市観光振興ビジョン」を策定し、官民一体となって観光 振興によるまちの活性化を推進しました。その結果、観光交流客数は 2006 年度に約 410 万人でした が、2018 年度には約 450 万人となり、約 10%増加しました。しかし、2020 年度に新型コロナウイ ルス感染症が世界的に拡大した影響により、従来にはなかった観光対応が求められ、イベントの開催が 著しく制限されるなどの影響で観光交流客数は激減しました。

このような状況を受け、2021 年3月に 「沼津市観光振興ビジョン」の改定を行いました。 前回の改定から約5年が経過しようとする中で、観光スタイルの多様化やICTの進展、新型コロナウ イルス感染症の収束に伴うインバウンドの増加など、観光を取り巻く環境は著しく進化しています。特に 2024 年には、訪日外国人旅行者数が年間合計で約 3,700 万人と過去最高を記録しました。

また、全国各地でアニメ活用や観光受入施設整備の進展などが進むほか、人気の高まる日帰り旅行 やテーマ・目的が明確な旅行の需要を取り込む動きも見られます。 こうした状況を踏まえ、「沼津ならでは」の地域資源を最大限に活用し、官民一体となって観光振興 に取り組むことで、更なる交流人口の拡大や地域経済の活性化、シビックプライドの醸成を図るため、 「沼津市観光振興ビジョン」を改定します。

第1章 改定の背景 富士山静岡空港 【出典】沼津観光ポータル ※一部追記 https://numazukanko.jp/ -- 4 of 40 -- 4 本ビジョンの計画期間は、第5次沼津市総合計画の後期推進計画に合わせ、2026 年度から 2030 年度までの5か年とします。

また、本ビジョンを効果的に推進し、その確実な実現を図ることを目的として、有識者や事業者を含 む関係者による施策の点検・評価を毎年行うこととし、計画期間終了年度の 2030 年度に最終評価を 行い、ビジョンの見直しを行います。 年度 関連計画 2025 2026 2027 2028 2029 2030 2031 第5次沼津市総合計画 後期推進計画 策定 沼津市観光振興 ビジョン 改定 評価・見直し 第2章 計画期間、点検・評価 <春>香貫山の桜 <夏>狩野川花火大会 <秋>香貫山の紅葉 <冬>御浜岬と富士山 -- 5 of 40 -- 5 1. 国の状況 国は、2003 年に「ビジット・ジャパン事業」を開始し、2006 年に観光立国推進基本法を制定しまし た。

これに基づき、直近では、2023 年 3 月に「第4次観光立国推進基本計画」が閣議決定されていま す。この計画では、観光立国の実現に向け、国が総合的かつ計画的に講ずべき施策として、「持続可能な 観光地域づくり戦略」、「インバウンド回復戦略」および「国内交流拡大戦略」が掲げられています。

2019 年の訪日外国人旅行者数は、過去最高の 3,188 万人(前年比 2.2%増)となり、訪日外国人 旅行者による日本国内での消費額も4兆 8,135 億円(前年比 6.5%増)で、7年連続で過去最高を更 新しました。 しかし、2020 年から 2022 年にかけては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、訪 日外国人旅行者数は年間を通じて大きく減少しました。

その後、2022 年6月の外国人観光客受入再 開、同年 10 月の水際措置の大幅緩和などにより、訪日外国人旅行者数は徐々に回復し、2023 年 10 月には 2019 年同月の水準を超えました。 観光庁の発表によると、2024 年には堅調な訪日需要や航空便の回復により、東アジアのみならず、 東南アジアや欧米豪など幅広い国・地域からの旅行者が増加し、年間で 3,687 万人(2019 年比 15.6%増)、消費額 8.1 兆円(2019 年比 69.0%増)と過去最高を記録しました。

国内旅行においては、「令和7年度版観光白書」によると、日本人国内宿泊旅行者数は 2024 年にお いて、延べ 2.9 億人(2019 年比 6.0%減)、国内日帰り旅行者数は延べ 2.5 億人(2019 年比 10.6%減)となっています。一方、日本人国内旅行消費額については、宿泊旅行と日帰り旅行を合わせ て 25.1 兆円(2019 年比 14.5%増)となっています。

「第4次観光立国推進基本計画」の計画期間である3年間は2025年度末に終了するため、現在、次 期計画の内容について交通政策審議会観光分科会において検討が進められています。この検討では、 計画の達成状況の振り返りや、政府目標である「2030 年、訪日外国人旅行者数 6,000 万人・訪日外 国人旅行消費額 15 兆円」達成に向けた議論が行われています。

観光は、社会の変化や情勢に影響を受けるため、国や地方自治体においても、常に柔軟な対応が求 められています。 第3章 観光などの現状 -- 6 of 40 -- 6 2. 静岡県の状況 県は、2022 年3月に、2022 年度から 2025 年度までの4年間を対象期間とする「静岡県観光 基本計画」を策定しました。

この計画では、「しずおかの魅力で幸せと感動を呼ぶ観光サービスの創出」、 「将来にわたる経済発展に向けた来訪者の受入体制の強化」、「訪れる人と迎える地域の満足度を高め る観光DXの促進」という3つの基本方針のもと、観光分野における個別具体的な施策を展開していま す。 また、計画中の「地域ごとの観光地域づくり」の章では、伊豆半島地域について「首都圏に近接する日 本でも有数の観光地であり、本県の宿泊客数の約6割を占めている」とした上で、「美しい伊豆創造セン ター(沼津市を含めた伊豆半島の 7 市 6 町の観光 DMO)と連携し、国内外からの来訪者のニーズを的 確に捉えた観光地域づくりの推進」といった基本方向を示しています。

東部地域については、「首都圏に隣接する地域の優位性を生かした産業立地や観光交流により経済 的な発展を遂げている」とした上で、「富士山周辺地域の自然環境の保全や富士山の良好な眺望景観の 形成など、美しい富士山の自然と共生する地域の実現」、「プラサヴェルデをはじめとするコンベンショ ン施設の利活用によるMICEの推進」、「沼津港における賑わい拠点づくりの推進」といった基本方向を 掲げています。

2024 年度の静岡県観光交流の動向などによると、同年度の県内の観光交流客数は約1億 4,034 万人で、前年度比 100.5%となりましたが、パンデミック(新型コロナウイルス感染症の世界的大流行) 前である 2019 年の水準に回復したとは言えない状況です。また、県内旅行消費額は 8,359 億円で、 前年度比 105.9%(469 億円の増)となり、過去最高額を更新しました。

「静岡県観光基本計画」の計画期間の4年間は2025年度末に終了するため、現在、県では、次期計 画の策定に向けた検討が進められています。 【出典】第 5 次沼津市総合計画(「第 2 章 沼津市の概況と特性」) ※一部追記。 https://city.numazu.shizuoka.jp/shisei/keikaku/sogo/doc/1.pdf 日本 静岡県 沼津市 -- 7 of 40 -- 7 1. 人口推計 本市の人口は、1995 年の 217,856 人をピークに減少に転じ、2025 年4月には 184,563 人と なり、30 年間で約 33,000 人、約 15%減少しています。

国立社会保障・人口問題研究所の 2023 年推計では 2040 年には約 152,000 人まで減少するも のと見込まれており、今後も人口減少が続くと推計されています。 ※各年 4 月 1 日現在、日本人住民数値。1985 年から 2000 年は旧戸田村の人口を含む。 215,759 217,696 217,856 214,063 211,244 207,835 198,296 189,680 184,563 184,000 189,000 194,000 199,000 204,000 209,000 214,000 219,000 224,000 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 総人口の推移(住民基本台帳) 第4章 本市観光における分析 -- 8 of 40 -- 8 2. 本市の状況 本市は、2006 年3月に「沼津市観光振興ビジョン」を策定し、「伊豆半島の玄関口として、国内外から 静岡県東部・伊豆地域への観光交流の核となる個性ある拠点都市を目指します」という目標のもと、 多面的な価値を有する「海」をキーワードとした観光振興によるまちづくりを推進してきました。

