沼津市議会の一般質問・議案/市の計画 沼津市政アーカイブ

沼津市議会の議事録を市民向けに構造化。
一般質問=議員が問うたこと/議案・議決=議会が決めたこと/市の計画=市が目指していることを、横断して見られます(第1回〜第12回定例会・2023.6–2026.2)。

計画中心市街地活性化基本計画

まちづくり・都市基盤2009年度~2015年度

数値目標・施策の各論はAIが公式PDF本文から抽出した参考情報です。数値・名称は原文に基づきますが、抽出漏れや誤りを含む可能性があります。正確な内容は必ず公式PDFをご確認ください。図表・地図は公式PDFでご覧いただけます。

この計画はどんな計画か

沼津の中心街を、買い物や暮らしに便利でにぎやかなまちにするための計画です。

市の目標広域の中心都市として、ふさわしい商業施設や文化施設を集中させることです。同時に、誰もが快適に住みたいと思える居住環境を整えることを目指しています。

数値目標・成果指標 14件

施策・取り組み

主要施策東部コンベンションセンター整備セントラルパーク構想推進既存商業地の魅力向上沼津港界隈との連携強化交通ネットワークの充実
個別の事業をすべて見る(60件)
  • 沼津駅周辺総合整備事業
  • 東部コンベンションセンター整備事業
  • セントラルパーク構想推進
  • 中央公園整備事業
  • 狩野川左岸経路整備事業
  • 狩野川護岸修景整備事業
  • 既存商業地の魅力向上
  • 商店街大型店連携事業
  • 町方町・大門町・通横町地区まちづくり
  • 空き店舗対策事業
  • まちの情報館
  • 狩野川楽市
  • よさこい東海道
  • 沼津っ子ふれあいセンター
  • 都心循環バス運行事業
  • 花いっぱいのまちづくり推進事業
  • 鉄道高架事業
  • 沼津駅南口駅前広場拡張
  • 沼津駅北口駅前広場新設
  • 潮の音プロムナード
  • 狩野川左岸経路
  • 町方町・大門町・通横町地区まちづくり推進事業
  • 沼津港整備事業
  • セントラルパーク構想
  • 大手町地区市街地再開発事業
  • 土地区画整理事業
  • 市街地再開発事業
  • チャレンジショップ事業
  • 総合カード事業
  • 子育て世代支援事業
  • 中央交流軸整備事業
  • 高沢公園整備事業
  • えき~みなとぶらりまち歩き事業
  • 沼津駅周辺土地区画整理事業
  • 高齢者向け優良賃貸住宅供給促進事業
  • 沼津駅南第一地区土地区画整理事業
  • 静岡県東部拠点第一地区土地区画整理事業
  • 中央公園にぎわい創出事業
  • 沼津駅付近連続立体交差事業
  • 美しい街並みづくり事業
  • 七夕ワイワイ
  • まちづくりイベント推進事業
  • よさこい東海道開催事業
  • ぬまづオレンジサーカス
  • イベント時の駐車料金サービス
  • 納米里本田町線道路改良事業
  • 自転車走行環境モデル地区事業
  • ぬまづっ子ふれあいセンター運営事業
  • 静岡県東部地域コンベンションビューロー運営事業
  • 起業創業支援事業
  • ぬまづ産業振興プラザ運営事業
  • ぬまづ健康福祉プラザ管理運営事業
  • NPO活動支援事業
  • 公共交通活性化対策事業
  • 沼津駅周辺人にやさしいまちづくり推進事業
  • まちの情報館運営事業
  • 我入道の渡し管理運営事業
  • 高速バスの運行
  • 双葉町公園整備事業
  • 沼津夏まつり

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概要版ファイルPDF 0.5MB

沼津市が中心市街地(沼津駅周辺)を活性化させるための計画です。課題は人口減少と施設老朽化であり、より多くの人の訪問と居住を目指しています。歩きやすく快適なまちづくりと、多様なイベント開催によって実現を目指しています。

背景中心市街地の相対的拠点性が低下し、人口が減少し、建物が老朽化し、交通環境が悪化しているため。

  • 計画期間は平成21年12月から平成27年3月まで
  • 歩行者自転車通行量を75,112人から76,700人へ増加
  • イベント施設利用者数を421,000人から500,000人へ増加
  • 中心市街地の居住人口を22,357人から23,850人へ増加
  • 駅周辺総合整備、セントラルパーク構想、商業地改善に取組
  • 回遊性向上と交通ネットワーク充実を推進

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沼津市中心市街地活性化基本計画の概要 この一方で中心市街地は、現状、次のような課題を抱えている・・・ 将来像実現に向かう基本方針 重点的に取り組む戦略は・・・ 将来の都市像に向かって 中心市街地が担う役割は・・・ この役割を踏まえた 中心市街地の目指す将来像は・・・ 人が輝き躍動するステージ 計画期間:平成 21 年 12 月から平成 27 年 3 月 対象区域:沼津駅を中心とする約227ha 中心市街地活性化基本計画 東部コンベン ションセンター イーラ de JR 沼津駅 セントラル パーク構想 再生 まち づくり 目標1 交流人口の拡大 目標2 定住人口の確保 ・中心市街地の歩行者自転車通行量 75,112 人(H21 年度) ⇒ 76,700 人 (H26 年度) 約 2%増加 *補助指標 ・多目的展示イベント施設の利用者数 421,000 人 (H21 年度) ⇒ 500,000 人 (H26 年度) 約 19%増加 ・中心市街地の居住人口 22,357 人 (H21 年度) ⇒ 23,850 人 (H26 年度) 約 6.5%増加 ・ 静岡県東部120万広域圏の都心 ・ 富士箱根伊豆を結ぶ交流拠点 ・ 便利で快適な都心居住の場 JR沼津駅 基本計画の区域 ・ 広域拠点都市にふさわしい 魅力ある都市機能の集積 ・ 多様なライフスタイルに応える 便利で快適な居住環境の創造 交 流 定 住 ・ 相対的拠点性の低下 ・ 人口減とサービス提供機能の低下 ・ 建物の老朽化や交通環境の悪化 ◆ うるおいとゆとりを感じる 回遊性の高いまちづくり ⇒沼津駅周辺総合整備事業の推進 ⇒セントラルパーク構想推進 ⇒既存商業地の魅力向上 ⇒沼津港界隈との連携強化 ⇒交通ネットワークの充実 ◆ コンベンションの振興 ◆ まちを楽しみ快適にする多 様な市民活動の推進 人が輝き、まちが躍動する交流拠点都市・沼津 【第3次沼津市総合計画】 沼津市が目指す将来の都市像は・・・ 沼津駅を中心とする地区を「広域都心の 機能を担い、人・物・情報の交流の要とな る地区」と位置づけている 回遊性向上の考え方 -- 1 of 1 --

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沼津市の地理的特性、人口や経済の現状、中心市街地が直面する課題を分析した上で、商業・住宅・交通など多方面からまちを活性化させる基本方針を示しています。

背景沼津市の人口減少と並行して、中心市街地で大規模店舗が撤退し、建物の老朽化や空き店舗が増加するなど、まちの衰退が課題となっているため。

  • 沼津市の人口は平成6年の213,360人をピークに減少し、平成21年は208,749人。
  • 中心市街地の人口は平成20年に増加に転じた。駅周辺マンションの供給による。
  • 沼津市は昼間人口が夜間人口より8%以上多く、東部地域の中心都市としての役割。
  • 周辺市町から沼津への通勤通学で流入超過。流入33,961人に対し流出21,171人。
  • 中心市街地で大規模店舗撤退、建物老朽化、空き店舗増加などにより賑わい喪失。

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沼津市中心市街地活性化基本計画 静岡県 沼津市 平成 21 年 12 月 平成 21 年 12 月 7 日認定 平成 23 年 3 月 31 日変更 平成 26 年 3 月 28 日変更 -- 1 of 130 -- 1 目 次 ○ 基本計画の名称-------------------------------------------------------------3 ○ 作成主体-------------------------------------------------------------------3 ○ 計画期間-------------------------------------------------------------------3 1.中心市街地の活性化に関する基本的な方針------------------------------------3 [1]沼津市の概要------------------------------------------------------------3 [2]地域の現状に関する統計的データの把握・分析------------------------------6 [3]地域住民のニーズ等の把握-----------------------------------------------16 [4]旧中心市街地活性化基本計画等に基づく事業の把握・分析-------------------20 [5]これまでの取り組みを踏まえたまちづくりの課題---------------------------22 [6]沼津市におけるまちづくりの考え方---------------------------------------24 [7]沼津市中心市街地活性化基本方針-----------------------------------------27 2.中心市街地の位置及び区域-------------------------------------------------37 [1]位置-------------------------------------------------------------------37 [2]区域-------------------------------------------------------------------38 [3]中心市街地要件に適合していることの説明---------------------------------39 3.中心市街地の活性化の目標-------------------------------------------------47 [1]沼津市中心市街地活性化の目標-------------------------------------------47 [2]計画期間の考え方-------------------------------------------------------47 [3]数値指標の設定の考え方-------------------------------------------------47 [4]具体的な数値目標の考え方-----------------------------------------------48 4.土地区画整理事業、市街地再開発事業、道路、公園、駐車場等の公共の用 に供する施設の整備その他の市街地の整備改善のための事業に関する事項-------68 [1]市街地の整備改善の必要性-----------------------------------------------68 [2]具体的事業の内容-------------------------------------------------------69 5.都市福利施設を整備する事業に関する事項-----------------------------------78 [1]都市福利施設の整備の必要性---------------------------------------------78 [2]具体的事業の内容-------------------------------------------------------79 -- 2 of 130 -- 2 6.公営住宅等を整備する事業、中心市街地共同住宅供給事業その他の住宅の 供給のための事業及び当該事業と一体として行う居住環境の向上のための 事業等に関する事項-------------------------------------------------------82 [1]街なか居住の推進の必要性-----------------------------------------------82 [2]具体的事業の内容-------------------------------------------------------83 7.中小小売商業高度化事業、特定商業施設等整備事業その他の商業の活性化 のための事業及び措置に関する事項-----------------------------------------88 [1]商業の活性化の必要性---------------------------------------------------88 [2]具体的事業の内容-------------------------------------------------------89 8.4から7までに掲げる事業及び措置と一体的に推進する事業に関する事項------100 [1]公共交通機関の利便性の増進及び特定事業の推進の必要性------------------100 [2]具体的事業の内容------------------------------------------------------101 ◇4から8までに掲げる事業及び措置の実施箇所--------------------------------103 9.4から8までに掲げる事業及び措置の総合的かつ一体的推進に関する事項------104 [1]市町村の推進体制の整備等----------------------------------------------104 [2]中心市街地活性化協議会に関する事項------------------------------------110 [3]基本計画に基づく事業及び措置の一体的推進------------------------------114 10.中心市街地における都市機能の集積の促進を図るための措置に関する事項------116 [1]都市機能の集積の促進の考え方------------------------------------------116 [2]都市計画手法の活用----------------------------------------------------116 [3]都市機能の適正立地、既存ストックの有効活用等--------------------------118 [4]都市機能の集積のための事業等------------------------------------------125 11.その他中心市街地の活性化のために必要な事項------------------------------126 [1]基本計画に掲げる事業等の推進上の留意事項------------------------------126 [2]都市計画との調和等----------------------------------------------------127 [3]その他の事項----------------------------------------------------------127 12.認定基準に適合していることの説明----------------------------------------128 -- 3 of 130 -- 3 様式第4[基本計画標準様式] ○基本計画の名称:沼津市中心市街地活性化基本計画 ○作成主体:静岡県沼津市 ○計画期間:平成 21 年 12 月から平成 27 年 3 月まで(5 年 4 ヶ月) 1.中心市街地の活性化に関する基本的な方針 [1]沼津市の概要 (1)沼津市の概況と地域特性 沼津市は、首都 100 ㎞圏に位置する 静岡県東部地域にあって、東駿河湾地 域や伊豆方面への交通結節点として優 位な地理条件を持つとともに、古くから 広域的な商業・業務の拠点都市として、 地域の行政、経済、文化、教育等の中 心的な役割を担っている。

産業構造は商業に加え、海山の自然を背景に温州みかんや茶、あじのひらきに代表される 農業や水産業、大手の工作機械、電気機械メーカーをはじめ多様な形態の中小企業に支えら れる工業などがありバランスがとれている。 また、富士箱根伊豆国立公園地域の中央部に位置し、市の一部地域も国立公園区域に含 まれるなど風光に恵まれるとともに、約 62kmに及ぶ海岸線に多くの海水浴場やレジャー施設 などもあるため観光都市としての一面を持っている。

さらに、戸田港や全国有数の市場取り扱い金額を誇る沼津港からは、新鮮な魚介類が周辺 の観光地に供給されるため、飲食業や民宿など観光と連携した産業も行われている。 明治時代には、沼津駅の開設や御用邸が造営されたことなどをきっかけに、温和な気候と駿 河湾から富士山を仰ぐ眺望に魅せられ中央から多くの文化人・政財界人が移り住むなど、保養 地としての側面も持っていた。

近年では、東京と沼津を結ぶ国道 246 号沿線の東富士山麓一体を中心に、先端産業や研 究所、医療機関等の立地が進む中、静岡県ではファルマバレー構想を掲げ、この地域での医 療・医薬からウェルネス産業までを含む健康関連産業の振興・集積を目指している。 現在、これらの本市の持つ歴史的・地域的特色を背景に、国内外からの多様で先進的な 人、もの、情報の交流拠点の形成を目指し、国際的な会議や研修に対応できる会議場施設な どの整備を中心とした東部コンベンションセンター整備事業を進めている。

平成 12 年 11 月に特例市に移行し、平成 17 年 4 月には戸田村との合併により新沼津市が 誕生した。現在、主要事業として、沼津駅周辺地区においての鉄道の高架化をはじめとする沼 津駅周辺総合整備事業や沼津港整備事業などを推進しており、さらに魅力ある首都圏の一翼 を担う広域的な拠点都市を目指している。

-- 4 of 130 -- 4 沼津市基本データ (平成 21 年 4 月 1 日現在) 人 口 208,749 人 世帯数 86,292 世帯 人口密度 1,116 人/k㎡ 位 置 東経 138°52′ 北緯 35°06′ 海抜 1,380m (市内最高地) 海岸線延長 62km 面積 187.11k㎡ 市制施行 大正 12 年(1923 年) 7月 1 日 特例市 移行 平成 12 年(2000 年) 11 月 1 日 -- 5 of 130 -- 5 (2)まちの歴史と現状 本市のまちの成り立ちとして、狩野川河口の下河原付近に古くからあった津(みなと)周辺 に、奈良から平安時代には大きな集落ができていたことがわかっている。

江戸時代になると沼津は、東海道の宿場町として発展し、大名宿である「本陣」が置かれるよ うになった。また、1777年(安永6年)に沼津城が築城されてからは城下町としても発展し、周辺 の村との間で商取引が行われるなど、その後の商業都市への発展となる基礎がつくられた。 宿場町として賑わっていた頃の中心は本町だったが、城下町が形成されるに従い上土町に も呉服や日用品を売る店がつくられていった。

それにより、添地と本町の間にもしだいに町屋が つくられ八幡町、大門町などの町がつくられていった。 明治に入ると、徳川氏の府中移封に伴って多くの旧幕臣が沼津に移住した。このことにより、 以前から計画のあった沼津兵学校が開校し、全国から当時の最もすぐれた教授が集まり授業 が行われた。

さらに、兵学校の設立にともない、軍医を養成する沼津陸軍医学所(沼津病院、 後の駿東病院)が開設された。 またこの頃、沼津駅の開設や御用邸が造営されたことなどをきっかけに、温和な気候と駿河 湾から富士山を仰ぐ眺望を併せ持つことから、中央から多くの文化人・政財界人が移り住むな ど保養地としても注目を集めるようになった。

大正時代には東海随一を誇る駿東病院の経営が確立して、広い地域から診療を求める人 が集まるとともに、一般開業医の数も多く、他の町村にみられない進んだ医療が行われてい た。 1923年(大正12年)に沼津町は楊原村と合併し、全国で89番目、県下で3番目の市として人 口3万4,482人の沼津市が誕生した。

戦後、戦災により無からの出発となった市街地はめざましい勢いで復興し、本通に防火建築 で全国初となるアーケード街がつくられ、西武百貨店が進出するなど大規模店舗の出店や商 店街の整備が進んだ。 また、沼津駅北口の開設やリコー通りに商店街がつくられるなど県東部地域の商業拠点とし て活況を示した。

さらに、市内に点在していた県の出先事務所が集められた県東部総合庁舎 が開所するなど、行政面でも機能の集約が進んだ。 しかしながら時代の変化とともに、周辺の市町が発展し、相対的に本市の拠点性が低下する とともに、郊外などに大型店の出店が進む一方、沼津駅周辺ではニチイ沼津店、長崎屋沼津 店、丸井沼津店など大規模店舗の撤退がみられた。

さらに、中心市街地では建物の老朽化、交通環境の悪化、空き店舗数の増加なども加わり、 生活関連サービス提供機能やまちの魅力が低下し居住者や来街者が減少する現状にある。 -- 6 of 130 -- 6 [2]地域の現状に関する統計的データの把握・分析 (1)人口動態に関する状況 1)沼津市及び中心市街地の人口動態 沼津市の総人口は平成 6 年の 21 万 3,360 人をピークに翌平成 7 年より減少に転じ、平成 11 年には 21 万人を下回った。

平成 17 年 4 月に戸田村と合併し 21 万 1,244 人まで回復した が、減少基調は変わらず平成 21 年 4 月 1 日現在で 20 万 8,749 人となっている。 一方で長期的に減少を続けていた中心市街地の人口については、平成 20 年に入り増加を 示した。これは、ここ数年続く沼津駅周辺地区における分譲マンションなど共同住宅の供給に よるものと考えられる。

世帯数については、沼津市及び中心市街地とも増加傾向が続いている。人口が減少するな かでの世帯数の増加であるため、沼津市全体の一世帯当たり人数は平成 7 年の 2.83 人から 平成 21 年には 2.42 人へと減少している。 なお、平成 21 年の中心市街地の一世帯当たり人数は、2.18 人となっており、沼津市全体より も低い数値となっている。

※各年 4 月時点 (資料:沼津市住民基本台帳) ※各年 4 月時点 (資料:沼津市住民基本台帳) 図1 沼津市と中心市街地の人口の推移 21,600 21,800 22,000 22,200 22,400 22,600 (人) 207,000 208,000 209,000 210,000 211,000 212,000 (人) 中心市街地 22,105 22,088 22,069 22,242 22,357 沼津市 211,244 210,736 210,120 209,489 208,749 H17 H18 H19 H20 H21 図2 沼津市と中心市街地の世帯数の推移 9,700 9,800 9,900 10,000 10,100 10,200 10,300 10,400 (世帯) 82,000 83,000 84,000 85,000 86,000 87,000 (世帯) 中心市街地 9,770 9,853 9,931 10,138 10,279 沼津市 83,372 84,116 84,921 85,680 86,292 H17 H18 H19 H20 H21 -- 7 of 130 -- 7 2)昼夜間人口、近隣市町との通勤・通学別流出入人口 沼津市の昼間人口は夜間人口を 8%程度上回っている。

また、三島市や富士市などの 近隣市町との通勤・通学人口についても流出人口 2 万 1,171 人に対して、流入人口 3 万 3,961 人であり流入超過であることから、沼津市が業務・教育面における静岡県東部地 域における中心的な都市であることを示すものといえる。 表 1 沼津市の昼夜間人口 夜間人口 昼間人口 昼夜間人口比率 平成 17 年 208,000人 224,769人 108.1% (資料:平成 17 年国勢調査) 表 2 沼津市から近隣市町への通勤・通学別流出人口 通勤・通学地 沼津市から他市町へ 総 数 通 勤 通 学 三島市へ 5,124人 4,339人 785人 富士市へ 4,258人 4,058人 200人 清水町へ 3,710人 3,481人 229人 長泉町へ 3,038人 2,915人 123人 裾野市へ 2,730人 2,623人 107人 御殿場市へ 1,632人 1,504人 128人 函南町へ 679人 628人 51人 合 計 21,171人 19,548人 1,623人 (資料:平成 17 年国勢調査) 表 3 近隣市町から沼津市への通勤・通学別流入人口 常住地 他市町から沼津市へ 総 数 通 勤 通 学 三島市から 8,675人 7,905人 770人 富士市から 7,177人 6,400人 777人 長泉町から 4,875人 3,838人 1,037人 清水町から 4,843人 4,513人 330人 裾野市から 3,745人 2,975人 770人 函南町から 2,521人 2,297人 224人 御殿場市から 2,125人 1,514人 611人 合 計 33,961人 29,442人 4,519人 (資料:平成 17 年国勢調査) -- 8 of 130 -- 8 沼津市 裾野市 富士市 函南町 御殿場市 長泉町 清水町 三島市 2,730 人 3,745 人 2,125 人 1,632 人 4,875 人 3,038 人 5,124 人 8,675 人 2,521 人 679 人 4,843 人 3,710 人 7,177 人 4,258 人 図 3 沼津市と周辺市町との通勤・通学者の状況 (資料:平成 17 年国勢調査) -- 9 of 130 -- 9 (2)土地に関する動向 中心市街地の地価は図 4 で示されるとおり近年続いていた下落傾向から、経済状況等の変 化もあり平成 20 年に若干の上昇を示したが、平成 21 年は平成 20 年と比較しほぼ横ばいの状 況となっている。

また、中心市街地内ではコインパーキングなどの平面駐車場の増加も顕著である。こう した駐車場の多くが店舗や工場など建築物が存在していた土地から変化したものであ るため、低・未利用地が増加傾向にあることを示している。 (資料:国土交通省地価公示) (資料:中心市街地活性化プロジェクトチーム調べ) 図4 沼津駅周辺の公示地価 515 458 421 392 377 398 398 340 303 279 261 250 255 253 352 315 290 270 260 266 266 200 300 400 500 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 (千円/㎡) 大手町5-2-3 上土町5番 高島町3-7 図5 中心市街地の平面時間貸し駐車場数 26 27 36 52 0 20 40 60 H4 H9 H13 H19 (箇所) -- 10 of 130 -- 10 (3)商業に関する動向 1)商圏人口(消費動向調査) 沼津市は静岡県東部地域における商業の中心的な役割を担ってきた。

このことは、消費 動向調査により東部地域の商圏構造が、沼津市を中心に広域商圏を構成し、その中に地域 商圏が存在する形で構成されるとの結果が出ていることからもわかる。 平成 18 年度の同調査から沼津商圏は 27 地区から構成され、商圏人口は 99 万 8,264 人 で伊豆半島から駿東地区の全域と富士宮市を含み、静岡商圏、浜松商圏に次ぐ県内 3 番目 の広域商圏を構成している。

図6 沼津商圏 (資料:平成 18 年度静岡県の消費動向調査) ※調査は商工会議所、商工会単位で実施。市町村名は平成 15 年 3 月 31 日時点。沼津市には旧原町商工会地区を含む。 商 圏 吸引率 第1次商圏 30%以上 第2次商圏 20~30% 第3次商圏 10~20% 影響圏 5~10% -- 11 of 130 -- 11 図 7 中心市街地における商店街 中心市街地の区域 JR 沼津駅 狩野川 旧国道 1 号 沼津中央通り商店会 沼津駅北振興会 沼津リコー通り 商店街振興組合 沼津駅前名店街 沼津大手町商店街振興組合 沼津新仲見世商店街 沼津あげつち商店街振興組合 沼津銀座通り商店会 沼津仲見世商店街振興組合 沼津上本通り商店街振興組合 商店街振興組合 沼津アーケード名店街 沼津本町区商店街連盟 国道 414 号 -- 12 of 130 -- 12 2)小売業に関する現状 沼津市及び中心市街地における小売業は、年間商品販売額、商店数とも減少傾向にあ る。

