引き続き、会派志政会を代表して質問いたします。
まず、インバウンド施策についてお尋ねします。
本市は、施政方針に記されているとおり、台湾の高雄市とは観光交流促進協定を締結しています。しかし過去の質問の際、私から述べたとおり、高雄市は世界の多くの地域と姉妹都市、友好都市関係等を築いており、本市はそのような中で高雄市に対して強い存在感を示していく必要があります。現地PRは、現地の方々の心をつかむためにどのように取り組んでいかれるのでしょうか。また、相互広告はどのように行うのか伺います。
次に、ぬまづふるさとファンミーティングについて伺います。
こちらについては、いわゆる推し活をされている方々にとっては非常に刺さる名称だと感じておりまして、沼津が好きな方々にとっては期待が膨らむものであると思います。本市が沼津ファンの方々と積極的にお付き合いを続けることで、関係人口の維持、移住への関心度合いの向上が期待できるのではないかと思いますが、どのような内容で取り組んでいかれるのか伺います。
次に、コンテンツツーリズムについて伺います。
令和4年12月にも質問をいたしましたが、多くの映画、テレビドラマ、漫画において、沼津でロケが行われたり舞台となったりしています。しかし、3年がたち、ラブライブ!サンシャイン!!以外の舞台についてはあまり耳にすることはありません。作品の質そのものが高く評価されているケースは少なくありませんので、さらに積極的な情報発信を行い、コンテンツツーリズムを誘発してはどうかと考えますが、当局のお考えはいかがでしょうか。
次の質問です。
ラブライブ!サンシャイン!!以外のラブライブ!シリーズにおいても、沼津に関わる要素があり、メディアミックスコンテンツ、イキヅライブ!LOVELIVE!BLUEBIRDには、沼津出身のキャラクター五桐玲が登場します。Xの五桐玲のキャラクターアカウントでもしばしば、沼津に関する話題がポストされています。また、過去に劇場公開もされたラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会NEXTSKYには、短い時間ではありますが、のっぽパン、みかんどら焼、ひものサブレ、愛鷹山麓のぬまづ茶、寿太郎みかんジュースなどが登場するシーンがあります。さらに、市長は、牛久市長と交流されたと仄聞しておりますが、これはラブライブ!スーパースター!!のキャラクターである鬼塚夏実、鬼塚冬毬がうしく広報大使に就任していることが関係していることと思います。これらに対する認識も踏まえた上で、今後の施策を展開するべきではないかと考えますが、当局の認識はいかがかお伺いいたします。
次に、「海業」の展開と港や海のにぎわい創出について伺います。
本市は申すまでもなく、海があるまちであります。今後は、海を使いこなすまちへ転換していくことが必要ではないでしょうか。また、今、海業という概念も生まれてきています。そもそも海をキーワードに考えると、観光地としての沼津港や千本・三津・大瀬・戸田等のほか、マリンスポーツ、マリンレジャー、水産物の6次産業化、海洋教育、環境教育、防災教育など多様な切り口があるわけですが、それぞれの取りまとめができていないと感じます。
そこでお聞きします。
まず、市役所内部では、海に関する観光、漁業、環境、防災といった分野が、縦割りになって弊害となっていないか、包括的に海の利活用を考えられているのか伺います。あわせて、海の利活用に関する施策について、市民の理解が得られているとお考えなのか市の認識を伺います。
次に、近年、温暖化対策と海を生かしたまちづくりを同時に進める方策として、海草藻場等による二酸化炭素吸収を評価するブルーカーボンが、国や自治体、企業から注目を集めています。あわせて、小中学生向けの海洋教育による次世代人材の育成や、沼津市の海辺を市民や来訪者が日常的に利用できる公共空間として活用する取組など、従来の漁業や観光の枠を超えた新たな海業の可能性が広がっているように感じます。こうした取組は、多方面に関与する海業として、環境、産業振興、教育、防災、交流人口の拡大など、他分野に波及させることができるテーマであり、市が明確な方針と役割を示し、関係機関や民間事業者、団体等と連携しながら、実証的な取組や人材育成、制度設計による包括的な関与を積極的に行っていくべきと考えますが、市の認識はいかがか伺います。