策定か ら約 15 年後、観光スタイルの多様化等を踏まえ、2021 年3月、「沼津市観光振興ビジョン」を改定しま した。 2021 年3月の「沼津市観光振興ビジョン」の改定では、「観光スタイルの変化や ICT の進展、インバ ウンドの増加などの社会の変化に適応しつつ、コロナ禍の影響から新しい生活スタイルに合わせた誘客 を進め、人々を惹きつける観光都市づくりを目指す」という目標を掲げ、9項目からなる数値目標を設 定しました。

2025 年 12 月時点で、2025 年度目標の達成が見込まれている項目は「ふるさと応援基 金寄附金寄附件数(件)」のみになっています。 <前回観光振興ビジョン数値目標> 項目 2019 年度実績 2025 年度目標 観光交流客数(人) 4,363,178 6,000,000 観光レクリエーション客数(人)※1 3,528,050 4,800,000 宿泊客数(人) 835,128 1,200,000 外国人宿泊客数(人)※2 30,213 100,000 観光ポータルサイト閲覧数(件) 2,184,947 3,000,000 英語版観光ポータル閲覧数(件)※3 ― 240,000 ふるさと応援基金寄附金寄附件数(件) 15,963 35,000 地域ブランド調査「魅力度」ランキング(位) 183 99 プラサヴェルデ利用人数(人) 625,644 900,000 ※1 観光施設、スポーツレクリエーション施設、行祭事およびイベント等への入場者数・参加者数の合計。

主に日帰りの観光客数。 ※2 市内全施設の宿泊客数でなく、抽出した宿泊施設からの報告数値 ※3 2020 年度中に制作 -- 9 of 40 -- 9 3. 観光交流客数の推移 本市の観光交流客数は、新型コロナウイルス感染症の影響により、観光交流客数、宿泊客数ともに、 減少しました。

2021 年度以降は回復傾向にありましたが、2024 年度は 2023 年度より微減してお り、観光交流客数、宿泊客数ともに、パンデミック前の水準には回復していない状況です。 この状況から観光交流客数を増やすためには、「通過される都市」から「立ち寄ってもらえる観光都 市」への転換に加え、本市は首都圏からの日帰り旅行が可能な便利な土地であるものの、“宿泊”とい う選択肢を取っていただくための工夫が必要であると考えられます。

<本市の観光交流客数について (単位:千人)> (グラフは、百の位を切り下げて作成) 4,500 4,363 2,018 2,429 3,274 3,662 3,440 858 835 472 557 766 783 743 3,642 3,528 1,546 1,871 2,508 2,878 2,697 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 本市の観光交流客数について (単位:千人) 観光交流客数 宿泊施設利用人員 観光レクリエーション客数 -- 10 of 40 -- 10 また、2023 年度及び 2024 年度の本市のレクリエーション客数(主に日帰りの観光客)を確認した ところ、本市では、沼津夏まつり・狩野川花火大会の効果により7月に客数が集中している状況です。

これらの状況を踏まえ、通年での誘客を実現するための戦略が必要です。 <2024 年度観光レクリエーション客数 (月別内訳)(単位:千人)> (グラフは、百の位を切り下げて作成) <2023年度観光レクリエーション客数 (月別内訳)(単位:千人)> (※10 月は、“第 14 回みなとオアシス Sea 級グルメ全国大会”が沼津市で開催) (グラフは、百の位を切り下げて作成) 161 211 154 593 272 198 344 184 171 170 205 211 9,671 13,380 7,653 10,901 13,112 8,098 9,289 11,719 8,396 10,478 8,146 9,812 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 0 100 200 300 400 500 600 700 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 沼津市(千人) 県合計(千人) 164 199 148 539 261 224 173 258 198 155 178 195 9,885 13,304 8,134 10,406 13,020 7,887 8,634 11,228 8,548 11,080 8,678 9,781 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 0 100 200 300 400 500 600 700 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 沼津市(千人) 県合計(千人) -- 11 of 40 -- 11 4. 人流データ 2024 年度の沼津駅来訪前後 24 時間の人流(日本人及び外国人)を可視化したところ、市内の 人流の集積は沼津駅から沼津港間に集中しており、三浦エリア及び戸田には、中心部ほどの人流の 集積が認められませんでした。

次に、2024年のお盆期間、沼津港来訪前後 24 時間の人流(日本人)を可視化したところ、東京方 面等からの人流が多く、移動手段は JR に比べ車が多い事が示唆されています。また、大瀬や戸田など の海沿いにも人流が認められ ています。このことから首都圏 への PR が有効であると認め られます。

加えて、近隣の伊豆市及び 伊豆の国市の他にも、 熱海市や伊東市といった 『東伊豆エリア』、 下田市や南伊豆町といった 『南伊豆エリア』、 西伊豆町や松崎町といった 『西伊豆エリア』への人流が確 認されたことから、伊豆半島の 広範囲での関連性が示唆され ており、広域連携により一層注 力することが重要です。

沼津港 沼津駅 JR 三浦エリア 戸田 東伊豆エリア 西伊豆エリア 南伊豆エリア JR 国道1号 沼津駅来訪前後 24 時間の人流図 沼津港来訪前後 24 時間の人流図(盆時期) 沼津港 -- 12 of 40 -- 12 さらに、2024 年度、三島駅来訪前後 24 時間のインバウンド(中国、台湾、米国、韓国及び香港の 観光客)の人流を可視化したところ、箱根や富士五湖との往来が多く見られ、バスでの移動が示唆され ています。

また、沼津港、三浦及び戸田地区への人流に加え、修善寺方面への移動も確認できました。 この傾向を踏まえ、新幹線三島駅を利用し、バスやレンタカーで近隣自治体を観光しているインバウ ンドをさらに本市へ呼び込むための施策が必要です。 [留意事項]  人流データは、沼津駅の訪問者の位置データを独自分析ロジックによって、地図上にマッピングしている。

 位置データは個人を特定できないように秘匿化した上で分析を行っている。  人流データは視覚化に有効な分析手法であるが、行動の背後にある来訪目的などまでは読み取れない。 三島駅来訪前後 24 時間のインバウンドの人流図 (盆時期) -- 13 of 40 -- 13 5. 外国人宿泊客数の推移 新型コロナウイルス感染症の影響により、2020 年度の外国人宿泊客数は激減しましたが、その後は 回復傾向にあります。

しかし、2024 年度の実績では、パンデミック前の水準(4万人程度)には回復し ていません。すでに日本へのインバウンド客数は過去最高を記録し、コロナ禍から回復していることを 踏まえると、本市の回復は遅れていると言えます。沼津駅は、首都圏から新幹線および在来線でアクセ ス可能で東京から箱根や富士山を経て大阪に至る「ゴールデンルート」上の好立地にあり、インバウンド の宿泊客の獲得に向け、重点的な取組が必要です。

<各年度の本市の外国人宿泊客数(国別・地域別)(単位:人)> 中国 台湾 香港 韓国 欧米 その他 合計 対前年度 伸び率 (%) 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 2018 年度 26,139 61% 2,708 6% 1,220 3% 2,653 6% 4,447 10% 5668 13% 42,835 - 2019 年度 15,392 51% 2,128 7% 1,163 4% 2,923 10% 4,426 15% 4181 14% 30,213 -29% 2020 年度 34 7% 3 1% 0 0% 14 3% 388 74% 82 16% 521 -98% 2021 年度 134 7% 2 0% 21 1% 47 3% 1,381 77% 207 12% 1,792 244% 2022 年度 552 12% 403 9% 426 9% 439 10% 1,456 32% 1,266 28% 4,542 153% 2023 年度 1,901 19% 944 9% 1,220 12% 883 9% 2,288 23% 2,868 28% 10,104 122% 2024 年度 7,015 31% 1,889 8% 2,932 13% 2,686 12% 4,395 19% 4,044 18% 22,962 127% ※市内全施設の宿泊客数でなく、抽出した施設からの報告数値 -- 14 of 40 -- 14 次に、2018 年から 2024 年までの全国及び静岡県の外国人宿泊客数を確認します。

国では、2003 年の「ビジット・ジャパン事業」開始以降、2006 年の観光立国推進基本法成立など を受け、直近では、2023 年に閣議決定された「第 4 次観光立国推進基本計画」に基づき、観光振興を 推進しています。 具体的な数値目標のもと計画を進めた結果、国全体の外国人宿泊者数は、新型コロナウイルス感染 症の影響から回復し、パンデミック以前の宿泊者数を上回る状況となっています。