平成 3 年と平成 19 年の年間商品販売額(小売業)を比較すると、沼津市全域で 5,511 千万円の減少に対し、中心市街地では 5,800 千万円の減少となっており、中心市街地に おける商品販売額の減少が、沼津市全体を超える結果となっている。このことは、郊外 型の店舗における商品販売額が若干上昇する一方で、中心市街地では大幅に減少する状 況にあることを示している。

(資料:商業統計調査) (資料:商業統計調査) 図8 沼津市と中心市街地の年間商品販売額(小売業)の推移 5,000 7,000 9,000 11,000 13,000 15,000 (千万円) 18,000 22,000 26,000 30,000 34,000 (千万円) 中心市街地 13,342 13,195 10,919 9,540 7,542 沼津市 30,351 30,763 29,459 26,907 24,840 H3 H6 H9 H14 H19 図9 沼津市と中心市街地の商店数(小売業)の推移 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 (店) 中心市街地 1,117 1,071 950 831 718 沼津市 3,017 2,923 2,647 2,382 2,078 H3 H6 H9 H14 H19 -- 13 of 130 -- 13 (4)にぎわいに関する状況 歩行者通行量調査は、平成 20 年に目標とする回遊性の把握ができるよう新たに調査地点 を加えるなど調査地点を一部変更したが、12 地点については継続して調査が行われている。

この継続調査地点の結果は、平成 20 年に若干上昇したものの、平成 21 年度の調査では再 び減少を示した。 また、商店街の空き店舗数についても増加傾向にあり、平成 21 年 4 月時点では 73 店舗と なり、商店街全体に占める空き店舗率は 12.4%となっている。 ※◆継続調査地点(日曜日) (資料:歩行者通行量調査) ※■数値目標調査地点(日曜日) ※赤字:来街者数増加要因 青字:来街者数減少要因 ※各年 4 月時点 (資料:沼津商工会議所調査) 図11 中心市街地の空き店舗数の推移 0 10 20 30 40 50 60 70 80 (店舗)  0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 (%) 空き店舗数 21 33 41 37 32 35 43 38 73 空き店舗率 4.3 5.4 6.6 6.0 5.2 6.0 7.4 7.0 12.4 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 図10 中心市街地の歩行者通行量 114,811 96,256 88,391 69,920 57,364 61,570 56,321 76,159 75,112 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 H6 H9 H12 H15 H18 H20 H21 (人) H 6 十 字 屋 閉 店 H 7 ニ チ イ 沼 津 店 閉 店 H 1 4 長 崎 屋 沼 津 店 閉 店 H 1 6 マ キ ヤ 駅 北 店 閉 店 H 1 6 丸 井 沼 津 店 閉 店 H 1 7 マ キ ヤ 沼 津 店 閉 店 H 7 シ ズ オ カ ヤ ・ ア ー ケ ー ド 店 閉 店 H 1 7 ヤ マ サ 閉 店 H 1 8 B i V i 沼 津 店 開 店 H 2 0 イ ー ラ d e 開 店 H 7 日 清 プ ラ ザ 開 店 H 9 大 東 紡 S C 開 店 H 1 2 御 殿 場 プ レ ミ ア ム ア ウ ト レ ッ ト 開 店 H 1 2 ア ピ タ 大 仁 開 店 図10 中心市街地の歩行者通行量 114,811 96,256 88,391 69,920 57,364 61,570 53,975 76,159 75,112 71,373 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 H6 H9 H12 H15 H18 H20 H21 (人) 図10 中心市街地の歩行者通行量(12地点) 114,811 96,256 100,000 120,000 (人) -- 14 of 130 -- 14 (5)行政・文化施設など公共施設の立地状況 中心市街地の区域内に立地している主な公共施設は、以下のとおりとなっている。

なお、 中心市街地の区域外ではあるが、沼津市立図書館、静岡地方裁判所沼津支部、静岡地方検 察庁沼津支部、沼津市民文化センター、沼津勤労者体育センターなども中心市街地に接し ている。 表 4 中心市街地における主な公共施設 施設名 施設の内容 備 考 沼津合同庁舎 国の合同庁舎 東海財務局静岡財務事務 所沼津出張所、名古屋税 関清水税関支署沼津出張 所、沼津労働基準監督署、 ハローワーク沼津、沼津 自然保護官事務所などか らなる。

沼津社会保険事務所 社会保険事務所 沼津市、裾野市、御殿場 市、駿東郡を管轄に含む。 静岡地方法務局 沼津支局 法務局 沼津市、三島市、裾野市、 御殿場市などを管轄に含 む。 沼津税務署 税務署 沼津市、裾野市、御殿場 市、駿東郡を管轄に含む。 静岡県東部総合庁舎 県の合同庁舎 東部健康福祉センター、東部 保健所、東部農林事務所、 沼津土木事務所、沼津財 務事務所などからなる。

沼津労政会館 勤労者の会議研修などの場 沼津市役所 市役所 サンウェルぬまづ ( ぬ ま づ 健 康 福 祉 プ ラ ザ) 多目的福祉施設、夜間救 急医療センター 沼津市青少年教育センター 沼津市保健センター 青少年の健全育成、生涯 を通じた健康づくりの拠 点施設 沼津市民体育館 アリーナ、トレーニング 室、柔道場など キラメッセぬまづ 展示イベント施設 3,880 ㎡の多目的ホール 沼津中央高等学校 高等学校 第一地区センター 市民のまちづくり 活動施設 会議室、ホールなど -- 15 of 130 -- 15 図 12 主な公共施設の位置 沼津市民体育館 静岡県東部総合庁舎 JR 沼津駅 キラメッセぬまづ 沼津税務署 サンウェル沼津 沼津合同庁舎 沼津市役所 沼津社会保険事務所 静岡地方法務局 沼津支局 沼津労政会館 沼津中央高等学校 沼津市青少年教育センター 沼津市保健センター 第一地区センター 凡 例 中心市街地の区域 公共・公益施設 教育・文化施設 医療・福祉施設 -- 16 of 130 -- 16 [3]地域住民のニーズ等の把握 (1)まちかどアンケート調査(平成 17 年度)に基づく把握・分析 (資料:平成 17 年度中心市街地商業等活性化支援業務 「市町村の中心市街地活性化の取り組みに対する診断・助言事業」における調査) まちかどアンケート調査(平成 17 年度)の実施概要 1.中心市街地の来街者アンケート調査 ①調査実施日 ・実施日 平成 17 年 9 月 16 日(金)、9 月 17 日(土) ・実施時間 午前 10 時~午後 7 時 ②調査地点 ・仲見世商店街 原田衣料店付近(沼津市大手町 5-9-1) ・大手町商店街 野村證券(株)沼津支店付近(沼津市大手町 3-4-21) ・リコー通り商店街 まるしんビル付近(沼津市高島町 15-2) ③調査対象者・サンプル数 対象者 ・中心市街地内に来街した 20 歳以上の男女 サンプル数 9 月 16 日(金)200 9 月 17 日(土)200 ④末端調査法 ・調査員による街頭面接アンケート調査 -- 17 of 130 -- 17 1)中心市街地への来街目的 中心市街地への来街目的は、「買い物」(52%)、「通勤・通学」、「散歩」(各 9%)の順と なっており、買い物目的で中心市街地へ訪れる人が圧倒的に多いことがうかがえる。

2)中心市街地の印象・評価 中心市街地の印象・評価についての上位は「生活に便利な施設が充実」(40%)、「この 街にすんでみたい」(38%)、「公共の交通機関が充実」(31%)の順となっている。 図14 中心市街地の印象・評価 9 10 10 12 14 16 19 20 21 21 21 23 25 26 27 27 27 31 38 40 65 45 57 39 50 55 48 41 46 52 49 50 49 53 50 50 51 41 39 48 26 45 34 50 36 29 34 39 33 27 31 27 26 22 23 24 22 28 24 12 0% 20% 40% 60% 80% 100% 情報通信技術が充実 広域から人が訪れる魅力がある 人に対してやさしい、福祉が充実 夜のにぎわいがある 街並みや景観が美しい 「まちづくり」の活動が積極的 「まちの顔」である 歩いて楽しいまち 車を利用しやすい イベントや催事などが盛ん レジャー施設が充実 買い物に満足 歴史や文化がある 医療機関が充実 暮らしに役立つ公共施設が充実 ゴミなどが少なく、きれい 治安がよく安全に暮らせる 公共の交通機関が充実 この街に住んでみたい(住み続けたい) 生活に便利な施設が充実 そう思う どちらともいえない そう思わない 図13 中心市街地への来街目的 52 9 9 7 7 7 7 6 5 4 4 3 2 1 0 4 0 20 40 60 買 い 物 通 勤 ・ 通 学 散 歩 ウ ィ ン ド ウ シ ョ ッ ピ ン グ 営 業 な ど の 仕 事 で 病 院 ・ 診 療 所 郵 便 局 や 銀 行 の 利 用 待 ち 合 わ せ 飲 食 ・ 飲 酒 レ ジ ャ ー ・ 娯 楽 ( パ チ ン コ 、 映 画 等 ) 習 い 事 図 書 館 や ホ ー ル 等 の 利 用 特 に 目 的 は な い 役 所 等 の 公 共 公 益 施 設 の 利 用 観 光 そ の 他 (%) -- 18 of 130 -- 18 3)中心市街地のまちづくりのニーズ 中心市街地のまちづくりのニーズ上位は、「歩いて楽しいまち」(55%)、「買物に満足」 (54%)、「人に対してやさしい、福祉が充実」(43%)となっている。

まちづくりで優先しなければならないのは、高ニーズであるのに評価が低いまちの機能で ある。高ニーズで低評価の上位 3 つは次のとおりとなる。 ・「歩いて楽しいまち」(ニーズ 55%-評価 20%) ・「人に対してやさしい、福祉が充実しているまち」(ニーズ 43%-評価 10%) ・「街並みや景観が美しい」(ニーズ 34%-評価 14%) 4)中心市街地に充実すべき施設 中心市街地に充実すべき施設は、「買い物施設」(42%)、「駐車場」(31%)、「健康や福 祉・医療に関する施設」(24%)の順となっている。

次いで、「買い物公園などのアメニティ施 設」、「自転車置き場」が 20~23%で続いている。 図15 中心市街地のまちづくりのニーズ 55 54 43 41 39 35 35 34 32 28 28 26 21 20 18 18 14 0 20 40 60 歩 い て 楽 し い ま ち 買 い 物 に 満 足 人 に 対 し て や さ し い 、 福 祉 が 充 実 治 安 が 良 く て 、 安 全 に 暮 ら せ る ゴ ミ な ど が 少 な く 、 き れ い 医 療 機 関 が 充 実 暮 ら し に 役 立 つ 公 共 施 設 が 充 実 街 並 み や 景 観 が 美 し い 公 共 の 交 通 機 関 が 充 実 生 活 に 便 利 な 施 設 が 充 実 車 を 利 用 し や す い 広 域 か ら 人 が 訪 れ る 魅 力 が あ る 歴 史 や 文 化 が あ る レ ジ ャ ー 施 設 が 充 実 イ ベ ン ト や 催 事 な ど が 盛 ん 夜 の に ぎ わ い が あ る 情 報 通 信 技 術 が 充 実 (%) 図16 中心市街地に充実すべき施設 42 31 24 23 20 18 15 11 10 9 9 2 1 0 10 20 30 40 50 買 い 物 施 設 駐 車 場 健 康 や 福 祉 ・ 医 療 に 関 す る 施 設 買 い 物 公 園 な ど の ア メ ニ テ ィ 施 設 自 転 車 置 き 場 教 育 や 文 化 に 関 す る 施 設 飲 食 施 設 レ ジ ャ ー ・ 娯 楽 施 設 役 所 、 郵 便 局 等 の 生 活 に 便 利 な 施 設 観 光 施 設 住 民 や 来 訪 者 の 交 流 の 場 住 宅 の 供 給 そ の 他 (%) -- 19 of 130 -- 19 5)中心市街地に充実すべきソフト事業 中心市街地に充実すべきソフト事業は「魅力的なイベントや催事」(32%)、「駐車場の無料 サービス」(31%)の順となっており、次いで「お店の紹介などの情報提供」、「環境の美化」、 「商店街の営業時間延長や統一」、「高齢者の支援サービス」、「ノーカーデー、歩行者天国 の実施」が続いている。

図17 中心市街地に充実すべきソフト事業 32 31 27 27 26 25 25 23 22 19 18 17 17 15 12 11 7 2 0 10 20 30 40 魅 力 的 な イ ベ ン ト や 催 事 駐 車 場 の 無 料 サ ー ビ ス お 店 の 紹 介 な ど の 情 報 提 供 環 境 の 美 化 商 店 街 の 営 業 時 間 延 長 や 統 一 高 齢 者 の 支 援 サ ー ビ ス ノ ー カ ー デ ー 、 歩 行 者 天 国 の 実 施 高 齢 者 な ど に 優 し い 乗 り 物 個 性 的 な 商 品 や サ ー ビ ス ス タ ン プ 、 ポ イ ン ト 、 共 通 商 品 券 個 性 的 な 街 並 み づ く り 就 業 、 起 業 支 援 サ ー ビ ス 地 域 の 伝 統 ・ 文 化 の 保 全 育 成 子 育 て 主 婦 へ の 支 援 サ ー ビ ス ま ち づ く り の た め の 人 材 育 成 自 動 車 に 頼 ら な い 乗 り 物 宅 配 、 御 用 聞 き な ど の サ ー ビ ス そ の 他 (%) -- 20 of 130 -- 20 [4]旧中心市街地活性化基本計画等に基づく事業の把握・分析 旧中心市街地活性化基本計画では、「いろんなところから人が訪れる」、「商店街に活気を 感じることができる」などの5つの具体的目標を実現するため、11の施策のもと41の事業が計 画され、短期(5 年以内)・中期(10 年以内)・長期(10 年以上)と目標期間を分け事業を推進し ていくものとした。

ハードからソフトにわたる多様な事業を実施していくため、大きな役割分担として、市街地の 整備改善に関する事業を行政、商業等の活性化に関する事業を民間(商業者や市民など)が 主体となり推進していくこととした。 ・市街地の整備改善のための事業 鉄道高架事業や大手町地区市街地再開発事業など計画している 15 事業のうち 12 事業に 着手している。

平成 18 年にシネマコンプレックスなどからなる「BiVi 沼津」、平成 20 年に商業施設と住宅か らなる再開発ビル「イーラ de」が開業したことで沼津駅周辺に新たなにぎわい拠点が創出され た。 また、鉄道高架事業については平成 18 年に事業認可されるとともに、駅北拠点開発事業 は東部コンベンションセンター整備事業として静岡県と沼津市が推進している。

一方で、駅南北のより円滑な動線整備や街路灯の整備などからなる中央交流軸整備事業 や高沢公園整備事業などが残されている。こうした事業は中期から長期的に実施していく事 業としての位置付けや、鉄道高架事業の進展にともなって事業が進められる予定であるため 現段階では着手されていない。 ・商業等の活性化のための事業 空き店舗対策事業やセントラルパーク構想関連事業など、計画している17事業のうち 12 事 業を実施している。

空き店舗対策事業ではチャレンジショップ事業を実施し、そこから市民・商業者のまちづくり の活動拠点として、平成 16 年 5 月に「まちの情報館」が開設され、商業者向けのIT講座やま ちづくりに関する勉強会が開催されるなど、広く市民・商業者に開かれた活動の場として、活 発に利用されている。

また、セントラルパーク構想関連事業では、中央公園を会場に音楽ライブとフリーマーケット を融合させた「狩野川楽市」、狩野川右岸階段堤を利用したウォーターフロントでのコンサート など各種のイベントが実施されている。 さらに、地元の商業者の発意により始まった「よさこい東海道」は、よさこい踊りをとおして全 国のよさこい先進都市との交流を推進するとともに、商店街のみならず中心市街地の活性化 を図るもので、商業者や地域の人が主体となった活動が行われている。

一方で、ポイントサービスや代金決済サービス、駐車場サービスなどを一括で提供するカー ドシステムを構築する「総合カード事業」などは、調査研究、事業化に向けた検討を行っている が、それぞれ解決すべき課題があり実施には至っていない。 -- 21 of 130 -- 21 ・その他の事業について その他の事業として、中心市街地のにぎわいづくりを一体的に推進するため、12 事業が計 画され 11 事業が実施されている。

子育て世代支援事業では、子育てに関する情報交換や一時預かりなどを行う「沼津っ子ふ れあいセンター」を沼津駅南口前に開設したことにより、沼津市以外からの利用者を含め多く の子育て世代が通院や買物などで訪れており、中心市街地の活性化につながっている。 また、民間事業者や市民団体などにより、中心市街地の交通利便性向上に向けた「都心循 環バス運行事業」や主要な交差点の花壇を美しく植栽し、まちなかにうるおいを演出する「花い っぱいのまちづくり推進事業」などが実施され中心市街地への来街者数の増加につながって いる。

-- 22 of 130 -- 22 [5]これまでの取り組みを踏まえたまちづくりの課題 地域の現状に関する統計的データの把握・分析、来街者へのアンケート調査、旧中心市街 地活性化基本計画に基づくこれまでの取り組みを踏まえ、なお次のようなまちづくりの課題に 取り組んでいくことが必要である。

・拠点性をさらに高める 交通の要衝にあり地理的条件に恵まれる沼津市は、はやくから沼津駅付近を中心に商業・ 業務機能の集積が進むとともに、大手の工作機械工場が立地するなど静岡県東部地域にお ける経済的・都市的活動の中心的な役割を果たしてきた。 しかしながら近年、本市の企業立地が伸び悩むなか、裾野市や御殿場市では、東名高速裾 野インターチェンジの設置や国道 246 号バイパスの整備など道路環境の充実により、大手企業 の研究所や工場が進出し、長泉町においても静岡がんセンターを核に健康医療関連企業が 立地するなどの産業集積が進んでいる。

また、商業面では近隣市町において平成 9 年に清水町に大東紡ショッピングセンター、平成 12 年に御殿場プレミアムアウトレット、伊豆の国市にアピタ大仁、平成 19 年に富士市にイオン 富士南ショッピングセンターなどの 1 万㎡を超える規模の商業施設が開業し商業機能の立地 がなお進んでいる。

こうした状況は、本市の中心部が持っていた商業・業務をはじめとした企業集積による拠点 性を相対的に低下させることが懸念されることから、郊外部の土地利用の適正化を図りつつ中 心市街地における拠点的な機能集積をさらに進める必要がある。 ・定住人口を確保し、生活関連サービス機能を充実する 中心市街地の人口は、かつての著しい郊外化の進展により流出が続いたが、近年は高齢化 社会の進展やライフスタイルの多様化により都心居住が見直されている中で、中心市街地の人 口は平成 20 年に増加を示すなど改善のきざしも見られる。

しかしながら長く続いた人口の郊外 への移転によって、中心市街地の居住者へ日常生活向けの商業やサービス機能が低下して いる状況もあることから、今後さらに生活関連サービスの質を高め、都心居住のさらなる推進を 図っていく必要がある。 ・魅力ある回遊拠点をつなぐ 沼津駅の周辺に広がる商店街は、戦災からの復興により昭和 20 年から 30 年代に整備、開 業した店舗のまま、現在に至っているものが多数ある。

こうした店舗では、建物の老朽化による 美観の問題や適正な売り場面積確保の難しさなどから商業機能の低下を招いている。 また、駅北地域における宅地化の進行や商業施設及び企業の進出は、沼津駅の南北間を 往来する歩行者や車両の増加をもたらしたが、鉄道により南北市街地や商店街が分断されて いるため、慢性的な交通渋滞や徒歩での往来の不便さなど交通環境の悪化をもたらしている。

こうした中で、沼津駅周辺総合整備事業を推進し、南北市街地の交通円滑化と市街地の機 能向上を進めているところである。 今後は、沼津駅周辺総合整備事業の効果をさらにまち全体の活力向上につなげていくた -- 23 of 130 -- 23 め、狩野川の水辺空間を生かすセントラルパーク構想の推進や既存商業地の再生などにより 人々の回遊を促す魅力あるまちづくりを進めていく必要がある。

-- 24 of 130 -- 24 [6]沼津市におけるまちづくりの考え方 (1)沼津市総合計画での位置づけ 平成 13 年 3 月に策定された第 3 次沼津市総合計画においては、将来の都市像として、「人 が輝き、まちが躍動する交流拠点都市・沼津」を掲げ、住む人が住む喜びと誇りを抱き、訪 れる人が安らぎと親しみを感じて共に輝くまちを目指している。

また、将来の都市構成の考え方では、東海道に沿った三島駅と原駅を結ぶ東西都市軸に 加え、これと交差して沼津 IC と沼津港を結ぶ南北都市軸を基本骨格としており、将来に向かっ ても、この2つの都市軸を基本として、その中央にある沼津駅を中心とする地区を広域的都心 の役割を担い、人・物・情報の交流の要となる地区と位置づけ、5つの交通拠点(ファイブエント ランス)を有機的に結ぶ都市内のネットワークを強化していくとしている。

なお、第 3 次沼津市総合計画においてはまちづくりの方針及び基本的方策を、次のとおり掲 げている。 〈基本構想〉Ⅴまちづくりの方針 1 情報創造とにぎわいのまち(情報・交流) ・人が集まるまち ②鉄道高架化を核とする沼津駅周辺総合整備事業を推進し、南北交通の改善や、交流の拠 点となる施設の整備を図ります。

また、沼津の「顔」となる中心市街地の魅力の向上に積極的 に取り組み、都心居住を促進します。 -- 25 of 130 -- 25 〈基本計画〉Ⅲまちづくりの基本的方策 第1章 情報創造とにぎわいのまち 第2節 人が集まるまち 第2項 中心市街地の活性化と魅力ある空間づくり 市街地の周辺部への拡大や郊外型店舗の増加は、中心市街地の機能や魅力の低下を招 き、地方都市における共通の問題となっています。

そのような中で、本市の中心市街地は、県東部地域の広域的都心として今後も地域の発展 を牽引していく役割を担っています。 このため、これまで蓄積してきた商業や業務機能などの都市集積を土台として、沼津駅周辺 総合整備事業などにより都市機能の高度化を推進するとともに、狩野川などの自然環境を生 かした、住んでも、働いても、訪れても楽しい活力に満ちた魅力あふれるまちづくりを進めま す。

○沼津駅周辺総合整備事業の推進 ◆鉄道高架化の推進により、南北中心市街地の一体化、交通混雑の解消、自転車や歩行者 の動線確保を図ります。 ◆鉄道高架化とあわせ沼津駅周辺の土地区画整理事業、市街地再開発事業などを進め、都 市基盤の整備と土地利用の高度化を図ります。 ◆交流拠点都市の玄関口にふさわしい快適でにぎわいのある空間の確保のため、沼津駅南 口駅前広場の拡張と北口駅前広場の新設を行います。

○中心市街地の魅力向上 ◆消費者ニーズに対応した個性と魅力ある店舗づくりを促進するとともに、人々が安心して都 市の魅力を満喫できる市街地空間を創造し、回遊性のある商店街づくりを進めます。 ◆あゆみ橋を中心とした狩野川周辺の市街地を沼津セントラルパークとして位置づけ、新たな にぎわいの拠点、うるおいのある水辺空間として整備します。