次に、沼津市と千葉県館山市のみにおいて養殖されている世界初のハイブリッド養殖魚夢あじについて伺います。
夢あじはミシュラン星付のすし職人からも、唯一無二の脂乗りと高く評価されている養殖魚であり、養殖アジの生産量並びにアジの干物の生産量において、日本一を誇る本市にとって、さらなる飛躍を実現する可能性を秘めた存在であります。先日、会派志政会として、館山市にある研究施設まで足を運び、現地視察をさせていただきました。ここで研究開発に取り組まれている株式会社さかなドリームは、世界一旨い魚を作り、届けることを目標に掲げる水産スタートアップ企業であり、世界最高水準の技術、最新の設備、そしてスタッフの皆様の熱意に強い印象を受けました。現場からは、本市に対し、地元水産事業者との橋渡し役や夢あじ情報の発信面での支援を期待する声も伺っております。今年春には、東京豊洲市場での流通も予定されているとのことで、有名な大分県の関あじにも負けない高級魚として評価される可能性も高いとのことです。期待は高まるばかりです。ちなみにウェブ上では、夢あじを一尾約2,500円で購入したような報告もございました。新たな沼津ブランドの創出に向け、夢あじの養殖やプロモーションを本市としてどのように支援していくお考えなのか、当局の見解を伺います。
次に、沼津駅舎、駅前広場、沼津駅周辺のデザインについて伺います。
昨年11月には、鉄道高架後の沼津駅舎・駅前広場のデザインイメージ案が公表されました。この内容については、配置や動線といった要素を明確に示した一方で、意匠や、いかに美しくするかといった考え方は見られませんでした。テーマ、モチーフ、コンセプトをどうするのか、そのためにはどのような建築様式を参考にし、看板、街灯、手すり、扉などをどのようにデザインし、素材や色彩は何を選ぶのかなど、意匠に関するデザインは、庁内で案を検討するお考えはないのでしょうか。デザイン検討会議という会議体は存在するにせよ、沼津駅周辺総合整備事業の効果を大きく引き上げるのは、意匠や景観デザインがあってこそではないかと考えます。あくまでもデザイン検討会議に任せるのか、当局として明確な意思を持って進めていくのか、ぜひお考えをお聞かせください。
次に、若者の意見を反映する考えについて伺います。
これらの構造物を長く利用していくのは当然若者であります。デザインに関して、若者の意見を反映するための取組についてはどのように考えておられるか、伺います。
次に、行財政運営について伺いますが、まず、防災幹の能力と役割について伺います。
防災幹の採用に当たっては、どのような能力、資格、経歴等を求めていくのでしょうか。さらに、その専門性を生かして、どのように業務に生かし、これまでの業務におけるどのような点を変えていきたいとお考えなのか伺います。
次に、シティプロモーションの目的について伺います。
広報課及び移住定住推進室を廃止し、ぬまづプロモーション課を新設するとのことです。この組織図の変更から感じられるものは、単に情報発信をするのではなく、その明確な目的があるのではないかということを感じるものであります。情報を出すだけではなく、受け取った人を感化させ、実際の行動に結びつけていく、それがプロモーションという言葉の持つ一つの意味なのではないでしょうか。では、ぬまづプロモーション課の目的とは何でしょうか。移住定住推進室を廃止していますので、移住に関する目的があることは想像できますが、ほかにも関係人口の増加、シビックプライドや郷土愛の醸成、認知度の向上、観光客の増加など様々なパターンが考えられますが、どのような目的を持って業務を行っていくのか、お尋ねいたします。
次に、デジタル関連施策でございますが、CIO補佐官採用の目的及び役割についてお伺いいたします。