<全国の国・地域別外国人延べ宿泊者数(単位:千人)> 中国 台湾 香港 韓国 米国 全訪日 外国人客 伸び率 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 (%) 2018 年 22,166 27% 12,104 14% 6,214 7% 11,955 14% 5,576 7% 83,566 - 2019 年 29,848 29% 13,471 13% 6,982 7% 9,715 10% 7,278 7% 101,306 21.2 2020 年 4,165 26% 2,191 14% 1,189 7% 872 5% 1,322 8% 15,893 ▲ 84.3 2021 年 328 10% 32 1% 23 1% 86 3% 706 21% 3,438 ▲ 78.4 2022 年 992 7% 905 7% 880 6% 1,966 14% 1,994 15% 13,608 295.8 2023 年 10,911 11% 13,230 14% 6,780 7% 14,263 15% 10,574 11% 95,028 598.3 2024 年 25,195 18% 18,406 13% 7,787 6% 17,996 13% 14,485 10% 138,528 45.8 出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」 -- 15 of 40 -- 15 県では、直近では、2022 年度から 2025 年度までの4年間を対象期間とする、観光分野の分野別 計画である「静岡県観光基本計画」を策定し、誘客に関する施策に取り組んでいます。

この取組により、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復は見られるものの、パンデミック以前 の宿泊者数を上回る状況には至っていません。 なお、本市においても宿泊割合の高い中国人の県内宿泊者数は、パンデミック以前の 2019 年には 約 150 万人であったのに対し、2024 年では約 60 万人にとどまっています。

<県の国・地域別外国人延べ宿泊者数(単位:千人)> 中国 台湾 香港 韓国 米国 全訪日 外国人客 伸び率 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 (%) 2018 年 1,014 65% 115 7% 33 2% 72 5% 43 3% 1,570 - 2019 年 1,491 71% 100 5% 46 2% 67 3% 58 3% 2,113 34.6 2020 年 118 55% 14 6% 8 4% 8 4% 8 4% 213 ▲ 89.9 2021 年 6 9% 0 1% 0 0% 2 2% 6 8% 72 ▲ 66.2 2022 年 11 9% 7 6% 6 5% 7 5% 12 10% 126 74.6 2023 年 152 17% 109 12% 69 8% 66 7% 62 7% 904 618.8 2024 年 579 35% 181 11% 86 5% 111 7% 87 5% 1,635 80.9 出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」 2024 年の全国および静岡県の外国人宿泊客数を国・地域別に見ると、県は本市と同様、中国から の宿泊客の割合が高く、全体に占める割合が3割を超えています。

一方、全国では、中国以外にも台湾 や韓国などからも満遍なく宿泊客が訪れていることがわかります。 なお、観光庁から 2025 年7月に公表された「宿泊旅行統計調査報告(令和6年1~12 月)」の「都道 府県別、国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数構成比」によれば、中国人の延べ宿泊者数構成比は、静岡 県は 35%と最も高くなっています。

<2024 年 国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数構成比(単位:千人)> 出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」 全国 割合 静岡県 割合 中国 25,195 18% 579 35% 台湾 18,406 13% 181 11% 香港 7,787 6% 86 5% 韓国 17,996 13% 111 7% 米国 14,485 10% 87 5% その他 54,658 39% 591 36% 合 計 138,528 100% 1,635 100% -- 16 of 40 -- 16 中国人の延べ宿泊者数が本市において多い要因の1つとして、富士山静岡空港における国際線の就 航先の多くが中国国内であることが考えられます。

本市は首都圏にも近く、「ゴールデンルート」上に位置していることから、首都圏の空港に発着する 外国人観光客を、これまで以上に取り込める可能性を持っています。 <富士山静岡空港の国際線(2025 年冬ダイヤ)> 就航先 中国 上海、青島 香港 香港 韓国 ソウル ※2026 年4月からベトナム・ハノイとの定期便が就航を予定 写真提供:静岡県観光協会 -- 17 of 40 -- 17 6. 観光振興ビジョン改定懇話会メンバーによる本市の分析 本ビジョンの改定にあたり、「観光振興ビジョン改定懇話会」を開催しました。

メンバーは観光関連 事業者及び有識者で構成され(11 人)、メンバーに対してヒアリングを実施しました。 市民や事業者、有識者それぞれの目線から見た本市観光における主な分析は以下のとおりです。沼 津市は、「海産物という強み」、「首都圏からのアクセスの良さ」、「アニメの聖地」としての知名度を持つ 一方で、「地域資源の活用不足」や「二次交通や宿泊施設の課題」、「地域内の連携不足」など、構造的な 課題を抱えています。

<アンケート結果> 【問】沼津市の魅力や優位性として特に重要と思うものを3つ選んでください。 【回答】 【問】沼津市の観光で課題となっていると感じていることを選択してください(複数選択) 【回答】 【その他(具体的なご意見内容)】 宿泊施設や飲食店などの多様性不足/沼津市全体としての観光推進体制 SNS 等を活用した沼津の魅力など情報発信力不足/日帰り型観光への偏重 アニメ聖地以外の他の観光地への誘客を創出する人手不足/ 滞在型観光を支える宿泊・交通・情報発信の基盤整備 -- 18 of 40 -- 18 【問】今後、沼津市で特に来訪を強化すべき観光客層は誰だと思いますか? 【回答】 【問】観光を推進するにあたり、特に強化すべきと思うものを3つ選んでください。

【回答】 【その他(具体的なご意見内容)】 組織体制の構築/ウェルネス&アドベンチャー -- 19 of 40 -- 19 7. エリア別の本市の魅力の分析 本市は、富士山と駿河湾に抱かれた風光明媚なまちであり、自然と歴史、そして思いやりとおもてなし の心を持つ人々が暮らしています。

里山・里海を感じられる豊かな自然に恵まれたエリアがあると同時 に、首都圏からのアクセスが良好な市街地もあります。 今回も、市内を地域資源の特徴が類似し、歴史的にもつながりの深い4つのエリアに分類し、以下のと おりエリアの魅力を深掘りしたいと考えています。 【浮島ひまわりらんど】 【沼津港】 【タカアシガニ】 【大瀬まつり・内浦にぎわい祭り】 西部・北部 【愛鷹広域公園】 【井田海岸と富士山】 【淡島と富士山】 【沼津御用邸記念公園】 中心部 三浦 戸田 -- 20 of 40 -- 20 (1) 西部・北部エリア 新東名高速道路や東名高速道路に接する、高速道路の玄関口 にあたるエリアです。

北部エリアには、ゴルフ場をはじめとするス ポーツ関連施設が点在する一方、西部エリアでは旧東海道の宿 場町が置かれていたほか、周辺には歴史浪漫を感じられる名刹 や名所旧跡が点在しています。また、千本浜から続くゆるやかな 海岸線や愛鷹山周辺には茶畑があり、釣りや地引網、農業体験 などを楽しむことができます。

(2) 中心部エリア JR 沼津駅やバスターミナル、沼津港が立地するなど、公共交通の 利便性が高いエリアです。沼津駅から 2km 圏内には海・山・川があ り、自然と共存できる環境にあるため、身近に登山や釣り、SUP等 を楽しむことができます。また、本市最大の観光スポットである沼津 港に隣接する飲食店街では、寿司をはじめとする海産物やさまざま なグルメを堪能できるほか、皇室ゆかりの沼津御用邸記念公園にも アクセスしやすく、気軽にまちなか観光を満喫できます。

(3) 三浦エリア ダイビングやシュノーケリング、ウィンドサーフィンなど、海の魅 力を満喫できるマリンスポーツのほか、駿河湾越しに富士山を望 む美しい景観や、これを活用したサイクリングなども堪能できるエ リアです。本エリアには、映画やドラマのロケ地が点在しており、ア ニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の主な舞台ともなっているな ど、本市におけるロケ地観光の拠点という一面も持っています。