◆中心市街地にふさわしいデザインや色彩の誘導を図るなど、魅力的な街並みの形成に努め ます。 ○都市機能高度化の推進 ◆沼津駅周辺の土地区画整理事業や再開発事業等を進めることにより、県東部地域の発展、 交流の核となる広域的な都市拠点の整備と機能集積を図ります。 ○都心居住の促進 ◆中心市街地における商業、保健医療、公共サービスなどの既存集積を生かし、安心で便利 な居住環境の整備を進め、都心居住を促進します。

(第3次沼津市総合計画から抜粋) -- 26 of 130 -- 26 (2)沼津市都市計画マスタープランでの位置づけ 沼津市都市計画マスタープランにおいては、第 3 次沼津市総合計画の将来都市像を受け、 また、都市づくりの課題を踏まえ、都市づくりの目標を「快適で活力あふれる都市空間の形 成」とし、市民や企業など多様な主体の活動の舞台として、土地利用や都市施設等の整備を 計画的に進め、都市の豊かな環境を演出していくこととしている。

また、「高度で多様な都市機能を備えた都市づくり」を方針として、県東部地域の中核都市、 交流拠点都市として成長していくため、都市機能の高度化と集積を図っていくとしている。 なお、都市計画マスタープランの中で都市づくりの目標、都市整備の方針を次のとおり掲げ ている。 第 3 章 都市づくりの目標 3 将来都市構造 (2)将来都市構造の構成要素 ① 都市拠点 沼津駅や沼津港、沼津インターチェンジ及び原駅を中心とした地区を、本市の 玄関口として、また発展を牽引する核となる「都市拠点」として位置づけます。

◆沼津駅を中心とする地区 当地区は、本市の表玄関口であるとともに、多様かつ高度な都市的サービスを 提供する広域的な都心としての役割を担っています。交通拠点機能の向上や商業、 業務、文化等、都市機能の充実・強化など、総合的な整備を進めることにより、 吸引力と拠点性を高め、人、物、情報が集まり、様々な交流の舞台となる広域都 市拠点の形成を目指します。

第4章 都市整備の方針 1 土地利用の方針 (2)用途別区分と誘導方針 ① 都市的土地利用の用途別方針 a.住居系 地域住民と協力し、定住の魅力を高める居住空間の創出を目指します。 ◆沼津駅を中心とする都心地区は、総合的な再整備により都市生活の魅力を高め、都心 居住の促進を図ります。

b.商業・業務系 商業・業務施設の集積は、本市の大きな魅力であり、中核都市としての拠点性を支え ています。今後も、交通が結節する駅周辺等の商業・業務機能の充実、強化を図り、に ぎわいにあふれた都市空間の形成を目指します。 ◆沼津駅周辺は、鉄道高架事業、土地区画整理事業等による基盤整備や南北市街地の 一体化など、より有効な土地利用を図る環境整備を進めるとともに、市街地再開発事業 等による土地の高度利用を図り、商業・業務・文化・娯楽など多様な都市機能を備えた 広域都市拠点の形成を図ります。

(沼津市都市計画マスタープランから抜粋) -- 27 of 130 -- 27 [7]沼津市中心市街地活性化基本方針 (1)中心市街地の果たす役割 沼津市は古くから交通の要衝に位置し、ファルマバレー関連産業や富士箱根伊豆の観 光集積などの豊かな産業資源を有する静岡県東部地域の中心的な都市として発展し、商 業、業務、保健・福祉、教育・文化などの広域的な拠点機能が集積された便利な都市機 能と自然を感じる豊かな環境とを兼ね備えた都市である。

このような地域特性を踏まえ、第 3 次沼津市総合計画及び沼津市都市計画マスタープ ランに掲げられている将来像に基づき、沼津市の中心市街地が将来ともに担うべき役割 として次の 3 点を挙げる。 1 県東 部 120 万広域圏 の都心 2 富士箱根伊豆を結ぶ交流拠点 3 便 利 で快 適 な都 心 居 住 の場 (2)中心市街地の目指す将来像 本市の将来都市像実現に向け中心市街地が担う役割を踏まえると、まさに都市の中心 として、住む人が住む喜びと誇りを抱き、訪れる人が安らぎと親しみを感じて、人々が はつらつと活動する生活の魅力ある舞台であることが望まれる。

このような意味から、本計画においては歴史、文化、自然環境など中心市街地が有す る特性を最大限に活用しつつ、将来にわたって担うべき県東部広域圏の都心の役割を果 たしていくため、中心市街地の目指す将来像を次のとおりとする。 「人が輝き躍動するステージ」 -- 28 of 130 -- 28 (3)将来像の実現に向けた基本方針 現在の中心市街地は、「郊外化や周辺市町における機能集積による相対的拠点性の低 下」、「人口減とそれに伴う生活関連サービス提供機能の低下」、「建物の老朽化や交通環 境の悪化」などの課題を有している。

こうした課題に対応し、目指す将来像「人が輝き躍動するステージ」を実現するため、住む 人、訪れる人のさらなる拡大に向け、都市機能の郊外への無秩序な拡散を抑止しつつコンパ クトなまちづくりを進めることを基本として、次の方針を定める。 1 広域拠点都市にふさわしい魅力ある都市機能の集積 2 多様なライフスタイルに応える便利で快適な居住環境の創造 定住人口の確保 交流人口の拡大 -- 29 of 130 -- 29 (4)中心市街地活性化基本計画における重点戦略 魅力ある都市機能の集積による交流人口の拡大などの基本方針に基づき、将来像を実現し ていくため、重点戦略として次の取り組みを展開する。

1)うるおいとゆとりを感じる回遊性の高いまちづくり 静岡県東部地域の中心的な都市としての機能集積や狩野川などの地域資源を活用するこ とにより、便利で心豊かに暮らせる都心居住の快適さを満喫できる場とするとともに、訪れる 人々が魅力を感じ回遊したくなるまちづくりを展開する。 ①沼津駅周辺総合整備事業の推進 沼津駅周辺における交通渋滞や市街地の南北分断を解消し、土地の高度利用を図ること で、静岡県東部地域の拠点都市にふさわしい魅力ある中心市街地を形成するため、鉄道 高架事業や東部コンベンションセンター整備事業をはじめとする沼津駅周辺総合整備 事業を推進する。

〈重点事業〉東部コンベンションセンター整備事業 静岡県東部地域は、静岡がんセンター・同研究所、国立遺伝学研究所などの医学・生 物関係の研究所や医薬品、医療機器・器具及びその関連企業の研究所や開発拠点などの 健康関連産業が多数集積している。 また県東部や周辺地域は、富士、箱根、伊豆という日本を代表する自然環境や温泉地 などの観光資源が豊富にあり、国内外から人々をひきつける魅力にあふれている。

さらに、東海道新幹線や東名高速道路などによって首都圏から約1時間で結ばれる距 離にある中、富士山静岡空港の開港や伊豆縦貫自動車道(東駿河湾環状道路)の一部開 通、新東名高速道路の整備など広域からのアクセスの一層の向上が進められている。 このような地域特性に加え、現在静岡県東部地域では、県立がんセンターの開設を契 機に県民の健康増進や特色ある地域の発展などを目指す「富士山麓先端健康産業集積 (ファルマバレー)プロジェクト」を推進している。

この中で、健康産業に関する産学 連携が進められ、様々な関連分野の学会や大規模な会議開催ニーズが増しており、今後 も国際会議の招致など海外との人的交流や世界に向けた情報発信が進められていくこ とになる。 これらの静岡県東部地域が有する地域資源や立地優位性を背景に、国内外からの多用 で先進的な人、もの、情報が交流するための拠点の形成を目指し、沼津駅北口に国際会 議や全国レベルの学会の開催が可能な会議場施設や展示イベント施設、市民交流施設、 ホテル等の新たな都市機能の整備を進める。

-- 30 of 130 -- 30 ・東部コンベンションセンター鳥瞰図 ②セントラルパーク構想の推進 市街地を流れる狩野川を中心に周辺の商店街や自然環境との連携を図ることで、水辺の空 間を生かした住み集う人々がゆとりとうるおいを感じる回遊拠点を創造する。 〈重点事業〉中央公園整備事業/狩野川左岸経路整備事業/狩野川護岸修景整備事業 ・中央公園整備事業 商業・業務地に囲まれる中心市街地にありながらも水辺環境に恵まれる中央公園は、富 士山を望む狩野川左岸経路(自転車歩行者道)につながるとともに、沼津駅から沼津港 や沼津アルプスへ向かう際の結節点となっていることから、健康づくりや憩いの場など として多くの方々が利用できる街のオアシスとしての整備を進める。

あわせて、中央公園をまちあるきの拠点ととらえ、にぎわい創出事業など大人から子 供まで楽しめるイベントの開催、市民の視点からのまちなかの魅力的な店舗等の情報提 供、ルート案内の充実などに努める。 ・狩野川左岸経路整備事業 沼津港や沼津御用邸記念公園、歌人若山牧水の記念館などを結ぶ海辺の散歩道「潮の 音プロムナード」と、沼津駅とを結ぶ狩野川沿いの遊歩道「狩野川左岸経路」にアンダ ーパスや照明などを整備する。

このことにより、沼津駅と沼津港やその周辺に恵まれる地域・観光資源を結ぶととも に、狩野川の自然と富士山の眺望を生かしジョギング・散歩などが楽しめる歩行者系動 線の幹線として市内外から多くの人々を招き入れる。 -- 31 of 130 -- 31 ・狩野川護岸修景整備事業 狩野川の護岸改修にあわせ、舗装・植栽・照明などを組み合わせた高質な河川空間を 整備することで、川に向かって開かれた店舗やオープンスペースが軒を連ね、水辺の散 策が楽しめる賑わいに満ちた川べりを創り出していく。

・水辺の空間づくりイメージ ③既存商業地の魅力向上 沼津駅周辺の商業地には、昭和 20 年代から 30 年代に建てられた建築物が多く存在する地 域があり、建物の老朽化によるまちの魅力の低下や商業活動の停滞がみられる。 このような既存商業地の再生により中心市街地の魅力を高めるとともに、こいのぼりフェステ ィバルや沼津夏まつり、よさこい東海道、ウィンターステージなど四季を通したイベントの開催、 スタンプラリーや共同販売促進活動など商店街と大型店との効果的な連携を一層促進すること で、訪れる人々がまち歩きを楽しみ回遊したくなるまちづくりを進めていく。

〈重点事業〉商店街大型店連携事業/町方町・大門町・通横町地区まちづくり推進事業 ・商店街大型店連携事業 沼津駅を中心に広がる商店街とイーラ de や西武百貨店沼津店などの大型店は、これまでも 共同してイベントや販売促進活動を展開しているが、さらにその連携を深め街が一体となる活 動を進める。

・町方町・大門町・通横町地区まちづくり推進事業 老朽化した共同建築帯が残る町方町・大門町・通横町地区を居住、商業、コミュニティーな ど生活関連サービスで複合的に構成された上質な空間への再生を推進する。 当該地区は、沼津駅から広がる商業集積地の南端に位置するため、沼津駅からの歩行者動 線を創り出す上で重要な位置にある。

ここに、緑豊かなパブリックスペースによるゆったりとしたくつろぎの空間と、質の高い快適な 都市居住地とを併せ持つ、魅力ある本格専門店などから構成された日本版ライフスタイルセン ターと言えるまちづくりを推進することで、消費だけでなく訪れて歩く、コミュニケーションを交わ すなど一連の過程を楽しめる空間を創出する。

このことにより、周辺商業地へのシャワー効果を生み、中心市街地全体の活性化を目指す。 平成 21 年 2 月に、この事業の推進組織となる住民・地権者の出資によるまちづくり会社「LSC 沼津みなみ」が設立されまちづくりプランの検討が進められている。 -- 32 of 130 -- 32 〈町方町・大門町・通横町地区まちづくりモデルプラン〉 ■基本方針 ・買い物ができるだけでなく、快適に住まうことを価値とした新しいタイプのショッピングゾー ンとする。

通りをオープンモール化し、モノの消費だけでなく、人とのコミュニケーションや 心地良く時間を過ごすことができる空間をつくる。 ・新しい暮らし方を楽しめる高感度な住人と商業環境が相乗することで、エリアのイメージを 変えてゆく。このことにより、近隣からの集客だけでなく、広域からの集客を呼び込む。

・子供から高齢者まで安心して暮らせる快適な住環境を提供する。 ■まちづくりのイメージ (公共空間) ・壁面線を一部後退し、大小の広場を配置 ・歩行者優先のモール化 ・建物との一体利用を促す街路樹・ストリートファニチャーの配置 まちづくり計画概要 地区面積 2.2ha 住 宅 290 戸 商業床 17,127 ㎡ 駐車場 約 400 台 既存の道路空間をコミュニティ空間として整備 フードマーケット&飲食 ファッション&生活文化 コミュニティサービス 生活サービス&雑貨 伝統文化・老舗 装飾&高級品 -- 33 of 130 -- 33 (商業) ・低層に商業テナントを配置 ・キーテナントを配置せず、高感度な日用品と本格専門店を集積する ・ショップフロントを通りに向けることを原則とし、街路ににぎわいを集積する。

路地の店舗も含 め、店‐店の移動には街路を介する (住宅/コミュニティー施設) ・2 階‐6 階に住宅およびコミュニティー施設を中庭型に配置 ・セミパブリックな空間を共用する良好なコミュニティーを形成 ・ゆったりとしたオープンスペースと身近な自然に触れ合える住まい (駐車場・その他) ・外周部に自走式駐車場を配置 ・1 階は商業利用とするほか、町並みを阻害しないファサードデザイン等に配慮する ・その他事務所、SOHO 等の需要に対応する ・隣接街区をはじめ周辺への波及と連動を促進する ■想定事業スケジュール 第 1 段階(H22 年度~) 第 2 段階(H24 年度~) 第 3 段階(H26 年度~) デザインコード ・地区計画案 (特定地区計画等) ・都市計画決定 (提案型) 事業スキーム ・準備組合設立 ・基本計画 ・都市計画決定 (提案型) ・組合設立 ・基本設計 ・事業計画認可 ・実施設計 ・権利変換決定 ・着工 MD 戦略 ・テナント検討 ・プレリーシング ・出店仮計画 ・入居 街路計画 ・基本計画 ・実証実験 ・関係者同意 ・基本設計 ・実施設計 ・整備工事 ■これまでの取組み ・平成 16~17 年度 「沼津市市街地総合再生基本計画作成調査」 を実施。

当該地区を重点プロジェクト地区 に位置づける。 ・平成 18 年度 「沼津町方町地区まちづくり検討会」発足。 ・平成 19 年度 「まちなか再生支援協力委員会」の開催など、 専門家を含めたまちづくりの検討を実施。 ・平成 20~21 年度 まちなか再生総合プロ デュース事業による支援を受け、具体的なまちづくりの検討を進める。

・平成 21 年 2 月 地元地権者等により、「株式会社 LSC 沼津みなみ」を設立。 -- 34 of 130 -- 34 ④沼津港界隈との連携強化 沼津駅から約 2kmの距離にある沼津港は、飲食街などを中心に年間約 100 万人が訪れて いる。沼津駅沼津港間にある狩野川も活用しつつ、多様で魅力ある動線をつくりだすことなど により沼津港への来街者が沼津駅の周辺を訪れるような仕掛けをつくりだし、にぎわいの創出 を図る。

⑤交通ネットワークの充実 ユニバーサルデザインの視点を取り入れたまちづくりを進めるとともに、沼津駅周辺の歩道 や交通施設のバリアフリー化、路線バスの利便性向上など、にぎわい拠点をつなぐ交通ネット ワークを強化し、沼津駅を中心とした公共交通機関の充実を図る。 駅北地域 JR 沼津駅 沼津駅周辺総合整備事業 東部コンベンションセンター 中央公園 セントラル パーク構想 まちの拠点 沼津港 -- 35 of 130 -- 35 2)コンベンションの振興 静岡県東部地域の持つ「医療機関、研究開発型企業の集積」「富士山・伊豆などの豊かな 自然環境」「東京から 1 時間の立地優位性」と、沼津市の持つ広域拠点性などの資源を活用 し、人、もの、情報の交流拠点となるコンベンションセンターの整備やコンベンションビューロー の活用をはじめとしたコンベンションの振興を図る。

3)まちを楽しみ快適にする多様な市民活動の推進 中心市街地は、住む人はもとより広く訪れる人々が様々な活動を繰り広げる場であり、このま ちづくりは、多様な担い手が主体的に取り組んでいくことが重要である。にぎわいを生むイベン トの展開や生涯学習、健康づくりをはじめまちづくりの様々な活動を推進する市民団体、NPO 法人などの活動を促進していく。

・基本方針と重点戦略の関係 広域拠点都市にふさわし い 魅力ある 都市 機能 の 集積 (交流人口の拡大) 多様なライフスタイルに 応える便利で快適な居 住環境の創造 (定住人口の確保) 1)うるおいとゆとりを感じる 回遊性の高いまちづくり ①沼津駅周辺総合整備事業 の推進 ②セントラルパーク構想の 推進 ③既存商業地の魅力向上 ④沼津港界隈との連携強化 ⑤交通ネットワークの充実 2)コンベンションの振興 3)まちを楽しみ快適にする多様 な市民活動の推進 -- 36 of 130 -- 36 ・中心市街地活性化基本計画の意義と役割 沼津市の目指す将来像 第 3 次総合計画 人が輝き、まちが躍動する交流拠点都市・沼津 ・県東部 120 万広域圏の都心 ・富士箱根伊豆を結ぶ交流拠点 ・便利で快適な都心居住の場 中心市街地の役割 中心市街地の課題・現状 ・相対的拠点性の低下 ・人 口 減 とサ ービ ス提 供 機 能 の低 下 ・建 物 の 老 朽 化 や交 通 環 境 の悪 化 活性化計画の重点戦略 ◆うるおいとゆとりを感じる回遊性 の高いまちづくり ・沼津駅周辺総合整備事業の推進 ・セントラルパーク構想の推進 ・既存商業地の魅力向上 ・沼津港界隈との連携強化 ・交通ネットワークの充実 ◆コンベンションの振興 ◆まちを楽しみ快適にする多様な 市民活動の推進 中心市街地の目指す将来像 人が輝き躍動するステージ 交流人口の拡大 定住人口の確保 中心市街地活性化基本計画 将来像の実現に向けた基本方針 ・広 域 拠 点 都 市 にふさわしい 魅力ある都市機能の集積 ・多様なライフスタイルに応える 便利で快適な居住環境の創造 都市計画マスタープラン 快 適 で活 力 あふれる都 市 空 間 の形 成 -- 37 of 130 -- 37 2.中心市街地の位置及び区域 [1]位置 位置設定の考え方 首都から 100 ㎞圏にあり、京浜と中京の中間的な位置にある沼津市は、古くから陸上交 通及び海上交通の要衝であり、県東部地域の中心的な都市として発展してきた。

そのなかで、沼津駅を中心とする概ね半径1㎞の地区は、沼津市役所、静岡県東部総合 庁舎、国の合同庁舎などの公共機関をはじめ様々な都市機能の集積が行われるとともに、 主要な交通拠点である原駅と三島駅を結んだ東西軸及び沼津 IC と沼津港を結んだ南北軸 の中央に位置している。 また、沼津駅を中心に都市計画法上の商業地域が配置され、12 の商店街、百貨店やシ ョッピングセンターなどの大型店舗があり、この地域を囲むように都心環状道路が構成さ れている。

こうしたことから、沼津駅を中心とする地区を本市の中心市街地とする。 (位置図) 中心市街地の位置 JR 東海道新幹線 JR 東海道本線 JR 御殿場線 国道1号 JR 沼津駅 沼津港 狩野川 国道414号 JR 原駅 東名高速沼津 IC JR 三島駅 国道246号 -- 38 of 130 -- 38 [2]区域 区域設定の考え方 (1)区域の面積 約 227ha (2)区 域 沼津駅を基点として都心環状道路で囲まれた区域を中心に、行政機能、商業業務機 能、都市福利施設の集積・分布状況並びに都市計画法による商業地域及び近隣商業地 域を考慮し、区域図に示す範囲を中心市街地の区域とする。

(区域図) JR 沼津駅 凡 例 中心市街地の区域 -- 39 of 130 -- 39 [3]中心市街地要件に適合していることの説明 要 件 説 明 第 1 号要件 当該市街地 に、相当数の 小売商業者が 集積し、及び 都市機能が相 当程度集積し ており、その 存在している 市町村の中心 としての役割 を果たしてい る市街地であ ること (1)中心市街地の都市機能の集積の程度 中心市街地の区域は約 227ha で、沼津市における市街化区域面積 3,158ha の約7%ではあるが、商業、業務、行政など都市機能の集積が図 られている。

1)小売商業の集積状況 沼津市の小売商業のうち、30%以上の事業所数、従業者数、年間販売額 がある。 表 5 小売商業の現状 中心市街地 (A) 沼津市 (B) 対市割合 (A/B) 事業所数 718 事業所 2,078 事業所 34.6% 従業者数 4,306 人 13,628 人 31.6% 年間販売額 7,542 千万円 24,840 千万円 30.4% (資料:平成 19 年商業統計調査) 2)事業所の集積状況 沼津市における事業所のうち約 29%、従業者数のうち約 26%の集積が ある。

特に、金融・保険業においては約 58%の集積があり集中している。 表 6 事業所の状況 中心市街地 (A) 沼津市 (B) 対市割合 (A/B) 事業所数 3,580 事業所 12,328 事業所 29.0% 従業者数 31,440 人 118,963 人 26.4% (資料:平成 18 年事業所統計調査) 表 7 金融・保険業の状況 中心市街地 (A) 沼津市 (B) 対市割合 (A/B) 事業所数 152 事業所 264 事業所 57.6% (資料:平成 18 年事業所統計調査) -- 40 of 130 -- 40 3)行政・文化施設など公共施設の立地状況 中心市街地の区域内には、沼津市役所や国、県の出先機関など以下に挙 げる主要な公共公益施設が立地している。

沼津市役所、静岡県東部総合庁舎、沼津合同庁舎、キラメッセぬまづ、沼 津社会保険事務所、静岡県地方法務局沼津支局、沼津税務署、沼津労政 会館、サンウェルぬまづ(沼津健康福祉プラザ)、沼津市青少年教育センタ ー、沼津市保健センター、沼津市民体育館 市街化区域面積の7%程度にあたる中心市街地の区域内には、30%を超 える小売商業の従業員数、事業所数、年間販売額があり、50%を超える金 融・保険業が集積するとともに、沼津市役所や静岡県東部総合庁舎などの 主要な行政施設、公共施設等が立地している。

こうしたことから、沼津駅を中心とする本市の中心市街地は、商業・業務、 行政など都市機能が集積し、沼津市における中心的な役割を担っている区 域であるといえる。 -- 41 of 130 -- 41 第 2 号要件 当該市街地 の土地利用及 び商業活動の 状況等からみ て、機能的な 都市活動の確 保又は経済活 力の維持に支 障を生じ、又 は生ずるおそ れがあると認 められる市街 地であること (2)都市活動、経済活力の推移 1)低・未利用地の増加 中心市街地では、平面時 間貸し駐車場の増加が顕 著であり、平成 4 年と比べ 平成 19 年には 26 箇所増加 している。

そのうち、20 箇所につい ては、平成 4 年当時は店舗 や工場など建築物が存在 していた。 (資料:中心市街地活性化プロジェクトチーム調べ) 2)空き店舗数の増加 中心市街地における空き 店舗数は増加している。平 成 21 年には 73 店舗と、商 店街全体に占める空き店舗 率は 12.4%となっている。