私は令和元年9月に、最高情報責任者CIO及びCIO補佐官の設置についてお考えを尋ねる質問をしておりますが、その際は国や県のアドバイザー派遣制度等を活用して、助言を得る旨の答弁をいただいておりました。当時はまだChatGPTもなく、高い対話能力を有する生成AIはありませんでした。このように、急速にデジタル環境が変化する時代でありますので、CIO補佐官を採用することは理にかなっていると考えます。しかし、単に人事を変えるだけでなく、現在の市役所におけるデジタル環境に関する課題等をしっかりと把握した上で業務を進めていくことが肝要です。CIO補佐官の目的や役割についてはどのように考えておられるのでしょうか。
次に、量子計算機時代到来に向けた対応案の検討について伺います。
量子計算機の概要については、難解で十分な説明はここではいたしませんけれども、旧来のデジタルコンピューター、いわゆるノイマン型コンピューターとは異なり、量子ビットはゼロか1が確定していない、いわゆる重ね合わせの状態などを利用し、これまでできなかった計算を可能にするものであります。今回、通告書にはデジタル関連施策と書いておりますが、量子計算機では、アナログを利用してデジタルを処理するという状態になっており、すなわちデジタルと呼ばれるものは、間もなく過去のものになってしまうのかもしれません。そして、現在使われている公開鍵暗号は、量子コンピューターの発展とともに解析されてしまうだろうと言われています。すぐに危険な状態となるわけではありませんが、暗号の置き換えには、システムの更新や調達等を含め、年単位の時間がかかります。既に国内でも稼働している量子コンピューターがあり、これから大きな産業革命が起こるとともに、インターネット全体のセキュリティーの常識が大きく変わります。5年後から10年後には、暗号の世界がどうなっているかは想像を超えたものになっている可能性もあります。量子コンピューターが普及すれば、生成AIの普及とは比較にならないほどの大きな変化の波が起こると考えられ、それは数年後に迫っています。これに対して現在できることは多くはありませんが、まずは暗号を使用しているデータのリストアップやどの暗号技術がどこに使われているかという暗号の棚卸しが必要になると思います。無理なくできることから始めてはどうかと思いますが、新年度における当局のお考えをお聞かせください。
次に、財政について伺います。このたびの質問は、令和9年度以降に向けて政策的経費をしっかり確保していくことについてのお尋ねであります。
まず、本市において義務的経費は、これまでどのように推移してきたか、その傾向をお尋ねいたします。
次に、枠配分予算方式の検討について伺います。
申すまでもなく、義務的経費を削減することは基本的にはできません。政策的経費を確保していくためには、政策の優先順位を決め、スクラップ・アンド・ビルドを行って、財政の最適化を目指していく必要があるのではないでしょうか。そのための一つの方法としては、各部署へ配分する予算を財政課で調整し、どの事業に幾らの予算をつけるかは各部署で検討していくという、いわゆる枠配分予算方式があります。枠配分予算のメリットとしては、財政が厳しいという状況を各部署で実感できるようになり、各部署の自主性、自立性、コスト意識などが高まること、必要なものが明確になりやすいことなどが挙げられます。さらには、収入を得るための知恵も出てきやすくなり、ネーミングライツの活用、その他の広告収入、協賛金、寄附金、使用料の徴収などによる収入増のアイデアが各部署で出てくる可能性も高まるのではないでしょうか。また、財政課と各部署で対立するのではなく、これまでよりも相互理解につながるきっかけにもなり得ます。決算で生じた黒字、つまり不用額などの一部を翌年度額に上乗せできるようなインセンティブ制度の仕掛けをつくる自治体もあります。これは年度末の使い切りの圧力を弱めることにもつながります。もちろん、枠配分予算方式は簡単にうまくいくものではなく、円滑な対話が必要で、時間をかけて意識改革をしていく必要もあるかとは思いますが、検討の余地はあるのではないでしょうか。令和9年度以降の政策的経費確保のために、枠配分予算方式を用いて予算編成を行うことの検討について、新年度における市長のお考えをお聞かせください。
1回目の質問を終わります。