(4) 戸田エリア 日本一の深さを誇る「駿河湾」に面していることから、このエリアで は、水揚げされたばかりの深海魚やタカアシガニを見て、触れて、食べて 楽しむことができます。さらに、水質がきれいな海水浴場の一つである 井田海水浴場のほか、ロシアと関わりのある戸田港まつり、パワースポ ットでもある諸口神社など、オンリーワンの海の魅力にあふれています。

また、海と山の雄大な自然に抱かれた空間では、都会の喧騒から離れた スローライフを満喫することができます。 【松蔭寺と白隠禅師】 【沼津港】 【らららサンビーチ】 【深海魚】 -- 21 of 40 -- 21 8. 本市観光の特徴(強み・弱み) これまでに明らかとなったデータ等から、本市観光の強みや弱みについて SWOT 分析を活用して まとめると、以下のとおりとなります。

本市の「強み」を最大限に活かし、積極的な戦略をとることや、 外部環境のプラス要因である「機会」を活かすために、「弱み」を補強・改善することが重要です。 Strengths(強み)  魚や寿司、干物などの海産物ブランド  西浦みかん、沼津茶などの地域特産物  海・山・川に代表される豊かな自然環境  年間を通じて人をひきつける温暖な気候  駿河湾越しの富士山という唯一無二の景観  「水がきれいな海水浴場」としての高い評価  多様なマリンレジャーやアクティビティの提供  首都圏からの良好なアクセスと地理的優位性  アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地とし ての高い知名度、まちをあげてのおもてなし  港、自然景観、歴史・文化施設などの多様な観 光資源が市内に点在  住民が観光客に好意的 Weaknesses(弱み)  地域資源の観光への活用不足  二次交通の脆弱性(多様な観光ニーズへの 対応)  宿泊がGWや夏季休暇等の大型連休に偏って いる  多様な宿泊ニーズに対応できていない  地域の関係者を巻き込んだ観光推進体制が 構築されていない  旅行客の滞在時間が短く、通過型観光地が中 心で消費や市全体への回遊性が十分ではない Opportunities(機会)  「近場リゾート」志向による首都圏からの来訪 意向の高まり  ワーケーションやリモートワーカー誘致の機運  アニメ・コンテンツツーリズムの継続的な人気 と新展開  インバウンドの本格的な回復  伊豆・箱根・富士山エリアとの広域連携による 周遊促進  環境配慮型・体験型・サステナブルツーリズム へ※の社会的関心の高まり  観光 DX、ICT の進展によるデジタルマーケ ティングや多言語化への対応 Threats(脅威)  近隣自治体との誘客競争の激化  人口減少による地域経済の縮小と担い手不足  地元事業者の高齢化と後継者不足  災害リスク(地震・津波)による観光需要への 影響  コロナ禍以降の消費マインドの変化と多様化 するニーズへの対応 ※“持続可能な観光”のこと。

観光地の本来の姿を持続的に保つことができるように、観光地の開発やサービ スのあり方を見定め旅行の設定を行うことをいう。 -- 22 of 40 -- 22 1. 目標 海・山・川の自然や沼津御用邸記念公園をはじめとする歴史・文化資源は沼津の誇りであり宝です。 そして、豊かな自然環境は、これらを活用したアクティビティだけでなく、海の幸、山の幸をはじめとす る豊富な食文化を生み出しています。

首都圏に近くアクセスしやすい立地優位性や、誇れる地域資源を活かし、多くの人が行ってみたい、 住んでみたい、関わってみたいと思える「地域の宝を活かすまち」を目指します。 2. 基本方針 更なる観光振興に向け、滞在型・体験型観光や都市型観光を推進します。 また、広域連携によるブランド構築、DX・多言語対応による利便性と情報発信力の強化を進め、 本市への訪問・宿泊観光客の誘致を図ります。

さらに、住民参画によるシビックプライドの醸成を重視し、「訪れて楽しく、暮らして誇れるまち」を 目指します。 第5章 観光振興ビジョンの方向性 -- 23 of 40 -- 23 3. 誘客の主なターゲット 本市は首都圏に近く、東京から箱根や富士山を経て大阪に至る「ゴールデンルート」上に位置すると いう地理的優位性を生かし、これまで同様、首都圏からの誘客に加えて、インバウンドの獲得を推進しま す。

特に台湾については、高雄市との観光交流促進協定や、美しい伊豆創造センターと台湾観光協会と の包括的連携協定締結を踏まえ、より一層のプロモーションを進めます。さらに、東アジアからのインバ ウンドを中心にリピーターの誘客にも力を入れていきます。 4. 観光振興ビジョン改定後の数値目標 今後、一層の観光振興を図っていくためには、本市の観光の特徴や現状を踏まえ、計画最終年度にお ける数値目標を設定し、その達成に向けて官民が連携し、各ステークホルダーが毎年の振り返りを行う ことが重要です。

具体的には、関係者で定期的に集まり、意見交換を行い、PDCA サイクルを回す取組 を着実に積み重ねていく必要があります。 沼津の魅力を広く発信するとともに、沼津ならではの地域資源を活用した様々なツーリズムを創出し、 国内外からの誘客と周遊観光の促進を図ることで、観光交流客数 500 万人を目指します。

<観光振興ビジョン改定後数値目標> 項目 2024 年度 実績 2030 年度 目標 観光交流客数(人) 3,440,955 5,000,000 観光レクリエーション 客数(人)※1 2,697,783 4,100,000 宿泊客数(人) 743,172 900,000 外国人宿泊客数(人) ※2 22,962 50,000 観光ポータルサイト 閲覧数(件) 2,579,928 3,300,000 英語版観光 ポータル閲覧数(件) 24,490 50,000 ふるさと応援基金 寄附金寄附件数(件) 359,697 400,000 プラサヴェルデ 利用人数(人) 530,698 700,000 道の駅くるら戸田 利用人数(人) 143,145 200,000 ※1 観光施設、スポーツレクリエーション施設、行祭事およびイベント等への入場者数・参加者数の合計。

主に日帰りの観光客数。 ※2 市内全施設の宿泊客数でなく、抽出した宿泊施設からの報告数値 -- 24 of 40 -- 24 本市は、海産物に代表される地域の強みと首都圏からのアクセスの良さ、アニメの聖地としての知名 度を持つ一方で、地域資源の活用不足、二次交通の課題など、構造的課題を抱えています。

また、コロ ナ禍を契機とした個人向け・体験型観光への転換に対応するため、従来の団体向け観光から脱却し、質 の高い滞在型観光への転換が急務です。 以上を踏まえた戦略的な観光振興を推進するため、4本の観光振興の柱を掲げ、その柱に基づき具 体的な施策を実行します。 施策の遂行にあたっては、現状を分析し、有識者や事業者などの地域の関係者との連携を強化する 機会を創出するとともに、施策の点検・評価等による進捗管理を行います。

また、持続可能な観光を実現するため、 多様な財源確保に向けた検討も進めます。 訪日外国人客は、文化・歴史・自然体験を重視することも多いため、地域が体験の場を提供するだけ に留まらず、観光客からの多様な視点を取り入れ、地域資源の魅力を向上させてくことが重要です。 地域ごとに異なる魅力を持つ本市では、地域住民の力を活用し、様々な地域資源を発掘・磨き上げを 行い、通年での誘客促進や滞在時間の延長に取り組みます。

<関連の数値目標> 項目 2024 年度 実績 2030 年度 目標 宿泊客数(人) 743,172 900,000 道の駅くるら戸田利用人数(人) 143,145 200,000 SNS やデジタルマーケティング等を有効活用し、首都圏からの観光客をはじめ、国内外の潜在的な 観光客層に本市や伊豆エリアの魅力を届けることが重要です。

本市の魅力を世界中に伝えるため、多言語で SNS や HP等により戦略的に発信するとともに、首都 圏向け誘客キャンペーンや広域連携による周遊プロモーションに取り組みます。 第6章 目標を具現化する4つの柱 観光振興の柱① 沼津の魅力をアップデート 観光振興の柱② 沼津の魅力の戦略的発信 2030 年度目標 観光交流客数 5,000,000 人 -- 25 of 40 -- 25 <関連の数値目標> 項目 2024 年度 実績 2030 年度 目標 観光ポータルサイト閲覧数(件) 2,579,928 3,300,000 ふるさと応援基金寄附金寄附件数(件) 359,697 400,000 「駿河湾越しの富士山」、「港町文化」、「深海」など、海に面した本市ならではの魅力を核にコンテンツ を検討し、体験・滞在型観光としての価値を高めます。