※各年 4 月時点 (資料:沼津商工会議所調査) 3)事業所数、従業者数の減少 中心市街地の事業所数及 び従業者数は減少しており、 平成 18 年には、平成 3 年 に比べて、事業所数は約 77 %、従事者数は、約 85%と なっている。 (資料:事業所統計調査) 図20 中心市街地の事業所数・従業者数の推移 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 5,500 (事業所) 30,000 31,000 32,000 33,000 34,000 35,000 36,000 37,000 38,000 (人) 事業所数 4,666 4,505 4,215 3,580 従業者数 36,823 36,800 35,628 31,440 H3 H8 H13 H18 図19 中心市街地の空き店舗数の推移 0 10 20 30 40 50 60 70 80 (店舗)  0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 (%) 空き店舗数 21 33 41 37 32 35 43 38 73 空き店舗率 4.3 5.4 6.6 6.0 5.2 6.0 7.4 7.0 12.4 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 図18 中心市街地の平面時間貸し駐車場数 26 27 36 52 0 20 40 60 H4 H9 H13 H19 (箇所) -- 42 of 130 -- 42 4)商店数(小売業)の減少及び集積の低下 中心市街地における商店 数(小売業)及び市全域に占 めるシェアはともに減少し ている。

平成 19 年の商店数(小売 業)は 718 店と

1.中心市街地の活性化に関する基本的な方針PDF 3.3MB

この章は、沼津市の現状と中心市街地の課題を説明しています。沼津市は首都圏に近い商業・業務の中心地ですが、近年は大型店閉店や空き店舗増加で、中心市街地の活気が失われています。

背景中心市街地の衰退(商品販売額低下、来街者減少、空き店舗増加)に対応するため。

  • 沼津市の人口が平成6年の21万3,360人をピークに減少
  • 中心市街地の商品販売額が5,800千万円減少(H19年)
  • 歩行者通行量がH6年114,811人からH21年75,112人に減少
  • 空き店舗がH13年21店舗からH21年73店舗に増加(率12.4%)
  • 沼津市は県内3番目の商圏で商圏人口99万8,264人
  • 周辺市町からの流入33,961人が流出21,171人を上回る

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3 様式第4[基本計画標準様式] ○基本計画の名称:沼津市中心市街地活性化基本計画 ○作成主体:静岡県沼津市 ○計画期間:平成 21 年 12 月から平成 27 年 3 月まで(5 年 4 ヶ月) 1.中心市街地の活性化に関する基本的な方針 [1]沼津市の概要 (1)沼津市の概況と地域特性 沼津市は、首都 100 ㎞圏に位置する 静岡県東部地域にあって、東駿河湾地 域や伊豆方面への交通結節点として優 位な地理条件を持つとともに、古くから 広域的な商業・業務の拠点都市として、 地域の行政、経済、文化、教育等の中 心的な役割を担っている。

産業構造は商業に加え、海山の自然を背景に温州みかんや茶、あじのひらきに代表される 農業や水産業、大手の工作機械、電気機械メーカーをはじめ多様な形態の中小企業に支えら れる工業などがありバランスがとれている。 また、富士箱根伊豆国立公園地域の中央部に位置し、市の一部地域も国立公園区域に含 まれるなど風光に恵まれるとともに、約 62kmに及ぶ海岸線に多くの海水浴場やレジャー施設 などもあるため観光都市としての一面を持っている。

さらに、戸田港や全国有数の市場取り扱い金額を誇る沼津港からは、新鮮な魚介類が周辺 の観光地に供給されるため、飲食業や民宿など観光と連携した産業も行われている。 明治時代には、沼津駅の開設や御用邸が造営されたことなどをきっかけに、温和な気候と駿 河湾から富士山を仰ぐ眺望に魅せられ中央から多くの文化人・政財界人が移り住むなど、保養 地としての側面も持っていた。

近年では、東京と沼津を結ぶ国道 246 号沿線の東富士山麓一体を中心に、先端産業や研 究所、医療機関等の立地が進む中、静岡県ではファルマバレー構想を掲げ、この地域での医 療・医薬からウェルネス産業までを含む健康関連産業の振興・集積を目指している。 現在、これらの本市の持つ歴史的・地域的特色を背景に、国内外からの多様で先進的な 人、もの、情報の交流拠点の形成を目指し、国際的な会議や研修に対応できる会議場施設な どの整備を中心とした東部コンベンションセンター整備事業を進めている。

平成 12 年 11 月に特例市に移行し、平成 17 年 4 月には戸田村との合併により新沼津市が 誕生した。現在、主要事業として、沼津駅周辺地区においての鉄道の高架化をはじめとする沼 津駅周辺総合整備事業や沼津港整備事業などを推進しており、さらに魅力ある首都圏の一翼 を担う広域的な拠点都市を目指している。

-- 1 of 35 -- 4 沼津市基本データ (平成 21 年 4 月 1 日現在) 人 口 208,749 人 世帯数 86,292 世帯 人口密度 1,116 人/k㎡ 位 置 東経 138°52′ 北緯 35°06′ 海抜 1,380m (市内最高地) 海岸線延長 62km 面積 187.11k㎡ 市制施行 大正 12 年(1923 年) 7月 1 日 特例市 移行 平成 12 年(2000 年) 11 月 1 日 -- 2 of 35 -- 5 (2)まちの歴史と現状 本市のまちの成り立ちとして、狩野川河口の下河原付近に古くからあった津(みなと)周辺 に、奈良から平安時代には大きな集落ができていたことがわかっている。

江戸時代になると沼津は、東海道の宿場町として発展し、大名宿である「本陣」が置かれるよ うになった。また、1777年(安永6年)に沼津城が築城されてからは城下町としても発展し、周辺 の村との間で商取引が行われるなど、その後の商業都市への発展となる基礎がつくられた。 宿場町として賑わっていた頃の中心は本町だったが、城下町が形成されるに従い上土町に も呉服や日用品を売る店がつくられていった。

それにより、添地と本町の間にもしだいに町屋が つくられ八幡町、大門町などの町がつくられていった。 明治に入ると、徳川氏の府中移封に伴って多くの旧幕臣が沼津に移住した。このことにより、 以前から計画のあった沼津兵学校が開校し、全国から当時の最もすぐれた教授が集まり授業 が行われた。

さらに、兵学校の設立にともない、軍医を養成する沼津陸軍医学所(沼津病院、 後の駿東病院)が開設された。 またこの頃、沼津駅の開設や御用邸が造営されたことなどをきっかけに、温和な気候と駿河 湾から富士山を仰ぐ眺望を併せ持つことから、中央から多くの文化人・政財界人が移り住むな ど保養地としても注目を集めるようになった。

大正時代には東海随一を誇る駿東病院の経営が確立して、広い地域から診療を求める人 が集まるとともに、一般開業医の数も多く、他の町村にみられない進んだ医療が行われてい た。 1923年(大正12年)に沼津町は楊原村と合併し、全国で89番目、県下で3番目の市として人 口3万4,482人の沼津市が誕生した。

戦後、戦災により無からの出発となった市街地はめざましい勢いで復興し、本通に防火建築 で全国初となるアーケード街がつくられ、西武百貨店が進出するなど大規模店舗の出店や商 店街の整備が進んだ。 また、沼津駅北口の開設やリコー通りに商店街がつくられるなど県東部地域の商業拠点とし て活況を示した。

さらに、市内に点在していた県の出先事務所が集められた県東部総合庁舎 が開所するなど、行政面でも機能の集約が進んだ。 しかしながら時代の変化とともに、周辺の市町が発展し、相対的に本市の拠点性が低下する とともに、郊外などに大型店の出店が進む一方、沼津駅周辺ではニチイ沼津店、長崎屋沼津 店、丸井沼津店など大規模店舗の撤退がみられた。

さらに、中心市街地では建物の老朽化、交通環境の悪化、空き店舗数の増加なども加わり、 生活関連サービス提供機能やまちの魅力が低下し居住者や来街者が減少する現状にある。 -- 3 of 35 -- 6 [2]地域の現状に関する統計的データの把握・分析 (1)人口動態に関する状況 1)沼津市及び中心市街地の人口動態 沼津市の総人口は平成 6 年の 21 万 3,360 人をピークに翌平成 7 年より減少に転じ、平成 11 年には 21 万人を下回った。

平成 17 年 4 月に戸田村と合併し 21 万 1,244 人まで回復した が、減少基調は変わらず平成 21 年 4 月 1 日現在で 20 万 8,749 人となっている。 一方で長期的に減少を続けていた中心市街地の人口については、平成 20 年に入り増加を 示した。これは、ここ数年続く沼津駅周辺地区における分譲マンションなど共同住宅の供給に よるものと考えられる。

世帯数については、沼津市及び中心市街地とも増加傾向が続いている。人口が減少するな かでの世帯数の増加であるため、沼津市全体の一世帯当たり人数は平成 7 年の 2.83 人から 平成 21 年には 2.42 人へと減少している。 なお、平成 21 年の中心市街地の一世帯当たり人数は、2.18 人となっており、沼津市全体より も低い数値となっている。

※各年 4 月時点 (資料:沼津市住民基本台帳) ※各年 4 月時点 (資料:沼津市住民基本台帳) 図1 沼津市と中心市街地の人口の推移 21,600 21,800 22,000 22,200 22,400 22,600 (人) 207,000 208,000 209,000 210,000 211,000 212,000 (人) 中心市街地 22,105 22,088 22,069 22,242 22,357 沼津市 211,244 210,736 210,120 209,489 208,749 H17 H18 H19 H20 H21 図2 沼津市と中心市街地の世帯数の推移 9,700 9,800 9,900 10,000 10,100 10,200 10,300 10,400 (世帯) 82,000 83,000 84,000 85,000 86,000 87,000 (世帯) 中心市街地 9,770 9,853 9,931 10,138 10,279 沼津市 83,372 84,116 84,921 85,680 86,292 H17 H18 H19 H20 H21 -- 4 of 35 -- 7 2)昼夜間人口、近隣市町との通勤・通学別流出入人口 沼津市の昼間人口は夜間人口を 8%程度上回っている。

また、三島市や富士市などの 近隣市町との通勤・通学人口についても流出人口 2 万 1,171 人に対して、流入人口 3 万 3,961 人であり流入超過であることから、沼津市が業務・教育面における静岡県東部地 域における中心的な都市であることを示すものといえる。 表 1 沼津市の昼夜間人口 夜間人口 昼間人口 昼夜間人口比率 平成 17 年 208,000人 224,769人 108.1% (資料:平成 17 年国勢調査) 表 2 沼津市から近隣市町への通勤・通学別流出人口 通勤・通学地 沼津市から他市町へ 総 数 通 勤 通 学 三島市へ 5,124人 4,339人 785人 富士市へ 4,258人 4,058人 200人 清水町へ 3,710人 3,481人 229人 長泉町へ 3,038人 2,915人 123人 裾野市へ 2,730人 2,623人 107人 御殿場市へ 1,632人 1,504人 128人 函南町へ 679人 628人 51人 合 計 21,171人 19,548人 1,623人 (資料:平成 17 年国勢調査) 表 3 近隣市町から沼津市への通勤・通学別流入人口 常住地 他市町から沼津市へ 総 数 通 勤 通 学 三島市から 8,675人 7,905人 770人 富士市から 7,177人 6,400人 777人 長泉町から 4,875人 3,838人 1,037人 清水町から 4,843人 4,513人 330人 裾野市から 3,745人 2,975人 770人 函南町から 2,521人 2,297人 224人 御殿場市から 2,125人 1,514人 611人 合 計 33,961人 29,442人 4,519人 (資料:平成 17 年国勢調査) -- 5 of 35 -- 8 沼津市 裾野市 富士市 函南町 御殿場市 長泉町 清水町 三島市 2,730 人 3,745 人 2,125 人 1,632 人 4,875 人 3,038 人 5,124 人 8,675 人 2,521 人 679 人 4,843 人 3,710 人 7,177 人 4,258 人 図 3 沼津市と周辺市町との通勤・通学者の状況 (資料:平成 17 年国勢調査) -- 6 of 35 -- 9 (2)土地に関する動向 中心市街地の地価は図 4 で示されるとおり近年続いていた下落傾向から、経済状況等の変 化もあり平成 20 年に若干の上昇を示したが、平成 21 年は平成 20 年と比較しほぼ横ばいの状 況となっている。

また、中心市街地内ではコインパーキングなどの平面駐車場の増加も顕著である。こう した駐車場の多くが店舗や工場など建築物が存在していた土地から変化したものであ るため、低・未利用地が増加傾向にあることを示している。 (資料:国土交通省地価公示) (資料:中心市街地活性化プロジェクトチーム調べ) 図4 沼津駅周辺の公示地価 515 458 421 392 377 398 398 340 303 279 261 250 255 253 352 315 290 270 260 266 266 200 300 400 500 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 (千円/㎡) 大手町5-2-3 上土町5番 高島町3-7 図5 中心市街地の平面時間貸し駐車場数 26 27 36 52 0 20 40 60 H4 H9 H13 H19 (箇所) -- 7 of 35 -- 10 (3)商業に関する動向 1)商圏人口(消費動向調査) 沼津市は静岡県東部地域における商業の中心的な役割を担ってきた。

このことは、消費 動向調査により東部地域の商圏構造が、沼津市を中心に広域商圏を構成し、その中に地域 商圏が存在する形で構成されるとの結果が出ていることからもわかる。 平成 18 年度の同調査から沼津商圏は 27 地区から構成され、商圏人口は 99 万 8,264 人 で伊豆半島から駿東地区の全域と富士宮市を含み、静岡商圏、浜松商圏に次ぐ県内 3 番目 の広域商圏を構成している。

図6 沼津商圏 (資料:平成 18 年度静岡県の消費動向調査) ※調査は商工会議所、商工会単位で実施。市町村名は平成 15 年 3 月 31 日時点。沼津市には旧原町商工会地区を含む。 商 圏 吸引率 第1次商圏 30%以上 第2次商圏 20~30% 第3次商圏 10~20% 影響圏 5~10% -- 8 of 35 -- 11 図 7 中心市街地における商店街 中心市街地の区域 JR 沼津駅 狩野川 旧国道 1 号 沼津中央通り商店会 沼津駅北振興会 沼津リコー通り 商店街振興組合 沼津駅前名店街 沼津大手町商店街振興組合 沼津新仲見世商店街 沼津あげつち商店街振興組合 沼津銀座通り商店会 沼津仲見世商店街振興組合 沼津上本通り商店街振興組合 商店街振興組合 沼津アーケード名店街 沼津本町区商店街連盟 国道 414 号 -- 9 of 35 -- 12 2)小売業に関する現状 沼津市及び中心市街地における小売業は、年間商品販売額、商店数とも減少傾向にあ る。

平成 3 年と平成 19 年の年間商品販売額(小売業)を比較すると、沼津市全域で 5,511 千万円の減少に対し、中心市街地では 5,800 千万円の減少となっており、中心市街地に おける商品販売額の減少が、沼津市全体を超える結果となっている。このことは、郊外 型の店舗における商品販売額が若干上昇する一方で、中心市街地では大幅に減少する状 況にあることを示している。

(資料:商業統計調査) (資料:商業統計調査) 図8 沼津市と中心市街地の年間商品販売額(小売業)の推移 5,000 7,000 9,000 11,000 13,000 15,000 (千万円) 18,000 22,000 26,000 30,000 34,000 (千万円) 中心市街地 13,342 13,195 10,919 9,540 7,542 沼津市 30,351 30,763 29,459 26,907 24,840 H3 H6 H9 H14 H19 図9 沼津市と中心市街地の商店数(小売業)の推移 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 (店) 中心市街地 1,117 1,071 950 831 718 沼津市 3,017 2,923 2,647 2,382 2,078 H3 H6 H9 H14 H19 -- 10 of 35 -- 13 (4)にぎわいに関する状況 歩行者通行量調査は、平成 20 年に目標とする回遊性の把握ができるよう新たに調査地点 を加えるなど調査地点を一部変更したが、12 地点については継続して調査が行われている。

この継続調査地点の結果は、平成 20 年に若干上昇したものの、平成 21 年度の調査では再 び減少を示した。 また、商店街の空き店舗数についても増加傾向にあり、平成 21 年 4 月時点では 73 店舗と なり、商店街全体に占める空き店舗率は 12.4%となっている。 ※◆継続調査地点(日曜日) (資料:歩行者通行量調査) ※■数値目標調査地点(日曜日) ※赤字:来街者数増加要因 青字:来街者数減少要因 ※各年 4 月時点 (資料:沼津商工会議所調査) 図11 中心市街地の空き店舗数の推移 0 10 20 30 40 50 60 70 80 (店舗)  0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 (%) 空き店舗数 21 33 41 37 32 35 43 38 73 空き店舗率 4.3 5.4 6.6 6.0 5.2 6.0 7.4 7.0 12.4 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 図10 中心市街地の歩行者通行量 114,811 96,256 88,391 69,920 57,364 61,570 56,321 76,159 75,112 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 H6 H9 H12 H15 H18 H20 H21 (人) H 6 十 字 屋 閉 店 H 7 ニ チ イ 沼 津 店 閉 店 H 1 4 長 崎 屋 沼 津 店 閉 店 H 1 6 マ キ ヤ 駅 北 店 閉 店 H 1 6 丸 井 沼 津 店 閉 店 H 1 7 マ キ ヤ 沼 津 店 閉 店 H 7 シ ズ オ カ ヤ ・ ア ー ケ ー ド 店 閉 店 H 1 7 ヤ マ サ 閉 店 H 1 8 B i V i 沼 津 店 開 店 H 2 0 イ ー ラ d e 開 店 H 7 日 清 プ ラ ザ 開 店 H 9 大 東 紡 S C 開 店 H 1 2 御 殿 場 プ レ ミ ア ム ア ウ ト レ ッ ト 開 店 H 1 2 ア ピ タ 大 仁 開 店 図10 中心市街地の歩行者通行量 114,811 96,256 88,391 69,920 57,364 61,570 53,975 76,159 75,112 71,373 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 H6 H9 H12 H15 H18 H20 H21 (人) 図10 中心市街地の歩行者通行量(12地点) 114,811 96,256 100,000 120,000 (人) -- 11 of 35 -- 14 (5)行政・文化施設など公共施設の立地状況 中心市街地の区域内に立地している主な公共施設は、以下のとおりとなっている。

なお、 中心市街地の区域外ではあるが、沼津市立図書館、静岡地方裁判所沼津支部、静岡地方検 察庁沼津支部、沼津市民文化センター、沼津勤労者体育センターなども中心市街地に接し ている。 表 4 中心市街地における主な公共施設 施設名 施設の内容 備 考 沼津合同庁舎 国の合同庁舎 東海財務局静岡財務事務 所沼津出張所、名古屋税 関清水税関支署沼津出張 所、沼津労働基準監督署、 ハローワーク沼津、沼津 自然保護官事務所などか らなる。

沼津社会保険事務所 社会保険事務所 沼津市、裾野市、御殿場 市、駿東郡を管轄に含む。 静岡地方法務局 沼津支局 法務局 沼津市、三島市、裾野市、 御殿場市などを管轄に含 む。 沼津税務署 税務署 沼津市、裾野市、御殿場 市、駿東郡を管轄に含む。 静岡県東部総合庁舎 県の合同庁舎 東部健康福祉センター、東部 保健所、東部農林事務所、 沼津土木事務所、沼津財 務事務所などからなる。

沼津労政会館 勤労者の会議研修などの場 沼津市役所 市役所 サンウェルぬまづ ( ぬ ま づ 健 康 福 祉 プ ラ ザ) 多目的福祉施設、夜間救 急医療センター 沼津市青少年教育センター 沼津市保健センター 青少年の健全育成、生涯 を通じた健康づくりの拠 点施設 沼津市民体育館 アリーナ、トレーニング 室、柔道場など キラメッセぬまづ 展示イベント施設 3,880 ㎡の多目的ホール 沼津中央高等学校 高等学校 第一地区センター 市民のまちづくり 活動施設 会議室、ホールなど -- 12 of 35 -- 15 図 12 主な公共施設の位置 沼津市民体育館 静岡県東部総合庁舎 JR 沼津駅 キラメッセぬまづ 沼津税務署 サンウェル沼津 沼津合同庁舎 沼津市役所 沼津社会保険事務所 静岡地方法務局 沼津支局 沼津労政会館 沼津中央高等学校 沼津市青少年教育センター 沼津市保健センター 第一地区センター 凡 例 中心市街地の区域 公共・公益施設 教育・文化施設 医療・福祉施設 -- 13 of 35 -- 16 [3]地域住民のニーズ等の把握 (1)まちかどアンケート調査(平成 17 年度)に基づく把握・分析 (資料:平成 17 年度中心市街地商業等活性化支援業務 「市町村の中心市街地活性化の取り組みに対する診断・助言事業」における調査) まちかどアンケート調査(平成 17 年度)の実施概要 1.中心市街地の来街者アンケート調査 ①調査実施日 ・実施日 平成 17 年 9 月 16 日(金)、9 月 17 日(土) ・実施時間 午前 10 時~午後 7 時 ②調査地点 ・仲見世商店街 原田衣料店付近(沼津市大手町 5-9-1) ・大手町商店街 野村證券(株)沼津支店付近(沼津市大手町 3-4-21) ・リコー通り商店街 まるしんビル付近(沼津市高島町 15-2) ③調査対象者・サンプル数 対象者 ・中心市街地内に来街した 20 歳以上の男女 サンプル数 9 月 16 日(金)200 9 月 17 日(土)200 ④末端調査法 ・調査員による街頭面接アンケート調査 -- 14 of 35 -- 17 1)中心市街地への来街目的 中心市街地への来街目的は、「買い物」(52%)、「通勤・通学」、「散歩」(各 9%)の順と なっており、買い物目的で中心市街地へ訪れる人が圧倒的に多いことがうかがえる。

2)中心市街地の印象・評価 中心市街地の印象・評価についての上位は「生活に便利な施設が充実」(40%)、「この 街にすんでみたい」(38%)、「公共の交通機関が充実」(31%)の順となっている。 図14 中心市街地の印象・評価 9 10 10 12 14 16 19 20 21 21 21 23 25 26 27 27 27 31 38 40 65 45 57 39 50 55 48 41 46 52 49 50 49 53 50 50 51 41 39 48 26 45 34 50 36 29 34 39 33 27 31 27 26 22 23 24 22 28 24 12 0% 20% 40% 60% 80% 100% 情報通信技術が充実 広域から人が訪れる魅力がある 人に対してやさしい、福祉が充実 夜のにぎわいがある 街並みや景観が美しい 「まちづくり」の活動が積極的 「まちの顔」である 歩いて楽しいまち 車を利用しやすい イベントや催事などが盛ん レジャー施設が充実 買い物に満足 歴史や文化がある 医療機関が充実 暮らしに役立つ公共施設が充実 ゴミなどが少なく、きれい 治安がよく安全に暮らせる 公共の交通機関が充実 この街に住んでみたい(住み続けたい) 生活に便利な施設が充実 そう思う どちらともいえない そう思わない 図13 中心市街地への来街目的 52 9 9 7 7 7 7 6 5 4 4 3 2 1 0 4 0 20 40 60 買 い 物 通 勤 ・ 通 学 散 歩 ウ ィ ン ド ウ シ ョ ッ ピ ン グ 営 業 な ど の 仕 事 で 病 院 ・ 診 療 所 郵 便 局 や 銀 行 の 利 用 待 ち 合 わ せ 飲 食 ・ 飲 酒 レ ジ ャ ー ・ 娯 楽 ( パ チ ン コ 、 映 画 等 ) 習 い 事 図 書 館 や ホ ー ル 等 の 利 用 特 に 目 的 は な い 役 所 等 の 公 共 公 益 施 設 の 利 用 観 光 そ の 他 (%) -- 15 of 35 -- 18 3)中心市街地のまちづくりのニーズ 中心市街地のまちづくりのニーズ上位は、「歩いて楽しいまち」(55%)、「買物に満足」 (54%)、「人に対してやさしい、福祉が充実」(43%)となっている。