また、ソウルフードやブランド食の発信を行うとともに、スポーツ、文化などの拠点を活かし、「沼津版 都市型観光」を推進します。 <関連の数値目標> 項目 2024 年度 実績 2030 年度 目標 観光レクリエーション客数(人) 2,697,783 4,100,000 プラサヴェルデ利用人数(人) 530,698 700,000 本市のメインターゲットである東アジアからの誘客・リピーターに寄与できる施策に取り組みます。

特に親日的でリピートの見込める台湾については、高雄市との観光交流促進協定や、美しい伊豆創造 センターと台湾観光協会との包括的連携協定を最大限に活用し、より一層のプロモーションを進めます。 <関連の数値目標> 項目 2024 年度 実績 2030 年度 目標 外国人宿泊客数(人) 22,962 50,000 英語版観光ポータル閲覧数(件) 24,490 50,000 観光振興の柱③ 沼津ならではの観光の提供 観光振興の柱④ インバウンドの誘客推進 -- 26 of 40 -- 26 基本施策1 地域資源の発掘・磨き上げ 本市はすでにナンバーワンやオンリーワンの魅力にあふれていますが、観光客の目的地となるために は、さらに「沼津ならでは」の魅力を磨き上げる必要があります。

また、沼津駅前や沼津魚市場を中心と した港のにぎわいを、三浦や戸田といった他エリアへ波及させる取組も検討します。 エリアごとの魅力や来訪理由を踏まえてターゲットを設定し、地域資源の発掘・磨き上げを進めます。 さらに、地域資源とコンテンツを組み合わせ、質の高い観光体験につながる取組を検討します。

観光客の来訪が夏に偏っている現状を踏まえ、春・夏・秋・冬を通じて誘客を図るべく、季節ごとの イベント(桜・紫陽花・紅葉・冬の富士山等)の PR を強化します。 【西部・北部エリア】 ⚫ エリアビジョン:歴史・文化と体験観光 エリア戦略 キーワード: 千本松原/阿野全成と大泉寺/白隠禅師/興国寺城址/高尾山古墳/帯笑園/日本酒 本エリアの沼津市原地区周辺には、白隠禅師にゆかりのあるスポットが点在しています。

また、大河ド ラマ「鎌倉殿の 13 人」関連の阿野全成のお墓がある「士詠山大泉寺」も本エリアにあります。 さらに、2024 年 10 月 11 日付で「高尾山古墳」が国指定史跡となりました(沼津市の国史跡指定は 興国寺城跡以来 30 年ぶり)。白隠禅師、阿野全成・大泉寺、高尾山古墳に代表される本エリアの歴史・ 文化と体験観光を発掘・発信していきます。

第7章 目標達成に向けた基本方針および具体的な施策 【千本松原】 観光振興の柱① 沼津の魅力をアップデート 【大泉寺】 【帯笑園】 【興国寺城跡】 -- 27 of 40 -- 27 【中心部エリア】 ⚫ エリアビジョン:食とアクティビティの沼津版 都市型観光 エリア戦略 キーワード: 都市型観光/ナイトタイムエコノミー/沼津のソウルフード/皇室とのゆかり/MICE 沼津港は、本市の観光の核となるスポットです。

「びゅうお」のライトアップがリニューアルされ、平日、 週末、休日で異なるパターンの夜景が楽しめるほか、海の駅が設置され、プレジャーボートの入港が港 に華やかさを与え、更なる上質なウォーターフロント開発の機運が高まっています。また、クラフトビー ル人気の高まりを背景に、中心部にはクラフトビールのタップルームや「ジン」の醸造所があり、沼津市 ならではの Bar 文化も根付いています。

このように、本エリアは、ナイトタイムエコノミーに期待できるエ リアであり、陸路では首都圏から日帰りも可能な利便性を持ちながら、海路での誘客可能性も高く、宿 泊の呼び水となる環境が整っています。 「魚がおいしい沼津」のブランドは「海の美食都市」と言うべく高い誘客力を持ち、沼津港は既存のバ ス路線でアクセスしやすい立地です。

沼津港で新鮮な海産物を堪能できるほか、遊覧船による湾内クル ーズも楽しめます。また、沼津港を中心として、海(Sea)の要素を含んだ沼津のご当地グルメ(Sea 級 グルメ)も新たに展開されており、市内では沼津のソウルフード(餃子、パン、パスタなど)も提供され、 食の魅力が豊富なエリアです。

皇室ゆかりの地である「沼津御用邸記念公園」では、奥駿河の自然が楽しめるほか、園内で抹茶を味 わえ、売店では、皇族のお印を刺繍したお土産品やオリジナル和菓子などが販売されています。文化的 要素が強く、特にインバウンドに対して高い誘客効果が期待されます。 東京駅から新幹線経由で約 70 分、沼津駅から徒歩 3 分という好アクセスに位置するプラサヴェル デは、富士山を望める会議場施設・展示・イベント施設・ホテルを備えた総合コンベンション施設ならで はの都市的魅力を活用し、国際会議や音楽ライブ、イベントなどの開催支援を行い、国内外からの誘客 を図ります。

一方、沼津アルプスや狩野川などの自然的魅力を活用した観光振興も進めます。香貫山では地域や 関係団体等の協力を得て階段や手すりの保全整備を実施しており、初級者から上級者まで楽しめるハ イキングコースです。今後も沼津アルプスの安全対策などを進めます。 本エリアは、引き続き多くの来訪者を魅了する沼津市の観光の核として、誘客を牽引し、他エリアへの 観光客の波及を目指します。

【沼津港 「びゅうお」】 【沼津御用邸記念公園】 -- 28 of 40 -- 28 【三浦エリア】 ⚫ エリアビジョン:体験型観光 エリア戦略 キーワード: 海水浴場/マリンアクティビティ/聖地巡礼/海業/ブランドアジ/マダイ/西浦みかん 本エリアの海水浴場は、複数年にわたり環境省の発表する「水浴場(開設前)の水質調査結果」で水質 が特に良好な水浴場に選出されており、ビーチの魅力は折り紙付きです。

また、透明度の高い海で楽し めるアドベンチャー感あふれるマリンアクティビティも提供されています。 漁協ではブランドアジやマダイの養殖に取り組んでおり、アジフライやアジのタタキ定食、マダイ丼な どを提供しています。また、遊漁船による駿河湾での船釣りも体験できるほか、漁港を活用したマリン レジャーの展開など、ぺスカツーリズモ(漁業×観光)への発展が期待される「海業」の取組も予定され ています。

さらに、西浦みかんの産地として、果汁 100%のジュースやワインなど、魅力的な商品も開発されて います。 文豪ゆかりの宿や離島の宿もあり、本エリアならではの都会の喧騒から離れた宿泊が楽しめます。 また、「ラブライブ!サンシャイン‼」の聖地でもあり、ファン層の誘客が引き続き見込めることから、 関連イベントの支援等を継続します。

さらに、聖地巡礼と市内観光を組み合わせた周遊企画の検討、西 浦みかんの収穫体験プログラムの開発など、美しい景観や食の魅力を PR し、一次産業を学ぶための教 育旅行など、多様なニーズを持つ観光客の獲得に努めます。 【駿河湾越しの富士山】 【「ラブライブ!サンシャイン‼」の聖地】 【らららサンビーチ】 【大瀬まつり】 -- 29 of 40 -- 29 【戸田エリア】 ⚫ エリアビジョン:深海魚と海、スローライフ満喫観光 エリア戦略 キーワード: 海水浴場/深海魚/タカアシガニ/ヨット/スピリチュアル/温泉 静岡県が推進する「ガストロノミーツーリズム」において、本エリアの象徴である「駿河湾越しの富士山 とタカアシガニ」がポスターに採用されています。

本エリアでは、戸田ヨットレースが開催される海の町であると同時に、有名雑誌で「スピリチュアルス ポット」として赤い鳥居と青い海の景観が表紙に採用された諸口神社をはじめ、井田の明神池や菜の花 畑など、写真映えスポットが数多く点在し、絶景を求める観光客にとって魅力的な要素があります。

また、戸田の塩は、「約 1,500 年前に天皇に献上された」と伝えられ、国内最北の地に自生する戸田 たちばなは、「古事記にも記されている日本固有の柑橘」というストーリーを有するなど、文化的価値の 高い資源に恵まれています。 さらに、漫画「ぽんこつポン子」は、戸田地区をモデルとしており、現在もファンを本エリアへひきつけ ています。

本エリアでは、納涼船体験、タカアシガニの甲羅の絵付け体験が好評で、欧米系の長期滞在客も増加 しています。将来的には、著名な映像作家のミュージアム建設が計画されています。 こうした本エリアならではの魅力を活かし、都会の喧騒から離れたスローライフを満喫したい来訪者 やワーケーション希望者をターゲットに誘客を図ります。

また、地域の貴重な資源である「深海魚」については、次世代を担う地域の子どもたちにも理解を促 し、シビックプライドの醸成を図るとともに、戸田深海魚まつりへの支援や駿河湾深海生物館の PR を 行います。 【戸田たちばな】 【戸田塩】 【明神池】 【諸口神社】 【深海魚】 【タカアシガニ】 -- 30 of 40 -- 30 基本施策2 シビックプライド醸成と住民参加型観光 地域住民は日常的に美しい景色に触れているため、たとえそれが「沼津ならでは」の魅力であっても、 当たり前のものとして意識しにくく、むしろ、その良さを実感できるのは外部から訪れる人だと言われ ています。

シビックプライドの醸成は、人口減少対策だけではなく、交流人口の拡大や地域全体の活性化におい ても極めて重要です。 市民が自分の住むまちを愛し、誇りに思えるからこそ、観光客も自然に地域の魅力を感じ取ることが できるため、ローカルマーケット等の地域資源を体験できるイベント等を通じてシビックプライドを高め るとともに、観光客が感じる魅力を住民にも実感させることを目的に、地域住民と観光客の接点を増 やす取組を推進します。

また、観光客の中心となっている日本人やアジア人旅行者だけでなく、文化・歴史・自然体験といった 体験価値に関心が高いと言われる欧米圏の観光客も取り込むことにより、地域が多様な視点を得られ、 魅力の深化につながります。 加えて、課題となっている地域内の連携が不可欠であるため、有識者や事業者を含む関係者による 施策の点検・評価を毎年行い、効果的な施策や事業を実施していく必要があります。

【具体的な取組】 ・【重点新規】ローカルマーケット等の地域資源を体験できるイベントや地域の伝統文化・行事のPR ・【重点新規】観光に関わる有識者・事業者による施策の点検・評価の実施 ・【新規】市民ライターによる情報発信 ・【継続】地域住民による観光ボランティアガイドの育成 ・【継続】出前講座による市民学習機会の拡大 ・【継続】イベントでの地域ボランティアの募集 【原海岸と地引網】 【おんべこんべ】 -- 31 of 40 -- 31 基本施策1 SNS 発信・デジタルマーケティングの強化 本市の魅力を全国・世界へ広げるため、SNS やオンライン広告を活用したデジタルマーケティング 戦略を本格的に展開し、観光客が「訪れたい」と感じるきっかけをデジタル上で創出し、目的地として の認知度向上と来訪者数の増加を目指します。

現在、多くの方が日常的に SNS を利用しており、SNS で発信された写真をきっかけに観光地を 訪れる来訪者(インバウンドを含む)も珍しくありません。本市も積極的に SNS を活用し、魅力を発信 していく必要があります。 さらに、訪問前に検索エンジンで本市の観光情報を調べる方に向け、より訴求力の高い情報を届ける ため、SNS 発信とデジタルマーケティングの強化に取り組みます。

【具体的な取組】 ・【重点新規】利用者ニーズ等を踏まえた既存の観光情報サイトの改良と SEO 対策※ ・【新規】SNS を活用した観光戦略の実施 ・【新規】地元の協力者や学生と連携した沼津の魅力の発信 ・【新規】「駿河湾越しの富士山」、「深海魚」、「港町」をテーマにした写真の活用 【出典】沼津観光ポータル https://numazukanko.jp/ ※SEO とは「検索エンジン最適化」を意味する、Search Engine Optimization の略称で、ここでは、検索エ ンジンで上位表示させるための対策をいう。

観光振興の柱② 沼津の魅力の戦略的発信 -- 32 of 40 -- 32 基本施策2 首都圏向け誘客キャンペーン 沼津駅は、首都圏から新幹線及び在来線でアクセス可能な好立地にあり、首都圏からの誘客に向け てより一層 PR に力を入れる必要があります。こうした中、本市においてふるさと応援基金寄附金寄付 件数は、前回の目標を大幅に超過しており、ふるさと納税を通じて首都圏を中心とした市外の方々の本 市への関心が高くなっていることが伺えます。

そのため、実際に本市に訪れて魅力を体験していただく 現地体験型返礼品を充実させるなど、ふるさと納税返礼品と連携した取組を推進します。 さらに、本市は 2021 年9月に発表された日本経済新聞の調査によると、テレワーク環境が充実して いる自治体として全国5位、東海4県で1位に選ばれました。

テレワークやワーケーション、働く場所をシ ェア(共有)する新しい働き方が市内で広がりを見せており、首都圏からのアクセスが便利な本市の特性 を活かした PR を継続します。 【具体的な取組】 ・【新規】「近場リゾート」やテレワーク等の PR ・【新規】ふるさと納税返礼品と連動した「沼津体験」の PR ・【継続】首都圏メディアへの出演 【出典】「沼津市ふるさと納税公式サイト」 https://www.city.numazu.shizuoka.jp/furusato/ -- 33 of 40 -- 33 基本施策3 広域連携による周遊プロモーション 近隣市町との連携により静岡県東部全域及び伊豆半島エリアをより盛り上げることは、結果的に 本市の観光振興につながるため、広域連携は重要です。

伊豆・箱根・富士山エリアの共同パンフレット の活用や、近隣自治体との相互観光 PR など、連携・協調を一層図ります。 また、広域周遊圏(沼津-三島-伊豆-富士-清水)の形成と共同プロモーションの実施は、「日帰り」 から「滞在」への転換にも寄与します。 インバウンド観光客は、新幹線で移動し、バスやレンタカーで近隣自治体を観光している現状が見ら れるため、こうした観光客を本市に誘導するための取組をより一層推進します。

【具体的な取組】 ・【重点新規】沼津観光ポータルを活用した広域観光の推進に向けた情報発信 ・【新規】「ゴールデンルート」上の周遊モデルコースの作成 ・【新規】近隣自治体との相互観光 PR ・【継続】富士・箱根・伊豆エリアの共同パンフレットの活用(美しい伊豆創造センター等との連携) 【龍巌淵(富士市)】 【アクアリング(伊豆の国市)】 【三嶋大社(三島市)】 写真提供:(一社)美しい伊豆創造センター 【竹林の小径(伊豆市)】 写真提供:伊豆パノラマパーク 写真提供:伊豆市 写真提供:静岡県観光協会 -- 34 of 40 -- 34 基本施策1 滞在型・体験型観光コンテンツの開発 本市は首都圏から約 100 キロメートル圏に位置し、日帰り旅行が可能ですが、“宿泊”という選択肢 を取っていただくための工夫が必要です。

本市には、アニメ「聖地」の旅館、訪日外国人旅行者をひきつける海沿いのゲストハウス、駿河湾の海 の幸を楽しめる民宿、離島のリゾートホテル、利便性の高い駅近の大型ホテルなど、多様な宿泊施設が ありますが、宿泊客数は伸び悩んでいます。そのような中、ラグジュアリーホテルの進出が徐々に見られ るなど、富裕層に訴求する価値が再認識されています。