まちづくりで優先しなければならないのは、高ニーズであるのに評価が低いまちの機能で ある。高ニーズで低評価の上位 3 つは次のとおりとなる。 ・「歩いて楽しいまち」(ニーズ 55%-評価 20%) ・「人に対してやさしい、福祉が充実しているまち」(ニーズ 43%-評価 10%) ・「街並みや景観が美しい」(ニーズ 34%-評価 14%) 4)中心市街地に充実すべき施設 中心市街地に充実すべき施設は、「買い物施設」(42%)、「駐車場」(31%)、「健康や福 祉・医療に関する施設」(24%)の順となっている。

次いで、「買い物公園などのアメニティ施 設」、「自転車置き場」が 20~23%で続いている。 図15 中心市街地のまちづくりのニーズ 55 54 43 41 39 35 35 34 32 28 28 26 21 20 18 18 14 0 20 40 60 歩 い て 楽 し い ま ち 買 い 物 に 満 足 人 に 対 し て や さ し い 、 福 祉 が 充 実 治 安 が 良 く て 、 安 全 に 暮 ら せ る ゴ ミ な ど が 少 な く 、 き れ い 医 療 機 関 が 充 実 暮 ら し に 役 立 つ 公 共 施 設 が 充 実 街 並 み や 景 観 が 美 し い 公 共 の 交 通 機 関 が 充 実 生 活 に 便 利 な 施 設 が 充 実 車 を 利 用 し や す い 広 域 か ら 人 が 訪 れ る 魅 力 が あ る 歴 史 や 文 化 が あ る レ ジ ャ ー 施 設 が 充 実 イ ベ ン ト や 催 事 な ど が 盛 ん 夜 の に ぎ わ い が あ る 情 報 通 信 技 術 が 充 実 (%) 図16 中心市街地に充実すべき施設 42 31 24 23 20 18 15 11 10 9 9 2 1 0 10 20 30 40 50 買 い 物 施 設 駐 車 場 健 康 や 福 祉 ・ 医 療 に 関 す る 施 設 買 い 物 公 園 な ど の ア メ ニ テ ィ 施 設 自 転 車 置 き 場 教 育 や 文 化 に 関 す る 施 設 飲 食 施 設 レ ジ ャ ー ・ 娯 楽 施 設 役 所 、 郵 便 局 等 の 生 活 に 便 利 な 施 設 観 光 施 設 住 民 や 来 訪 者 の 交 流 の 場 住 宅 の 供 給 そ の 他 (%) -- 16 of 35 -- 19 5)中心市街地に充実すべきソフト事業 中心市街地に充実すべきソフト事業は「魅力的なイベントや催事」(32%)、「駐車場の無料 サービス」(31%)の順となっており、次いで「お店の紹介などの情報提供」、「環境の美化」、 「商店街の営業時間延長や統一」、「高齢者の支援サービス」、「ノーカーデー、歩行者天国 の実施」が続いている。

図17 中心市街地に充実すべきソフト事業 32 31 27 27 26 25 25 23 22 19 18 17 17 15 12 11 7 2 0 10 20 30 40 魅 力 的 な イ ベ ン ト や 催 事 駐 車 場 の 無 料 サ ー ビ ス お 店 の 紹 介 な ど の 情 報 提 供 環 境 の 美 化 商 店 街 の 営 業 時 間 延 長 や 統 一 高 齢 者 の 支 援 サ ー ビ ス ノ ー カ ー デ ー 、 歩 行 者 天 国 の 実 施 高 齢 者 な ど に 優 し い 乗 り 物 個 性 的 な 商 品 や サ ー ビ ス ス タ ン プ 、 ポ イ ン ト 、 共 通 商 品 券 個 性 的 な 街 並 み づ く り 就 業 、 起 業 支 援 サ ー ビ ス 地 域 の 伝 統 ・ 文 化 の 保 全 育 成 子 育 て 主 婦 へ の 支 援 サ ー ビ ス ま ち づ く り の た め の 人 材 育 成 自 動 車 に 頼 ら な い 乗 り 物 宅 配 、 御 用 聞 き な ど の サ ー ビ ス そ の 他 (%) -- 17 of 35 -- 20 [4]旧中心市街地活性化基本計画等に基づく事業の把握・分析 旧中心市街地活性化基本計画では、「いろんなところから人が訪れる」、「商店街に活気を 感じることができる」などの5つの具体的目標を実現するため、11の施策のもと41の事業が計 画され、短期(5 年以内)・中期(10 年以内)・長期(10 年以上)と目標期間を分け事業を推進し ていくものとした。

ハードからソフトにわたる多様な事業を実施していくため、大きな役割分担として、市街地の 整備改善に関する事業を行政、商業等の活性化に関する事業を民間(商業者や市民など)が 主体となり推進していくこととした。 ・市街地の整備改善のための事業 鉄道高架事業や大手町地区市街地再開発事業など計画している 15 事業のうち 12 事業に 着手している。

平成 18 年にシネマコンプレックスなどからなる「BiVi 沼津」、平成 20 年に商業施設と住宅か らなる再開発ビル「イーラ de」が開業したことで沼津駅周辺に新たなにぎわい拠点が創出され た。 また、鉄道高架事業については平成 18 年に事業認可されるとともに、駅北拠点開発事業 は東部コンベンションセンター整備事業として静岡県と沼津市が推進している。

一方で、駅南北のより円滑な動線整備や街路灯の整備などからなる中央交流軸整備事業 や高沢公園整備事業などが残されている。こうした事業は中期から長期的に実施していく事 業としての位置付けや、鉄道高架事業の進展にともなって事業が進められる予定であるため 現段階では着手されていない。 ・商業等の活性化のための事業 空き店舗対策事業やセントラルパーク構想関連事業など、計画している17事業のうち 12 事 業を実施している。

空き店舗対策事業ではチャレンジショップ事業を実施し、そこから市民・商業者のまちづくり の活動拠点として、平成 16 年 5 月に「まちの情報館」が開設され、商業者向けのIT講座やま ちづくりに関する勉強会が開催されるなど、広く市民・商業者に開かれた活動の場として、活 発に利用されている。

また、セントラルパーク構想関連事業では、中央公園を会場に音楽ライブとフリーマーケット を融合させた「狩野川楽市」、狩野川右岸階段堤を利用したウォーターフロントでのコンサート など各種のイベントが実施されている。 さらに、地元の商業者の発意により始まった「よさこい東海道」は、よさこい踊りをとおして全 国のよさこい先進都市との交流を推進するとともに、商店街のみならず中心市街地の活性化 を図るもので、商業者や地域の人が主体となった活動が行われている。

一方で、ポイントサービスや代金決済サービス、駐車場サービスなどを一括で提供するカー ドシステムを構築する「総合カード事業」などは、調査研究、事業化に向けた検討を行っている が、それぞれ解決すべき課題があり実施には至っていない。 -- 18 of 35 -- 21 ・その他の事業について その他の事業として、中心市街地のにぎわいづくりを一体的に推進するため、12 事業が計 画され 11 事業が実施されている。

子育て世代支援事業では、子育てに関する情報交換や一時預かりなどを行う「沼津っ子ふ れあいセンター」を沼津駅南口前に開設したことにより、沼津市以外からの利用者を含め多く の子育て世代が通院や買物などで訪れており、中心市街地の活性化につながっている。 また、民間事業者や市民団体などにより、中心市街地の交通利便性向上に向けた「都心循 環バス運行事業」や主要な交差点の花壇を美しく植栽し、まちなかにうるおいを演出する「花い っぱいのまちづくり推進事業」などが実施され中心市街地への来街者数の増加につながって いる。

-- 19 of 35 -- 22 [5]これまでの取り組みを踏まえたまちづくりの課題 地域の現状に関する統計的データの把握・分析、来街者へのアンケート調査、旧中心市街 地活性化基本計画に基づくこれまでの取り組みを踏まえ、なお次のようなまちづくりの課題に 取り組んでいくことが必要である。

・拠点性をさらに高める 交通の要衝にあり地理的条件に恵まれる沼津市は、はやくから沼津駅付近を中心に商業・ 業務機能の集積が進むとともに、大手の工作機械工場が立地するなど静岡県東部地域にお ける経済的・都市的活動の中心的な役割を果たしてきた。 しかしながら近年、本市の企業立地が伸び悩むなか、裾野市や御殿場市では、東名高速裾 野インターチェンジの設置や国道 246 号バイパスの整備など道路環境の充実により、大手企業 の研究所や工場が進出し、長泉町においても静岡がんセンターを核に健康医療関連企業が 立地するなどの産業集積が進んでいる。

また、商業面では近隣市町において平成 9 年に清水町に大東紡ショッピングセンター、平成 12 年に御殿場プレミアムアウトレット、伊豆の国市にアピタ大仁、平成 19 年に富士市にイオン 富士南ショッピングセンターなどの 1 万㎡を超える規模の商業施設が開業し商業機能の立地 がなお進んでいる。

こうした状況は、本市の中心部が持っていた商業・業務をはじめとした企業集積による拠点 性を相対的に低下させることが懸念されることから、郊外部の土地利用の適正化を図りつつ中 心市街地における拠点的な機能集積をさらに進める必要がある。 ・定住人口を確保し、生活関連サービス機能を充実する 中心市街地の人口は、かつての著しい郊外化の進展により流出が続いたが、近年は高齢化 社会の進展やライフスタイルの多様化により都心居住が見直されている中で、中心市街地の人 口は平成 20 年に増加を示すなど改善のきざしも見られる。

しかしながら長く続いた人口の郊外 への移転によって、中心市街地の居住者へ日常生活向けの商業やサービス機能が低下して いる状況もあることから、今後さらに生活関連サービスの質を高め、都心居住のさらなる推進を 図っていく必要がある。 ・魅力ある回遊拠点をつなぐ 沼津駅の周辺に広がる商店街は、戦災からの復興により昭和 20 年から 30 年代に整備、開 業した店舗のまま、現在に至っているものが多数ある。

こうした店舗では、建物の老朽化による 美観の問題や適正な売り場面積確保の難しさなどから商業機能の低下を招いている。 また、駅北地域における宅地化の進行や商業施設及び企業の進出は、沼津駅の南北間を 往来する歩行者や車両の増加をもたらしたが、鉄道により南北市街地や商店街が分断されて いるため、慢性的な交通渋滞や徒歩での往来の不便さなど交通環境の悪化をもたらしている。

こうした中で、沼津駅周辺総合整備事業を推進し、南北市街地の交通円滑化と市街地の機 能向上を進めているところである。 今後は、沼津駅周辺総合整備事業の効果をさらにまち全体の活力向上につなげていくた -- 20 of 35 -- 23 め、狩野川の水辺空間を生かすセントラルパーク構想の推進や既存商業地の再生などにより 人々の回遊を促す魅力あるまちづくりを進めていく必要がある。

-- 21 of 35 -- 24 [6]沼津市におけるまちづくりの考え方 (1)沼津市総合計画での位置づけ 平成 13 年 3 月に策定された第 3 次沼津市総合計画においては、将来の都市像として、「人 が輝き、まちが躍動する交流拠点都市・沼津」を掲げ、住む人が住む喜びと誇りを抱き、訪 れる人が安らぎと親しみを感じて共に輝くまちを目指している。

また、将来の都市構成の考え方では、東海道に沿った三島駅と原駅を結ぶ東西都市軸に 加え、これと交差して沼津 IC と沼津港を結ぶ南北都市軸を基本骨格としており、将来に向かっ ても、この2つの都市軸を基本として、その中央にある沼津駅を中心とする地区を広域的都心 の役割を担い、人・物・情報の交流の要となる地区と位置づけ、5つの交通拠点(ファイブエント ランス)を有機的に結ぶ都市内のネットワークを強化していくとしている。

なお、第 3 次沼津市総合計画においてはまちづくりの方針及び基本的方策を、次のとおり掲 げている。 〈基本構想〉Ⅴまちづくりの方針 1 情報創造とにぎわいのまち(情報・交流) ・人が集まるまち ②鉄道高架化を核とする沼津駅周辺総合整備事業を推進し、南北交通の改善や、交流の拠 点となる施設の整備を図ります。

また、沼津の「顔」となる中心市街地の魅力の向上に積極的 に取り組み、都心居住を促進します。 -- 22 of 35 -- 25 〈基本計画〉Ⅲまちづくりの基本的方策 第1章 情報創造とにぎわいのまち 第2節 人が集まるまち 第2項 中心市街地の活性化と魅力ある空間づくり 市街地の周辺部への拡大や郊外型店舗の増加は、中心市街地の機能や魅力の低下を招 き、地方都市における共通の問題となっています。

そのような中で、本市の中心市街地は、県東部地域の広域的都心として今後も地域の発展 を牽引していく役割を担っています。 このため、これまで蓄積してきた商業や業務機能などの都市集積を土台として、沼津駅周辺 総合整備事業などにより都市機能の高度化を推進するとともに、狩野川などの自然環境を生 かした、住んでも、働いても、訪れても楽しい活力に満ちた魅力あふれるまちづくりを進めま す。

○沼津駅周辺総合整備事業の推進 ◆鉄道高架化の推進により、南北中心市街地の一体化、交通混雑の解消、自転車や歩行者 の動線確保を図ります。 ◆鉄道高架化とあわせ沼津駅周辺の土地区画整理事業、市街地再開発事業などを進め、都 市基盤の整備と土地利用の高度化を図ります。 ◆交流拠点都市の玄関口にふさわしい快適でにぎわいのある空間の確保のため、沼津駅南 口駅前広場の拡張と北口駅前広場の新設を行います。

○中心市街地の魅力向上 ◆消費者ニーズに対応した個性と魅力ある店舗づくりを促進するとともに、人々が安心して都 市の魅力を満喫できる市街地空間を創造し、回遊性のある商店街づくりを進めます。 ◆あゆみ橋を中心とした狩野川周辺の市街地を沼津セントラルパークとして位置づけ、新たな にぎわいの拠点、うるおいのある水辺空間として整備します。

◆中心市街地にふさわしいデザインや色彩の誘導を図るなど、魅力的な街並みの形成に努め ます。 ○都市機能高度化の推進 ◆沼津駅周辺の土地区画整理事業や再開発事業等を進めることにより、県東部地域の発展、 交流の核となる広域的な都市拠点の整備と機能集積を図ります。 ○都心居住の促進 ◆中心市街地における商業、保健医療、公共サービスなどの既存集積を生かし、安心で便利 な居住環境の整備を進め、都心居住を促進します。

(第3次沼津市総合計画から抜粋) -- 23 of 35 -- 26 (2)沼津市都市計画マスタープランでの位置づけ 沼津市都市計画マスタープランにおいては、第 3 次沼津市総合計画の将来都市像を受け、 また、都市づくりの課題を踏まえ、都市づくりの目標を「快適で活力あふれる都市空間の形 成」とし、市民や企業など多様な主体の活動の舞台として、土地利用や都市施設等の整備を 計画的に進め、都市の豊かな環境を演出していくこととしている。

また、「高度で多様な都市機能を備えた都市づくり」を方針として、県東部地域の中核都市、 交流拠点都市として成長していくため、都市機能の高度化と集積を図っていくとしている。 なお、都市計画マスタープランの中で都市づくりの目標、都市整備の方針を次のとおり掲げ ている。 第 3 章 都市づくりの目標 3 将来都市構造 (2)将来都市構造の構成要素 ① 都市拠点 沼津駅や沼津港、沼津インターチェンジ及び原駅を中心とした地区を、本市の 玄関口として、また発展を牽引する核となる「都市拠点」として位置づけます。

◆沼津駅を中心とする地区 当地区は、本市の表玄関口であるとともに、多様かつ高度な都市的サービスを 提供する広域的な都心としての役割を担っています。交通拠点機能の向上や商業、 業務、文化等、都市機能の充実・強化など、総合的な整備を進めることにより、 吸引力と拠点性を高め、人、物、情報が集まり、様々な交流の舞台となる広域都 市拠点の形成を目指します。

第4章 都市整備の方針 1 土地利用の方針 (2)用途別区分と誘導方針 ① 都市的土地利用の用途別方針 a.住居系 地域住民と協力し、定住の魅力を高める居住空間の創出を目指します。 ◆沼津駅を中心とする都心地区は、総合的な再整備により都市生活の魅力を高め、都心 居住の促進を図ります。

b.商業・業務系 商業・業務施設の集積は、本市の大きな魅力であり、中核都市としての拠点性を支え ています。今後も、交通が結節する駅周辺等の商業・業務機能の充実、強化を図り、に ぎわいにあふれた都市空間の形成を目指します。 ◆沼津駅周辺は、鉄道高架事業、土地区画整理事業等による基盤整備や南北市街地の 一体化など、より有効な土地利用を図る環境整備を進めるとともに、市街地再開発事業 等による土地の高度利用を図り、商業・業務・文化・娯楽など多様な都市機能を備えた 広域都市拠点の形成を図ります。

(沼津市都市計画マスタープランから抜粋) -- 24 of 35 -- 27 [7]沼津市中心市街地活性化基本方針 (1)中心市街地の果たす役割 沼津市は古くから交通の要衝に位置し、ファルマバレー関連産業や富士箱根伊豆の観 光集積などの豊かな産業資源を有する静岡県東部地域の中心的な都市として発展し、商 業、業務、保健・福祉、教育・文化などの広域的な拠点機能が集積された便利な都市機 能と自然を感じる豊かな環境とを兼ね備えた都市である。

このような地域特性を踏まえ、第 3 次沼津市総合計画及び沼津市都市計画マスタープ ランに掲げられている将来像に基づき、沼津市の中心市街地が将来ともに担うべき役割 として次の 3 点を挙げる。 1 県東 部 120 万広域圏 の都心 2 富士箱根伊豆を結ぶ交流拠点 3 便 利 で快 適 な都 心 居 住 の場 (2)中心市街地の目指す将来像 本市の将来都市像実現に向け中心市街地が担う役割を踏まえると、まさに都市の中心 として、住む人が住む喜びと誇りを抱き、訪れる人が安らぎと親しみを感じて、人々が はつらつと活動する生活の魅力ある舞台であることが望まれる。

このような意味から、本計画においては歴史、文化、自然環境など中心市街地が有す る特性を最大限に活用しつつ、将来にわたって担うべき県東部広域圏の都心の役割を果 たしていくため、中心市街地の目指す将来像を次のとおりとする。 「人が輝き躍動するステージ」 -- 25 of 35 -- 28 (3)将来像の実現に向けた基本方針 現在の中心市街地は、「郊外化や周辺市町における機能集積による相対的拠点性の低 下」、「人口減とそれに伴う生活関連サービス提供機能の低下」、「建物の老朽化や交通環 境の悪化」などの課題を有している。

こうした課題に対応し、目指す将来像「人が輝き躍動するステージ」を実現するため、住む 人、訪れる人のさらなる拡大に向け、都市機能の郊外への無秩序な拡散を抑止しつつコンパ クトなまちづくりを進めることを基本として、次の方針を定める。 1 広域拠点都市にふさわしい魅力ある都市機能の集積 2 多様なライフスタイルに応える便利で快適な居住環境の創造 定住人口の確保 交流人口の拡大 -- 26 of 35 -- 29 (4)中心市街地活性化基本計画における重点戦略 魅力ある都市機能の集積による交流人口の拡大などの基本方針に基づき、将来像を実現し ていくため、重点戦略として次の取り組みを展開する。

1)うるおいとゆとりを感じる回遊性の高いまちづくり 静岡県東部地域の中心的な都市としての機能集積や狩野川などの地域資源を活用するこ とにより、便利で心豊かに暮らせる都心居住の快適さを満喫できる場とするとともに、訪れる 人々が魅力を感じ回遊したくなるまちづくりを展開する。 ①沼津駅周辺総合整備事業の推進 沼津駅周辺における交通渋滞や市街地の南北分断を解消し、土地の高度利用を図ること で、静岡県東部地域の拠点都市にふさわしい魅力ある中心市街地を形成するため、鉄道 高架事業や東部コンベンションセンター整備事業をはじめとする沼津駅周辺総合整備 事業を推進する。

〈重点事業〉東部コンベンションセンター整備事業 静岡県東部地域は、静岡がんセンター・同研究所、国立遺伝学研究所などの医学・生 物関係の研究所や医薬品、医療機器・器具及びその関連企業の研究所や開発拠点などの 健康関連産業が多数集積している。 また県東部や周辺地域は、富士、箱根、伊豆という日本を代表する自然環境や温泉地 などの観光資源が豊富にあり、国内外から人々をひきつける魅力にあふれている。

さらに、東海道新幹線や東名高速道路などによって首都圏から約1時間で結ばれる距 離にある中、富士山静岡空港の開港や伊豆縦貫自動車道(東駿河湾環状道路)の一部開 通、新東名高速道路の整備など広域からのアクセスの一層の向上が進められている。 このような地域特性に加え、現在静岡県東部地域では、県立がんセンターの開設を契 機に県民の健康増進や特色ある地域の発展などを目指す「富士山麓先端健康産業集積 (ファルマバレー)プロジェクト」を推進している。

この中で、健康産業に関する産学 連携が進められ、様々な関連分野の学会や大規模な会議開催ニーズが増しており、今後 も国際会議の招致など海外との人的交流や世界に向けた情報発信が進められていくこ とになる。 これらの静岡県東部地域が有する地域資源や立地優位性を背景に、国内外からの多用 で先進的な人、もの、情報が交流するための拠点の形成を目指し、沼津駅北口に国際会 議や全国レベルの学会の開催が可能な会議場施設や展示イベント施設、市民交流施設、 ホテル等の新たな都市機能の整備を進める。

-- 27 of 35 -- 30 ・東部コンベンションセンター鳥瞰図 ②セントラルパーク構想の推進 市街地を流れる狩野川を中心に周辺の商店街や自然環境との連携を図ることで、水辺の空 間を生かした住み集う人々がゆとりとうるおいを感じる回遊拠点を創造する。 〈重点事業〉中央公園整備事業/狩野川左岸経路整備事業/狩野川護岸修景整備事業 ・中央公園整備事業 商業・業務地に囲まれる中心市街地にありながらも水辺環境に恵まれる中央公園は、富 士山を望む狩野川左岸経路(自転車歩行者道)につながるとともに、沼津駅から沼津港 や沼津アルプスへ向かう際の結節点となっていることから、健康づくりや憩いの場など として多くの方々が利用できる街のオアシスとしての整備を進める。

あわせて、中央公園をまちあるきの拠点ととらえ、にぎわい創出事業など大人から子 供まで楽しめるイベントの開催、市民の視点からのまちなかの魅力的な店舗等の情報提 供、ルート案内の充実などに努める。 ・狩野川左岸経路整備事業 沼津港や沼津御用邸記念公園、歌人若山牧水の記念館などを結ぶ海辺の散歩道「潮の 音プロムナード」と、沼津駅とを結ぶ狩野川沿いの遊歩道「狩野川左岸経路」にアンダ ーパスや照明などを整備する。