そのため、朝市やナイトタイムエコノミーに着目し、早朝や夜といった「宿泊しないと体験できない、 沼津ならでは」のコンテンツや、国内外の富裕層を満足させる特別感のある海からのアプローチを検討・ 開発します。 【具体的な取組】 ・【重点新規】本市の Bar 文化等を活用した既存の飲食店との連携によるナイトタイムの魅力発信 ・【新規】地元漁業者等と連携した朝市・漁港体験イベント等の実施 ・【継続】富士山ビュースポットやサイクリングコースの活用 【沼津の BAR 文化】 【ダルマ夕日】 観光振興の柱③ 沼津ならではの観光の提供 【夜のびゅうお(日本夜景遺産)】 【沼津魚市場セリ】 -- 35 of 40 -- 35 基本施策2 沼津版 都市型観光の推進 都市型観光とは、歴史・文化・芸術・商業・娯楽・サービスなどが集積した都市空間を舞台に、観光客が 多様な体験を楽しむ観光形態です。

市民に馴染み深いソウルフード(餃子、パスタ、パンなど)であっても、市外から訪れる観光客にはあ まり知られていない場合があります。しかし、美味しい食事は旅行客にとって、最大の楽しみの一つで あるため、本市ならではのソウルフードやブランド食材の発掘・発信を強化します。 さらに、本市にはプロスポーツも開催可能な香陵アリーナ(総合体育館)や、芸術文化の拠点施設であ る市民文化センターが沼津駅から徒歩圏内にあり、香貫山や沼津アルプスといった自然も身近です。

加 えて、沼津御用邸記念公園などの歴史・文化施設も存在します。 これらの資源を活かし、中心部エリアの食・スポーツ・文化を核とした、「沼津版 都市型観光」を推進し ます。 【具体的な取組】 ・【重点新規】沼津ならではのご当地グルメやソウルフードの発掘と情報発信 ・【継続】中央公園や狩野川の水辺空間を活用したにぎわい創出 ・【継続】沼津御用邸記念公園と連携したイベントの開催 ・【継続】フェンシングやサッカー等のプロスポーツを活用したスポーツツーリズムの推進 【沼津あじフライたるたるサンド】 【フェンシング(F3BASE)】 【我入道の渡し船】 【香陵アリーナ】 -- 36 of 40 -- 36 基本施策1 台湾・東アジアを中心としたプロモーション 本市出身の飯田豊二技師が台湾の高雄市に下淡水渓鉄橋※を建設した縁で、本市は2024年 12 月 に高雄市と観光交流促進協定を締結しました。

また、美しい伊豆創造センターも台湾観光協会と包括的 連携協定を締結しており、本市は東アジアからの誘客をメインターゲットとして取組を進めています。 具体的には、インフルエンサーや旅行会社を招へいするファムトリップなどの誘客施策や高雄市との 交流事業を継続し、台湾を中心とした東アジアの方々に本市への関心を高めてもらい、リピーターとな っていただくための取組を積極的に進めます。

【具体的な取組】 ・【重点継続】高雄市との観光交流促進協定を活かした相互 PR ・【新規】近隣自治体との合同出展による国際旅行博等での PR ・【継続】SNS を活用した台湾向けプロモーション ・【継続】県や近隣自治体と連携した旅行会社へのセールス ※下淡水渓鉄橋とは… 全長 1,526m の橋梁を誇り、1913 年の 竣工当時はアジア最長の大鉄橋であった。

現在は、当時の構造を再現して修復され、 空中歩道として人気観光スポットとなって いる。 観光振興の柱④ インバウンドの誘客推進 【飯田豊二技師が建設した下淡水渓鉄橋※】 【日台高雄フルーツ祭への出展】 -- 37 of 40 -- 37 基本施策2 在住外国人と連携した戦略的プロモーションと多言語対応など受入環境の整備 沼津駅は、首都圏から新幹線及び在来線でアクセス可能な「ゴールデンルート」上の好立地であり、 インバウンド宿泊客の獲得に向け、重点的かつ戦略的な取組が必要です。

インバウンド誘客においても、SNS の活用は重要です。本市在住の外国人に、本市の魅力的な写真を 母国語で投稿してもらう取組を新たに実施します。 また、沼津観光ポータルサイトの多言語化を進めるとともに、主要観光スポットにおける Wi-Fi 環境 の整備など、受入環境を整備します。

【具体的な取組】 ・【重点新規】在住外国人等による、母国の SNS での沼津の観光情報の提供 ・【新規】沼津観光ポータルサイト、聖地巡礼ガイドマップ、沼津港周辺飲食店マップ等の多言語での発信 ・【継続】主要観光スポットにおける Wi-Fi 環境の整備や多言語案内板の設置・拡充 【出典】沼津観光ポータル(English) https://trip.numazukanko.jp/spot -- 38 of 40 -- 38 1. 観光振興ビジョン改定懇話会委員名簿 (2025 年 10 月 28 日現在) 氏名(敬称略) 所属団体等 1 宍戸 学 日本大学国際関係学部 国際総合政策学科 教授 2 望月 善人 特定非営利活動法人沼津観光協会 会長 3 土屋 雄二郎 沼津商工会議所観光サービス業部会 部会長 4 小森 裕之 沼津市旅館ホテル組合連合会 理事 5 渡邊 一弘 沼津バス協会 伊豆箱根バス株式会社 三島営業所長 6 佐野 智行 東海旅客鉄道株式会社沼津駅 首席助役 7 顔 嘉瑢 株式会社 TIL 8 山本 恵利香 戸田観光協会 事務局 9 田中 三智子 公募委員 10 青木 恵美 公募委員 11 峯 知美 公募委員 2. 観光振興ビジョン改定懇話会開催およびパブリックコメントの実施 (1)観光振興ビジョン改定懇話会 開催日 議題 第1回 2025 年 10 月 28 日 ‣現行の「沼津市観光振興ビジョン」振り返りについて ‣沼津市観光振興ビジョン骨子案について 第2回 2025 年 12月15日 ‣沼津市観光振興ビジョン(案)について 第3回 2026年 2月 25日 ‣パブリックコメント等を踏まえた修正について ‣沼津市観光振興ビジョン(案)について (2)パブリックコメントの実施 内容 募集内容 沼津市観光振興ビジョン(案)について 募集期間 2025 年 12 月 18 日(木) ~ 2026 年1月 19 日(月) 閲覧場所 市ホームページ、市役所、各市民窓口事務所、市立図書館 意見等の件数 8件 結果の概要 市ホームページにて公開 参考資料 -- 39 of 40 -- -- 40 of 40 --

沼津市観光振興ビジョン(概要版)PDF 1.5MB

沼津市が2026~2030年度に観光客を増やすため、地域の魅力を発信し、体験型観光と外国人誘致を推進する計画です。コロナ禍で減った観光客の回復と、首都圏からのアクセスの良さを活かして、『通過される都市』から『立ち寄ってもらえる観光都市』へ転換することを目指しています。

背景新型コロナウイルス感染症の影響や観光スタイルの多様化により、観光交流客数と宿泊客数がパンデミック前の水準に回復していない。

  • 季節ごとのイベントや伝統文化のPRで通年誘客を推進
  • ローカルマーケットで市民と観光客の交流を増やす
  • 朝市やナイトタイムなど宿泊向けの体験コンテンツ開発
  • ご当地グルメ・ソウルフード発掘と情報発信
  • 台湾など東アジア向けプロモーションと在住外国人によるSNS活用
  • 2030年度目標:交流客500万人、宿泊客90万人、外国人客50万人

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改定の背景 前回、本市では2021年3月に「沼津市観光振興ビジョン」を改定し、観光業を含む地域の活性化や雇 用機会の増大に取り組んできました。 しかし、ICTの進展や観光スタイルの多様化、新型コロナウィルス感染症収束後のインバウンド需要 の増加などにより、観光業を取り巻く環境は大きく変化し続けています。

こうした状況の中でも、本市が魅力的な観光地であり続けるため、新たに「沼津市観光振興ビジョ ン」を改定し、観光振興における目標や基本方針、具体的な施策を示すものです。 計画期間 本ビジョンの計画期間は、第5次沼津市総合計画の後期推進計画に合わせ、2026年度から2030年度 までの5か年とします。

また、本ビジョンを効果的に推進し、その確実な実現を図ることを目的として、有識者や事業者を 含む関係者による施策の点検・評価を毎年実施します。 計画期間の最終年度である2030年度には最終評価を行い、その結果を踏まえてビジョンの見直しを 行います。 年度 関連計画 2025 2026 2027 2028 2029 2030 2031 第5次沼津市総合計画 後期推進計画 策定 沼津市観光振興ビジョン 改定 評価・見直し 課題解決の方向性:魅力的な地域 4,500 4,363 2,018 2,429 3,274 3,662 3,440 858 835 472 557 766 783 743 3,642 3,528 1,546 1,871 2,508 2,878 2,697 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 観光交流客数 宿泊施設利用人員 観光レクリエーション客数 課題:本市の観光交流客数について(単位:千人) 本市の観光交流客数は、新型コロナウイルス感染症の影響により、観光交流客数、宿泊客数ともに 減少しました。

2024年度は2023年度と比べて微減しており、観光交流客数、宿泊客数ともにパンデ ミック前の水準には回復していない状況です。 この状況の中で観光交流客数を増やすためには、「通過される都市」から「立ち寄ってもらえる観 光都市」への転換を図る必要があります。さらに、本市は首都圏から日帰り旅行が可能な利便性の高 い立地にある一方で、“宿泊”という選択肢を選んでもらうための工夫が求められます。

本市は、富士山と駿河湾に抱かれた風光明媚なまちであり、自然と歴史、そして思いやりとおもて なしの心を持つ人々が暮らしています。里山・里海を感じられる豊かな自然に恵まれた地域がある一 方、首都圏からのアクセスが良好な市街地も有しています。また、魚や寿司、干物などの海産物ブラ ンドに加え、西浦みかん、沼津茶などの地域特産物も本市の大きな魅力です。

(グラフは、百の位を切り下げて作成) 観光振興ビジョンの方向性 【愛鷹広域公園】 【タカアシガニ】 【浮島ひまわりらんど】 【沼津港】 【沼津御用邸記念公園】 【井田海岸と富士山】 【淡島と富士山】 ~西部・北部エリア~ ~中心部エリア~ ~三浦エリア~ ~戸田エリア~ 【大瀬まつり・内浦にぎわい祭り】 首都圏に近くアクセスしやすい立地優位性や、誇れる地域資源を活かし、多くの人が行ってみたい、 住んでみたい、関わってみたいと思える「地域の宝を活かすまち」を目指します。

沼津市観光振興ビジョン<2026年度 - 2030年度> 概要版 -- 1 of 2 -- 目標達成に向けた基本方針および具体的な施策 観光振興ビジョン改定後の数値目標 推進体制 本市は、海産物に代表される地域の強みや首都圏からのアクセスの良さ、アニメの聖地としての知名 度を有しています。

一方で、地域資源の活用不足など、克服すべき課題も抱えています。 これらの課題を踏まえた戦略的な観光振興を推進するため、4本の観光振興の柱を掲げ、それぞれの 柱に基づき具体的な施策を実行します。 施策の遂行にあたっては、現状の分析を行うとともに、有識者や事業者など地域の関係者との連携を 強化する機会を創出します。

また、施策の点検・評価などを通じて進捗管理を行います。 ➢ 地域資源の発掘・磨き上げ(通年誘客に向けたコンテンツ開発) • 本市の魅力をさらに引き出し通年での誘客を実現するため、地域資源の磨き上げと、季節ごとの イベントのPRの強化に取り組みます。 ➢ シビックプライド醸成と住民参加型観光 • ローカルマーケットなどのイベントで市民と観光客の接点を増やし相互理解を深める取組を推進 します。

• 地域の魅力を多角的に捉え、関係者による施策の点検・評価を毎年実施します。 観光振興の柱① 沼津の魅力をアップデート 観光振興の柱② 沼津の魅力の戦略的発信 観光振興の柱③ 沼津ならではの観光の提供 観光振興の柱④ インバウンドの誘客推進 観光交流客数(人) 観光レクリエーション 客数(人)※1 宿泊客数 (人) 外国人宿泊客数 (人)※2 観光ポータルサイト 閲覧数(件) 英語版観光ポータル 閲覧数(件) ふるさと応援基金 寄附金寄附件数(件) プラサヴェルデ 利用人数(人) 道の駅くるら 戸田利用人数(人) 2030年度目標 5,000,000 4,100,000 900,000 50,000 3,300,000 50,000 400,000 700,000 200,000 ※1 観光施設、スポーツレクリエーション施設、行祭事およびイベント等への入場者数・参加者数の合計。

主に日帰りの観光客数。 ※2 市内全施設の宿泊客数でなく、抽出した宿泊施設からの報告数値 ➢ 滞在型・体験型観光コンテンツの開発 • 朝市やナイトタイムエコノミーに着目し、早朝や夜といった「宿泊しないと体験できない、沼津 ならでは」のコンテンツや、国内外の富裕層を満足させる特別感のある海からのアプローチを検 討・開発し、多様な宿泊施設の魅力向上と宿泊需要の喚起を図ります。

➢ 沼津版都市型観光の推進(ソウルフード・ブランド食の発信) • 本市は駅を中心とした中心部に歴史・文化・芸術・商業・娯楽・サービスが集積しています。 このことを踏まえ、市民に馴染み深いソウルフードの発掘・発信や、プロスポーツ開催可能な 総合体育館、芸術文化の拠点施設、自然、歴史・文化施設など、多様な資源を活かし、 中心部エリアの食・スポーツ・文化を核とした「沼津版 都市型観光」を推進します。

➢ 台湾・東アジアを中心としたプロモーション • インフルエンサーや旅行会社の招へいによるファムトリップ、高雄市との交流事業の継続などに より、台湾を中心とした東アジアの方々の本市への関心を高め、リピーターの獲得を目指します。 ➢ 在住外国人と連携した戦略的プロモーションと多言語対応など受入環境の整備 • 本市は首都圏からのアクセスが良好な「ゴールデンルート」上の好立地にあります。

• インバウンド宿泊客の獲得に向けて、SNSの活用による日本在住外国人への本市の魅力発信、観光 ポータルサイトの多言語化、主要観光スポットのWi-Fi環境整備など、戦略的かつ重点的な受入環 境の整備を進めます。 ➢ SNS・デジタルマーケティングの強化 • 本市の魅力を全国・世界に発信するため、SNSやオンライン広告を活用したデジタルマーケティ ング戦略を展開し、観光客の「訪れたい」意欲を喚起し、認知度向上と来訪者数増加を目指す など、SNSでの魅力発信と、検索エンジンでの訴求力の高い情報提供に取り組みます。

➢ 首都圏向け誘客キャンペーン • 首都圏からの誘客に力を入れるとともに、ふるさと納税返礼品の現地体験型商品の紹介・促進 などを図ります。 • また、テレワーク環境の充実から首都圏からのアクセス性を活かしたPRを継続し、本市の魅力を 発信します。 ➢ 広域連携による周遊プロモーション • 近隣市町との連携により静岡県東部全域及び伊豆半島エリアの魅力を高め、共同パンフレットの 活用や相互観光PRを実施し、「日帰り」から「滞在」への転換を図り、インバウンド観光客の本 市への誘導を一層強化します。

<具体的な取組(抜粋)> ✓ ローカルマーケット等の地域資源を体験できるイベントや地域の伝統文化・行事のPR ✓ 観光に関わる有識者・事業者による施策の点検・評価の実施 <具体的な取組(抜粋)> ✓ 利用者ニーズ等を踏まえた既存の観光情報サイトの改良とSEO対策 ✓ 沼津観光ポータルを活用した広域観光の推進に向けた情報発信 <具体的な取組(抜粋)> ✓ 本市のBar文化等を活用した既存の飲食店との連携によるナイトタイムの魅力発信 ✓ 沼津ならではのご当地グルメやソウルフードの発掘と情報発信 <具体的な取組(抜粋)> ✓ 高雄市との観光交流促進協定を活かした相互PR ✓ 在住外国人等による、母国のSNSでの沼津の観光情報の提供 【日台高雄フルーツ祭への出展】 【沼津あじフライたるたるサンド】 【駿河湾越しの富士山】 【ダルマ 夕日】 【夜のびゅうお(日本夜景遺産)】 沼津市観光振興ビジョン<2026年度 - 2030年度> 概要版 -- 2 of 2 --

公式資料(PDF)

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