このことにより、沼津駅と沼津港やその周辺に恵まれる地域・観光資源を結ぶととも に、狩野川の自然と富士山の眺望を生かしジョギング・散歩などが楽しめる歩行者系動 線の幹線として市内外から多くの人々を招き入れる。 -- 28 of 35 -- 31 ・狩野川護岸修景整備事業 狩野川の護岸改修にあわせ、舗装・植栽・照明などを組み合わせた高質な河川空間を 整備することで、川に向かって開かれた店舗やオープンスペースが軒を連ね、水辺の散 策が楽しめる賑わいに満ちた川べりを創り出していく。

・水辺の空間づくりイメージ ③既存商業地の魅力向上 沼津駅周辺の商業地には、昭和 20 年代から 30 年代に建てられた建築物が多く存在する地 域があり、建物の老朽化によるまちの魅力の低下や商業活動の停滞がみられる。 このような既存商業地の再生により中心市街地の魅力を高めるとともに、こいのぼりフェステ ィバルや沼津夏まつり、よさこい東海道、ウィンターステージなど四季を通したイベントの開催、 スタンプラリーや共同販売促進活動など商店街と大型店との効果的な連携を一層促進すること で、訪れる人々がまち歩きを楽しみ回遊したくなるまちづくりを進めていく。

〈重点事業〉商店街大型店連携事業/町方町・大門町・通横町地区まちづくり推進事業 ・商店街大型店連携事業 沼津駅を中心に広がる商店街とイーラ de や西武百貨店沼津店などの大型店は、これまでも 共同してイベントや販売促進活動を展開しているが、さらにその連携を深め街が一体となる活 動を進める。

・町方町・大門町・通横町地区まちづくり推進事業 老朽化した共同建築帯が残る町方町・大門町・通横町地区を居住、商業、コミュニティーな ど生活関連サービスで複合的に構成された上質な空間への再生を推進する。 当該地区は、沼津駅から広がる商業集積地の南端に位置するため、沼津駅からの歩行者動 線を創り出す上で重要な位置にある。

ここに、緑豊かなパブリックスペースによるゆったりとしたくつろぎの空間と、質の高い快適な 都市居住地とを併せ持つ、魅力ある本格専門店などから構成された日本版ライフスタイルセン ターと言えるまちづくりを推進することで、消費だけでなく訪れて歩く、コミュニケーションを交わ すなど一連の過程を楽しめる空間を創出する。

このことにより、周辺商業地へのシャワー効果を生み、中心市街地全体の活性化を目指す。 平成 21 年 2 月に、この事業の推進組織となる住民・地権者の出資によるまちづくり会社「LSC 沼津みなみ」が設立されまちづくりプランの検討が進められている。 -- 29 of 35 -- 32 〈町方町・大門町・通横町地区まちづくりモデルプラン〉 ■基本方針 ・買い物ができるだけでなく、快適に住まうことを価値とした新しいタイプのショッピングゾー ンとする。

通りをオープンモール化し、モノの消費だけでなく、人とのコミュニケーションや 心地良く時間を過ごすことができる空間をつくる。 ・新しい暮らし方を楽しめる高感度な住人と商業環境が相乗することで、エリアのイメージを 変えてゆく。このことにより、近隣からの集客だけでなく、広域からの集客を呼び込む。

・子供から高齢者まで安心して暮らせる快適な住環境を提供する。 ■まちづくりのイメージ (公共空間) ・壁面線を一部後退し、大小の広場を配置 ・歩行者優先のモール化 ・建物との一体利用を促す街路樹・ストリートファニチャーの配置 まちづくり計画概要 地区面積 2.2ha 住 宅 290 戸 商業床 17,127 ㎡ 駐車場 約 400 台 既存の道路空間をコミュニティ空間として整備 フードマーケット&飲食 ファッション&生活文化 コミュニティサービス 生活サービス&雑貨 伝統文化・老舗 装飾&高級品 -- 30 of 35 -- 33 (商業) ・低層に商業テナントを配置 ・キーテナントを配置せず、高感度な日用品と本格専門店を集積する ・ショップフロントを通りに向けることを原則とし、街路ににぎわいを集積する。

路地の店舗も含 め、店‐店の移動には街路を介する (住宅/コミュニティー施設) ・2 階‐6 階に住宅およびコミュニティー施設を中庭型に配置 ・セミパブリックな空間を共用する良好なコミュニティーを形成 ・ゆったりとしたオープンスペースと身近な自然に触れ合える住まい (駐車場・その他) ・外周部に自走式駐車場を配置 ・1 階は商業利用とするほか、町並みを阻害しないファサードデザイン等に配慮する ・その他事務所、SOHO 等の需要に対応する ・隣接街区をはじめ周辺への波及と連動を促進する ■想定事業スケジュール 第 1 段階(H22 年度~) 第 2 段階(H24 年度~) 第 3 段階(H26 年度~) デザインコード ・地区計画案 (特定地区計画等) ・都市計画決定 (提案型) 事業スキーム ・準備組合設立 ・基本計画 ・都市計画決定 (提案型) ・組合設立 ・基本設計 ・事業計画認可 ・実施設計 ・権利変換決定 ・着工 MD 戦略 ・テナント検討 ・プレリーシング ・出店仮計画 ・入居 街路計画 ・基本計画 ・実証実験 ・関係者同意 ・基本設計 ・実施設計 ・整備工事 ■これまでの取組み ・平成 16~17 年度 「沼津市市街地総合再生基本計画作成調査」 を実施。

当該地区を重点プロジェクト地区 に位置づける。 ・平成 18 年度 「沼津町方町地区まちづくり検討会」発足。 ・平成 19 年度 「まちなか再生支援協力委員会」の開催など、 専門家を含めたまちづくりの検討を実施。 ・平成 20~21 年度 まちなか再生総合プロ デュース事業による支援を受け、具体的なまちづくりの検討を進める。

・平成 21 年 2 月 地元地権者等により、「株式会社 LSC 沼津みなみ」を設立。 -- 31 of 35 -- 34 ④沼津港界隈との連携強化 沼津駅から約 2kmの距離にある沼津港は、飲食街などを中心に年間約 100 万人が訪れて いる。沼津駅沼津港間にある狩野川も活用しつつ、多様で魅力ある動線をつくりだすことなど により沼津港への来街者が沼津駅の周辺を訪れるような仕掛けをつくりだし、にぎわいの創出 を図る。

⑤交通ネットワークの充実 ユニバーサルデザインの視点を取り入れたまちづくりを進めるとともに、沼津駅周辺の歩道 や交通施設のバリアフリー化、路線バスの利便性向上など、にぎわい拠点をつなぐ交通ネット ワークを強化し、沼津駅を中心とした公共交通機関の充実を図る。 駅北地域 JR 沼津駅 沼津駅周辺総合整備事業 東部コンベンションセンター 中央公園 セントラル パーク構想 まちの拠点 沼津港 -- 32 of 35 -- 35 2)コンベンションの振興 静岡県東部地域の持つ「医療機関、研究開発型企業の集積」「富士山・伊豆などの豊かな 自然環境」「東京から 1 時間の立地優位性」と、沼津市の持つ広域拠点性などの資源を活用 し、人、もの、情報の交流拠点となるコンベンションセンターの整備やコンベンションビューロー の活用をはじめとしたコンベンションの振興を図る。

3)まちを楽しみ快適にする多様な市民活動の推進 中心市街地は、住む人はもとより広く訪れる人々が様々な活動を繰り広げる場であり、このま ちづくりは、多様な担い手が主体的に取り組んでいくことが重要である。にぎわいを生むイベン トの展開や生涯学習、健康づくりをはじめまちづくりの様々な活動を推進する市民団体、NPO 法人などの活動を促進していく。

・基本方針と重点戦略の関係 広域拠点都市にふさわし い 魅力ある 都市 機能 の 集積 (交流人口の拡大) 多様なライフスタイルに 応える便利で快適な居 住環境の創造 (定住人口の確保) 1)うるおいとゆとりを感じる 回遊性の高いまちづくり ①沼津駅周辺総合整備事業 の推進 ②セントラルパーク構想の 推進 ③既存商業地の魅力向上 ④沼津港界隈との連携強化 ⑤交通ネットワークの充実 2)コンベンションの振興 3)まちを楽しみ快適にする多様 な市民活動の推進 -- 33 of 35 -- 36 ・中心市街地活性化基本計画の意義と役割 沼津市の目指す将来像 第 3 次総合計画 人が輝き、まちが躍動する交流拠点都市・沼津 ・県東部 120 万広域圏の都心 ・富士箱根伊豆を結ぶ交流拠点 ・便利で快適な都心居住の場 中心市街地の役割 中心市街地の課題・現状 ・相対的拠点性の低下 ・人 口 減 とサ ービ ス提 供 機 能 の低 下 ・建 物 の 老 朽 化 や交 通 環 境 の悪 化 活性化計画の重点戦略 ◆うるおいとゆとりを感じる回遊性 の高いまちづくり ・沼津駅周辺総合整備事業の推進 ・セントラルパーク構想の推進 ・既存商業地の魅力向上 ・沼津港界隈との連携強化 ・交通ネットワークの充実 ◆コンベンションの振興 ◆まちを楽しみ快適にする多様な 市民活動の推進 中心市街地の目指す将来像 人が輝き躍動するステージ 交流人口の拡大 定住人口の確保 中心市街地活性化基本計画 将来像の実現に向けた基本方針 ・広 域 拠 点 都 市 にふさわしい 魅力ある都市機能の集積 ・多様なライフスタイルに応える 便利で快適な居住環境の創造 都市計画マスタープラン 快 適 で活 力 あふれる都 市 空 間 の形 成 -- 34 of 35 -- 37 -- 35 of 35 --

2.中心市街地の位置及び区域PDF 0.8MB

沼津駅の周辺約227ヘクタールを、沼津市の中心市街地に指定しました。この地域にどんな商業や公共施設が集中しているかを説明しています。

背景沼津市が県東部地域の中心都市として発展する中で、中心市街地の重要性を明確にし、活性化施策の対象地域を定めるため。

  • 中心市街地は沼津駅を中心に、南北東西各1km程度の約227ha
  • 沼津市全体の小売商業の30%以上がこの地域に集中している
  • 市役所や県庁舎など主要な公共機関が複数立地している
  • 商店数が平成3年の1,117店から平成19年に718店へ減少
  • 年間販売額が1,334億円から754億円に約43%減少している
  • 歩行者通行量が平成6年から平成21年で約50%減少している

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37 2.中心市街地の位置及び区域 [1]位置 位置設定の考え方 首都から 100 ㎞圏にあり、京浜と中京の中間的な位置にある沼津市は、古くから陸上交 通及び海上交通の要衝であり、県東部地域の中心的な都市として発展してきた。 そのなかで、沼津駅を中心とする概ね半径1㎞の地区は、沼津市役所、静岡県東部総合 庁舎、国の合同庁舎などの公共機関をはじめ様々な都市機能の集積が行われるとともに、 主要な交通拠点である原駅と三島駅を結んだ東西軸及び沼津 IC と沼津港を結んだ南北軸 の中央に位置している。

また、沼津駅を中心に都市計画法上の商業地域が配置され、12 の商店街、百貨店やシ ョッピングセンターなどの大型店舗があり、この地域を囲むように都心環状道路が構成さ れている。 こうしたことから、沼津駅を中心とする地区を本市の中心市街地とする。 (位置図) 中心市街地の位置 JR 東海道新幹線 JR 東海道本線 JR 御殿場線 国道1号 JR 沼津駅 沼津港 狩野川 国道414号 JR 原駅 東名高速沼津 IC JR 三島駅 国道246号 -- 1 of 10 -- 38 [2]区域 区域設定の考え方 (1)区域の面積 約 227ha (2)区 域 沼津駅を基点として都心環状道路で囲まれた区域を中心に、行政機能、商業業務機 能、都市福利施設の集積・分布状況並びに都市計画法による商業地域及び近隣商業地 域を考慮し、区域図に示す範囲を中心市街地の区域とする。

(区域図) JR 沼津駅 凡 例 中心市街地の区域 -- 2 of 10 -- 39 [3]中心市街地要件に適合していることの説明 要 件 説 明 第 1 号要件 当該市街地 に、相当数の 小売商業者が 集積し、及び 都市機能が相 当程度集積し ており、その 存在している 市町村の中心 としての役割 を果たしてい る市街地であ ること (1)中心市街地の都市機能の集積の程度 中心市街地の区域は約 227ha で、沼津市における市街化区域面積 3,158ha の約7%ではあるが、商業、業務、行政など都市機能の集積が図 られている。

1)小売商業の集積状況 沼津市の小売商業のうち、30%以上の事業所数、従業者数、年間販売額 がある。 表 5 小売商業の現状 中心市街地 (A) 沼津市 (B) 対市割合 (A/B) 事業所数 718 事業所 2,078 事業所 34.6% 従業者数 4,306 人 13,628 人 31.6% 年間販売額 7,542 千万円 24,840 千万円 30.4% (資料:平成 19 年商業統計調査) 2)事業所の集積状況 沼津市における事業所のうち約 29%、従業者数のうち約 26%の集積が ある。

特に、金融・保険業においては約 58%の集積があり集中している。 表 6 事業所の状況 中心市街地 (A) 沼津市 (B) 対市割合 (A/B) 事業所数 3,580 事業所 12,328 事業所 29.0% 従業者数 31,440 人 118,963 人 26.4% (資料:平成 18 年事業所統計調査) 表 7 金融・保険業の状況 中心市街地 (A) 沼津市 (B) 対市割合 (A/B) 事業所数 152 事業所 264 事業所 57.6% (資料:平成 18 年事業所統計調査) -- 3 of 10 -- 40 3)行政・文化施設など公共施設の立地状況 中心市街地の区域内には、沼津市役所や国、県の出先機関など以下に挙 げる主要な公共公益施設が立地している。

沼津市役所、静岡県東部総合庁舎、沼津合同庁舎、キラメッセぬまづ、沼 津社会保険事務所、静岡県地方法務局沼津支局、沼津税務署、沼津労政 会館、サンウェルぬまづ(沼津健康福祉プラザ)、沼津市青少年教育センタ ー、沼津市保健センター、沼津市民体育館 市街化区域面積の7%程度にあたる中心市街地の区域内には、30%を超 える小売商業の従業員数、事業所数、年間販売額があり、50%を超える金 融・保険業が集積するとともに、沼津市役所や静岡県東部総合庁舎などの 主要な行政施設、公共施設等が立地している。

こうしたことから、沼津駅を中心とする本市の中心市街地は、商業・業務、 行政など都市機能が集積し、沼津市における中心的な役割を担っている区 域であるといえる。 -- 4 of 10 -- 41 第 2 号要件 当該市街地 の土地利用及 び商業活動の 状況等からみ て、機能的な 都市活動の確 保又は経済活 力の維持に支 障を生じ、又 は生ずるおそ れがあると認 められる市街 地であること (2)都市活動、経済活力の推移 1)低・未利用地の増加 中心市街地では、平面時 間貸し駐車場の増加が顕 著であり、平成 4 年と比べ 平成 19 年には 26 箇所増加 している。

そのうち、20 箇所につい ては、平成 4 年当時は店舗 や工場など建築物が存在 していた。 (資料:中心市街地活性化プロジェクトチーム調べ) 2)空き店舗数の増加 中心市街地における空き 店舗数は増加している。平 成 21 年には 73 店舗と、商 店街全体に占める空き店舗 率は 12.4%となっている。

※各年 4 月時点 (資料:沼津商工会議所調査) 3)事業所数、従業者数の減少 中心市街地の事業所数及 び従業者数は減少しており、 平成 18 年には、平成 3 年 に比べて、事業所数は約 77 %、従事者数は、約 85%と なっている。 (資料:事業所統計調査) 図20 中心市街地の事業所数・従業者数の推移 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 5,500 (事業所) 30,000 31,000 32,000 33,000 34,000 35,000 36,000 37,000 38,000 (人) 事業所数 4,666 4,505 4,215 3,580 従業者数 36,823 36,800 35,628 31,440 H3 H8 H13 H18 図19 中心市街地の空き店舗数の推移 0 10 20 30 40 50 60 70 80 (店舗)  0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 (%) 空き店舗数 21 33 41 37 32 35 43 38 73 空き店舗率 4.3 5.4 6.6 6.0 5.2 6.0 7.4 7.0 12.4 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 図18 中心市街地の平面時間貸し駐車場数 26 27 36 52 0 20 40 60 H4 H9 H13 H19 (箇所) -- 5 of 10 -- 42 4)商店数(小売業)の減少及び集積の低下 中心市街地における商店 数(小売業)及び市全域に占 めるシェアはともに減少し ている。

平成 19 年の商店数(小売 業)は 718 店となり、平成 3 年の約 64%となっている。 全市に占める中心市街地 の商店数(小売業)のシェア は、平成 3 年の 37%から、 平成 19 年には、約 35%へ低 下している。 (資料:商業統計調査) 5)年間商品販売額(小売業)の減少 中心市街地における年間商 品販売額(小売業)及び市全 域に占めるシェアはともに減少 している。

平成 19 年の年間商品販売 額(小売額)は、754 億 2 千万 円で平成3年(1,334 億 2 千万 円)に比べ約 43%減となって いる。 (資料:商業統計調査) 6)歩行者通行量の減少 継続調査を実施している 12 地点の歩行者数は減少を続け ている。 また、沼津駅から離れるほど 歩行者数が減少する現状にあ るため、歩行者をまちなか全 体へ促す必要がある。

(資料:歩行者通行量調査) 図21 中心市街地の商店数(小売業)の推移 500 700 900 1,100 (店) 32.0 33.0 34.0 35.0 36.0 37.0 38.0 (%) 商店数 1,117 1,071 950 831 718 シェア 37.0 36.6 35.9 34.9 34.6 H3 H6 H9 H14 H19 図22 中心市街地の年間商品販売額(小売業)の推移 5,000 7,000 9,000 11,000 13,000 15,000 (千万円) 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 (%) 販売額 13,342 13,195 10,919 9,540 7,542 シェア 44.0 42.9 37.1 35.5 30.4 H3 H6 H9 H14 H19 図23 中心市街地の歩行者通行量(12地点) 114,811 96,256 88,391 69,920 57,364 61,570 56,321 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 H6 H9 H12 H15 H18 H20 H21 (人) -- 6 of 10 -- 43 7)中心市街地の居住人口の減少 中心市街地の居住人口 は長期的には減少傾向に あり、平成 20 年からやや増 加を示したが、魅力的なま ちづくりによりなお都心部 への人口回帰を図っていく 必要がある。

※各年 4 月時点 (資料:沼津市住民基本台帳) このように中心市街地では、小売業における商店数ならびに年間商品 販売額の低下をはじめとし、事業所数や従業員数の減少、低・未利用地 や空き店舗の増加、歩行者通行量の減少傾向など経済活力の低下を示す 指標が相次ぎ、人、もの、情報が集積する場として機能的な都市活動を 確保し、経済活力を維持し続けることに支障が生じる恐れがある。

図24 中心市街地の居住人口 22,514 22,436 22,105 22,088 22,069 22,242 22,357 21,800 22,000 22,200 22,400 22,600 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 (人) -- 7 of 10 -- 44 第 3 号要件 当該市街地 における都市 機能の増進及 び経済活力の 向上を総合的 かつ一体的に 推進すること が、当該市街 地の存在する 市町村及びそ の周辺の地域 の発展にとっ て有効かつ適 切であると認 められること (3)市の方針との整合性 1)沼津市総合計画との整合性 第 3 次沼津市総合計画において、次のように基本構想及び基本計画を掲 げており、中心市街地活性化基本計画との整合性がある。

〈基本構想〉Ⅴまちづくりの方針 1情報創造とにぎわいのまち(情報・交流) ・人が集まるまち ②鉄道高架化を核とする沼津駅周辺総合整備事業を推進し、南北交通の 改善や、交流の拠点となる施設の整備を図ります。また、沼津の「顔」とな る中心市街地の魅力の向上に積極的に取り組み、都心居住を促進しま す。

〈基本計画〉Ⅲまちづくりの基本的方策 第1章 情報創造とにぎわいのまち 第2節 人が集まるまち 第2項 中心市街地の活性化と魅力ある空間づくり 市街地の周辺部への拡大や郊外型店舗の増加は、中心市街地の機能や 魅力の低下を招き、地方都市における共通の問題となっています。 そのような中で、本市の中心市街地は、県東部地域の広域的都心として 今後も地域の発展を牽引していく役割を担っています。

このため、これまで蓄積してきた商業や業務機能などの都市集積を土台 として、沼津駅周辺総合整備事業などにより都市機能の高度化を推進する とともに、狩野川などの自然環境を生かした、住んでも、働いても、訪れても 楽しい活力に満ちた魅力あふれるまちづくりを進めます。 (再掲、第3次沼津市総合計画から抜粋) -- 8 of 10 -- 45 2)沼津市都市計画マスタープランとの整合性 沼津市都市計画マスタープランでは、次のように都市づくりの目標、都 市整備の方針を記載しているため、中心市街地活性化基本計画との整合性 がある。

第 3 章 都市づくりの目標 3 将来都市構造 (2)将来都市構造の構成要素 ① 都市拠点 沼津駅や沼津港、沼津インターチェンジ及び原駅を中心とした地区 を、本市の玄関口として、また発展を牽引する核となる「都市拠点」 として位置づけます。 ◆ 沼津駅を中心とする地区 当地区は、本市の表玄関口であるとともに、多様かつ高度な都市的 サービスを提供する広域的な都心としての役割を担っています。

交通 拠点機能の向上や商業、業務、文化等、都市機能の充実・強化など、 総合的な整備を進めることにより、吸引力と拠点性を高め、人、物、 情報が集まり、様々な交流の舞台となる広域都市拠点の形成を目指し ます。 第4章 都市整備の方針 1 土地利用の方針 (2)用途区分と誘導方針 ① 都市的土地利用の用途別方針 a.住居系 地域住民と協力し、定住の魅力を高める居住空間の創出を目指します。

◆ 沼津駅を中心とする都心地区は、総合的な再整備により都市生活の魅 力を高め、都心居住の促進を図ります。 b.商業・業務系 商業・業務施設の集積は、本市の大きな魅力であり、中核都市としての拠 点性を支えています。今後も、交通が結節する駅周辺等の商業・業務機能 の充実、強化を図り、にぎわいにあふれた都市空間の形成を目指します。

◆ 沼津駅周辺は、鉄道高架事業、土地区画整理事業等による基盤整備 や南北市街地の一体化など、より有効な土地利用を図る環境整備を進め るとともに、市街地再開発事業等による土地の高度利用を図り、商業・業 務・文化・娯楽など多様な都市機能を備えた広域都市拠点の形成を図り ます。 (再掲、沼津市都市計画マスタープランから抜粋) -- 9 of 10 -- 46 (4)周辺地域への波及効果 沼津市は静岡県東部地域における広域的な商業、業務、行政、経済の中 心的な役割を担っており、今後も大規模な会議などに対応した会議場施設 をはじめ、県東部地域における交流の核となる機能の導入が予定される など拠点性の一層の向上が見込まれている。

本市の中心市街地が新たにこうした機能を持つことにより、市内及び 周辺に広がる富士箱根伊豆地域の観光産業やファルマバレー関連の学 術研究機関、企業群との連携と合わせ、地域活力のさらなる向上が見込 まれる。 また、本市中心市街地における商業集積をはじめとする生活関連サー ビスや公共サービス機能は、本市のみならず広域住民の生活に寄与する ものであり、現在進められている沼津駅周辺総合整備事業や東駿河湾環 状道路の整備などによる、沼津駅を中心とした地区と周辺地域とを結ぶ 道路交通網の一層の充実により、県東部地域全体の利便性向上が図られ るものである。

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3.中心市街地の活性化の目標PDF 1.6MB

この章は、沼津市の中心市街地を活性化させるための目標と達成方法を示しています。減少し続けている街への人通りを増やすこと(交流人口の拡大)と、中心市街地に住む人を増やすこと(定住人口の確保)を両立させることを目指しています。

背景歩行者数が11万4811人から5万7364人へ減少したことと、高齢化社会への対応が課題。

  • 東部コンベンションセンター整備による会議場・展示施設の設置
  • 沼津港との連携により観光客の中心市街地への流入促進
  • 歩行者自転車通行量を75,112人から76,700人へ増加(約2%増)
  • 多目的展示イベント施設の利用者数を約42万人から50万人へ増加(約19%増)
  • 中心市街地の居住人口を約6.5%増加させることを目標
  • 既存商店街や狩野川・中央公園を活用した魅力向上

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47 3.中心市街地の活性化の目標 [1]沼津市中心市街地活性化の目標 本市の中心市街地は、静岡県東部地域の拠点としての役割とあわせ富士箱根伊豆を背 景に首都圏をはじめとする全国から訪れる人々の交流によって、その活力が支えられ、 機能を高めてきた。この歩みと集積を踏まえ、今後も交流人口の拡大を目指していくこ とが重要である。

また、同時に高齢化社会に対応した安心安全で心豊かな生活の場として都心居住が見 直される中にあって、さらに多様なライフスタイルに応える生活空間の魅力を高め定住 人口の一層の確保を目指していく必要がある。 [2]計画期間の考え方 本基本計画の計画期間は、平成 21 年 12 月から事業の推進及び完了による活性化効果 が見込まれる平成 27 年 3 月までの 5 年 4 ヶ月とする。

[3]数値指標の設定の考え方 (1)「交流人口の拡大」に対する数値指標の考え方 目標とする交流人口の拡大は、まちのにぎわいの創造や集客施設の充実、交流拠点施 設の整備などによる成果として、中心市街地を訪れる人の変化や商業機能の充実により あらわされる。 そこで、過去のデータとの比較や定期的なフォローアップも考慮し「中心市街地の歩 行者自転車通行量(日曜日)」を指標とし、「多目的展示イベント施設の利用者数」を補助 指標とする。

(2)「定住人口の確保」に対する数値指標の考え方 目標とする定住人口の確保は、中心市街地にある自然環境を生かしたうるおいのある まちづくりや日常生活に便利な機能の集積など、まちの魅力を向上させる施策の実施に よる成果として、中心市街地の居住人口そのものにより端的にあらわされる。

そこで、過去のデータとの比較や定期的なフォローアップも考慮し、「中心市街地の 居住人口」を数値指標として設定する。 -- 1 of 22 -- 48 [4]具体的な数値目標の考え方 (1)「交流人口の拡大」 1)「中心市街地の歩行者自転車通行量(日曜日)」 ①数値目標 歩行者自転車通行量(日曜日)は、平成 6 年の 11 万 4,811 人から、大規模小売店舗 の相次ぐ撤退や建物の老朽化によるまちの魅力の低下、郊外型ショッピングセンターの 開業による影響などにより、平成 18 年には 5 万 7,364 人にまで減少を続けた。

このようななか、平成 20 年の調査では BiVi 沼津やイーラ de などの新たな商業施設 が開業したことによる効果により歩行者通行量が 6 万 1,570 人へと増加した。 しかしながら、平成 21 年の調査では、中心市街地におけるさらなる空き店舗の増加 などにより、歩行者通行量は 5 万 6,321 人とふたたび減少を示すなど依然として街を回 遊する歩行者数が減少する現状にある。

こうしたことから本計画においては、新たな来街拠点である会議場施設や展示イベン ト施設などからなる東部コンベンションセンターの整備をはじめ、多くの観光客が訪れ ている沼津港との連携により首都圏をはじめとする広域からの来街者を増加させると ともに、セントラルパーク構想や既存商業地の再生を促進することにより、沼津駅周辺 と連携するにぎわい拠点をさらに顕在化することにより人々の回遊を促すことで、減少 が続く歩行者通行量を増加へ転換させ、数値目標設定地点の歩行者数を現状の 7 万 5,112 人から 7 万 6,700 人へと増加させることを数値目標とする。

約 2%増 ②数値指標で設定する歩行者通行量調査地点と回遊性向上の考え方 本市は回遊性の高いまちづくりをめざしているが、これまでの歩行者通行量調査から は沼津駅から離れるほど歩行者数が減少する傾向が示されており、商店街やまちなか全 体へ歩行者の回遊を促していくことが課題となっている。

このような現状からまちの将来像としては、アーケード名店街周辺地域をはじめとし た再生まちづくりを推進することにより、複数の拠点を回遊する動線をつくりだし 12 の商店街を含むまちなか全体の歩行者数を増加させることをめざしている。 本計画期間内においては、新たに来街の核となる東部コンベンションセンターの整備 やセントラルパーク構想に基づく中央公園や狩野川を活用したにぎわいづくりなどが 進むことから、東部コンベンションセンターと沼津駅南地区とを結ぶ動線、さらに沼津 駅やイーラ de を中心とした地域と中央公園・狩野川とを結ぶ動線を既存の商店街との 連携などにより充実させることで歩行者を回遊させることを目指していく。

現状数値 75,112 人 (平成 21 年度) 数値目標 76,700 人 (平成 26 年度) -- 2 of 22 -- 49 こうしたことから、これらの地域を結ぶ動線上にあたる 12 地点の歩行者通行量を数 値指標として設定する。 ③回遊性向上の考え方と歩行者通行量調査地点 歩行者通行量調査地点 商店街 (数値目標設定地点) 東 部 コ ンヘ ゙ンショ ン セ ンタ ー イーラde JR沼津駅 セントラル パ ーク構想  再生ま ち づ くり -- 3 of 22 -- 50 ④数値目標設定の考え方 ⅰ:にぎわい拠点の創出と連携による回遊の増加 沼津駅北口周辺では旧国鉄施設跡地を活用して、平成 10 年に多目的展示イベント施 設「キラメッセぬまづ」が整備され、平成 18 年に商業施設「BiVi 沼津」がオープンし た。

さらに、県と市が民間活力の導入を図りながら、国際会議や全国レベルの学会の開催 が可能な会議場施設や展示イベント施設、市民交流施設等の整備を進めるなど、新たな 都市機能の導入による一層のにぎわい拠点の形成が目指されている。 また、こうした駅北地区の拠点施設による来街者数の増加とあわせ、集客の核となる 既存商店街の再生や狩野川・中央公園などの地域資源の活用によって創造される駅南地 区のにぎわい拠点を連携させることにより、回遊性に優れたまちづくりを展開し、歩行 者通行量を増加させる。

東部コンベンションセンター鳥瞰図 -- 4 of 22 -- 51 《東部コンベンションセンター整備事業概要》 建物構造・規模 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 最高高さ 55m 総延床面積 49,265 ㎡ 施設の種類 延床面積 機能等 会議場施設 14,342 ㎡ メイン会議室(最大収容人数 約 1,300 人) 大会議室(最大収容人数 約 400 人) 中小会議室 12 室(最大分割時 19 室) 駐車場 170 台 展示イベント施設 市民交流施設 8,400 ㎡ 展示面積 約 3,800 ㎡ 市民ギャラリー 約 500 ㎡、市民サロン等 駐車施設 10,579 ㎡ 500 台 ホテル 7,910 ㎡ 13 階建 客室総数 100 室程度、宴会場、レストラン等 分譲マンション 8,034 ㎡ 14 階建 80 戸程度 (a)会議場施設と展示イベント施設の整備による来街者数の増加 267,000 人/年※1+79,000 人/年※2=346,000 人/年 ※1:会議場施設来場者による増加分(静岡県東部コンベンションセンター整備事業に かかる需要予測から) 2,875 人(最大収容人数計)×325 日(年間利用可能日数※ⅰ) ×28.6%(人数稼働率※ⅱ)=934,375 人/年×28.6%≒267,000 人/年 ※ⅰ:静岡県コンベンションアーツセンターの実績値を採用 ※ⅱ:同種同規模の会議場施設である岡山コンベンションセンター「ママカリフォーラ ム」の実績平均値を採用 ※2:多目的展示イベント施設利用者の増加分 詳細は P58「多目的展示イベント施設の利用者数」 (b)歩行者通行量の増加 ア:施設整備による1日当たりの来街者数の増加 346,000 人/年÷365 日≒1,000 人/日…1日あたり約 1,000 人増 イ:歩行者通行量の増加 1日当たりの歩行者通行量の増加 1,000 人×20%※3×12/2※4 地点=1,200 人 ※3:コンベンションセンターから商店街や狩野川、中央公園など沼津駅の南側へ向 け回遊する割合。

平成 18 年に実施したキラメッセぬまづ来場者アンケートに て、「今日は周辺の施設に立ち寄るか」との問いに、27%が周辺施設に立ち寄 -- 5 of 22 -- 52 ると回答していることを踏まえ、20%が歩行者通行量に反映されるものと想 定。 ※4:12 地点の歩行者通行量調査地点のうち半数程度を通過するものと想定。

(c)東部コンベンションセンターの整備により期待される効果 会議場施設、展示イベント施設、宿泊施設等を総合的に整備することで、国際会議や 全国レベルの学会の開催など、これまでの展示イベント施設のみでは対応できなかった 大会、見本市などの開催が可能となる。 この結果、来街者が増加し、アフターコンベンションとしての宿泊、飲食や観光関連 の物販の振興など、中心市街地の商業の底上げが図られるものと期待される。

ⅱ:沼津港との連携 沼津港周辺は飲食店街や土産物店を中心に年間約 100 万人の入込み客数があり、多く の観光客でにぎわっている。平成 19 年には、市場にセリの様子が見学できる通路や食 堂などの観光機能を備えた水産複合施設「沼津魚市場 INO(イーノ)」、平成 21 年 4 月 には飲食店や海産物店などからなるマーケットモール「沼津みなと新鮮館」が開業し、 今後も旅客ターミナルなどの整備が予定されているため、集客数の一層の増加が見込ま れている。

また一方では、来訪者の多くが車を使用するため、時間帯によっては駐車場待ち車両 により周辺道路にまで広がる交通混雑が発生している。 このような沼津港への来訪者を沼津駅周辺の駐車場利用へ促すとともに、沼津駅から 沼津港の間に、まち歩きの際に必要となる休息・トイレ・情報提供の機能を備えたスポ ットを提供する「えきみなとぶらりまち歩き事業」、沼津駅と沼津港の間を結ぶ我入道 の渡し船やバス路線の利便性の向上などの沼津駅沼津港間の連携を図る事業を実施し、 中心市街地の歩行者通行量の増加を図る。

6,500 人×10%※1×4 地点※2=2,600 人 休日一日当りの沼津港入込み客数は約 6,500 人となっている。このうち、中心市街地 の駐車場利用の促進などにより約 10%が沼津駅南地区を中心に来街し、歩行者通行量 調査地点 4 地点を通過すると想定する。 ※1:平成 18 年度に実施した沼津港来訪者アンケートから「沼津港来訪者の 32%が駐 車場不足に対して不満を持つ」との結果をもとに、不満を持つ層の概ね 1/3 を中 心市街地の駐車場へ誘導することを想定し、32%の 1/3 程度の 10%とした。

※2:利用が想定される沼津駅周辺の駐車場から沼津港までの徒歩での移動や沼津港行 きのバス乗り場まで、徒歩で移動すると想定すると歩行者通行量調査地点を片道 2 地点、往復 4 地点程度を通過することから推計した。 -- 6 of 22 -- 53 資料:沼津港港湾振興ビジョン ⅲ:居住人口の増加による効果 東部コンベンションセンター整備事業やセントラルパーク構想の推進、町方町・通横 町・大門町地区の再生まちづくりなどによるまちの魅力の向上や地区計画制度を活用し た土地区画整理事業などとともに、まちづくりの進展とあいまった民間事業者による共 同住宅の供給により、中心市街地の居住人口の増加を図ることで、買物や通勤通学、散 歩など日常的な利用を含めた歩行者通行量を増加させる。

75,112 人×24%※1×6.5%※2≒1,200 人 ※1:中心市街地の歩行者のうち、24%の来街者は1km 未満の距離圏からの来街(≒ 中心市街地の居住エリアからの来街)であるため。・・・平成 17 年中心市街地診 断・助言事業調べ ※2:中心市街地の居住人口を約 6.5%増加させる目標 -- 7 of 22 -- 54 ⅳ:まちの魅力向上 町方町・大門町・通横町地区の再生まちづくりによる商業機能の充実と新たなコミュ ニティーの創出、セントラルパーク構想の推進による中央公園の整備や老朽化した護岸 を親水性のある護岸に改修する狩野川護岸修景整備事業を進めることにより中心市街 地の魅力を向上させる。

また、空き店舗数の削減やまちなかの緑化を推進する花いっぱいのまちづくり推進事 業により歩いて楽しいまちづくりを進めるとともに、中央公園にぎわい創出事業をはじ めとする中心市街地を舞台にしたイベントの開催などにより来街の動機を高め歩行者 通行量の増加を図っていく。 65,426 人※1×1.0%※2≒600 人 ※1:平成 21 年度歩行者通行量調査の沼津駅南側 10 地点の合計値 ※2:平成 21 年 3 月に実施した沼津今昔ウォークラリーの参加者数調査や中央公園に ぎわい創出事業によるまちあるきポストカードによる来店者調査などから、歩行 者通行量を約1%押し上げる効果があるため。

ⅴ:過去からの傾向による歩行者通行量の減少 歩行者通行量は減少傾向が継続しており、平成 20 年度から数値目標設定調査地点と してデータをまとめている地点においても同様に減少している。 平成 21 年度以降においても歩行者通行量の増加へ向けた施策を実施しないと想定し た場合、今後も歩行者通行量が減少するものと想定される。

数値目標調査地点における平成 20 年度から平成 21 年度の減少率は約 1.4%となって いる。この減少率を踏まえると、今後も何も講ずることなく推移すれば、少なくとも 5 年間で歩行者数約 4,000 人の減少が想定される。 ・数値目標設定地点の平成 20~21 年度の歩行者通行量の減少率 (76,159 人〈H20〉-75,112 人〈H21〉)/76,159 人(H20)≒1.4%/年 -- 8 of 22 -- 55 ⅵ:各項目の集計 ⅰからⅴまでの集計値と現状の歩行者通行量から 76,700 人を数値目標として設定す る。

項 目 増減数 ⅰ:にぎわい拠点の創出と連携による回遊の増加 1,200 人 ⅱ:沼津港との連携 2,600 人 ⅲ:居住人口の増加による効果 1,200 人 ⅳ:まちの魅力向上 600 人 ⅴ:過去からの傾向による歩行者通行量の減少 △4,000 人 合 計 1,600 人 76,700 人(平成 26 年度数値目標) (75,112 人〈現状〉+1,600 人〈増加分〉=76,712 人) -- 9 of 22 -- 56 図 25 歩行者通行量の増加に寄与する事業と商店街の位置 中心市街地の区域 大規模小売店舗(店舗面積 5,000 ㎡以上) 商店街 〈各商店街にて実施される事業〉 ・美しい街並みづくり事業 ・七夕ワイワイ ・まちづくりイベント推進事業 ・よさこい東海道開催事業 ・ぬまづオレンジサーカス ・イベント時の駐車料金サービス (都)納米里本田町線道路改良事業 自転車走行環境モデル地区事業 沼津っ子ふれあいセンター運営事業 静岡県東部地域コンベンションビューロー 運営事業、起業創業支援事業 ぬまづ産業振興プラザ運営事業 ぬまづ健康福祉プラザ管理運営事業 NPO 活動支援事業 中央公園にぎわい創出事業、中央 公園整備事業、沼津夏まつり、緑 化推進、よさこい東海道 公共交通活性化対策事業 沼津駅周辺人にやさしい まちづくり推進事業 沼津駅 沼津駅周辺土地区画整理事業 狩野川左岸経路整備事業 まちの情報館運営事業 町方町・大門町・通横町地区まち づくり推進事業、緑化推進 我入道の渡し管理運営事業 高速バスの運行 双葉町公園整備事業 よさこい東海道開催事業 緑化推進 港、湧水、せせらぎウォーク よさこい東海道、ウィンターステ ージ、ぬまづサマーガーデン えき~みなとぶらりまち歩き事業 よさこい東海道 緑化推進 花いっぱいのまちづくり推進事業 沼津駅付近連続立体交差事業 こいのぼりフェスティバル 狩野川護岸修景整備事業 至沼津港 東部コンベンションセンター整備事業 商工会議所会館建設事業 -- 10 of 22 -- 57 ④フォローアップの考え方 歩行者通行量については、3 年ごとに実施している歩行者通行量調査のデータを根拠 としているが、計画期間内においては、中間年である平成 23 年度及び目標年である平 成 26 年度に加え平成 25 年度において状況を把握するため歩行者通行量調査を行う。

また、平成 23 年度と平成 25 年度の確認結果を踏まえ数値目標の達成に向けて、中心 市街地活性化協議会、市等が一体となって点検評価を行い、必要に応じて施策の見直し を行い、効果的な事業の推進を図る。 -- 11 of 22 -- 58 2)「多目的展示イベント施設の利用者数」…補助指標 ①数値目標 現在の多目的展示イベント施設「キラメッセぬまづ」の平成 11 年度から平成 20 年度 の平均利用者数は約 42 万 1,000 人、年平均稼働率 74%となっており、高い稼動率を維 持している。

新たな多目的展示イベント施設の整備においては、現施設の持つ利便性を確保しつ つ、音響や調光等の課題を改善することや隣接地に整備される会議場施設との連携によ り年間 50 万人の利用者数を数値目標として設定する。 約 79,000 人増 約 19%増 ②数値目標設定の考え方 ⅰ:キラメッセぬまづから引き継がれる利用者 現施設の利便性を確保した施設の整備により、これまでの実績や確立した高いリピー ター率から整備後の施設でも、従来どおりの稼働率と今までと同等の利用者数が確保さ れると見込む。

約 421,000 人…現在の多目的展示イベント施設の年間平均利用者数 (平成 11~20 年度の平均) ※平成 10 年度は 6 ヶ月間の営業 資料:キラメッセぬまづ利用状況調べ 年度 開館日数(日) 稼動日数(日) 利用件数(件) 稼働率(%) 入場者数(人) リピーター率(%) 10 182 135 55 74.2 351,282 - 11 366 281 101 76.8 563,537 47.1 12 365 261 117 71.5 508,810 56.9 13 365 251 113 68.8 400,696 69.1 14 365 277 135 75.9 469,443 75.8 15 366 293 147 80.1 463,243 77.3 16 365 262 145 71.8 351,923 64.4 17 365 268 143 73.4 360,783 71.4 18 365 279 153 76.4 303,574 74.3 19 366 283 163 77.3 418,913 64.4 20 365 249 150 68.2 367,254 87.7 合計 3,835 2,839 1,422 74.0 4,559,458 69.1 現状数値 約 421,000 人 (平成 11 年度~ 20 年度の平均) 数値目標 500,000 人 (平成 26 年度) -- 12 of 22 -- 59 ⅱ:会議場施設との連携 新たな多目的展示イベント施設は、隣接地に整備される会議場施設と連携した利用が 可能な形態であるため、国際会議や各種団体の全国大会など会議場施設との一体的な利 用が見込まれる大規模なコンベンションを誘致することにより、利用者の増加を図って いく。

約 4,000 人 ・・・収容人員 1,300 人(会議場施設メイン会議室)×3回 ⅲ:施設改善による利用の拡大 現施設の屋根は光の透過する膜構造であるため、昼間に映像やスクリーンを用いたイ ベントでは遮光・調光が行えないなどの課題がある。また、分割利用時には簡易パーテ イションを設置する形での対応であるため、同時に開催される催しとの間で音響、遮音 の問題が生じるなどイベント開催に当って制限や支障があった。

新たな施設では可動式間仕切り壁による完全な分割が可能となるなど、音響や調光の 問題が改善されるため、今まで対応できなかったイベント利用の増加を想定する。 34,000 人 ・・・1,400 人※1×24 件※2=33,600 人 ※1:イベント 1 件当たりの平均利用者数(平成 11~20 年度の平均利用者数 420,826 人を年平均イベント数 303 回で除した値) ※2:年間 24 件のイベントが増えると想定(キラメッセぬまづ職員の予約受付時の 状況から想定:音響・遮光等の問題で同時開催ができず受付を断るケースが多いとき には月2~3件程度ある) ⅳ:新設される市民ギャラリーの利用者 市民ギャラリーの利用者数は、市民の美術・芸術活動等の展示の場として利用されて いる沼津市民文化センター「展示室」の利用状況から想定する。

沼津市民文化センター「展示室」 1室 225 ㎡(平成 16~20 年度実績平均) ・利用者数 30,700 人 ・利用件数 32 件 ・稼動日数 167 日(営業日 340 日≒49 週) 以上から ・1 件当たりの利用日数 約 6 日/件(167 日/32 件) ・1 件当たりの利用者数 約 960 人/件(30,700 人/32 件) -- 13 of 22 -- 60 1 件あたり 6 日間の開催から、週単位での利用が主として見込まれるため1件を 1 週の利用とすると、年間 32 週の利用となる。

営業日数 340 日から年間の営業週は 49 週であるため、週単位での稼働率は約 65% (32 週/49 週)となる。 新設される市民ギャラリーは、利便性の高い駅前に設置されることや、市内の公設 ギャラリーや県内外の類似施設の稼動率から、年間営業 49 週のうち、約 80%(約 39 週)の稼動を見込む。

39 週(39 件)の利用を想定すると、1 件あたり 960 人の利用者数から年間約 38,000 人の利用者数が見込まれる。 39 件×960 人=37,440 人≒38,000 人 ⅳ:各項目の集計 ⅰからⅳの集計値から年間 500,000 人を数値目標として設定する。 項 目 数 値 ⅰ:キラメッセぬまづから引き継がれる利用者 約 421,000 人 ⅱ:会議場施設との連携 約 4,000 人 ⅲ:施設改善による利用の拡大 約 34,000 人 ⅳ:新設される市民ギャラリーの利用者 約 38,000 人 ③フォローアップの考え方 多目的展示イベント施設の利用者数については、イベントごとに利用者数を集計し年 度ごとにまとめている。

毎年度の利用状況を的確に把握するとともに、目標達成に向け 適切な措置を講じる。 500,000 人(平成 26 年度数値目標) (約 421,000 人(現状)+76,000 人=497,000 人) -- 14 of 22 -- 61 (2)「定住人口の確保」に関する数値目標の考え方 1)「中心市街地の居住人口」 ①数値目標 長期的に減少傾向にある中心市街地の居住人口は、ここ数年の沼津駅周辺における分 譲マンション供給などによる都心居住回帰の傾向を反映し、平成 20 年から増加を示し たが、このことによりこれまで長く続いた減少傾向が反転し、今後も継続的に増加が続 くとは想定できない。

このような状況にある中心市街地の居住人口の一層の増加を図るため、高齢者向け優 良賃貸住宅供給促進事業や土地区画整理事業の推進とともに、魅力あるまちづくりによ りさらなる民間の住宅供給を誘導し、居住人口の約 6.5%の増加、2 万 3,850 人を目標 とする。 約 1,500 人増 約 6.7%増 図26 中心市街地の居住人口の実績値と目標値 23,764 23,537 23,144 23,000 22,67622,625 22,790 22,550 22,357 22,514 22,436 22,10522,088 22,069 22,242 22,357 22,000 22,200 22,400 22,600 22,800 23,000 23,200 23,400 23,600 23,800 24,000 H6 H8 H10 H12 H14 H16 H18 H20 H22 H24 H26 (人) 目標値 23,850 現状数値 22,357 人 (平成 21 年度) 数値目標 23,850 人 (平成 26 年度) -- 15 of 22 -- 62 ②数値目標設定の考え方 ⅰ:都心型住宅の供給 ここ数年の地価安定の状況のもとで、中心市街地では分譲マンション等の住宅供給 が進んでいる。

さらに、町方町・通横町・大門町地区の再生まちづくりによる商業機能 の充実と新たなコミュニティーの創出、人にやさしいまちづくり推進事業などを進める ことにより中心市街地に住むことの魅力を向上させるとともに、高齢者向け優良賃貸住 宅供給促進事業などを進め、民間事業者による住宅供給を一層促進し、居住人口の増加 を図る。

80 戸×2.3 人/戸×5 年≒900 人 中心市街地における分譲マンションの供給が過去 5 年間に年平均 80 戸程度あること に加え、現在建築中や建築予定の案件を勘案すると今後も同程度の供給戸数が見込まれ る。 また、分譲マンション 1 戸あたりの入居者数は 2.3 人となっている。

(中心市街地活 性化PJT調べ) 中心市街地の分譲マンション供給戸数 年 度 16 17 18 19 20 平均 供給戸数(戸) 0 102 107 74 138 84.2 (資料:中心市街地活性化PJT調べ) 中心市街地の分譲マンション建設見込み 竣工予定年月 立地場所 戸数 備考 平成 21 年 12 月 沼津市高島町 46 戸 完成済 平成 22 年 3 月 沼津市魚町 80 戸 建築中 平成 22 年 12 月 沼津市高沢町 30 戸 建築中 平成 23 年 1月 沼津市浅間町 95 戸 建築中 平成 26 年度 沼津市大手町 80 戸 東部コンベンションセンター (資料:中心市街地活性化PJT調べ) -- 16 of 22 -- 63 ⅱ:土地区画整理事業による土地利用の高度化 沼津駅周辺の土地区画整理事業を推進することにより、有効活用されていない土地の 高度利用を促進し、居住者人口の増加を図る。

200※1+100 人※2=300 人 ※1:沼津駅南第一地区土地区画整理事業 ※2:静岡県東部拠点第一地区土地区画整理事業 居住人口の目標値 区域 平成 18 年現在 目標値 沼津駅南第一地区 土地区画整理事業区域 122人 330人 (平成 24 年) 静岡県東部拠点第一地区 土地区画整理事業区域 約400人 500人 (平成 23 年) (資料:沼津駅周辺土地区画整理事務所) (a)沼津駅南第一地区土地区画整理事業区域 沼津駅南第一地区土地区画整理事業は、道路、水路、公園等の公共施設の整備改善と 土地利用の高度化を促進し、静岡県東部地域の中核的都市にふさわしい魅力ある市街地 の形成を図ることを目的としている。

地区内将来人口は宅地面積に中心部の人口密度を乗じることによって算出する。 全体面積は 1.34ha で、中層建築物地区 0.54ha、駐車場地区 0.13ha、その他地区 0.67ha となっており、駐車場想定街区については宅地面積から除く。 ○中層建築物地区 面積 0.54ha 容積率 400% 建蔽率 80% 集合住宅1戸当り平均規模 約 85 ㎡ 専用床面積率 80% 共同住宅一世帯あたり人員 2.3 人 5,400 ㎡×3(3・4・5 階)×0.8×0.8÷85 ㎡×2.3 人/戸≒280 人 ○その他地区人口 中心市街地にある第一校区人口密度 71 人/ha 0.67ha×71 人/ha≒47 人 ○合計 280 人+47 人=327 人≒330 人 -- 17 of 22 -- 64 (b)静岡東部拠点第一地区土地区画整理事業区域 静岡県東部拠点第一地区土地区画整理事業に際しては、地区計画を策定し沼津駅北口 駅前広場や都市計画道路等の都市施設の計画的な整備とあわせて、沼津駅周辺地区にふ さわしい魅力ある新しいまちづくりが進められている。

土地利用の方針として、にぎわいと活気のある商業・業務施設等を誘導するとともに 幹線道路以外では、良好な住環境に配慮した都市づくりを目指している。 また、建築物等に関する事項では、建築物の敷地面積の最低限度を定めるとともに、 幹線道路に面した建築物には高さの最低限度を定めている。

静岡県東部拠点第一地区は、拠点施設用地、商業地、低層住宅地、商業業務地に区分 される。居住地域としては、低層住宅地 0.39ha ならびに商業業務地 1.56ha を想定し、 商業地と拠点施設用地に居住人口はないものとする。(拠点施設用地の分譲マンション 居住人口は都心型住宅の供給項目で集計。

) ○低層住宅地人口密度 沼津駅周辺地区宅地一戸当り面積 174 ㎡/戸 沼津市平均世帯人員 2.9 人/戸 10,000 ㎡÷174 ㎡×2.9 人/戸=166 人/ha≒170 人/ha ○商業業務地 商業業務地は将来用途を近隣商業地(200/80)と想定し、集合住宅地※1と商業施設 等の建設割合を1:1と想定するため、人口密度を集合住宅地の 1/2 となる 260 人/ha とする。

※1:集合住宅地人口密度 集合住宅地は、容積率 200%、建蔽率 80%、専用床面積率 80%、集合住宅平均規模 85 ㎡(周辺事例より想定)、共同住宅平均世帯人員 2.3 人とし人口密度を想定する。 10,000 ㎡×3(1・2・3 階)×0.8×0.8÷85 ㎡×2.3 人/戸=519 人/ha≒520 人/ha 低層住宅地 0.39ha×170 人/ha= 66 人 商業業務地 1.56ha×260 人/ha=406 人 ○合計 66 人+406 人=472 人≒500 人 -- 18 of 22 -- 65 ⅲ:居住環境のアピール 中心市街地における生活関連サービス機能の一層の充実をはじめ、人にやさしいまち づくりや緑化の推進などにより居住環境の向上を進めるとともに、東部コンベンション センターの整備やよさこい東海道など各種イベントの開催による広域からの来街者を 増加させること、首都圏で本市を PR する無料広報誌の配布などにより、首都圏からの 至近性と恵まれた気候環境条件を生かした居住の場としての住みやすさをアピールす ることにより、居住人口の増加を図る。

2,000 人/年×3%×5 年=300 人…居住環境のアピールによる増加 中心市街地への転入・転居者は年間 2,000 人程度となっている。沼津市への転入者ア ンケート調査からは、 「鉄道道路などの交通の便が良く、通勤・通学に便利」 「まちに緑 が多く自然環境がよい」 「デパートやショッピングセンター、スーパーなどがあり便利」 などまちなかの魅力が沼津市を選択する理由となっていることから、さらなるまちの魅 力の向上とアピールにより、中心市街地への転入・転居者を年間 3%増加させる。

沼津市への転入者が沼津市を選んだ理由 沼津市を選んだ理由 % 親や祖父母など縁故のある人がいたり、以前に住んだことがある 29 鉄道道路などの交通の便が良く、通勤・通学に便利 22 都市の規模がちょうどよく、住みやすそう 9 まちに緑が多く自然環境がよい 7 デパートやショッピングセンター、スーパーなどがあり便利 7 安全で治安がよく、地域の人たちが親切そう 4 物価や地価、家賃が安い 4 その他 18 (資料:沼津市人口動態調査分析報告書) 中心市街地への転入・転居者 年度 転入者 転居者 計 18 1,014 人 919 人 1,933 人 19 1,045 人 1,044 人 2,089 人 20 1,077 人 1,000 人 2,077 人 (中心市街地活性化 PJT 調べ) -- 19 of 22 -- 66 ⅳ:各項目の集計 ⅰからⅲの集計値と現状の居住者人口から 2 万 3,850 人を目標値として設定する。

項 目 増加人数 ⅰ:都心型住宅の供給 900 人 ⅱ:土地区画整理事業による土地利用の高度化 300 人 ⅲ:居住環境のアピール 300 人 合 計 1,500 人 ③フォローアップの考え方 民間の分譲マンション等の建設予定や賃貸住宅の供給数、土地区画整理事業の進捗状 況を的確に把握するよう常に情報収集に努めるとともに、中心市街地の居住人口は住民 基本台帳を根拠としているため、毎年度数値目標の達成状況を確認する。

また、平成 23 年度、平成 25 年度の確認結果を踏まえ、数値目標の達成に向けて、中 心市街地活性化協議会、市等が一体となって点検評価を行い、必要に応じて施策の見直 しを行い、効果的な事業の推進を図る。 22,357 人(現状)+ 1,500 人(増加数)≒ 23,850 人 (平成 26 年度数値目標) -- 20 of 22 -- 67 交流人口の拡大 ~来る人を増やす~ 定住人口の確保 ~住む人を増やす~ ①来街の拠点・目的地の創造 ②広域からの来街の 利便性の向上 ⑥車利用での来街の 円滑化や利便性の向上 ③近隣からの来街の 利便性の向上 ④市民や商業者の活動拠点 の提供や支援 ⑤商店街の魅力の アピールや情報提供 ⑦既存の施設・資源の 魅力の向上 ⑨歩行及び自転車での移動の 円滑化や利便性の向上 ⑩沼津の魅力のアピール ⑧沼津港との連携、 動線づくり ⑪うるおいある美しい 街並の創造 ⑫魅力的なイベントの 展開、支援 ⑬商店街・個店の魅力向上 ⑭子育て環境の向上 ⑮住環境の向上 ⑯住宅整備の支援 ⑰民間による住宅等の供給 中心市街地活性化の目標と事業の位置づけ 《目標》 《目標達成への手法》 《事業の目標達成手法への位置づけ》 事 業 手法番号 仲見世商店街空店舗対策事業 (54) 空ビルのリノベーション ①⑬ 沼津商工会議所会館建設事業 (55) 新会議所会館の建設 ④ 商店街大型店連携事業* (56) 共同でのイベントや販売促進活動 ⑫⑬ 空き店舗対策事業* (57) 空き店舗情報の収集と情報提供 ⑬ 中心市街地活性化出店促進事業* (58) 店舗改装費の一部補助 ⑬ 沼津自慢屋運営事業 (59) アンテナショップの運営 ⑩ テナントミックス運営事業 (60) 空き店舗を活用したテナントミックス ⑤ 沼津駅沼津港間連携事業 (61) 沼 津 港 沼 津 駅 間 の バ ス 利 便 性 の 向 上 な ど ⑦⑧ レンタサイクル導入事業 (62) レンタサイクル導入事業 ⑧ えき~みなとぶらりまち歩き事業 (63) まちかどスポットの整備 ⑧⑨ (64) 自転車タクシー・人力車等の導入 ⑧ 我入道の渡し船管理運営事業 (65) 狩野川を利用した渡し舟の運行 ⑧⑩ アーケード名店街ついたち市 (66) 朝市の開催 ⑤ あげつち稲荷市 (67) 手づくり市の開催 ⑤ 静岡県東部地域 コンベンションビューロー運営事業 (68) 各種コンベンションの静岡県東部への誘致 ⑩ 起業創業支援事業 (69) IT 起 業 家 などに 廉 価 なスペースの提 供 な ど ④ ぬまづ産業振興プラザ運営事業 (70) 起業創業の支援、異業種交流の促進 ④ (71) 公開講座セミナー等の開催(県立大ビジネス講 座、東部インターカレッジ等) ①④ イベントの開催 (72) 中央公園にぎわい創出事業 ⑩⑫ (73) 沼津夏まつり ⑩⑫ (74) よさこい東海道開催事業 ⑩⑫ (75) ぬまづサマーガーデン ⑩⑫ (76) 港、湧水、せせらぎウォーク ⑩⑫ (77) ウィンターステージ ⑩⑫ (78) こいのぼりフェスティバル ⑩⑫ (79) 沼津自慢フェスタ開催事業 ⑩⑫ (80) 沼津アート名店街事業 ⑩⑫ 緑化推進 (81) 中央公園 ⑪ (82) 蛇松緑道 ⑪ (83) あげつち商店街 ⑪ (84) アーケード名店街 ⑪ (85) 狩野川左岸 ⑪ まちあるきステーション運営事業 (86) まちあるきを便利にする施設と情報提供機能 ①⑩ ものづくり体験館運営事業 (87) ものづくりの技能や技術を体験できる施設運営 ① まちなかアウトドア発信事業 (88) 地域の魅力を情報発信する拠点施設 ①⑩ 狩野川にぎわい創出事業 (89) 狩野川河川空間の利用調整と利用促進 ① コミュニティカフェ運営事業 (90) 地域コミュニティ・情報拠点となるカフェの運営 ①④ 沼津ナイトマーケット (91) 夜市の開催 ⑤⑫ 沼津バル「呑み歩いていいとも!」* (92) まちバルの開催等 ⑩⑫ 沼津まちづくりゼミナール* (93) まちゼミの開催 ⑤ 高島町宿泊施設建設事業 (94) ホテル建設 ⑰ 公共交通活性化対策 (95) 循環バス運行支援事業 ③ (96) 環境定期券制度* ③ (97) 高齢者バス割引定期券制度* ③ 高速バスの運行 (98) 東京・成田や京都・大阪方面への高速バスの運行 ② 事 業 手法番号 沼津駅北拠点地区暮らし・にぎわい 再生事業 (1) 展示イベント施設 ① (2) 市民交流施設 ① (3) 駐車施設 ⑥ 東部コンベンションセンター整備事業 (4) 会議場施設 ① (5) ホテル ② (都)納米里本田町線道路改良事業 (6) 道路改良工事 ⑥⑨ 双葉町公園整備事業 (7) 双葉町公園を拡大整備 ⑪⑭⑮ 沼 津 駅 南 第 一 地 区 土 地 区 画 整 理 事 業 (8) 土地区画整理事業 ⑥⑨⑪⑮ 静 岡 東 部 拠 点 第 二 地 区 土 地 区 画 整 理 事 業 (9) 土地区画整理事業 ⑥⑨⑪⑮ 東駿河湾広域都市計画都市高速鉄道事業東 海旅客鉄道東海道本線及び東海旅客鉄道御 殿場線(沼津駅付近連続立体交差事業) (10) 鉄道高架事業 ⑥⑨ JR 東海道本線・JR 御殿場線 沼 津 駅 南 第 二 地 区 土 地 区 画 整 理 事 業 (11) 土地区画整理事業 ⑥⑨⑪⑮ 静 岡 東 部 拠 点 第 一 地 区 土 地 区 画 整 理 事 業 (12) 土地区画整理事業 ⑥⑨⑪⑮ 町方町・大門町・通横町地区 まちづくり推進事業 (13) 市街地再開発事業 ⑥⑨⑪⑯ (14) 地域の再生へ向けたまちづくりの推進 ⑪⑬⑮ 中央公園整備事業 (15) 中央公園の整備 ⑦⑪ 自転車通行環境整備モデル地区事業 (16) 自転車道等の整備 ⑧⑨ 狩野川右岸修景事業 (17) 護岸の改修・修景 あゆみ橋~三園橋 ⑦⑪ (18) 護岸の改修・修景 永代橋~御成橋 ⑦⑪ 三園橋アンダーパス整備 (19) 狩野川左岸三園橋にアンダーパスを設置 ⑧⑨ 沼津駅周辺人にやさしい まちづくり推進事業 (20) 歩道拡幅 ⑨ (21) グレーチング目の細目化 ⑨ (22) 視聴覚障害者誘導用ブロックの設置 ⑨ 景観形成推進事業* 他リスク (23) 景 観 計 画 等 に 基 づ い た 良 好 な 景 観 づ く り の 誘 導 ⑪⑮ 駐車場案内システム* (24) ラジオによる駐車場混雑状況の放送 ⑥ 狩野川左岸(三園橋~江川排水機 場)経路整備事業 (25) 狩野川左岸でのアンダーパスの設置など による経路整備 ⑧⑨ 沼津っ子ふれあいセンター運営事業 (26) 乳幼児の一時預かり保育、育児相談など ③⑭ ぬまづ健康福祉プラザ管理運営事業 (27) 多 目 的 福 祉 施 設 と夜 間 救 急 医 療 センター ①④⑭ NPO 活動支援事業 (28) NPO センターの運営 ④ キラメッセぬまづ管理運営事業 (29) 展示イベント施設・市民交流施設 ① 地域優良賃貸住宅整備事業(高齢者向け 優良賃貸住宅供給促進事業)* (30) 高齢者向け賃貸住宅の建設費補助 ⑯ 共同住宅等の建設 (31) 魚町共同住宅等建設事業 ⑰ (32) 高島町共同住宅建設事業 ⑰ (33) 高沢町共同住宅建設事業 ⑰ (34) 浅間町共同住宅建設事業 ⑰ (35) 米山町共同住宅建設事業 ⑰ (36) 大手町二丁目共同住宅建設事業 ⑰ まちの情報館運営事業 (37) 市民・商業者のまちづくり活動の拠点 ④ (38) 商業者や市民向けの IT 講座 ①④ (39) 商業者のためのマーケティング塾 ①④ (40) 商 店 街 、市 民 団 体 、個 人 などの活 動 の場 の提 供 ①④ (41) 商店街イベントの学生スタッフの協力 ④ (42) HP 開設運営による情報発信 ⑤ (43) 空き店舗対策 ⑤ (44) 商 店 街 、商 工 会 議 所 等 との協 同 による事 業 展 開 ⑬ 四季彩まちづくり推進事業 (45) 花いっぱいのまちづくり推進事業 ⑪⑮ (46) まちかどステージ開催事業* ⑫ (47) 美しい街並みづくり事業 ⑪ (48) まちづくりイベント推進事業 ⑫ (49) まちづくり情報発信事業* ⑤ (50) 商店街若手事業検討会実施事業* ⑫ (51) ぬまづオレンジサーカス ⑤⑫ (52) 七夕ワイワイ ⑤⑫ 民間まちづくり活動促進事業* (53) 民間まちづくり計画の策定等 ④⑤ 関連事業等 沼津港の魅力向上 (99) 旅客ターミナル整備* ⑦ (100) 散策、体験施設整備* ⑦ (101) 立体駐車場整備* ⑦ (102) 既存資源(飲食店街、展望水門など)* ⑦ (103) 沼 津 港 周 辺 み ど こ ろ 周 遊 バ ス 試 験 運 行 事 業* ⑧ 主な公的施設 (104) 市役所、東部総合庁舎、国合同庁舎等 ④ ホテル等の建設 (105) 大手町4丁目街区 ⑰ *事業及び措置の実施箇所に記載なし -- 21 of 22 -- 68 -- 22 of 22 --

4.土地区画整理事業、市街地再開発事業、道路、公園、駐車場等の公共の用に供する施設の整備その他の市街地の整備改善のための事業に関する事項PDF 0.4MB

この章は、沼津市の中心市街地が抱えている交通混雑や老朽化、施設不足などの課題を説明し、駅周辺の鉄道高架化などの整備事業を進めることで、まちを新しくしていく方針を述べています。

背景沼津駅周辺では、鉄道が東西に走る中で南北道路が不足しているため慢性的な交通混雑が起きており、また戦後の古い建物が多く、公共スペースやバリアフリー設備も不十分であるため。

  • 沼津駅を南北に結ぶ道路が不足し、交通混雑が常態化している
  • 駅周辺にはイベント開催可能な公共スペースや公園が少ない
  • 昭和20年代のアーケード名店街は老朽化が進んでいる
  • 駅北側の旧国鉄跡地(2.2ha)を活用した施設整備を計画
  • 会議場・展示施設・市民交流施設・ホテルを駅北に建設
  • 都市計画道路を310m、幅20mで整備する事業を実施

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68 4.土地区画整理事業、市街地再開発事業、道路、公園、駐車場等の公共の用に供する施 設の整備その他の市街地の整備改善のための事業に関する事項 [1]市街地の整備改善の必要性 (1)現状分析・改善の必要性 本市の市街地は、明治 22 年に東海道本線沼津駅が開設されたことにより、近代都市の基礎 が築かれ発展していった。

大正から昭和のはじめにかけ 2 度の大火災を受け、市の中心部が 灰となったが、その後の復興計画により現在の道路の基本となる駅前大通りが計画されるなど 整備拡張が行われてきた。 昭和 20 年には「戦災都市復興計画」が決定され、全市的な見地で市街地の整備拡張 が行われるようになり、道路が現在のように形作られてきた。

昭和 31 年に旧国道 1 号 (昭和 57 年県道となる)が整備され、翌年には御殿場を経て東京方面へ通じる国道 246 号も完成し、道路交通の利便性は向上した。 その後も、東名高速道路や国道 1 号沼津バイパス、国道 246 号裾野バイパスの開通な ど道路環境の整備は進んだが、モータリゼーションの進行や周辺都市を含めた人口の増 加により、市内各所で交通渋滞が見られるようになった。

とりわけ、沼津駅周辺地区は東海道本線が市街地を東西に走っているなか、鉄道を南 北に縦断する道路が十分に整備されていないため慢性的な交通混雑が発生している。 さらに、駅周辺ではイベントが開催できる公共スペースや公園・緑地が少なく、歩道 や地下道などがバリアフリー化されていない、土地の高度利用が図られていないなど、 道路交通以外の面からも様々な問題が生じている。

また、戦後まもなくから昭和 30 年代に建てられた建築物も多数存在し、耐震性など 防災機能や美観の観点から整備改善が必要となっているものも多い。 特にアーケード名店街は、昭和 20 年代後半に共同建築物として建てられてから 50 年 以上経過し、老朽化により様々な問題が存在している。

このような課題に対応し、静岡県東部地域の拠点都市にふさわしい中心市街地を形成 するために、鉄道高架事業をはじめとする沼津駅周辺総合整備事業を推進することで、 新たな魅力づくりを図る土地利用の促進、南北交通の円滑化など都市基盤の整備などを 進めていく必要がある。 また、アーケード名店街など駅周辺以外の区域も含め老朽化した建物の更新や、ユニ バーサルデザインの視点によるまちづくりを進めていかなければならない。

(2)フォローアップの考え フォローアップについては、毎年度末に基本計画に位置づけた取り組みの進捗調査を 行い、事業の促進などの改善を図る。 -- 1 of 10 -- 69 [2]具体的事業の内容 (1)法に定める特別の措置に関連する事業 該当なし (2)①認定と連携した支援措置のうち、認定と連携した特例措置に関連する事業 事業名、内容及び 実施時期 実施主体 目標達成のための位置付け 及び必要性 支援措置の 内容及び 実施時期 その他 の事項 事業名:沼津駅北拠 点地区暮らし・にぎ わい再生事業(展示 イベント施設、市民 交 流 施 設 、 駐 車 施 設) 内容:東部コンベン シ ョ ン セ ン タ ー 整 備事業の一部、展示 イベント施設、市民 交流施設、駐車施設 の整備 実施時期:平成 17 年度~平成 24 年度 沼津市 沼津駅北口の旧国鉄施設跡 地(約 2.2ha)を活用して、国 際的な会議にも対応できる会 議 場 施 設 や 展 示 イ ベ ン ト 施 設、市民交流施設、ホテル等 を整備し、魅力とにぎわいの ある広域的都市拠点を整備す ることにより、歩行者通行量 の増加に寄与する。

支援措置: 社会資本整 備総合交付 金 ( 暮 ら し・にぎわ い 再 生 事 業) 実施時期: 平成 21 年 度~平成 24 年度 事業名:(都)納米 里 本 田 町 線 道 路 改 良事業 内容:都市計画道路 の整備 L=310m W=20m 実施時期:平成 12 年度~平成 21 年度 沼津市 沼津

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